JP7278071B2 - 建具吊具および建具の取り付け方法 - Google Patents

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Description

この発明は、サッシ窓等の建具を吊り上げることができる建具吊具および建具の取り付け方法に関する。
サッシ窓が大型化すると、少人数でサッシ窓を持ち上げて窓枠に嵌め込む作業において、各人にかかる負担が大きくなる。また、窓枠に1枚目のサッシ窓が取り付けられた状態では、取り付け空間が狭くなり、大人数で取り付け作業を行うことは困難である。さらに、サッシ窓取付作業の迅速化も望まれている。
また、サッシ窓を機械的に吊り上げる装置として、特許文献1には、ガラス窓を保持して吊り込むと同時に、構造体へのガラス窓の取り付け作業を容易にするガラス窓の吊り込み治具が開示されている。
特開平10-46824号公報
しかしながら、上記特許文献1の吊り込み治具は、ガラス窓の表裏両面を挟み込むために吸盤を対向配置した吸盤装置を用いるため、大掛かりな装置となる。
この発明は、サッシ窓等の建具を窓枠等の建具枠に嵌め込む作業が少人数で迅速に行え、また、構造の簡単化が図れる建具吊具を提供することを目的とする。
この発明の建具吊具は、上記の課題を解決するために、建具の下辺部の非角側に係合される下辺係合部と、建具の左右の縦辺部にそれぞれ係合される縦辺係合部と、上記下辺係合部および上記縦辺係合部に取り付けられる吊部材とを備えることを特徴とする。
上記の構成であれば、作業者が建具に建具吊具を装着し、この建具吊具を介して建具を吊り上げ機械(ホイスト等)で吊り上げることができる。そして、作業者は、吊り上げた建具の上部のレールを建具枠の上側枠のレールに入れた後、建具枠の下側枠上であって、建具の下辺部の角側に当たる配置でセットしておいた建具置き具に、建具を仮置きする。この仮置き状態においては、建具の荷重が上記建具置き具にかかるため、上記下辺係合部を建具の下辺部から取り外すことができる。その後、上記建具置き具を取り外して建具を降ろすことで、建具枠の下側枠のレールに建具の下部のレールが嵌る。このように嵌め込みを行った後、建具吊具を建具から取り外す。すなわち、少人数で建具を建具枠に取り付けることが可能であり、取付作業の迅速化も図れる。また、構造の簡単化も図れる。
上記下辺係合部は、建具の下部側の凹レールに差し込まれる第1立上部と、上記第1立上部に対向する第2立上部と、上記第1立上部と上記第2立上部との下部を繋ぐ繋ぎ部とを備えてもよい。これによれば、上記第1立上部が建具の下部側の凹レールに差し込まれるので、当該下辺係合部を傾倒させて上記第1立上部を凹レールから離脱させる際に、上記繋ぎ部が建具枠の下側枠の凸レールに当たるのを回避し、当該下辺係合部を建具の下辺部から容易に離脱させることができる。
上記建具の下辺部を上記第2立上部の側から上記第1立上部の側に押す押圧部材が備えられていてもよい。ここで、上記の傾倒が容易になるように、上記第1立上部と上記第2立上部との間隔を広くすることが望ましいが、これでは建具の下辺部をしっかりと把持できない。上記押圧部材を備えることで、上記間隔を広くしたとしても、上記建具の下部側の凹レールの立壁面を上記第1立上部に押し当てることができるので、吊り上げ時において上記建具の下辺部をしっかりと把持することができる。
また、この発明の建具の取り付け方法は、上記の建具吊具を用いて建具を吊り上げ、この吊り上げた建具の上部のレールを建具枠の上側枠のレールに入れる工程と、建具枠の下側枠上であって上記建具の下辺部の角側に当たる配置でセットしておいた建具置き具に、上記建具を仮置きする工程と、上記建具置き具を横に移動させて、上記建具枠の下側枠のレールに上記建具の下部のレールを入れる工程と、を有することを特徴とする。
また、この発明の建具吊具は、建具の下辺部に係合される下辺係合部と、建具の左右の縦辺部にそれぞれ係合される縦辺係合部と、上記下辺係合部および上記縦辺係合部に取り付けられる吊部材とを備える第1吊手段と、
建具の一方の面に吸着する吸着部と、上記吸着部に取り付けられる吸着部用吊部材とを備える第2吊手段とを備えることを特徴とする。
上記の構成であれば、作業者が建具に建具吊具の第1吊手段および第2吊手段を装着し、この建具吊具を介して建具を吊り上げ機械で吊り上げることができる。そして、作業者は、例えば、吊り上げた建具の上部のレールを建具枠の上側枠のレールに入れた後、第1吊手段の吊部材を緩めて、上記下辺係合部を建具の下辺部から外す。また、上記第2吊手段で建具を吊り上げている状態で、建具の吊り高さを徐々に下げて、建具枠の下側枠のレールに建具の下部のレールを嵌める。その後、第2吊手段による吊り下げも終了し、建具吊具を建具から取り外す。すなわち、少人数で建具を建具枠に取り付けることが可能であり、取付作業の迅速化も図れる。また、吸着部は建具の一方の面に取り付けられるので、両面に取り付ける構造に比べて構造の簡単化が図れる。
上記吸着部は、1個または複数の吸盤を備えてもよい。また、上記吸着部は、複数の吸盤を板状体に取り付けて一体化した吸盤装置でもよい。
これらの建具吊具において、上記吊部材は、上記下辺係合部に連結される第1部材と、上記縦辺係合部に連結される第2部材を備えてもよい。これによれば、建具を安定的に吊ることができる。
また、この発明の建具の取り付け方法は、上記の建具吊具の第1吊手段および第2吊手段を用いて建具を吊り上げ、この吊り上げた建具の上部のレールを建具枠の上側枠のレールに入れる工程と、上記第1吊手段の吊部材を緩めて、上記下辺係合部を建具の下辺部から外す工程と、上記第2吊手段で建具を吊り上げている状態で、上記建具の吊り高さを下げて上記建具枠の下側枠のレールに上記建具の下部のレールを入れる工程と、を有することを特徴とする。
本発明であれば、サッシ窓等の建具を窓枠等の建具枠に嵌め込む作業が少人数で迅速に行え、また、建具吊具の構造の簡単化が図れるという効果を奏する。
この発明の実施形態のサッシ窓吊具を用い、サッシ窓を窓枠に嵌め込む工程を示した説明図である。 図1のサッシ窓吊具の縦辺係合部およびサッシ窓の一部を示した概略の横断面図である。 図1のサッシ窓吊具の下辺係合部およびサッシ窓の一部を示した概略の縦断面図であって、同図(A)は下辺係合部の装着状態を示し、同図(B)は下辺係合部の取り外しを示している。 図1のサッシ窓吊具を用い、サッシ窓を窓枠に嵌め込む工程を示した説明図である。 図1のサッシ窓吊具を用い、サッシ窓の上部を窓枠の上部に嵌め込む工程を示した説明図である。 図1のサッシ窓吊具を用い、サッシ窓の下部を窓枠の下部に嵌め込む工程を示した説明図である。 この発明の他の実施形態のサッシ窓吊具を用い、サッシ窓を窓枠に嵌め込む工程を示した説明図である。 図7のサッシ窓吊具を用い、サッシ窓を窓枠に嵌め込む工程を示した説明図である。 図7のサッシ窓吊具を用い、サッシ窓の上部を窓枠の上部に嵌め込む工程を示した説明図である。 図7のサッシ窓吊具を用い、サッシ窓の下部を窓枠の下部に嵌め込む工程を示した説明図である。 図7のサッシ窓吊具における第2吊手段の吸着装置を示した説明図である。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は、屋内側で床施工前に、この実施形態のサッシ窓吊具(建具吊具)1をサッシ窓(建具)5に取り付け、上記サッシ窓吊具1を介してサッシ窓5を、建物8の梁等に取り付けたホイスト7によって吊り上げる段階を示している。なお、屋外側でサッシ窓吊具1をサッシ窓5に取り付けてサッシ窓5を窓枠(建具枠)6に嵌め込むことも可能である。上記サッシ窓5の下部には、下部側の凹レール5a(図3参照)が形成されており、上部には、上部側の凹レールが形成されている。また、上記サッシ窓5が嵌め込まれる窓枠6の下側枠には、下部側の凸レール61(図3参照)が形成されており、上側枠には、上部側の凸レールが形成されている。
上記サッシ窓吊具1は、上記サッシ窓5の下辺部51の中央側(非角側)に係合される下辺係合部11と、上記サッシ窓5の左右の縦辺部52にそれぞれ係合される縦辺係合部12と、上記下辺係合部11および上記縦辺係合部12に取り付けられた吊部材2とを備える。上記下辺係合部11および上記縦辺係合部12は、例えば、金属材からなり、上記吊部材2は、例えば、ナイロンスリングからなる。また、上記下辺係合部11および上記縦辺係合部12には、スリットが形成されており、このスリットに上記吊部材2の端部が差し込まれて留め付けられている。
上記吊部材2は、例えば、上記下辺係合部11に連結される第1部材21と、上記縦辺係合部12に連結される第2部材22とを備える。上記第1部材21は縦方向に配置され、上記第2部材22は横方向に配置されており、これらは十字状に交差し、交差部で互いに縫合されている。また、上記第1部材21の上端部にはリング部材(カラビナ等)23が留め付けられており、このリング部材23にホイスト7のフック71を引っかけることができる。なお、上記のような第1部材21と第2部材22の十字配置に限定されるものではなく、上記第2部材22の中央部を上記リング部材23に固定する他、上記第2部材22を2分割して各々がフック71に引っ掛けられるようにしてもよい。
第1部材21および第2部材22は長さ調整機構(バックル等)21a,22bを備えている。サッシ窓5にサッシ窓吊具1を装着する際には、上記長さ調整機構21a,22bによって、第1部材21および第2部材22の長さを長くできるので、下辺係合部11等をサッシ窓に取り付けやすくできる。そして、取り付けた後に、第1部材21および第2部材22の長さを短くして、上記下辺係合部11等をサッシ窓5にしっかりと当てることができる。また、サイズの異なるサッシ窓に対しても容易に対応できる。
図2に示すように、上記縦辺係合部12は、サッシ窓5の縦辺部52を挟むように位置する第1縦面部12aおよび第2縦面部12bと、上記第1縦面部12aと上記第2縦面部12bとを繋ぐ繋ぎ部12cとを備える。上記第2縦面部12bに上記吊部材2の端部が差し込まれる上記スリットが形成されている。上記第1縦面部12aと上記第2縦面部12bとの間隔(繋ぎ部12cの幅)は、サッシ窓5の厚みよりも広くされている。上記第2縦面部12bには螺子孔が形成されており、この螺子孔に螺子部付きの押し当て具12dを螺合させてある。この押し当て具12dの先端当たり部をサッシ窓5のフレームに当てることで、上記縦辺係合部12をサッシ窓5に緩みなく装着できる。また、押し当て具12dを用いることで、サイズの異なるサッシ窓に対してもしっかりと装着が行える。なお、押し当て具12dが上記第2縦面部12bに設けられていると、1枚目のサッシ窓5が取り付けてある場合でも、支障なく押し当て操作が行える。また、上記押し当て具12dの代わりに、上記第2縦面部12bとサッシ窓5の縦辺部との間に押し込まれるスペーサ部材(硬質発泡樹脂等)を用いてもよい。
また、図3(A)に示すように、上記下辺係合部11は、サッシ窓5の下辺部51の凹レール5aに差し込まれる第1立上部11aと、この第1立上部11aに対向する第2立上部11bと、上記第1立上部11aと上記第2立上部11bとの下部を繋ぐ繋ぎ部11cとを備える。上記繋ぎ部11cが上記サッシ窓5の荷重を受ける。上記第2立上部11bの高さは、上記第1立上部11aの高さよりも高くされている。また、上記第2立上部11bに上記スリットが形成されおり、この上記第2立上部11bの側が上記吊部材2の第1部材21によって吊り上げられる。
ここで、後述するサッシ窓の嵌め込み完了前の仮置き状態では、サッシ窓5の下辺部51の底面と窓枠6の下側枠との間隔が狭く、上記下辺係合部11を真下に移動させて外すことが困難であるため、以下のようになっている。すなわち、上記下辺係合部11の第1立上部11aは、サッシ窓5の下辺部51の凹レール5aに差し込まれているため、図3(B)に示すように、当該下辺係合部11を傾倒させて上記第1立上部11aを凹レール5aから離脱させることができる。そして、この離脱の際に、上記繋ぎ部11cが窓枠6の下側枠の凸レール61に当たるのを回避できる。このようにして、上記第1立上部11aをサッシ窓5の下側の凹レール5aから容易に離脱させることができる。
さらに、上記傾倒が容易になるように、上記第1立上部11aと上記第2立上部11bとの間隔(繋ぎ部11cの幅)は、サッシ窓5の凹レール5aの横側部の肉厚よりも、例えば3倍程度広くされている。また、上記第2立上部11bには螺子孔が形成されており、この螺子孔に螺子部付きの押し当て具11dを螺合させてある。この押し当て具11dは、上記サッシ窓5の下辺部51を上記第2立上部11bの側から上記第1立上部11aの側に押す押圧部材となる。上記のように上記第1立上部11aと上記第2立上部11bとの間隔が広くても、上記押し当て具11dの先端当たり部をサッシ窓5の下辺部51に当てることで、上記下辺係合部11をサッシ窓5に緩みなく装着できる。また、このような緩みない装着により、サッシ窓5の吊り上げ状体での上記下辺係合部11の傾倒を防止できる。なお、上記サッシ窓5の下辺部51を押す上記押圧部材として、上記第2立上部11bと下辺部51との間に押し込まれるスペーサ部材(硬質発泡樹脂等)を用いることができる。
次に、上記サッシ窓5の上記窓枠6への取り付け方法について説明する。図4および図5に示すように、上記サッシ窓吊具1で吊り上げたサッシ窓5の上部側の位置調整を行い、この上部側の凹レールを窓枠6の上側枠の凸レールに入れる。また、窓枠6の下側枠上であって、サッシ窓5の下辺部の両角部を受ける配置でセットしたサッシ窓置き具9に、サッシ窓5の両角部を置いて、サッシ窓5を仮置きする。サッシ窓置き具9は、図3(A)に示したように、窓枠6の下側枠の着脱可能なフラット蓋62を外した状態で用いられる。また、サッシ窓置き具9は、水平な仮置き面と、この仮置き面から下り傾斜する傾斜面を有する。上記の仮置き状態においては、サッシ窓5の荷重が上記サッシ窓置き具9にかかるため、上記吊部材2における上記第1部材21を緩めて、上記下辺係合部11をサッシ窓5の下辺部51から外すことができる。また、この仮置き状態においては、仮置きしたサッシ窓5と窓枠6のレール位置合わせを、サッシ窓置き具9上で容易に行うことができる。
この位置合わせの後、図6に示すように、上記サッシ窓置き具9を横に移動させることで、上記傾斜面によってサッシ窓5が徐々に下がり、下側の凹レール5aが窓枠6の下側枠の凸レール61に嵌り込む。このように、サッシ窓5を吊って窓枠6に嵌め込む作業が少人数で迅速に行えることになる。なお、図2(A)では、太仮想線で示したサッシ窓置き具9(屋内側)と細仮想線で示したサッシ窓置き具9(屋外側)とが同じ形状であるとしたが、上記フラット蓋63を外して露呈される底部の形状や深さによって、両者の高さや形状が異なる場合もある。
(実施形態2)
他の実施形態のサッシ窓吊具1Aを図7乃至図11に基づいて説明する。このサッシ窓吊具1Aは、図7に示すように、上記サッシ窓吊具1を第1吊手段101として備えるとともに、これとは別に独立して上記サッシ窓5を吊ることができる第2吊手段3を備える。第1吊手段101は、上記サッシ窓吊具1の変形例と同様の変形が可能である他、上記下辺係合部11の第1立上部に相当する立上部がサッシ窓5の下辺部51を挟み込む構造であってもよく、また、上記下辺係合部11に相当する係合部として、サッシ窓5の下辺部51の角にそれぞれ係合される角係合部を設けることも可能である。上記角係合部の各々には、第1部材21に相当する帯材が取り付けられ、この帯材の反対側にリング部材23が取り付けられる。なお、図7乃至図11においては、上記サッシ窓吊具1と共通する上記第1吊手段101の構成要素には、上記サッシ窓吊具1において付した符号と同一の符号を付記している。
上記第2吊手段3は、図11に示すように、サッシ窓5の片面側(屋内側或いは屋外側)でガラス面に取り外し可能に吸着できる吸着部31と、上記吸着部31の上端側に取り付けられる吸着部用吊部材32とを備える。上記吸着部31は1個の吸盤からなる構成でもいが、この例では、縦方向に並ぶ複数の吸盤31aを縦長の板状体31bに取り付けて一体化している。上記吸盤31aは、例えば、ハンドル操作で吸着および取り外しが行える。
上記サッシ窓吊具1Aを用いる場合も、図7および図8に示すように、作業者がサッシ窓5にサッシ窓吊具1の第1吊手段101および第2吊手段3を装着し、このサッシ窓吊具1Aを介してサッシ窓5をホイスト7で吊り上げることができる。そして、作業者は、図9に示すように、例えば、吊り上げたサッシ窓5の上部の凹レールを窓枠6の上側枠の凸レールに入れた後、上記吊部材2における上記第1部材21を緩めて、上記下辺係合部11をサッシ窓5の下辺部51から外し、上記第2吊手段3単独でサッシ窓5を吊り上げる。また、図10に示すように、上記第2吊手段3単独でサッシ窓5を吊り上げている状態で、サッシ窓5の吊り高さを徐々に下げて、窓枠6の下側枠の凸レール61にサッシ窓5の下部の凹レール5aを嵌める。その後、第2吊手段3による吊り下げも終了し、サッシ窓吊具1Aをサッシ窓5から取り外す。すなわち、少人数でサッシ窓5を窓枠6に取り付けることが可能であり、取付作業の迅速化も図れる。また、吸着部31はサッシ窓5の片面側に取り付けられるので、サッシ窓の表裏両面に吸着部を備える構造に比べ、構造の簡単化が図れる。
なお、上記の実施形態では、建具としてサッシ窓5を例示したが、これに限らず、ドアや戸などの建具を建具枠に取り付けることにも利用できる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 :サッシ窓吊具(建具吊具)
1A :サッシ窓吊具(建具吊具)
2 :吊部材
3 :第2吊手段
5 :サッシ窓(建具)
5a :凹レール
6 :窓枠(建具枠)
7 :ホイスト
8 :建物
9 :サッシ窓置き具(建具置き具)
11 :下辺係合部
11a :第1立上部
11b :第2立上部
11c :繋ぎ部
11d :押し当て具
12 :縦辺係合部
12a :第1縦面部
12b :第2縦面部
12c :繋ぎ部
12d :押し当て具
21 :第1部材
21a :調整機構
22 :第2部材
22b :調整機構
23 :リング部材
31 :吸着部
31a :吸盤
31b :板状体
32 :吸着部用吊部材
51 :下辺部
52 :縦辺部
61 :凸レール
62 :フラット蓋
71 :フック
101 :第1吊手段

Claims (7)

  1. 建具の下辺部の非角側に係合される下辺係合部と、建具の左右の縦辺部にそれぞれ係合される縦辺係合部と、上記下辺係合部および上記縦辺係合部に取り付けられる吊部材とを備えており、
    上記下辺係合部は、建具の下部側の凹レールに差し込まれる第1立上部と、上記第1立上部に対向して建具の表面側に位置する第2立上部と、上記第1立上部と上記第2立上部との下部を繋ぐ繋ぎ部とを備えており、
    且つ、上記第1立上部は、上記第2立上部の上端側を上記表面側に近づけて当該下辺係合部を傾倒させることで上記凹レールから離脱可能であることを特徴とする建具吊具。
  2. 請求項に記載の建具吊具において、上記建具の下辺部を上記第2立上部の側から上記第1立上部の側に押す押圧部材を備えることを特徴とする建具吊具。
  3. 建具の下辺部の非角側に係合される下辺係合部と、建具の左右の縦辺部にそれぞれ係合される縦辺係合部と、上記下辺係合部および上記縦辺係合部に取り付けられる吊部材とを備える建具吊具を用いて建具を吊り上げ、この吊り上げた建具の上部のレールを建具枠の上側枠のレールに入れる工程と、建具枠の下側枠上であって上記建具の下辺部の角側に当たる配置でセットしておいた建具置き具に、上記建具を仮置きする工程と、上記建具置き具を横に移動させて、上記建具枠の下側枠のレールに上記建具の下部のレールを入れる工程と、を有することを特徴とする建具の取り付け方法。
  4. 請求項1または請求項2に記載の建具吊具を用いて建具を吊り上げ、この吊り上げた建具の上部のレールを建具枠の上側枠のレールに入れる工程と、建具枠の下側枠上であって上記建具の下辺部の角側に当たる配置でセットしておいた建具置き具に、上記建具を仮置きする工程と、上記建具置き具を横に移動させて、上記建具枠の下側枠のレールに上記建具の下部のレールを入れる工程と、を有することを特徴とする建具の取り付け方法。
  5. 建具の下辺部に係合される下辺係合部と、建具の左右の縦辺部にそれぞれ係合される縦辺係合部と、上記下辺係合部および上記縦辺係合部に取り付けられる吊部材とを備える第1吊手段と、建具の一方の面に吸着する吸着部と、上記吸着部に取り付けられる吸着部用吊部材とを備える第2吊手段とを備える建具吊具を用い、
    上記第1吊手段および第2吊手段によって建具を吊り上げ、この吊り上げた建具の上部のレールを建具枠の上側枠のレールに入れる工程と、上記第1吊手段の吊部材を緩めて、上記下辺係合部を建具の下辺部から外す工程と、上記第2吊手段で建具を吊り上げている状態で、上記建具の吊り高さを下げて上記建具枠の下側枠のレールに上記建具の下部のレールを入れる工程と、を有することを特徴とする建具の取り付け方法。
  6. 請求項5に記載の建具の取り付け方法において、上記吸着部は、1個または複数の吸盤を備えることを特徴とする建具の取り付け方法
  7. 請求項5に記載の建具の取り付け方法において、上記吸着部は、複数の吸盤を板状体に取り付けて一体化した吸盤装置であることを特徴とする建具の取り付け方法
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