JP7277261B2 - ウェザーストリップの取付構造およびウェザーストリップ - Google Patents

ウェザーストリップの取付構造およびウェザーストリップ Download PDF

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Description

本発明は、ウェザーストリップの取付構造およびウェザーストリップに関する。
従来から、自動車のエンジンフードと、ラジエータグリル等の車体との間をシールするために、ウェザーストリップが用いられている。
例えば特許文献1には、ウェザーストリップの一例として、取付基部と、中空シール部とを備え、中空シール部の外壁と、この外壁に連続する、取付基部の外周側の端部とを、剛性が相対的に高い材質にて形成した自動車用ウェザーストリップが開示されている。
また、例えば特許文献2には、ラジエータグリルに取り付けられるウェザーストリップの一例として、ラジエータグリルの上壁部に形成される後方に開口した凹溝に係合可能な、凸部を設けたウェザーストリップが開示されている。
特開2014-136569号公報 特開2009-234441号公報
特許文献1に記載の自動車用ウェザーストリップによれば、中空シール部の外周側の端部とルーフサイドパネルの傾斜壁との間に隙間ができることが避けられる。そのため、ルーフサイドパネル周辺の見栄えが損なわれることなく、かつ、水に対するシール性も高められる。しかしながら、剛性が異なる複数の材料を用いてウェザーストリップを形成するため、例えば単一の材料を用いる場合に比べてウェザーストリップの製造コストが高くなるという問題点がある。
また、特許文献2に記載の自動車用ウェザーストリップには、ラジエータグリルの上壁部に後方に開口した凹溝に係合可能な凸部が設けられている。そのため、ラジエータグリルに設けられた凹溝に対してウェザーストリップの凸部をはめこむ工程が必要となり、組付に要する工数が増大するという問題点がある。
また、エンジンフードを複数回開閉しても凸部が凹溝から容易に外れないようにするためには、凸部は発泡材料よりも剛性が高い、例えばソリッド材料(非発泡材料)により形成することが必要となる。そのため、ウェザーストリップの製造に単一の材料を用いる場合に比べて、ウェザーストリップの製造コストが高くなるという問題点もある。
本発明の一態様は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、見栄えおよびシール性および組付性が良好であり、かつ、安価に製造できるウェザーストリップの取付構造等を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るウェザーストリップの取付構造は、車体に取り付けられたラジエータグリルに取り付けられ、前記車体に開閉可能に設けられたエンジンフードに弾接してシールするウェザーストリップの取付構造であって、前記ラジエータグリルは、前記ウェザーストリップが取り付けられる取付底壁と、前記取付底壁の前端部から上側に延伸する取付縦壁と、前記取付縦壁の後側面から後側に突出する下側突起と、を備えており、前記ウェザーストリップは、前記取付底壁に取り付けられる底壁と、前記底壁の前端部から上側に延伸する前側壁と、前記底壁の後端部から上側に延伸する後側壁と、前記前側壁の上端部および前記後側壁の上端部を連結し、前記エンジンフードの端部に弾接するシール壁と、を備えており、前記前側壁と前記シール壁との間には、前側に突出し、前記エンジンフードの開状態および閉状態において前記下側突起に当接する突出部が形成されており、前記前側壁には、前記シール壁よりも厚い厚肉部が形成されており、前記突出部よりも下側には、前記取付縦壁と前記前側壁との間に空間が形成されている。
エンジンフードが閉状態よりもさらに深く車体の内側に沈み込んだ状態である、いわゆるエンジンフードのオーバーストローク状態において、シール壁は、エンジンフードの端部によりウェザーストリップの中空部側に深く押し込まれて大きく撓む。ここで、従来のウェザーストリップは厚さが略一様であることから、シール壁以外の部分もシール壁の撓みに追従して大きく撓んでしまい、結果、ウェザーストリップ全体が潰れたような状態になってしまう。
その点、前記の構成によれば、ウェザーストリップに厚肉部が形成されている。したがって、エンジンフードのオーバーストローク状態においても厚肉部自体は撓みにくいことから、ウェザーストリップ全体が潰れたような状態になることを回避できる。
また厚肉部では、外部から力が加わって弾性変形した場合に、ウェザーストリップの他の部分よりも大きな反作用の力が発生する。したがって、エンジンフードがオーバーストローク状態から、クッションゴムおよびウェザーストリップ等からの反発力によって閉状態の位置まで跳ね返される場合に、ウェザーストリップには、厚肉部を起点とした上記反作用の力、つまり、撓む前の元の形状に戻る力が働きやすくなる。そのため、ウェザーストリップは速やかに撓んだ形状から撓む前の形状に戻ることができる。
また、ウェザーストリップが有する突出部は、エンジンフードの閉状態および開状態において、ラジエータグリルが有する下側突起に当接することで配置位置が定められる。したがって、ラジエータグリルに対するウェザーストリップの突出部の配置位置が一定となり、ラジエータグリルに対するウェザーストリップ各部の位置が定まりやすい。また、エンジンフードのオーバーストローク状態におけるウェザーストリップが大きく撓んだ形状から、エンジンフードの閉状態となった場合に、大きく撓む前の元の形状に戻りやすい。
また、ラジエータグリルの取付縦壁と、ウェザーストリップの前側壁との間に空間が形成されていることから、エンジンフードのオーバーストローク状態でウェザーストリップが大きく撓んだ状態となっても、前側壁の撓みは前記の空間内に収まる。また、前側壁には厚肉部が形成されていることから、ウェザーストリップが大きく撓んだ状態となっても前側壁全体としてはあまり撓まないため、前側壁がラジエータグリルの取付縦壁と接触することがない。そのため、前記の空間が形成されることによりエンジンフードの端部と取付縦壁との間にウェザーストリップが挟まれることを防止できる。
したがって、エンジンフードの端部とラジエータグリルの取付縦壁との間にウェザーストリップが挟まれた場合に生じる摩擦力に起因する、ウェザーストリップの損傷または破損を防止できる。
本発明の一態様に係るウェザーストリップの取付構造は、前記厚肉部は、前記前側壁における上端位置が、前記下側突起における前記突出部と弾接する先端の配置位置よりも下側であるとともに、前記エンジンフードが前記閉状態よりも深く前記車体の内側に沈み込んだ状態における、前記エンジンフードの前記端部の配置位置よりも上側であり、前記突出部と前記前側壁との間には、下側に向かうにつれて後側に傾斜するように延伸する傾斜壁が形成されていてもよい。
前記の構成によれば、前側壁における厚肉部の上端位置が、下側突起における突出部と弾接する先端の配置位置よりも下側に位置しているため、エンジンフードの閉状態においてウェザーストリップがエンジンフードに及ぼす反発力が大きくなりすぎず、エンジンフードが閉まらなくなるようなことがない。
また、前側壁における厚肉部の上端位置が、エンジンフードのオーバーストローク状態におけるエンジンフードの端部の配置位置よりも上側に位置しているため、エンジンフードの閉状態においてウェザーストリップがエンジンフードに及ぼす反発力が小さくなりすぎない。したがって、エンジンフードがオーバーストローク状態から閉状態に戻った際に、ウェザーストリップの突出部が下側突起に当接することで突出部の配置位置が定まるため、ウェザーストリップの形状が正確に復元する。
また、下側に向かうにつれて後側に傾斜するように延伸する傾斜壁が形成されているため、傾斜壁の下側部分は上側部分と比べて取付縦壁との間の距離が大きくなる。そのため、傾斜壁が形成されていない場合と比べて、前側壁と取付縦壁との間の空間をより広く確保でき、エンジンフードの端部と取付縦壁との間にウェザーストリップが挟まれることを、より効果的に防止できる。
本発明の一態様に係るウェザーストリップの取付構造は、前記厚肉部は、下側に向かうにつれて、後側面の位置がより後側となるように厚くなっていく構成であってもよい。
前記の構成によれば、厚肉部は下側に向かうにつれて後側面の位置がより後側になるように厚くなっていくため、厚肉部の上側部分は下側部分と比べて厚さが相対的に薄くなる。そのため、厚肉部の上側部分から下側部分までの厚さが略同じ場合と比べて、厚肉部の上側部分と取付縦壁との間の空間をより広く確保できる。
同様に、厚肉部は下側に向かうにつれて後側面の位置がより後側になるように厚くなっていくため、エンジンフードが開状態から閉状態またはオーバーストローク状態まで移動するときの、エンジンフードの端部が通過する連続的な位置を示すエンジンフード進入軌跡と、厚肉部の後側面とが略平行になる事で、エンジンフードがオーバーストローク状態となる場合においても、シール壁と前側壁との間の空間をより広く確保できる。
したがって、取付縦壁と前側壁との間の空間、および、エンジンフードがオーバーストローク状態となる場合の、シール壁と前側壁との間の空間をより広く確保できることから、エンジンフードの端部と取付縦壁との間にウェザーストリップが挟まれることを、より効果的に防止できる。
本発明の一態様に係るウェザーストリップの取付構造は、前記取付縦壁の後側の面は、前記下側突起の下側において、前側に向かって窪んだ凹形状になっていてもよい。
前記の構成によれば、ラジエータグリルの取付縦壁の後側の面が前側に向かって窪んでいる。そのため、当該後側の面が略平面形状の場合と比べて、ラジエータグリルの取付縦壁と前側壁との間の空間をより広くすることができる。したがって、エンジンフードの端部とラジエータグリルの取付縦壁との間にウェザーストリップが挟まれることを、より効果的に防止できる。
本発明の一態様に係るウェザーストリップの取付構造は、前記取付縦壁は、前記下側突起の上側に形成され、該取付縦壁の後側の面から後側に突出する上側突起をさらに有し、前記上側突起の後端は、前記下側突起の後端よりも前側に配置されていてもよい。
前記の構成によれば、ラジエータグリルが上側突起を有するため、エンジンフードの閉状態における、ラジエータグリルの上側突起の上端部分とエンジンフードの端部との間の隙間を狭くすることができる。したがって、エンジンフードの閉状態における、ラジエータグリルの上側突起の上端部分とエンジンフードの端部との境界付近の外観を良好にすることができる。
また、上側突起の後端の配置位置が下側突起の後端の配置位置よりも前側に位置するため、ウェザーストリップの突出部が下側突起に当接して当該突出部の配置位置が定められることを、上側突起が妨げてしまうことがない。
本発明の一態様に係るウェザーストリップの取付構造は、前記ウェザーストリップは、単一の材料により形成されていてもよい。
前記の構成によれば、ウェザーストリップが過度に撓むことを抑制するために、前側壁等のウェザーストリップの一部のみを剛性および反発力が大きい材料により形成する必要がない。したがって、製造工程を単純化でき、また材料コストを低減できるため、ウェザーストリップを安価に製造できる。また、ウェザーストリップを軽量化できる。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るウェザーストリップは、車体に取り付けられたラジエータグリルに取り付けられ、前記車体に開閉可能に設けられたエンジンフードに弾接してシールするウェザーストリップであって、前記ラジエータグリルは、前記ウェザーストリップが取り付けられる取付底壁と、前記取付底壁の前端部から上側に延伸する取付縦壁と、前記取付縦壁の後側面から後側に突出する下側突起と、を有しており、前記ウェザーストリップは、前記取付底壁に取り付けられる底壁と、前記底壁の前端部から上側に延伸する前側壁と、前記底壁の後端部から上側に延伸する後側壁と、前記前側壁の上端部および前記後側壁の上端部を連結し、前記エンジンフードの端部に弾接するシール壁と、を備えており、前記前側壁と前記シール壁との間には、前側に突出し、前記エンジンフードの開状態および閉状態において前記下側突起に当接する突出部が形成されており、前記前側壁には、前記シール壁よりも厚い厚肉部が形成されており、前記突出部よりも下側には、前記取付縦壁と前記前側壁との間に空間が形成されている。
本発明の一態様によれば、見栄えおよびシール性および組付性が良好であり、かつ、安価に製造できるウェザーストリップの取付構造等を提供できる。
本発明の一実施形態に係るウェザーストリップが取り付けられる、車両の概略構成を示す見取図である。 本発明の一実施形態に係るウェザーストリップ、ラジエータグリルおよびエンジンフードのそれぞれについて、当該エンジンフードの閉状態における断面形状を示す図1のA-A線矢視断面図である。 上記ウェザーストリップ、ラジエータグリルおよびエンジンフードのそれぞれについて、当該エンジンフードのオーバーストローク状態における断面形状を示す図1のA-A線矢視断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1~図3を参照して詳細に説明する。
<ウェザーストリップの取付構造>
図1に示すように、ラジエータグリル10と、エンジンフード30と、ウェザーストリップ50とで、本実施形態に係るウェザーストリップ50の取付構造が形成される。ラジエータグリル10は、車両1のエンジンルームに走行風を取り入れるための部材であり、車両1の車体2に取り付けられている。エンジンフード30は、前記のエンジンルームをカバーするための部材であり、車体2に開閉可能に設けられている。ウェザーストリップ50は、エンジンフード30に弾接してラジエータグリル10とエンジンフード30との間をシールする部材であり、ラジエータグリル10に取り付けられている。
ここで、ウェザーストリップ50およびラジエータグリル10が車体2に取り付けられた状態において、ウェザーストリップ50およびラジエータグリル10の上下は、重力の作用する方向を下方向、重力の作用する方向と反対側の方向を上方向とし、前後は、車両1の前方向および後方向とし、左右は、車両1の進行方向に向かって左方向および右方向とする。
しかし、ラジエータグリル10が車体2に取り付けられる位置および方向、並びに、ウェザーストリップ50がラジエータグリル10に取り付けられる位置および方向について何ら限定するものではなく、ウェザーストリップ50は、ラジエータグリル10にいかなる方向から取り付けられてもよい。またラジエータグリル10は、車体2にいかなる方向から取り付けられてもよい。
また、エンジンフード30の開閉状態は、「開状態」、「閉状態」および「オーバーストローク状態」の3つの状態に分けることができる。エンジンフード30の開状態とは、図1に示すようなエンジンフード30が全開の状態から、エンジンフード30の端部がウェザーストリップ50に弾接する直前までの状態を示す。
エンジンフード30の閉状態とは、図2に示すように、エンジンフード30が車体2に備えられたクッションゴム(不図示)に支持され、かつ、エンジンフード30に備えられたロック(不図示)と、車体2に備えられたストライカ(不図示)とが係合した状態である。エンジンフード30の閉状態では、エンジンフード30の端部がウェザーストリップ50に弾接する。
エンジンフード30のオーバーストローク状態とは、図3に示すように、エンジンフード30が閉状態よりもさらに深く車体2の内側に沈み込んだ状態を示す。エンジンフード30のオーバーストローク状態では、ウェザーストリップ50がエンジンフード30の端部に強く押し込まれ、大きく撓んだ状態となる。
<ラジエータグリル>
図2および図3に示すように、ラジエータグリル10は、グリル本体11と、グリル外側部材17とを備えている。グリル本体11と、グリル外側部材17とは、テープTPにより繋ぎ合わされている。また、グリル本体11と、グリル外側部材17との間には、テープTPの厚さに対応した凹溝20が形成されている。凹溝20の上下方向の幅は、テープTPの厚さに依存する。例えば、テープTPの厚さが1mm程度である場合、凹溝20の上下方向の幅も1mm程度となる。
なお、ラジエータグリル10はこれに限られず、グリル本体11のみ備えていてもよい。またこの場合、グリル本体11には、グリル外側部材17と略同一形状の部分が形成されていてもよい。また、ラジエータグリル10は、グリル本体11およびグリル外側部材17以外の部材を備えていてもよい。
グリル本体11には、取付底壁12が備えられている。取付底壁12は、ウェザーストリップ50の底壁51がクリップ70によって取り付けられる部分である。底壁51の詳細については後述する。
取付底壁12には、取付縦壁13が形成されている。具体的には、取付縦壁13は、取付底壁12の前端部から上側に延伸している。取付縦壁13は、ウェザーストリップ50がラジエータグリル10に取り付けられた状態において、グリル本体11およびグリル外側部材17の両方における、ウェザーストリップ50の後述する前側壁55と対向する部分である。
取付縦壁13は、下側突起14と、上側突起18とを備えている。また取付縦壁13には、凹部16が形成されている。下側突起14は、取付縦壁13の後側面から後側に突出して形成されている。下側突起14には、エンジンフード30の開状態および閉状態において、ウェザーストリップ50の突出部54が当接する。突出部54の詳細については後述する。
上側突起18は、取付縦壁13において下側突起14の上側に、取付縦壁13の後側の面から後側に突出して形成されている。取付縦壁13に上側突起18が設けられることにより、上側突起18が設けられていない場合に比べて、図2に示すように空間S3を狭くすることができる。空間S3は、エンジンフード30の閉状態における、ラジエータグリル10の上側突起18の上端部分とエンジンフード30の端部との間に形成される隙間である。このように空間S3を狭くできることから、エンジンフード30の閉状態における、ラジエータグリル10の上側突起18の上端部分と、エンジンフード30の端部との境界付近の外観を良好にすることができる。
また、上側突起18の後端は、下側突起14の後端よりも前側に配置されている。これにより、ウェザーストリップ50の突出部54が下側突起14に当接して、当該突出部54の配置位置が定められることを、上側突起18が妨げてしまうことがない。
凹部16は、取付縦壁13の後側の面において、下側突起14の下側の少なくとも一部が前側に向かって窪んだ凹形状として形成されている。凹部16が形成されることにより、ラジエータグリル10の取付縦壁13の後側の面が略平面形状の場合と比べて、ラジエータグリル10の取付縦壁13とウェザーストリップ50の後述する前側壁55との間に形成される空間S1をより広くすることができる。なお、空間S1の詳細については後述する。
<ウェザーストリップ>
図2および図3に示すように、ウェザーストリップ50は、底壁51と、前側壁55と、後側壁52と、シール壁53と、突出部54と、傾斜壁56と、を備えている。底壁51は、ラジエータグリル10の取付底壁12に取り付けられる部分である。
前側壁55は、底壁51の前端部から上側に延伸して形成されている。上述した通り、前側壁55は、ウェザーストリップ50がラジエータグリル10に取り付けられた状態において、ラジエータグリル10の取付縦壁13と対向して配置される。後側壁52は、底壁51の後端部から上側に延伸して形成されている。シール壁53は、前側壁55の上端部および後側壁52の上端部を連結する、エンジンフード30の端部に弾接する部分である。
突出部54は、前側壁55とシール壁53との間に、前側に突出し、エンジンフード30の開状態および閉状態においてラジエータグリル10の下側突起14に当接するように形成されている。突出部54は、エンジンフード30の閉状態および開状態において、ラジエータグリル10の下側突起14に当接することで配置位置が定められる。したがって、ラジエータグリル10に対する突出部54の配置位置が一定となり、ラジエータグリル10に対するウェザーストリップ50各部の位置が定まりやすい。
これにより、図3に示すような、エンジンフード30のオーバーストローク状態におけるウェザーストリップ50が大きく撓んだ形状から、図2に示すような、エンジンフード30が閉状態となった場合における、ウェザーストリップ50が大きく撓む前の元の形状に戻りやすい。
また、ウェザーストリップ50がラジエータグリル10に取り付けられた状態において、突出部54よりも下側には、取付縦壁13と前側壁55との間に空間S1が形成される。空間S1が形成されることにより、前側壁55の撓みは空間S1内に収まりやすくなるため、前側壁55がラジエータグリル10の取付縦壁13と接触することがない(図3参照)。そのため、ウェザーストリップ50が大きく撓んだときに、エンジンフード30の端部と取付縦壁13との間にウェザーストリップ50が挟まれることを防止できる。
したがって、空間S1が形成されることにより、エンジンフード30の端部とラジエータグリル10の取付縦壁13との間にウェザーストリップ50が挟まれた場合に生じる摩擦力に起因する、ウェザーストリップ50の損傷または破損を防止できる。
傾斜壁56は、突出部54と前側壁55との間に、下側に向かうにつれて後側に傾斜するように延伸して形成されている。傾斜壁56がこのような形状であるため、傾斜壁56の下側部分は上側部分と比べて取付縦壁13との間の距離が大きくなる(図2参照)。そのため、傾斜壁56が形成されていない場合と比べて、前側壁55と取付縦壁13との間に形成される空間S1をより広く確保でき、エンジンフード30の端部と取付縦壁13との間にウェザーストリップ50が挟まれることを、より効果的に防止できる。
(厚肉部)
前側壁55には、厚肉部57が形成されている。厚肉部57は、厚さがシール壁53よりも厚くなるように形成されているため、シール壁53よりも剛性および反発力が大きくなる。したがって、エンジンフード30のオーバーストローク状態において、シール壁53が大きく撓んだ場合でも厚肉部57は撓みにくくなり、ウェザーストリップ50全体が潰れたような状態になることを回避できる。また、ウェザーストリップ50が大きく撓んだ場合でも、厚肉部57が形成される前側壁55の撓みは空間S1内に収まる程度に抑えられる(図3参照)。
また厚肉部57では、外部から力が加わって弾性変形した場合に、ウェザーストリップ50の他の部分よりも大きな反作用の力が発生する。したがって、エンジンフード30がオーバーストローク状態から、クッションゴム(不図示)およびウェザーストリップ50等からの反発力によって閉状態の位置まで跳ね返される場合に、ウェザーストリップ50には、厚肉部57を起点とした上記反作用の力、つまり、撓む前の元の形状に戻る力が働きやすくなる。そのため、ウェザーストリップ50は速やかに撓んだ形状から撓む前の形状に戻ることができる。
厚肉部57は、前側壁55における上端位置が、下側突起14における突出部54と当接する先端の配置位置H1よりも下側となるように形成されていることが好ましい(図2参照)。このような構成によれば、エンジンフード30の閉状態においてウェザーストリップ50がエンジンフード30に及ぼす反発力が大きくなりすぎず、エンジンフード30が閉まらなくなるようなことがない。
また厚肉部57は、エンジンフード30のオーバーストローク状態における、エンジンフード30の端部の配置位置H2よりも上側となるように形成されていることが好ましい(図2参照)。このような構成によれば、エンジンフード30の閉状態においてウェザーストリップ50がエンジンフード30に及ぼす反発力が小さくなりすぎない。そのため、エンジンフード30がオーバーストローク状態から閉状態に戻った際に、ウェザーストリップ50が大きく撓む前の状態に速やかに復元される。
また厚肉部57は、下側に向かうにつれて、後側面の位置がより後側となるように厚くなっていく、テーパー形状として形成されていることが好ましい(図2参照)。このような構成によれば、厚肉部57の上側部分は下側部分と比べて厚さが相対的に薄くなる。そのため、厚肉部57の上側部分から下側部分までの厚さが略一様である場合と比べて、厚肉部57の上側部分と取付縦壁13との間に形成される空間S1をより広く確保できる。
なお、厚肉部57の形状はこれに限られず、厚さがシール壁53よりも厚くなる限りにおいて、いかなる形状であってもよい。例えば、下側に向かうにつれて、後側面の位置がより後側となるように厚くなっていくとともに、前側面の位置がより前側となるように厚くなっていく形状であってもよい。また、厚肉部57はテーパー形状ではなく、厚さが略一様となるような形状であってもよい。
また、厚肉部57は下側に向かうにつれて後側面の位置がより後側になるように厚くなっていくため、エンジンフード30の進入軌跡と、厚肉部57の後側面とが略平行になる。そのため、エンジンフード30がオーバーストローク状態となる場合においても、図3に示すように、後述するシール壁53と前側壁55との間に形成される空間S2をより広く確保できる。したがって、エンジンフード30がオーバーストローク状態となる場合において、取付縦壁13と前側壁55との間の空間S1およびシール壁53と前側壁55との間の空間S2をより広く確保できることから、エンジンフード30の端部と取付縦壁13との間にウェザーストリップ50が挟まれることを、より効果的に防止できる。
また、ウェザーストリップ50は単一の材料により形成されることが好ましい。これは、例えばウェザーストリップ50の一部分を、他の部分よりも剛性および反発力が大きい材料により形成しなくても、厚肉部57が有する剛性および反発力により、上述した各種の効果が奏される。このように、ウェザーストリップ50を単一の材料により形成することにより、ウェザーストリップ50の製造工程を単純化でき、また材料コストを低減できるため、ウェザーストリップ50を安価に製造できる。また、ウェザーストリップ50を軽量化できる。
なお、ウェザーストリップ50の材料としては、例えば合成ゴム、熱可塑性エラストマー等を挙げることができ、合成ゴムとしてはEPDM(エチレン-プロピレン-ジエン共重合)ゴム、熱可塑性エラストマーとしてはTPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)およびTPS(スチレン系熱可塑性エラストマー)等が挙げられる。
また、ウェザーストリップ50の材料としては、前記に記載の各種材料において、発泡材と非発泡材とのいずれであってもよいが、発泡材の材料である方が、柔軟性に優れることからシール性が良好となるため、好ましい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
2 車体
10 ラジエータグリル
12 取付底壁
13 取付縦壁
14 下側突起
18 上側突起
30 エンジンフード
50 ウェザーストリップ
51 底壁
52 後側壁
53 シール壁
54 突出部
55 前側壁
56 傾斜壁
57 厚肉部
S1 空間

Claims (7)

  1. 車体に取り付けられたラジエータグリルに取り付けられ、前記車体に開閉可能に設けられたエンジンフードに弾接してシールするウェザーストリップの取付構造であって、
    前記ラジエータグリルは、
    前記ウェザーストリップが取り付けられる取付底壁と、
    前記取付底壁の前端部から上側に延伸する取付縦壁と、
    前記取付縦壁の後側面から後側に突出する下側突起と、を備えており、
    前記ウェザーストリップは、
    前記取付底壁に取り付けられる底壁と、
    前記底壁の前端部から上側に延伸する前側壁と、
    前記底壁の後端部から上側に延伸する後側壁と、
    前記前側壁の上端部および前記後側壁の上端部を連結し、前記エンジンフードの端部に弾接するシール壁と、を備えており、
    前記前側壁と前記シール壁との間には、前側に突出し、前記エンジンフードの開状態および閉状態において前記下側突起に当接する突出部が形成されており、
    前記前側壁には、前記シール壁よりも厚い厚肉部が形成されており、
    前記突出部よりも下側には、前記取付縦壁と前記前側壁との間に空間が形成されており、
    前記厚肉部は、
    前記前側壁における上端位置が、
    前記下側突起における前記突出部と弾接する先端の配置位置よりも下側であるとともに、
    前記エンジンフードが前記閉状態よりも深く前記車体の内側に沈み込んだ状態における、前記エンジンフードの前記端部の配置位置よりも上側であり、
    前記突出部と前記前側壁との間には、下側に向かうにつれて、後側に傾斜するように延伸する傾斜壁が形成されていることを特徴とする、ウェザーストリップの取付構造。
  2. 車体に取り付けられたラジエータグリルに取り付けられ、前記車体に開閉可能に設けられたエンジンフードに弾接してシールするウェザーストリップの取付構造であって、
    前記ラジエータグリルは、
    前記ウェザーストリップが取り付けられる取付底壁と、
    前記取付底壁の前端部から上側に延伸する取付縦壁と、
    前記取付縦壁の後側面から後側に突出する下側突起と、を備えており、
    前記ウェザーストリップは、
    前記取付底壁に取り付けられる底壁と、
    前記底壁の前端部から上側に延伸する前側壁と、
    前記底壁の後端部から上側に延伸する後側壁と、
    前記前側壁の上端部および前記後側壁の上端部を連結し、前記エンジンフードの端部に弾接するシール壁と、を備えており、
    前記前側壁と前記シール壁との間には、前側に突出し、前記エンジンフードの開状態および閉状態において前記下側突起に当接する突出部が形成されており、
    前記前側壁には、前記シール壁よりも厚い厚肉部が形成されており、
    前記突出部よりも下側には、前記取付縦壁と前記前側壁との間に空間が形成されており、
    前記取付縦壁は、前記下側突起の上側に形成され、該取付縦壁の後側の面から後側に突出する上側突起をさらに有することを特徴とする、ウェザーストリップの取付構造。
  3. 前記厚肉部は、下側に向かうにつれて、後側面の位置がより後側となるように厚くなっていくことを特徴とする、請求項1または2に記載のウェザーストリップの取付構造。
  4. 前記取付縦壁の後側の面は、前記下側突起の下側において、前側に向かって窪んだ凹形状になっていることを特徴とする、請求項1から3の何れか1項に記載のウェザーストリップの取付構造。
  5. 記上側突起の後端は、前記下側突起の後端よりも前側に配置されることを特徴とする、請求項に記載のウェザーストリップの取付構造。
  6. 前記ウェザーストリップは、単一の材料により形成されていることを特徴とする、請求項1から5の何れか1項に記載のウェザーストリップの取付構造。
  7. 車体に取り付けられたラジエータグリルに取り付けられ、前記車体に開閉可能に設けられたエンジンフードに弾接してシールするウェザーストリップであって、
    前記ラジエータグリルは、
    前記ウェザーストリップが取り付けられる取付底壁と、
    前記取付底壁の前端部から上側に延伸する取付縦壁と、
    前記取付縦壁の後側面から後側に突出する下側突起と、を有しており、
    前記ウェザーストリップは、
    前記取付底壁に取り付けられる底壁と、
    前記底壁の前端部から上側に延伸する前側壁と、
    前記底壁の後端部から上側に延伸する後側壁と、
    前記前側壁の上端部および前記後側壁の上端部を連結し、前記エンジンフードの端部に弾接するシール壁と、を備えており、
    前記前側壁と前記シール壁との間には、前側に突出し、前記エンジンフードの開状態および閉状態において前記下側突起に当接する突出部が形成されており、
    前記前側壁には、前記シール壁よりも厚い厚肉部が形成されており、
    前記突出部よりも下側には、前記取付縦壁と前記前側壁との間に空間が形成されており、
    前記厚肉部は、
    前記前側壁における上端位置が、
    前記下側突起における前記突出部と弾接する先端の配置位置よりも下側であるとともに、
    前記エンジンフードが前記閉状態よりも深く前記車体の内側に沈み込んだ状態における、前記エンジンフードの前記端部の配置位置よりも上側であり、
    前記突出部と前記前側壁との間には、下側に向かうにつれて、後側に傾斜するように延伸する傾斜壁が形成されていることを特徴とする、ウェザーストリップ。
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