JP7276239B2 - 歪み分布測定装置、及び歪み分布測定方法 - Google Patents

歪み分布測定装置、及び歪み分布測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、歪み分布測定装置、及び歪み分布測定方法に関する。
試験片を変形させて、試験片の材料の機械的特性を測定する材料試験機において、試験片の歪み分布を検出する種々の技術が知られている。
例えば、特許文献1には、デジタル画像相関法(DIC:Digital Image Correlation)による解析を行って試験片の変位量の分布を測定する変位量測定装置が記載されている。具体的には、変位量測定装置は、試験片に描かれたランダムパターンの変形前の画像を取得する取得部と、取得部で取得した変形前の画像に基づいて、ランダムパターンに含まれる斑点のサイズを算出する算出部と、算出部で算出された斑点のサイズに基づいて、デジタル画像相関法の解析に用いるサブセットのサイズを決定する決定部とを備える。
特開2020-3234号公報
しかしながら、特許文献1に記載の材料試験機では、試験片の歪み分布を検出することができるが、カメラによる撮像画像からパターン画像を抽出する方法については記載されていない。すなわち、撮像画像には、パターン画像と背景画像とが含まれているため、撮像画像からパターン画像を抽出する必要がある。
また、パターンが格子パターンである場合に、撮像画像からパターン画像を抽出するためには、パターンの周期を検出する必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、格子パターンの周期を検出可能な歪み分布測定装置、及び歪み分布測定方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る歪み分布測定装置は、格子パターンを含む撮像画像を生成する第1画像生成部と、前記撮像画像を前記撮像画像の格子方向と平行な方向に所定画素ずつ平行移動した移動画像と前記撮像画像との画素毎の輝度の差分を算出する差分算出処理を実行する差分算出部と、前記所定画素だけ平行移動する度に、前記差分の和を算出する和算出部と、前記平行移動の移動量に対する前記差分の和の関数を、前記平行移動の移動量で2回微分する微分実行部と、前記微分実行部の結果に基づき、前記格子パターンの周期を検出する周期検出部と、を備える。
本発明の第2の態様に係る歪み分布測定方法は、格子パターンを含む撮像画像を生成する画像生成ステップと、前記撮像画像を前記撮像画像の格子方向と平行な方向に所定画素ずつ平行移動した移動画像と前記撮像画像との画素毎の輝度の差分を算出する差分算出処理を実行する差分算出ステップと、前記所定画素だけ平行移動する度に、前記差分の和を算出する和算出ステップと、前記平行移動の移動量に対する前記差分の和の関数を、前記平行移動の移動量で2回微分する微分実行ステップと、前記微分実行ステップの結果に基づき、前記格子パターンの周期を検出する周期検出ステップと、を含む。
本発明の第1の態様に係る歪み分布測定装置によれば、移動画像と撮像画像との画素毎の輝度の差分の和の撮像画像の平行移動の移動量に対する関数を、平行移動の移動量で2回微分した結果に基づき、格子パターンの周期を検出する。
したがって、簡素な処理で格子パターンの周期を正確に検出できる。
本発明の第2の態様に係る歪み分布測定方法によれば、移動画像と撮像画像との画素毎の輝度の差分の和の撮像画像の平行移動の移動量に対する関数を、平行移動の移動量で2回微分した結果に基づき、格子パターンの周期を検出する。
したがって、簡素な処理で格子パターンの周期を正確に検出できる。
本実施形態に係る引張試験機の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る歪み分布測定装置の構成の一例を示す平面図である。 撮像画像と歪み分布の検出結果との一例を示す図である。 パターン画像の一例を示す図である。 試験片の歪み分布の算出方法の一例を示す図である。 歪み分布測定装置の要部の構成の一例を示す図である。 二値化処理後の撮像画像PFの一例を示す図である。 二乗和、微分値、及び2回微分値の移動量に対する変化の一例を示すグラフである。 テンプレート画像の一例を示す図である。 閾値処理、及び膨出処理の一例を示す図である。 制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 制御部の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本実施形態について説明する。
[1.引張試験機の構成]
図1は、本実施形態に係る引張試験機1の構成の一例を示す図である。
本実施形態の引張試験機1は、試験片TPに試験力Fを与えて、試料の引張強度、降伏点、伸び、絞りなどの機械的性質を測定する材料試験を行う。試験力Fは、引張力である。
引張試験機1は、試験対象の材料である試験片TPに試験力Fを与えて引張試験を行う試験機本体2と、試験機本体2による引張試験動作を制御する制御ユニット4と、を備える。
試験機本体2は、テーブル26と、このテーブル26上に鉛直方向を向く状態で回転可能に立設された一対のねじ棹28、29と、これらのねじ棹28、29に沿って移動可能なクロスヘッド10と、このクロスヘッド10を移動させて試験片TPに負荷を与える負荷機構12と、ロードセル14と、を備える。ロードセル14は、試験片TPに与えられる引張荷重である試験力Fを測定し、試験力測定信号SG1を出力するセンサである。
負荷機構12は、各ねじ棹28、29の下端部に連結されるウォーム減速機16、17と、各ウォーム減速機16、17に連結されるサーボモータ18と、ロータリエンコーダ20と、を備える。ロータリエンコーダ20は、サーボモータ18の回転量を測定し、回転量に応じたパルス数の回転測定信号SG2を制御ユニット4に出力するセンサである。
そして負荷機構12は、ウォーム減速機16、17を介して、一対のねじ棹28、29にサーボモータ18の回転を伝達し、各ねじ棹28、29が同期して回転することによって、クロスヘッド10がねじ棹28、29に沿って昇降する。
クロスヘッド10には、試験片TPの上端部を把持する上つかみ具21が付設され、テーブル26には、試験片TPの下端部を把持する下つかみ具22が付設される。試験機本体2は、引張試験の際に、試験片TPの両端部を上つかみ具21及び下つかみ具22によって把持した状態で、制御ユニット4の制御に従って、クロスヘッド10を上昇させることによって、試験片TPに試験力Fを与える。
制御ユニット4は、統括制御装置30と、表示装置32と、試験プログラム実行装置34と、を備える。
統括制御装置30は、試験機本体2を中枢的に制御する装置であり、試験機本体2との間で信号を送受信可能に接続される。試験機本体2から受信する信号は、ロードセル14が出力する試験力測定信号SG1、ロータリエンコーダ20が出力する回転測定信号SG2、及び制御や試験に要する適宜の信号等である。
表示装置32は、統括制御装置30から入力される信号に基づいて各種情報を表示する装置であり、例えば、統括制御装置30は、引張試験の間、回転測定信号SG2に基づくクロスヘッド10の変位を示す変位計測値XDを表示装置32に表示する。
引張試験プログラム実行装置34は、引張試験の試験条件といった各種設定パラメータの設定操作や実行指示操作などのユーザー操作を受け付け、統括制御装置30に出力する機能や、試験力計測値FDのデータを解析する機能などを備えた装置である。
引張試験プログラム実行装置34はコンピュータを備え、このコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)等のプロセッサと、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリデバイスと、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等のストレージ装置と、統括制御装置30や各種の周辺機器などを接続するためのインターフェース回路と、を備える。そして、プロセッサがメモリデバイス又はストレージ装置に記憶されたコンピュータプログラムである引張試験プログラムを実行することで、上述の各種の機能を実現する。
次いで、本実施形態の統括制御装置30について、更に説明する。統括制御装置30は、信号入出力ユニット40と、制御回路ユニット50と、を備える。
信号入出力ユニット40は、試験機本体2との間で信号を送受信する入出力インターフェース回路を構成するものであり、本実施形態では、センサアンプ42と、カウンタ回路43と、サーボアンプ44とを有する。
センサアンプ42は、ロードセル14が出力する試験力測定信号SG1を増幅して制御回路ユニット50に出力する増幅器である。
カウンタ回路43は、ロータリエンコーダ20が出力する回転測定信号SG2のパルス数を計数し、サーボモータ18の回転量、すなわちサーボモータ18の回転によって昇降するクロスヘッド10の変位計測値XDを示す変位測定信号A3を制御回路ユニット50にデジタル信号で出力する。サーボアンプ44は、制御回路ユニット50の制御に従って、サーボモータ18を制御する装置である。
制御回路ユニット50は、通信部51と、フィードバック制御部52を備える。
制御回路ユニット50は、CPUやMPUなどのプロセッサと、ROMやRAMなどのメモリデバイスと、HDDやSSDなどのストレージ装置と、信号入出力ユニット40とのインターフェース回路と、引張試験プログラム実行装置34と通信する通信装置と、表示装置32を制御する表示制御回路と、各種の電子回路と、を備えたコンピュータを備える。また、制御回路ユニット50のプロセッサがメモリデバイス又はストレージ装置に記憶された制御プログラムを実行することで、図1に示す各機能部を実現する。
また、信号入出力ユニット40のインターフェース回路にはA/D変換器が設けられており、アナログ信号の試験力測定信号SG1がA/D変換器によってデジタル信号に変換される。
なお、制御回路ユニット50は、コンピュータに限らず、ICチップやLSIなどの集積回路といった1又は複数の適宜の回路によって構成されてもよい。
通信部51は、試験プログラム実行装置34との間で通信し、試験条件の設定や各種設定パラメータの設定値、引張試験の実行指示や中断指示などを試験プログラム実行装置34から受信する。また、通信部51は、試験力測定信号SG1に基づく試験力計測値FDを適宜のタイミングで試験プログラム実行装置34に送信する。また、通信部51は、回転測定信号SG2に基づく変位計測値XDを適宜のタイミングで試験プログラム実行装置34に送信する。
フィードバック制御部52は、試験機本体2のサーボモータ18をフィードバック制御して引張試験を実行する。フィードバック制御部52は、サーボモータ18のフィードバック制御を実行する回路である。
フィードバック制御部52が位置制御を実行する場合には、フィードバック制御部52は、例えば、ロードセル14が出力する試験力計測値FDについて位置制御を実行する。この場合には、フィードバック制御部52は、試験力計測値FDを試験力目標値FTに一致させるように変位計測値XDの指令値dXを演算し、当該指令値dXを示す指令信号A4をサーボアンプ44に出力する。なお、試験力目標値FTは、試験力計測値FDの目標値を示す。
[2.歪み分布測定装置の構成]
図2は、歪み分布測定装置200の構成の一例を示す平面図である。引張試験機1は、歪み分布測定装置200を更に備える。図2に示すように、歪み分布測定装置200は、試験片TPの歪み分布DTを検出する装置であって、カメラ6と、検出制御装置8とを備える。
試験片TPの特定面TP1には、格子パターンPTNが形成されている。特定面TP1は、試験片TPのカメラ6に近接する側の面を示す。試験片TPのカメラ6に近接する側は、図2では下側を示す。
格子パターンPTNについては、後述にて図3を参照して説明する。
カメラ6は、検出制御装置8の指示に従って、格子パターンPTNの画像を示すパターン画像PNを含む撮像画像PAを生成する。
カメラ6は、CCD(Charge Coupled Device)、及び、CMOS(Complementary MOS)等のイメージセンサーを備える。パターン画像PNについては、後述にて図4を参照して説明する。
カメラ6の撮影方向C6は、試験片TPの幅方向の中央を通り、試験片TPの特定面TP1と直交するようにカメラ6が配置される。試験片TPの幅方向は、図2の左右方向を示す。撮影方向C6は、カメラ6の撮影範囲の中心を示す。
カメラ6は、引張試験機1によって試験片TPの引張試験を実施している間において、所定時間ΔT毎に、格子パターンPTNの画像を示すパターン画像PNを含む撮像画像PAを生成する。所定時間ΔTは、例えば、1/30秒である。換言すれば、カメラ6のフレームレートは、30fpsである。
本実施形態では、カメラ6のフレームレートは、30fpsであるが、これに限定されない。カメラ6のフレームレートは、試験片TPの変形速度、及び、試験片TPに形成される格子間隔に応じて決定すればよい。例えば、試験片TPの変形速度が速い程、フレームレートを大きくすることが好ましい。また、例えば、試験片TPに形成される格子間隔が狭い程、フレームレートを大きくすることが好ましい。
検出制御装置8は、図2に示すように、制御部81と、記憶部82と、表示部83と、通信部84と、各種の電子回路と、を備えたパーソナルコンピュータで構成される。
制御部81は、歪み分布測定装置200の動作を制御する。また、制御部81は、制御回路ユニット50と通信可能に構成され、制御回路ユニット50からの指示に従って、カメラ6の動作を制御する。制御部81は、例えば、制御回路ユニット50からの指示に従って、カメラ6の撮影タイミングを決定する。
制御部81は、CPUやMPU等のプロセッサ81Aと、ROMやRAM等のメモリデバイス81Bと、を備える。また、プロセッサ81Aがメモリデバイス81Bに記憶された制御プログラムを実行することで、図3に示す各機能部を実現する。
記憶部82は、HDDやSSD等を備える。記憶部82は、種々の情報を記憶する。
表示部83は、LCD(liquid crystal display)等を備え、種々の画像を表示する。
通信部84は、制御回路ユニット50及びカメラ6と通信する。通信部84は、制御回路ユニット50からの種々の情報を受信する。通信部84は、カメラ6によって生成された画像情報を受信する。
なお、検出制御装置8は、パーソナルコンピュータに限らず、ICチップやLSIなどの集積回路といった1つ又は複数の適宜の回路によって構成されてもよい。また、検出制御装置8は、例えば、タブレット端末、又はスマートフォンとして構成されてもよい。
また、検出制御装置8は、DSP(Digital Signal Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等、プログラムされたハードウェアを備えてもよい。また、検出制御装置8は、SoC(System-on-a-Chip)-FPGAを備えてもよい。
[3.撮像画像の具体例]
図3は、撮像画像PAと歪み分布の検出結果との一例を示す図である。
図3の左図は、撮像画像PAの一例を示す図である。撮像画像PAには、図1に示す引張試験機1のテーブル26、一対のねじ棹28、29、クロスヘッド10、上つかみ具21、及び下つかみ具22の各々に対応する画像が含まれる。
また、撮像画像PAには、試験片TPに形成された格子パターンPTNを示すパターン画像PNが含まれる。格子パターンPTNには、正方形状の黒塗り画像Qij(i=1~L,j=1~K)が左右方向及び上下方向に等間隔で配置されている。
引張試験の試験開始前では、黒塗り画像Qijのサイズは、例えば1辺が1mmの正方形である。黒塗り画像Qijは、左右方向及び上下方向に、例えば1mm間隔で配置される。
撮像画像PAは、引張試験機1による引張試験の開始から所定時間後の撮像画像である。所定時間は、例えば、1秒である。すなわち、撮像画像PAに含まれる試験片TPは、上下方向に伸ばされた状態を示す。
本実施形態では、格子パターンPTNが正方形状の黒塗り画像Qijが左右方向及び上下方向に等間隔で配置されが、これに限定されない。黒塗り画像Qijが円形、菱形等でもよい。また、黒塗り画像Qijに換えて、他の色、例えば、赤、青、緑等で塗られた画像でもよい。
図3の右図は、撮像画像PAに対応する歪み分布画像PEの一例を示す図である。歪み分布画像PEは、歪み分布を示す。歪み分布の算出方法については、図4及び図5を参照して説明する。
歪み分布画像PEには、パターン画像PNに対応する領域に歪み分布画像PEAが表示される。歪み分布画像PEAは、試験片TPの歪み分布を示す。歪み分布画像PEAには、例えば、歪みが大きい程、濃い網掛けを付して、歪みの大きさの分布を示している。領域RAは、歪み分布画像PEAの領域を示す。
歪み分布画像PEにおいて、領域RAの外側の領域は、例えば、ランダム画像が表示される。
すなわち、領域RAの検出を行わない場合には、図4及び図5を参照して説明する歪み分布の算出方法を、撮像画像PAの全体領域に適用して、歪み分布画像PEを生成する。そこで、パターン画像PNに対応する領域RAの外側の領域では、歪み分布自体が存在しないため、例えば、ランダム画像が表示されることになる。
このように、領域RAの外側の領域にランダム画像が表示されるため、試験片TPの歪み分布を示す歪み分布画像PEAが、ユーザーにとって見難くなる可能性がある。また、歪み分布の算出方法を、撮像画像PAの全体領域に適用して、歪み分布画像PEを生成するため、領域RA内の撮像画像PAを抽出して歪み分布を算出する場合と比較して、計算量が増大するという課題があった。
[4.歪み分布の検出方法]
次に、図4及び図5を参照して、試験片TPの歪み分布DTの検出方法の一例について説明する。
図4は、本実施形態に係るパターン画像PNの一例を示す図である。図4の左側のパターン画像PN1は、初期状態の試験片TPの格子パターンPTNの一例を示す。格子パターンPTNは、格子状の格子パターンPTNを示す。すなわち、パターン画像PN1には、正方形状の黒塗り画像Qij(i=1~n,j=1~8)が左右方向及び上下方向に等間隔で配置されている。
黒塗り画像Qijのサイズは、例えば1辺が1mmの正方形である。黒塗り画像Qijは、左右方向及び上下方向に、例えば1mm間隔で配置される。
図4の右側のパターン画像PN2は、試験片TPが上下方向に伸びた状態における格子パターンPTNの一例を示す。すなわち、パターン画像PN2には、方形状の黒塗り画像Rij(i=1~n,j=1~8)が左右方向及び上下方向に略等間隔で配置されている。
図4のXA軸については、図5を参照して説明する。
図5は、試験片TPの歪み分布DTの算出方法の一例を示す図である。
図5では、検出制御装置8は、例えば、XA軸方向の変位量を算出する。変位量の基準点は、最も下端に位置する黒塗り画像Q14、又は黒塗り画像R14の中心である。すなわち、黒塗り画像Ri4(i=2~n)と黒塗り画像R14との間隔を、黒塗り画像Qi4(i=2~n)と黒塗り画像Q14との間隔とを比較することによって、XA軸方向の変位量を算出する。
XA軸方向は、試験片TPの長辺方向を示す。
図5の最も上のグラフG11は、XA軸方向の輝度値Bの変化を正弦波近似したグラフである。グラフG11の横軸は、XA軸であり、縦軸は、輝度値Bである。黒塗り画像Ri4では輝度値Bが低く、黒塗り画像Ri4と隣接する黒塗り画像R(i+1)4との間では、輝度値Bが高い。したがって、XA軸方向の輝度値Bの変化は、図略の矩形状のグラフで表される。
グラフG11は、黒塗り画像Ri4と隣接する黒塗り画像R(i+1)4との間で、矩形状のグラフを正弦波で近似したグラフである。パターン画像PNが、パターン画像PN1である場合には、パターン画像PN1において黒塗り画像Qi4は、等間隔に形成されているため、グラフG11は、正弦波になる。
図5の上から2番目のグラフG12は、グラフG11の位相φを示すグラフである。グラフG12の横軸は、XA軸であり、縦軸は、位相φである。位相φは、-πから+πまでの間で変化する。したがって、グラフG12は、鋸刃状のグラフになる。すなわち、グラフG12では、x座標の増加に伴って、位相が-πから+πまで直線状に増加し、位相が+πに到達した位置で、位相が-πにステップ状に減少する。
本実施形態では、検出制御装置8は、例えば、次の式(1)に示す窓関数フーリエ変換(Windowed Fourier Transform)によってグラフG12に示す位相φ(x)を算出する。
Figure 0007276239000001
なお、窓関数フーリエ変換では、対象座標の周囲を窓関数w(x)により重みをかけた後にフーリエ変換を行い、格子周期の周波数成分を抜き出すことで位相φ(x)を求める。格子周期は、黒塗り画像Ri4(i=2~n)と黒塗り画像R14との間隔に対応する。
周波数fを(1/N)と置換し、窓関数w(x)の非ゼロ範囲を(2N-1)として離散フーリエ変換で位相計算を書き直すと次の式(2)のようになる。
Figure 0007276239000002
ただし、個数Nは、1周期に対応する画素数を示す。個数Nは、例えば10個である。なお、図5の最も上のグラフG11の右端位置に、窓関数wを示すグラフWDの一例を記載している。
本実施形態では、窓関数w(x)として次の式(3)に示すガウシアン関数を用いる。
Figure 0007276239000003
ただし、係数σは、ガウシアン窓の裾野の広がりを決める係数である。
式(2)によって得られる位相φは-π~+πの間に折りたたまれて、すなわちラッピングされているため、異なる座標について位相φの差分をとると正しい値が得られない場合がある。そこで、式(4)で示すように、位相アンラッピング処理によって位相φが連続的になるように接続する。
Figure 0007276239000004
位相アンラッピング処理は、-π~+πの範囲に折りたたまれた位相φを復元する処理を示す。
図5の最も下側のグラフG13は、図5の上から2番目のグラフG12に対して、位相アンラッピング処理を行った後のグラフを示す。グラフG13の横軸は、XA軸であり、縦軸は、位相Φである。グラフG12では、位相φが+πに到達した位置で位相φが-πにステップ状に減少するが、グラフG13では、位相φのステップ状の変化をさせないように、位相φが+πから-πに減少する度に、位相φを2×πだけ増加する。その結果,アンラッピングされた位相Φが求められる。グラフG13に示すように、位相Φはx座標の増加に伴って直線状に増加する。
アンラッピングされた位相Φの勾配から、次の式(5)により局所的な格子周期P(x)が得られる。
Figure 0007276239000005
グラフG14は、パターン画像PN2に対応する。グラフG14は、グラフG13と比較して傾斜が小さい。すなわち、グラフG13では、位相φが2×πだけ変化するためのXA軸の座標の差が距離LAであるのに対して、グラフG14では、位相φが2×πだけ変化するためのXA軸の座標の差が距離LBである。距離LBは、距離LAより大きい。距離LBと距離LAとの差は、変位ΔLを示す。
このようにして、検出制御装置8は、試験片TPの表面の変位分布を算出することができる。すなわち、次の式(6)によって、歪み分布DTを示すStrain(x)が求められる。
Figure 0007276239000006
ただし、格子周期Pb(x)は、変形前の格子周期を示し、格子周期Pa(x)は、変形後の格子周期を示す。
[5.歪み分布測定装置の要部の構成]
図6は、歪み分布測定装置200の要部の構成の一例を示す図である。
図6に示すように、検出制御装置8は、第1画像生成部811と、二値化処理部812と、差分算出部813と、和算出部814と、微分実行部815と、周期検出部816と、第2画像生成部817と、マッチング処理部818と、領域検出部819と、を備える。具体的には、検出制御装置8のプロセッサ81Aが、メモリデバイス81Bに記憶された制御プログラムを実行することで、第1画像生成部811、二値化処理部812、差分算出部813、和算出部814、微分実行部815、周期検出部816、第2画像生成部817、マッチング処理部818、及び領域検出部819として機能する。
第1画像生成部811は、試験片TPに形成された格子パターンPTNを含む画像をカメラ6に撮像させて、格子パターンPTNの画像を示すパターン画像PNを含む撮像画像PAを生成させる。第1画像生成部811は、例えば、制御回路ユニット50からの指示に従って、撮像画像PAを生成する。
また、第1画像生成部811は、所定時間ΔT毎に撮像画像PAを生成する。所定時間ΔTは、例えば、1/30秒である。具体的には、引張試験機1が引張試験の実行を開始してから、引張試験の実行を終了するまでの間において、第1画像生成部811は、所定時間ΔT毎に撮像画像PAを生成する。
二値化処理部812は、撮像画像PAを二値化する二値化処理を実行する。具体的には、二値化処理部812は、撮像画像PAの画素毎の輝度値を二値化する。本実施形態では、二値化処理は、適合的二値化処理である。適合的二値化処理は、いわゆる「大津の二値化処理」を含む。
差分算出部813は、移動画像PBと二値化処理後の撮像画像PFとの画素毎の輝度値の差分ΔBを算出する差分算出処理を実行する。移動画像PBは、二値化処理後の撮像画像PFを格子パターンPTNの格子方向と平行な方向に所定画素ずつ平行移動した画像を示す。本実施形態では、所定画素は、1画素である。格子方向は、図7に示すX軸方向である。
本実施形態では、所定画素は、1画素であるが、これに限定されない。所定画素が2画素以上でもよい。所定画素の個数が多い程、処理が簡素化される。所定画素の個数が少ない程、格子パターンPTNの周期PXを正確に算出できる。
和算出部814は、所定画素だけ平行移動する度に、全ての画素について差分ΔBの和を算出する。本実施形態では、和算出部814は、所定画素だけ平行移動する度に、全ての画素について差分ΔBの二乗の和の平均値を算出する。
本実施形態では、和算出部814が、差分ΔBの二乗の和の平均値を算出するが、これに限定されない。和算出部814が、差分ΔBの絶対値の和の平均値を算出してもよい。
また、本実施形態では、和算出部814が、差分ΔBの二乗の和の平均値を算出するが、和算出部814が、差分ΔBの二乗の和を算出してもよいし、和算出部814が、差分ΔBの絶対値の和を算出してもよい。
微分実行部815は、関数F(SX)を、平行移動の移動量SXで2回微分する。関数F(SX)は、平行移動の移動量SXに対する差分ΔBの二乗和の平均値の変化を示す。
周期検出部816は、2回微分の結果に基づき、格子パターンPTNの周期PXを検出する。具体的には、周期検出部816は、2回微分の結果が負の値である場合には、0(ゼロ)に置換する。そして、周期検出部816は、置換後の2回微分の結果の極大値を抽出する。次に、周期検出部816は、互いに隣接する2つの極大値の間のX軸方向の間隔を、格子パターンPTNの周期PXとして検出する。
第2画像生成部817は、格子パターンPTNの周期PXに基づき、テンプレート画像TPM(Mは、格子の個数を示す2以上の整数)を生成する。テンプレート画像TPMは、M個×M個の黒塗り画像Sij(i=1~K、j=1~K)で構成される。テンプレート画像TPMの周期は、周期検出部816によって算出された周期PXと同一である。
黒塗り画像Sijは、例えば1辺が10画素の正方形である。また、互いに隣接する2つの黒塗り画像Sijの間隔は、例えば10画素である。
マッチング処理部818は、二値化処理後の撮像画像PFとテンプレート画像TPMとのパターンマッチングを実行し、マッチング結果を算出する。マッチング結果は、例えば、マッチング率である。マッチング率の値の範囲は、0~1である。マッチング率の値が「0」は、全くマッチしないことを示し、マッチング率の値が「1」は、完全にマッチすることを示す。
領域検出部819は、マッチング結果、すなわちマッチング率に基づいて、格子パターンPTNの領域EAを検出する。具体的には、領域検出部819は、マッチング率が所定閾値以上である画素MPを抽出する。所定閾値は、例えば、0.87である。
そして、領域検出部819は、抽出された画素MPに対して、格子パターンPTNの周期PX以上のサイズに膨出する膨出処理を施す。例えば、領域検出部819は、抽出された画素MPに対して、格子パターンPTNの周期PXのサイズに膨出する膨出処理を施す。画素MPを周期PXのサイズに膨出するとは、画素MPを中心として半径が周期PXのサイズの円に膨出することを示す。更に、領域検出部819は、膨出処理の結果、半径が周期PXのサイズの円に含まれる領域を、格子パターンPTNの領域EAとして検出する。
[6.各部の処理の具体例]
次に、図7~図10を参照して、検出制御装置8の各部の処理の具体例について説明する。
図7は、二値化処理後の撮像画像PFの一例を示す図である。図7に示すように、撮像画像PFの略中央部には、パターン画像PNが配置される。X軸及びY軸は、パターン画像PNの格子方向を示す。パターン画像PNの格子方向は、左右方向及び上下方向である。X軸は、パターン画像PNの格子方向のうちの左右方向を示し、Y軸は、パターン画像PNの格子方向のうちの上下方向を示す。
二値化処理後の撮像画像PFのうち、パターン画像PN以外の領域には、例えば、ランダム画像が形成される。パターン画像PN以外の領域は、カメラ6の焦点が合っていない領域、すなわち、合焦していない領域に対応するため、例えば、ランダム画像が形成される。
パターン画像PNは、黒塗り画像Tij(i=1~H、j=1~H)で構成される。整数Hは、例えば20である。黒塗り画像Tijのサイズは、例えば1辺が5画素の正方形である。黒塗り画像Tijは、左右方向及び上下方向に、例えば5画素間隔で配置される。すなわち、パターン画像PNの周期は、10画素である。
図8は、二乗和、微分値、及び2回微分値の移動量SXに対する変化の一例を示すグラフである。
図8の上図は、関数F(SX)の変化の一例を示すグラフである。関数F(SX)は、平行移動の移動量SXに対する差分ΔBの二乗和の平均値の変化を示す。図8の上図の横軸は、移動量SXを示し、縦軸は、関数F(SX)を示す。
グラフG21に示すように、関数F(SX)は、移動量SXの増加に伴い、右肩上がりの三角波を描く。三角波は、二値化処理後の撮像画像PFのうちのパターン画像PNを構成する画素についての差分ΔBの二乗和の平均値の変化に対応する。
すなわち、移動量SXがパターン画像PNの半周期である5画素までは、移動量SXの増加に伴い、移動後のパターン画像PNと移動前のパターン画像PNとのずれ量が増加するため、関数F(SX)が移動量SXに対して単調に増加する。移動量SXが6画素から1周期である10画素までは、移動後のパターン画像PNと移動前のパターン画像PNとのずれ量が減少するため、関数F(SX)が移動量SXに対して単調に減少する。
関数F(SX)の右肩上がりは、二値化処理後の撮像画像PFのうちのランダム画像を構成する画素についての差分ΔBの二乗和の平均値の変化に対応する。
図8の中図は、関数F(SX)の微分値である関数F’(SX)の変化の一例を示すグラフである。図8の中図の横軸は、移動量SXを示し、縦軸は、関数F’(SX)を示す。
グラフG22に示すように、関数F’(SX)は、概ね矩形波を描く。
図8の下図は、関数F(SX)の2回微分値である関数F”(SX)の変化の一例を示すグラフである。図8の下図の横軸は、移動量SXを示し、縦軸は、関数F”(SX)を示す。ただし、関数F”(SX)の値が負の値になる場合には、関数F”(SX)の値を「0(零)」に置換している。
その結果、グラフG23に示すように、関数F”(SX)の極大値の間隔が、パターン画像PNの周期である10画素と一致する。このようにして、周期検出部816は、関数F”(SX)の極大値の間隔を算出することによって、パターン画像PNの周期PXを検出できる。
次に、図9及び図10を参照して、パターン画像PNの領域ARの検出方法について説明する。
図9は、テンプレート画像TPMの一例を示す図である。第2画像生成部817は、格子パターンPTNの周期PXに基づき、テンプレート画像TPM(Mは、格子の個数を示す2以上の整数)を生成する。
図9の左図は、テンプレート画像TP3の一例を示す。すなわち、整数Mが3である場合について説明する。テンプレート画像TP3は、3個×3個の黒塗り画像Sij(i=1~3、j=1~3)で構成される。黒塗り画像Sijのサイズは、例えば1辺が5画素の正方形である。黒塗り画像Sijは、左右方向及び上下方向に、例えば5画素間隔で配置される。すなわち、テンプレート画像TP3の周期は、10画素である。すなわち、テンプレート画像TP3の周期は、パターン画像PNの周期PXと同一である。
マッチング処理部818は、二値化後の撮像画像PFとテンプレート画像TP3とのパターンマッチングを実行し、マッチング結果を算出する。マッチング処理部818は、まず、撮像画像PFの左上端位置にテンプレート画像TP3を配置して、撮像画像PFとテンプレート画像TP3とのパターンマッチングを実行し、マッチング結果を算出する。次に、テンプレート画像TP3を1画素ずつ右方向、すなわち、X軸の正方向に移動して、移動する度に、撮像画像PFとテンプレート画像TP3とのパターンマッチングを実行し、マッチング結果を算出する。更に、テンプレート画像TP3を撮像画像PFの左上端位置から1画素ずつ下方向、すなわち、Y軸の負方向に移動して、移動する度に、撮像画像PFとテンプレート画像TP3とのパターンマッチングを実行し、マッチング結果を算出する。
この動作を、テンプレート画像TP3が撮像画像PFの右下端位置に移動するまで繰り返す。すなわち、撮像画像PFの画素毎に撮像画像PFとテンプレート画像TP3とのマッチング結果を算出する。
図9の右図に示すように、テンプレート画像TP3が、パターン画像PNの内部に位置する場合には、テンプレート画像TP3と、パターン画像PNとが完全に一致する場合がある。すなわち、マッチング結果が、略「1」になる場合がある。
領域検出部819は、マッチング結果が所定閾値以上である画素を抽出する。所定閾値は、例えば、0.87である。
図10は、閾値処理、及び膨出処理の一例を示す図である。図10の左図は、領域検出部819によって抽出された、マッチング結果が所定閾値以上である画素MPを示す。画素MPは、画素MP1~画素MP4を含む。
画素MP1は、テンプレート画像TP3が、パターン画像PNの左上端に位置する状態で、テンプレート画像TP3の中心画素に対応するパターン画像PNの画素を示す。画素MP2は、テンプレート画像TP3が、パターン画像PNの右上端に位置する状態で、テンプレート画像TP3の中心画素に対応するパターン画像PNの画素を示す。画素MP3は、テンプレート画像TP3が、パターン画像PNの左下端に位置する状態で、テンプレート画像TP3の中心画素に対応するパターン画像PNの画素を示す。画素MP4は、テンプレート画像TP3が、パターン画像PNの右下端に位置する状態で、テンプレート画像TP3の中心画素に対応するパターン画像PNの画素を示す。
すなわち、パターン画像PNのうちの、外周に位置する黒塗り画像Sijの中心画素は、画素MPとして抽出されない。
図10の右図は、領域検出部819によって画素MPが膨出処理された結果を示す。なお、図10の右図では、膨出処理を視認し易するために、膨出処理後の外縁を円周で示している。図10の右図では、例えば、領域検出部819は、抽出された画素MPに対して画素MPを中心として半径が周期PXのサイズの円BMに膨出する膨出処理を施す。そして、領域検出部819は、膨出処理の結果、半径が周期PXのサイズの円BMに含まれる領域を、格子パターンPTNの領域EAとして検出する。
図10の右図に示すように、領域EAは、パターン画像PNの領域ARと概ね一致している。
本実施形態では、画素MPを中心として半径が周期PXのサイズの円BMに膨出する場合について説明したが、これに限定されない。画素MPを中心として一辺が周期PXの2倍のサイズの正方形に膨出してもよい。
図10では、領域検出部819が画素MPを中心として半径が周期PXのサイズの円BMに膨出する膨出処理を施す場合について説明したが、これに限定されない。テンプレート画像TPMの整数Mの値に応じて、領域検出部819が実行する膨出処理を決定すればよい。例えば、整数Mが5の場合には、領域検出部819が画素MPを中心として半径が周期PXの2倍のサイズの円に膨出する膨出処理を施せばよい。また、例えば、整数Mが7の場合には、領域検出部819が画素MPを中心として半径が周期PXの3倍のサイズの円に膨出する膨出処理を施せばよい。
次に、図11及び図12を参照して、検出制御装置8の制御部81の処理について説明する。
図11及び図12は、制御部81の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、図11に示すように、ステップS101において、第1画像生成部811は、試験片TPに形成された格子パターンPTNを含む画像をカメラ6に撮像させて、撮像画像PAを生成させる。
次に、ステップS103において、二値化処理部812は、撮像画像PAを二値化する二値化処理を実行する。
次に、ステップS105において、差分算出部813は、1回当たりの移動量ΔSXを決定する。1回当たりの移動量ΔSXは、例えば、1画素である。
次に、ステップS107において、差分算出部813は、移動画像PBと二値化処理後の撮像画像PFとの画素毎の輝度値の差分ΔBの二乗を算出する差分算出処理を実行する。移動画像PBは、二値化処理後の撮像画像PFを格子パターンPTNの格子方向と平行な方向に移動量ΔSXずつ平行移動した画像を示す。
次に、ステップS109において、和算出部814は、移動量ΔSXだけ平行移動する度に、全ての画素について差分ΔBの和の平均値を算出する。
次に、ステップS111において、制御部81は、移動量SXが最大移動量に到達したか否かを判定する。最大移動量は、例えば、50画素である。
移動量SXが最大移動量に到達していないと制御部81が判定した場合(ステップS111;NO)には、処理がステップS113に進む。
そして、ステップS113において、制御部81は、移動量SXを1回当たりの移動量ΔSXだけインクリメントして、処理がステップS107に戻る。
移動量SXが最大移動量に到達したと制御部81が判定した場合(ステップS111;YES)には、処理がステップS115に進む。
そして、ステップS115において、微分実行部815は、関数F(SX)を、平行移動の移動量SXで2回微分する。関数F(SX)は、移動量SXに対する差分ΔBの二乗和の平均値の変化を示す。
次に、ステップS117において、周期検出部816は、互いに隣接する2つの極大値の間のX軸方向の間隔を、格子パターンPTNの周期PXとして検出する。その後、処理が図12のステップS119に進む。
次に、図12に示すように、ステップS119において、第2画像生成部817は、格子パターンPTNの周期PXに基づき、テンプレート画像TPM(Mは、格子の個数を示す2以上の整数)を生成する。
次に、ステップS121において、マッチング処理部818は、二値化処理後の撮像画像PFとテンプレート画像TPMとのパターンマッチングを実行し、マッチング結果を算出する。
次に、ステップS123において、領域検出部819は、マッチング率が所定閾値以上である画素MPを抽出する。所定閾値は、例えば、0.87である。
次に、ステップS125において、領域検出部819は、抽出された画素MPに対して、格子パターンPTNの周期PXのサイズに膨出する膨出処理を施す。
次に、ステップS127において、領域検出部819は、膨出処理の結果、半径が周期PXのサイズの円BMに含まれる領域を、格子パターンPTNの領域EAとして検出する。その後、処理が終了する。
ステップS101が、「画像生成ステップ」の一例に対応する。ステップS107が、「差分算出ステップ」の一例に対応する。ステップS109が、「和算出ステップ」の一例に対応する。ステップS115が、「微分実行ステップ」の一例に対応する。ステップS117が、「周期検出ステップ」の一例に対応する。
[7.態様と効果]
上述した実施形態及び変形例は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(第1項)
一態様に係る歪み分布測定装置は、格子パターンを含む撮像画像を生成する第1画像生成部と、前記撮像画像を前記撮像画像の格子方向と平行な方向に所定画素ずつ平行移動した移動画像と、前記撮像画像との画素毎の輝度の差分を算出する差分算出処理を実行する差分算出部と、前記所定画素だけ平行移動する度に、前記差分の和を算出する和算出部と、前記平行移動の移動量に対する前記差分の和の関数を、前記平行移動の移動量で2回微分する微分実行部と、前記微分実行部の結果に基づき、前記格子パターンの周期を検出する周期検出部と、を備える。
第1項に記載の歪み分布測定装置によれば、差分の和の関数を、平行移動の移動量で2回微分し、格子パターンの周期を検出する。
したがって、簡素な処理で格子パターンの周期を正確に検出できる。
(第2項)
第1項に記載の歪み分布測定装置において、前記撮像画像を二値化する二値化処理部を備え、前記差分算出部は、二値化された前記撮像画像に対して前記差分算出処理を実行する。
第2項に記載の歪み分布測定装置によれば、二値化された撮像画像に対して差分算出処理を実行する。
したがって、格子パターンの周期を正確に検出できる。
(第3項)
第2項に記載の歪み分布測定装置において、前記二値化処理部は、適合的二値化処理を実行する。
第3項に記載の歪み分布測定装置によれば、適合的二値化処理を実行する。
したがって、光源の位置等に起因した明暗が撮像画像に存在する場合であっても、格子パターンの周期を正確に検出できる。
(第4項)
第1項から第3項のいずれか1項に記載の歪み分布測定装置において、前記格子パターンの周期に基づき、M個×M個(Mは、格子の個数を示す2以上の整数)のテンプレート画像を生成する第2画像生成部と、前記撮像画像と前記テンプレート画像とのパターンマッチングを実行し、マッチング結果を算出するマッチング処理部と、前記マッチング結果に基づき、前記格子パターンの領域を検出する領域検出部と、を備える。
第4項に記載の歪み分布測定装置によれば、撮像画像とテンプレート画像とのパターンマッチングを実行し、マッチング結果に基づき、格子パターンの領域を検出する。
したがって、簡素な処理で格子パターンの領域を正確に検出できる。
(第5項)
第4項に記載の歪み分布測定装置において、前記領域検出部は、前記マッチング結果が所定閾値以上である画素を抽出し、抽出された画素に対して、前記格子パターンの周期以上のサイズに膨出する膨出処理を施すことによって、前記格子パターンの領域を検出する。
第5項に記載の歪み分布測定装置によれば、マッチング結果が所定閾値以上である画素を抽出し、抽出された画素に対して、格子パターンの周期以上のサイズに膨出する膨出処理を施すことによって、格子パターンの領域を検出する。
したがって、格子パターンの領域を正確に検出できる。
(第6項)
一態様に関わる歪み分布測定方法は、格子パターンを含む撮像画像を生成する画像生成ステップと、前記撮像画像を前記撮像画像の格子方向と平行な方向に所定画素ずつ平行移動した移動画像と、前記撮像画像との画素毎の輝度の差分を算出する差分算出処理を実行する差分算出ステップと、前記所定画素だけ平行移動する度に、前記差分の和を算出する和算出ステップと、前記平行移動の移動量に対する前記差分の和の関数を、前記平行移動の移動量で2回微分する微分実行ステップと、前記微分実行ステップの結果に基づき、前記格子パターンの周期を検出する周期検出ステップと、を含む。
第6項に記載の歪み分布測定方法によれば、第1項に記載の歪み分布測定装置と同様の効果を奏する。
[8.その他の実施形態]
なお、本実施形態に係る歪み分布測定装置200は、あくまでも本発明に係る材料試験機の態様の例示であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲において任意に変形および応用が可能である。
例えば、本実施形態では、格子パターンPTNが試験片TPに形成される場合について説明したが、格子パターンPTNが橋梁を含む構造物に形成されてもよい。格子パターンPTNが橋梁に形成される場合には、例えば、主桁の側面に格子パターンPTNを形成する。この場合には、例えば、主桁の上下方向及び左右方向の歪み分布を計測できる。
また、本実施形態では、引張試験機1の試験片TPに格子パターンPTNが形成される場合について説明したが、これに限定されない。試験片TPに試験力を付与し、試験片TPを変形させて材料試験を行えばよい。すなわち、試験片TPが配置される試験機は、試験片TPを変形させて材料試験機であればよい。材料試験機は、例えば、圧縮試験機、曲げ試験機、又はねじり試験機を含む。また、例えば、材料試験機が、疲労試験機、又は環境試験機でもよい。
また、本実施形態では、検出制御装置8の制御部81のプロセッサ81Aが、第1画像生成部811、二値化処理部812、差分算出部813、和算出部814、微分実行部815、周期検出部816、第2画像生成部817、マッチング処理部818、及び領域検出部819として機能するが、本実施形態はこれに限定されない。制御回路ユニット50が、第1画像生成部811、二値化処理部812、差分算出部813、和算出部814、微分実行部815、周期検出部816、第2画像生成部817、マッチング処理部818、及び領域検出部819のうちの少なくとも1つとして機能してもよい。例えば、制御回路ユニット50が、第1画像生成部811、二値化処理部812、差分算出部813、和算出部814、微分実行部815、周期検出部816、第2画像生成部817、マッチング処理部818、及び領域検出部819として機能してもよい。
また、図6に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
また、図11及び図12に示すフローチャートの処理単位は、検出制御装置8の制御部81の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。図11及び図12のフローチャートに示す処理単位の分割の仕方や名称によって制限されることはなく、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできるし、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
また、歪み分布測定方法は、検出制御装置8が備えるプロセッサ81Aに、歪み分布測定方法に対応した制御プログラムを実行させることで実現できる。また、この制御プログラムは、コンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体に記録しておくことも可能である。記録媒体としては、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリデバイスを用いることができる。具体的には、フレキシブルディスク、HDD、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD、Blu-ray(登録商標) Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリ、カード型記録媒体等の可搬型、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。また、記録媒体は、画像処理装置が備える内部記憶装置であるRAM、ROM、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。また、歪み分布測定方法に対応した制御プログラムをサーバー装置等に記憶させておき、サーバー装置から検出制御装置8に、制御プログラムをダウンロードすることで歪み分布測定方法を実現することもできる。
1 引張試験機
2 試験機本体
4 制御ユニット
6 カメラ
10 クロスヘッド
12 負荷機構
14 ロードセル
18 サーボモータ
20 ロータリエンコーダ
21 上つかみ具
22 下つかみ具
26 テーブル
28、29 ねじ棹
30 統括制御装置
32 表示装置
34 試験プログラム実行装置
40 信号入出力ユニット
42 センサアンプ
43 カウンタ回路
44 サーボアンプ
50 制御回路ユニット
200 歪み分布測定装置
8 検出制御装置
81 制御部
81A プロセッサ
81B メモリデバイス
82 記憶部
83 入力部
84 通信部
811 第1画像生成部
812 二値化処理部
813 差分算出部
814 和算出部
815 微分実行部
816 周期検出部
817 第2画像生成部
818 マッチング処理部
819 領域検出部
M 整数、個数
P 格子周期
PA、PB、PF 撮像画像
PN パターン画像
PTN 格子パターン
PX 周期
Qij、Rij、Sij、Tij 黒塗り画像
SX 移動量
TP 試験片
TP1 特定面
TP3、TPM テンプレート画像

Claims (6)

  1. 格子パターンを含む撮像画像を生成する第1画像生成部と、
    前記撮像画像を前記格子パターンの格子方向と平行な方向に所定画素ずつ平行移動した移動画像と、前記撮像画像との画素毎の輝度の差分を算出する差分算出処理を実行する差分算出部と、
    前記所定画素だけ平行移動する度に、前記差分の和を算出する和算出部と、
    前記平行移動の移動量に対する前記差分の和の関数を、前記平行移動の移動量で2回微分する微分実行部と、
    前記2回微分の結果に基づき、前記格子パターンの周期を検出する周期検出部と、
    を備える、歪み分布測定装置。
  2. 前記撮像画像を二値化する二値化処理部を備え、
    前記差分算出部は、二値化された前記撮像画像に対して前記差分算出処理を実行する、請求項1に記載の歪み分布測定装置。
  3. 前記二値化処理部は、適合的二値化処理を実行する、請求項2に記載の歪み分布測定装置。
  4. 前記格子パターンの周期に基づき、M個×M個(Mは、格子の個数を示す2以上の整数)のテンプレート画像を生成する第2画像生成部と、
    前記撮像画像と前記テンプレート画像とのパターンマッチングを実行し、マッチング結果を算出するマッチング処理部と、
    前記マッチング結果に基づき、前記格子パターンの領域を検出する領域検出部と、
    を備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の歪み分布測定装置。
  5. 前記領域検出部は、前記マッチング結果が所定閾値以上である画素を抽出し、抽出された画素に対して、前記格子パターンの周期以上のサイズに膨出する膨出処理を施すことによって、前記格子パターンの領域を検出する、請求項4に記載の歪み分布測定装置。
  6. 格子パターンを含む撮像画像を生成する画像生成ステップと、
    前記撮像画像を前記撮像画像の格子方向と平行な方向に所定画素ずつ平行移動した移動画像と、前記撮像画像との画素毎の輝度の差分を算出する差分算出処理を実行する差分算出ステップと、
    前記所定画素だけ平行移動する度に、前記差分の和を算出する和算出ステップと、
    前記平行移動の移動量に対する前記差分の和の関数を、前記平行移動の移動量で2回微分する微分実行ステップと、
    前記微分実行ステップの結果に基づき、前記格子パターンの周期を検出する周期検出ステップと、
    を含む、歪み分布測定方法。
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