JP7275487B2 - 反射スクリーン、反射スクリーン積層体、映像表示装置 - Google Patents

反射スクリーン、反射スクリーン積層体、映像表示装置 Download PDF

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本発明は、反射スクリーン及び映像表示装置に関するものである。
従来、映像源から投射された映像光を反射又は透過して表示するスクリーンとして、様々なものが開発されている(例えば、特許文献1参照)。なかでも、透明性を有するスクリーンは、映像光を投射した際には映像が良好に視認できるスクリーンとして使用でき、かつ、映像光を投射しない不使用時等にはスクリーンの向こう側の景色が透けて見えるので、意匠性の高さ等から需要が高まっている。
特開平9-114003号公報
近年、このような透明性を有するスクリーンは、自動車等のフロントウインドウやサイドウインドウ等に配置して、自動車の速度や、方向指示器の状態、障害物の接近等の注意喚起等の表示を、運転者の視線を逸らすことなく視認させる検討がなされている。このような透明性を有するスクリーンを自動車等のウインドウに配置する場合、運転者の視界を安全に確保する観点から、その透過率が、所定値以上でなければならない等の条件がある。
ここで、このような透明性を有するスクリーンに設けられる反射層は、映像源(プロジェクタ)から投射された映像光を拡散反射させるとともに、スクリーンの背面側からの景色等の外光を透過させるために、誘電体膜や、金属材料による蒸着膜等により形成されている。ここで、反射層に誘電体膜を用いた場合、膜厚に関係なくその反射率(透過率)が決まってしまうので、所望の反射率(透過率)に調整するのに反射層の材料の選定や変更が必要となり、調整自体が困難となる問題が生じてしまう。
また、反射層に金属蒸着膜を用いた場合、厚みを変更することによりその透過率を調整できるが、入射した光の減衰量が誘電体膜に比して多いため、光の透過量及び反射量が減少するといった光の利用効率の低下という問題が生じてしまい、何れの場合でも入射する光の反射率と、透過率の調整が困難な場合があった。そのため、映像光の反射と、背面側からの景色等の外光の透過とを適正に両立させるのが困難であった。
本発明の課題は、映像光を適正に反射するとともに、背面側からの景色等の外光の透過をより鮮明にすることができる透明性を有する反射スクリーン及び映像表示装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
第1の発明は、映像源(LS)から投射された映像光の一部を反射して映像を表示する反射スクリーン(10)であって、光透過性を有し、単位光学形状(221)が背面側の面に複数配列された光学形状層(22)と、前記単位光学形状の前記映像光が入射する位置に複数の島状に形成され、入射光の一部を反射し、入射光のその他の少なくとも一部を透過させる反射層(23)と、を備える反射スクリーンである。
第2の発明は、第1の発明の反射スクリーン(10)において、前記反射層(23)は、映像源側の面が粗面であり、入射光の一部を拡散反射すること、を特徴とする反射スクリーンである。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の反射スクリーン(10)において、前記光学形状層(22)及び前記反射層(23)の背面側の面に、光透過性を有し、配列された複数の前記単位光学形状(221)間の凹凸を埋める充填層(24)を備えること、を特徴とする反射スクリーンである。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの反射スクリーン(10)において、前記光学形状層(22)は、背面側の面に、前記単位光学形状(212)が同心円状に複数配列されたサーキュラーフレネルレンズ形状を有すること、を特徴とする反射スクリーンである。
第5の発明は、第4の発明の反射スクリーン(10)において、前記単位光学形状(221)は、当該反射スクリーンの表示領域外に位置する点(C1)を中心として同心円状に複数配列されていること、を特徴とする反射スクリーンである。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの反射スクリーン(10)において、前記反射層(23)は、誘電体膜により形成されていること、を特徴とする反射スクリーンである。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの反射スクリーン(10)が複数枚積層されていること、を特徴とする反射スクリーン(40)である。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの反射スクリーン(10,40)と、前記反射スクリーンに映像光を投射する映像源(LS)と、を備える映像表示装置(1)である。
本発明によれば、映像光を適正に反射するとともに、背面側からの景色等の外光の透過をより鮮明にすることができる透明性を有する反射スクリーン及び映像表示装置を提供することができる。
第1実施形態の映像表示装置1を説明する図である。 第1実施形態の映像表示装置1を自動車のフロントウインドウ2に配置した例を示す図である。 第1実施形態のスクリーン10の層構成を説明する図である。 第1実施形態の光学形状層22を背面側(-Z側)から見た図である。 第1実施形態の光学形状層22に設けられた反射層23を説明する図である。 第1実施形態の反射層23の製造方法の一例を示す図である。 第1実施形態のフロントウインドウ2の画面上下方向(Y方向)における映像光及び外光の様子を説明する図である。 第2実施形態のスクリーン40の構成を説明する図である。 第2実施形態のスクリーン40の別な形態1を示す図である。 第2実施形態のスクリーン40の別な形態2を示す図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
本明細書中において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
本明細書中において、記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
本明細書中において、板、シート等の言葉を使用している。一般的に、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、これらの文言は、適宜置き換えることができるものとする。
本明細書中において、スクリーン面とは、スクリーン全体として見たときにおける、スクリーンの平面方向となる面を示すものであり、スクリーンの画面(表示面)に平行であるとする。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の映像表示装置1を説明する図である。図1(a)は、映像表示装置1の斜視図であり、図1(b)は、映像表示装置1を側面側から見た図である。
図2は、第1実施形態の映像表示装置1を自動車のフロントウインドウに配置した例を示す図である。図2(a)は、車内側から見た自動車VCの運転席周辺を示した図であり、図2(b)は、図2(a)におけるフロントウインドウ2のb-b断面図である。
ここで、理解を容易にするために、図1を含め以下に示す各図において、適宜、XYZ直交座標系を設けて示している。この座標系では、スクリーン10の画面左右方向をX方向、画面上下方向をY方向とし、スクリーン10の厚み方向をZ方向とする。スクリーン10の画面は、XY面に平行であり、スクリーン10の厚み方向(Z方向)は、スクリーン10の画面に直交する。
また、スクリーン10の厚み方向における映像源側の正面方向に位置する観察者O1から見て、画面左右方向の右側を+X側、左側を-X側とし、画面上下方向の上側を+Y側、下側を-Y側とし、厚み方向における背面側(裏面側、車外側)を-Z側、映像源側(観察者側、車内側)+Z側とする。
映像表示装置1は、図1に示すように、スクリーン10、映像源LS等を有している。本実施形態のスクリーン10は、映像源LSから投影された映像光Lを反射して、その映像源側の画面(表示領域)に映像を表示可能である。このスクリーン10の詳細に関しては、後述する。
本実施形態の映像表示装置1は、図2(a)に示すように、自動車VCのフロントウインドウ2及びその近傍に配置されている。具体的には、映像表示装置1は、スクリーン10が自動車VCのフロントウインドウ2の全面に配置され、映像源LSが自動車VCの内装パネル3の内部に配置されている。これにより、本実施形態の映像表示装置1は、自動車の速度や、方向指示器の状態、障害物の接近等の注意喚起等の表示をフロントウインドウ2の運転者の視界を妨げない位置に表示することができ、自動車VCの搭乗者のうち主に運転手は、視線を大きく逸らすことなく、各種情報を確認することができる。
映像源LSは、映像光Lをスクリーン10へ投影する映像投射装置(プロジェクタ)である。本実施形態の映像源LSは、短焦点型のプロジェクタである。
この映像源LSは、映像表示装置1の使用状態において、スクリーン10の画面(表示領域)を映像源側(+Z側)の正面方向(スクリーン面の法線方向)から見た場合に、スクリーン10の画面左右方向(X方向)の中央であって、スクリーン10の画面よりも上下方向下方側(-Y側)に位置している。
映像源LSは、スクリーン10の厚み方向(Z方向)において、スクリーン10の映像源側(+Z側)の表面からの距離が従来の汎用プロジェクタに比べて大幅に近い位置から、斜めに映像光Lを投影できる。したがって、従来の汎用プロジェクタに比べて、映像源LSは、スクリーン10までの投射距離が短く、投射された映像光Lがスクリーン10に入射する入射角度や、入射角度の変化量(最小値から最大値までの変化量)が大きい。
なお、フロントウインドウ2に設けられたスクリーン10は、映像源LS(プロジェクタ)から投射された映像光を拡散反射することにより映像を表示する。そのため、液晶表示デバイス、有機ELデバイス等の映像源から映像光を投射しても、スクリーン10には鮮明な映像を表示することはできない。
フロントウインドウ2は、図2(b)に示すように、車内側から順に、第1ガラス板31、第1中間層32、スクリーン10、第2中間層33、第2ガラス板34が積層される、いわゆる合わせガラスの形態により構成されている。
第1ガラス板31は、フロントウインドウ2の最も運転者側(車内側)に配置される透明な部材である。第1ガラス板31としては、例えば、ソーダライムガラス(青板ガラス)、硼珪酸ガラス(白板ガラス)、石英ガラス、ソーダガラス、カリガラス等の材料を用いることができる。また、第1ガラス板31の厚みは、例えば、2~3mmの範囲とすることが好ましい。
第1中間層32は、第1ガラス板31とスクリーン10との間に設けられる層である。第1ガラス板31及びスクリーン10は、第1中間層32により接合される。第1中間層32は、フロントウインドウ2の破損時に、第1ガラス板10の破片が飛散するのを防止するために設けられている。第1中間層32としては、例えば、PVB(ポリビニルブリラール)を用いることができる。第1中間層32の厚みは、0.3~0.8mmの範囲とすることが好ましい。また、第1中間層32の屈折率は、第1ガラス板31、スクリーン10の光学形状層22(後述する)と同等であることが望ましい。
第2中間層33は、第2ガラス板34とスクリーン10との間に設けられる層である。第2ガラス板34及びスクリーン10は、第2中間層33により接合される。第2中間層33は、フロントウインドウ2の破損時に、第2ガラス板34の破片が飛散するのを防止するために設けられている。第2中間層33は、第1中間層32と同様に、例えば、PVB(ポリビニルブリラール)を用いることができ、第2中間層33の厚みは、0.3~0.8mmの範囲とすることが好ましい。また、第2中間層33の屈折率は、第2ガラス板34、スクリーン10の充填層24(後述する)と同等であることが望ましい。
第2ガラス板34は、フロントウインドウ2の最も車外側に配置される透明な部材である。第2ガラス板34は、第1ガラス板31と同様に、例えば、ソーダライムガラス(青板ガラス)、硼珪酸ガラス(白板ガラス)、石英ガラス、ソーダガラス、カリガラス等の材料を用いることができる。また、第2ガラス板34の厚みは、例えば、2~3mmの範囲とすることが好ましい。
なお、本実施形態のスクリーン10は、上述のように、中間層(32、33)を介して2枚のガラス板(31、34)で挟持される合わせガラスの形態で構成されるフロントウインドウ2に内蔵される例で説明したがこれに限定されるものでない。スクリーン10は、フロントウインドウの車内側の面や、車外側の面に接合層を介して貼付されるようにしてもよい。
スクリーン10は、映像源LSが投射した映像光Lの一部を映像源側(車内側、+Z側)に位置する観察者O1(自動車VCの搭乗者)側へ向けて拡散反射して映像を表示し、一部の映像光を背面側(車外側、-Z側)へ透過する半透過型の反射スクリーンである。このスクリーン10は、映像光が投射されていない場合、スクリーン10の背面側(車外側、-Z側)からの外光を観察者側(車内側)に透過する透明性を有している。
これにより、自動車VCの搭乗者(運転手)は、映像光が投射されていない場合、フロントウインドウ2の全面を通して、車外の景色を観察することができ、映像光がフロントウインドウ2(スクリーン10)の少なくとも一部に投射されている場合は、映像光が投射されている部分については映像光を視認することができ、それ以外の部分については、車外の景色を観察することができる。また、映像光が投射されている部分についても、若干の車外の景色を観察することができる、いわゆるシースルーの状態で映像を確認することができる。
スクリーン10の画面(表示領域)は、使用状態において、映像源側(+Z側)の観察者O1側から見て長辺方向が画面左右方向に平行な略矩形形状である。
図3は、第1実施形態のスクリーン10の層構成を説明する図である。図3では、スクリーン10の映像源側(車内側、+Z側)の画面中央(画面の幾何学的中心)となる点A(図1参照)を通り、画面上下方向(Y方向)に平行であって、スクリーン面に垂直(厚み方向であるZ方向に平行)な断面の一部を拡大して示している。
図4は、第1実施形態の光学形状層22を背面側(車外側、-Z側)から見た図である。理解を容易にするために、図4では、光学形状層22のみを示している。
図5は、第1実施形態の光学形状層22に設けられた反射層23を説明する図である。図5(a)は、第1実施形態の反射層23を示す図であり、図5(b)は、反射層23の別な形態を示す図である。図5の各図は、光学形状層22及び反射層23を背面側(車外側、-Z側)から見た部分拡大図であり、充填層24は省略して示している。
なお、本実施形態では、スクリーン10(フロントウインドウ2)は、平板状に形成される例で説明するが、これに限定されるものでなく、曲面状に形成されていてもよい。
スクリーン10は、映像光Lの一部を拡散反射して映像を観察者O1(自動車の搭乗者)に対して表示し、かつ、映像光の一部を背面側(-Z側)に透過するとともに、背面側(車外側)からの景色等の外光の一部を車内側に透過して観察者O1に対して視認させる。
スクリーン10は、図3に示すように、映像源側(車内側、+Z側)から順に、基材層21、光学形状層22、反射層23、充填層24を備えている。
基材層21は、光透過性を有するシート状の部材である。基材層21は、その背面側(車外側、-Z側)に、光学形状層22が一体に形成されている。基材層21は、光学形状層22を形成する基材(ベース)となる層である。
基材層21は、例えば、高い光透過性を有するPET(ポリエチレンテレフタレート)等のポリエステル樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、アクリルスチレン樹脂、PC(ポリカーボネート)樹脂、脂環式ポリオレフィン樹脂、TAC(トリアセチルセルロース)樹脂等により形成される。
光学形状層22は、基材層21の背面側(-Z側)に形成された光透過性を有する層である。光学形状層22の背面側の面には、単位光学形状(単位レンズ)221が複数配列されて設けられている。
図4に示すように、本実施形態では、単位光学形状221は、真円の一部形状(円弧状)であり、スクリーン10の画面外(表示領域外)に位置する点C1を中心として、同心円状に複数配列されている。即ち、光学形状層22は、背面側の面に、点C1をフレネルセンターとする、いわゆるオフセット構造のサーキュラーフレネルレンズ形状を有している。
この点C1は、図4に示すように、スクリーン10の画面(表示領域)の左右方向の中央であって画面下方に位置しており、スクリーン10を正面方向から見た場合、点C1と点Aとは、Y方向に平行な同一直線上に位置している。なお、スクリーン10の光学的中心C1は、スクリーン10の幾何学的中心Aに対して左右方向(X方向)にずれた位置に配置されるようにしてもよい。
単位光学形状221は、図3に示すように、スクリーン面に直交する方向(Z方向)に平行であって、単位光学形状221の配列方向に平行な断面における断面形状が、略三角形形状である。
単位光学形状221(単位レンズ)は、背面側に凸であり、映像光が入射する第1斜面(レンズ面)221aと、これに対向する第2斜面(非レンズ面)221bとを有している。1つの単位光学形状221において、第2斜面221bは、頂点t1を挟んで第1斜面221aの下側に位置している。
第1斜面221aがスクリーン面に平行な面となす角度は、θ1である。第2斜面221bがスクリーン面に平行な面となす角度は、θ2である。角度θ1,θ2は、θ2>θ1という関係を満たしている。
単位光学形状221の配列ピッチは、P1であり、単位光学形状221の高さ(厚み方向における頂点t1から単位光学形状221間の谷底となる点v1までの寸法)は、h1である。
理解を容易にするために、図3では、単位光学形状221の配列ピッチP1、角度θ1,θ2は、単位光学形状221の配列方向において一定である例を示している。しかし、本実施形態の単位光学形状221は、実際には、配列ピッチP1は一定であるが、角度θ1が単位光学形状221の配列方向においてフレネルセンター(光学的中心)となる点C1から離れるにつれて次第に大きくなっている。
角度θ1,θ2、配列ピッチP1等は、映像源LSからの映像光の投射角度(スクリーン10への映像光の入射角度)や、映像源の画素(ピクセル)の大きさ、スクリーン10の画面サイズ、各層の屈折率等に応じて、適宜設定してよい。例えば、単位光学形状221の配列方向に沿って、配列ピッチP1が変化し、角度θ1,θ2が変化する形態としてもよい。
光学形状層22は、光透過性の高いウレタンアクリレート系、ポリエステルアクリレート系、エポキシアクリレート系、ポリエーテルアクリレート系、ポリチオール系、ブタジエンアクリレート系等の紫外線硬化型樹脂により形成されている。
なお、本実施形態では、光学形状層22を構成する樹脂として、紫外線硬化型樹脂を例に挙げて説明するが、これに限らず、例えば、電子線硬化型樹脂等の他の電離放射線硬化型樹脂により形成してもよい。
反射層23は、入射した光の一部を拡散反射し、その他を透過する半透過型の反射層である。本実施形態の反射層23は、単位光学形状221の第1斜面221a上に形成されている。
反射層23は、図5(a)に示すように、第1斜面221a上において複数の島状に形成されている。ここで、複数の島状とは、第1斜面221a上において、円形、楕円、矩形等の多角形、その他の任意の形状が、複数、規則的又は不規則的に配置されている状態をいう。
本実施形態の反射層23は、複数の円形状の反射膜23aが、第1斜面221aに沿って規則的に配置されている。第1斜面221a上の反射層23(複数の円形状の反射膜23a)が形成されていない部分は、入射した光を透過する光透過部となる。
従来の透過型のスクリーンの反射層は、第1斜面の全面に設けられていたため、反射率及び透過率の調整は、誘電体膜の場合、使用する材料を変更等することによって行われていたが、材料の変更だけでは反射率及び透過率を十分に所望な値に調整することができない場合があった。
これに対して、本実施形態のスクリーン10は、第1斜面221aの面積に対する複数の円形状の反射膜23aが占める面積の割合を調整することによって、スクリーン10に入射する光の反射率及び透過率を調整することができる。これにより、上述のような誘電体膜の材料を変更する等の調整が不要になり、より効率よく反射層の反射率及び透過率を調整することができる。
なお、図5(a)では、円形状の反射膜23aの直径が、単位光学形状221の配列ピッチP1(第1斜面221aの配列方向の幅)よりも小さく、第1斜面221a上に複数の円形状の反射膜23aが形成される例を示したが、これに限定されるものでない。例えば、図5(b)に示すように、円形状の反射膜23aの直径が、単位光学形状221の配列ピッチP1(第1斜面221aの配列方向の幅)よりも大きく、円形状の反射膜23aが、隣接する第1斜面221a上にまたがるようにして形成されるようにしてもよい。
本実施形態のスクリーン10は、第1斜面221aの反射層23に入射した光の一部を拡散反射するとともに、その他を拡散させることなく透過させ、また、第1斜面221aの反射層23が形成されていない部分(光透過部)に入射した光をそのまま透過させる。これにより、スクリーン10は、映像源LSから投射された映像光を観察者O1側に拡散反射させるとともに、車外の景色等の外光を、反射層だけでなく反射層が形成されていない部分(光透過部)によって観察者O1側に透過させることができる。そのため、車内にいる運転手等の搭乗者(観察者O1)は、映像源LSから投射された映像を視認するとともに、車外の景色をより鮮明に視認することができる。
本実施形態の第1斜面221aのうち反射層23(複数の円形状の反射膜23a)が形成される部位には、微細かつ不規則な凹凸形状が形成されており、反射層23は、この微細かつ不規則な凹凸形状に追従して形成され、その凹凸形状を維持した状態で成膜されている。そのため、反射層23の光学形状層22側(映像源側)の面及び充填層24側(背面側)の面は、微細かつ不規則な凹凸形状を有する粗面となっている。これにより、反射層23は、入射した光の一部を微細かつ不規則な凹凸形状により拡散して反射させ、反射しない他の光を拡散させることなく透過させる。
なお、この凹凸形状は、微細な凸形状と凹形状とが2次元方向に不規則に配列されて形成されており、凸形状及び凹形状は、その大きさや形状、高さ等は不規則である。
反射層23は、入射した光の一部を反射し、他の一部を透過させる、いわゆるシースルーの反射層とするために、本実施形態では、単層の誘電体膜により形成されている。誘電体膜は、例えば、ZnS(硫化亜鉛)、TiO(二酸化チタン)、Nb(五酸化ニオブ)、Ta(五酸化タンタル)、SiO(二酸化ケイ素)、MgF(フッ化マグネシウム)等により形成される。誘電体膜の膜厚は、約20~100nmである。
この反射層23は、可視光の波長域の光に対して、その反射率が約5~20%、透過率が約80~95%である。なお、スクリーン10全体としてみた場合、スクリーン10の表面における反射成分(約10%)も存在するので、スクリーン10全体としての透過率は約70~85%となる。
反射層23は、アルミニウム等の金属蒸着膜等により形成された反射層に比べて、高い透明性を有しており、また、光の吸収損失が小さく、高い反射率を実現でき、光の利用効率が高い。本実施形態の反射層23は、ZnS(硫化亜鉛)の誘電体膜により形成されている。
反射層23は、第1斜面221a上に複数の円形状の反射膜23aが規則的に配置される例を示したが、これに限定されるものでなく、不規則に配置されるようにしたり、円形以外の形状の反射膜が規則的又は不規則に配置されるようにしたりしてもよい。
なお、本実施形態では、映像光の観察者側への反射に直接寄与しないので、反射層23が、第2斜面221b上に設けられていない例を示すが、これに限定されるものでなく、反射層23が第2斜面221b上にも設けられるようにしてもよい。
充填層24は、光学形状層22及び反射層23の背面側(-Z側)に設けられた光透過性を有する層である。
充填層24は、単位光学形状221間の谷部を埋めるように形成されており、光学形状層22及び反射層23の背面側(-Z側)の面を平坦としている。したがって、充填層24の映像源側(+Z側)の面は、光学形状層22の単位光学形状221の略逆型の形状が複数配列されて形成されている。
このような充填層24を設けることにより、反射層23を保護することができる。またスクリーン10に充填層24を設けることにより、フロントウインドウ2の2枚のガラス板(31、34)に中間層(32、33)を介してスクリーン10を挟持する場合に、スクリーン10とガラス板とをより強固に接合させることができる。
充填層24の屈折率は、光学形状層22の屈折率と等しい、又は、略等しい(等しいとみなせる程度に屈折率差が小さい)ことが望ましい。また、充填層24は、光学形状層22と同じ紫外線硬化型樹脂を用いて形成することが好ましいが、異なる材料により形成してもよい。
本実施形態の充填層24は、光学形状層22と同じ材料(紫外線硬化型樹脂)により形成され、その屈折率が光学形状層22の屈折率に等しい。
なお、上述のように、反射層23は、複数の島状(円形状の反射膜23a)により構成されており、光学形状層22の第1斜面221aのうち、円形状の反射膜23aが形成されていない部分(光透過部)は、光学形状層22と充填層24とが直接接触することとなり、光学形状層22に対する充填層24の密着をより強固にすることができる。
本実施形態のスクリーン10は、例えば、以下のような製造方法により製造される。
図6は、第1実施形態の反射層23の製造方法の一例を示す図である。
まず、基材層21を用意し、その一方の面に、単位光学形状221を賦形する成形型に紫外線硬化型樹脂を充填した状態で積層し、紫外線を照射して紫外線硬化型樹脂を硬化させるUV成形法により光学形状層22を形成する。このとき、単位光学形状221を賦形する成形型の第1斜面221aを賦形する面には、微細かつ不規則な凹凸形状が形成されている。この微細かつ不規則な凹凸形状は、成形型の第1斜面221aを賦形する面に、めっき処理やエッチング処理、ブラスト処理等を1回以上行うことによって形成できる。
それから、次の反射層23の形成に備えて、図6に示すように、反射層23を構成する複数の円形状の反射膜23aに対応する位置に貫通孔Hが設けられたマスクMを、光学形状層22上に積層配置する。
なお、作製された基材層21及び光学形状層22からなる積層体がウェブ状である場合、この積層体は、反射層23の形成工程の前に、ロール体に巻き取られる場合がある。このような場合、上記積層体がマスクMとともに巻き取られていれば、光学形状層22が汚損されたり、傷付いたりするのを抑制することができ、その後の反射層23の形成工程において、反射膜の蒸着不良等の不具合が生じてしまうのを極力防ぐことができる。
続いて、単位光学形状221上にマスクMを配置した状態で、誘電体膜を蒸着又はスパッタ加工する等により、所定の厚さの反射層23(複数の円形状の反射膜23a)が第1斜面221a上に形成される。
なお、反射層23は、これに限らず、例えば、アルミニウム、クロム(Cr)、銀、ニッケル等の光反射性の高い金属を蒸着したり、光反射性の高い金属をスパッタリングしたり、金属箔を転写したりする等により形成してもよい。例えば、反射層23にアルミニウムを用いる場合、膜厚を十分に厚く(0.1μm以上)することにより、入射光の反射率が70~80%程度となり、入射光の吸収率が約20%程度となる。この場合において、第1斜面221a上における反射層23の面積の占める割合を20%としたとき、第1斜面221aの全面における反射層23による反射率が14~16%、吸収率が約4%となり、反射層23における入射光の吸収を極力抑制した上で、入射光の反射及び透過の割合を調整することができる。また、このように、反射層23の膜厚を十分に厚くすることにより、膜厚の変動が起因となる斑模様等が生じてしまうのを防ぐことができる。
なお、金属材料による反射層23の反射率(透過率)は、その膜厚を変化させることにより調整することができる。具体的には膜厚を薄くすれば、透過率が向上するが、反射率が低下し、膜厚を厚くすれば、反射率が向上するが、透過率は低下する。
次に、反射層23の上から、単位光学形状221間の谷部を充填して平面状となるように紫外線硬化型樹脂を塗布し、紫外線を照射して紫外線硬化型樹脂を硬化させ、充填層24を形成する。以上により、スクリーン10が完成する。
なお、単位光学形状221の第1斜面221aには、上述したように微細な凹凸形状が形成されているので、第1斜面221a上に形成された反射層23の両面には微細な凹凸形状が形成される。また、第1斜面221a上の反射層23が形成されていない部分の凹凸形状は、充填層24の樹脂が充填されることによってほとんど目立たなくなり、完成したスクリーン10においては、第1斜面221aの反射層23が形成されていない部分に入射した光を拡散させることなく透過させることができる。
次に、フロントウインドウ2(スクリーン10)に入射する主な光の動作について説明する。
図7は、第1実施形態のフロントウインドウ2(スクリーン10)の画面上下方向(Y方向)における映像光及び外光の様子を説明する図である。図7では、スクリーン10の幾何学的中心点Aを通り単位光学形状221の配列方向(Y方向)及びスクリーンの厚み方向(Z方向)に平行な断面での断面の一部を拡大して示している。また、図7では、理解を容易にするために、フロントウインドウ2及びスクリーン10の層構成を簡略化してスクリーン10内の単位光学形状221及び反射層23のみを示し、フロントウインドウ2及びスクリーン10内の各層の界面における屈折率差はないものとして示している。
フロントウインドウ2の下方に位置する映像源LSから投射された映像光L1のうち、一部の映像光L2は、フロントウインドウ2に入射する際にフロントウインドウ2の表面で反射し、フロントウインドウ2の映像源側の上方(+Y側)へ向かい、観察者(自動車VCの搭乗者)O1には届かない。
映像光L1のうち、フロントウインドウ2に入射した一部の映像光L3は、スクリーン10の単位光学形状221の第1斜面221aに入射して反射層23によって拡散反射して、車内側(+Z側)に出射し、観察者O1に観察される。
第1斜面221aの反射層23に入射した映像光のうち反射しなかった一部の映像光L4は、反射層23を透過し、拡散することなくスクリーン10の背面側(-Z側)へ向かい、車外の上方へ出射する。
映像光のうち第1斜面221aの反射層23が形成されていない部分(光透過部)に入射した光は、そのままスクリーン10を透過し、フロントウインドウ2の背面側(-Z側)の面から車外の上方へ出射する(図示せず)。
なお、本実施形態では、映像源LSがスクリーン10よりも下方に位置し、映像光L1がスクリーン10の下方から投射され、かつ、第2斜面221bがスクリーン面に平行な面となす角度θ2(図2参照)がスクリーン10の画面上下方向の各点における映像光の入射角度よりも大きいので、映像光が第2斜面221bに直接入射することはなく、第2斜面221bは、映像光の反射にはほとんど影響しない。
次に、フロントウインドウ2(スクリーン10)に入射する映像光以外の外界からの光(以下、外光という)について説明する。
フロントウインドウ2に入射する自動車VCの車外の景色等の外光のうち第1斜面221aの反射層23が形成されていない部位(光透過部)に入射した外光G1は、そのままスクリーン10を透過し、フロントウインドウ2の映像源側(+Z側)の面から車内へと出射し、観察者O1に観察される。
また、自動車VCの車外の景色等の外光のうち第1斜面221aの反射層23に入射した外光G2のうち一部の外光G3は、反射層23を透過し、拡散することなくスクリーン10の映像源側(+Z側)へ向かい車内へ出射して、観察者O1に観察される。
外光G2のうち外光G3以外の一部の外光G4は、反射層23により反射して、フロントウインドウ2の背面側(-Z側)の面から車外の上方へ出射する。
フロントウインドウ2の車内側上方から入射する車内照明等の外光G5のうち、一部の外光G6は、フロントウインドウ2の表面等で反射し、フロントウインドウ2の車内側の下方(-Y側)へ出射するので、観察者O1に観察されることはない。
また、外光G5のうち別な一部の外光G7は、反射層23で反射し、一部はフロントウインドウ2の車内側(映像源側、+Z側)の面で全反射してフロントウインドウ2内を下方へ向かい、次第に減衰する。更に、外光G5のうち他の一部の外光G8は、反射層23を透過して、拡散することなくフロントウインドウ2の背面側(-Z側)の面から車外の下方(-Y側)へ出射する。
フロントウインドウ2の背面側(車外側)の上方から入射する太陽光等の外光G9のうち一部の外光G10は、一部がフロントウインドウ2の表面等で反射し、フロントウインドウ2の背面側の下方(-Y側)へ向かう。また、外光G9のうち別な一部の外光G11は、反射層23で反射し、一部はフロントウインドウ2の背面側(-Z側)の面から車外の下方へ出射する。更に、外光G9のうち他の一部の外光G12は、反射層23を透過して、拡散することなくフロントウインドウ2の映像源側(車内側、+Z側)の面から車内の下方(-Y側)へ出射するので、観察者O1に観察されることはない。
以上より、本実施形態のスクリーン10(フロントウインドウ2)は、映像源LSから投射された映像光を車内の搭乗者(観察者O1)に表示するとともに、車外の景色等の外光を車内側に透過させ、搭乗者に鮮明に観察させることができる。
ここで、従来の半透過型のスクリーンは、反射層の映像源側に拡散粒子を含有する拡散層を備えていたため、映像光は、反射層による反射前後で2回拡散されるので、良好な視野角が得られる一方で映像の解像度が低下するという問題があった。また、拡散粒子によって外光も拡散されるため、スクリーンの背面側(車外側)の景色がぼやけたり、白くにじんだりして観察され、透明性が低下する。これに対して、本実施形態のスクリーンは、反射層において入射光を拡散反射させているので、映像の解像度の低下を極力抑制するとともに、車外側の景色等の外光を鮮明に車内側に透過させることができる。
以上、本実施形態のスクリーン10は、以下のような効果を奏する。
本実施形態のスクリーン10は、単位光学形状221の映像光が入射する位置(第1斜面221a)に、複数の島状に形成される反射層23、すなわち、複数の円形状の反射膜23aが形成されている。これにより、映像源LSから投射された映像光を、反射層23により観察者O1側に反射させるとともに、スクリーン10の背面側の景色等の外光の一部を、反射層及び単位光学形状の反射層が形成されていない部分(光透過部)を拡散させることなく透過させて観察者O1側に出射することができる。そのため、観察者O1(自動車VCの搭乗者)に対して、映像源LSの映像を表示するとともに、スクリーン10の背面側の景色をより鮮明に観察させることができる。
また、スクリーン10は、光学形状層22及び反射層23の背面側の面に、光透過性を有し、配列された複数の単位光学形状221間の凹凸を埋める充填層24を備えるので、背面側の反射層23を保護することができる。また、スクリーン10の背面側の面を平坦にすることができるので、例えば、スクリーン10を、合わせガラスを構成する2枚のガラス板に挟持させたり、スクリーン10をガラス板に貼付したりする場合に、隙間なくスクリーン10をガラス板に対して配置することができる。
更に、スクリーン10は、光学形状層22の単位光学形状221が同心円状に複数配列されたサーキュラーフレネルレンズ形状であり、その光学的中心C1が当該反射スクリーンの表示領域外に位置している。これにより、スクリーン10は、スクリーン10の表示領域外であって画面上下方向下側に位置する短焦点型の映像源LSから投射された入射角度の大きい映像光であっても、画面左右方向の映像が暗くなることがなく、明るさの面均一性の高い良好な映像を表示することができる。
また、スクリーン10は、反射層23が誘電体膜により形成されているので、反射層23に入射した光の吸収を極力抑制して、入射光の一部を反射するとともに、他の一部をスクリーン10の背面側に透過させることができ、入射光の利用効率を向上させることができる。
(第2実施形態)
図8は、第2実施形態のスクリーン40の層構成を説明する図である。図8では、スクリーン40の画面中央となる点Aを通り、画面上下方向(Y方向)及び厚み方向(Z方向)に平行な断面を示している。
第2実施形態のスクリーン40は、第1実施形態のスクリーン10が2枚(以下、第1スクリーン部10A、第2スクリーン部10Bという)、接合層11を介して接合されている点以外は、前述の第1実施形態のスクリーン10と同様の形態である。したがって、第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態のスクリーン40は、図8に示すように、第1スクリーン部10Aと、第1スクリーン部10Aの背面側に位置する第2スクリーン部10Bとを備え、これらが接合層11によって一体に接合されている。より具体的には、第1スクリーン部10Aの背面側の充填層24と、第2スクリーン部10Bの映像源側の基材層21とが、接合層11によって接合されている。
接合層11は、光透過性の高い粘着剤又は接着剤により形成された層であり、スクリーン40の厚み方向において、第1スクリーン部10Aと第2スクリーン部10Bとの間に設けられている。この接合層11は、第1スクリーン部10Aと第2スクリーン部10Bとを一体に接合している。
本実施形態のスクリーン40の第1スクリーン部10A及び第2スクリーン部10Bは、それぞれの光学的中心が一致するようにして互いに接合されている。
また、第1スクリーン部10A及び第2スクリーン部10Bの各単位光学形状は、同一の形状に形成されている。したがって、各スクリーン部の焦点位置(集光点)は、略一致する。
ここで、透明性を有するスクリーンは、投射瞳径が小さい映像源等により高輝度の映像光を投射した場合には、シンチレーション(スペックル)が生じやすい傾向を有する。
しかし、本実施形態のスクリーン40では、第1スクリーン部10Aと第2スクリーン部10Bとは、同じ表示領域に同じ映像を表示しており、かつ、同じ映像を表示する光が、異なる2つの光路を通ってスクリーン10から出射するので、シンチレーション(スペックル)が低減される。
よって、映像のシンチレーション(スペックル)を低減し、明るく良好な映像を表示できるスクリーン40及び映像表示装置1とすることができる。
また、本実施形態のスクリーン40は、上述の第1実施形態のスクリーン10と同様の効果を奏する。
(第2実施形態の別な形態1)
上述の第2実施形態では、第1スクリーン部10A及び第2スクリーン部10Bの焦点位置(集光点)が、略一致する例を示したが、これに限らず、以下のような形態としてもよい。
図9は、第2実施形態のスクリーン40の別の形態を説明する図である。図9は、別な形態のスクリーン40の第1スクリーン部10Aと第2スクリーン部10Bとの焦点位置(集光点)を示す図である。図9では、スクリーン40を画面左右方向の右上側(+Z側)から見た様子を示している。
スクリーン40は、第1スクリーン部10A及び第2スクリーン部10Bの焦点位置(集光点)が、厚み方向(Z方向)において異なるようにしてもよい。
本実施形態では、図9に示すように、第2スクリーン部10Bの集光点F2は、第1スクリーン部10Aの集光点F1よりも厚み方向(Z方向)においてスクリーン40から離れた側(+Z側)に位置している。即ち、本実施形態のスクリーン40では、第2スクリーン部10Bの光学形状層22が有するサーキュラーフレネルレンズ形状は、第1スクリーン部10Aの光学形状層22が有するサーキュラーフレネルレンズ形状とは、その形状や光学設計が異なり、集光点の位置が異なる設計となっている。
そのため、第2スクリーン部10Bの光学形状層22の単位光学形状221を形成する第1斜面、第2斜面の角度θ1、θ2等は、この集光点F2に対応して設計されている。したがって、光学的中心(C1)からの距離rが等しい点に位置する第1スクリーン部10Aの単位光学形状221と第2スクリーン部10Bの単位光学形状221とでは、それぞれ角度θ1が相違している。
また、この形態では、第2スクリーン部10Bの単位光学形状221の配列ピッチP2の値は、第1スクリーン部10Aの単位光学形状221の配列ピッチP1の値とは異なり、例えば、配列ピッチP1の値の1.4倍となっている。このように、第1スクリーン部10Aの単位光学形状221の配列ピッチP1と第2スクリーン部10Bの単位光学形状221の配列ピッチP2とを異ならせることにより、第1スクリーン部10Aの表示する映像の映像光と第2スクリーン部10Bが表示する映像の映像光との干渉によるモアレを改善できる。モアレ改善のためには、一方の配列ピッチを他方の配列ピッチの1.4倍や2.4倍とすることが好ましい。
なお、この形態では、配列ピッチP1と配列ピッチP2とは異なる値である例を示したが、これに限らず、同じ値としてもよい。
このような形態とすることにより、第1スクリーン部10Aと第2スクリーン部10Bとが表示する同じ映像を、異なる位置に集光させることができ、異なる位置の観察者に良好な映像を表示できる。
したがって、この別な形態によれば、前述の第2実施形態によって得られる効果に加えて、さらに、異なる2つの位置に向けて映像光を集光でき、異なる2つの位置の観察者に良好な映像を表示できる。
なお、上述のように異なる2つの位置へ映像光を集光する場合には、第1スクリーン部10A及び第2スクリーン部10Bの反射光の輝度分布(視野角分布)において、ピーク輝度に対する半値全幅が15°以下であることが好ましい。これにより、映像光の集光性を高めて、集光点に位置する観察者により明るく明瞭な映像を表示することができる。
(第2実施形態の別な形態2)
図10は、第2実施形態のスクリーン40の別な形態2を説明する図である。
図10(a)に示すように、第1スクリーン部10Aと第2スクリーン部10Bの焦点位置(集光点)F1,F2は、画面左右方向(X方向)において異なっていてもよい。このような形態とすることにより、画面左右方向の視野角を広げることができる。また、このような形態は、例えば、画面左右方向の寸法が画面上下方向の寸法より大きい横長のスクリーンにおいて好適である。
また、図10(b)に示すように、第1スクリーン部10Aの集光点F1と第2スクリーン部10Bの集光点F2とは、画面上下方向(Y方向)において異なっていてもよい。このような形態とすることにより、画面上下方向の視野角を広げることがでる。また、このような形態は、例えば、画面上下方向の寸法が画面左右方向の寸法より大きい縦長のスクリーンにおいて好適である。
また、集光点F1,F2は、画面左右方向(X方向)及び厚み方向(奥行き方向、Z方向)で異なっていてもよいし、画面上下方向(Y方向)及び奥行き方向(Z方向)で異なっていてもよいし、画面上下方向(Y方向)及び画面左右方向(X方向)で異なっていてもよい。
また、集光点F1,F2は、いずれか一方が無限遠となっていてもよい。
このように集光点F1,F2が異なる場合には、それに合わせて、第1スクリーン部10Aの光学形状層22及び第2スクリーン部10Bの光学形状層22のサーキュラーフレネルレンズ形状を設計する。したがって、フレネルセンターとなる光学的中心は、その設計に応じて、スクリーン面の法線方向から見て一致していてもよいし、一致していなくともよい。
例えば、第1スクリーン部10Aの光学形状層22と第2スクリーン部10Bの光学形状層22とは、サーキュラーフレネルレンズ形状は同じであるが、そのフレネルセンターとなる点(光学的中心)がスクリーン面の法線方向から見て異なる位置にあってもよい。また、第1スクリーン部10Aの光学形状層22と第2スクリーン部10Bの光学形状層22とは、サーキュラーフレネルレンズ形状が異なり、さらに、そのフレネルセンターとなる点(光学的中心)がスクリーン面の法線方向から見て異なる位置にある形態でもよい。
さらに、例えば、集光点F1,F2の位置が一致する(又は、略一致する)が、各スクリーン部の第1斜面の角度θ1の角度分布や、光学的中心の位置が異なる形態としてもよい。
(変形形態)
以上説明した各実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)上述の各実施形態では、スクリーン10、40は、自動車VCのフロントウインドウ2に配置される例で説明したが、これに限定されるものでなく、自動車VCのサイドウインドウや、リアウインドウ等に用いられるようにしてもよく、また、自動車以外の乗り物、例えば、航空機や、鉄道等のウインドウに用いられるようにしてもよい。
(2)上述の各実施形態において、スクリーン10の単位光学形状221は、サーキュラーフレネルレンズ形状に形成される例を説明したが、これに限定されるものでなく、リニアフレネルレンズ形状としてもよい。また、サーキュラーフレネルレンズ形状の光学的中心をスクリーン10の画面領域外に配置する例を説明したが、これに限定されるものでなく、光学的中心が、スクリーン10の画面領域内に存在するようにしてもよい。
(3)上述の各実施形態では、反射層23は、単層の誘電体膜により構成される例を示したが、これに限定されるものでなく、誘電体の多層膜により構成されるようにしてもよい。この場合、反射層23は、屈折率の高い誘電体膜(以下、高屈折率誘電体膜という)と屈折率が低い誘電体膜(以下、低屈折率誘電体膜という)とが交互に複数積層されて形成された形態となる。
高屈折率誘電体膜は、例えば、TiO(二酸化チタン)、Nb(五酸化ニオブ)、Ta(五酸化タンタル)等により形成される。高屈折率誘電体膜の屈折率は、2.0~2.6程度である。
低屈折率誘電体膜は、例えば、SiO(二酸化ケイ素)、MgF(フッ化マグネシウム)等により形成される。低屈折率誘電体膜の屈折率は、1.3~1.5程度である。
(4)第2実施形態において、第1スクリーン部10Aの表示領域と、第2スクリーン部10Bの表示領域とは、スクリーン40の正面方向から見てスクリーン40の画面(表示領域)と一致している例を挙げて示したが、これに限らず、例えば、第1スクリーン部10Aの表示領域と第2スクリーン部10Bの表示領域とは、一部が重複しており、スクリーン40の正面方向(Z方向、スクリーン面の法線方向)から見て、その重複する領域の面積は、スクリーン40の画面(表示領域)の面積の50%よりも大きい形態としてもよい。このような形態としても、シンチレーションの改善は期待できる。
なお、スクリーン10の画面に表示される映像のシンチレーションを低減し、良好な映像を表示する観点から、第1スクリーン部の表示領域と第2スクリーン部の表示領域との重複する領域の面積は、スクリーン40の画面(表示領域)の面積の90%以上とすることがより好ましい。
(5)各実施形態において、映像源LSは、例えば、スクリーン10、40の斜め下側等に配置され、スクリーン10,40に対して画面左右方向において斜め方向光から映像光を投射する形態としてもよい。このとき、映像源LSの位置に合わせて単位光学形状221の配列方向は、傾いた形態となる。
このような形態とすれば、映像源LSの位置等の自由度を向上させることができる。
(6)各実施形態において、単位光学形状221の第1斜面221a、第2斜面221bは、例えば、曲面と平面とが組み合わされた形態としてもよいし、折れ面状としてもよい。
また、単位光学形状221は、3つ以上の複数の面によって形成される多角形形状としてもよい。
(7)第2実施形態において、スクリーン10を2枚積層する例を説明したが、これに限定されるものでなく、3枚以上積層するようにしてもよい。3枚のスクリーンは、それぞれ集光点が一致していてもよいし、相違していてもよい。
(8)上述の各実施形態において、映像表示装置1は、映像源LSがプロジェクタであり、スクリーン10が入射光を拡散反射させる反射層23を有する例を説明したが、これに限定されるものでなく、映像源がLCD(Liquid Crystal Display)等のマイクロディスプレイであり、スクリーンが入射光を鏡面反射させる反射層から構成されるいわゆるHUD(ヘッドアップディスプレイ)であってもよい。
なお、本実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1 映像表示装置
2 フロントウインドウ
10、40 スクリーン
10A 第1スクリーン部
10B 第2スクリーン部
21 基材層
22 光学形状層
221 単位光学形状
23 反射層
24 充填層
31 第1ガラス板
32 第1中間層
33 第2中間層
34 第2ガラス板
LS 映像源
VC 自動車

Claims (11)

  1. 映像源から投射された映像光の一部を反射して映像を表示する反射スクリーンであって、
    光透過性を有し、映像光が入射する第1斜面を有した単位光学形状が背面側の面に複数配列された光学形状層と、
    前記単位光学形状の前記第1斜面上に同じ大きさの複数の島状に規則的に形成され、入射光の一部を反射し、入射光のその他の少なくとも一部を透過させる反射層とを備え、
    前記反射層は、単層の誘電体膜により形成されていること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  2. 映像源から投射された映像光の一部を反射して映像を表示する反射スクリーンであって、
    光透過性を有し、映像光が入射する第1斜面を有した単位光学形状が背面側の面に複数配列された光学形状層と、
    前記単位光学形状の前記第1斜面上に同じ大きさの複数の島状に規則的に形成され、入射光の一部を反射する反射層とを備え、
    前記反射層は、単層の誘電体膜により形成されていること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の反射スクリーンにおいて、
    複数の島状に形成された前記反射層は、前記第1斜面上において前記単位光学形状の配列方向に複数配置されていること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、
    複数の島状に形成された前記反射層は、前記第1斜面上において前記単位光学形状の配列方向に交差する方向に複数配置されていること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記反射層は、映像源側の面が粗面であり、入射光の一部を拡散反射すること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記光学形状層及び前記反射層の背面側の面に、光透過性を有し、配列された複数の前記単位光学形状間の凹凸を埋める充填層を備えること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記光学形状層は、背面側の面に、前記単位光学形状が同心円状に複数配列されたサーキュラーフレネルレンズ形状を有すること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  8. 請求項7に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記単位光学形状は、当該反射スクリーンの表示領域外に位置する点を中心として同心円状に複数配列されていること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  9. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の反射スクリーンが複数枚積層されていること、
    を特徴とする反射スクリーン積層体
  10. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の反射スクリーンと、
    前記反射スクリーンに映像光を投射する映像源と、
    を備える映像表示装置。
  11. 請求項9に記載の反射スクリーン積層体と、
    前記反射スクリーン積層体に映像光を投射する映像源と、
    を備える映像表示装置。
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