JP7275475B2 - 防汚フィルム - Google Patents
防汚フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7275475B2 JP7275475B2 JP2018064263A JP2018064263A JP7275475B2 JP 7275475 B2 JP7275475 B2 JP 7275475B2 JP 2018064263 A JP2018064263 A JP 2018064263A JP 2018064263 A JP2018064263 A JP 2018064263A JP 7275475 B2 JP7275475 B2 JP 7275475B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antifouling
- antifouling layer
- layer
- film
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
2. 防汚層がシリコーン系樹脂および/またはフッ素系樹脂を主成分とする上記第1に記載の防汚フィルム。
3. フィルム基材の防汚層とは反対側の表面が、式1を満たす上記第1又は第2に記載の防汚フィルムの製造方法。
|a―b|≦10(°) ・・・ 式1
a:フィルム基材の防汚層とは反対側の表面の防汚層と接する前の水の接触角(°)
b:フィルム基材の防汚層とフィルム基材の防汚層とは反対側の表面とが接した状態で40℃で72時間エージングし、エージング後に剥離したときの防汚層と接していたフィルム基材の防汚層とは反対側の表面の水の接触角(°)
4. フィルム基材の防汚層とは反対側の表面が樹脂機能層である上記第1~第3のいずれかに記載の防汚フィルム。
5. 樹脂機能層を構成する全樹脂分のうち質量濃度60%以上がシリコーン系、環状オレフィン系、非環状オレフィン系、およびフッ素系樹脂から選ばれる少なくとも1種以上の樹脂である上記第4に記載の防汚フィルム。
通常多くの場合、フィルムはロール状に巻き取られて搬送される。フィルム基材上に防汚層を有する防汚フィルムの場合、ロール状に巻き取られると、防汚層はフィルム基材の防汚層とは反対側の表面と接した状態で保管されることになる。従来、防汚フィルムは、かかるロール状で保管されている間に、防汚層はフィルム基材の防汚層とは反対側の表面と接していたことにより、防汚層の防汚性が損なわれる問題があったが、本発明は、その問題を解決したものと言える。
本発明における防汚層を塗布するフィルム基材とは、素材、形状など、特に限定されるものではない。
本発明における防汚層は、シリコーン系樹脂及び/又はフッ素系樹脂を主成分として含む。ここで、本発明における防汚フィルムの防汚層は架橋剤で架橋、硬化された場合を含んでいるが、ここでいう主成分とは、防汚層を形成する塗布液の固形分質量中に、シリコーン系樹脂及び/又はフッ素系樹脂が合計で50質量%以上含まれていることを意味する。
フィルム基材に防汚層を塗布する方法は特に限定されるものではなく、既知の方法で塗布することができる。具体的には、ダイレクトグラビアコーター、マイクログラビアコーター、リバースグラビアコーター、ダイレクトキスコーター、リバースキスコーター、コンマコーター、ダイコーター、バー・ロットタイプの塗布装置等による塗布方法が挙げられる。
塗布後の乾燥温度は、80℃以上180℃未満が好ましい。80℃以上の場合には、溶剤の乾燥が不十分となることを防止でき、残留溶剤によりエージング時にフィルム基材の防汚層とは反対側の表面との密着力が上がりすぎて剥離力が重剥離化することを防ぐことができるため、80℃以上が好ましい。また、180℃未満の場合には、フィルム基材が熱により収縮や変形を起こしにくく、平面性を保ったまま乾燥することができるため好ましい。
防汚層は乾燥後、その反対側の表面と積層される。積層させる工程は、防汚層をフィルム基材に塗布、乾燥した後、一定寸法に裁断したものを枚葉状態で積層する方法やロール状態で積層する方法などがあるが、フィルムをロール状に巻き取ることにより反対側表面と積層させることが生産性を向上させる意味で好ましい。巻き取り時の温度としては20℃以上60℃以下が好ましい。20℃以上であれば防汚層を塗布形成した面とは反対側の表面と防汚層との密着性が良いため好ましい。80℃未満であれば防汚層を塗布形成した面とは反対側の表面と防汚層との密着性が強くなりすぎることを防ぐことができるため好ましい。より好ましくは30℃以上55℃以下、更に好ましくは35℃以上52℃以下である。
フィルム基材上に防汚層を塗布し、乾燥した後、基材フィルムの防汚層とは反対側表面と接した状態でエージングされるが、シート状態、ロール状態を問わず適用できる。ロール状に巻き取った後に、ロール状態でエージングを行う方が生産性に優れ、簡便な方法となる。
|a―b|≦10 ・・・ 式1
a:フィルム基材の防汚層とは反対側の表面の防汚層と接する前の水の接触角(°)
b:フィルム基材の防汚層とフィルム基材の防汚層とは反対側の表面とが接した状態で40℃で72時間エージングし、エージング後に剥離したときの防汚層と接していたフィルム基材の防汚層とは反対側の表面の水の接触角(°)
|a―b|≦10である場合、エージング後、2枚の試料フィルムを剥離した後の、防汚層の防汚性が低下することを防ぐことができるため好ましい。
付加反応系のシリコーン樹脂としては、例えば末端もしくは側鎖にビニル基を導入したポリジメチルシロキサンとハイドロジエンシロキサンとを、白金触媒を用いて反応させて硬化させるものが挙げられる。このとき、120℃で30秒以内に硬化できる樹脂を用いる方が、低温での加工ができ、より好ましい。例としては、東レ・ダウコーンニング社製の低温付加硬化型(LTC1006L、LTC1056L、LTC300B、LTC303E、LTC310、LTC314、LTC350G、LTC450A、LTC371G、LTC750A、LTC752、LTC755、LTC760A、LTC850など)および熱UV硬化型(LTC851、BY24-510、BY24-561、BY24-562など)、信越化学社製の溶剤付加型(KS-774、KS-882、X62-2825など)溶剤付加+UV硬化型(X62-5040、X62-5065、X62-5072T、KS5508など)、デュアルキュア硬化型(X62-2835、X62-2834、X62-1980など)などが挙げられる。縮合反応系のシリコーン樹脂としては、例えば、末端にOH基をもつポリジメチルシロキサンと末端にH基をもつポリジメチルシロキサンを、有機錫触媒を用いて縮合反応させ、3次元架橋構造をつくるものが挙げられる。紫外線硬化系のシリコーン樹脂としては、例えば最も基本的なタイプとして通常のシリコーンゴム架橋と同じラジカル反応を利用するもの、不飽和基を導入して光硬化させるもの、紫外線でオニウム塩を分解して強酸を発生させ、これでエポキシ基を開裂させて架橋させるもの、ビニルシロキサンへのチオールの付加反応で架橋するもの等が挙げられる。また、前記紫外線の代わりに電子線を用いることもできる。電子線は紫外線よりもエネルギーが強く、紫外線硬化の場合のように開始剤を用いなくても、ラジカルによる架橋反応を行うことが可能である。使用する樹脂の例としては、信越化学社製のUV硬化系シリコーン(X62-7028A/B、X62-7052、X62-7205、X62-7622、X62-7629、X62-7660など)、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製のUV硬化系シリコーン(TPR6502、TPR6501、TPR6500、UV9300、UV9315、XS56-A2982、UV9430など)、荒川化学社製のUV硬化系シリコーン(シリコリースUV POLY200、POLY215、POLY201、KF-UV265AMなど)が挙げられる。
単環式オレフィンとしては、例えば、シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘプテン、シクロオクテンなどの環状C4-12シクロオレフィン類などが挙げられる。
二環式オレフィンとしては、例えば、2-ノルボルネン;5-メチル-2-ノルボルネン、5,5-ジメチル-2-ノルボルネン、5-エチル-2-ノルボルネン、5-ブチル-2-ノルボルネンなどのアルキル基(C1―4アルキル基)を有するノルボルネン類;5-エチリデン-2-ノルボルネンなどのアルケニル基を有するノルボルネン類;5-メトキシカルボニル-2-ノルボルネン、5-メチル-5-メトキシカルボニル-2-ノルボルネンなどのアルコキシカルボニル基を有するノルボルネン類;5-シアノ-2-ノルボルネンなどのシアノ基を有するノルボルネン類;5-フェニル-2-ノルボルネン、5-フェニル-5-メチル-2-ノルボルネンなどのアリール基を有するノルボルネン類;オクタリン;6-エチル-オクタヒドロナフタレンなどのアルキル基を有するオクタリンなどが例示できる。
以上の樹脂は単独で用いてもよく、2種以上を混合しても構わない。
(測定条件)
・測定モード:WAVEモード
・対物レンズ:10倍
・0.5×Tubeレンズ
・測定面積 936μm×702μm
(解析条件)
・面補正: 4次補正
・補間処理: 完全補間
|a―b|≦10 ・・・ 式1
a:フィルム基材の防汚層とは反対側の表面の防汚層と接する前の水の接触角(°)
b:フィルム基材の防汚層とフィルム基材の防汚層とは反対側の表面とが接した状態で40℃で72時間エージングし、エージング後に剥離したときの防汚層と接していたフィルム基材の防汚層とは反対側の表面の水の接触角(°)
(1)初期接触角
水の接触角の測定は、接触角計(協和界面科学社製の「FACE接触角計CA-X」)を用いて、22℃、60%RHの条件下で、フィルム基材の防汚層とは反対の面を上にして水平に置き、水で各N=5回測定した接触角の平均値を接触角とした。尚、水の接触角を求める際、滴下量を1.8μLとし1分間静置後の接触角を読み取った。
剥離後接触角は、接触角測定のために適当な大きさの防汚フィルム試料2枚を用意し、一方の試料のフィルム基材の防汚層とは反対側の表面と、他方の試料の防汚層との間で空気が入らないように密着させ、40℃で72時間エージングした後に、フィルム基材同士を剥離したときの、防汚層と接していたフィルム基材の防汚層とは反対側の表面の水の接触角を剥離後の接触角とする。接触角の測定の方法は初期接触角の測定と同様にした。また、前記剥離後の防汚層の接触角も測定データを合せて表1に記載する。
防汚性は、防汚樹脂を乾燥後、フィルム基材の防汚層とは反対の面を空気が入らないように防汚層と密着させ、そのまま40℃で72時間エージングした後に、防汚層をフィルム基材の反対側の表面から剥離した後の防汚層のマジックインキ(M500-T1寺西化学工業社製)のインクのはじき性によって判断した。はじき性が良く、1秒以内に描画線が1mm以下になる場合を防汚性○とし、1秒以上5秒未満で描画線が1mm以下になる場合を防汚性△、5秒以降もインクがはじかず、描画線幅が1mm以上である場合を防汚性×とした。
防汚層として、フッ素系の樹脂をイソシアネート系の架橋剤で架橋したものを用いた。
フッ素樹脂溶液(固形分30質量%、エフクリアKD270R、 関東電化工業社製)100質量部、架橋剤としてイソシアネート系架橋剤(固形分100質量%、デュラネートTPA-100、旭化成社製)8.1重量部をメチルイソブチルケトンで希釈し、固形分20%の樹脂溶解液Aを調製した。
防汚層として、シリコーン系の樹脂にフッ素系成分を含有したものを用いた。
フッ素成分含有シリコーン樹脂溶液(固形分100質量%、KR-400F、信越化学工業社製)100質量部をメチルイソブチルケトンで希釈し、固形分20%の樹脂溶解液Bを調製した。
熱付加型シリコーン(固形分30質量%、LTC752 東レ・ダウコーニング社製)100質量部、硬化触媒(SRX212 東レ・ダウコーニング社製)0.5質量部、密着向上剤(SD7200 東レ・ダウコーニング社製)0.5質量部を、メチルエチルケトン、トルエン、ノルマルヘプタンを質量比で1:1:1となるように混合した混合溶媒で希釈し、固形分1質量%の樹脂機能層の塗布液を作成した。厚さ125μmのフィルム基材〈片面易接着層付二軸延伸ポリエステルフィルム[コスモシャイン(登録商標)A4100、東洋紡社製)]〉に乾燥後の塗布層の厚みが50nmとなるように樹脂機能層を塗布し、130℃で60秒乾燥した。
別途調液した防汚層の樹脂溶解液Aをフィルム基材の樹脂機能層を塗布した面の反対面に乾燥後の防汚層の厚みが10μmとなるように塗布し、100℃で90秒乾燥し、防汚フィルムを得た。防汚フィルムはロールの状態で40℃で72時間エージングを行なった。
フッ素樹脂(固形分30質量%、エフクリアKD270R、関東電化社製)100質量部、硬化剤(固形分100質量%、MR-400 東ソー社製)27質量部、硬化触媒(固形分濃度100質量%、ネオスタンU-860、日東化成社製)0.15重量部を、メチルエチルケトン、トルエンを質量比で1:1となるように混合した混合溶媒で希釈し、固形分1質量%の樹脂機能層の塗布液を作成した。それ以外は実施例1と同様にして防汚フィルムを作成した。
環状オレフィン樹脂(固形分100質量%、TOPAS6017S、ポリプラスチックス社製)を、トルエン、テトラヒドロフランを質量比で4:1となるように混合した混合溶媒で希釈し固形分1質量%の樹脂機能層の塗布液を作成した。それ以外は実施例1と同様にして防汚フィルムを作成した。
非環状オレフィン樹脂(固形分100質量%、GI-1000 日本曹達社製)100質量部、硬化剤(固形分質量100%、MR-400 東ソー社製)17.6質量部、硬化触媒(固形分濃度100質量%、ネオスタンU-860 日東化成社製)0.6重量部を、メチルエチルケトン、トルエンを質量比で1:1となるように混合した混合溶媒で希釈し、固形分1質量%の樹脂機能層の塗布液を作成した。それ以外は実施例1と同様にして防汚フィルムを作成した。
実施例1と同一処方にてフィルム基材に乾燥後の塗布層の厚みが50nmとなるように樹脂機能層を塗布し、130℃で60秒乾燥した。その後、防汚層の樹脂溶解液Bをフィルム基材の樹脂機能層を塗布した面の反対面に乾燥後の防汚層の厚みが10μmとなるように塗布し、100℃で90秒乾燥し、防汚フィルムを得た。防汚フィルムはロールの状態で40℃で72時間エージングを行なった。
ポリエステルウレタン樹脂(固形分33質量%、バイロン(登録商標)UR-1350、東洋紡社製)100質量部、添加剤(固形分質量40%、メガファック(登録商標)RS-75、DIC社製)3質量部を、メチルエチルケトン、トルエンを質量比で1:1となるように混合した混合溶媒で希釈し、固形分1質量%の樹脂機能層の塗布液を作成した。フィルム基材に厚みが50nmになるように塗布し130℃で60秒乾燥後、実施例1と同様にして防汚フィルムを作成した。
アクリル酸エステル(固形分100質量%、NKエステルA-DPH 新中村化学工業社製)100質量部、フッ素化合物(固形分質量100%、オプツールDAC-HP ダイキン工業社製)1質量部、開始剤(固形分濃度100質量%、OMNIRAD127 BASF社製)10重量部を、メチルエチルケトン、トルエンを質量比で1:1となるように混合した混合溶媒で希釈し、固形分10%の樹脂機能層の塗布液を作成した。その後フィルム基材に厚みが1000nmになるように塗布し90℃で30秒乾燥後、高圧水銀ランプを用いて150mJ/cm2となるように紫外線を照射することで樹脂機能層を形成した。その後実施例1と同様にしてフィルム基材の樹脂機能層とは反対側の面に防汚層を形成し、防汚フィルムを作成した。
メラミン樹脂(固形分30質量%、スーパーベッカミンL-109-65、DIC社製)100質量部、添加剤(固形分質量5%、メガファックF444、DIC社製)3質量部、添加剤(SD7200 東レ・ダウコーニング社製)1質量部、触媒(固形分量5%、ベッカミンP-198、DIC社製)を3質量部、メチルエチルケトン、トルエンを質量比で1:1となるように混合した混合溶媒で希釈し、固形分1質量%の樹脂機能層の塗布液を作成した。フィルム基材に厚みが50nmになるように塗布し130℃で60秒乾燥後、実施例1と同様にエージングを行った。
比較例1と同一処方にて樹脂機能層をフィルム基材の一方の面に形成した。その後防汚層の樹脂溶解液Bを用いる以外は実施例1と同様にして防汚フィルム8を作成した。
実施例1~5は剥離後の樹脂機能層の水の接触角が90°~115°であり、防汚層はエージング後も優れた防汚性を発現した。比較例1~4は剥離後の水の接触角が90°未満のため、樹脂機能層の成分の一部が防汚層へ転写したためか、防汚層の防汚性が低下した。
Claims (5)
- フィルム基材上の一方の面に防汚層を有する防汚フィルムであって、
前記フィルム基材の前記防汚層とは反対側の表面が樹脂機能層であり、
防汚層と、フィルム基材の防汚層とは反対側の表面に配置された樹脂機能層とが接した状態で、40℃で72時間エージングを行い、
その後剥離し、防汚層と接していたフィルム基材の反対側の表面の水の接触角が90°~115°であり、
ここで、前記水の接触角を測定するために行う前記エージングは、防汚層を、80℃以上180℃未満の乾燥温度、1秒以上180秒未満の乾燥時間で乾燥させ、次いで、
防汚層と、フィルム基材の防汚層とは反対側の表面に配置された樹脂機能層とを、空気が入らないように密着させた状態で行う;
樹脂機能層を構成する全樹脂分のうち質量濃度60%以上がシリコーン系、環状オレフィン系および非環状オレフィン系から選ばれる少なくとも1種以上の樹脂であり、
前記防汚層が、シリコーン系の樹脂にフッ素系成分を含有したものを主成分とするおよび/または、フッ素系樹脂を主成分とし、
前記フッ素系樹脂を主成分とする場合、更に架橋剤を有する、
防汚フィルム。 - 架橋剤は、イソシアネート系架橋、メチルエーテル化メラミン樹脂、ブチルエーテル化メラミン樹脂などのメラミン系架橋剤、エポキシ系架橋剤、金属キレート系架橋剤から選択される、請求項1に記載の防汚フィルム。
- フィルム基材の防汚層とは反対側の表面が、式1を満たす請求項1又は2に記載の防汚フィルムの製造方法。
|a―b|≦10(°) ・・・ 式1
a:フィルム基材の防汚層とは反対側の表面の防汚層と接する前の水の接触角(°)
b:フィルム基材の防汚層とフィルム基材の防汚層とは反対側の表面とが接した状態で40℃で72時間エージングし、エージング後に剥離したときの防汚層と接していたフィルム基材の防汚層とは反対側の表面の水の接触角(°) - 式1で表される|a―b|が7未満である、請求項3に記載の防汚フィルム。
- 前記剥離後の樹脂機能層の水の接触角が90°~101°である、請求項1~4のいずれかに記載の防汚フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018064263A JP7275475B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 防汚フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018064263A JP7275475B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 防汚フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019171743A JP2019171743A (ja) | 2019-10-10 |
JP7275475B2 true JP7275475B2 (ja) | 2023-05-18 |
Family
ID=68167991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018064263A Active JP7275475B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 防汚フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7275475B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7386752B2 (ja) * | 2020-04-24 | 2023-11-27 | 信越化学工業株式会社 | シリコーン複合防汚シートおよびそれを用いた落書き防止施工方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005066920A (ja) | 2003-08-21 | 2005-03-17 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 偏光板用離形フィルム |
JP2006348267A (ja) | 2005-05-16 | 2006-12-28 | Nof Corp | 含フッ素硬化性塗液、含フッ素硬化皮膜及び含フッ素硬化皮膜を用いた減反射材 |
JP2017177463A (ja) | 2016-03-29 | 2017-10-05 | 三井化学東セロ株式会社 | 成形品の外観に優れるプロセス用離型フィルム、その用途、及びそれを用いた樹脂封止半導体の製造方法 |
-
2018
- 2018-03-29 JP JP2018064263A patent/JP7275475B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005066920A (ja) | 2003-08-21 | 2005-03-17 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 偏光板用離形フィルム |
JP2006348267A (ja) | 2005-05-16 | 2006-12-28 | Nof Corp | 含フッ素硬化性塗液、含フッ素硬化皮膜及び含フッ素硬化皮膜を用いた減反射材 |
JP2017177463A (ja) | 2016-03-29 | 2017-10-05 | 三井化学東セロ株式会社 | 成形品の外観に優れるプロセス用離型フィルム、その用途、及びそれを用いた樹脂封止半導体の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019171743A (ja) | 2019-10-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7238237B2 (ja) | 保護フィルム付き防汚フィルムおよびその製造方法 | |
TWI818080B (zh) | 附保護膜之光學膜 | |
KR101578999B1 (ko) | 양면 점착 시트 및 권회체 | |
KR101110534B1 (ko) | 표면 보호 필름 | |
JP6921586B2 (ja) | 粘着性組成物、粘着剤、粘着シートおよび表示体 | |
JP2016216624A (ja) | 粘着シートおよび表示体 | |
JP7054348B2 (ja) | 粘着シート、構成体およびその製造方法 | |
CN110643287A (zh) | 粘着片及光学层叠体 | |
JP7275475B2 (ja) | 防汚フィルム | |
JP2013067737A (ja) | 透明粘着シート | |
JP6764924B2 (ja) | バックライトユニットの製造方法 | |
JP6246791B2 (ja) | 両面粘着シート | |
JP6959749B2 (ja) | 粘着シートおよび表示体 | |
JP2013527872A (ja) | 高い光学品質を有する両面自己接着性製品 | |
KR20190045855A (ko) | 점착 시트 및 표시체 | |
JP2005231089A (ja) | 帯電防止転写シート、及び帯電防止処理された物品 | |
WO2024071391A1 (ja) | 表示装置用積層体、表示装置および支持板付き表示装置 | |
WO2022255165A1 (ja) | 積層フィルム | |
WO2022209556A1 (ja) | ハードコートフィルム積層体、粘着剤層付きハードコートフィルム積層体およびそれらの製造方法 | |
JP7322452B2 (ja) | シリコーンゴム複合体、およびその製造方法 | |
JP2022055764A (ja) | 樹脂フィルム、積層体、積層体の製造方法 | |
KR20230146017A (ko) | 접착제층 및 접착제층을 갖는 광학 적층체 | |
JP2022183681A (ja) | 転写用両面粘着シート | |
JP2014198782A (ja) | 粘着シート | |
KR20230125004A (ko) | 수지 조성물 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211109 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211207 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20220204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220830 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20221018 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230404 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230417 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7275475 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |