JP7275123B2 - 空気硬化性エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマー組成物 - Google Patents

空気硬化性エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマー組成物 Download PDF

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Description

現在、エチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)ポリマーなど、エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマー(EAODM)には2つの主な加硫方法がある。最近まで、硫黄加硫はEAODMの加硫の主要な方法であった。硫黄加硫に伴う特定の欠点により、過酸化物加硫が、現在人気が高まっている。
硫黄加硫は、大気下で完了し、これは、該プロセスが、より単純であり、より単純な機器を使用することを意味する。しかしながら、硫黄加硫中に形成されるC-SおよびS-S結合は、過酸化物加硫中に形成されるC-C結合よりも弱く、結果として得られる硫黄加硫EPDM組成物は、過酸化物加硫EPDM組成物と比較して、低減された圧縮永久歪値および寿命を有する。
過酸化物加硫は通常、酸素の不存下で完了する。EPDMが大気中下で過酸化物を介して加硫されると、炭素ラジカルが酸素と反応し、続いて極性官能基、例えば、カルボン酸、カルボニル、エステルなどに分解する。これらの極性種は、粘着性の表面を生じる。表面の粘着性は、特に最終製品の離型が高温で完了する場合、問題である。表面の粘着性を低減するために、過酸化物加硫では、より高価かつ複雑な機器を使用して、加硫環境から酸素を除去する。
空気硬化性であり、かつ改善された機械的特性および寿命を提供する、新しいEPDM組成物に対する必要性が存在する。
USP7,829,634は、4-ヒドロキシ-TEMPOなどのニトロキシドをスコーチ抑制剤として使用する過酸化物加硫プロセスを開示した。US7,226,964は、架橋プロセスのためのスコーチ抑制剤として、ニトロキシドと、少なくとも1つの二重結合を有する架橋促進剤と、を含む、組成物を開示した。
JP2014/159505は、バッテリシール材料として使用するためのゴム成分、過酸化物、ニトロキシド、およびトリメチロールプロパントリメタクリレートまたはトリメチロールプロパントリアクリレートを含む配合物を開示した。
USP7,829,634は、スコーチ抑制剤として、ゴム成分、過酸化物、およびビス-TEMPO成分を含む配合物を開示した。
しかしながら、上述したように、空気硬化可能であり、かつ改善された機械的特性および寿命を提供する、新しいEPDM組成物に対する必要性が存在する。
本発明は、(A)エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマーと、(B)少なくとも1つの-O-O-過酸化物結合を含む過酸化物と、(C)構造Iを有するビス-TEMPO化合物と、を含む、組成物を提供し、
Figure 0007275123000001
式中、R、R、RおよびRは、各々独立して、HおよびC-Cアルキル基からなる群から選択され、Xは、S、O、N、P、Se、カルボニル基(C=O)、カルボキシル基(O-C=O)、アミド基(N-C=O)、アゾ基(N=N)、イミノ基(C=N)、カルバメート基(N-C=O)、ペルオキシ基(O-O)、ホスホノ基(-(O)P=O)、リン酸基(O=P-(O))、スルホニル基((O=)S)、スルフィニル基(O=S)、スルホン酸エステル基((O=)S-O)、スルホン酸エステル基(O=S-O)、およびそれらの組み合わせからなる群から選択され、Yは、置換または非置換脂肪族アルキル基、置換または非置換芳香族アルキル基、複素環基、シロキサン基、エチレングリコール基、イミド基、およびそれらの組み合わせからなる群から選択され、nは、1よりも大きく、成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比は、0.100:1.000~2.000:1.000である。
比較試料1~7および本発明の実施例1のIRスペクトルを示す。
定義
反対の記載、文脈から暗黙的、または当技術分野で慣習的でない限り、すべての部およびパーセントは重量に基づいており、すべての試験方法は本開示の出願日現在のものである。
「アルキル」は、飽和直鎖状、環状、または分岐鎖状の炭化水素基を指す。好適なアルキル基の非限定的な例としては、例えば、メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、t-ブチル、i-ブチル(または2-メチルプロピル)などが挙げられる。一実施形態では、アルキルは、1~20個の炭素原子を有する。「置換アルキル」は、アルキルのいずれかの炭素に結合した1つ以上の水素原子が、ハロゲン、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アミノ、ホスフィド、アルコキシ、アミノ、チオ、ニトロ、およびそれらの組み合わせなどの別の基で置換されているアルキルを指す。好適な置換アルキルには、例えば、ベンジル、トリフルオロメチルなどが含まれる。「ヘテロアルキル」は、アルキルの任意の炭素に対する1つ以上の炭素原子が、N、O、P、B、S、Si、Sb、Al、Sn、As、Se、Geからなる群から選択されるヘテロ原子によって置き換えられている上記のようなアルキルを指す。ヘテロ原子のこの同じリストは、この明細書全体で有効である。炭素原子とヘテロ原子との間の結合は、飽和または不飽和であり得る。したがって、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、アルコキシ、アリールオキシ、ボリル、ホスフィノ、アミノ、シリル、チオ、またはセレノで置換されたアルキルは、ヘテロアルキルという用語の範囲内である。好適なヘテロアルキルには、シアノ、ベンゾイル、2-ピリジル、2-フリルなどが含まれる。
本明細書で使用される「組成物」という用語は、組成物を含む材料、ならびに組成物の材料から形成される反応生成物および分解生成物を含む。いかなる反応生成物または分解生成物も通常、微量または残留量で存在する。
「ヘテロ原子」とは、炭素または水素以外の原子である。ヘテロ原子は、周期表の第IV、V、VI、およびVII族からの非炭素原子であり得る。ヘテロ原子の非限定的な例としては、F、N、O、P、B、S、およびSiが挙げられる。
本明細書で使用される「ポリマー」という用語は、同じ種類であろうと異なる種類であろうと、モノマーを重合することによって調製される化合物を指す。したがって、ポリマーという一般的な用語は、ホモポリマーという用語(微量の不純物がポリマー構造に組み込まれ得ることを理解の上で、1種類のモノマーのみから調製されるポリマーを指す)および以下で定義するインターポリマーという用語を含む。触媒残留物などの微量の不純物は、ポリマー内におよび/またはポリマー中に組み込むことができる。
本明細書で使用される「インターポリマー」という用語は、少なくとも2つの異なる種類のモノマーの重合により調製されるポリマーを指す。したがって、インターポリマーという用語は、コポリマーという用語(2つの異なる種類のモノマーから調製されるポリマーを指すために用いられる)と、2つより多い異なる種類のモノマーから調製されるポリマーとを含む。
本明細書で使用される「エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマー」という用語は、重合形態で、エチレン、α-オレフィン、およびジエンを含むポリマーを指す。一実施形態では、「エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマー」は、(インターポリマーの重量に基づいて)大部分の重量パーセントのエチレンを含む。
「ニトロキシド基のモル量」は、次の式で計算される。
過酸化物中のニトロキシド基のモル量=g*モル/g*(ニトロキシド基の数)
式中、gは、グラム単位のビス-TEMPO化合物の量であり、モル/gは、1グラム中のビス-TEMPO化合物のモル数であり、ニトロキシド基の数は、1つのビス-TEMPO分子内のニトロキシド基の数である。
「過酸化物結合のモル量」は、次の式で計算される。
過酸化物結合のモル量=g*モル/g*(過酸化物結合の数)
式中、gはグラム単位の過酸化物の量、モル/gはグラム当たりの過酸化物のモル、過酸化物結合の数は1つの過酸化物分子内の-O-O-結合の数である。
「含む(comprising)」、「含む(including)」、「有する(having)」という用語、およびそれらの派生語は、任意の追加の構成要素、ステップ、または手順の存在を、それらが具体的に開示されているか否かにかかわらず、除外することを意図するものではない。曖昧さを避けるために、用語「含む」の使用を通じて主張されるすべての組成物は、否定する記載がない限り、任意の追加の添加剤、補助剤、またはポリマー化合物であるかに関わらず化合物を含み得る。対照的に、「から本質的になる」という用語は、実施に必須ではないものを除き、他の任意の構成要素、ステップ、または手順を、いずれの後続の記述の範囲からも除外する。「~からなる」という用語は、具体的に描写または列記されていない如何なる構成成分、ステップ、または手順も除外する。「または」という用語は、特に異なることが明記されない限り、列記された成員を個別に、ならびに任意の組み合わせで指す。単数形の使用には、複数形の使用が含まれ、逆もまた同様である。
本明細書に開示される数値範囲は、下限値および上限値からの、かつ下限値および上限値を含めて、すべての値を含む。明示的な値(例えば、1または2;または3~5;または6;または7)を含む範囲の場合、任意の2つの明示的な値の間の任意の下位範囲(例えば、1~2;2~6;5~7;3~7;5~6など)が含まれる。
試験方法
EPDM組成分析のためのFTIR法
エチレン、プロピレン、および5-エチリデン-2-ノルボルネンを含むターポリマーを、それぞれのエチレン含有量についてはASTM D3900を、エチリデン-ノルボルネンまたはジシクロペンタジエン含有量についてはASTM D6047を使用して分析した。
密度
密度は、ASTM D792、方法Bに従って測定される。結果は、1立方センチメートル当たりのグラム(g)(g/ccまたはg/cm)で記録される。
レオロジー比
レオロジー比(RR)(V0.1/V100)は、Rheometric Scientific,Inc.ARES(Advanced Rheometric Expansion System)動的機械分光計(DMS)で溶融レオロジー技術を使用して試料を検査することによって決定される。試料は、動的周波数モード、およびギャップ2mmの直径25ミリメートル(mm)の平行プレート固定具を使用して、190℃で検査される。歪み率が8%で、振動率が0.1から100ラジアン/秒まで徐々に増加すると、分析される周波数の10進ごとに5つのデータポイントが取得される。各試料(ペレットまたはベール)を、180℃で1分間、圧力20,000psi(137.9メガパスカル(MPa))で圧縮成形して、厚さ1/8インチ(0.049cm)で直径3インチ(7.62センチメートル(cm))のプラークにする。プラークを急冷し、室温に冷却する(1分間かけて)。「25mmのプラーク」を、大きなプラークの中央部分から切り取る。これらの直径25mmの部分を190℃でARESに挿入し、試験を開始する前に5分間平衡化する。試料は、酸化分解を最小限に抑えるために、分析中は窒素環境で維持される。データ整理とデータ操作は、ARES2/A5:RSI Orchestrator Windows 95ベースのソフトウェアパッケージによって実現される。RRは、粘度対せん断速度曲線の比を測定する。
粘度
粘度とは、せん断応力または引張応力のいずれかによって変形されている流体の抵抗を指す。この明細書の目的上、粘度はASTM D 445に従って測定されるブルックフィールド粘度計を使用して190℃で測定される。
ムーニー粘度
ムーニー粘度(ML1+4、125℃)は、ASTM 1646に従って測定され、1分の予熱時間と4分のローター操作時間を用いた。機器はAlpha TechnologiesのMooney粘度計2000である。
未硬化の組成物の粘度を検査することができるように、配合された各組成物の粘度は、未硬化のブランケットを使用して測定された(実験セクションを参照)。試料は、試験前に室温で24時間状態調整された。
ポリマーの分子量および分子量分布
分子量は、システム温度140℃で動作する3個の混合多孔度カラム(Polymer Laboratories 103、104、105、および106)を備えたWaters 150℃高温クロマトグラフィーユニットでのゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)を使用して決定される。溶媒は、1,2,4-トリクロロベンゼンであり、それから試料の約0.3重量%溶液が注入のために調製される。流量は、1.0mL/分であり、注入サイズは、100マイクロリットルである。
分子量の決定を、狭い分子量分布のポリスチレン標準(Polymer Laboratoriesから)をそれらの溶出量と組み合わせて使用することにより推測する。同等のポリエチレン分子量は、ポリエチレンとポリスチレンに適切なMark-Houwink係数を使用して(T.Williams&I.M.Ward、The Construction of a Polyethylene Calibration Curve for Gel Permeation Chromatography Using Polystyrene Fractions,6J.Polymer Sci.Pt.B:Polymer Letter 621,621~624(1968))、次の式を導いて決定される。
ポリエチレン=a×(Mポリスチレン
この方程式では、a=0.4316およびb=1.0である。
ポリマーの数平均分子量Mは、分子量に対する各分子量範囲内の分子数のプロットの1次モーメントとして表される。実際には、これはすべての分子の総分子量を分子数で除算したものであり、次の式に従って通常の方法で計算される。
Figure 0007275123000002
式中、n=分子量Miを有する分子の数であり、w=分子量Miを有する材料の重量分率であり、Σn=分子の総数である。
重量平均分子量、Mは、次の式:M=ΣwxMに従って通常の方法で計算され、式中、wおよびMは、それぞれ、GPCカラムから溶出するi番目の画分の重量分率および分子量である。
これら2つの平均の比である分子量分布(MWDまたはM/M)は、分子量分布の幅を定義する。
移動式ダイレオメーター(MDR)分析
各配合物のMDR硬化特性は、Alpha Technologies MDR 2000を使用して、ASTM D-5289に従って測定される。4.5gの試料を圧縮成形試料から切り取り、MDRに入れる。MDR試験は、100CPM(1.67Hz)の発振周波数および0.5度(7%歪み)の揺動角で、30分間にわたって180℃で実行される。試験間隔中にMDRによって加えられる最小トルク(ML)最大トルク(MH)は、dNmで報告される。MHとMLの差は、架橋の程度を示しており、差が大きいほど架橋の程度が大きくなる。トルクがMHのX%に達するのにかかる時間(t)は、分単位で報告される。最小トルクから1(ts1)または2(ts2)ポイントの増加に必要な時間は分単位で記録される。ts1およびts2の値は、架橋プロセスの開始に必要な時間を示している。短い時間は、架橋がより速く開始することを示す。
FTIR-ATR分析(加硫試料)
熱風加硫試料の劣化は、FTIR-ATR分析によって決定される。メチレン基(CH)は、約1460cm-1周辺でシグナルを発し、業界標準として使用される。カルボニル基(C=O)は、約1717cm-1周辺で信号を発し、劣化度の監視に使用される。1714cm-1と1460cm-1との間の高さの比は、劣化度を表し、
Figure 0007275123000003

式中、Dは、劣化度であり、H1714は、1714cm-1のIRピーク高さ(ベースラインとして1845~1542cm-1を使用)であり、H1460は、1460cm-1のIRピーク高さ(ベースラインとして1583~1396cm-1を使用)である。
相対的な劣化度は、次の式に従って計算され、
Figure 0007275123000004
式中、RDは相対的な劣化度であり、Dは試験片の劣化度であり、DはCS1(対照)の劣化度である。
指先試験(表面粘着性)
熱風加硫試料は、指先試験を使用して表面の粘着性を試験する。指先試験は、実験室の定性的な試験方法である。実験室の試験者は、指を使用して加硫された試料に触れ、次の基準を使用して試料の表面粘着性に関するフィードバックを提供する。
Figure 0007275123000005
上記のように、本発明は、(A)エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマーと、(B)少なくとも1つの-O-O-過酸化物結合を含む過酸化物と、(C)構造Iを有するビス-TEMPO化合物と、を含む組成物を提供し、
Figure 0007275123000006
式中、R、R、RおよびRは、各々独立して、HおよびC-Cアルキル基から選択され、Xは、S、O、N、P、Se、カルボニル基(C=O)、カルボキシル基(O-C=O)、アミド基(N-C=O)、アゾ基(N=N)、イミノ基(C=N)、カルバメート基(N-C=O)、ペルオキシ基(O-O)、ホスホノ基(-(O)P=O)、リン酸基(O=P-(O))、スルホニル基((O=)S)、スルフィニル基(O=S)、スルホン酸エステル基((O=)S-O)、スルホン酸エステル基(O=S-O)およびそれらの組み合わせから選択され、Yは、置換または非置換脂肪族アルキル基、置換または非置換芳香族アルキル基、複素環基、シロキサン基、エチレングリコール基、イミド基、およびそれらの組み合わせから選択され、nは、1よりも大きく、成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比は、0.100:1.000~2.000:1.000である。
本組成物は、本明細書に記載の2つ以上の実施形態の組み合わせを含んでもよい。
本発明はまた、本明細書に記載の1つ以上の実施形態の組成物から形成された加硫または架橋した組成物を提供する。
本発明は、本明細書に記載の1つ以上の実施形態の組成物から形成された少なくとも1つの構成要素を含む物品も提供する。さらなる実施形態では、物品は、異形材、射出成形部品、ガスケット、自動車部品、建築および建設材料、靴部品、およびチューブからなる群から選択される。
一実施形態では、物品は、自動車部品である。
本発明は、本明細書に記載の1つ以上の実施形態の架橋組成物から形成された少なくとも1つの成分を含む物品も提供する。さらなる実施形態では、物品は、異形材、射出成形部品、ガスケット、自動車部品、建築および建設材料、靴部品、およびチューブからなる群から選択される。
本組成物は、本明細書に記載の2つ以上の実施形態の組み合わせを含んでもよい。
物品は、本明細書に記載の2つ以上の実施形態の組み合わせを含んでもよい。
エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマー(EAODM)
本組成物は、エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマーを含む。エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマーは、重合形態で、大部分の量のエチレン、α-オレフィン、およびジエンを含む。
一実施形態では、EAODMは、FTIR分析法に従って測定されたEAODMの総重量に基づいて、30重量%、または40重量%、または50重量%、または55重量%、または60重量%、または65重量%、または70重量%、または75重量%から、80重量%、または85重量%、または90重量%、または95重量%までのエチレンを含む。
α-オレフィンは、脂肪族または芳香族化合物のいずれでもよい。一実施形態では、α-オレフィンは、好ましくはC~C20脂肪族化合物、またはC~C16脂肪族化合物、またはC~C10脂肪族化合物である。例示的なC~C10脂肪族α-オレフィンは、プロピレン、1-ブテン、1-ヘキセンおよび1-オクテンである。一実施形態では、α-オレフィンは、プロピレンである。
一実施形態では、EAODMは、FTIR分析法に従って測定されたEAODMの総重量に基づいて、10重量%、または12重量%、または15重量%、または18重量%、または20重量%、または22重量%、または25重量%から、28重量%、または30重量%、または32重量%、または35重量%までのα-オレフィンを含む。
例示的なジエンには、1,4-ヘキサジエンおよび1,5-ヘプタジエンなどの直鎖非環式ジエン、5-メチル-1,4-ヘキサジエン、2-メチル-1,5-ヘキサジエン、6-メチル-1,5-ヘプタジエン、7-メチル-1,6-オクタジエン、3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン、3,7-ジメチル-1,7-オクタジエン、5,7-ジメチル-1,7-オクタジエン、1,9-デカジエン、およびジヒドロミルセンの混合異性体などの分岐鎖非環式ジエン、1,4-シクロヘキサジエン、1,5-シクロオクタジエン、1,5-シクロドデカジエンなどの単環脂環式ジエン、テトラヒドロインデン、メチルテトラヒドロインデンなどの多環脂環式縮合および架橋環ジエン、5-メチレン-2-ノルボルネン(MNB)、5-エチリデン-2-ノルボルネン(ENB)、5-ビニル-2-ノルボルネン、5-プロペニル-2-ノルボルネン、5-イソプロピリデン-2-ノルボルネン、5-(4-シクロペンテニル)-2-ノルボルネン、および5-シクロヘキシリデン-2-ノルボルネン、などのアルケニル、アルキリデン、シクロアルケニル、およびシクロアルキリデンノルボルネン、が含まれる。一実施形態では、ジエンは、ENB、ジシクロペンタジエン、1,4-ヘキサジエン、7-メチル-1,6-オクタジエン、および好ましくは、ENB、ジシクロペンタジエンおよび1,4-ヘキサジエンから選択される。一実施形態では、ジエンは、ENBおよびジシクロペンタジエンから選択される。一実施形態では、ジエンは、ENBである。
一実施形態では、EAODMは、FTIR分析法に従って測定されたEAODMの総重量に基づいて、0重量%超、または0.5重量%、または1重量%、または2重量%、または2.5重量%、または3重量%、または3.5重量%、または4重量%、4.5重量%、または5重量%から、5.5重量%、または6重量%、または6.5重量%、または7重量%、7.5重量%、または8重量%、または9重量%、または10重量%までのジエンを含む。
一実施形態において、エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマーは、エチレン/プロピレン/ジエンインターポリマー(EPDM)である。さらなる実施形態において、ジエンは、ENBである。
一実施形態では、EAODMの密度は、0.860g/cc、0.865g/ccから、0.870g/cc、または0.880g/cc、または0.890g/cc、または0.900g/ccまでである。
一実施形態では、EAODMは、20以上、30以上、または40以上、50以上から、60、または70、または80までのレオロジー比(190℃でV0.1/V100)を有する。EAODMのレオロジー比(190℃でV0.1/V100)は、純粋なポリマー(油なし、充填剤なし)の比である。インターポリマーは、「ppm量」の1つ以上の酸化防止剤および/または他の安定剤で安定化され得る。
一実施形態では、EAODMは、0.1rad/秒、190℃で、120,000Pa・s、または130,000Pa・s、または140,000Pa・sから、180,000Pa・s、または190,000Pa・s、または200,000Pa・sまでの粘度を有する。
一実施形態では、EAODMは、インターポリマーの重量に基づいて、3.0重量パーセント(重量%)、または4.0重量%、または5.0重量%から、7.0重量%、または10.0重量%、または12.0重量%までのジエンを含む。
一実施形態では、EAODMは、10以上、または15以上、20以上、または25以上、または30以上、または35以上、または40以上から、60以下、または70以下、または80以下、または85以下、または90以下、または100以下までのムーニー粘度(ML 1+4、125℃)を有する。ムーニー粘度は、純粋なポリマーの粘度である(油なし、充填剤なし)。ポリマーは、「ppm量」の1つ以上の酸化防止剤および/または他の安定剤で安定化され得る。
一実施形態では、EAODMは、1.2以上、または1.5以上、または1.7以上、または1.8以上、または2.0以上、または2.2以上から2.5以下、または3.0以下、または3.5以下、または4.0以下、または5.0以下の分子量分布(MWD、またはMw/Mn)を有する。
一実施形態では、EAODMは、80,000g/mol、または100,000g/molから、200,000g/mol以下、または300,000g/mol以下、または400,000g/mol以下までの重量平均分子量(Mw)を有する。
一実施形態では、EAODMは、以下の特性の中の1つ、いくつか、またはすべてを有する。
(i)0.865g/cc、もしくは0.870g/ccから、0.875g/cc、もしくは0.880g/cc、もしくは0.885g/ccまでの密度、および/または
(ii)エチレン含有量が、EAODMの総重量に基づいて、60重量%、もしくは65重量%から、70重量%、もしくは75重量%までである、および/または
(iii)ジエン含有量が、EAODMの総重量に基づいて、4重量%、もしくは4.5重量%から、5重量%、もしくは5.5重量%までである、および/または
(iv)ムーニー粘度が、20以上、もしくは25以上、もしくは30以上、もしくは35以上、もしくは40以上から、60以下、もしくは70以下までである。
一実施形態では、EAODMは、特性(i)~(iv)のうちの少なくとも2つ、または少なくとも3つ、または4つすべてを有する。
一実施形態では、EAODMは、(i)~(iv)のうちの2つの特性を有する。一実施形態では、EAODMは、特性(i)および(ii)、または(i)および(iii)、または(i)および(iv)、または(ii)および(iii)、または(ii)および(iv)、または(iii)および(iv)を有する。
一実施形態では、EAODMは、(i)~(iv)のうちの3つの特性を有する。一実施形態では、EAODMは、特性(i)、(ii)、および(iii)、または(i)、(ii)、および(iv)、または(i)、(iii)、および(iv)、または(ii)、(iii)、および(iv)を有する。
一実施形態では、EAODMは、4つすべての特性(i)~(iv)を有する。
一実施形態では、EAODMは、以下の特性のうちの1つ、いくつか、またはすべてを有するEPDMである。
(i)0.865g/cc、もしくは0.870g/ccから、0.875g/cc、もしくは0.880g/cc、もしくは0.885g/ccまでの密度、および/または
(ii)エチレン含有量が、EPDMの総重量に基づいて、60重量%、もしくは65重量%から、70重量%、もしくは75重量%までである、
(iii)ENB含有量が、EPDMの総重量に基づいて、4重量%、もしくは4.5重量%から、5重量%、もしくは5.5重量%までである、および/または
(iv)ムーニー粘度が、20以上、もしくは25以上、もしくは30以上、もしくは35以上、もしくは40以上から、60以下、もしくは70以下までである。
一実施形態では、EPDMは、特性(i)~(iv)のうちの少なくとも2つ、または少なくとも3つ、または4つすべてを有する。
一実施形態では、EAODMは、(i)~(iv)の2つの特性を有する。一実施形態では、EAODMは、特性(i)および(ii)、または(i)および(iii)、または(i)および(iv)、または(ii)および(iii)、または(ii)および(iv)、または(iii)および(iv)を有する。
一実施形態では、EAODMは、(i)~(iv)の3つの特性を有する。一実施形態では、EAODMは、特性(i)、(ii)、および(iii)、または(i)、(ii)、および(iv)、または(i)、(iii)、および(iv)、または(ii)、(iii)、および(iv)を有する。
一実施形態では、EAODMは、4つすべての特性(i)~(iv)を有する。
市販のEAODMの非限定的な例には、NORDEL IP 4725、0.88g/ccの密度、70重量%のエチレン含有量、4.9重量%のENB含有量、および25のムーニー粘度を有するエチレン/プロピレン/ENBターポリマーであり、Dow Chemical Companyから入手可能である、およびNORDEL IP 4760、密度0.88g/cc、エチレン含有量67重量%、ENB含有量4.9重量%、ムーニー粘度60のエチレン/プロピレン/ENBターポリマーであり、Dow Chemical Companyから入手可能であるものが挙げられる。
一実施形態では、EAODMは、組成物の総重量に基づいて50重量%以上、または75重量%以上、または90重量%以上、または95重量%以上から、96重量%、または97重量%、または98重量%、または99重量%、または99.5重量%、または99.75重量%までの量で組成物中に存在する。
一実施形態では、本組成物は、本明細書に記載の2つ以上のEAODMの混合物を含んでもよい。一実施形態では、組成物中のすべてのEAODMの合計量は、組成物の総重量に基づいて、50重量%以上、または75重量%以上、または90重量%以上、95重量%以上から、96重量%、または97重量%、または98重量%、または99重量%、または99.5重量%、または99.75重量%までである。
EAODM、さらにEPDMは、本明細書に記載の2つ以上の実施形態の組み合わせを含んでもよい。
過酸化物
組成物は、少なくとも1つの過酸化物(-O-O-)結合を含む過酸化物を含む。
好適な過酸化物としては、芳香族ジアシル過酸化物、脂肪族ジアシル過酸化物、二塩基酸過酸化物、ケテンペルオキシド、アルキルペルオキシエステル、アルキルヒドロペルオキシド、例えば、ジアセチルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド、ビス-2,4-ジクロロベンゾイルペルオキシド、ジ-tert-ブチルペルオキシド、ジクミルペルオキソド、tert-ブチルペルベンゾエート、tert-ブチルクミルペルオキシド、2,5-ビス(t-ブチルペルオキシ)-2、5-ジメチルヘキサン、2,5-ビス(t-ブチルペルオキシ)-2,5-ジメチルヘキシン-3、4,4,4’,4’-テトラ-(t-ブチルペルオキシ)-2,2-ジシクロヘキシルプロパン、1,4-ビス-(t-ブチルペルオキシイソプロピル)-ベンゼン、1,1-ビス-(t-ブチルペルオキシ)-3,3,5-トリメチル-シクロヘキサン、ラウロイルペルオキシド、コハク酸ペルオキシド、シクロヘキサノンペルオキシド、t-ブチルペルアセテート、ブチルヒドロペルオキシド、2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルペルオキシ)ヘキサン、およびそれらの組み合わせが挙げられるが、これに限定されない。
一実施形態において、過酸化物は、組成物の総重量に基づいて、0重量%超、または0.5重量%、または1.0重量%、または1.25重量%、または1.50重量%、または1.75重量%から、2.00重量%、または2.25重量%、または2.50重量%、または2.75重量%、または3.00重量%、または3.5重量%、または4.0重量%、または5.0重量%までの量で存在する。
一実施形態では、過酸化物は、組成物の総重量に基づいて、1.40重量%、または1.41重量%、または1.42重量%、または1.43重量%、または1.44重量%、または1.45重量%、または1.46重量%から、1.47重量%、または1.48重量%、または1.49重量%、または1.50重量%までの量で存在する。
過酸化物は、本明細書に記載の2つ以上の実施形態の組み合わせを含み得る。
Bis-TEMPO化合物
本組成物は、構造Iを有するビス-TEMPO化合物を含み、
Figure 0007275123000007
式中、R、R、R、およびRは、各々独立して、HおよびC-Cアルキル基から選択され、Xは、S、O、N、P、Se、カルボニル基(C=O)、カルボキシル基(O-C=O)、アミド基(N-C=O)、アゾ基(N=N)、イミノ基(C=N)、カルバメート基(N-C=O)、ペルオキシ基(O-O)、ホスホノ基(-(O)P=O)、リン酸基(O=P-(O))、スルホニル基((O=)S)、スルフィニル基(O=S)、スルホン酸エステル基((O=)SO)、スルホン酸エステル基(O=SO)、およびそれらの組み合わせから選択され、Yは、置換または非置換脂肪族アルキル基、置換または非置換芳香族アルキル基、複素環基、シロキサン基、エチレングリコール基、イミド基、およびそれらの組み合わせから選択され、nは、1よりも大きい。一実施形態では、R、R、R、およびRの各々は、同じである。一実施形態では、R、R、R、およびRのうちの少なくとも1つは、R、R、R、およびRの他のものとは異なる。
一実施形態において、R、R、R、およびRは、同じである。一実施形態において、R、R、R、およびRは、同じであり、Hおよびメチル基から選択される。一実施形態において、R、R、R、およびRは各々、メチル基である。
一実施形態では、Xは、カルボキシル基である。
一実施形態では、Yは、1個、または2個、または5個から8個、または10個、または20個、または30個までの炭素原子を有する置換または非置換脂肪族アルキル基または置換または非置換芳香族アルキル基である。
一実施形態において、Yは、脂肪族C-C10アルキルである。
一実施形態では、Yは、脂肪族Cアルキルである。
一実施形態では、nは、2~4である。一実施形態では、nは、2である。
一実施形態では、ビス-TEMPO化合物は、ビス(2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジニルオキシ-4-イル)セバケート(CAS 2516-92-9)であり、構造IIを有する:
Figure 0007275123000008
一実施形態において、ビス-TEMPO化合物は、組成物の総重量に基づいて、0重量%超、または0.10重量%、または0.20重量%、または0.25重量%、または0.50重量%、または0.75重量%、または1.00重量%から、1.25重量%、または1.5重量%、または1.75重量%、または2.0重量%、または3.0重量%、または4.0重量%、または5.0重量%までの量で存在する。
ビス-TEMPO化合物は、本明細書に記載の2つ以上の実施形態の組み合わせを含み得る。
任意選択的な添加剤
一実施形態では、本組成物は、任意選択的に1つ以上の添加剤を含む。添加剤の非限定的な例としては、油、充填剤、加工助剤、および/または安定剤が挙げられる。
一実施形態では、本組成物は1つ以上の油を含む。一実施形態では、油に対する第1の組成物の重量比は、2/1から4/1である。油としては、パラフィン油、芳香族油、ナフテン油などの石油系油;ポリアルキルベンゼン油;有機酸モノエステル;およびその組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
一実施形態において、本組成物は、1つ以上の充填剤をさらに含む。充填剤としては、粘土、炭酸カルシウム、タルク、カーボンブラック、シリカ、鉱物充填剤、およびそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
一実施形態において、本組成物は、1つ以上の加工助剤をさらに含む。加工助剤としては、脂肪酸、無機脂肪酸塩、ポリエチレングリコール、およびそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
一実施形態では、本組成物は、1つ以上の安定剤を含む。安定剤は、酸化を抑制する有機分子、またはそのような分子の集合である。安定剤は、EAODM組成物および/または架橋生成物に抗酸化特性を提供するように機能する。好適な安定剤の非限定的な例は、2,2,4-トリメチル-1,2-ジヒドロキノリン、重合体(例えば、Vulnanox HS/LGまたはTMQ);亜鉛2-メルカプトルミダゾール(例えば、VANOX ZMTI);ビス(4-(1-メチル-1-フェニルエチル)フェニル)アミン(例えば、NAUGARD445)、2,2’-メチレン-ビス(4-メチル-6-t-ブチルフェノール)(例えば、VANOX MBPC)、2,2’-チオビス(6-t-ブチル-4-メチルフェノール(CAS番号90-66-4、市販のLOWINOX TBP-6)、トリス[(4-tert-ブチル-3-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)メチル]-1,3,5-トリアジン-2,4,6-トリオン(例えば、CYANOX 1790)、ペンタエリスリトールテトラキス(3-(3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-ヒドロキシフェニル)プロピオン酸(例えば、IRGANOX 1010,CAS番号6683-19-8)、3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-ヒドロキシベンゼンプロパン酸2,2’- チオジエタンジイルエステル(例えば、IRGANOX 1035、CAS番号41484-35-9)及びジステアリルチオジプロピオン酸(「DSTDP」)である。存在する場合、安定剤は、0.01phr、または0.1phr、または0.5phrから、1.0phr、または2.0phr、または4.0phrまでの量で存在する。
一実施形態では、本組成物は、1つ以上の加工助剤をさらに含む。好適な加工助剤の非限定的な例には、脂肪酸、無機脂肪族酸塩、ポリエチレングリコール、およびそれらの組み合わせが含まれる。
組成物
本発明は、(A)エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマー、(B)少なくとも1つの-O-O-過酸化物結合を含む過酸化物、及び(C)構造Iを有するビス-TEMPO化合物を含む組成物を提供し、
Figure 0007275123000009
式中、R、R、RおよびRは、各々独立して、HおよびC-Cアルキル基から選択され、Xは、S、O、N、P、Se、カルボニル基(C=O)、カルボキシル基(O-C=O)、アミド基(N-C=O)、アゾ基(N=N)、イミノ基(C=N)、カルバメート基(N-C=O)、ペルオキシ基(O-O)、ホスホノ基(-(O)P=O)、リン酸基(O=P-(O))、スルホニル基((O=)S)、スルフィニル基(O=S)、スルホン酸エステル基((O=)S-O)、スルホン酸エステル基(O=S-O)およびそれらの組み合わせから選択され、Yは、置換または非置換脂肪族アルキル基、置換または非置換芳香族アルキル基、複素環基、シロキサン基、エチレングリコール基、イミド基、およびそれらの組み合わせから選択され、nは、1よりも大きく、成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比は、0.10~2.00である。
一実施形態では、成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比は、0.10、または0.20から0.80、または0.90、または1.00、または1.10、または1.20、または1.30、または1.40、または1.50、または1.60、または1.70、または1.80、または1.90、または2.00までである。
成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比は、次の式に従って計算される。
Figure 0007275123000010
式中、gは、ビス-TEMPO化合物のグラム単位の量であり、モル/gは、1グラム中のビス-TEMPO化合物のモル数であり、ニトロキシド基の数は、1つのビス-TEMPO分子中のニトロキシド基の数であり、gは、過酸化物のグラム単位の量であり、mol/gは、1グラム中の過酸化物のモルであり、過酸化物結合の数は、1つの過酸化物分子中の過酸化物結合の数である。
一実施形態では、成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比は、0.100、または0.150、または0.170、または0.175、または0.180、または0.185、または0.200、または0.250、または0.300、または0.350、または0.400、または0.450、または0.500、または0.550、または0.600、または0.650、または0.700、または0.750、または0.800、または0.850、または0.900、または0.950、または1.000から、1.050、または1.100、または1.150、または1.200、または1.250、または1.300、または1.350、または1.400、または1.450、または1.500、または1.550、または1.600、または1.650、または1.700、または1.750、または1.800、または1.850、または1.900、または1.950、または2.000までである。
一実施形態では、成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比は、0.100:1.000~2.000:1.000、または0.150:1.000~2.000:1.000、または0.170:1.000~2.000:1.000、または0.170:1.000~1.500:1.000、または0.170:1.000~1.000:1.000、または0.175:1.000~2.000:1.000、または0.175:1.000~1.500:1.000、または0.175:1.000~1.000:1.000、または0.180:1.000~1.000:1.000、または0.180:1.000~0.900:1.000、または0.180:1.000~0.750:1.000、または0.180:1.000~0.500:1.000、または0.180:1.000~0.400:1.000、または0.185:1.000~0.4.00:1.000である。
一実施形態では、組成物は、(A)EAODM、(B)過酸化物、および(C)ビス-TEMPO化合物を混合することによって調製される。
架橋組成物
一実施形態において、本発明は、(A)エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマーと、(B)少なくとも1つの-O-O-過酸化物結合を含む過酸化物と、(C)構造Iを有するビス-TEMPO化合物と、を含む組成物の反応生成物を含む、架橋組成物を提供し、
Figure 0007275123000011
式中、R、R、RおよびRは、各々独立して、HおよびC-Cアルキル基から選択され、Xは、S、O、N、P、Se、カルボニル基(C=O)、カルボキシル基(O-C=O)、アミド基(N-C=O)、アゾ基(N=N)イミノ基(C=N)、カルバメート基(N-C=O)、ペルオキシ基(O-O)、ホスホノ基(-(O)P=O)、リン酸基(O=P-(O))、スルホニル基((O=)S)、スルフィニル基(O=S)、スルホン酸エステル基((O=)SO)、スルホン酸エステル基(O=S-O)、およびそれらの組み合わせから選択され、Yは、置換または非置換脂肪族アルキル基、置換または非置換芳香族アルキル基、複素環基、シロキサン基、エチレングリコール基、イミド基、およびそれらの組み合わせから選択され、nは、1よりも大きく、成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比は、0.100:1.000~2.000:1.000である。
一実施形態では、架橋EAODMは、構造IIIを有する。
Figure 0007275123000012
一実施形態では、架橋組成物は、(A)エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマーと、(B)少なくとも1つの-O-O-過酸化物結合を含む過酸化物と、(C)構造Iを有するビス-TEMPO化合物と、を含む組成物の熱処理により形成されるものであり、
Figure 0007275123000013
式中、R、R、RおよびRは、各々独立して、HおよびC-Cアルキル基から選択され、Xは、S、O、N、P、Se、カルボニル基(C=O)、カルボキシル基(O-C=O)、アミド基(N-C=O)、アゾ基(N=N)、イミノ基(C=N)、カルバメート基(N-C=O)、ペルオキシ基(O-O)、ホスホノ基(-(O)P=O)、リン酸基(O=P-(O))、スルホニル基((O=)S)、スルフィニル基(O=S)、スルホン酸エステル基((O=)S-O)、スルホン酸エステル基(O=S-O)およびそれらの組み合わせから選択され、Yは、置換または非置換脂肪族アルキル基、置換または非置換芳香族アルキル基、複素環基、シロキサン基、エチレングリコール基、イミド基、およびそれらの組み合わせから選択され、nは、1よりも大きく、成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比は、0.100:1.00~2.000:1.000である。
一実施形態では、組成物を熱処理して架橋組成物を生成する温度は、50℃、または60℃、または70℃、または80℃、または90℃、または100℃、または105℃から、110℃、または115℃、または120℃、または130℃、または140℃、または150℃までである。
一実施形態では、架橋組成物は、(A)4重量%、または4.5重量%から5重量%、または5.5重量%のジエン含有量を有するエチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマーと、(B)少なくとも1つの-O-O-過酸化物結合を含む過酸化物と、(C)構造Iを有するビス-TEMPO化合物と、を含む熱処理された組成物であって、
Figure 0007275123000014
式中、R、R、RおよびRは、各々独立して、HおよびC-Cアルキル基から選択され、Xは、S、O、N、P、Se、カルボニル基(C=O)、カルボキシル基(O-C=O)、アミド基(N-C=O)、アゾ基(N=N)、イミノ基(C=N)、カルバメート基(N-C=O)、ペルオキシ基(O-O)、ホスホノ基(-(O)P=O)、リン酸基(O=P-(O))、スルホニル基((O=)S)、スルフィニル基(O=S)、スルホン酸エステル基((O=)SO)、スルホン酸エステル基(O=S=O)、およびそれらの組み合わせから選択され、Yは、置換または非置換脂肪族アルキル基、置換または非置換芳香族アルキル基、複素環基、シロキサン基、エチレングリコール基、イミド基、およびそれらの組み合わせから選択され、nは、1よりも大きく、成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比は、0.100:1.000~2.000:1.000である(以下「架橋組成物1」という)。
一実施形態では、架橋組成物は、(A)4重量%、または4.5重量%から5重量%、または5.5重量%のジエン含有量を有するエチレン/プロピレン/ジエンインターポリマーと、(B)少なくとも1つの-O-O-過酸化物結合を含む過酸化物と、(C)構造Iを有するビス-TEMPO化合物を含む、熱処理された組成物であり、
Figure 0007275123000015
式中、R、R、RおよびRは、各々独立して、HおよびC-Cアルキル基から選択され、Xは、S、O、N、P、Se、カルボニル基(C=O)、カルボキシル基(O-C=O)、アミド基(N-C=O)、アゾ基(N=N)、イミノ基(C=N)、カルバメート基(N-C=O)、ペルオキシ基(O-O)、ホスホノ基(-(O)P=O)、リン酸基(O=P-(O))、スルホニル基((O=)S)、スルフィニル基(O=S)、スルホン酸エステル基((O=)SO)、スルホン酸エステル基(O=S-O)、およびそれらの組み合わせから選択され、Yは、置換または非置換脂肪族アルキル基、置換または非置換芳香族アルキル基、複素環基、シロキサン基、エチレングリコール基、イミド基、およびそれらの組み合わせから選択され、nは、1よりも大きく、成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比は、0.170:1.000から1.000:1.000までである(以下「架橋組成物2」という)。
一実施形態では、架橋組成物は、(A)4重量%、または4.5重量%から、5重量%、または5.5重量%までのENB含有量を有するエチレン/プロピレン/ENBインターポリマーと、(B)少なくとも1つの-O-O-過酸化物結合を含む過酸化物と、(C)構造Iを有するビス-TEMPO化合物を含む熱処理された組成物であって、
Figure 0007275123000016
式中、R、R、RおよびRは、各々独立して、HおよびC-Cアルキル基から選択され、Xは、S、O、N、P、Se、カルボニル基(C=O)、カルボキシル基(O-C=O)、アミド基(N-C=O)、アゾ基(N=N)、イミノ基(C=N)、カルバメート基(N-C=O)、ペルオキシ基(O-O)、ホスホノ基(-(O)P=O)、リン酸基(O=P-(O))、スルホニル基((O=)S)、スルフィニル基(O=S)、スルホン酸エステル基((O=)S-O)、スルホン酸エステル基(O=S-O)およびそれらの組み合わせから選択され、Yは、置換または非置換脂肪族アルキル基、置換または非置換芳香族アルキル基、複素環基、シロキサン基、エチレングリコール基、イミド基、およびそれらの組み合わせから選択され、nは、1よりも大きく、成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比は、0.175:1.000~0.400:1.000である(以下「架橋組成物3」という)。
一実施形態において、架橋組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、ASTM D-5289に従って測定して、14.00dNm、または15.00dNm、または16.00dNm、から、17.00dNm、または18.00dNm、または19.00dNmまでのMHを有する。
一実施形態において、架橋組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、ASTM D-5289に従って測定して、0.35dNm,0.40dNm、または0.45dNm、または0.50dNm、または0.55dNmから、0.60dNm、または0.65dNm、または0.70dNm、または0.75dNmまでのMLを有する。
一実施形態において、架橋組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、ASTM D-5289に従って測定して、14.00dNm、または14.25dNm、または14.50dNm、または14.75dNm、または15.00dNm、15.25dNm、または15.50dNm、または15.75dNm、または16.00dNmから、16.25dNm、または16.50dNm、または16.75dNm、または17.00dNm、または17.25dNm、または17.50dNm、または17.75dNm、または18.00dNm、または18.25dNm、または18.50dNm,または18.75dNmまたは、19.00dNmまでのMH-MLを有する。
一実施形態において、架橋組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、ASTM D-5289に従って測定して、0.40分、または0.45分、または0.50分、または0.55分、または0.60分、または0.65分、または0.70分から、0.75分、または0.80分、または0.85分、または0.90分、または0.95分、または1.00分、または1.05分、または1.10分までのts1を有する。
一実施形態において、架橋組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、ASTM D-5289に従って測定して、0.50分、または0.60分、または0.70分、または0.80分から、0.90分、または1.00分、または1.10分、または1.20分、または1.30分、または1.35分までのts2を有する。
一実施形態において、架橋組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、ASTM D-5289に従って測定して、7.00分、または7.05分、または7.10分、または7.15分、または7.20分、または7.25分、または7.30分、または7.35分、または7.40分から、7.45分、または7.50分、または7.55分、または7.60分、または7.65分、または7.70分、または7.75分、または7.80分、または7.85分、または7.90分、または7.95分、または8.00分、または8.20分、または8.40分、または8.60分、または8.80分、または9.00分、または9.50分までのt90を有する。
一実施形態では、架橋組成物は熱風加硫されて物品を形成する。
一実施形態では、架橋組成物1は熱風加硫されて物品1を形成する。
一実施形態では、架橋組成物2は熱風加硫されて物品2を形成する。
一実施形態では、架橋組成物3は熱風加硫されて物品3を形成する。
一実施形態において、熱風加硫架橋物品は、物品1、物品2または物品3であり、50未満、または45未満、または40未満、または35未満、または30未満、または25未満から、または20または10、または9、または8、または7、または6、または5、または4、または3、または2、または1、または0超までのH1714を有する。
一実施形態において、熱風加硫架橋物品は、物品1、物品2または物品3であり、170、または175、または180、または185、または190から、192、または194、または196、または198、または199、または200、または205、または210までのH1460を有する。
一実施形態では、熱風加硫架橋物品は、物品1、物品2または物品3であり、0.000よりも大きい、0.020、または0.040、または0.060、または0.080、または0.100、または0.120、または0.140、または0.160から、0.180、または0.200、または0.220、または0.240、または0.260、または0.280、または0.300までの劣化度を有する。
一実施形態において、熱風加硫架橋物品は、20%未満、または15%以下、または10%以下、または5%以下、または3%以下、または2%以下、または1%以下、または0%よりも大きい、または0%の相対劣化度を有する。
一実施形態では、熱風加硫架橋物品は物品1、物品2または物品3であり、20%未満、または15%以下、または10%以下、または5%以下、または3%以下、または2%以下、または1%以下、または0%よりも大きい、または0%の相対劣化度を有する。
一実施形態では、架橋組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、以下の特性のうちの1つ、いくつか、またはすべてを含む。
(i)ASTM D-5289に従って測定された、16.00dNm~17.00dNmのMH、および/または
(ii)ASTM D-5289に従って測定された、0.450dNm~0.500dNmのML、および/または
(iii)ASTM D-5289に従って測定された15.5dNm~17.00dNmのMH-ML、および/または
(iv)0.900分~1.05分のts1、および/または
(v)1.10分~1.20分のts2、および/または
(vi)8.40分~8.60分のt90
一実施形態において、架橋組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、特性(i)~(vi)のうちの少なくとも2つ、少なくとも3つ、少なくとも4つ、少なくとも5つ、または6つすべてを含む。
一実施形態では、架橋組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、特性(i)~(vi)のうちの2つの特性を含む。一実施形態では、架橋組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、特性(i)および(ii)、または(i)および(iii)、または(i)および(iv)、または(i)および(V)、または(i)および(vi)、または(ii)および(iii)、または(ii)および(iv)、または(ii)および(v)、または(ii)および(vi)、または(iii)および(iv)、または(iii)および(v)、または(iii)および(vi)、または(iv)および(v)、または(iv)および(vi)、または(v)および(vi)を含む。
一実施形態では、架橋組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、少なくとも特性(iii)を含む。一実施形態では、架橋組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、特性(iii)および特性(i)、(ii)、(iv)、(v)および(vi)のうち少なくとも1つを含む。好ましくは(i)および(ii)の少なくとも1つを含む。
一実施形態では、架橋組成物は熱風加硫されて物品1、物品2または物品3を形成し、以下の特性のうちの1つ、いくつか、またはすべてを含む。
(i)25未満、または10未満、または5未満から4、または3、または2、または1のH1714;および/または
(ii)H1460が、170、または180から190、または195、または200、または210までである、および/または
(iii)劣化度が、0.005、または0.010、または0.015、または0.020、または0.025、または0.050、または0.100から、0.150、または0.200、または0.250、または0.300までである、および/または
(iv)相対劣化度が、20%以下、または10%以下、または5%以下、または3%以下、または2%以下である。
一実施形態では、熱風加硫架橋物品は、物品1、物品2、または物品3であり、特性(i)~(iv)のうちの少なくとも2つ、少なくとも3つ、または4つすべてを含む。
一実施形態では、熱風加硫架橋物品は、物品1、物品2、または物品3であり、特性(i)~(iv)のうちの2つを含む。一実施形態では、熱風加硫架橋物品は、物品1、物品2、または物品3であり、特性(i)および(ii)、または(i)および(iii)、または(i)および(iv)、または(ii)および(iii)、または(ii)および(iv)、または(iii)および(iv)を含む。一実施形態では、熱風加硫架橋物品は、物品1、物品2、または物品3であり、特性(iii)および(iv)を含む。
一実施形態では、熱風加硫架橋物品は、物品1、物品2、または物品3であり、特性(i)~(iv)のうちの3つを含む。一実施形態では、熱風加硫架橋物品は、物品1、物品2、または物品3であり、特性(i)、(ii)および(iii)、または(i)、(ii)および(iv);または(i)、(iii)および(iv);または(ii)、(iii)および(iv)を含む。
一実施形態では、熱風加硫架橋物品は、物品1、物品2、または物品3であり、特性(i)~(iv)のうちの4つすべてを含む。
一実施形態では、組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、以下の特性のうちの1つ、いくつか、またはすべてを含む。
(i)ASTM D-5289に従って測定された16.00dNm~17.00dNmまでのMH、および/または
(ii)ASTM D-5289に従って測定された0.450dNmから0.500dNmのML、および/または
(iii)ASTM D-5289に従って測定された、16.00dNm~16.75dNmのMH-ML、
(iv)0.900分~1.00分のts1、および/または
(v)1.100分~1.170分のts2、および/または
(vi)8.300分~8.500分のt90
また、本組成物は、熱風加硫されて、以下の特性のうちの1つ、いくつか、またはすべてを有する架橋物品にされる。
(vii)20以下から0よりも大きいH1714、および/または
(viii)190~205のH1460、および/または
(ix)0.000よりも大きく0.200までの劣化度、および/または
(x)20%以下、または10%以下、または5%以下、または1%以下の相対劣化。
一実施形態において、架橋組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、特性(i)~(vi)のうちの少なくとも2つ、少なくとも3つ、少なくとも4つ、少なくとも5つ、または6つすべてを含み、熱風加硫架橋物品は、特性(vii)~(x)のうちの少なくとも1つ、少なくとも2つ、少なくとも3つ、または4つすべてを含む。
一実施形態において、架橋組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、特性(i)~(vi)のうちの少なくとも1つを含み、熱風加硫架橋物品は、特性(vii)~(x)のうちの少なくとも1つを含む。一実施形態では、架橋組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、少なくとも特性(iii)を含み、熱風加硫架橋物品は少なくとも特性(ix)または(x)を含む。一実施形態では、架橋組成物は、架橋組成物1、架橋組成物2、または架橋組成物3であり、少なくとも特性(iii)を含み、熱風加硫架橋物品は少なくとも特性(x)を含む。
出願人は驚くべきことに、(A)EAODMと、(B)少なくとも1つの-O-O-過酸化物結合を有する過酸化物と、(C)本明細書に開示される構造Iを有するビス-TEMPO化合物と、からなるEAODM組成物であって、成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と、成分(B)の過酸化物結合のモル量との比が0.10から2.00であるものが、良好な架橋性および低い劣化性を示すことを発見した。具体的には、出願人は、組成物の総重量に基づいて、(A)90重量%から99重量%のエチレン/プロピレン/ジエンのインターポリマーと、(B)0.5重量%から2.0重量%の少なくとも1つの-O-O-過酸化物結合を含む過酸化物と、(C)0.25重量%から2.0重量%の本明細書に開示される構造Iを有するビス-TEMPO化合物と、を含む組成物であって、成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比が0.10から2.00である組成物が、20%未満、または10%未満、または5%未満、または3%未満、または2%未満の相対劣化を示すことを発見した。
一実施形態では、物品は、異形材、射出成形部品、ガスケット、自動車部品、建築および建設材料、靴部品、ならびにチューブから選択される。
一実施形態では、物品は自動車部品である。
実験
I.使用した材料
A:ASTM D792に従って測定された0.88g/ccの密度を有するエチレン/プロピレン/ENBターポリマーであって、ASTM D3900に従って測定された70重量%のエチレン含有量、ASTM D6049に従って測定された4.9重量%のENB含有量、ASTM D6047に従って測定された25のムーニー粘度(125℃でML 1+4、ASTM D1646)を有し、Dow Chemical CompanyからNORDEL IP 4725として入手可能であるポリマー。
B:2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルペルオキシ)ヘキサンであり、ArkemaからLUPEROX(登録商標)101として入手可能であるもの。
C1:2,4-ジフェニル-4-メチル-1-ペンテン、構造IVを有し、Sigma Aldrichから入手可能:
Figure 0007275123000017
C2:1,1-ジフェニルエチレン、構造Vを有し、Sigma Aldrichから入手可能:
Figure 0007275123000018
C3:1,3-ジイソプロペニルベンゼン、構造VIを有し、Sigma Aldrichから入手可能:
Figure 0007275123000019
C4:トリメチロールプロパントリアクリレート、構造VIIを有し、Sigma Aldrichから入手可能:
Figure 0007275123000020
C5:1,6-ヘキサンジオールジアクリレート、構造VIIIを有し、Sigma Aldrichから入手可能:
Figure 0007275123000021
C6:1,3,5-トリアリル-1,3,5-トリアジン-2,4,6(1H、3H、5H)-トリオン、構造IXを有し、Sigma Aldrichから入手可能:
Figure 0007275123000022
C7:ピペリジノキシ、4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル、セバケート、構造IIを有し、Shanghai Yuanye Bio-Technology Co.,Ltdから入手可能:
Figure 0007275123000023
C8:4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-オキシル、構造Xを有し、Sigma Aldrichから入手可能:
Figure 0007275123000024
D1:2,2,4-トリメチル-1,2-ジヒドロキノリン、重合体、LanxessからTMQ(Vulkanox HS/LG)として入手可能。
ミキサー:Haake Polylab OSミキサー(容量69mL)。
プレス:LabTech LP-S-50/ASTM実験室用油圧プレス。
FT-IR:ダイヤモンド結晶を使用した一回反射型ATRを備えたPerkin Elmer Spectrum 100 FTIR分光計。
II.試料の調製
Haakeミキサーは予熱され、100℃で平衡化されている。EPDM、過酸化物およびビス-TEMPO化合物(および任意の他の添加剤)は、以下の表1Aおよび1Bに示されるように添加される。混合は、100℃で、1分当たり35回転(rpm)で開始され、4分後最終ブレンドを得る。ブレンドをミキサーから取り出し、コールドプレスしてシートにする。シートはさらに、75℃のロールミルを使用して1mmの厚さに造られる。
成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比は、次の式に従って計算される。
Figure 0007275123000025
式中、gはビス-TEMPO化合物のグラム単位の量であり、モル/gは1グラム中のビス-TEMPO化合物のモル数であり、ニトロキシド基の数は1つのビス-TEMPO分子中のニトロキシド基の数であり、gはグラム単位の過酸化物の量であり、mol/gは1グラム中の過酸化物のモルであり、過酸化物結合の数は1つの過酸化物分子中の過酸化物結合の数である。
例えば、IE1に関して、使用されるビス-TEMPO化合物の量は0.5gであり、1モルのビス-TEMPO化合物は510gであり、単一のビス-TEMPO分子内のニトロキシド基の数は2であり、使用される過酸化物の量は1.5gであり、1モルの過酸化物は209gであり、1つの過酸化物分子内の過酸化物結合の数は2である。比は次のように計算される。
Figure 0007275123000026
Figure 0007275123000027
Figure 0007275123000028
III.圧縮成形ディスクの調製
各試料シート(18g)をスチール金型内に(150mm×100mm×1mm)に入れる。油圧プレスは130℃に予熱されている。スチール金型をプレスに移し、130℃で6回脱気(10MPa)し、130℃で10MPaの圧力で1分間ホットプレスする。次に、スチール金型を10MPaで5分間コールドプレスする(プレスに備えた水冷-循環)。得られた試験片は、寸法が150mm×100mm×1mmの圧縮成形シートである。
表1に記載されている各配合物のMDR硬化特性は、ASTM D-5289に従って測定され、以下の表2に記録されている。
Figure 0007275123000029
IV.熱風加硫
高温の対流式オーブンは、周囲雰囲気下で180℃または200℃で予熱および平衡化されている。圧縮成形された試料はオーブンに移され、加硫のための熱風対流により180℃または200℃で15分間保持される。次に、加硫された試験片を取り出し、室温まで冷却する。
熱風加硫試料の劣化は、上記のようにFTIR-ATR分析によって決定され、試料の表面の粘着性は指先試験によって決定される。結果を以下の表3Aおよび3Bおよび図1に報告する。
Figure 0007275123000030
Figure 0007275123000031
比較試料1は、ビス-TEMPO化合物を含まない。CS1は、エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマー、過酸化物および添加剤のみの配合を有する対照試料である。表3に示すように、CS1の表面は、非常に粘着性があり、劣化が著しい(1.014劣化)。CS1とCS2-CS8を比較すると、C1-C7化合物のニトロキシド基のモル量と成分Bの過酸化物結合のモル量との比に関係なく、C1-C7化合物のみを追加しても必ずしも熱風加硫試料の表面粘着性または劣化を改善しない。むしろ、IE1-IE4で示されているように、成分Bの過酸化物結合のモル量に対する成分Cのニトロキシド基のモル量との比が0.10から2.00の場合のみ、表面の粘着性と劣化の改善が観察される。
IE1-IE4に示されているように、構造I(明細書で定義)を有するビス-TEMPO化合物を過酸化物と組み合わせて使用し、成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量の比が0.10から2.00までにすると、安定した非粘着性の試料となる。例えば、CS8およびCS9は各々、ビス-TEMPO化合物/過酸化物の組み合わせを使用しているが、成分(B)の過酸化物結合のモル量に対する成分(C)のニトロキシド基(NO・)のモル量との比が0.10:2.00の範囲外であり、CS8およびCS9の各々は、表面に粘着性があり(指先試験の評価が1または2)、相対劣化が20%以上である。対照的に、IE1~IE4は、3の指先試験評価を各々有する。さらに、IE1~IE4の各々は、20%未満の相対劣化を有し、実際、各々は、10%以下の相対劣化を有する。
表2に示すように、CS1-CS7およびIE1は、ビス-TEMPO化合物の存在、または成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比に関わらず、十分な架橋を各々保持している。しかしながら、重要なことには、本発明の実施例は、熱風加硫において、架橋密度および表面安定性の優れたバランスを示す。これは、表面粘着性評価3、20%以下(即ち、10%)の相対劣化、および14.00dNmを超える(即ち、16.2dNm)MH-MLを有するIE1によって示されている。
さらに、CS10は、nが1である、本明細書で定義される構造Iを有するビス-TEMPO化合物を組み込むと、架橋密度が低下し、表面安定性が低下することを示している。CS10は、CS1(9.89対18.45)およびIE1(9.89対16.65)の両方に比べてMHが悪い(低い)。CS10はまた、IE1と比較して高い相対表面劣化を有する(10%対92%)。
本開示は、本明細書に含まれる実施形態および例示に限定されず、以下の特許請求の範囲内に入る実施形態の一部および異なる実施形態の要素の組み合わせを含む、実施形態の変形を含むことが特に意図される。
なお、本発明は以下の態様を含みうる。
[1]組成物であって、
(A)エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマーと、
(B)少なくとも1つの-O-O-過酸化物結合を含む過酸化物と、
(C)構造Iを有するビス-TEMPO化合物であって、
Figure 0007275123000032
式中、R 、R 、R 、およびR は、各々独立して、HおよびC ~C アルキル基からなる群から選択され、
Xは、S、O、N、P、Se、カルボニル基(C=O)、カルボキシル基(O-C=O)、アミド基(N-C=O)、アゾ基(N=N)、イミノ基(C=N)、カルバメート基(N-C=O)、ペルオキシ基(O-O)、ホスホノ基(-(O) P=O)、リン酸基(O=P-(O) )、スルホニル基((O=) S)、スルフィニル基(O=S)、スルホン酸エステル基((O=) S-O)、スルホン酸エステル基(O=S-O)、およびそれらの組み合わせからなる群から選択され、
Yは、置換または非置換脂肪族アルキル基、置換または非置換芳香族アルキル基、複素環基、シロキサン基、エチレングリコール基、イミド基、およびそれらの組み合わせからなる群から選択され、
nは、1よりも大きい、ビス-TEMPO化合物と、を含み、
成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比が、0.100:1.000~2.000:1.000である、組成物。
[2]前記エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマーが、エチレン/プロピレン/ジエンインターポリマーである、上記[1]に記載の組成物。
[3]R 、R 、R 、およびR の各々が、同じである、上記[1]~[2]のいずれかに記載の組成物。
[4]Xが、カルボキシル基である、上記[1]~[3]のいずれかに記載の組成物。
[5]Yが、脂肪族C -C 10 アルキル基である、上記[1]~[4]のいずれかに記載の組成物。
[6]nが、2である、上記[1]~[5]のいずれかに記載の組成物。
[7]成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比が、0.100:1.000~1.000:1.000である、上記[1]~[6]のいずれかに記載の組成物
[8]上記[1]~[7]のいずれかに記載の組成物を50℃~150℃の温度で熱処理することにより形成される、架橋組成物。
[9]上記[8]に記載の架橋組成物から形成される少なくとも1つの成分を含む、物品。
[10]前記物品が、異形材、射出成形部品、ガスケット、自動車部品、建築材料、建設材料、靴部品、およびチューブからなる群から選択される、上記[9]に記載の物品。

Claims (9)

  1. 組成物であって、
    (A)組成物の総重量に基づいて95~99.75重量%のエチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマーと、
    (B)少なくとも1つの-O-O-過酸化物結合を含む過酸化物と、
    (C)構造Iを有する化合物であって、
    Figure 0007275123000033
    式中、R、R、R、およびRは、各々独立して、HおよびC~Cアルキル基からなる群から選択され、
    Xは、カルボキシル基(O-C=O)であり、
    Yは、置換または非置換脂肪族アルキル基であり、
    nは、である、前記化合物と、を含み、
    成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比が、0.100:1.000~2.000:1.000である、前記組成物。
  2. 前記エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマーが、エチレン/プロピレン/ジエンインターポリマーである、請求項1に記載の組成物。
  3. 、R、R、およびRの各々が、同じである、請求項1~2のいずれか一項に記載の組成物。
  4. Yが、脂肪族C-C10アルキル基である、請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 成分(C)のニトロキシド(NO・)基のモル量と成分(B)の過酸化物結合のモル量との比が、0.100:1.000~1.000:1.000である、請求項1~のいずれか一項に記載の組成物
  6. 前記エチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマーが、FTIR分析法に従って測定されたエチレン/α-オレフィン/ジエンインターポリマーの総重量に基づいて、1~10重量%のジエンを含む、請求項1~のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 請求項1~のいずれか一項に記載の組成物から形成される、架橋組成物。
  8. 請求項に記載の架橋組成物から形成される少なくとも1つの成分を含む、物品。
  9. 前記物品が、異形材、射出成形部品、ガスケット、自動車部品、建築材料、建設材料、靴部品、およびチューブからなる群から選択される、請求項に記載の物品。
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