JP7272762B2 - 弾性波フィルタ - Google Patents

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本開示は、弾性波を利用して信号をフィルタリングする弾性波フィルタに関する。
弾性波フィルタは、複数の弾性波共振子をラダー型に接続したラダー型フィルタが知られている。弾性波共振子は、例えば、圧電基板と、圧電基板上に位置する複数の共振子(例えば、IDT電極および反射器)とを含んでいる。このような構造としては、例えば、特許文献1に開示されているものがある。
特開2014-204181号公報
しかしながら、弾性波フィルタは、入力端子を経由して弾性表面波を励起するIDT電極に静電気が加わった場合に、例えば、IDT電極と接地された反射器との間隔が0.3(μm)~1(μm)の場合には、IDT電極と反射器との間の異電位電極間で静電気破壊が生じ、IDT電極または反射器が破壊されやすいという問題点があった。
本開示は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、IDT電極または接地された反射器の静電気破壊を低減することができる弾性波フィルタを提供することにある。
本開示の一態様に係る弾性波フィルタは、圧電基板と、該圧電基板の上面に配置された入力端子と、グランド電位となるグランドパターンと、第1共振子と、を備えており、
前記第1共振子は、前記入力端子に直接接続された第1のバスバーと、該第1のバスバーに接続された複数の第1の電極指と、前記第1のバスバーに対向して配置された第2の
バスバーと、該第2のバスバーに接続された、前記第1の電極指に弾性波の伝搬方向において隣接する部分を有する複数の第2の電極指とを含む第1IDT電極と、前記弾性波の伝播方向の前記第1IDT電極の両側にそれぞれ配置され、互いに対向する一対のバスバーと該一対のバスバー間において延びる複数の第1ストリップ電極を含む反射器と、を有し、
前記第1IDT電極は、前記複数の第1の電極指間において、前記第1のバスバーから前記第2のバスバーへ延び、その先端が前記複数の第2の電極指の先端とギャップを介して対向し、前記第2の電極指よりも短い複数の第1のダミー電極指を有し、前記複数の第2の電極指間において、前記第2のバスバーから前記第1のバスバーへ延び、その先端が前記複数の第1の電極指の先端とギャップを介して対向し、前記第1の電極指よりも短い複数の第2のダミー電極指を有し、
前記反射器は、少なくとも一方が前記グランドパターンに接続され、
前記グランドパターンに接続された前記反射器の前記第1ストリップ電極は、前記反射器側に位置する前記第1のダミー電極指および前記第2の電極指に対向していることを特徴とする。
また、本開示の一態様に係る弾性波フィルタは、圧電基板と、該圧電基板の上面に配置された入力端子および出力端子と、前記入力端子の周辺に配置されたグランド電位となるグランドパターンと、前記入力端子と前記出力端子との間に配置され、配線パターンで互いに接続された複数の共振子とを備えており、前記入力端子側に位置する前記共振子は、
前記入力端子に接続された第1のバスバーと、該第1のバスバーに接続された複数の第1の電極指と、前記第1のバスバーに対向して配置され、前記配線パターンに接続された第2のバスバーと、該第2のバスバーに接続された、前記第1の電極指に弾性波の伝搬方向において隣接する部分を有する複数の第2の電極指とを含むIDT電極と、前記弾性波の伝播方向の前記IDT電極の両側にそれぞれ配置され、互いに対向する一対のバスバーと該一対のバスバー間において延びる複数のストリップ電極を含む反射器とを有し、前記IDT電極は、前記複数の第1の電極指間において前記第1のバスバーから前記第2のバスバーへ延び、その先端が前記複数の第2の電極指の先端とギャップを介して対向する複数の第1のダミー電極指を有し、前記複数の第2の電極指間において前記第2のバスバーから前記第1のバスバーへ延び、その先端が前記複数の第1の電極指の先端とギャップを介して対向する複数の第2のダミー電極指を有しており、前記第1の電極指と前記反射器との間の前記反射器側に位置する前記第2の電極指の先端領域に前記第1のバスバーに接続されていない浮き電極が配置されており、前記反射器は、少なくとも一方が前記グランドパターンに接続され、ストリップ電極は、前記反射器側に位置する前記浮き電極および前記第2の電極指に対向していることを特徴とする。
本開示の弾性波フィルタによれば、静電気放電によるIDT電極または反射器の破壊を低減することができる。
本開示の実施形態に係る弾性波フィルタの構成を説明する回路図である。 本開示の実施形態に係る弾性波フィルタの構成を説明する平面図である。 図2に示す共振子の構成を説明する平面図である。 本開示の実施形態に係る弾性波フィルタの他の構成を説明する平面図である。 本開示の実施形態に係る弾性波フィルタの他の構成を説明する平面図である。 本開示の実施形態に係る弾性波フィルタの他の構成を説明する平面図である。 図6に示す共振子の構成を説明する平面図である。 本開示の実施形態に係る弾性波フィルタの他の構成を説明する回路図である。 本開示の実施形態に係る弾性波フィルタの他の構成を説明する回路図である。
<実施の形態1>
以下、本開示の実施形態に係る弾性波フィルタ20について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明で用いられる図は模式的なものであり、図面上の寸法比率等は現実のものとは必ずしも一致していない。
また、実施形態等の説明において、既に説明した構成と同一若しくは類似する構成については、同一の符号を付して説明を省略することがある。
本開示の実施形態に係る弾性波フィルタ20について、図1乃至図3を参照しながら以下に説明する。
実施形態に係る弾性波フィルタ20は、図1および図2に示すような構成であり、圧電基板1と、圧電基板1の上面に配置された入力端子2および出力端子3と、グランド電位
となるグランドパターン8と、配線パターンで接続された複数の共振子4A(4A1~4A5)とを備えている。
弾性波フィルタ20は、入力端子2介して信号が入力され、入力された信号に所定の処理を行なって出力端子3から信号を出力する。グランドパターン8は、入力端子2の周辺に配置されている。共振子4A1~4A3は、入力端子2と出力端子3との間に配置されており、直列共振子である。また、共振子4A4~4A5は、共振子4A1~4A3の間を繋ぐ配線パターンとグランド電位との間に配置されており、並列共振子である。共振子4A(共振子4A1~4A5)は、IDT電極5、反射器6(第1の反射器6Aおよび第2の反射器6B)を含んでいる。
弾性波フィルタ20は、図2および図3に示すように、共振子4Aが圧電基板1の一方主面に設けられており、共振子4Aは、例えば、周知のIDT(Inter Digital transducer)電極5、第1の反射器6Aおよび第2の反射器6Bであり、いわゆるSAW共振子である。
圧電基板1は、図2に示すように、概ね薄型の直方体形状に形成されている。圧電基板1は、例えば、タンタル酸リチウム単結晶またはニオブ酸リチウム単結晶等の圧電性を有する単結晶の基板によって構成されている。圧電基板1の平面形状および各種寸法は適宜に設定されてよい。圧電基板1は、例えば、平面視において四角形状であり、厚さが、例えば、一定であり、適宜に設定され、例えば、50(μm)~400(μm)であり、また、平面視における長辺および短辺の長さは、適宜に設定され、例えば、0.5(mm)~3(mm)である。また、圧電基板1は、いわゆる貼り合わせ基板であってもよい。
弾性波フィルタ20は、共振子4A、配線パターンおよびグランドパターン8が導電層によって構成されており、例えば、同一の導電材料によって、共振子4A、配線パターンおよびグランドパターン8の導電層は、同時に圧電基板1上に形成することができる。導電層は、いずれも、AlまたはAl合金(例えば、Al-Cu系、Al-Si-Cu系またはAl-Ti系)、CuまたはCu合金(例えば、Cu-Mg系またはCu-Ti系)、AgまたはAg合金(例えば、Ag-Mg系またはAg-Ti系)等の金属材料を用いることができる。また、導電層は、単一の導電材料で構成された単一層であってよく、また、複数の導電材料を積層して構成された積層体であってもよい。共振子4A、配線パターンおよびグランドパターン8は、一部が異なる導電材料によって形成されていてもよい。共振子4A、配線パターンおよびグランドパターン8は、厚みが、例えば、100(nm)~500(nm)である。
共振子4A、配線パターンおよびグランドパターン8は、以下のようにして圧電基板1上に設けられる。具体的には、まず、スパッタリング法または蒸着法等の薄膜形成法を用いて、圧電基板1の一方主面上に共振子4Aおよび配線パターンとなる金属層(導電層)が形成される。次に、形成された金属層に対して、周知のフォトリソグラフィー法等を用いてパターニングを行なうことで、共振子4A、配線パターンおよびグランドパターン8を形成することができる。配線パターン上に入力端子2、出力端子3およびグランド端子9となる電極パッドが設けられる。
また、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて、保護層を共振子4
A、配線パターンおよびグランドパターン8を覆うように圧電基板1上に形成することができる。
弾性波フィルタ20は、回路配線基板の上面に圧電基板1の一方主面(共振子4Aが形成された面)を対向させて搭載される。また、回路配線基板は、圧電基板1の一方主面と
対向する主面(上面)上に複数の基板電極パッドが設けられており、基板電極パッドは、対応する圧電基板1の各々の電極パッドにはんだバンプを介して電気的に接続される。具体的には、弾性波フィルタ20は、圧電基板1が回路配線基板の上面側に回路配線基板の上面との間に空間を有するように対向して搭載される。
弾性波フィルタ20は、図2および図3に示すように、複数のグランド端子9A~9Cが圧電基板1の周辺に配置されている。グランド端子9Aは、グランドパターン8上に配置され、グランドパターン8は、共振子4A1の第1の反射器6Aに接続されている。また、グランド端子9Bおよびグランド端子9Cは、配線パターン上に配置され、配線パターンは、共振子4A4および共振子4A5のそれぞれのバスバーに接続されている。
弾性波フィルタ20Aは、図4に示すように、グランドパターン8Aが共振子4A1の周辺に配置され、第2の反射器6Bに接続されている。このように、グランドパターン8Aは、IDT電極5を挟んで第1の反射器6Aとは反対側に位置する第2の反射器6Bに接続されていてもよい。また、弾性波フィルタは、共振子4A1の周辺にグランドパターン8およびグランドパターン8Aをそれぞれ配置して、第1の反射器6Aにグランドパターン8を接続し、第2の反射器6Bにグランドパターン8Aを接続してもよい。したがって、グランドパターン8は、第1の反射器6Aおよび第2の反射器6Bの少なくも一方の反射器6に接続されていればよい。
また、弾性波フィルタ20Bは、図5に示すように、グランドパターン8Bを共振子4A1の第1の反射器6Aおよび共振子4A2の第1の反射器6Aの両方に接続することができる。
入力端子2側に位置する共振子4A1は、図3に示すように、IDT電極5とIDT電極5の弾性波の伝搬方向にそれぞれ配置された反射器6とを含んでいる。IDT電極5は、第1のバスバー5Aおよび第1の電極指5A1と、第2のバスバー5Bおよび第2の電極指5B1を含んでいる。第1のバスバー5Aは、配線パターン7Aで入力端子2に接続され、複数の第1の電極指5A1は、第1のバスバー5Aに接続されている。第2のバスバー5Bは、第1のバスバー5Aに対向して配置され、配線パターン7Bに接続されている。複数の第2の電極指5B1は、第2のバスバー5Bに接続され、第1の電極指5A1に弾性波の伝搬方向において隣接する部分を有している。
このように、第1のバスバー5Aは、外部端子(信号が入力される入力端子2)に接続され、第2のバスバー5Bは、配線パターン7Bに接続され、外部端子に接続されていない。
このように、IDT電極5は、図3に示すように、第1の電極指5A1および第2の電極指5B1が互いに噛み合うように互いに交互して配置された一対の櫛歯電極(第1の電極指5A1および第2の電極指5B1)を有している。IDT電極5の櫛歯電極のピッチは概ね一定である。実際には、IDT電極5は、これより多くの電極指を有するように設けられていてもよい。
第1の反射器6Aおよび第2の反射器6Bは、弾性波の伝播方向のIDT電極5の両側にそれぞれ配置されて少なくとも一方がグランドパターン8に接続されている。また、第1の反射器6Aは、互いに対向する一対のバスバー6A1と一対のバスバー6A1間において延びる複数のストリップ電極6A2とを含んでいる。第2の反射器6Bは、互いに対向する一対のバスバー6B1と一対のバスバー6B1間において延びる複数のストリップ電極6B2とを含んでいる。このように、弾性波フィルタ20は、共振子4A1の第1の反射器6Aがグランドパターン8に接続されており、減衰特性およびアイソレーション特
性を向上させることができる。
このように、第1の反射器6Aおよび第2の反射器6Bは、図3に示すように、IDT電極5を両側から挟むように配置され、複数のストリップ電極6A2およびストリップ電極6B2を有している。この複数のストリップ電極6A2およびストリップ電極6B2のピッチは概ね一定であるとともに、IDT電極5の櫛歯電極のピッチと概ね同一である。
IDT電極5は、第1のダミー電極5A2および第2のダミー電極5B2を含んでいる。複数の第1のダミー電極5A2は、複数の第1の電極指5A1間において第1のバスバー5Aから第2のバスバー5B側へ延び、その先端が複数の第2の電極指5B1の先端とギャップを介して対向している。第2のダミー電極5B2は、複数の第2の電極指5B1間において第2のバスバー5Bから第1のバスバー5A側へ延び、その先端が複数の第1の電極指5A1の先端とギャップを介して対向している。
第1の反射器6Aは、図3に示すように、グランドパターン8に接続され、IDT電極5側に位置するストリップ電極6A2は、第1の反射器6A側に位置する第1のダミー電極5A2および第2の電極指5B1に対向して配置されている。また、IDT電極5側に位置するストリップ電極6B2は、第2の反射器6B側に位置する第1のダミー電極5A2および第2の電極指5B1に対向して配置されている。
このように、弾性波フィルタ20は、共振子4A1の第1の反射器6Aがグランドパターン8に接続され、ストリップ電極6A2が第1の反射器6A側に位置する第1のダミー電極5A2および第2の電極指5B1に対向している。したがって、入力端子2から静電気が加わったとしても、弾性波フィルタ20は、第1のダミー電極5A2および第2の電極指5B1がストリップ電極6A2に対向しているため、入力端子2に接続されている第1のダミー電極5A2がストリップ電極6A2に対向する長さが小さくなって電位差が発生する領域が小さくなり、静電気放電によるIDT電極5または反射器6の破壊を低減することができる。
したがって、弾性波フィルタ20は、減衰特性およびアイソレーション特性が向上するとともに、静電気放電による破壊を低減することができる。
本開示は、上述の実施の形態1の弾性波フィルタ20~に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。以下、他の実施の形態について以下に説明する。なお、他の実施の形態に係る弾性波フィルタのうち、実施の形態1に係る弾性波フィルタと同様な部分については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
<実施の形態2>
以下、本開示の実施の形態2に係る弾性波フィルタ20Cについて、図6および図7を参照しながら説明する。
弾性波フィルタ20Cは、弾性波フィルタ20とは異なり、IDT電極50の第1の反射器6A側に浮き電極が配置されている。
入力端子2側に位置する共振子4B1は、図6に示すように、IDT電極50とIDT電極5の弾性波の伝搬方向にそれぞれ配置された反射器6とを含んでいる。IDT電極50は、第1のバスバー5Aおよび第1の電極指5A1と、第2のバスバー5Bおよび第2の電極指5B1を含んでいる。第1のバスバー5Aは、配線パターン7Aで入力端子2に接続され、複数の第1の電極指5A1は、第1のバスバー5Aに接続されている。第2の
バスバー5Bは、第1のバスバー5Aに対向して配置され、配線パターン7Bに接続されている。複数の第2の電極指5B1は、第2のバスバー5Bに接続され、第1の電極指5A1に弾性波の伝搬方向において隣接する部分を有している。
IDT電極50は、第1のダミー電極5A2および第2のダミー電極5B2を含んでいる。複数の第1のダミー電極5A2は、複数の第1の電極指5A1間において第1のバスバー5Aから第2のバスバー5B側へ延び、その先端が複数の第2の電極指5B1の先端とギャップを介して対向している。第2のダミー電極5B2は、複数の第2の電極指5B1間において第2のバスバー5Bから第1のバスバー5A側へ延び、その先端が複数の第1の電極指5A1の先端とギャップを介して対向している。
弾性波フィルタ20Cは、図6および図7に示すように、浮き電極10が第1の反射器6A側IDT電極50の周辺に配置されている。浮き電極10は、第1の電極指5A1と第1の反射器6Aとの間であって、第1の反射器6A側に位置する第2の電極指5B1の先端領域に配置されており、第1のバスバー5Aに接続されていない。また、浮き電極10は、第2の反射器6B側に位置する第2の電極指5B1の先端領域に配置されていてもよい。
ストリップ電極6A2は、図7に示すように、第1の反射器6A側に位置する浮き電極10および第2の電極指5B1に対向している。
弾性波フィルタは、浮き電極10が第2の反射器6B側に配置され、図4と同じように、第2の反射器6Bにグランドパターン8が接続されていてもよい。また、弾性波フィルタは、浮き電極10が第1の反射器6A側および第2の反射器6B側に配置され、第1の反射器6Aおよび第2の反射器6Bのそれぞれにグランドパターン8が接続されていてもよい。すなわち、グランドパターン8は、浮き電極10に対向している反射器6に接続されていればよい。
このように、弾性波フィルタ20Cは、共振子4A1の第1の反射器6Aがグランドパターン8に接続され、ストリップ電極6A2が第1の反射器6A側に位置する浮き電極10および第2の電極指5B1に対向している。したがって、入力端子2から静電気が加わったとしても、弾性波フィルタ20Cは、浮き電極10および第2の電極指5B1がストリップ電極6A2と対向するとともに、IDT電極50と第1の反射器6Aとの間に浮き電極10が配置されているため、入力端子2に接続されている第1の電極指5A1とストリップ電極6A2との間の距離が離れて第1の電極指5A1とストリップ電極6A2との間で放電しにくくなり、静電気放電によるIDT電極50または反射器6の破壊を低減することができる。
本開示の弾性波フィルタは、上述した実施の形態に特に限定されるものではなく、本開示の範囲内で種々の変更および改良が可能である。
例えば、図8に示す弾性波フィルタ20Dの共振子4A1に対して、また、図9に示す弾性波フィルタ20Eの共振子4A6に対して、本開示の技術を適用することができる。これによって、弾性波フィルタ20Dおよび弾性波フィルタ20Eは、上述した実施の形態と同様に静電気放電による破壊を低減することができる。
1 圧電基板
2 入力端子
3 出力端子
4A1~4A6 共振子
5、50 IDT電極
6 反射器
6A 第1の反射器
6B 第2の反射器
7A 第1の配線パターン
7B 第2の配線パターン
8、8A、8B グランドパターン
9A~9C グランド端子
10 浮き電極
20~20E 弾性波フィルタ

Claims (1)

  1. 圧電基板と、
    該圧電基板の上面に配置された入力端子と、
    グランド電位となるグランドパターンと、
    第1共振子と、を備えており、
    前記第1共振子は、前記入力端子に直接接続された第1のバスバーと、該第1のバスバーに接続された複数の第1の電極指と、前記第1のバスバーに対向して配置された第2のバスバーと、該第2のバスバーに接続された、前記第1の電極指に弾性波の伝搬方向において隣接する部分を有する複数の第2の電極指とを含む第1IDT電極と、前記弾性波の伝播方向の前記第1IDT電極の両側にそれぞれ配置され、互いに対向する一対のバスバーと該一対のバスバー間において延びる複数の第1ストリップ電極を含む反射器と、を有し、
    前記第1IDT電極は、前記複数の第1の電極指間において、前記第1のバスバーから前記第2のバスバーへ延び、その先端が前記複数の第2の電極指の先端とギャップを介して対向し、前記第2の電極指よりも短い複数の第1のダミー電極指を有し、前記複数の第2の電極指間において、前記第2のバスバーから前記第1のバスバーへ延び、その先端が前記複数の第1の電極指の先端とギャップを介して対向し、前記第1の電極指よりも短い複数の第2のダミー電極指を有し、
    前記反射器は、少なくとも一方が前記グランドパターンに接続され、
    前記グランドパターンに接続された前記反射器の前記第1ストリップ電極は、前記反射器側に位置する前記第1のダミー電極指および前記第2の電極指に対向していることを特徴とする弾性波フィルタ。
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