JP7272229B2 - 冷却ファン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されたエンジンを冷却するための気流を発生する冷却ファン装置に関し、特にエンジン始動時の冷却ファンの連れ回りにより生じる騒音を低減するための制御構造の改良に関する。
上記のような冷却ファン装置として、特許文献1に記載の装置が知られている。同文献に記載の冷却ファン装置は、エンジンのクランク軸に連結された入力軸と、回転に応じて気流を発生する冷却ファンと、それらの間に介設されたファンカップリングと、を備えている。ファンカップリングには、トルクの伝達媒体となるオイルが導入されるトルク伝達室と、トルク伝達室へのオイル流入量を調整するための電磁弁と、が設けられている。ファンカップリングにおけるトルク伝達室へのオイルの流入、及びトルク伝達室からのオイルの排出は、ファンカップリングの回転により生じる遠心力によって行われる。そして、同冷却ファン装置では、電磁弁によるトルク伝達室へのオイル流入量の調整を通じて、トルク伝達室のオイル量を増減することで、冷却ファンの回転数を制御している。
なお、エンジン始動の開始時に多量のオイルがトルク伝達室に残留していると、始動後のエンジン回転数の上昇とともに冷却ファンが連れ回りすることがある。通常、始動直後のエンジンの温度は余り高くなく、冷却ファンが高速回転することはない。そのため、エンジン始動時に冷却ファンが連れ回りすると、同冷却ファンの回転に伴う騒音により乗員が違和を感じる虞がある。
これに対して特許文献1に記載の冷却ファン装置では、エンジン停止が予測されると、すなわちエンジンがその後に停止される可能性が高い状況にあると判定されると、冷却ファンの目標回転数を低下させている。そしてこれにより、エンジンが停止するまでにトルク伝達室のオイル量を減らしておくことで、エンジン再始動後の冷却ファンの連れ回りによる騒音の発生を抑えるようにしている。
特開2010-077922号公報
上記のように特許文献1に記載の冷却ファン装置では、エンジン停止が予測される場合に冷却ファンの目標回転数を低下させているとはいえ、冷却ファンの回転を維持する限りはトルク伝達室にある程度の量のオイルを残しておく必要がある。そのため、目標回転数を低下させるだけでは、エンジンが停止するまでにトルク伝達室のオイルを十分に減らすことができずに再始動時の冷却ファンの連れ回りによる騒音を抑えきれない場合がある。
上記課題を解決する冷却ファン装置は、エンジンのクランク軸に連結された入力軸と、エンジンを冷却するための気流を回転に応じて発生する冷却ファンと、入力軸と冷却ファンとの間に介設されたファンカップリングであって、同ファンカップリングの回転により生じる遠心力によりオイルの流入及び排出がなされるトルク伝達室を有しており、かつトルク伝達室のオイル量の増加に応じて入力軸から冷却ファンへのトルク伝達量が増加するファンカップリングと、トルク伝達室へのオイル流入量を調整することで冷却ファンの回転数を制御する制御部と、を備えている。また、同冷却ファン装置における制御部は、エンジンが停止される可能性が高い状況にあるか否かを判定する停止予測判定と、トルク伝達室へのオイル流入を停止するオイル抜き処理と、を実施する。さらに、同制御部は、エンジンが停止される可能性が高い状況にないとの判定から同可能性が高い状況にあるとの判定へと停止予測判定の結果が切り替わったときにオイル抜き処理を開始するとともに、同オイル抜き処理の開始から既定の時間が経過したときに同オイル抜き処理を終了している。
エンジンの高負荷運転時や高回転運転時には、エンジンの発熱が多くなるため、トルク伝達室に多量のオイルを充填して冷却ファンを高速回転する必要がある。こうしてトルク伝達室に多量のオイルが充填された状態からエンジンが急停止された場合には、エンジン停止までにトルク伝達室からオイルを抜き切れずに、エンジンの再始動時に冷却ファンが連れ回りする虞がある。
これに対して上記冷却ファン装置では、エンジンが停止される可能性が高い状況にないとの判定から同可能性が高い状況にあるとの判定に停止予測判定の結果が切り替わると、すなわちエンジンが停止すると予測されると、オイル抜き処理が開始されてトルク伝達室へのオイル流入が停止される。これにより、トルク伝達室はオイルが排出される一方の状態となって同トルク伝達室内のオイル量が速やかに減らされる。
なお、オイル抜き処理を続けると、やがてトルク伝達室からオイルが抜け切って冷却ファンの回転が停止する。そのため、オイル抜き処理を開始してからしばらくの間、エンジンが停止しなかった場合には、冷却ファンの回転が止まった状態でのエンジンの稼働が続くため、エンジンの冷却が不十分となる虞がある。その点、上記冷却ファン装置における制御部は、オイル抜き処理を開始してから既定の時間が経過するとオイル抜き処理を終了しており、トルク伝達室へのオイルの流入が再開されるため、停止予測後にエンジンが長時間停止しなかった場合にも、エンジンの冷却が不十分となり難い。よって、上記冷却ファン装置では、エンジンの停止に際して、エンジンの温度が過度に上昇しない範囲において速やかにトルク伝達室内のオイル量を低減できる。
さらに上記冷却ファン装置における制御部を、入力軸の回転数に対する前記冷却ファンの回転数の比率である継合率の目標値を、予め設定した上限値以下の値となるように設定する目標継合率設定処理と、その継合率の目標値に対する同継合率の検出値の偏差に応じたオイル流入量のフィードバック調整と、車両が減速中であるか否かを判定する減速判定と、減速判定において車両が減速中であると判定されているときには、車両が減速中ではないと判定されているときよりも小さい値を上記上限値として設定する減量処理と、を実施するよう構成してもよい。こうした場合には、車両の減速中の減量処理によりトルク伝達室内のオイル量が制限されるため、その後にオイル抜き処理が実施されたときのトルク伝達室内のオイルの減量が容易となる。
なお、上記のような継合率の目標値の上限値として「0」を設定すれば、トルク伝達室へのオイル流入が停止されるため、これによりオイル抜き処理を実施することが可能である。このような上限値の設定によりオイル抜き処理を実施した場合には、減量処理とオイル抜き処理とが双方ともに上限値の切り替えにより行われるため、制御構造が簡単となる。
冷却ファン装置の一実施形態の構成を模式的に示す図。 同冷却ファン装置が備えるファンカップリングの断面構造と制御部の制御構造とを併せ示す図。 同冷却ファン装置において制御部が実行する目標継合率設定ルーチンのフローチャート。 アイドル運転中の継合率とトルク伝達室内のオイル量との関係を示す図。 (a)~(d)エンジン停止に際しての上記冷却ファン装置の各状態量の推移を示すタイムチャート。
以下、冷却ファン装置の一実施形態を、図1~図5を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態の冷却ファン装置の適用対象となるエンジンは、自動変速機を備えており、かつ走行状況に応じてエンジンの自動停止、自動再始動を行う車両に搭載されている。
図1に示されるエンジン10は車両のエンジンルーム11内に設置されている。なお、図中の矢印Fは、車両前方を示している。エンジンルーム11におけるエンジン10よりも車両前方の部分には、コンデンサ12とラジエータ13とが配置されている。
本実施形態の冷却ファン装置20は、エンジン10における車両前方の面に取り付けられている。冷却ファン装置20は、入力軸21、冷却ファン22、及びファンカップリング23を備えている。入力軸21は、巻き掛け伝動機構15を介してエンジン10のクランク軸14に連結されている。冷却ファン22には、ファンカップリング23を介して入力軸21の回転が伝達可能とされている。冷却ファン22が回転すると、コンデンサ12及びラジエータ13を通って外気がエンジンルーム11内に引き込まれる。コンデンサ12では、通過する外気との熱交換により空調装置の冷媒が冷却される。また、ラジエータ13では、通過する外気との熱交換によりエンジン10の冷却水が冷却され、その冷却された冷却水によりエンジン10の冷却が行われる。このように冷却ファン22は、その回転に応じてエンジン10を冷却するための気流を形成する。
図2に、ファンカップリング23の断面構造を示す。ファンカップリング23は、冷却ファン22に固定されて同冷却ファン22と一体となって回転する中空円筒状のハウジング30を備えている。ハウジング30は、ベアリング31を介して入力軸21に相対回転自在に支承されている。なお、以下の説明では、図中の矢印Tが指し示す側をファンカップリング23の先端側と記載し、その反対側をファンカップリング23の基端側と記載する。ハウジング30の内周におけるファンカップリング23の先端側の面には、同心円状の複数のラビリンス溝30aが形成されている。
ハウジング30の内部空間は、リング状の仕切板37により、円環状の貯蔵室33と、貯蔵室33よりもファンカップリング23の先端側に位置する円環状のトルク伝達室34と、の2つの空間に区画されている。仕切板37には、貯蔵室33とトルク伝達室34とを連通する流入口35が設けられている。また、ハウジング30には、トルク伝達室34におけるファンカップリング23の径方向外側の面に開口してトルク伝達室34から貯蔵室33に繋がるオイル回収通路36が形成されている。トルク伝達室34におけるオイル回収通路36の開口面積は、仕切板37における流入口35の開口面積よりも小さい面積とされている。
一方、ファンカップリング23は、入力軸21に固定されて同入力軸21と一体となって回転する略円盤状のディスク32を備えている。ディスク32におけるファンカップリング23の先端側の面には、同心円状の複数のラビリンス溝32aが形成されている。ディスク32は、そのラビリンス溝32aがハウジング30側のラビリンス溝30aと噛み合わされた状態でトルク伝達室34内に収容されている。
さらにファンカップリング23には、流入口35を開閉する電磁弁が設けられている。電磁弁は、ハウジング30に固定された磁性体である鉄芯40と、通電に応じて鉄芯40を励磁する電磁コイル42と、流入口35を開閉する板状のバルブ本体41と、バルブ本体41に固定された磁性体であるアーマチュア43と、を備えている。電磁コイル42は、入力軸21におけるハウジング30よりもファンカップリング23の基端側の位置に、ベアリング44により同入力軸21に相対回転自在に支承され、かつ車体に固定された状態で設置されている。鉄芯40は、電磁コイル42におけるファンカップリング23の先端側の部分を覆っている。なお、このファンカップリング23では、ハウジング30における貯蔵室33の外壁の一部が鉄芯40により構成されている。バルブ本体41は、一端がハウジング30に固定され、他端が仕切板37における流入口35が設けられた部分に押し付けられた状態で貯蔵室33内に設置されている。そして、アーマチュア43は、バルブ本体41における鉄芯40に対向する部分に固定されている。
なお、ハウジング30の内部には、貯蔵室33を満たす量よりも少ない量のオイルが入れられている。ハウジング30内のオイルは、下記の態様で貯蔵室33とトルク伝達室34とを行き来する。すなわち、入力軸21及び同入力軸21に固定されたディスク32が回転しているときにトルク伝達室34内に存在するオイルは、回転に伴う遠心力により、遠心力によりオイル回収通路36を通って貯蔵室33に排出される。電磁コイル42に通電して流入口35を開放すると、流入口35を通って貯蔵室33からトルク伝達室34にオイルが流入する。電磁コイル42への通電量が増加すると、流入口35とバルブ本体41との間隔が大きくなって、流入口35からのトルク伝達室34へのオイルの流入量が増加する。トルク伝達室34内のオイル量は、オイル回収通路36へのオイルの排出量よりも流入口35からのオイルの流入量が多いときには増加し、オイル回収通路36へのオイルの排出量よりも流入口35からのオイルの流入量が少ないときには減少する。
一方、トルク伝達室34におけるハウジング30及びディスク32のラビリンス溝30a,32aの噛み合わせ部分にオイルが流入すると、オイルの粘度によりディスク32からハウジング30にトルクが伝達されて、ハウジング30及び同ハウジング30に固定された冷却ファン22が連れ回りするようになる。トルク伝達室34内のオイル量が多くなるほど、ラビリンス溝30a,32aの噛み合わせ部分に介在してトルクを伝搬するオイルの量も多くなる。そのため、トルク伝達室34内のオイル量が増加すると、ディスク32からハウジング30へのトルク伝達量が、ひいては入力軸21から冷却ファン22へのトルク伝達量が増加して、冷却ファン22の回転数が上昇する。一方、トルク伝達室34内のオイル量が減少すると、入力軸21から冷却ファン22へのトルク伝達量も減少して、冷却ファン22の回転数が低下する。そして、トルク伝達室34内のオイル量が「0」となると、入力軸21から冷却ファン22にトルクが伝達されなくなって、冷却ファン22の回転が停止する。このように、冷却ファン装置20では、ファンカップリング23におけるトルク伝達室34内のオイル量の増減により、冷却ファン22の回転数を昇降可能となっている。
以下の説明では、入力軸21の回転数を「入力回転数NIN」と記載するとともに、冷却ファン22の回転数を「ファン回転数NFN」と記載する。そして、入力回転数NINに対するファン回転数NFNの比率を「継合率FN」と記載する。ファン回転数NFNが入力回転数NINを超えることはないため、継合率FNが取り得る値の範囲は「0」以上、かつ「1」以下の範囲となる。
こうしたファンカップリング23における電磁コイル42の通電制御は、制御部50により行われる。制御部50は、車両のIG(イグニッション)スイッチ50aのオン操作に応じて起動し、同IGスイッチ50aのオフ操作に応じて稼働停止する。
制御部50には、エンジン10の運転状況や車両の走行状況についての各種情報が入力されている。例えば、エンジン10に設置されたクランク角センサ51からはクランク軸14の回転数であるエンジン回転数NEの情報が、同じくエンジン10に設置されたエアフローメータ52からは同エンジン10の吸気量GAの情報が、それぞれ制御部50に入力されている。また、車速センサ53からは車速Vの情報が、アクセルペダルセンサ54からは運転者のアクセルペダルの踏み込み量であるアクセルペダル開度ACCPの情報が、シフトポジションセンサ55からは自動変速機のシフトレンジSFTの情報が、ファン回転数センサ56からファン回転数NFNの情報が、それぞれ制御部50に入力されている。さらに制御部50には、水温センサ57からエンジン10の冷却水の温度である冷却水温THWの情報が、冷媒圧センサ58から空調装置の冷媒の圧力である冷媒圧PACの情報が、それぞれ入力されている。ちなみに、水温センサ57は、エンジン10を通過し、かつラジエータ13に流入する前の冷却水の温度を検出している。また、冷媒圧センサ58は、コンデンサ12を通過した後の冷媒の圧力を検出している。
なお、制御部50は、クランク角センサ51から得たエンジン回転数NEの情報に基づき入力回転数NINを求めている。さらに制御部50は、その求めた入力回転数NINをファン回転数センサ56から得たファン回転数NFNで割った商を継合率FNの値として算出している。以下の説明では、こうしてクランク角センサ51及びファン回転数センサ56の検出結果に基づき算出した継合率FNの値を、同継合率FNの検出値と記載する。
制御部50は、電磁コイル42の通電量をパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)により操作している。具体的には、制御部50は、一定電流値の通電のオン・オフを切り替える一定の周期のパルス信号を電磁コイル42に出力するとともに、そのパルス信号の周期における通電オン期間の割合であるデューティ比を変えることで電磁コイル42の通電量を操作している。なお、以下の説明におけるデューティ比の値は百分率[%]で表されている。
そして、制御部50は、下記の態様で電磁コイル42の通電量を操作することで、ファン回転数NFNを制御している。ファン回転数NFNの制御に際して制御部50はまず、後述する目標継合率設定ルーチンにより継合率FNの目標値である目標継合率FNTを設定する。続いて、制御部50は、入力回転数NINと目標継合率FNTとに基づいて、継合率FNを目標継合率FNTとするために必要な上記デューティ比を、基本デューティ比の値として算出する。さらに、制御部50は、目標継合率FNTに対する継合率FNの検出値の偏差に応じて基本デューティ比をフィードバック補正した値を、デューティ比の指令値である指令デューティ比の値として決定する。そして制御部50は、指令デューティ比に従ってパルス信号を生成して電磁コイル42に出力する。
図3に、目標継合率設定ルーチンのフローチャートを示す。制御部50は、その稼働中、既定の制御周期毎に本ルーチンの処理を繰り返し実行している。
本ルーチンの処理が開始されると、まずステップS100において、第1上限値LM1が上限値FNLMの値として設定される。第1上限値LM1には、「1」よりも小さい正の値が設定されている。本実施形態での第1上限値LM1の設定態様については後述する。
続いて、ステップS110において、冷却水温THWに基づき、エンジン10の冷却要求を満たすために必要な継合率FNが、水温要求継合率FNR1の値として算出される。水温要求継合率FNR1の算出は、制御部50に予め記憶された算出マップMAP1を用いて行われる。算出マップMAP1には、冷却水温THWと、エンジン10の冷却要求を満たすために必要な継合率FNと、の関係が格納されている。
さらに、続くステップS120では、冷媒圧PACに基づき、空調装置の冷媒の冷却要求を満たすために必要な継合率FNが、冷媒要求継合率FNR2の値として算出される。冷媒要求継合率FNR2の算出は、制御部50に予め記憶された算出マップMAP2を用いて行われる。算出マップMAP2には、冷媒圧PACと、空調装置の冷媒の冷却要求を満たすために必要な継合率FNと、の関係が格納されている。
そして、続くステップS130では、水温要求継合率FNR1と冷媒要求継合率FNR2の2つの値のうち、より大きい方の値が要求継合率FNRの値として設定される。すなわち、エンジン10の冷却要求、及び冷媒の冷却要求を双方ともに満たせる値が要求継合率FNRの値として設定される。ちなみに、継合率FNの最小値は「0」、最大値は「1」であることから、水温要求継合率FNR1、冷媒要求継合率FNR2、及び要求継合率FNRにも「0」以上、かつ「1」以下の値が設定されることになる。
続くステップS140及びステップS150では、エンジン10が停止される可能性が高い状況にあるか否かを判定する停止予測判定が実施される。本実施形態では、下記の条件(イ)及び条件(ロ)の少なくとも一方が満たされる場合に、エンジン10が停止される可能性が高い状況にあると判定している。条件(イ)は、車速Vが停車判定値V1未満であり、かつ自動変速機のシフトレンジSFTが中立用のシフトレンジ「N」又は駐車用のシフトレンジ「P」であること、となっている(S140)。また、条件(ロ)は、車速Vが低速判定値V2未満、エンジン回転数NEが低回転判定値N1未満、かつエンジン10の吸気量GAが低吸気量判定値G1未満であること、となっている(S150)。なお、低速判定値V2には、停車判定値V1よりも大きい値が設定されている。そして、エンジン10が停止される可能性が高い状況にあると判定された場合(S140:YES、又はS150:YES)にはステップS160に処理が進められ、同可能性が高い状態にないと判定された場合(S140:NO、かつS150:NO)にはステップS220に処理が進められる。
上記停止予測判定より、エンジン10が停止される可能性が高いと判定されてステップS160に処理が進められた場合には、そのステップS160において、完了フラグFLGの値として「0」が設定されているか否かが判定される。そして、完了フラグFLGの値として「0」が設定されている場合(YES)にはステップS170に、設定されていない場合(NO)にはステップS210に、それぞれ処理が進められる。なお、完了フラグFLGは、値として「1」が設定されていることをもって後述のオイル抜き処理が完了していることを示し、値として「0」が設定されていることをもって同オイル抜き処理が完了していないことを示すフラグである。
ステップS160で否定判定(NO)されてステップS210に処理が進められると、そのステップS210において、要求継合率FNR及び上限値FNLMのうち、より小さい方の値が目標継合率FNTの値として設定された後、今回の本ルーチンの処理が終了される。このときには、第1上限値LM1が上限値FNLMの値として設定された状態でステップS210での目標継合率FNTの設定が行われることになる。
これに対して、ステップS160で肯定判定(YES)されてステップS170に処理が進められた場合には、そのステップS170において上限値FNLMの値が第1上限値LM1から「0」に書き換えられる。続いて、ステップS180において計時カウンタCNTのカウントアップが行われた後、ステップS190において計時カウンタCNTの値が既定の完了判定値C1以上であるか否かが判定される。計時カウンタCNTの値が完了判定値C1以上の場合(YES)には、ステップS200において完了フラグFLGの値として「1」が設定された後、上述のステップS210に処理が進められる。一方、計時カウンタCNTの値が完了判定値C1未満の場合(NO)にはステップS200をスキップしてステップS210に処理が進められる。いずれの場合にも、ステップS210では、上限値FNLMの値が「0」とされた状態で目標継合率FNTの設定が行われる。そのため、要求継合率FNRの値に関わらず、このときの目標継合率FNTの値は「0」となる。継合率FNを「0」とするには、トルク伝達室34内のオイル量を「0」として、ファン回転数NFNを「0」とする必要がある。よって、制御部50は、上限値FNLMの値として「0」が設定されている間は、デューティ比を「0」に設定して電磁コイル42の通電を停止することで、トルク伝達室34へのオイルの流入を停止する。このように本実施形態では、目標継合率FNTの上限値FNLMの値として「0」を設定することで、トルク伝達室34へのオイルの流入を停止するオイル抜き処理を実施している。
一方、エンジン10が停止される可能性が高い状況にないと判定されて(S140:NO、かつS150:NO)、ステップS220に処理が進められた場合には、そのステップS220において、完了フラグFLG及び計時カウンタCNTのリセット処理が行われる。すなわち、ステップS220では、「0」が完了フラグFLGの値として設定されるとともに、同じく「0」が計時カウンタCNTの値として設定される。
続いて、ステップS230において、車両が減速中であるか否かを判定する減速判定が実施される。本実施形態では、アクセルペダル開度ACCPが「0」、かつエンジン回転数NEが既定の減速判定値N2未満の場合に、車両が減速中であると判定している。なお、こうした車両が減速中であるとの判定の条件は、車両の停車中にも成立するものとなっている。すなわち、本実施形態では、減速判定において、車両が減速中又は停車中であるか否かが判定されており、以下の説明での減速判定についての車両の減速中には、車両の停車中も含まれている。
さて、上記ステップS230において車両が減速中であると判定された場合(YES)にはステップS240において上限値FNLMの値が第1上限値LM1から既定の第2上限値LM2に書替えられた後、上述のステップS210に処理が進められる。なお、第2上限値LM2には、第1上限値LM1よりも小さい正の値が設定されている。これに対して、車両が減速中でないと判定された場合(S230:NO)にはステップS240をスキップしてそのままステップS210に処理が進められる。なお、この場合には、第1上限値LM1が上限値FNLMとして設定された状態でステップS210での目標継合率FNTでの設定が行われることになる。このように本実施形態では、減速判定において車両が減速中であると判定されているときには、車両が減速中ではないと判定されているときよりも小さい値を上限値FNLMとして設定する減量処理を実施している。
こうした目標継合率設定ルーチンでは、上限値FNLMを超えない範囲において、エンジン10の冷却要求、及び空調装置の冷媒の冷却要求を満たす継合率FNに近い値が目標継合率FNTの値として設定される。そして、停止予測判定及び減速判定の判定結果等に応じて上限値FNLMを、第1上限値LM1、第2上限値LM2、及び「0」のいずれかに切り替えている。
図4には、入力回転数NINを一定とした状態でトルク伝達室34内のオイル量を変化させていったときの同オイル量と継合率FNとの関係が示されている。同図に示すように、トルク伝達室34内のオイル量が所定の量M未満の領域(A)では、オイル量にほぼ比例して継合率FNが変化する。これに対してトルク伝達室34内のオイル量が所定の量Mを超える領域(B)では領域(A)に比べてオイル量の変化に対する継合率FNの感度が低くなる。そのため、領域(A)内では、領域(B)内に比べて、継合率FNを高応答に変更可能となる。本実施形態では、高応答で継合率FNを変更可能な領域(A)における継合率FNの最大値を第1上限値LM1として設定している。
以上のように構成された本実施形態の作用について説明する。
図5は、エンジン10の停止に際しての本実施形態の冷却ファン装置20における各状態量の推移が示されている。なお、図5(a)は入力回転数NIN及びファン回転数NFNの推移を、図5(b)は要求継合率FNR及び目標継合率FNTの推移を、図5(c)は計時カウンタCNTの値の推移を、それぞれ示している。また、図5(d)には、本実施形態の冷却ファン装置20におけるトルク伝達室34内のオイル量の推移が実線により示されている。さらに同図5(d)には、上限値FNLMを第1上限値LM1に固定してファン回転数NFNの制御を行う冷却ファン装置の比較例におけるトルク伝達室34内のオイル量の推移が点線により併せ示されている。
なお、図5には、次のような状況における各状態量の推移が示されている。すなわち、図5の時刻t1において車両は停車のための減速を開始し、その後の時刻t2にエンジン10はアイドル運転に移行する。そしてアイドル運転が続いた後の時刻t4に運転者がIGスイッチ50aをオフ操作してエンジン10が停止される。なお、図5の例では、時刻t2におけるアイドル運転の移行とともに停止予測判定の判定結果が、エンジン10が停止される可能性が高い状況にないとの判定から同可能性が高い状況にあるとの判定に切り替わっている。
車両の減速が開始される時刻t1の直前には、冷却水温THWが高く、エンジン10の冷却要求が高いため、第1上限値LM1よりも大きい値が要求継合率FNRの値として設定された状態となっている。また、このときには、減速判定、停止予測判定のいずれもが否定判定されており、第1上限値LM1が上限値FNLMの値として設定されている。そのため、このときには、第1上限値LM1が目標継合率FNTの値として設定されており、そうした目標継合率FNTの値が示す高い継合率FNを実現するため、多量のオイルがトルク伝達室34内に導入された状態となっている。
時刻t1に車両の減速が開始されると、減速判定より車両が減速中であると判定される。そして、減量処理により、第1上限値LM1からそれよりも小さい第2上限値LM2に上限値FNLMの値が切り替えられる。これにより、目標継合率FNTも第1上限値LM1から第2上限値LM2に引き下げられて、トルク伝達室34内のオイルの減量が開始される。
その後の時刻t2には、上記のように停止予測判定の判定結果が切り替わり、オイル抜き処理が開始されて、上限値FNLMが第2上限値LM2から「0」に切り替えられる。これにより、目標継合率FNTが「0」となり、トルク伝達室34へのオイル流入が完全に停止された状態となるため、トルク伝達室34内のオイルの減量が更に進むことになる。
なお、時刻t2には計時カウンタCNTのカウントアップが開始される。そして、その後の時刻t3に計時カウンタCNTの値が完了判定値C1に達すると、オイル抜き処理が終了されて上限値FNLMが「0」から第1上限値LM1に切り替えられる。車両の減速中や停車中はエンジン10の発熱が少なく、この時刻t4までには冷却水温THWが低下してエンジン10の冷却要求も低くなっていることから、要求継合率FNRもそれに応じた小さい値となっている。そのため、オイル抜き処理の終了後にトルク伝達室34内に導入されるオイルの量は限られている。したがって、時刻t4のエンジン10の停止開始から同エンジン10の回転が停止するまでに、再始動後の冷却ファン22の連れ回りが生じない程度まで、トルク伝達室34内のオイルを排出可能となる。
ちなみに、計時カウンタCNTのカウントアップは、目標継合率設定ルーチンの実行毎に行われ、同ルーチンの実行周期は一定である。そのため、カウントアップの開始から計時カウンタCNTの値が完了判定値C1に到達するまでに要する時間は一定の時間T0となる。そして、本実施形態では、計時カウンタCNTの値が完了判定値C1に到達したときに完了フラグFLGの値を「0」から「1」に変更するとともに、その次の制御周期には上限値FNLMの値を「0」から第1上限値LM1に切り替えている。このように本実施形態では、オイル抜き処理を、その開始から一定の時間T0が経過したときに終了している。
オイル抜き処理を続けると、やがてトルク伝達室34からオイルが抜け切って冷却ファン22の回転が停止する。冷却ファン22の回転が停止した状態が続くと、ラジエータ13での冷却水の冷却が滞り、冷却水温THWが許容可能な上限値を超えて上昇する虞がある。これに対して本実施形態では、オイル抜き処理の実施期間を上記時間T0に限定している。なお、本実施形態では、オイル抜き処理を実施期間である上記時間T0が下記の時間となるように完了判定値C1の値を設定している。ここで、停止予測判定によりエンジン10が停止される可能性が高い状況にあると判定される運転条件において冷却ファン22の回転が停止した状態でエンジン10を運転し続けた場合に、冷却水温THWが許容可能な上限値を超えるまでに要する時間を、過熱所要時間とする。このとき、完了判定値C1の値は、過熱所要時間として想定される最小の時間よりも上記時間T0が短い時間となるように設定されている。
以上のように本実施形態では、エンジン停止に際して、エンジン10の温度が過剰に上昇しない範囲内で速やかにトルク伝達室34内のオイルを減量できる。これに対して、上限値FNLMが第1上限値LM1に固定された冷却ファン装置の比較例の場合、時刻t2以降も目標継合率FNTとして大きい値が設定された状態が続くため、トルク伝達室34内のオイルの減量は本実施形態の場合よりも大幅に遅くなる。そのため、時刻t4までにトルク伝達室34内のオイルを十分減量できず、エンジン10の停止後もある程度の量のオイルがトルク伝達室34内に残留してしまうため、エンジン10の再始動後に冷却ファン22の連れ回りによる騒音が発生する虞がある。
以上の本実施形態の冷却ファン装置20によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、エンジン10が停止される可能性が高い状況にないとの判定から同可能性が高い状況にあるとの判定へと停止予測判定の結果が切り替わったときに、トルク伝達室34へのオイル流入を停止するオイル抜き処理を開始するとともに、同処理の開始から既定の時間T0が経過したときに同処理を終了している。そのため、エンジン10の停止に際して、エンジン10の温度が過剰に上昇しない範囲内で速やかにトルク伝達室34内のオイル量を低減し、エンジン10の再始動後に冷却ファン22が連れ回りして騒音が発生することを抑制できる。
(2)本実施形態では、減速判定により車両が減速中であると判定されたときには、第1上限値LM1よりも小さい第2上限値LM2を上限値FNLMの値として設定する減量処理を行っている。これにより、車両の減速中にトルク伝達室34内のオイル量を制限しておくことで、その後にオイル抜き処理が実施されたときのトルク伝達室34のオイルの減量が容易となる。
(3)本実施形態では、目標継合率FNTの上限値FNLMとして「0」を設定することで、オイル抜き処理を実施しており、減量処理とオイル抜き処理とが双方ともに上限値FNLMの値の切り替えにより行われるため、制御構造が簡単となる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態における停止予測判定の条件、及び減速判定の条件は適宜変更してもよい。なお、上記実施形態での減速判定では、車両の減速中に加えて停車中にも、車両が減速中であると判定されるようになっていたが、減速中と停車中とを区別して判定を行うようにしてもよい。すなわち、減速判定において車両の停車中には、車両の減速中ではないと判定するようにしてもよい。
・上記実施形態では、オイル抜き処理に際して、目標継合率FNTの上限値FNLMの値として「0」を設定することでトルク伝達室34へのオイル流入を停止していたが、それ以外の態様で行うようにしてもよい。例えば指令デューティ比を強制的に「0%」とすることでオイル抜き処理を行うようにすることもできる。
・上記実施形態では、減速判定及び停止予測判定の2つの判定と、減量処理及びオイル抜き処理の2つの処理と、を実施していたが、これらのうちの減速判定及び減量処理を行わず、停止予測判定及びオイル抜き処理だけを行うようにしてもよい。そうした場合にも、オイル抜き処理の実施を通じて、エンジン10の停止時のトルク伝達室34内のオイル量を減らすことは可能である。
・上記実施形態の冷却ファン装置20は、車両の走行状況に応じて自動停止、再始動が行われるエンジン10に適用されていたが、それ以外の車載エンジンにも同様に適用できる。なお、上記のような自動停止、再始動が行われるエンジンや、ハイブリッド車両に搭載のエンジンでは、エンジンの停止、再始動の頻度が高いため、上記実施形態の冷却ファン装置20がその効果を発揮する機会が多くなる。
10…エンジン、11…エンジンルーム、12…コンデンサ、13…ラジエータ、14…クランク軸、15…巻き掛け伝動機構、20…冷却ファン装置、21…入力軸、22…冷却ファン、23…ファンカップリング、30…ハウジング、30a…ラビリンス溝、31…ベアリング、32…ディスク、32a…ラビリンス溝、33…貯蔵室、34…トルク伝達室、35…流入口、36…オイル回収通路、37…仕切板、40…鉄芯、41…バルブ本体、42…電磁コイル、43…アーマチュア、44…ベアリング、50…制御部、50a…IGスイッチ、51…クランク角センサ、52…エアフローメータ、53…車速センサ、54…アクセルペダルセンサ、55…シフトポジションセンサ、56…ファン回転数センサ、57…水温センサ、58…冷媒圧センサ。

Claims (3)

  1. エンジンのクランク軸に連結された入力軸と、
    前記エンジンを冷却するための気流を回転に応じて発生する冷却ファンと、
    前記入力軸と前記冷却ファンとの間に介設されたファンカップリングであって、同ファンカップリングの回転により生じる遠心力によりオイルが排出されるトルク伝達室を有しており、かつ前記トルク伝達室内のオイル量の増加に応じて前記入力軸から前記冷却ファンへのトルク伝達量が増加するファンカップリングと、
    前記トルク伝達室へのオイル流入量を調整することで前記冷却ファンの回転数を制御する制御部と、
    を備えており、
    かつ前記制御部は、前記エンジンが停止される可能性が高い状況にあるか否かを判定する停止予測判定と、前記トルク伝達室へのオイル流入を停止するオイル抜き処理と、を実施するとともに、
    前記停止予測判定により前記エンジンが停止される可能性が高い状況にあると判定される運転条件において前記冷却ファンの回転が停止した状態で前記エンジンを運転し続けた場合に、前記エンジンの冷却水の温度である冷却水温が許容可能な上限値を超えるまでに要する時間を、過熱所要時間とし、
    前記過熱所要時間として想定される最小の時間よりも短い時間を既定の時間としたとき、
    前記制御部は、前記エンジンが停止される可能性が高い状況にないとの判定から同可能性が高い状況にあるとの判定へと前記停止予測判定の判定結果が切り替わったときに前記オイル抜き処理を開始するとともに、同オイル抜き処理の開始から前記既定の時間が経過したときに同オイル抜き処理を終了する
    冷却ファン装置。
  2. 前記制御部は、
    前記入力軸の回転数に対する前記冷却ファンの回転数の比率である継合率の目標値を、予め設定した上限値以下の値となるように設定する目標継合率設定処理と、
    前記継合率の目標値に対する同継合率の検出値の偏差に応じた前記オイル流入量のフィードバック調整と、
    車両が減速中であるか否かを判定する減速判定と、
    前記減速判定において前記車両が減速中であると判定されているときには、前記車両が減速中ではないと判定されているときよりも小さい値を前記上限値として設定する減量処理と、
    を実施する
    請求項1に記載の冷却ファン装置。
  3. 前記オイル抜き処理は、前記目標継合率設定処理において「0」を前記上限値として設定することで実施されている請求項2に記載の冷却ファン装置。
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