JP7271266B2 - 制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータの駆動制御を行う制御装置に関する。
モータの駆動を行う制御装置では、モータの駆動電流に振動成分が含まれていると不要な振動が発生してしまうため、モータの駆動電流から振動成分を除去することが望ましい。振動を抑制するために、モータの駆動電流の制御に非干渉制御が用いられることがある。
また、モータの駆動制御では、モータ、インバータ等の保護のため、トルク指令値が上限トルク値を超えないように制限するリミッタを設けている場合がある。このため、トルク指令値によっては、非干渉制御によりトルク指令値に加えられる振動抑制の信号がリミッタによって制限され、振動抑制の効果が低下する場合がある。例えば、特許文献1に開示された技術では、トルク指令値を制限した場合に、車両の振動を効果的に抑制するために、トルク指令値を制限するリミッタの特性を車両特性に応じて変化させている。
特開2005-269836号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、車両毎にリミッタの特性を変化させているため、計算が複雑になって処理負荷が増加する問題があった。また、単純なリミッタによって、トルク指令を制限した場合、制振抑制の効果が低下する問題があった。
上述の課題に鑑み、本発明は、単純な構成のリミッタを用いたモータの駆動制御における振動抑制の効果の低下を防止することができる制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る制御装置のある態様によれば、制御装置は、角度検出部と、フィードバック部と、トルク指令演算部と、制限部と、駆動制御部と、補正部と、を備える。前記角速度検出部は、モータの角速度を検出する。前記フィードバック部、前記角速度検出部が検出した角速度からフィードバック値を求める。前記トルク指令演算部は、上位装置から供給される上位トルク指令値と前記フィードバック部が求めたフィードバック値に応じてトルク指令値を求める。前記制限部は、前記トルク指令演算部が求めたトルク指令値が所定のトルク上限値を超えないように制限する。前記駆動制御部は、前記制限部により制限されたトルク指令値に応じてモータの駆動制御を行う。前記補正部は、前記フィードバック部が求めたフィードバック値と前記上位トルク指令値に応じて、前記上位トルク指令値又は前記トルク指令値を補正する。
以上の構成を有する本発明によれば、単純な構成のリミッタを用いたモータの駆動制御における振動抑制の効果の低下を防止することができる。
実施形態1のモータ制御システムの構成例を示すブロック図である。 モータ制御システムを構成するモータ制御部の構成例を示すブロック図である。 モータ制御部を構成する補正部の構成例を示すブロック図である。 補正部におけるオーバートルクであるか否かの演算処理の例を示すフローチャートである。 補正部が生成する補正量の例を示す図である。 補正部により補正されたトルク指令値の例を示す図である。 リミッタによりトルク指令値が制限された状態の例を示す図である。 振動によるモータによって駆動される負荷の加速度の例を示す図である。 振動によるモータによって駆動される負荷の加速度の例を示す図である。 実施形態2のモータ制御システムの構成例を示すブロック図である。 補正部が生成する補正量の他の例を示す図である。 補正部が生成する補正量の他の例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための実施形態について詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る制御装置を用いたモータ制御システムの構成例を示すブロック図である。
このモータ制御システムは、負荷1を駆動する制御対象のモータ2と、モータ2に対する上位トルク指令値を生成する上位装置3と、上位装置3からの上位トルク指令値Tとモータ2の状態に応じてモータの駆動を制御するモータ制御部4と、モータ制御部4の制御に応じた駆動電流をモータ2に供給する電力変換部5とを備えている。
モータ2は、例えば電気自動車の駆動を行うものであり、例えば3相のブラシレスモータから構成される。また、上位装置3は、例えば電気自動車の場合では、アクセル開度や現在の車両速度等に応じた上位トルク指令値を生成するVCU(Vehicle Control Unit:車両制御装置)等から構成される。なお、モータ2は、ロボットのアーム等の駆動を行うモータ等であってもよい。また、モータ2は、ブラシ付きDCモータ等の他のモータで構成してもよい。また、電力変換部5は、例えばインバータで構成され、モータ制御部4からの電流制御に応じて、電源電圧のスイッチングを行なってモータ2に供給する。
図2は、モータ制御部4の構成例を示すブロック図である。
モータ2は、電力変換部5から供給される駆動電流に応じて磁界を発生する界磁コイル、ロータに取り付けられた永久磁石等を備え、界磁コイルが発生する磁界に応じた駆動力を発生する。また、モータ2は、ロータの位置(角度)を検出する位置検出部2A等を備えている。
モータ制御部4は、上位装置3からの上位トルク指令値Tに応じたフィードフォワードトルク指令値TmFFを求めるフィードフォワード部10と、位置検出部2Aの検出出力からモータ2の角速度ωを求める速度演算部20と、モータ2の角速度ωに応じたフィードバックトルク指令値TmFBを求めるフィードバック部30と、トルク指令値Tmresを求める演算部40とを備えている。また、モータ制御部4は、演算部40からのトルク指令値Tmresが所定の閾値を超えないように制限するリミッタ50と、トルク指令値Tmres等に応じてモータ2に供給する駆動電流の制御を行う電流制御部60と、上位装置3からの上位トルク指令値Tを補正する補正部70とを備えている。
このモータ制御システムでは、フィードフォワード部10からのフィードフォワードトルク指令値(フィードフォワード値)TmFFとフィードバック部30からのフィードバックトルク指令値(フィードバック値)TmFBから求めたトルク指令値Tmresに基づいて電流制御部60による制御を行うことにより、モータ2の振動を抑制する非干渉化制御を行っている。
リミッタ50は、演算部40からのトルク指令値Tmresが所定の閾値Tlimを超えないように制限して電流指令演算部61に供給する。この閾値Tlimは、例えばモータ2の上限トルク値とする。あるいは、閾値Tlimは、例えばモータ2の上限トルク値と上限電流値等を用いて設定してもよい。
電流制御部60は、リミッタ50を介して供給されるトルク指令値Tmres_limitと速度演算部20が求めたモータ2の角速度ωに応じて電流指令値iを求める電流指令演算部61と、電流指令値iと速度演算部20が求めたモータ2の角速度ωに応じてモータ2を駆動する駆動電流の制御を行う電流制御演算部62とを備えている。電流制御演算部62は、例えば電流指令値iに応じて電力変換部5を制御することにより、駆動電流のPWM(Pulse Width Moduration)制御を行っている。
上述のように構成されたモータ制御システムでは、上位装置3から上位トルク指令値Tが供給されると、モータ制御部4は、上位トルク指令値Tとモータ2の角速度ωに応じてモータ2の駆動を制御する。具体的には、補正部70は、所定の時間間隔毎に上位装置3から供給される上位トルク指令値Tを補正し、補正後の上位トルク指令値T´をフィードフォワード部10に供給する。なお、この補正は、後述のように、トルク指令値Tmresリミッタ50の閾値を超えないように必要に応じて行われる。フィードフォワード部10は、上位トルク指令値T´に応じたフィードフォワードトルク指令値TmFFを求め、演算部40に供給する。速度演算部20は、位置検出部2Aの検出出力からモータ2の角速度ωを求め、フィードバック部30等に供給する。フィードバック部30は、モータ2の角速度ωからフィードバックトルク指令値TmFBを求め、演算部40に供給する。演算部40は、フィードフォワードトルク指令値TmFFとフィードバックトルク指令値TmFBの和をトルク指令値Tmresとしてリミッタ50に供給する。リミッタ50は、トルク指令値Tmresが所定の閾値を超えないように制限し、トルク指令値Tmres_limitとして電流指令演算部61に供給する。
電流指令演算部61は、リミッタ50を介して供給されるトルク指令値Tmres_limitと速度演算部20からの角速度ωと電源電圧値VDCから電流指令値iを求め、電流制御演算部62に供給する。電流制御演算部62は、電流指令演算部61から供給された電流指令値iに応じて電力変換部5を制御する。具体的には、電流制御演算部62は、電力変換部5に供給される電流の電流値iと電流指令演算部61からの電流指令値iと速度演算部20からの角速度ωに応じて電力変換部5によるスイッチングを行うタイミングを制御する。これにより、上位装置3からの上位トルク指令値Tとモータ2の角速度ωに応じた駆動制御が実行される。
図3は、補正部70の構成例を示すブロック図である。
補正部70は、上位装置3からの上位トルク指令値Tとフィードバックトルク指令値TmFBに応じた演算を行う演算部71と、オーバートルクであるか否かの演算を行うオーバートルク演算部72と、オーバートルク演算部72の演算結果に含まれるノイズのゲインを低減させるノイズ低減部73と、補正量ΔTを選択するための最大値を演算する最大値演算部74とを備えている。ノイズ低減部73は、例えばローパスフィルタ等で構成される。また、補正部70は、前回の処理時の補正値を保持する前回値保持部75と、前回値保持部75に保持されている値を保持させる減衰部76と、補正量の符号を判定する符号判定部77と、補正量ΔTに応じて上位トルク指令値Tを補正する演算部78とを備えている。なお、演算部78は、上位トルク指令値Tに補正量ΔTを加算する加算部として構成してもよい。
図4は、補正部70のオーバートルク演算部72によるオーバートルクであるか否かの演算処理の例を示すフローチャートである。
オーバートルク演算部72は、所定の時間間隔毎に図4の処理を実行する。処理を介しすると、オーバートルク演算部72は、S1において、演算部71から供給される上位トルク指令値Tとフィードバックトルク指令値TmFBの和Tの絶対値とリミッタ50の閾値Tlimの絶対値の比較演算を行い、和Tの絶対値がリミッタ50の閾値Tlimを超えているか否かを判定する。
和Tの絶対値がリミッタ50の閾値Tlimの絶対値を超えている場合には、オーバートルク演算部72は、ステップS2において、和Tの絶対値とリミッタ50の閾値Tlimの絶対値の差をノイズ低減部73を介して最大値演算部74に供給する。一方、ステップS1において、和Tの絶対値がリミッタ50の閾値Tlimを超えていなければ、オーバートルク演算部72は、ステップS3において、値0をノイズ低減部73を介して最大値演算部74に供給する。以上の処理は、所定の時間間隔毎に繰り返される。
ノイズ低減部73は、所定の時間間隔毎にオーバートルク演算部72から供給される値のノイズのゲインを低減させて最大値演算部74に供給する。前回値保持部75には、前回の処理の際の最大値演算部74の出力が保持されている。減衰部76は、前回の処理の際の最大値演算部74の出力を減衰させて最大値演算部74に供給する。この減衰部76による処理は、前回値保持部75に格納されている値から一定値を引いてもよい。あるいは、1次遅れ系等の他の方法によって減衰させてもよい。
最大値演算部74は、ノイズ低減部73を介してオーバートルク演算部72から供給される値と、減衰部76により減衰された前回の処理の際の最大値演算部74の出力のうち、値が大きい方を出力する。この出力は、符号判定部77と前回値保持部75に供給される。符号判定部77は、入力信号の符号に基づいて補正量ΔTの符号を決め、求めた符号を含む補正量ΔTを演算部78に供給する。演算部78は、供給された補正量ΔTに基づいて上位トルク指令値Tを補正し、補正したトルク指令値T´をフィードフォワード部10に供給する。
図5は、上述の補正処理によって補正部が生成する補正量ΔTの例を示す図である。
この補正量ΔTは、補正を行わない場合にトルク指令値Tmresがリミッタ50の閾値Tlimを超える期間に値が大きくなり、時間経過にしたがって減衰する値となる。上述のように求められた補正量ΔTにより、上位トルク指令値Tを補正することにより、例えば図6に示すように、トルク指令値Tmresがリミッタ50の閾値Tlimを超えない状態となる。なお、この例では、符号判定部77は補正量ΔTの符号を負とし、演算部78が上位トルク値Tに負の値である補正量ΔTを加算した結果を示している。
これに対し、上位トルク指令値Tの補正を行わない場合には、上位トルク指令値Tとフィードバックトルク指令値TmFBの状態によっては、例えば図7に示すように、トルク指令値Tmresがリミッタ50の閾値Tlimを超えてしまい、リミッタ50によってトルク指令値の値が制限されてしまう。この結果、振動抑制の効果が低下してしまう。本実施形態では、上述のように、トルク指令値Tmresがリミッタ50の閾値Tlimを超えないように、上位トルク指令値Tを補正することにより、モータの駆動制御における振動抑制の効果の低下を防止することができる。
図8及び図9は、上位トルク指令値Tを補正しない場合と、上位トルク指令値Tを補正する場合とで、振動によるモータ2によって駆動される負荷1の加速度の例を比較したものである。図8及び図9は、例えば電気自動車の場合には、電気自動車の加速度の例を示している。また、図8の符号81及び図9の符号83が上位トルク指令値Tを補正しない場合の振動による加速度を示しており、図8の符号82及び図9の符号84が上位トルク指令値Tを補正する場合の振動による加速度を示している。図8及び図9の比較から明らかなように、補正部70による上位トルク指令値Tの補正により、振動抑制の効果の低下を防止することができている。
また、本実施形態では、上述のように上位トルク指令値Tを補正することにより、単純な構成のリミッタを用いてトルク指令値を制限したモータの駆動制御における振動抑制の効果の低下を防止することができる。また、本実施形態では、補正部70による補正量の算出に、車両特性を用いていないため、処理負荷の増加を抑えることができる。したがって、本実施形態によれば、処理負荷の増加を抑えつつ振動抑制の効果の低下を防止することができる。
<実施形態2>
図10は、実施形態2のモータ制御システムを構成するモータ制御部の構成例を示すブロック図である。実施形態1では、補正部70が上位装置3からの上位トルク指令値Tを補正する構成としていたが、本実施形態では、補正90が、フィードフォワード部10からのフィードフォワードトルク指令値TmFFを補正するようになっている。
補正部90は、上述の図3に示す補正部70と同様に構成されており、フィードフォワード部10からのフィードフォワードトルク指令値TmFFとフィードバック部30からのフィードバックトルク指令値TmFBに応じて補正量ΔTを求め、フィードフォワードトルク指令値TmFFを補正するようになっている。
以上説明したように、本実施形態によれば、上位トルク指令値とフィードバック部が求めたフィードバック値に応じて、トルク指令値を補正することにより、上述の実施形態1と同様に、単純な構成のリミッタを用いたモータの駆動制御における振動抑制の効果の低下を防止することができる。
<変形例>
上述の実施形態では、図5に示す補正量ΔTを用いた例について説明したが、例えば図11に示すように、減衰時間が早い補正量ΔTを用いてもよい。振動抑制の効果は、フィードバックトルク指令値TmFBの値が立ち上がる期間で高いため、フィードバックトルク指令値TmFBの値が立ち上がる期間においてトルク指令値がリミッタ50の閾値Tlimを超えないように補正することにしてもよい。このような補正量ΔTを生成するためには、例えば補正部70の減衰部76による減衰量を大きくすればよい。
また、補正量ΔTは、一定の値としてもよい。これにより、トルク指令値の補正の処理負荷の増加をさらに抑えつつ振動抑制効果を維持するることができる。この場合、補正後のトルク指令値がリミッタ50の閾値Tlimを超えないように補正してもよいが、例えば図12に示すように補正後のトルク指令値がリミッタ50の閾値Tlimを超える範囲を所定の閾値以下とするように補正量ΔTを求めてもよい。補正後のトルク指令値がある程度リミッタ50の閾値Tlimを超えていても振動抑制の効果はあるため、このような補正量ΔTを用いることにより、トルク指令値の値を全体的に高く維持することができ、上位トルク指令値に対する応答性を向上させることができる。なお、補正部によりどの程度の補正を行うのかは、例えば要求される振動抑制の効果、処理負荷の大小、要求される応答性等を総合的に考慮して決めてもよい。
また、上述の各実施形態では、トルク指令値を制限するリミッタ50を設けた例について説明したが、リミッタを設けず、電流制御部に供給されるトルク指令値が所定の閾値を超えないように補正部が上位トルク指令値又はトルク指令値を補正するようにしてもよい。
上記した各実施形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置やシステムの構成や各種条件によって適宜修正または変更されるべきものであり、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
1…負荷、2…モータ、2A…位置検出部、3…上位装置、4…モータ制御部、5…電力変換部、10…フィードフォワード部、20…速度演算部、30…フィードバック部、40…演算部、50…リミッタ、60…電流制御部、61…電流指令演算部、62…電流制御演算部、70…補正部、80…補正部

Claims (5)

  1. モータの角速度を検出する角速度検出部と、
    前記角速度検出部が検出した角速度からフィードバック値を求めるフィードバック部と、
    上位装置から供給される上位トルク指令値と前記フィードバック部が求めたフィードバック値に応じてトルク指令値を求めるトルク指令演算部と、
    前記トルク指令演算部が求めたトルク指令値が所定のトルク上限値を超えないように制限する制限部と、
    前記制限部により制限されたトルク指令値に応じてモータの駆動制御を行う駆動制御部と、
    前記フィードバック部が求めたフィードバック値と前記上位トルク指令値に応じて、前記上位トルク指令値又は前記トルク指令値に対してモータを駆動する駆動電流の制御周期毎に補正する補正部と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記上位トルク指令値に応じてフィードフォワード値を求めるフィードフォワード部を備え、
    前記トルク指令演算部は、前記フィードフォワード部が求めたフィードフォワード値と前記フィードバック部が求めたフィードバック値に応じて前記トルク指令値を求める
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記補正部は、
    補正後の前記トルク指令値が所定の閾値を超えないように補正を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記補正部は、
    前記上位トルク指令値と前記フィードバック部が求めたフィードバック値に基づいて、
    トルク指令値が前記所定の閾値を超えるか否かを検出する検出部と、
    前記検出部がトルク指令値が前記所定の閾値を超えると検出した場合に、トルク指令値の最大値を求める最大値演算部と、
    前記最大値演算部が求めたトルク指令値の最大値に応じて補正量を求める補正量演算部と、
    前記補正量演算部が求めた前記補正量に応じて、前記上位トルク指令値又は前記トルク指令値を補正する補正処理部と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. モータの角速度を検出する角速度検出部と、
    前記角速度検出部が検出した角速度からフィードバック値を求めるフィードバック部と、
    上位装置から供給される上位トルク指令値と前記フィードバック部が求めたフィードバック値に応じてトルク指令値を求めるトルク指令演算部と、
    トルク指令値に応じてモータの駆動制御を行う駆動制御部と、
    前記フィードバック部が求めたフィードバック値と前記上位トルク指令値に応じて、前記上位トルク指令値又は前記トルク指令値に対してモータを駆動する駆動電流の制御周期毎に補正する補正部と、を備え、
    前記補正部は、
    補正後の前記トルク指令値が所定の閾値を超えないように補正を行う、
    ことを特徴とする制御装置。
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