JP7271157B2 - 表示装置、プログラム及び表示装置の表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置等に関する。
従来から、画像形成装置等の装置の表示パネルに、装置の動作の設定を行うための入力項目を表示したり、Webブラウザ上に入力項目を表示して、ユーザによって入力される情報の取得を行ったりすることが行われている。そして、何らかの原因で変更できない入力項目がある場合は、その入力項目に対応するテキストボックス、チェックボックス、ラジオボタン等の入力要素を非アクティブ(無効状態)化し、ユーザによる入力操作を行えないようにすることがされている。
入力要素の非アクティブ化は、Webブラウザの標準機能であるグレーアウト機能を利用したり、スタイルシートで色を指定して一律の色に非アクティブ化させたりすることで実現させている。しかし、ユーザは、表示パネルに表示された入力画面を見ただけでは、非アクティブ化された原因が分からないことがほとんどである。つまり、ユーザにとっては、グレーアウト機能によりグレーアウトされた入力要素や、一律の色で非アクティブ化された入力要素が表示されても、どの項目を変更すればよいかは分からない場合が多い。そのため、ユーザは、非アクティブ化された入力要素をアクティブ(有効状態)化させるために、入力画面に配置された入力要素に様々な値を入力し、入力要素に対する入力値を変更することとなる。
非アクティブ化された項目をアクティブ化させるために、変更する必要がある入力項目をユーザに明示する技術が提案されている。例えば、画像形成装置のタッチパネルでの設定画面で、機能指定されたキーを所定の色で変更して表示し、組み合わせ不可のキーをグレーアウトするとともに、グレーアウトしたキーの周辺を機能選択されたキーと同色に表示する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、複合機のタッチパネル上の機能において、排他的に設定ができない設定の一方を設定された場合、もう一方をグレーアウトしそのグレーアウトした入力項目の横に「排」ボタンを表示、この「排」ボタンを押下した場合にグレーアウトの原因になっている項目に遷移する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008-304597号公報 特開2017-16316号公報
しかし、特許文献1は、入力項目の周辺を必要以上に領域確保する必要があり、表示領域が限られている表示パネル上での表現には向いていない。また、特許文献1及び特許文献2の技術では、排他的に設定ができない項目に色を表示する技術であり、排他的に設定ができないこと以外の原因により入力要素を非アクティブ化する場合に対応できない。
本願は上述した課題に鑑み、入力要素が無効状態となった場合、無効状態となった原因に応じて、入力要素が配置された領域を識別表示可能な表示装置等を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の表示装置は、
入力要素が配置された領域を1又は複数有する入力画面を表示する表示部と、
前記入力要素が無効状態である場合に、無効状態となった原因を特定する特定部と、
無効状態である前記入力要素が配置された前記領域に対して、前記原因に対応する色で識別表示する制御を行う表示制御部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明のプログラムは、
コンピュータに、
入力要素が配置された領域を1又は複数有する入力画面を表示する表示機能と、
前記入力要素が無効状態である場合に、無効状態となった原因を特定する特定機能と、
無効状態である前記入力要素が配置された前記領域に対して、前記原因に対応する色で識別表示する制御を行う表示制御機能と、
を実現させることを特徴とする。
本発明の表示装置の表示方法は、
入力要素が配置された領域を1又は複数有する入力画面を表示するステップと、
前記入力要素が無効状態である場合に、無効状態となった原因を特定するステップと、
無効状態である前記入力要素が配置された前記領域に対して、前記原因に対応する色で識別表示する制御を行うステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、入力要素が無効状態となった場合、無効状態となった原因に応じて、入力要素が配置された領域を識別表示可能となる。したがって、必要以上に識別表示を行うための表示領域を確保することはせず、表示画面が狭い場合であっても識別表示が可能である。また、原因に応じて識別表示する色を異ならせているので、ユーザは、識別表示を確認することで、原因を特定することが可能となる。
第1実施形態における画像形成装置の外観斜視図である。 第1実施形態における画像形成装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態における入力画面情報のデータ構成の一例を示した図である。 第1実施形態における無効状態化情報のデータ構成の一例を示した図である。 第1実施形態におけるスタイル情報のデータ構成の一例を示した図である。 第1実施形態におけるメイン処理を説明するためのフロー図である。 第1実施形態における無効状態切り替え処理を説明するためのフロー図である。 第1実施形態における識別表示処理を説明するためのフロー図である。 第1実施形態における動作例を示す図である。 第1実施形態における動作例を示す図である。 第1実施形態における動作例を示す図である。 第1実施形態における動作例を示す図である。 第2実施形態におけるメイン処理を説明するためのフロー図である。 第2実施形態におけるジャンプ処理を説明するためのフロー図である。 第2実施形態における動作例を示す図である。 第2実施形態における動作例を示す図である。 第3実施形態における画像形成装置の機能構成を説明するための図である。 第3実施形態における管理情報のデータ構成の一例を示した図である。 第3実施形態におけるメイン処理を説明するためのフロー図である。 第3実施形態における識別表示処理を説明するためのフロー図である。 第3実施形態における動作例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態における画像形成装置は、例えば、コピー機能、FAX機能、スキャナ機能等を有するデジタル複合機であるが、プリンタ等の印刷装置等にも適用可能である。
[1.第1実施形態]
[1.1 機能構成]
本実施形態の画像形成装置10の機能構成について、図1と図2とを参照して説明する。図1は画像形成装置10の外観斜視図であり、図2は画像形成装置10の機能構成図である。
図2に示すように、画像形成装置10は、制御部100と、画像入力部110と、画像処理部120と、画像形成部130と、操作部140と、表示部150と、記憶部160と、通信部170を備えて構成されている。
制御部100は、画像形成装置10の全体を制御するための機能部である。制御部100は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば1又は複数の演算装置(例えば、CPU(Central Processing Unit))等により構成されている。
画像入力部110は、画像形成装置10に入力される画像データを読み取るための機能部である。画像入力部110は、原稿の画像を読み取る機能部である原稿読取部112と接続され、原稿読取部112から出力される画像データを入力する。また、画像入力部110は、USB(Universal Serial Bus)メモリや、SDカード等の記憶媒体から画像データを入力してもよいし、他の端末装置と接続を行う通信部を備えて、他の端末装置から画像データを入力してもよい。
画像処理部120は、画像データに各種画像処理を施す機能部である。例えば、画像データの鮮鋭化処理を行ったり、色変換処理を行ったりする。
画像形成部130は、画像データに基づく出力データを記録媒体(例えば記録用紙)に形成するための機能部である。例えば、図1の給紙トレイ122から記録用紙を給紙し、画像形成部130において記録用紙の表面に画像が形成された後に排紙トレイ124から排紙される。画像形成部130は、例えば電子写真方式を利用したレーザプリンタ等により構成されている。
操作部140は、ユーザによる操作指示を受け付けるための機能部であり、各種キースイッチや、接触による入力を検出する装置等により構成されている。ユーザは、操作部140を介して、使用する機能や出力条件を入力する。また、表示部150は、ユーザに各種情報を表示するための機能部であり、例えばLCD(Liquid crystal display)等により構成されている。なお、画像形成装置10は、操作部140と、表示部150とが一体に形成されているタッチパネルを備えてもよい。この場合において、タッチパネルの入力を検出する方式は、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式といった、一般的な検出方式であればよい。
記憶部160は、画像形成装置10の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部160は、例えば、半導体メモリであるSSD(Solid State Drive)や、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
また、記憶部160には、入力画面情報記憶領域162と、無効状態化情報記憶領域164と、スタイル情報記憶領域166とが確保されている。
入力画面情報記憶領域162は、入力画面情報を記憶する領域である。入力画面情報とは、表示部150に表示する入力画面を構成するための情報である。入力画面とは、ユーザによって、情報の入力・選択が可能な画面である。本実施形態では、画像形成装置10の動作の設定を行う画面であるとして説明する。例えば、フォームに各種入力欄が入力項目として配置された情報であったり、HTMLやXMLにおいて入力項目を配置した情報であったりする。
図3は、本実施形態における入力画面情報を示した図である。図3に示すように、入力画面情報には、入力画面に含まれる領域を特定するための領域名(例えば、「S/MIME設定」)と、領域に配置される入力項目についての情報である入力項目情報が記憶される。図3の例では、入力画面は「S/MIME設定」、「機器証明書」、「電子署名の設定」といった領域を有することを示す。このように、入力画面は、1又は複数の領域が含まれる。
それぞれの領域には1又は複数の入力項目が含まれ、入力項目は入力項目名と入力要素とが表示される。入力要素とは、入力画面に表示される要素であって、現在の入力値の表示や、操作部140によって検出されたユーザの操作に基づき、入力値の変更が可能な要素である。具体的には、テキストボックス、チェックボックス、ラジオボタン、ドロップダウンリスト、リスト、トグルボタン、ボタングループ、スライダー、スピンボタン、ファイルの選択を行うフォーム等が含まれる。このような入力要素は、入力画面情報に基づき、入力項目に対応する領域に配置される。また、入力項目には1又は複数の入力要素が含まれてよい。例えば、「有効」「無効」の2つの入力要素(ラジオボタン)を1つの入力項目に表示してもよい。
入力項目情報には、入力項目を特定するための入力項目名(例えば、「S/MIMEによる暗号化」)と、入力項目に対する入力値を入力・変更する操作を受け付けるために表示する要素の種類を示す入力要素(例えば、「ドロップダウンリスト」)と、入力要素が複数の選択肢の中から1の選択する要素である場合(例えば、ドロップダウンリスト)において、入力要素に表示する選択肢(例えば、「有効、無効」)と、現在の入力値(例えば、「無効」)とが記憶される。
例えば、図3に示す例では、領域名が「電子署名の設定」である領域には、「電子署名」と「署名アルゴリズム」との、2つの入力項目が含まれる。また、「電子署名」と「署名アルゴリズム」との入力要素は、いずれも「ドロップダウンリスト」である。したがって、表示部150には、「電子署名の設定」の領域には、上述した2つの入力項目がドロップダウンリストの入力要素を含んだ入力画面が表示されることとなる。
入力要素は、ユーザからの操作の入力を受け付け可能な状態である「有効状態」と、ユーザからの操作の入力を受け付け不可能な状態である「無効状態」とが存在する。制御部100は、入力要素に対して、有効状態と、無効状態とを切り替えることが可能である。
また、本実施形態では、有効状態と無効状態との切り替えは入力要素単位で行うこととして説明するが、入力項目毎や、領域ごとに行ってもよい。例えば、入力項目を無効状態とすることで、入力項目に含まれる入力要素が全て無効状態となる。
無効状態化情報記憶領域164は、無効状態化情報を記憶する領域である。無効状態化情報は、入力要素を無効状態にする条件と、無効状態にする対象の入力要素が含まれる入力項目(入力項目名)を示した情報である。図4は、本実施形態における無効状態化情報を示した図である。図4に示すように、無効状態化情報には、入力項目名(例えば、「S/MIMEによる暗号化」)と、他の入力項目を無効状態にする場合における入力値である対象入力値と(例えば、「無効」)と、無効状態にする入力項目を特定するための無効状態化入力項目名(例えば、「電子署名、署名アルゴリズム」)と、無効状態となった入力要素が配置される領域(以下、「識別表示対象領域」という)の識別表示方法を特定するためのスタイル名(例えば、「スタイル1」)とが記憶される。
無効状態化情報の具体的な例を説明する。無効状態化情報として、入力項目名が「S/MIMEによる暗号化」、対象入力値が「無効」、無効状態化入力項目名が「電子署名、署名アルゴリズム」が記憶されていたとする。入力項目名が「S/MIMEによる暗号化」である入力項目(以下、入力項目名「S/MIMEによる暗号化」といった記載をする)の入力値が「無効」であるとき、制御部100は、入力項目名「電子署名」の入力要素と、入力項目名「署名アルゴリズム」の入力要素とを無効状態にすることを示す。
入力項目名「S/MIMEによる暗号化」の入力値が「無効」である場合とは、ユーザによって、入力項目名「S/MIMEによる暗号化」の入力要素に「無効」が入力又は選択された場合である。また、入力画面が表示された時点で、既に、入力項目名「S/MIMEによる暗号化」の入力値が「無効」である場合も含まれる。
このように、一の入力項目の入力値を対象入力値と同じ値とすることで、他の関連する入力項目が影響を受けて、入力要素が無効状態となり、入力不可能/入力禁止となる。一の入力項目が、他の入力項目に影響を与える例としては、(1)一の入力項目の入力値が、他の入力項目の入力値に従属する場合と、(2)一の入力項目と他の入力項目とが互いに排他的である場合とが考えられる。
(1)の例は、先述したような、入力項目名「S/MIMEによる暗号化」の入力値が「無効」であるときに、入力項目名「電子署名」の入力要素が無効状態となる場合である。これは、換言すると、入力項目名「電子署名」の入力値は、入力項目名「S/MIMEによる暗号化」の入力値が「有効」である場合にのみ、画像形成装置10の動作に作用するということである。このように、ある入力項目の入力値が、画像形成装置10の動作に作用するか否かは、その入力項目以外の入力項目の入力値に従属する場合がある。そして、一の入力項目の入力値が画像形成装置10の動作に作用しない場合は、一の入力項目を無効状態にすることで、ユーザに不要な入力操作をさせないようにすることができる。
(2)の例は、図4における、「ステープル」と「製本」の関係にあたる。例えば、ステープルの機能を使用するための入力値が、入力項目名「ステープル」に入力された場合は、入力項目名「製本」を無効状態化して、製本の機能を使用できなくする。また、製本の機能を使用するための入力値が、入力項目名「製本」に入力された場合は、入力項目名「ステープル」を無効状態化して、ステープルの機能を使用できなくする。このようにすることで、「ステープル」の機能と、「製本」の機能とが、同時には使用できないこととする。この場合は、「ステープル」の機能を使用する場合は、入力項目名「製本」の入力値は「無効」の値とし、入力要素を無効状態とする。このようにすることで、ユーザに対して、「ステープル」の機能と、「製本」の機能とを同時に使用する設定ができないようにする。このように、一の入力項目と他の入力項目とが互いに排他的である場合は、一の入力項目の入力値に応じて、他の入力項目の入力要素を無効状態にすることで、不整合な入力値が、ユーザによって入力されることを避けることができる。
スタイル名は、スタイル情報記憶領域166に記憶されるスタイル情報を特定するための情報である。
スタイル情報記憶領域166は、スタイル情報を記憶する領域である。スタイル情報とは、無効状態にされた入力要素が配置された領域(以下、「識別表示対象領域」という)を識別表示する場合における、表示態様(スタイル)を定義した情報である。図5は、本実施形態におけるスタイル情報を示した図である。図5に示すように、スタイル情報には、表示態様に対する名称であるスタイル名(例えば、「デフォルト」)と、そのスタイルに対応する色である対応色(例えば、「グレー」)とが記憶される。
本実施形態では、識別表示の表示態様として、識別表示対象領域に、対応色を表示する。なお、別の表示態様であってもよい。例えば、識別表示対象領域を点滅させたり、識別表示対象領域の文字の色や大きさを変更したり、所定のアイコン等を表示させたりしてもよい。そして、このような識別表示を実現させるために必要な情報を、スタイル情報として記憶する。
通信部170は、画像形成装置10が他の装置と通信を行うための機能部である。例えば、有線/無線LANで利用されるNIC(Network Interface Card)や、3G/LTE/5G回線に接続可能な通信モジュールにより実現されている。
[1.2 処理の流れ]
つづいて、画像形成装置10の処理の流れについて説明する。なお、以下の説明は、本発明の目的を実現するための処理の一例であり、矛盾のない範囲において、ステップの順番を変更したり、一部のステップを省略したりしても構わない。
図6を参照して、画像形成装置10のメイン処理の流れについて説明する。はじめに制御部100は、入力画面情報記憶領域162から入力画面情報を読み出して、入力画面を表示する(ステップS102)。具体的には、制御部100は、領域名別に入力項目情報をまとめる。そして、制御部100は、入力画面内に、領域名別に領域を生成する。制御部100は、入力項目情報に基づき、生成した領域に入力項目、(入力項目名及び入力要素)を配置する。なお、入力画面に生成された領域は領域名で特定可能であり、領域内に配置された入力要素は、入力項目名で特定可能であるとする。例えば、入力画面をHTML(Hyper Text Markup Language)を用いて実現する場合は、領域や入力要素に対して、id属性や、name属性、カスタムデータ属性を設定し、属性値を入力項目名とすることで実現することができる。
さらに、制御部100は、無効状態化情報記憶領域164に記憶された無効状態化情報を読み出し、ステップS102で表示した入力画面において、無効状態化情報の入力項目名に対応する領域に、スタイルを選択するリスト(スタイル選択リスト)を表示する(ステップS104)。スタイル選択リストとは、無効状態化情報に記憶されたスタイル名を変更するためのリストである。制御部100は、スタイル情報記憶領域166に記憶されたスタイル情報を読み出して、ユーザが選択可能なスタイル名を取得する。そして、制御部100は、無効状態化情報の入力項目名に対応する領域ごとに、ユーザが選択可能なスタイル名を選択することができるリストを表示する。このとき、制御部100は、スタイル選択リストに含まれる項目のうち、スタイル選択リストが表示される領域に対応する無効状態化情報に記憶されたスタイル名を予め選択した状態にする。このようにすることで、選択可能なスタイルのうち、どのスタイルが現在選択されているのかを表示することができる。
つづいて、制御部100は、ユーザによって、入力要素の入力値が変更されたか否かを判定する(ステップS106)。入力値の変更は、ユーザによって入力要素に値を入力されたり、入力要素内に表示される選択肢から、1の選択肢を選択されたりする操作によって行われる。このような入力操作がされた場合は、制御部100は、無効状態切り替え処理を実行する(ステップS108)。
無効状態切り替え処理について、図7を参照して説明する。まず、制御部100は、無効状態化情報記憶領域164から、無効状態化情報を読み出す。そして、ステップS106において入力値が変更された入力項目の入力項目名が、読み出した無効状態化情報の入力項目名の何れかと一致するか否かを判定する(ステップS132)。
制御部100は、入力値が変更された入力項目の入力項目名と、無効状態化情報の入力項目名とが一致する無効状態化情報を、対象無効状態化情報として特定する。そして、制御部100は、対象無効状態化情報に記憶された対象入力値と、ステップS106で変更された入力値とが一致するか否かを判定する(ステップS132;Yes→ステップS134)。
対象無効状態化情報に記憶された対象入力値と入力値とが一致する場合は、制御部100は、対象無効状態化情報に記憶された無効状態化入力項目名によって特定される入力項目を無効状態にする(ステップS134;Yes→ステップS136)。一方で、対象無効状態化情報に記憶された対象入力値と入力値とが一致しない場合は、制御部100は、対象無効状態化情報に記憶された無効状態化入力項目名によって特定される入力項目を有効状態にする(ステップS134;No→ステップS138)。なお、ステップS138の処理は、無効状態化対象の入力項目が無効状態である場合にのみ実行してもよい。
なお、入力値が変更された入力項目の入力項目名と、無効状態化情報の入力項目名の何れにも一致しない場合は、ステップS106における入力値の変更は、他の入力項目の無効状態又は有効状態の切り替えには影響を及ぼさない(ステップS132;No)。したがって、上述したステップS134~ステップS138の処理はスキップする。
そして、制御部100は、ステップS106で入力値が変更された入力項目に、ユーザによって入力された入力値を表示し(ステップS140)、無効状態切り替え処理を終了する。
図6に戻り、入力値の変更がされなかった場合は、つづいて制御部100は、ステップS104で表示したスタイル選択リストから、1のスタイルがユーザによって選択されることで、スタイルが変更されたか否かを判定する(ステップS106;No→ステップS110)。スタイルが変更された場合は、制御部100は、スタイルが変更された入力項目の入力項目名と無効状態化情報の入力項目名とが一致する無効状態化情報を、無効状態化情報記憶領域164から読み出す。そして、読み出した無効状態化情報に記憶されたスタイル名を、ステップS110で選択されたスタイルのスタイル名に変更して、変更後の無効状態化情報を無効状態化情報記憶領域164に記憶する(ステップS110;Yes→ステップS112)。
つづいて、制御部100は、識別表示処理を実行する(ステップS114)。識別表示処理については、図8を参照して説明する。まず、制御部100は、無効状態化情報記憶領域164に記憶されている無効状態化情報を1件読み出す(ステップS152)。そして、制御部100は、読み出した無効状態化情報の無効状態化入力項目名に対応する入力項目が、入力画面に存在するか否かを判定する(ステップS154)。
読み出した無効状態化情報の無効状態化入力項目名に対応する入力項目が、入力画面に存在する場合は、制御部100は、無効状態化情報の無効状態化入力項目名に対応する入力項目が無効状態であるか否かを判定する(ステップS154;Yes→ステップS156)。入力項目が無効状態であれば(ステップS156;Yes)、無効状態の入力項目が含まれる領域は、識別表示対象領域である。このようにして、ステップS154~ステップS156の処理によって、入力画面に含まれる識別表示対象領域特定する。なお、制御部100は、ステップS154で読み出した無効状態化情報に記憶された入力項目名によって識別される入力値に、対象入力値が入力されたことが、無効状態化された原因であることとして特定することができる。
つづいて、制御部100は、ステップS152で読み出した無効状態化情報に記憶されたスタイル名を特定する(ステップS158)。そして、制御部100は、スタイル情報記憶領域166に記憶されたスタイル情報のうち、スタイル情報に記憶されたスタイル名と、ステップS160で特定したスタイル名とが一致するスタイル情報を読み出す(ステップS160)。
つづいて、制御部100は、読み出したスタイル情報に基づき、無効状態の入力項目が含まれる領域を識別表示する(ステップS162)。本実施形態では、スタイル情報には対応色が記憶される。したがって、制御部100は、表示部150を制御して、ステップS154及びステップS156で特定した識別表示対象領域を、ステップS160で読み出したスタイル情報に記憶された対応色を用いて識別表示を行う。このようにすることで、制御部100は、入力項目が無効状態化されている原因に基づいて、識別表示対象領域を識別表示を行うことができる。また、ユーザは対応色を見ることにより、無効状態にされた原因となった入力項目や、無効状態となった原因を知ることができる。
識別表示としては、例えば、制御部100は、入力画面における、識別表示対象領域が占める範囲を算出し、対応色を重畳させる表示を行う。このとき、対応色を半透明にすることで、無効状態の入力要素がユーザによって視認可能なように表示してもよい。また、識別表示対象領域の背景色を、対応色にしてもよい。入力画面がHTMLで実現されている場合は、識別表示対象領域に対して適用するスタイルを、スタイルシートによって表現する。また、スタイルシートは、スタイル情報に基づいて動的に生成すればよい。
識別表示する領域の範囲は、識別表示対象領域と同じ大きさでもよいし、識別表示対象領域よりも大きくしてもよいし、小さくしてもよい。無効状態の入力要素だけに対応色を重畳させてもよい。識別表示としては、無効状態の入力要素が含まれる領域に対して、スタイル情報に記憶された対応色が表示されていればよく、どのように表示するかは設計事項である。
一方で、ステップS156において、入力項目が有効状態であれば、制御部100は、識別表示の取り消しを行う(ステップS156;No→ステップS164)。この場合は、ステップS138によって、それまで無効状態であった入力項目が、有効状態にされた場合である。このような場合は、識別表示を取り消すことで、ユーザに対して、入力項目の入力値を変更できる表示にする。なお、ステップS164の処理は、ステップS154において特定された入力項目が含まれる領域が識別表示されている場合にのみ実行してもよい。
なお、ステップS154において、無効状態化情報の無効状態化入力項目名に対応する入力項目が、入力画面に存在しない場合は、入力画面中に識別表示を行う又は識別表示を取り消す対象となる領域が存在しない。したがって、ステップS156~ステップS164はスキップする(ステップS154;No)。
つづいて、制御部100は、無効状態化情報記憶領域164に記憶された無効状態化情報を全て読み出したか否かを判定し、全ての無効状態化情報を読み出した場合は、識別表示処理を終了する(ステップS166;Yes)。全ての無効状態化情報を読み出していない場合は、ステップS152へ戻る(ステップS166;No→ステップS152)。
図6に戻り、つづいて、制御部100は、ユーザによって、入力値を確定する操作がされたか否かを判定する(ステップS116)。入力値の確定操作とは、例えば、設定を適用するためのボタンが選択される操作であったり、記録用紙に画像を形成する処理を開始する操作、つまり、印刷開始の操作であったりする。このような操作がされた場合は、制御部100は、入力要素に入力又は選択された値を、入力値として、入力画面情報記憶領域162に記憶する(ステップS118)。このようにすることで、画像形成装置10は、入力値に応じた処理を行うことが可能となる。なお、入力値の変更、スタイルの変更、入力値確定操作の何れもがされなかった場合は、ステップS106へ戻る(ステップS116;No→ステップS106)。
[1.3 動作例]
つづいて、図を参照して、動作例を説明する。図9は、入力画面情報記憶領域162に図3に示した入力画面情報が記憶され、図3に示した入力画面情報に基づいて表示される入力画面の画面例である。また、無効状態化情報記憶領域164には図4に示した情報が、スタイル情報記憶領域には図5に示した情報がそれぞれ記憶されていることとして説明する。
図9(a)は、画像形成装置10の動作の設定を行うための、入力画面W100の画面例である。図9(a)には、入力画面W100には、領域名が「S/MIME設定」である領域E100が含まれている。また、領域E100には、入力項目名「S/MIMEによる暗号化」の入力要素C100が配置される。なお、図9(a)に示すように、領域E100には、領域名や入力項目名が表示されているが、領域名や入力項目名は表示されなくてもよい。入力画面W100には、領域E100と同様に、「機器証明書」「電子署名の設定」といった領域も含まれる。そして、それぞれの領域には、その領域における入力要素が配置される。
ここで、入力項目名「S/MIMEによる暗号化」の入力値として、他の入力項目を無効状態化する値が入力された場合には、当該他の入力項目を無効状態化し、当該他の入力項目が含まれる識別表示対象領域を所定のスタイルで識別表示する。そこで、領域E100には、識別表示対処領域を識別表示するためのスタイルを選択するためのリストであるスタイル選択リストC102が含まれる。ユーザは、スタイル選択リストC102から、識別表示対象領域を識別表示するためのスタイルを選択することができる。
入力画面W100には、入力値の確定操作を行うための登録ボタンB100や、更新ボタンB102が含まれる。ユーザは登録ボタンB100や、更新ボタンB102を選択することにより、画像形成装置10に対して、入力画面情報に表示されている入力値を記憶することを指示することができる。なお、登録ボタンB100が選択された場合は元の画面(例えば、メニュー一覧画面)に戻り、更新ボタンB102が選択された場合は、元の画面に戻らず、引き続き入力画面W100を表示し続けてもよい。また、入力画面W100には、ユーザによって入力された入力値を破棄し、元の画面に戻る指示を与えるためのメニュー一覧ボタンB104が含まれていてもよい。
図9(b)は、入力項目名「電子署名」の入力要素C110と、入力項目名「署名アルゴリズム」の入力要素C112とが無効状態となっている入力画面W110の画面例である。図9(b)に示すように、無効状態となっている入力要素が含まれる識別表示対象領域E110は、無効状態化情報に記憶されたスタイル名によって特定されるスタイル情報に基づき識別表示される。したがって、識別表示対象領域E110の識別表示として、無効状態化情報に記憶されたスタイル名(図4の例では「スタイル1」)によって特定されるスタイル情報の対応色(図5の例では「ピンク」)を表示する。ユーザは、入力要素C110及び入力要素C112を含む領域がピンクによって示されていることを確認することで、入力要素C110及び入力要素C112が無効状態である原因が入力項目名「S/MIMEによる暗号化」の入力値であることが分かる。
図10は、ユーザによってスタイル選択リストC120が選択された場合の入力画面W120の画面例である。ユーザによってスタイル選択リストC120が選択されると、ユーザが選択可能なスタイル名が一覧で表示される。ユーザは、リストの中から、識別対象表示領域を識別表示させる方法を、スタイル名を参考にして1つ選択する。
また、リストの中には、スタイル名の他に、新規のスタイルを記憶するための「新規」の項目や、既存のスタイルを変更するための「変更」の項目があってもよい。ユーザによって、「新規」の項目や、「変更」の項目が選択された場合は、新規のスタイルを記憶したり、既存のスタイルを変更したりするための画面に遷移する。
なお、新規のスタイルを記憶したり、既存のスタイルを変更したりする画面への遷移は、リストの項目としてなくてもよい。例えば、画像形成装置10の設定を行うためのメニューを一覧で表示するメニュー一覧画面に、スタイルを新規に記憶、変更する画面に遷移するための項目を表示してもよい。ユーザは、メニュー画面に含まれるスタイルを新規に記憶、変更する画面に遷移するための項目を選択することで、スタイルを追加したり変更したりすることが可能となる。この場合において、画像形成装置10は、ユーザによって、入力画面W120に含まれる「メニュー一覧へ」ボタンB120が選択されたときに、メニュー一覧画面を表示すればよい。
図11(a)は、図10において、「変更」が選択された場合に表示部150に表示される、スタイル情報を変更するための表示画面W130の画面例である。表示画面W130には、スタイル情報を記憶するための更新ボタンB130と、識別表示対象領域を識別表示した入力画面を表示するためのサンプル表示ボタンB132と、スタイル情報一覧表示画面を表示するためのスタイル一覧ボタンB134と、入力画面W120へ戻るための戻るボタンB136が含まれる。また、変更するスタイル情報を指定するためのリストC130と、対応色を指定するためのラジオボタンを含む領域E130とが含まれる。なお、リストC130には、スタイル名が表示されることとする。
ユーザは、リストC130から選択したスタイルに対する対応色を、領域E130から選択することができる。なお、対応色は、予め用意された色から選択してもよいし、ユーザによって色値(カラーコード、RGB値、HSV値等)が入力可能にしてもよいし、ランダムに色値が生成できてもよい。また、ユーザは、更新ボタンB130を選択することにより、リストC130で指定されたスタイルに対応する対応色を、画像形成装置10に記憶させることができる。このようにして、ユーザは、識別表示対象領域が識別表示されるときの色を指定することができる。
また、ユーザによってサンプル表示ボタンB132が選択された場合は、画像形成装置10は、図11(b)に示す表示画面W140を表示部150に表示する。表示画面W140は、スタイル情報に基づき、識別表示対象領域を、対応色で識別表示したときの入力画面を再現した画面である。ユーザは、表示画面W140を見ながら、スタイル情報を更新することが可能である。
なお、サンプル表示ボタンB132は、図10に示した入力画面W120に表示されていてもよい。この場合、サンプル表示ボタンB132がユーザによって選択された場合は、入力画面W120に含まれる領域のうち、識別対象表示領域となり得る領域が識別表示されたときの表示の様子を一時的に表示する。このようにすることで、ユーザは識別対象表示領域がどのように識別表示されるかを確認することができる。
なお、ユーザによって「新規」が選択された場合は、ユーザによって新しいスタイル情報が追加されてもよい。ユーザによって「新規」が選択された場合は、画像形成装置10は、図11(a)に示した表示画面W130を表示するが、このとき、表示画面W130には、更に、スタイル名を入力するためのテキストフィールドが含まれていてもよい。このようにすることで、ユーザは、スタイル情報に対して、特定のスタイル名を指定することが可能となる。なお、スタイル名は、ユーザによって指定可能でなくてもよく、例えば、「スタイル」という文字に連番を付加したものとしてもよい。
また、表示画面W130の更新ボタンB130は、スタイル情報を記憶するためのボタン(例えば、登録ボタン)として機能させる。ユーザにボタンB130が選択されることにより、制御部100は、ユーザによって入力されたスタイルの情報を、スタイル情報としてスタイル情報記憶領域166に記憶する。このようにすることで、ユーザによってスタイル情報が新規に記憶された場合は、スタイル選択リストには、追加されたスタイル情報のスタイル名を含めて、スタイル名が一覧で表示されることとなる。
図12(a)は、スタイル情報を一覧表示する表示画面W150の画面例である。画像形成装置10は、スタイル一覧ボタンB134がユーザによって選択された場合に、表示画面W150を表示する。表示画面W150には、スタイル名に対して、領域名を対応付けて一覧表示する領域E150が含まれる。例えば、領域E150には、左側にスタイル名を、右側に領域名を表示する。このとき、1のスタイル名に対して、対応する領域名を表示する。例えば、図12(a)では、スタイル情報に基づき、スタイル名「スタイル1」に対応する領域名として、「S/MIME設定」「○○設定」「△△設定」の3つの領域が対応付けられていることを示している。
なお、スタイル一覧ボタンB134は、図10に示した入力画面W120に表示されていてもよい。この場合、スタイル一覧ボタンB134がユーザによって選択された場合は、スタイル情報を一覧表示する表示画面W150を表示する。このようにすることで、ユーザは識別対象表示領域の識別表示のスタイルが、どの入力項目によって無効状態化されたかを確認することができる。
また、表示画面W150には、表示形式を切り替えるためのボタンB150と、表示画面W130に戻るためのボタンB152とが含まれる。ユーザによってボタンB150が選択された場合は、図12(b)に示すスタイル情報一覧表示画面の表示形式を切り替えた表示画面W160を表示する。表示画面W160には、領域名に対して、スタイル名を対応付けて一覧表示する領域E160が含まれる。例えば、領域E160には、左側に領域名を、右側にスタイル名を表示する。例えば、図12(b)では、スタイル情報に基づき、領域名「S/MIME設定」に対応するスタイル名として、「スタイル1」が対応付けられていることを示している。
なお、図12(a)や図12(b)に示すように、表示画面W150、表示画面W160には、スタイル名とともに、対応色を示す表示(例えば、「ピンク」や「0xFFFF」)をしてもよい。また、表示画面W150、表示画面W160から、領域名に対応するスタイル名を変更したり、新しいスタイル情報を生成して、領域名と対応付けたりしてもよい。
1の入力項目に対して、入力項目を無効状態化する原因となる入力項目が2以上存在する場合は、対応色が複数となる。この場合は、画像形成装置10は、識別表示対象領域に対して、対応色をグラデーションによって識別表示してもよい。また、識別表示対象領域の範囲を分割し、それぞれの領域に、異なる対応色を表示してもよい。識別表示としてアイコンを表示する場合は、識別表示対象領域に複数のアイコンを表示する。このように、複数の原因がある場合は、画像形成装置10は、複数の原因を、ユーザが識別可能な態様で表示部150に表示する。
また、スタイル選択リストは入力画面に常時表示されていなくてもよい。例えば、ある入力項目に入力された入力値により、他の入力項目を無効状態化する必要が生じたときに対応して、入力値が入力された入力項目が含まれる領域に、スタイル選択リストを表示してもよい。また、スタイル選択リストを表示するモードと、表示しないモードとを用意し、ユーザによってモードが切り替えられることにより、スタイル選択リストを表示するかしないかを切り替えてもよい。
また、本実施形態では、識別表示対象領域を識別表示するスタイルの選択や、スタイル情報の追加・変更はユーザによって行われることとして説明したが、外部装置によって、スタイル情報の追加や変更、スタイルの選択が可能であってもよい。例えば、画像形成装置10は、ネットワークに接続された端末装置に設定画面を表示する機能を備え、画像形成装置10の設定画面から、スタイル情報の追加や変更が可能であってもよい。
本実施形態によれば、ユーザは、識別表示対象領域を見ることにより、無効状態の原因となった入力項目を特定することが可能である。識別表示の方法は、ユーザによって指定することが可能であるため、ユーザは、無効状態にされた原因を容易に特定することが可能となる。また、識別表示を行う場合の対応色を一覧で管理/参照することができ、デフォルトの設定やユーザがカスタマイズした設定内容を確認することができる。
また、識別表示は、入力要素が配置された領域に表示されるため、識別表示を行うための領域を確保する必要はない。
また、1の無効状態となっている入力要素の原因が、複数の入力項目の入力値による場合は、グラデーション等によって識別表示されるため、ユーザは、原因が複数あることを知ることができる。
なお、本実施形態では、本発明を画像形成装置10に適用し、表示部150に表示する設定画面について識別表示対象領域を識別表示することとして説明したが、画像形成装置10以外の装置等に適用しても構わないことは勿論である。例えば、画像形成装置10の設定画面をWebブラウザで表示する場合は、Webブラウザに表示される設定画面に対して、スタイル情報に基づき、スタイルシートを動的に生成し、HTMLに適用すればよい。
また、本実施形態は、領域に対して対応色を設定することとして説明したが、入力項目に対して対応色を設定することとしてもよい。このようにすることで、無効状態にされた原因となった入力項目を、明確に特定することが可能となる。なお、領域単位の対応色の設定と、入力項目毎の対応色の設定とを混在させてもよい。このようにすることで、機能毎及び入力項目毎に、識別表示対象領域に表示する色を変更することが可能となる。
本実施形態は、画像形成装置10といった装置の設定画面だけではなく、アンケートフォーム、問い合わせフォーム、請求フォームといった画面にも適用可能である。例えば、ユーザの居住地を入力させる場合において、郵便番号の入力要素が配置された領域と、住所の入力要素が配置された領域とを含む画面を表示する。このとき、郵便番号の入力値が無効である場合、住所の入力要素が配置された領域を識別表示する。また、ユーザにカード情報を入力させる場合において、カード会社を選択する入力要素が配置された領域と、カード番号や有効期限の入力要素が配置された領域とを含む画面を表示する。このとき、カード会社号の入力値が未選択である場合、カード番号の入力要素等が配置された領域を識別表示する。支払い方法について、クレジットカード、銀行振込、代金引換、キャリア決済等の何れか1つを選択するといった、排他的な選択をユーザに求める場合も、1の支払い方法が選択されたときに、他の支払い方法を識別表示することができる。このように、本発明は、設定画面以外にも、一般的なフォーム画面にも適用することが可能である。
[2.第2実施形態]
つづいて第2実施形態について説明する。第2実施形態は第1実施形態の処理に加えて、識別表示対象領域が選択されたときに、当該識別表示対象領域に含まれる入力項目を無効状態化した原因となる入力項目が含まれる領域を表示する実施形態である。なお、識別表示対象領域に含まれる入力項目を無効状態化した原因となる入力項目が含まれる領域を、以下、「対応領域」という。本実施形態は、第1実施形態の図6を図13に置き換えたものである。なお、同一の機能部及び処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
[2.1 処理の流れ]
図を参照して、本実施形態における画像形成装置10のメイン処理の流れを説明する。図13は、本実施形態のメイン処理の流れを示した図である。制御部100は、入力値の変更、スタイルの変更、入力値確定操作の何れもがされなかった場合は、つづいて、ユーザによって識別表示対象領域が選択されたか否かを判定する(ステップS202)。識別表示対象領域が選択された場合とは、例えば、識別表示された領域が、ユーザによってタッチ操作がされた場合である。なお、マウスによって識別表示された領域をクリックしたり、ダブルクリックしたりする操作であってもよい。また、ユーザがハードキー(例えば、キーボード)を操作することによって入力画面に含まれる領域に対して順にフォーカスを移し、識別表示された領域の一つを選択する操作であってもよい。
識別表示対象領域が選択された場合は、制御部100は、ジャンプ処理を実行する(ステップS202;Yes→ステップS204)。ジャンプ処理とは、表示部150に表示する領域を、識別表示対象領域と、対応領域とで切り替えて、あたかも、2つの領域をジャンプしている表示を実現する処理である。なお、ステップS202において、ユーザによって識別表示対象領域が選択されなかった場合は、ステップS106へ戻る(ステップS202;No→ステップS106)。
ジャンプ処理について、図14を参照して説明する。はじめに、制御部100は、無効状態化情報記憶領域164から無効状態化情報を1件読み出す(ステップS282)。そして、制御部100は、読み出した無効状態化情報の無効状態化入力項目名が、ステップS202で選択された識別表示対象領域に含まれる入力項目の入力項目名と一致するか否かを判定する(ステップS284)。一致すれば、読み出した無効状態化情報は、ユーザによって選択された識別表示対象領域に含まれる入力項目を無効状態化した原因となる無効状態化情報である。つまり、読み出した無効状態化情報に記憶された入力項目を含む領域は対応領域である。そこで、制御部100は、表示部150に対応領域を表示する(ステップS286)。
このとき、制御部100は、対応領域を点滅させたり、領域名を示す文字を点滅させたり拡大させたり、入力画面の背景色とは異なる背景色を対応領域に表示するといった処理をしてもよい。また、無効状態化情報に記憶されている、無効状態化する際に識別表示対象領域に適用されるスタイルの情報に基づいて、対応領域の表示態様を変更するようにしてもよい。このようにすることで、当該適用されるスタイルがユーザに連想されることが可能となる。例えば、対応領域の背景を、設定したスタイルと同じ色で表示したり、対応領域の周囲を、設定したスタイルと同じ色で囲んだりしてもよい。また、この対応領域で設定されているスタイルに基づく表示はジャンプ処理に関係なく常時表示してもよい。このように、対応領域を目立つように表示することで、ユーザに対応領域を視認させやすくすることができる。
なお、入力画面が複数あり、識別表示対象領域と、対応領域とが、それぞれ別の入力画面に含まれる場合は、入力画面をまたいで、対応領域が含まれる入力画面を表示する。
つづいて、制御部100は復帰操作がされたか否かを判定し、復帰操作がされた場合は、ステップS108の処理により識別表示がされていた領域を表示する(ステップS288;Yes→ステップS290)。この処理により、ユーザは、対応領域が表示された画面から、識別表示がされていた領域の画面に、表示部150に表示される内容を切り変えることが可能となる。このとき、制御部100は、識別表示がされていた領域の画面を、表示部150に表示するか否かを、ユーザに問い合わせてもよい。
復帰操作としては、例えば、対応領域に含まれる入力要素に入力されていた入力値を変更する操作である。具体的には、対応領域に含まれる入力要素がドロップダウンリストや、ラジオボタン等であれば、値を選択する操作である。入力要素がチェックボックスであれば、チェックを入れる又は外す操作である。入力要素がテキストボックスであれば、入力値を編集する操作である。入力値が変更されたら、識別表示がされていた領域を表示する。
なお、復帰操作は、領域名を示す文字を選択する操作であってもよいし、対応領域の背景部分を選択する操作であってもよい。また、対応領域に含まれる入力要素の入力値を記憶する(入力値を確定する)操作であってもよい。
また、対応領域に配置された入力要素に入力された値によっては、識別表示対象領域に含まれる入力要素が無効状態のままであることもある。したがって、制御部100は、ステップS288においては、識別表示対象領域に含まれる入力要素が有効状態となり、かつ、復帰操作がされた場合に、識別表示されていた領域を表示部150に表示することとしてもよい。
[2.2 動作例]
図を参照して、本実施形態の動作例について説明する。図15は、ユーザによって識別表示対象領域が選択されたことにより、対応領域を表示部150に表示する場合における、表示部150に表示される画面の例である。図15(a)は、表示部150に識別表示対象領域E200を含む入力画面W200の画面例である。識別表示対象領域E200は、対応領域の対応色により識別表示がされている。
図15(b)は、ユーザにより、識別表示対象領域E200が選択されたことにより、表示部150に表示される、対応領域E210を含む入力画面W200の画面例である。このように、ユーザは、識別表示対象領域を選択することで、容易に無効状態の原因となっている入力要素が含まれる対応領域を、表示部150に表示させることができる。したがって、ユーザ自身が、無効状態の原因となっている入力要素を探したり、表示させたりする操作を行う必要がなくなる。
図16(a)は、対応領域に含まれる入力要素の入力値が、ユーザによって変更されているときにおける入力画面W220の例である。そして、入力値が変更されたことを契機として、画像形成装置10は、識別表示されていた領域を表示部150に表示する。このとき、画像形成装置10は、表示部150に、図16(b)に示すような、確認メッセージ領域E230を含む入力画面W230を表示してもよい。
確認メッセージ領域E230には、識別表示されていた領域を表示させるか否かを問い合わせる文言を表示する(図16(b)の例では「元の画面に戻りますか?」)。この文言に対して、はいボタンB230がユーザによって選択されたら、画像形成装置10は、識別表示されていた領域を表示部150に表示する。いいえボタンB232がユーザによって選択されたら、画像形成装置10は、識別表示されていた領域を表示部150に表示することなく、確認メッセージ領域E230を非表示にする。
なお、対応領域が複数ある場合は、画像形成装置10は、対応領域をリスト表示したポップアップ画面を表示し、表示する対応領域をユーザに選択させてもよいし、ユーザによって選択された位置に応じて、1の対応領域を表示してもよい。位置に応じて対応領域を表示させる場合は、例えば、画像形成装置10が、グラデーションによって対応色を識別表示しているときに、ユーザによって選択された位置の色に近い対応色と対応する対応領域を表示する。また、識別表示としてアイコンを表示する場合は、画像形成装置10は、ユーザによって選択されたアイコンに対応する対応領域を表示する。
本実施形態によれば、ユーザは、識別表示対象領域を選択することで、対応領域の画面に遷移し、対応領域に配置された入力要素に入力値を入力した後、元の画面に戻ることが可能である。したがって、ユーザの利便性の向上が実現可能である。
またこのとき、画面内の対応領域を目立たせて表示することで、ユーザに無効状態の原因を知らせることもできる。
[3.第3実施形態]
つづいて第3実施形態について説明する。第3実施形態は第1実施形態の処理に加えて、画像形成装置10の管理者等によって、ユーザに入力値の変更を行わせない場合や、装置の状態により入力値の変更ができない場合のスタイルが指定される実施形態である。本実施形態は、第1実施形態の図2を図17に、図6を図19に、図8を図20にそれぞれ置き換えたものである。なお、同一の機能部及び処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
[3.1 機能構成]
本実施形態における画像形成装置12の機能構成を、図17を参照して説明する。なお、画像形成装置12は、画像形成装置10と比較して、記憶部160に管理情報記憶領域168を更に記憶している点が異なる。
管理情報記憶領域168は、無効状態にする対象となる入力要素の入力項目と、その原因と、識別表示対象領域の表示態様(スタイル)とを定義した情報である管理情報を記憶する領域である。管理情報は、画像形成装置10のユーザではなく、画像形成装置10の管理者等によって予め記憶される情報である。図18は、本実施形態における管理情報を示した図である。図18に示すように、管理情報には、入力要素を無効状態にする理由である無効状態化理由(例えば、「セキュリティ設定上設定の変更を許可しない」)と、無効状態にする入力要素を示す無効状態化入力項目名(例えば、「電子署名の設定」)と、識別表示対象領域の対応色(例えば、「レッド」)とが記憶される。
管理者等によって入力要素を無効状態にする原因を以下に挙げる。
(1)セキュリティ上入力値の変更させない入力項目
外部の管理サーバから入力値の入力を行い、画像形成装置12毎に異なる設定とならないようにさせる入力項目である。また、プリントジョブ送信時に出力内容を一時保存し、画像形成装置12の前にユーザが来てから出力を実行させたいといったように、セキュリティの観点から、ユーザの行動を制限したい場合なども含まれる。このような入力項目は、管理者等であっても、入力・選択できるようにはしない。
(2)装置の状態により入力・選択できない入力項目
休止オプション故障や、ステープルの針切れ、用紙切れ、排出先の使用不可等、画像形成装置12の状態によって、入力値の変更が不可能な入力項目である。修理等の対応が必要であり、サービスマンの出向が必要な場合がある。
(3)管理上入力・選択させない入力項目
フルカラーの選択や、A3用紙サイズの選択不可等、管理者等の判断によって、入力値の変更を不可能とした入力項目である。このような場合は、サービスマンの出向は必要なく、管理者等の操作により、入力・選択できるようにすればよい。
上述した原因毎に、対応色を異ならせることで、原因を特定することが可能となる。例えば、セキュリティ上入力値の変更させない入力項目を赤色、装置の状態により入力・選択できない入力項目を黄色、管理上入力・選択させない入力項目をオレンジ色とする。このようにすることで、例えば、管理者等は、ユーザから「赤色で非アクティブ化している」という報告があったときに、セキュリティ上設定変更できないものだという説明をすることができる。
なお、原因の重要度によって、別の識別表示を行ってもよい。例えば、「給紙オプション故障」といった、画像形成装置12の状態により、入力値の変更が不可能となっている場合、給紙に関する入力項目の入力要素を無効状態にして対応色による識別表示を行う。このとき、全ての給紙トレイが使用できない場合は、迅速な対応(修理)が必要であるため、識別表示対象領域を点滅させるといった表示を行ってもよい。
管理者等が、ユーザから、「黄色で非アクティブ化されており、さらに、その項目が点滅している」といった報告を受けた場合は、サービスマンを一刻も早く向かわせる必要があると判断することが可能である。また、管理者等は、ユーザから「黄色で非アクティブ化されている(項目は点滅していない)」という報告を受けた場合は、ユーザに対して、他のトレイを使用してもらうように伝えることもできる。
[3.2 処理の流れ]
図19を参照して、画像形成装置10のメイン処理の流れについて説明する。制御部100は、入力画面の表示と、スタイル選択リストの表示を行ったあと(ステップS102→ステップS104)、管理情報記憶領域168に記憶されている管理情報を読み出す(ステップS302)。そして、入力画面に、管理情報に記憶された無効状態化入力項目名によって特定される入力項目が含まれる場合、すなわち、無効状態化理由を有する入力項目が含まれる場合、当該入力項目を無効状態化する(ステップS304)。
つづいて、制御部100は、識別表示処理を行う(ステップS306)。このようにすることで、ステップS304で無効状態化された入力項目を含む領域を、識別表示することができる。なお、ステップS302~ステップS306によって識別表示される入力項目は、管理者や、画像形成装置10の状態によって、入力値の変更ができない入力項目である。
本実施形態の識別表示処理の流れを、図20を参照して説明する。制御部100は、管理情報記憶領域168から、管理情報を1件読み出す(ステップS352)。そして、制御部100は、読み出した管理情報に記憶された無効状態化入力項目名によって特定される入力項目が、入力画面にあるか否かを判定する(ステップS354)。
管理情報の無効状態化入力項目名によって特定される入力項目が入力画面に含まれる場合は、当該入力項目を含む領域を識別表示対象領域として、制御部100は、管理情報に記憶された対応色で、識別表示する(ステップS354;Yes→ステップS356)。
制御部100は、管理情報を全て読み出した場合は、識別表示処理を終了する(ステップS358;Yes)。管理情報を全て読みだしていない場合は、ステップS352へ戻る(ステップS358;No→ステップS352)。
なお、図19のステップS114においても、図20に示した識別表示処理を行う。このとき、ある1の領域に対して無効状態化情報に基づく識別表示と、管理情報に基づく識別表示とを行う場合がある。ここで、無効状態化情報に記憶された対応色を第1の対応色とし、管理情報に記憶された対応色を第2の対応色とする。このとき、第1の対応色のみが特定されている場合は、識別表示対象領域を第1の対応色で識別表示する。第2の対応色のみが特定されている場合は、識別表示対象領域を第2の対応色で識別表示する。第1の対応色と、第2の対応色とが特定されている場合は、識別表示対象領域を第1の対応色と、第2の対応色とで識別表示する。なお、第1実施形態の説明にも記載したように、対応色が複数存在するので、識別表示対象領域をグラデーションによって識別表示してもよいし、領域を分割して、それぞれの領域に異なる対応色を識別表示してもよい。
[3.3 動作例]
本実施形態における動作例について説明する。なお、入力画面情報記憶領域162に図3に示した情報が、無効状態化情報記憶領域164には図4に示した情報が、スタイル情報記憶領域には図5に示した情報が、管理情報記憶領域168には図18に示した情報がそれぞれ記憶されていることとして説明する。まず、図21(a)は、「S/MIME設定」と、「電子署名の設定」との領域が、それぞれ異なる識別表示がされている図である。ここで、「S/MIME設定」に含まれる「S/MIMEによる暗号化」の入力項目は、「S/MIMEによる暗号化」を無効状態化入力項目名に含む管理情報により無効状態化される。そして、「S/MIMEによる暗号化」の入力項目を含む領域は、管理情報に記憶された対応色に基づいて、識別表示がされる。
一方で、「電子署名の設定」に含まれる「電子署名」及び「署名アルゴリズム」の入力項目は、「S/MIMEによる暗号化」の入力値が「無効」であることにより無効状態化される。そして、「電子署名」及び「署名アルゴリズム」の入力項目を含む領域は、無効状態化情報に記憶されたスタイル名によって特定されるスタイル情報に基づいて、識別表示がされる。
このように、無効状態となっている入力項目が含まれる領域に対して、それぞれ異なる識別表示がされる。したがって、ユーザは、入力項目が無効状態となっている原因がそれぞれ異なることを把握することが可能である。
また、本実施形態と、第2実施形態とを組み合わせて、画像形成装置10はジャンプ処理を実行してもよい。この場合の画面例を、図21を参照して説明する。図21(a)は、ユーザが識別表示対象領域E300を選択している場合における、入力画面W300の例である。
このとき、画像形成装置10は、識別表示対象領域E300の対応領域を表示部150に表示する。しかし、対応領域に含まれる入力要素の入力項目名と、管理情報に記憶された無効状態化入力項目名とが一致する場合は、ユーザは、対応領域に含まれる入力要素の入力値を変更することができない。したがって、ユーザは、他の入力項目の入力値に対してどのような値を入力しても、識別表示対象領域E300に含まれる無効状態の入力要素を有効化することができない。
このような場合に、画像形成装置10は、表示部150に、表示部150に、図21(b)に示すような、メッセージ領域E310を含む入力画面W310を表示してもよい。メッセージ領域E310には、識別表示対象領域E300に含まれる無効状態の入力要素を有効化することができないことを通知するメッセージを表示し、ユーザには入力値を変更する権限がないことを示す。このようにすることで、ユーザは、管理者等に連絡したり、画像形成装置10の状態を変えたりするといったことが可能となる。
本実施形態によれば、ユーザは、管理者等が意図的に入力値の変更を禁止している入力項目なのか、装置の状態によって入力値の変更ができなくなっている入力項目なのかといった判断することが可能となる。また、管理者等は、ユーザからの問い合わせ時に、識別表示された色を通知されることにより、入力値の変更を禁止した原因を、画像形成装置12の状態を確認しなくても回答することが可能となる。
また、画像形成装置12の状態等が原因であれば、その時点で修理や解除をすることも可能となり、必要以上にサービスマンを派遣する必要もなくなる。
管理者等によって設定された対応色以外の色については、ユーザが指定することが可能となる。したがって、ユーザにとっても、無効状態の入力要素が無効状態にされた原因を特定することが容易となる。
なお、本実施形態は、ユーザと管理者等が、それぞれ識別表示対象領域の対応色を指定することができることとして説明したが、管理者等のみが識別表示対象領域の対応色を指定できるようにしてもよい。
[4.変形例]
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上述した実施形態は、説明の都合上、それぞれ別に説明している部分があるが、技術的に可能な範囲で組み合わせて実行してもよいことは勿論である。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROM(Read Only Memory)やHDD等の記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD(Blu-ray Disc)(登録商標)等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
10 画像形成装置
100 制御部
110 画像入力部
120 画像処理部
130 画像形成部
140 操作部
150 表示部
160 記憶部
162 入力画面情報記憶領域
164 無効状態化情報記憶領域
166 スタイル情報記憶領域
168 管理情報記憶領域
170 通信部

Claims (5)

  1. 入力項目名と当該入力項目名に対応する入力値を変更可能な入力要素とが配置された領域を複数有する入力画面を表示する表示部と、
    前記領域に対応する色を記憶する記憶部と、
    前記入力要素が無効状態である場合に、無効状態となった原因を特定する特定部と、
    無効状態である前記入力要素が配置された前記領域に対して、前記原因に対応する色で識別表示する制御を行う表示制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、
    一の領域に含まれる入力要素が無効状態された原因が、他の領域に含まれる入力要素に入力された内容に基づく場合は、前記一の領域全体に対して、前記他の領域に対応する色を表示し、
    前記一の領域が選択された場合、前記他の領域を表示し、
    前記他の領域に含まれる前記入力要素に入力された内容が変更された場合、前記一の領域を表示する制御を行う
    表示装置。
  2. 前記表示制御部は、前記入力画面として、前記領域の上側に、当該領域の領域名を配置した画面を表示することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示制御部は、前記他の領域に含まれる前記入力要素に入力された内容の変更を許可しないとき、許可しない理由に対応した色で、前記他の領域を識別表示する制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. コンピュータに、
    入力項目名と当該入力項目名に対応する入力値を変更可能な入力要素とが配置された領域を複数有する入力画面を表示する表示機能と、
    前記領域に対応する色を記憶する記憶機能と、
    前記入力要素が無効状態である場合に、無効状態となった原因を特定する特定機能と、 無効状態である前記入力要素が配置された前記領域に対して、前記原因に対応する色で識別表示する制御を行う表示制御機能と、
    を実現させ、
    前記表示制御機能は、
    一の領域に含まれる入力要素が無効状態された原因が、他の領域に含まれる入力要素に入力された内容に基づく場合は、前記一の領域全体に対して、前記他の領域に対応する色を表示し、
    前記一の領域が選択された場合、前記他の領域を表示し、
    前記他の領域に含まれる前記入力要素に入力された内容が変更された場合、前記一の領域を表示する制御を行う
    ことを特徴とするプログラム。
  5. 入力項目名と当該入力項目名に対応する入力値を変更可能な入力要素とが配置された領域を複数有する入力画面を表示する表示ステップと、
    前記領域に対応する色を記憶する記憶ステップと、
    前記入力要素が無効状態である場合に、無効状態となった原因を特定する特定ステップと、
    無効状態である前記入力要素が配置された前記領域に対して、前記原因に対応する色で識別表示する制御を行う表示制御ステップと、
    を含み、
    前記表示制御ステップは、
    一の領域に含まれる入力要素が無効状態された原因が、他の領域に含まれる入力要素に入力された内容に基づく場合は、前記一の領域全体に対して、前記他の領域に対応する色を表示し、
    前記一の領域が選択された場合、前記他の領域を表示し、
    前記他の領域に含まれる前記入力要素に入力された内容が変更された場合、前記一の領域を表示する制御を行う
    ことを特徴とする表示装置の表示方法。
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