JP2015037317A - 処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、従来技術として、ユーザの操作指示を実行させるためのショートカットキーを作成し、複写機のコントロールパネルに表示する技術が存在する(特許文献2参照)。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置10のハードウェア構成を例示したブロック図である。本実施形態の画像形成装置10には、制御部100、記憶部105、表示部107、画像読取部108、画像形成部109、通信部110、画像処理部111が設けられている。なお、これらの各機能部は、バス101に接続されており、このバス101を介してデータの授受を行う。
ROM103は、CPU102により実行される制御プログラムを記憶している。CPU102は、ROM103に記憶されている制御プログラムを読み出し、RAM104を作業エリアにして制御プログラムを実行する。CPU102により制御プログラムが実行されると、画像形成装置10の各機能部が制御される。これにより、例えば、表示部107に予め定められた表示がなされ、また、用紙への画像形成が行われる。また、画像読取部108にセットされた原稿の読み取りなどが行われる。
画像読取部108は、文書を読み取り読み取った文書の画像を表す画像データを生成する画像読取装置(スキャナ装置)を備えており、生成した画像データを画像処理部111へ出力する。
通信部110は、不図示の通信回線に接続されており、通信回線に接続されている他の装置と通信を行う通信インターフェースとして機能する。
画像処理部111は、入力される画像データに色補正や階調補正等の画像処理を施すものであり、画像処理が施された画像データを生成して画像形成部109へ出力する。
記憶部105は、ハードディスク装置などの記憶装置を具備しており、例えば通信部110で受信したデータや画像形成装置10で生成されたデータを記憶する。
表示部107には、通常、同図に示すホーム画面が表示されている。このホーム画面には、複数の選択用ボタン(アイコン)21が表示されており、この選択用ボタン21の何れかがユーザにより選択(押圧)されることで、選択用ボタン21に関連付けられている機能が実行される。
この表示画面では、符号3A、3Bで示すように、2つのタブ(以下、「第1タブ3A」、「第2タブ3B」と称する)が設けられた構成となっている。このようにタブが2つだけであると、いずれかのタブにはユーザが必要とするボタン(操作しようとするボタン)が存在することになる。すると、一度タブを移動すれば必ず必要とするボタンが存在することとなり、タブが4つ、5つなど3つ以上ある場合に比べ、ユーザは、必要とするボタン(操作しようとするボタン)が存在するタブを選択するまでのタブの移動の回数を減らすことができる。
付言すると、タブが数多くあると、どのタブにどの機能が入っているかを把握しづらくなるが、本実施形態のようにタブが2つだけであると、どのタブにどの機能が入っているかを把握しやすくなる。
ここで、この図4に示す表示画面では、各設定項目(ユーザが設定を行う各項目)が、画面の縦方向に並べられて表示されている。付言すると、リスト形式で表示されている。なお、この図4に示す表示画面では、図中下方向にスクロールすることで、隠れている設定項目も表示されるようになる。
ここで、例えば、各設定項目をボタン形式で表示するとともに格子状に並べて配置することも考えられるが、この場合、ユーザは、視線を上下方向のみならず左右方向に移動させる必要が生じる。かかる場合、本実施形態のように一方向にスクロールさせて設定項目を表示する場合に比べ、ユーザは探している設定項目を見つけにくくなる。
ホーム画面上の「ボックス保存」が選択されると、図5に示すように、ユーザ名が付された選択用ボタン21が複数表示された表示画面に切り替わる。この表示画面では、上記と同様、2つのタブ(以下、「第1タブ5A」、「第2タブ5B」と称する)が設けられた構成となっている。
なお、この保存先の選択がなされるまでは、図5にて表示されている各選択用ボタン21は何れもオフ状態(「地」の色と略同じ色)となっており、保存先の選択がなされると、他の色に切り替わりオン状態となる(選択された状態となる)。
図6(A)に示すように、第2タブ5Bが選択された場合には、ボックス保存に際して設定可能な他の設定項目が表示される。なお、この場合も、上記と同様の各々の設定項目はリスト形式で表示される。ここで、本実施形態では、画像読取部108にて読み取りを行う原稿毎に、ファイル名を付けられるようになっている。また、本実施形態では、図6(A)における「ファイル名」の設定項目が選択されると、同図(B)に示すように、ファイル名入力用の表示画面が表示される。本実施形態では、この表示画面を介し、ユーザは、希望するファイル名を入力する。
個人プリントでは、ユーザが有するPC(Personal Computer)などにて生成された画像データが、画像形成装置10に送信され、そして、画像形成装置10の記憶部105(図1参照)に一旦記憶される。そして、ユーザが表示部107を介して開始指示を入力することで、用紙への画像形成が開始される。
個人プリントでは、ユーザが画像形成装置10の傍にいる状態にて画像形成がなされるため、ユーザは、印刷物が印刷された直後にこの印刷物を取得できるようになる。かかる場合、このユーザ以外の他の者が、この印刷物を取得することが起きにくくなる。
図11は、選択用ボタン21を作成する際に、制御部100(図1参照)により実行される処理について示したフローチャートである。また、図12は、選択用ボタン21を作成する際に表示部107に表示される表示画面を示した図である。
この例では、ファックス送信機能に係る選択用ボタン21を作成する場合を例に挙げて説明する。
具体的には、新たに選択用ボタン21を作成する際には、ユーザは、上述の図2に示したホーム画面にて、新たに作成する選択用ボタン21に関連付ける機能を表す選択用ボタン21を選択(押圧)する。この例では、ユーザは、まず上述の図2にて示したホーム画面にて、「ファックス」の選択用ボタン21を選択する。
この例において、ユーザにより「ファックス」の選択用ボタン21が選択された場合にも、制御部100により、同様に、ファックス機能についての設定を行う画面が表示部107に表示される。ここでは詳細な説明は省略するが、ファックス機能についての設定を行う画面についても、図3および図4に示したコピー機能についての設定を行う画面や、図5および図6に示したボックス保存機能についての設定を行う画面と同様に、ユーザによって変更される頻度が高い設定項目が表示される第1タブと、全ての設定項目がリスト形式で表示される第2タブとが設けられた構成となっている。
さらに、ファックス機能を選択した場合には、「送信先」、「画質」、「倍率」等の設定を行う。なお、「送信先」については、一つの選択用ボタン21を作成するに際して、1または複数の送信先を設定することが可能であるが、この例においては、ユーザにより1つの送信先が設定されたものとする。
なお、作成開始ボタン9Aが選択されない場合(ステップ102でNO)、制御部100は、作成開始ボタン9Aが選択されるまで待機する。
具体的には、制御部100は、ステップ101にてユーザにより入力された新たに作成する選択用ボタン21に関連付ける機能や設定項目に対応する作成画面を、表示部107に表示させる。この例では、図12に示すように、ステップ101にて選択されたファックス機能に対応する作成画面が表示部107に表示される。
なお、ステップ103にて表示部107に表示させる作成画面の詳細や、ステップ104にて作成画面を介して設定内容の変更等の入力を受け付けた場合の処理等については、後段にて詳細に説明する。
なお、作成完了ボタン38が選択されない場合(ステップ105でNO)には、制御部100は、作成完了ボタン38が選択されるまで待機する。
以上より、選択用ボタン21の作成が終了する。
なお、ステップ106において、作成完了ボタン38が押されたと判断した場合、制御部100は、表示部107の表示画面を上述したホーム画面(図2参照)に切り替える。そして、上述した工程にて作成した新たな選択用ボタン21は、このホーム画面上に追加されるようになる(図9(C)、後述する図15参照)。
選択用ボタン作成画面には、ユーザが選択用ボタン21の作成にあたって必要となる情報等をユーザが入力するためのボタンやボックス等が表示される。
図12に示す選択用ボタン作成画面は、作成する選択用ボタン21の名前を入力するための名前ボックス31(1行目31A、2行目31B)、作成する選択用ボタン21の図柄(アイコン)を変更するためのアイコン変更ボタン32(図9(B)にて符号9Bで示したボタンに対応する)、作成する選択用ボタン21のアイコンに宛先を表示するか否かを選択するための宛先表示選択ボタン33、作成する選択用ボタン21をワンタッチ選択用ボタン21とするか確認画面を表示する選択用ボタン21とするかを選択するためのワンタッチ選択ボタン34を有している。
さらに、選択用ボタン作成画面は、作成する選択用ボタン21に関連付ける機能の種別を表示する種別表示部35、作成する選択用ボタン21に関する説明文を入力するための説明ボックス36、作成する選択用ボタン21がホーム画面に表示される際の状態を表示するプレビュー表示部37、選択用ボタン21の作成を完了するための作成完了ボタン38を有している。
本実施形態では、ステップ102にて作成開始ボタン9Aを選択した際に制御部100により表示部107に始めに表示されるデフォルト状態の名前ボックス31には、ステップ101にて入力された機能に関連する名前が予め入力されている。この例では、ステップ101にて入力されたファックス機能に対応して、名前ボックス31の1行目31Aに「ワンタッチ」と入力され、2行目31Bに「ファックス送信」と入力されている。
なお、宛先表示選択ボタン33は、例えば、ステップ101にて選択された機能が、画像形成装置10(図1参照)の外部にデータを転送する機能(ファックス送信やメール送信など)を含む場合に表示される。
なお、本実施形態では、宛先表示選択ボタン33は、表示部107に始めに表示されるデフォルト状態の作成画面において、「する」に設定されている。これにより、ユーザが宛先表示選択ボタン33に対する操作を行わない場合には、選択用ボタン21のアイコンに宛先が併せて表示されることになる。この結果、ユーザが作成画面において、「しない」と設定を変更しないかぎり、ユーザに宛先を通知するように設定されるため、デフォルト状態の作成画面において、「しない」に設定している場合に比べ、意図しない宛先にデータが送信される等の誤送信の発生を抑制できる。
図12に示す例では、宛先表示選択ボタン33を「しない」に選択している。
ここで、ワンタッチ選択ボタン34にて「する」を選択した場合には、作成される選択用ボタン21は、選択用ボタン21の選択を1回行うだけで処理が開始される「ワンタッチ選択用ボタン21」となる。この場合、上述したように、ホーム画面にて表示される選択用ボタン21のアイコンに、菱形のマーク(符号9E、図9(C)参照)が付されることになる。
なお、確認画面を表示する選択用ボタン21は、ワンタッチ選択用ボタン21とは異なり、1回の入力操作(ワンタッチ)を行うだけでは処理は開始されない選択用ボタン21である。すなわち、ホーム画面にて確認画面を表示する選択用ボタン21が選択された場合には、確認画面を表示する選択用ボタン21に関連付けられた処理を実行する前に、表示部107に、確認画面を表示する選択用ボタン21に関連付けられた機能の設定内容等を確認するための確認画面が表示される。そして、例えばユーザにより確認画面にて処理の実行が確定された場合に、処理が開始される。
図12に示す例では、ワンタッチ選択ボタン34を「しない」に選択している。
上述したように、作成する選択用ボタン21のアイコンや名前はユーザにより変更することが可能であるため、ユーザによって、選択用ボタン21のアイコンや名前等が、選択した機能と関連しないものに変更される場合もある。この場合、機能選択をする際において機能と関連しないアイコンや名前等をみることによってユーザは選択用ボタン21に関連付けされた機能を誤認する恐れがある。したがって、本実施形態では、このような不具合の発生を抑制するために、選択用ボタン21に関連付けられた機能の種別を、種別表示部35にて表示している。
また、宛先表示選択ボタン33にて「する」が選択されている場合には、プレビュー表示部37に表示されるアイコンの上方に、選択した機能の宛先に関する情報(宛先表示9F;後述する図15参照)が表示される。さらに、ワンタッチ選択ボタン34にて「する」が選択されている場合には、プレビュー表示部37に表示されるアイコンの右下に、菱形のマーク(符号9E;図9(C)参照)が表示される。
これにより、選択用ボタン21の作成を行うユーザが、現在どのような設定がなされているかを確認することが可能になり、例えば作成する選択用ボタン21に意図しないアイコンや名前等を設定してしまうことを抑制できる。
具体的には、制御部100は、作成完了ボタン38が選択された場合に、ステップ101にて選択された機能やこの機能について設定された設定項目の内容(ファックスの送信先や部数等)、ステップ104にて設定・変更された選択用ボタン21の作成に当たって必要となる情報(名前、アイコン、説明文等)等を、作成する選択用ボタン21と関連付けて記憶部105に記憶させる。
すなわち、ファックス機能以外の他の機能についての作成画面も、図12で示した例と同様に、名前ボックス31、アイコン変更ボタン32、ワンタッチ選択ボタン34、種別表示部35、説明ボックス36、プレビュー表示部37および作成完了ボタン38を有している。
これに対し、宛先表示選択ボタン33については、ファックス機能やメール送信機能等の、画像形成装置10(図1参照)の外部へデータ等を転送する機能についての作成画面にのみ表示され、例えばコピー機能等のように転送機能を含まない機能の作成画面には表示されないようになっている。
この場合、ユーザにとっては、機能の選択や設定項目の入力を行うことなく処理を実行することができるため、ユーザの手間を低減できる一方、以下のような問題がある。
この結果、例えば、ファックス送信機能やメール送信機能等の画像形成装置10の外部へデータを転送する機能が関連付けられているワンタッチ選択用ボタン21を、ユーザが誤って選択してしまった場合には、ユーザが意図していない宛先へデータが転送されてしまうおそれがある。
また、記録材(用紙)の大量消費を伴うような部数の多いコピー機能や、メモリの大量消費を伴うような解像度が高いスキャン機能等が関連付けられているワンタッチ選択用ボタン21を、ユーザが誤って選択してしまった場合には、大量の記録材やメモリが無駄に消費されることになる。
この場合には、上述した「ワンタッチ選択用ボタン21」を誤って選択してしまった場合と同様の問題を生じ得る。
したがって、ホーム画面にて選択用ボタン21に対応して表示されるアイコンが、例えば選択用ボタン21に関連付けられた機能とは異なる機能を連想させるものである場合には、ユーザは、その選択用ボタン21を、アイコンから連想される機能に関連付けられたものと誤認したまま誤って選択してしまうおそれがある。
この場合、上述したように、ユーザが意図していない処理が行われる懸念がある。
図13は、アイコン変更ボタン32が選択された場合に、制御部100が実行する処理について示したフローチャートである。また、図14(A)(B)は、アイコン変更ボタン32が選択された場合に表示されるアイコン選択画面の一例を示した図である。
具体的には、制御部100は、例えばステップ101にて選択された機能が、画像形成装置10(図1参照)の外部にデータを転送する機能を含む場合(例えばメール送信機能、ファックス送信機能、ボックス保存機能に転送機能が付された場合など)、記録材やメモリの大量消費を伴う機能である場合(コピー機能において印刷部数が予め定められた値よりも大きい場合、スキャン機能において予め定められた値よりも高い解像度で画像の読み取りを行う場合など)には、アイコンを制限すると判断する(ステップ202でYES)。一方、制御部100は、選択された機能が、このようなデータを転送する機能や、記録材やメモリの大量消費を伴う機能でない場合には、アイコンを制限しないと判断する(ステップ202でNO)。
また、アイコンを制限するか否かを判断するためのこれらの基準は、例えばユーザによって変更可能としてもよく、また新たな基準をユーザによって設定可能としてもよい。
図14(A)に示すアイコン選択画面では、選択用ボタン21に設定可能な全てのアイコンが格子状に並んで表示されている。
ここで、本実施の形態では、アイコン選択画面に表示される複数のアイコンは、画像形成装置10にて実行される処理を連想させない抽象的な画像から構成される16個の抽象アイコン70と、画像形成装置10にて実行されるいずれかの処理を連想させる画像から構成される4個の処理アイコン80とを含んでいる。
そして、制御部100は、アイコン選択画面を表示させる際に、ステップ202での判断結果、ステップ101にて設定された機能および処理アイコン80に関連付けられる機能に基づいて、全てのアイコンの中から表示させるアイコンを選択して記憶部105から読み出し、表示部107に表示させる。
ステップ202にてアイコンを制限すると判断した場合、制御部100は、ステップ101(図11参照)にて選択された選択用ボタン21に関連付ける機能(この例では、ファックス機能)とは異なる機能を連想させるアイコンについては、表示部107に表示させない。
また、制御部100は、抽象アイコン70については表示を制限せず、全ての抽象アイコン70を表示部107に表示させる。
ここで、ステップ202で制御部100がアイコンを制限しないと判断した場合には、表示部107に記憶部105に記憶される全てのアイコンが表示されるため、ユーザは、選択用ボタン21に関連付けるアイコンを記憶部105に記憶される全てのアイコンの中から選択することができる。
そして、その後、ユーザにより作成完了ボタン38が選択されると、制御部100は、他の設定項目等と併せて、変更後のアイコンを記憶部105に記憶する。
また、本実施形態において、アイコンを制限する場合には、選択を制限するアイコンをアイコン選択画面に表示させないものとしたが、これに限られない。例えば、選択を制限するアイコンをアイコン選択画面に表示させたうえで、ユーザによる選択を受け付けないように構成しても良く、また、選択を制限するアイコンをアイコン選択画面に表示させたうえで、色を変えるなどしても良い。また、選択を制限するアイコンについては選択することができない旨をアイコン選択画面にて通知してもよい。さらに、例えばアイコンを選択後であっても作成が完了するまでの間にエラーとするような構成でも構わない。
本発明における「制限」とは最終的に制限したいアイコンによる選択用ボタン21が作成さない構成であれば良く、また「許可」とは最終的に利用しても良いアイコンのみで選択用ボタン21が作成される構成であれば良い。
この結果、ユーザがアイコン変更ボタン32に対する操作を行わない場合においても、関連付けられる機能とは異なる機能を連想させる処理アイコン80が、選択用ボタン21に付与されることが抑制される。
図15は、選択用ボタン21の作成が完了した後に制御部100によって表示部107に表示される表示画面(ホーム画面)の一例を示した図である。
なお、図15には、図12に示す選択用ボタン21作成画面において、宛先表示選択ボタン33が「する」に変更され、またアイコン変更ボタン32によりアイコンがファックスアイコン83(図14(A)(B)参照)に変更された後に、作成完了ボタン38が選択された場合に表示されるホーム画面を示している。
このように、選択用ボタン21に関連付けられた機能を連想させる処理アイコン80(図14(A)参照)が選択用ボタン21として表示される場合には、ユーザは、この選択用ボタン21を見た場合に、選択用ボタン21に関連付けられた機能とは異なる機能を連想しにくい。
この結果、画像形成装置10(図1参照)において、ユーザが、選択用ボタン21に対して、実際に関連付けられた機能とは異なる機能が関連付けられていると誤認することが抑制でき、誤って選択用ボタン21を選択することを抑制できる。この結果、画像形成装置10において、ユーザが意図しない処理が行われることを抑制できる。
ここで、上述したように、抽象アイコン70からは画像形成装置10にて実行されるいずれの機能についても連想されにくい。したがって、ユーザが、選択用ボタン21に対して、実際に関連付けられた機能とは異なる機能が関連付けられていると誤認することが抑制でき、誤って選択用ボタン21を選択することを抑制できる。この結果、画像形成装置10において、ユーザが意図しない処理が行われることを抑制できる。
そして、宛先表示9Fを付与する場合には、制御部100は、選択用ボタン21に関連付けられた宛先に関する情報を記憶部105から読み出し、宛先表示9Fとして表示部107に表示させる。
この例において制御部100は、宛先表示9Fとして、選択用ボタン21に関連付けられたファックス機能の送信先である電話番号を記憶部105から読み出し、アイコンに付して表示部107に表示させている。
この結果、ユーザが選択用ボタン21に関連付けられた宛先を誤認して選択用ボタン21を選択することが抑制され、ユーザが意図していない宛先に対してデータの転送が行われることが抑制される。
さらに、本実施形態の画像形成装置10では、ユーザは、ボックス保存機能が関連付けられた選択用ボタン21に対して、ホーム画面等において新たなボックス属性を関連付けることも可能となっている。
そして、選択用ボタン21のボックス属性が変更されていることや、選択用ボタン21に新たなボックス属性が関連付けられていることがユーザに対して何ら通知されない場合には、ユーザは選択用ボタン21に関連付けられているボックス属性を誤認したまま、この選択用ボタン21を選択してしまうおそれがある。この場合、ユーザが意図していない転送機能等が実行されやすくなる。
本実施形態では、上述したステップ101(図11参照)において、選択用ボタン21に関連付ける機能として、ボックス保存機能が選択された場合には、制御部100は、表示部107に対して図16に示した作成画面を表示する。
図16に示した作成画面では、上述した名前ボックス31、アイコン変更ボタン32、ワンタッチ選択ボタン34、種別表示部35、説明ボックス36およびプレビュー表示部37に加えて、警告表示選択ボタン39が表示されている。
警告表示選択ボタン39にて「する」を選択した場合には、後述するように、選択用ボタン21のボックス属性が変更された場合や、選択用ボタン21に新たにボックス属性が関連付けられた場合に、ホーム画面等において警告を表示する。
一方、警告表示選択ボタン39にて「しない」を選択した場合には、警告の表示は行わない。
なお、図16に示した例では、警告表示選択ボタン39は、「しない」に選択されている。
なお、警告表示選択ボタン39にて「しない」が選択された状態で作成完了ボタン38が選択された場合には、基準ボックス属性は記憶しない。
図17(A)(B)は、ボックス属性が変更された場合等において警告を行う際に表示部107に表示される表示画面の一例を示した図である。
図18は、第1の例において警告の表示を行う際に、制御部100が実行する処理を示したフローチャートである。
ここで、基準ボックス属性とは、上述したように、選択用ボタン21を作成した際に選択用ボタン21と関連付けられて記憶部105に記憶されたボックス属性を表す。また、選択用ボタン21を作成した後に、この選択用ボタン21を選択して処理が実行された場合には、基準ボックス属性が更新され、処理が実行された際のボックス属性が新たな基準ボックス属性として記憶される。
具体的には、制御部100は、図17(A)に示すように、ホーム画面を表示するに際して、選択用ボタン21に関連付けられたアイコンに警告マーク9Gを付して、表示部107に表示させる。
図19は、第2の例において警告の表示を行う際に、制御部100が実行する処理を示したフローチャートである。
続いて、警告を行うと選択されている場合(ステップ401にてYES)には、制御部100は、選択用ボタン21に現在関連付けられているボックス属性と、記憶部105に記憶される基準ボックス属性とを比較する(ステップ402)。
具体的には、制御部100は、図17(B)に示すように、ホーム画面にポップアップ表示50を表示させる。なお、ポップアップ表示50には、図17(B)に示すように、ユーザに警告を促す文章53、処理を継続して実行することを決定するための継続ボタン51、処理の取り消し(キャンセル)を決定するためのキャンセルボタン52が表示される。
継続ボタン51が選択された場合(ステップ404にてYES)、制御部100は、選択用ボタン21に関連付けられているボックス属性を、新たな基準ボックス属性として、記憶部105に記憶させ、基準ボックス属性を更新する(ステップ405)。
そして制御部100は、選択用ボタン21に関連付けられている処理を実行し(ステップ406)、一連の処理を終了する。
これにより、ユーザは、選択用ボタン21に関連付けられたボックス属性が変更されたことや、選択用ボタン21に新たなボックス属性が関連付けられたことを表示部107にて認識することができる。
この結果、ユーザが選択用ボタン21に関連付けられているボックス属性を誤認することを抑制でき、画像形成装置10(図1参照)においてユーザが意図しない処理(転送機能)が実行されることを抑制できる。
さらに、いずれの方法を用いて警告を行うかについては、例えばユーザによって設定・変更することができるように構成してもよい。
Claims (1)
- 画像に対する処理をする処理手段と、
前記処理に関連付き、選択されることで当該処理をする処理選択部を、所定の図柄および所定の名前を付して表示する表示手段と、
前記処理選択部に付す図柄の選択を受け付ける選択受付手段と、
前記処理選択部に付す名前の入力を受け付ける入力受付手段と、
予め登録されている複数の異なる図柄のうち、前記処理選択部に関連付く処理とは異なる処理に関する図柄の選択を制限する制限手段と
を備える処理装置。
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