JP7269268B2 - マスク、及びマスクに用いるカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、マスク、及びマスクに用いるカートリッジに関する。
近年、疾病などによる代謝変化によって生じる生体ガスから化合物を採取し、採取した化合物を検査に利用することが行われている(例えば特許文献1を参照)。
特開2015-130995号公報
生体ガスを利用した従来の検査方法では、採取して検査に供される生体ガスに含まれる化合物はppb(十億分の1)レベルであり、正確な検査のためには、採取後に煩雑な濃縮処理が必要とされている。しかしながら、このような煩雑な濃縮処理には、濃縮作業のために多くの時間が掛かってしまうという問題がある。また、濃縮した化合物の量が微量であると、高感度な検査装置が必要になるという問題もある。そこで、簡便に生体ガス等を濃縮することができる方法が望まれている。
本発明は、生体ガス又は体液に含まれる化合物を簡便に濃縮することができる、マスク、及び当該マスクに用いるカートリッジを提供することを目的とする。
本発明は、一側面として、マスクに関する。このマスクは、装着時に使用者の顔の少なくとも一部を覆うマスク本体と、マスク本体を使用者に装着させるための装着部と、を備える。マスク本体には、使用者から放出される生体ガスに含まれる化合物、及び、使用者から放出される体液から放出される化合物の少なくとも一方を吸着可能な吸着材が取り付けられている。
このマスクでは、マスク本体に、使用者から放出される生体ガスに含まれる化合物、及び、使用者から放出される体液から放出される化合物の少なくとも一方を吸着可能な吸着材が取り付けられている。この場合、使用者が不便を感じることなく長時間(例えば1日中)装着することができるマスクを利用して、使用者から放出される生体ガス等に含まれる化合物を継続的に収集することができる。このため、このようなマスクを装着している使用者の生体ガスに含まれる化合物又は体液から放出される化合物を簡便に濃縮することが可能となる。また、簡便なため、化合物の長時間にわたる採取も可能になり、より多くの化合物を採取することが可能となる。なお、「マスク」には、鼻及び口を覆う家庭用マスク、目を覆うアイマスク等が少なくとも含まれる。「生体ガス」には、使用者から放出される呼気ガスが少なくとも含まれ、「体液」には、使用者から放出される涙、汗等が少なくとも含まれる。「生体ガスに含まれる化合物」及び「体液から放出される化合物」には、完全に揮発された化合物、またはエアロゾル若しくは呼気ミストに含まれる化合物が少なくとも含まれる。
上記のマスクにおいて、吸着材を含むカートリッジを更に備えてもよく、カートリッジは、吸着材と、吸着材をマスク本体の内面に貼り付けるための貼付部と、を有する。このカートリッジは、マスク本体に着脱可能に取り付けられる。この場合、一般的に使用される使い捨てのマスク等の家庭用マスクを利用し、検査用のカートリッジを当該マスクに容易に貼り付けて、生体ガス等に含まれる化合物を容易に濃縮することが可能である。なお、カートリッジは、貼付部を有さない形態であってもよい。
上記のマスクにおいて、吸着材は、マスク本体の上下方向における中心を通り水平方向に延びる中心線よりも上方の内面に取り付けられていてもよい。この場合、鼻及び口からの呼気ガス等に含まれる化合物を効率的に収集することが可能となる。
上記のマスクにおいて、マスク本体の内面には、吸着材を収納するポケットが設けられていてもよい。この場合、マスクへの吸着材の取り付けを容易に行うことが可能となる。
上記のマスクにおいて、吸着材は、磁力で回転する部材(攪拌子とも称する)に吸着成分をコーティングさせたものを使用することができる。この場合、吸着材に吸着した化合物を検査装置等で回収する際、攪拌子を回収液などの中で回転させて吸着材から化合物を容易に脱離させることができる。その結果、化合物の検査作業を迅速に行うことができる。
上記のマスクにおいて、吸着材は、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、カーボンブラック、グラファイトカーボン、2.6-Diphenyl-p-phenyleneOxide、活性炭、ジビニルベンゼン、ポリアクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリカゲル、ポリシロキサンマクロモノマー、シリコン含有アルキルアクリレート、シリコン含有アルキルメタアクリレート、シリコン含有スチレン誘導体、シリコン含有アルキル(メタ)アクリレート、シリコン含有スチレン誘導体、及びシリコン含有フマル酸ジエステルの少なくとも一つの吸着成分を含んでもよい。また、測定対象に合わせて複数の吸着成分を組み合わせることで測定対象とする化合物を効率的に吸着させるようにしてもよい。
上記のマスクにおいて、吸着材は、吸着された化合物を着脱可能となるように構成されていてもよい。この場合、吸着物質の選択制や吸脱着速度などを調整することが可能である。
吸着材又はカートリッジの形態は、マスクの内側面積を超えない範囲で任意に変更することができる。吸着材又はカートリッジは、鼻と口に当たらない大きさであってもよく、例えば縦10cm以内かつ横20cm以内の大きさであってもよい。ここでいう大きさは、水平方向(マスクの面が広がる方向)における大きさである。吸着材又はカートリッジの大きさは、縦1cm以内かつ横5cm以内であってもよく、縦0.5cm以内かつ横2.5cm以内であってもよく、縦0.3cm以内かつ横1.25cm以内であってもよい。なお、吸着材又はカートリッジの縦横の長さの比率は、縦:横=1:1、縦:横=1:5又は縦:横=1:10等が挙げられるが特に限定されるものではない。
吸着材又はカートリッジの水平方向における形状は、任意の形状を採用することができる。例えば、吸着材又はカートリッジは、長方形又は正方形等の四角形に近い形状であってもよく、それ以外の任意の多角形又は不定形、円形又は曲線からなる形状であってもよい。マスクを装着したときに吸着材又はカートリッジが直接鼻や口に当たって不快感が生じることを避けるために、吸着材又はカートリッジは、例えば、鼻と口の凸部を避けながら、かつ、その近傍で吸着させたい成分を効率的に吸着できる形状であってもよい。
吸着材又はカートリッジの厚さは、任意の大きさに設定することができ、鼻と口に当たらない厚さであってもよく、例えば2cm以内である。吸着材又はカートリッジの厚さは、1cm以内であってもよく、0.5cm以内であってもよく、0.4cm以内であってもよい。また、吸着材又はカートリッジの重さは、任意の重さに設定することができ、例えば400グラム以下である。吸着材又はカートリッジの重さは、200グラム以下であってもよく、100グラム以下であってもよく、50グラム以下であってもよく、10グラム以下であってもよく、5グラム以下であってもよく、1グラム以下であってもよく、0.5グラム以下であってもよい。
また、本発明は、別側面として、カートリッジに関する。このカートリッジは、マスクの内面側に取り付け可能なカートリッジであって、マスクの使用者からの生体ガスに含まれる化合物又は体液から放出される化合物を吸着可能な吸着材を備え、吸着材がポリジメチルシロキサン(PDMS)、カーボンブラック、グラファイトカーボン、2.6-Diphenyl-p-phenylene Oxide、活性炭、ジビニルベンゼン、ポリアクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリカゲル、ポリシロキサンマクロモノマー、シリコン含有アルキルアクリレート、シリコン含有アルキルメタアクリレート、シリコン含有スチレン誘導体、シリコン含有アルキル(メタ)アクリレート、シリコン含有スチレン誘導体、及びシリコン含有フマル酸ジエステルの少なくとも一つの吸着成分を含んでもよい。また、測定対象に合わせて複数の吸着成分を組み合わせることで、より多くの測定対象とする化合物を効率的に吸着させることが可能となる。
上記のカートリッジにおいて、吸着材は、吸着成分がコーティングされた攪拌子を更に有してもよい。この場合、吸着材に吸着した化合物を検査装置で回収する際、攪拌子を回収液などの中で回転させて吸着材から化合物を容易に脱離させることができる。その結果、検査作業を迅速に行うことができる。
また、本発明は、更に別の側面として、分析方法に関する。この分析方法では、上述した何れかの構成を備えるマスクの吸着材を用いて生体ガスに含まれる化合物及び体液から放出される化合物の少なくとも一方を収集し、収集した化合物を分析する。この方法によれば、生体ガス又は体液を簡便に濃縮して、検査を行うことができる。
本発明によれば、生体ガスに含まれる化合物又は体液から放出される化合物を簡便に濃縮することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るマスクを使用者が装着した状態の一例を示す模式図である。 図2は、図1に示すマスクのマスク本体を内面側から視た平面図である。 図3は、図2に示すカートリッジの断面を示す断面図である。 図4は、図3に示すカートリッジに対して呼気ガスが吸着される動きを示す模式的な断面図である。 図5は、実施例1の結果を示す表である。 図6の(a)~(e)は、実施例2の結果を示す表である。 図7の(a)~(c)は、実施例3の結果を示す表である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るマスク及びマスクに使用されるカートリッジについて詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いる場合があり、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係るマスクを使用者が装着した状態の一例を示す模式図である。図1に示すように、マスク10は、使用者Hの口元及び鼻を覆うマスク本体11と、マスク本体11を使用者Hに装着させるための装着部12と、を備えている。装着部12は、例えば、マスク本体11の両側から延びて使用者Hの両耳に架けられる一対の紐部である。なお、装着部12は、マスク本体11を使用者Hに装着させるものであればよく、使用者Hの顔にマスク本体11を貼り付けるための層状の粘着部(例えばテープ部材)などであってもよい。
図2は、マスク10のマスク本体11を内面側から視た平面図である。図1及び図2に示すように、マスク本体11は、外面11a及び内面11bを有し、例えば平面視で略矩形形状のシート部材である。マスク本体11は、内面11bが使用者Hの顔側になるように装着される。マスク本体11は、上側縁部11c、下側縁部11d、両側部11e及び11fを有している。上側縁部11cには、使用者Hの鼻等にマスク本体11を密着させるためのワイヤ状の部材が設けられていてもよい。マスク本体11は、例えば、熱可塑性合成繊維からなるメルトボンド不織布やスパンボンド不織布等の不織布、プラスチック製ネット、天然繊維からなる織布、紙、又は、これらの積層体等から構成されており、外面11a及び内面11bとの間で通気性と、外面11aから内面11bに向かう大気成分を補足する性能とを有する。
マスク本体11の内面11bには、図2に示すように、使用者Hの口元又は鼻から放出される生体ガスである呼気ガスに含まれる化合物を吸着するためのカートリッジ20が取り付けられている。カートリッジ20は、例えば、マスク本体11の上下方向における中心を通り水平方向に延びる中心線11hよりも上方の内面11bであって左右方向における中心線11g上に取り付けられている。これにより、マスク10を使用者Hに装着した際、カートリッジ20が使用者Hの口元と鼻との間付近に位置するようになる。即ち、カートリッジ20が使用者Hの口及び鼻に直接触れないようにすることができる。なお、カートリッジ20は、マスク本体11の内面11bの他の場所に取り付けられてもよい。
図3は、カートリッジ20の断面を示す断面図である。カートリッジ20は、図3に示すように、使用者Hから放出される呼気ガスに含まれる化合物を吸着するための吸着材21と、吸着材21をマスク本体11の内面11bに貼り付けるための貼付部22と、を有している。吸着材21の内面21aは使用者の顔側に位置し、外面21bは貼付部22に貼り付けられる。貼付部22は、例えば両面粘着テープなどから構成することができる。貼付部22の外面22aは、マスク本体11の内面の任意の位置に貼り付けられ、これにより、カートリッジ20がマスク本体11に取り付けられる。なお、マスク本体11の内面11bに、吸着材21を収納するポケットを設けることもでき、この場合、カートリッジ20は、貼付部22を含まない構成とすることができる。
吸着材21の形態は、マスク10の内側面積を超えない範囲で任意に変更することができる。吸着材21は、鼻と口に当たらない大きさであってもよく、例えば縦10cm以内かつ横20cm以内の大きさであってもよい。ここでいう大きさは、水平方向(マスク10の面が広がる方向)における大きさである。吸着材21の大きさは、縦1cm以内かつ横5cm以内であってもよく、縦0.5cm以内かつ横2.5cm以内であってもよく、縦0.3cm以内かつ横1.25cm以内であってもよい。吸着材21の縦横の長さの比率は、縦:横=1:1、縦:横=1:5又は縦:横=1:10等が挙げられ、これらの範囲内であってもよいが、特に限定されるものではない。
また、吸着材21の水平方向における形状は、任意の形状を採用することができる。例えば、吸着材21は、長方形又は正方形等の四角形であってもよく、それ以外の任意の多角形又は不定形、円形又は曲線からなる形状であってもよい。マスク10を装着したときに吸着材21が直接鼻や口に当たって不快感が生じることを避けるために、吸着材21は、例えば、鼻と口の凸部を避けながら、かつ、その近傍で吸着させたい成分を効率的に吸着できる形状であってもよい。なお、図3に示すように、カートリッジ20全体の水平方向における形態や形状は、吸着材21の水平方向における形態や形状と略同様であってもよい。
また、吸着材21の厚さは、任意の大きさに設定することができ、鼻と口に当たらない厚さであってもよく、例えば2cm以内である。ここでいう厚さは、マスク10における水平方向に直交する方向(図3の左右方向)に沿った長さである。吸着材21の厚さは、1cm以内であってもよく、0.5cm以内であってもよく、0.4cm以内であってもよい。また、吸着材21の重さは、任意の重さに設定することができ、例えば400グラム以下である。吸着材21の重さは、200グラム以下であってもよく、100グラム以下であってもよく、50グラム以下であってもよく、10グラム以下であってもよく、5グラム以下であってもよく、1グラム以下であってもよく、0.5グラム以下であってもよい。なお、貼付部22が十分に薄い又は小さい場合、カートリッジ20の厚さや重さは、吸着材21の厚さや重さと同一視することができる。
吸着材21は、例えば、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、グラファイトカーボン、活性炭、及び、オクタデシルシリル基(C18基)の少なくとも1つを含んで構成される吸着材であり、使用者Hから排出される呼気ガスに含まれる化合物を吸着することができる部材である。吸着材21としては、例えば、ポリジメチルシロキサンをコートしたスターラーバーツイスター(Gerstel社製 商品名「Twister(登録商標)」)を用いることができる。このツイスターでは、呼気ガスからの化合物を吸着可能な吸着成分であるPDMSが攪拌子の表面にコーティングされている。また、吸着材21としては、多孔質シリカからなる吸着材(GL Sciences社製 商品名「Mono Trap(登録商標)」)を用いてもよい。この吸着材には、グラファイトカーボン及び/またはオクタデシルシリル基がコーティングされている。
本実施形態に用いる吸着材21は、次のような化合物、例えば、メタンチオール(Methanethiol)、アセトン(Acetone)、ジメチルジスルフィド(Dimethyl disulfide)、オクタナール(Octanal)、6-メチル-5-ヘプテン-2オン(6-Methyl-5-hepten-2-one)、ノナナール(Nonanal)、酢酸(Acetic acid)、フルフラール(Furfural)、デカナール(Decanal)、ベンズアルデビド(Benzaldehyde)、ヘキサデカン(Hexadecane)、又は、フェノール(Phenol)、の何れか1つ又は複数を吸着させることができる部材を用いることができる。メタンチオールは、例えば口腔感染症のバイオマーカ候補の化合物である。アセトンは、糖尿病や脂肪燃焼により放出される化合物である。ジメチルジスルフィドは、口臭の原因物質の1つである化合物である。オクタナールは、呼気ガスの測定対象の化合物の1つである。6-メチル-5-ヘプテン-2オンは、胃がん患者で増える成分として報告されている化合物である。ノナナールは、卵巣がんのバイオマーカ候補の化合物である。酢酸は、嚢胞性線維症のバイオマーカ候補の化合物である。フルフラールは、胃がん患者で増える成分として報告されている化合物である。デカナールは、卵巣がんのバイオマーカ候補の化合物である。ベンズアルデビドは、口腔扁平上皮癌のバイオマーカ候補の化合物である。ヘキサデカンは、卵巣がんのバイオマーカ候補の化合物である。フェノールは、食道線がんと胃がんのバイオマーカ候補の化合物である。
なお、吸着材21は、上述した吸着成分以外として、2.6-Diphenyl-p-phenyleneOxide、ジビニルベンゼン、ポリアクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリカゲル、ポリシロキサンマクロモノマー、シリコン含有アルキルアクリレート、シリコン含有アルキルメタアクリレート、シリコン含有スチレン誘導体、シリコン含有アルキル(メタ)アクリレート、シリコン含有スチレン誘導体及びシリコン含有フマル酸ジエステルの少なくとも一つの吸着成分を含んでもよい。また、測定対象に合わせて複数の吸着成分を組み合わせることで測定対象とする化合物を効率的に吸着させるようにしてもよい。
貼付部22は、例えば、生体ガスの吸着や濃縮を妨げないものであれば、粘着性の接着剤等を利用して貼り付ける両面テープであってもよく、物理的な表面の凹凸や摩擦を利用した構成の部材であってもよく、あるいは吸着材の端部に紐やフック状のものを設けておき、それをマスクの紐部や端部等に引っ掛けたり結びつけることにより固定する構成の部材であってもよい。または、吸着材21を不織布又は紙等の梱包材で包み、この不織布又は紙等に貼付部22を適用しても良い。この場合、梱包材の大きさは吸着材21より大きく、マスク1より小さいものならば任意の大きさでよく、吸着材21を傷つけない範囲でニードル等の留め具で物理的にマスク1へ固定する構成であってもよい。また、梱包材に収納された吸着材21を加熱して、梱包材を融着させてマスク1に吸着材21を取り付けてもよい。
図4は、上述したカートリッジ20に対して呼気ガスに含まれる化合物が吸着される動きを示す模式的な断面図である。使用者Hがマスク10を装着して通常の呼吸を行う場合、図4に示すように、使用者Hからの呼気ガスP1がカートリッジ20の吸着材21に向かって進み、吸着材21によって、呼気ガスP1内に含まれる化合物が継続的に吸着される。このような継続的な吸着により、呼気ガスP1に含まれる化合物がマスク10の吸着材21において濃縮される。一方、マスク10のカートリッジ20の外部から侵入する大気成分P2は、マスク本体11、カートリッジ20の貼付部22、又はその他のシールド部材により、カートリッジ20内、即ち吸着材21への浸入が抑制される。なお、大気成分P2の内部への浸入をより確実に防ぐため、貼付部22に気体を透過させないシート部材を配置してもよい。また、カートリッジ20と大気の間に追加の吸着材を別途組み合わせることで、大気成分が吸着材21に侵入することを抑制することもできる。吸着材21と追加の吸着材の種類は同一であってもよいし、別の材料を組み合わせても作成してもよい。さらに吸着材21だけでなく追加の吸着材に含まれる化合物を分析することにより、生体から放出された化合物か大気由来の化合物かを判別することも可能である。なお、使用者Hの体液(涙や汗等)から放出される化合物の吸着も呼気ガスの場合と同様である。
次に、上述したカートリッジ20付きのマスク10を用いて、使用者の呼気ガスに含まれる化合物を濃縮させて検出する方法について、説明する。
まず、吸着材21を含むカートリッジ20に対して、吸着材として使用するために必要な前処理を行う。この前処理としては、例えば、吸着材21を所定の温度(250℃で20分)で加熱することが含まれる。吸着材21としては、上述したツイスターを例えば用いることができる。
続いて、カートリッジ20をマスク本体11の内面11bの所定箇所(例えば、口元や鼻に対応する領域)に取り付ける。具体的には、カートリッジ20の貼付部22をマスク本体11の内面に貼り付けることにより、この取付けを行う。なお、マスク本体11の内面11bに収納ポケットが設けられている場合には、収納ポケットにカートリッジ20(又は吸着材21)を収納することにより、この取付けを行う。
続いて、使用者は、カートリッジ20が取り付けられたマスク10を装着し(図1を参照)、所定時間、マスク10を装着したままとする。この装着時間は、例えば、1分以上12時間以下であってもよく、20分以上であってもよく、30分以上であってもよく、1時間以上であってもよく、8時間以下であってもよく、12時間以下であってもよい。
使用者によるマスク10の装着時間が所定時間を経過すると、マスク10を外してマスク10からカートリッジ20を取り外す。そして、カートリッジから揮発性成分である化合物を水や有機溶媒などの液体で抽出する、または吸着材21を加熱する等の方法で脱離させた後、揮発性成分の濃度を測定する。抽出に用いる有機溶媒は、揮発性成分の測定法に合わせて選択することができる。有機溶剤は、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、酢酸メチル、酢酸エチル、アセトン、2硫化水素、クロロホルム、ジクロロメタン、フェノールなどから選択することが出来る。揮発性成分の測定には、例えば、ガスクロマトグラフ水素炎イオン化検出計(GC-FID)、ガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS)、分光光度計、ガスセンサー等を用いることができる。これにより、使用者から放出される呼気ガスに含まれる化合物を検出する。従来の呼気回収デバイスでは、病院等の検査場所で専用の採取袋を用いて0.2L程度の呼気ガスを採取して検査していたのに対し、この分析方法によれば、マスクに吹き付けられる息の総量として例えば6000L程度の呼気ガスを用いて呼気ガスに含まれる化合物を採取し、それを検査に用いることができる。なお、上記の6000Lは、マスク10の使用者の1回あたりの平均換気量が0.5Lであり、マスク10の装着時間を8時間として9600回(1分間で20回)の呼吸を行うと仮定した場合の総換気量に相当する。
以上、本実施形態に係るマスク10によれば、マスク本体11に、使用者Hから放出される呼気ガスに含まれる化合物を吸着可能な吸着材21が取り付けられている。この場合、使用者が不便を感じることなく長時間(例えば1日中)装着することができるマスク10を利用して、使用者Hから放出される呼気ガスに含まれる化合物を継続的に収集することができる。このため、マスク10を装着している使用者Hの呼気ガスに含まれる化合物を簡便に濃縮することが可能となる。また、簡便なため、化合物の長時間にわたる採取も容易になり、より多くの化合物を採取することが可能となる。なお、「呼気ガスに含まれる化合物」には、完全に揮発された化合物、またはエアロゾル若しくは呼気ミストに含まれる化合物が少なくとも含まれる。
本実施形態に係るマスク10は、カートリッジ20を更に備えてもよく、カートリッジ20は、吸着材21と、吸着材21をマスク本体11の内面11bに貼り付けるための貼付部22と、を有する。カートリッジ20は、マスク本体11に着脱可能に取り付けられている。この場合、一般的に使用される使い捨てのマスク等の家庭用マスクを利用し、検査用のカートリッジ20をマスク10に容易に貼り付けて、呼気ガスに含まれる化合物を容易に濃縮することが可能である。なお、カートリッジ20は、貼付部22を有しない形態であってもよい。
本実施形態に係るマスク10では、吸着材21は、マスク本体11の中心線11hよりも上方の内面に取り付けられていてもよい。この場合、鼻及び口からの呼気ガスに含まれる化合物を効率的に収集することが可能となる。
本実施形態に係るマスク10では、マスク本体11の内面11bには、吸着材21を収納するポケットが設けられていてもよい。この場合、マスク10への吸着材21の取り付けを容易に行うことが可能となる。
本実施形態に係るマスク10では、吸着材21は、呼気ガスに含まれる化合物を吸着可能な吸着成分が攪拌子にコーティングされた部材を含んでもよい。この場合、吸着材21に吸着した化合物を検査装置等で回収する際、攪拌子を回収液などの中で回転させて吸着材から化合物を容易に脱離させることができる。その結果、化合物の検査作業を迅速に行うことができる。
本実施形態に係るマスク10では、吸着材21は、ポリジメチルシロキサン及びカーボンブラックの少なくとも一方の吸着成分を含んでもよい。この場合、より多くの化合物を効率的に吸着させることが可能となる。
以上、本実施形態に係るマスク10及びマスク10に用いられるカートリッジ20について説明してきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形を適用することができる。例えば、上記実施形態では、使用者の顔の一部である口元と鼻を覆うマスクを例にとって説明してきたが、使用者の目を覆うアイマスクに吸着材21を取り付けるものであってもよい。この場合、アイマスクに取り付けられる吸着材21は、目から放出される体液である涙から放出される成分(化合物)を吸着し、これを収集して検査に用いるようにしてもよい。また、使用者の顔の一部を覆うマスクに吸着材を取り付けて、使用者の皮膚から放出される体液である汗から放出される成分(化合物)を吸着し、これを収集して検査に用いるようにしてもよい。なお、涙や汗等の体液から放出される化合物には、完全に揮発された化合物、またはエアロゾルに含まれる化合物が少なくとも含まれる。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
まず、吸着材として、ポリジメチルシロキサン(PDMS)をコートしたスターラーバーツイスター(Gerstel社製 商品名「Twister(登録商標)」)を準備し、250℃で20分間加熱する処理を行った。この加熱処理を行ったスターラーバーツイスターを不織布の梱包材(ティーバッグ)の中に収納し、ヒートシーラで開口部を閉じると共に、1.5cm×2.0cm角の大きさに切り取った。その後、吸着材であるツイスターを、マスクの内面の中央のやや上方に留め具で取り付けた(取付け位置については、図2を参照)。なお、使用したスターラーバーツイスターの大きさは、縦1.4cm、横0.4cm、厚さ0.4cmであり、重さは0.25グラムであった。
続いて、前記のスターラーバーツイスター入りの梱包材が取り付けられたマスク(市販の一般的な三層構造の不織布マスク、例えば、立体型不織布マスク(Beauty Land合同会社製、大きさ:縦9.5cm×横17.5cm)を装着した状態で、ミンティア(商品名(登録商標)、アサヒグループ食品株式会社、)4粒を3名の被験者に食べてもらった(1粒/5分間×4回)。なお、ミンティアを食べるときのみ、一時的にマスクを外した。ミンティアはまず噛まずに口内唾液で溶解し、5分経過後も口内にミンティアが残存していた場合、噛んで飲み込んだ後に次のミンティアを食べるようにした。そして、20分間(5分間×4回)経過後、マスクから吸着材であるスターラーバーツイスターを回収して、ガスクロマトグラフ質量分析計(TDU-GCMS、TDU:Gerstel社製、GC-MS:AgilentTechnologies社製)に導入して検査を行った。
検査の際の分析条件は以下であった。
<TDU-GCMS分析条件>
測定装置:7890A-5975MSD(AgilentTechnologies社製)
注入口:加熱脱着ユニット(TDU、Gerstel社製)
カラム:DB-WAX LTM(長さ30m、口径0.25mm、膜厚0.25μm)(AgilentTechnologies社製)
加熱脱着条件:30℃(0.5秒保持)、その後、250℃まで720℃/分で昇温、その後、5分間保持
温度条件:40℃(3分間保持)、その後、240℃まで6℃/分で昇温、その後、5分間保持
キャリア:高純度ヘリウム、圧力一定モード392.34kPa
スキャン質量範囲:m/z 28.7-300.0
イオン化方式:EI
その結果、図5に示すように、3名の被験者のマスクに装着されたスターラーバーツイスターすべてから、ミンティアそのものを測定した際に検出された化合物(リモネン、メンソール系化合物1,2,3、Menthyl acetate)が検出された。つまり、マスクに取り付けた吸着材により、被験者からの呼気ガスを確実に収集できることを確認できた。
(実施例2)
また、吸着材であるスターラーバーツイスターを収納した梱包材の素材が吸着性能に影響するかについて、試験を行った。この試験では、紙の梱包材を使用した場合と、不織布の梱包材を使用した場合とのそれぞれにおいて実施例1と同様の試験を行った。なお、不織布の梱包材を用いた場合の試験は、実施例1である。
その結果、図6の(a)~(e)に示すように、吸着材を収納する梱包材の素材の違いによる化合物の検出精度への影響がないことを確認できた。
(実施例3)
また、吸着材として、上述したスターラーバーツイスターではなく、多孔質シリカからなる吸着材(GL Sciences社製 商品名「Mono-Trap(登録商標)」)を用いて、実施例1と同様の試験を行った。このMono-Trapでは、ポリジメチルシロキサン(PDMS)とカーボンブラックとがコーティングされていた。なお、Mono-Trapの大きさは縦1cm、横0.3cmであり、厚さ0.3cmであり、重さは0.019グラムであった。梱包材の中に、Mono-Trapを4つ入れることも可能であったことから、複数の吸着材を装着することもできるといえる。
実施例3では、図7の(a)~(c)に示すように、吸着材が装着されたマスクの装着時間を20分間と1時間と3時間とに分けて、吸着材に吸着される化合物(アセトン、5-Hepten-2-one, 6-methyl、ガス成分総量)の比較を行った。なお、ガス成分総量(図7の(c)参照)は、アセトン及び5-Hepten-2-one, 6-methylを含む11種類の検出化合物の総量を示す。また、実施例3では、被験者を2名にして行った。
その結果、呼気ガス成分(化合物)は時間に依存して濃縮される傾向があることが分かった。なお、いずれの指標においてもマスク装着前の吸着材から検出される量と比較して、マスク装着から20分経過した吸着材から得られる化合物の量は多かった。以上から、マスクに吸着材を取り付けることにより、使用者から放出される生体ガス(呼気ガス等)に含まれる化合物等を簡単な手段で濃縮できることが確認できた。
10…マスク、11…マスク本体、11a…外面、11b…内面、11h…中心線、12…装着部、20…カートリッジ、21…吸着材、22…貼付部、H…使用者、P1…呼気ガス。

Claims (11)

  1. 装着時に使用者の顔の少なくとも一部を覆うマスク本体と、
    前記マスク本体を前記使用者に装着させるための装着部と、
    前記マスク本体に取り付けられ、前記使用者から放出される生体ガスに含まれる化合物、及び、前記使用者から放出される体液から放出される化合物の少なくとも一方を吸着可能な吸着材を含む検査用のカートリッジと、
    を備え、
    前記マスク本体は、熱可塑性合成繊維からなる不織布、プラスチック製ネット、天然繊維からなる織布、紙、又は、これらの積層体から構成されて、外面及び内面の間で通気性を有し、
    前記検査用のカートリッジは、前記マスク本体に単独で取り付けられるものであり、前記検査用のカートリッジの全体が前記マスク本体の内側に配置されている、マスク。
  2. 前記検査用のカートリッジは、前記マスク本体の広がり方向において縦1cm以内で且つ横5cm以内の大きさを有する、請求項1に記載のマスク。
  3. 前記検査用のカートリッジの重さが50g以下である、請求項1又は2に記載のマスク。
  4. 前記検査用のカートリッジは、前記吸着材を前記マスク本体の内面に貼り付けるための貼付部を更に有し、当該検査用のカートリッジが前記マスク本体に着脱可能に取り付けられている、請求項1~3の何れか一項に記載のマスク。
  5. 前記検査用のカートリッジは、前記マスク本体の上下方向における中心を通って水平方向に延びる中心線よりも上方の内面に取り付けられている、請求項1~4の何れか一項に記載のマスク。
  6. 前記マスク本体の内面には、前記検査用のカートリッジを収納するポケットが設けられている、請求項1~5の何れか一項に記載のマスク。
  7. 前記吸着材は、ポリジメチルシロキサン及びカーボンブラックの少なくとも一方の吸着成分を含む、請求項1~6の何れか一項に記載のマスク。
  8. 前記吸着材は、前記使用者から放出される生体ガスに含まれる化合物を吸着可能である、請求項1~7の何れか一項に記載のマスク。
  9. 前記マスク本体と前記装着部と前記検査用のカートリッジとのみからなる、請求項1~8の何れか一項に記載のマスク。
  10. 請求項1~9の何れか一項に記載のマスクを用いた化合物の採取方法であって、
    前記検査用のカートリッジが前記マスク本体に取り付けられた前記マスクを前記使用者に1時間以上装着させるステップと、
    前記マスクから前記検査用のカートリッジを取り外すステップと、
    を備える、化合物の採取方法。
  11. 少なくとも750Lの前記使用者の呼気ガスを用いて前記呼気ガスに含まれる化合物を採取する、請求項10に記載の化合物の採取方法。
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