JP7267776B2 - 車両用情報表示方法及び車両用情報表示装置 - Google Patents

車両用情報表示方法及び車両用情報表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両用情報表示方法及び車両用情報表示装置に関する。
特許文献1には、運転者が認知すべき情報を、フロントガラス上における運転者の視線方向の軸上又はその近傍位置に表示する表示装置が記載されている。
特開2002‐19491号公報
運転者に提示する情報が、透過型表示装置上における視線方向の軸上又は近傍位置に表示されることで、情報を確認する際の運転者の視線移動量を低減できる。
しかしながら、常に情報の表示位置を視線と共に移動させて視線方向の軸上又は近傍位置に情報を表示し続けると、運転者にとって目障りになることがある。
本発明は、透過型表示装置上に表示される情報を確認する際の運転者の視線移動量を低減するとともに、情報の表示が運転者の目障りになるのを軽減することを目的とする。
本発明の一態様に係る車両用情報表示方法では、車両の前方の物体を検出し、運転者の視線の方向を判断し、視線が物体に向けられているか否かを判断し、視線が物体に向けられている場合に、運転者の前方に配置された透過型表示装置の表示面と視線との交差位置の移動に遅れて追従するように、表示面上に情報を表示する表示位置を制御する。
本発明の一態様によれば、透過型表示装置上に表示される情報を確認する際の運転者の視線移動量を低減するとともに、情報の表示が運転者の目障りになるのを軽減することを目的とする。
本発明の実施形態の車両用情報表示装置の一例の概略構成図である。 透過型表示装置の一例の説明図である。 本発明の実施形態の車両用情報表示装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 視線速度が閾値以上の場合の情報の表示方法の説明図である。 視線速度が閾値以上の場合の情報の表示方法の説明図である。 視線速度が閾値以上の場合の情報の表示方法の説明図である。 視線速度が閾値以上の場合の情報の表示明度の変化の説明図である。 視線速度が閾値未満の場合の情報の表示方法の説明図である。 視線速度が閾値未満の場合の情報の表示方法の説明図である。 視線速度が閾値未満の場合の情報の表示方法の説明図である。 視線速度が閾値未満の場合の情報の表示位置の変化の説明図である。 透過型表示装置に表示する情報の第2例の説明図である。 透過型表示装置に表示する情報の第3例の説明図である。 透過型表示装置に表示する情報の第4例の説明図である。 透過型表示装置に表示する情報の第5例の説明図である。 本発明の実施形態の車両用情報表示方法の一例のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下に示す本発明の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(構成)
図1を参照する。車両用情報表示装置1は、車両用情報表示装置1を搭載する車両(以下、「自車両」と表記する)の運転者に対して提供される情報を、視認可能に表示する表示装置である。
車両用情報表示装置1は、物体センサ10と、視線センサ11と、透過型表示装置12と、コントローラ13を備える。
物体センサ10は、自車両の前方の物体を検出するセンサである。物体センサ10は、例えば自車両の前方を撮影するカメラを含んでよい。以下、物体センサ10が自車両の前方で検出した物体を単に「物体」と表記することがある。
物体センサ10は、検出した物体の映像信号、及び自車両から物体までの距離と方向を示す位置情報をコントローラ13に出力する。
視線センサ11は、運転者の視線の方向を検出するセンサである。例えば、視線センサ11は、ドライバの頭顔部を含んだ映像を撮影するカメラを有し、頭顔部の画像に基づいて、運転者の頭顔方向、注視方向及び瞳孔径をそれぞれ検出する。そして、注視方向よりドライバの注視点(視野範囲の中心点)を検出し、検出した注視点と左右両眼の中央とを結んだ線をドライバの視線方向として算出する。
視線センサ11は、検出した運転者の視線の位置及び方向の情報である視線情報をコントローラ13に出力する。
透過型表示装置12は、運転者の視界前方に配置した透明な光学ガラス素子を表示面として備える、いわゆるヘッドアップディスプレイ(HUD)である。透過型表示装置12は、車両用情報表示装置1が運転者に提示する文字や図形などの視覚情報を、光学ガラス素子に投影して視覚情報の虚像を形成する。
図2を参照する。例えば、透過型表示装置12は、フロントウインドウ16を表示面として使用してよい。フロントウインドウ16に文字や図形の視覚情報18の虚像が形成されることにより、運転者がフロントウインドウ16を透して視認する車外前方の風景、路面の状況、先行車の状況等に重畳して、虚像による情報を視認させることができる。
図2に示すシーンでは、透過型表示装置12は、運転者から見て右側下方の視界の妨げにならない基準表示位置17に、車両用情報表示装置1が運転者に提示する車両情報として自車両の速度情報18が表示されている。
なお、透過型表示装置12が表示面として使用する光学ガラス素子はフロントウインドウ16でなくてもよい。透過型表示装置12は、フロントウインドウ16とは別個に、運転者の視界前方に配置された透明な光学ガラス素子を表示面として有してもよい。
図1を参照する。コントローラ13は、透過型表示装置12に表示する情報、表示位置及び表示状態を制御する電子制御ユニット(ECU: Electronic Control Unit)である。コントローラ13は、プロセッサ14と、記憶装置15等の周辺部品とを含む。プロセッサ14は、例えばCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)であってよい。
記憶装置15は、半導体記憶装置、磁気記憶装置及び光学記憶装置のいずれかを備えてよい。記憶装置15は、レジスタ、キャッシュメモリ、主記憶装置として使用されるROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のメモリを含んでよい。
以下に説明するコントローラ13の機能は、例えば、プロセッサ14が記憶装置15に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
なお、コントローラ13を、以下に説明する各情報処理を実行するための専用のハードウエアにより形成してもよい。
例えば、コントローラ13は、汎用の半導体集積回路中に設定される機能的な論理回路を備えてもよい。例えばコントローラ13はフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)等のプログラマブル・ロジック・デバイス(PLD:Programmable Logic Device)等を有していてもよい。
コントローラ13は、物体センサ10から出力される自車両の前方の物体の位置情報と、視線センサ11から出力される視線情報とに基づいて、運転者の視線が物体に向けられており運転者が物体を認識しているか否かを判断する。
またコントローラ13は、物体センサ10から出力される物体の映像信号に基づいて、物体を認識し、物体に応じて透過型表示装置12に表示する情報を決定する。
以下、透過型表示装置12に表示する情報を「表示対象情報」と表記することがある。
コントローラ13は、自車両に設けられた車速センサ2、燃料計3及び通信装置4から表示対象情報を取得する。
車速センサ2は、自車両の車輪速を検出し、車輪速に基づいて自車両の速度を算出する。燃料計3は、自車両の燃料タンクの燃料残量を検出する。
通信装置4は、自車両の外部の通信装置との間で無線通信を行う。通信装置4による通信方式は、例えば公衆携帯電話網による無線通信や、車車間通信、路車間通信、又は衛星通信であってよい。
コントローラ13は、運転者の視線の方向、及び視線が物体へ向けられるときの視線の移動速度に基づいて、物体に応じて決定した表示対象情報を透過型表示装置12の表示面に表示する表示位置及び表示状態を制御する。
図3を参照して、コントローラ13の機能を詳しく説明する。コントローラ13は、物体認識部20と、認識状態判断部21と、視線速度判断部22と、表示位置制御部23と、表示状態制御部24を備える。
物体認識部20は、物体センサ10から出力される自車両の前方の物体の映像信号に基づいて、物体を認識する。例えば物体認識部20は、制限速度標識を自車両の前方の物体として認識してよい。
認識状態判断部21は、物体センサ10から出力される物体の位置情報と、視線センサ11から出力される視線情報とに基づいて、物体認識部20が認識した物体を運転者が認識しているか否かを判断する。例えば、認識状態判断部21は、運転者の視線が物体に向けられている場合に、運転者が物体を認識していると判断してよい。
また例えば認識状態判断部21は、運転者の視線が物体に向けられており、運転者の注視点が物体に所定時間(例えば1秒間)停留している場合に、運転者が物体を認識していると判断してもよい。
認識状態判断部21は、例えば、運転者の固視微動時間を演算することにより、運転者の注視点が物体に停留している時間を求めてよい。
視線速度判断部22は、視線センサ11から出力される視線情報に基づいて、運転者の視線が物体へ向けられるときの視線の移動速度を判断する。例えば、視線速度判断部22は、単位時間当たりの視線の方向(角度)の変化量[deg/sec]を視線の移動速度として判断する。以下、運転者の視線が物体へ向けられるときの視線の移動速度を「視線速度」と表記することがある。
運転者が物体を認識した場合、認識状態判断部21は、運転者が認識した物体(すなわち運転者の視線が向けられた物体)に応じて、透過型表示装置12に表示する表示対象情報を決定する。
例えば、認識した物体が制限速度標識である場合には、認識状態判断部21は、自車両の速度情報を表示対象情報として決定する。
表示位置制御部23は、認識状態判断部21及び視線速度判断部22の判断結果に基づいて、透過型表示装置12の表示面上に表示対象情報を表示する表示位置を制御する。表示状態制御部24は、認識状態判断部21及び視線速度判断部22の判断結果に基づいて、透過型表示装置12の表示面上に表示対象情報を表示する表示状態を制御する。
以下、表示位置制御部23による表示位置の制御、及び表示状態制御部24による表示状態の制御の一例を説明する。
図4Aを参照する。参照符号30は透過型表示装置12の表示面であるフロントウインドウ16越しに運転者から見える制限速度標識を示し、×印31は、運転者の視線の方向を示す。運転者の視線の方向31を示す図面上の位置は、運転者の注視点の位置と同じであり、フロントウインドウ16と視線との交差位置と同じである。
以下、透過型表示装置12の表示面(例えばフロントウインドウ16)と運転者の視線との交差位置を「視線位置」と表記することがある。
運転者の視線31が制限速度標識30に向けられていない場合、例えば表示位置制御部23は、所定の基準表示位置17に速度情報18を表示してよい。
図4Bを参照する。運転者が制限速度標識30を認識すると、運転者の視線31が制限速度標識30に向けられる。このように、運転者が物体を認識していない状態から運転者の視線31が物体に向けられる場合、サッカードと呼ばれる高速の眼球運動が行われ、運転者の視線速度が高くなる。
表示位置制御部23及び表示状態制御部24は、視線速度判断部22により判断された視線速度が所定の閾値(例えば30deg/sec)以上であるか否かを判断する。
視線速度が所定の閾値以上である場合、表示位置制御部23及び表示状態制御部24は、運転者の視線が物体に向けられた後、運転者の注視点が物体に所定時間(例えば1秒間)停留したか否かを判断する。
これにより、運転者が、物体を注視していない状態(すなわち認識していない状態)から物体を注視している状態(すなわち認識している状態)へ変化したか否かを判断する。
視線速度が所定の閾値以上であり運転者の注視点が物体に所定時間停留した場合、表示状態制御部24は、図4Cに示すように、基準表示位置17における速度情報18の表示を非表示状態にする。
それから、表示位置制御部23は、透過型表示装置12の表示面における速度情報18の表示位置を、視線位置31又はその近傍に設定する。
表示状態制御部24は、非表示状態であった速度情報18を、表示位置制御部23が設定した表示位置(視線位置31又はその近傍)に再度表示する。
なお、図面では、視線位置を示す×印31、物体30、及び速度情報18を同一位置に記載すると見づらくなるため、速度情報18を×印31からずれた位置に記載しているが、実際の表示位置は視線位置31又はその近傍に設定される。
以上のように、運転者が、物体を認識していない状態から認識している状態に変化した場合には、認識した物体に関する情報を運転者の視線の位置に表示することにより、運転者は少ない視線移動量で認識した物体に関する情報を視認することができるようになる。
例えば、制限速度が変化する道路では、運転者は常に自車両の速度と制限速度とを比較する必要がある。制限速度標識30を見る視線位置31に速度情報18を表示することにより、運転者は、自車両の速度と制限速度とを比較することが容易になる。
なお、視線位置31又はその近傍にて速度情報18を非表示状態から表示状態に変更する際(図4C参照)に、制限速度標識30を見る視線の位置に速度情報18が突然重畳されると、制限速度標識30を見る視界が急に阻害されて、運転者の目障りになることがある。
このため、表示状態制御部24は、視線位置31又はその近傍にて速度情報18を非表示状態から表示状態に変更する際に、速度情報18の表示の明度を徐々に増加させてもよい。
図5のグラフは、運転者の注視点が物体(制限速度標識30)に停留したと判断した停留判断時点からの経過時間と、速度情報18の表示明度との関係の例を示す。表示状態制御部24は、速度情報18の表示明度の変化の時定数がT1となるように、停留判断時点で0であった表示明度を目標値まで徐々に増加させる。
このように速度情報18の表示明度を徐々に増加させることにより、運転者は、速度情報18の表示開始を認識しつつ、表示明度がまだ低く制限速度標識30が見やすい段階で制限速度標識30を確認できるので、運転者の目障りになることを抑制できる。
同様に、表示状態制御部24は、視線位置31又はその近傍にて速度情報18を非表示状態から表示状態に変更する際に、速度情報18の表示の彩度を徐々に増加させてもよく、目立ちにくい色(例えば青)から目立ちやすい色(赤)に徐々に色相を変化させてもよい。
次に、図6Aを参照する。運転者の視線が制限速度標識30に一度向けられてから、運転者から制限速度標識30が見える方向が変化する場合を想定する。例えば、車両の走行に伴って、制限速度標識30が見える方向が変化する。
このとき、運転者の視線の方向31が制限速度標識30を追跡すると、運転者の視線の方向が変化する。このときの視線速度は、運転者が物体を認識していない状態から運転者の視線31が物体に向けられる場合の視線速度よりも遅い。
したがって、視線速度判断部22により判断された視線速度が所定の閾値(例えば30deg/sec)未満である場合には、表示位置制御部23及び表示状態制御部24は、運転者が一度認識した制限速度標識30を継続して(追跡して)注視していると判断する。
このような場合に、常に速度情報18の表示位置を視線と共に移動させて、視線方向の軸上に速度情報18を表示し続けると、運転者にとって目障りになることがある。
したがって、表示位置制御部23は、視線位置31の移動に遅れて追従するように速度情報18の表示位置を制御する。
表示状態制御部24は、速度情報18の表示位置が視線位置31の移動に追従する間、速度情報18が表示されたままの状態を維持する。
図6Aは、制限速度標識30を追跡する視線位置31の移動に遅れて追従するように、速度情報18を表示したまま表示位置を直前の表示位置32から移動させる様子を示す。
図6Bは、制限速度標識30を追跡する視線位置31の移動に遅れて追従するように、速度情報18を表示したまま表示位置を直前の表示位置33から移動させる様子を示す。
図6Cは、制限速度標識30が見える方向の変化が終わり(例えば自車両が停車し)視線の方向の変化が停止した後に、視線位置31に速度情報18の表示位置が遅れて追いついた様子を示す。
このように、速度情報18の表示位置を視線の位置の移動に遅れて追従させることにより、速度情報18の表示位置が視線位置31からずれることになる。これにより、運転者が注視する制限速度標識30に重畳して速度情報18が表示されるのを防ぐことができるので、運転者にとって目障りになるのを防止できる。また、制限速度標識30の傍に速度情報18を表示できるので、制限速度標識30に関連する速度情報18を少ない視線移動量で視認できる。このため、制限速度と自車両の速度の比較が容易になる。
図7を参照して、視線位置31の移動に速度情報18の表示位置を追従させる際の表示位置制御部23による遅延量の制御方法の一例を説明する。
図7のグラフは、運転者の視線が物体(制限速度標識30)に向けられた時点からの経過時間と、速度情報18の表示位置の座標値との関係の例を示す。初期座標値X0、Y0は、運転者の視線が物体に向けられた時点の速度情報18の表示位置の座標値Xi、Yiである。座標値Xt、Ytは目標値(すなわち、視線位置31の座標値)である。
表示位置制御部23は、速度情報18の表示位置の座標値Xi、Yiの変化の時定数がT2となるように、初期座標値X0、Y0から目標値Xt、Ytまで徐々に変化させる。
ここで、運転者の視線が物体を追跡することにより視線位置31が変化していると、速度情報18の表示位置が目標値に到達する前に、視線位置31が変わってしまい、物体に視線が向けられた時点からの経過時間が0に戻ってしまう。
この場合には、まず、前回の速度情報18の表示位置の更新処理で表示位置を移動させた時点から、変化後の視線位置31を検出した時点までの経過時間を決定する。視線位置31が連続して変化している場合は、この経過時間は、速度情報18の表示位置の更新周期であってよい。
表示位置制御部23は、視線位置31の変化を検出する前の初期座標値X0、Y0と、目標値Xt、Ytと、経過時間に応じて図7のグラフに基づいて表示位置を算出し、速度情報18の表示位置を移動させる。
速度情報18の表示位置を移動させた後、移動後の表示位置の座標を初期座標値X0、Y0に設定し、変化後の視線位置31の座標を目標値Xt、Ytに設定し、経過時間を0にリセットする。
(透過型表示装置12に表示する他の情報の例)
以下、透過型表示装置12に表示する他の情報の例について説明する。
図8を参照する。物体認識部20は、目標地までの距離を示す案内標識34を自車両の前方の物体として認識してよい。
認識した物体が制限速度標識である場合には、認識状態判断部21は、車両の走行可能距離を示す距離情報35を、案内標識34に関連する表示対象情報として設定してよい。距離情報35は、案内標識34に関連する自車両の車両情報の一例である。
例えば、認識状態判断部21は、燃料計3が検出した自車両の燃料タンクの燃料残量に基づいて車両の走行可能距離を算出してよい。電気自動車やハイブリッド車の場合には自車両のバッテリーの電池残量に基づいて車両の走行可能距離を算出してよい。
距離情報35の表示方法は、上述の速度情報18の表示方法と同様である。
図9を参照する。物体認識部20は、自車両が走行する道路上の区画線36を自車両の前方の物体として認識してよい。
認識した物体が区画線36である場合には、認識状態判断部21は、区画線36に関してインフラストラクチャから取得できる情報を、表示対象情報として設定してよい。
例えば、認識状態判断部21は、通信装置4が路車間通信で取得できる地図情報に基づいて、区画線36の種類(例えば、白色の実線、破線、黄色の実線)を表す区画線種類情報38を、透過型表示装置12に表示してよい。認識状態判断部21は、自車両に搭載される地図データベースから区画線種類情報38を取得してもよい。
区画線種類情報38の表示方法は、上述の速度情報18の表示方法と同様である。
また、表示状態制御部24は、区画線36が参照符号37に示すように不明瞭であるか否かを判断してもよい。区画線36が不明瞭な場合に区画線種類情報38を表示し、区画線36が明瞭な場合には表示しなくてもよい。
区画線種類情報38に代えて、地図情報から得られた区画線36の種類に応じて、区画線36の模擬画像を視線方向に表示してもよい。
区画線36の模擬画像の表示方法も、上述の速度情報18の表示方法と同様である。このとき、運転者の視線の方向31が制限速度標識30を追跡する場合には、進行方向に向かって区画線36の模擬画像を延長してもよい。
図10を参照する。物体認識部20は、信号機40を自車両の前方の物体として認識してよい。
認識した物体が信号機40である場合には、認識状態判断部21は、信号機40に関してインフラストラクチャから取得できる情報を、表示対象情報として設定してよい。
例えば、認識状態判断部21は、通信装置4が路車間通信で取得できる信号機40の現示の切替タイミング情報を取得してよい。認識状態判断部21は、現在点灯している信号現示41の点灯残り時間を示す切替タイミング情報42を、透過型表示装置12に表示してよい。
また、認識状態判断部21は、現在点灯していない信号現示43の予定点灯継続時間(点灯開始から点灯終了までの時間)を示す切替タイミング情報44を、透過型表示装置12に表示してよい。
切替タイミング情報42の表示方法は、上述の速度情報18の表示方法と同様である。
図11を参照する。物体認識部20は、店舗の看板45を自車両の前方の物体として認識してよい。
認識した物体が店舗の看板45である場合には、認識状態判断部21は、看板45(及び店舗)に関してインフラストラクチャから取得できる情報を、表示対象情報として設定してよい。
例えば、認識状態判断部21は、通信装置4が路車間通信や公衆携帯電話網、インターネットで取得できる看板45の店舗の店舗情報(例えば営業時間、キャンペーン情報)46を透過型表示装置12に表示してよい。
店舗情報46の表示方法は、上述の速度情報18の表示方法と同様である。
(動作)
次に、図12を参照して実施形態の車両用情報表示装置1の動作の一例を説明する。
ステップS1において認識状態判断部21は、運転者が自車両前方を見ているか否かを判断する。運転者が自車両前方を見ている場合(ステップS1:Y)に処理はステップS2に進む。運転者が自車両前方を見ていない場合(ステップS1:N)に処理はステップS13に進む。
ステップS2において物体認識部20は、自車両の前方に所定種類の物体(例えば、制限速度標識、案内標識、道路上の区画線、信号機、店舗の看板)を検出したか否かを判断する。
所定種類の物体を検出した場合(ステップS2:Y)に処理はステップS3に進む。所定種類の物体を検出しない場合(ステップS2:N)に処理はステップS13に進む。
ステップS3において認識状態判断部21は、ステップS2で検出した物体の方へ、運転者の視線が向けられているか否かを判断する。
運転者の視線が物体へ向けられている場合(ステップS3:Y)に認識状態判断部21は、視線が向けられている物体に応じて表示対象情報を決定する。そして処理はステップS4に進む。運転者の視線が物体へ向けられていない場合(ステップS3:N)に処理はステップS13に進む。
ステップS4において視線速度判断部22は、運転者の視線が物体へ向けられるときの視線速度を判断する。表示位置制御部23及び表示状態制御部24は、視線速度が所定の閾値以上であるか否かを判断する。
視線速度が所定の閾値以上である場合(ステップS4:Y)に処理はステップS5に進む。視線速度が所定の閾値未満である場合(ステップS4:N)に処理はステップS9に進む。
ステップS5において認識状態判断部21は、運転者の注視点が物体に所定時間停留しているか否かを判断する。注視点が物体に所定時間停留している場合(ステップS5:Y)に処理はステップS6に進む。運転者の注視点が物体に所定時間停留する前に移動した場合(ステップS5:N)に処理はステップS7に進む。
ステップS6において表示位置制御部23は、視線位置31又はその近傍に表示対象情報の表示位置を設定する。表示状態制御部24は、表示対象情報を非表示状態から表示状態へ変更する。その後に処理はステップS13へ進む。
ステップS7において認識状態判断部21は、運転者の視線が継続して物体を追跡しているか否かを判断する。運転者の視線が継続して物体を追跡している場合(ステップS7:Y)に処理はステップS4に戻る。運転者の視線が物体を追跡しておらず、もはや運転者の視線が物体に向けられていない場合(ステップS7:N)に処理はステップS8に進む。
ステップS8において表示位置制御部23は、表示対象情報の表示位置を基準表示位置17に設定する。表示状態制御部24は基準表示位置17に表示対象情報を表示する。その後に処理はステップS13へ進む。
ステップS9において物体認識部20は、ステップS2で検出した物体が障害物で遮蔽されたか否かを判断する。障害物で遮蔽された場合(ステップS9:Y)に処理はステップS11に進む。障害物で遮蔽されていない場合(ステップS9:N)に処理はステップS10に進む。
ステップS10において表示位置制御部23は、視線位置31の移動に遅れて追従するように表示対象情報の表示位置を制御する。表示状態制御部24は、表示対象情報を表示したまま表示位置制御部23が設定した表示位置へ表示対象情報を表示させる。その後に処理はステップS13へ進む。
ステップS11において認識状態判断部21は、物体の遮蔽されなくなった後に運転者が継続して物体を追跡しているか否かを判断する。運転者の視線が継続して物体を追跡している場合(ステップS11:Y)に処理はステップS10に進む。
運転者の視線が物体を追跡しておらず、もはや運転者の視線が物体に向けられていない場合(ステップS11:N)に処理はステップS12に進む。
ステップS12において表示位置制御部23は、表示対象情報の表示位置を基準表示位置17に設定する。表示状態制御部24は基準表示位置17に表示対象情報を表示する。その後に処理はステップS13へ進む。
ステップS13においてコントローラ13は、自車両のイグニッションスイッチ(IGN)がオフになったか否かを判断する。イグニッションスイッチがオフになった場合(ステップS13:Y)に処理は終了する。イグニッションスイッチがオフにならない場合(ステップS13:N)に処理はステップS1に戻る。
(実施形態の効果)
(1)物体センサ10は、車両の前方の物体を検出する。視線センサ11は、運転者の視線の方向を検出する。認識状態判断部21は、運転者の視線が、物体センサ10が検出した物体に向けられているか否かを判断する。運転者の視線が物体に向けられている場合に、表示位置制御部23は、運転者の視界前方に配置された透過型表示装置12の表示面と視線との交差位置31の移動に遅れて追従するように、表示面上に表示対象情報を表示する表示位置を制御する。
これにより、表示対象情報の表示位置を視線位置31からずらすことができる。このため、運転者が注視する物体に重畳して表示対象情報を表示することを防ぐことができるので、運転者にとって目障りになるのを防止できる。また、運転者が注視している物体の傍に表示対象情報を表示できるので、表示対象情報を少ない視線移動量で視認できる。
(2)表示位置制御部23は、表示面と視線との交差位置31の移動に遅れて追従するように、表示面上における表示対象情報の表示位置の遅れを制御する。
これにより、移動する視線位置31から表示対象情報の表示位置がずれる量を適正に制御することができる。
(3)視線速度判断部22は、視線が物体へ向けられるときの視線の移動速度を判断する。移動速度が所定値以上の場合に表示位置制御部23は、表示面における表示対象情報の表示位置を表示面と視線との交差位置31又はその近傍に設定する。表示状態制御部24は、非表示状態であった表示対象情報を、表示位置制御部23が設定した表示位置(視線位置31又はその近傍)に再度表示する。
これにより、運転者が物体を認識していない状態から認識している状態に変化した場合には、表示対象情報を運転者の視線の位置に表示することができる。このため、運転者は少ない視線移動量で表示対象情報を視認することができるようになる。
移動速度が所定値未満の場合に表示位置制御部23は、情報が表示されたまま、表示面と視線との交差位置の移動に遅れて追従するように、表示面における情報の表示位置を制御する。
これにより、運転者の視線が物体を追跡している場合には、表示対象情報の表示位置を視線位置31からずらすことができる。このため、運転者が注視する物体に重畳して表示対象情報を表示することを防ぐことができるので、運転者にとって目障りになるのを防止できる。また、運転者が注視している物体の傍に表示対象情報を表示できるので、表示対象情報を少ない視線移動量で視認できる。
(4)移動速度が所定値以上の場合に、表示状態制御部24は、情報の表示の明度を徐々に増加させることにより非表示状態から表示状態へ変化させる。
これにより、運転者は、表示対象情報の表示開始を認識しつつ、表示明度がまだ低く表示対象情報越しに物体が見やすい段階で物体を確認できるので、表示対象情報が運転者の目障りになることを抑制できる。
(5)認識状態判断部21は、透過型表示装置12に表示する表示対象情報を、運転者の視線が向けられた物体に応じて決定する。これにより、物体に向けられた視線位置31や近傍に、この物体に関連する表示対象情報を表示することができるので、物体と表示対象情報とを視認する視線移動量を低減できる。
(6)運転者の視線が向けられた物体が制限速度標識30である場合に、認識状態判断部21は、自車両の速度情報18を表示対象情報に設定する。これにより、制限速度標識30に向けられた視線位置31やその近傍に速度情報18が表示されるので、制限速度と自車両の速度を比較しやすくなる。
(7)運転者の視線が向けられた物体が目標地までの距離を示す案内標識34である場合に、認識状態判断部21は、車両の走行可能距離を示す距離情報35を表示対象情報に設定する。
これにより、目標地までの距離案内に向けられた視線位置31やその近傍に走行可能距離が表示されるので、目標値までの距離と走行可能距離を比較しやすくなる。
(8)運転者の視線が向けられた物体が道路上の区画線36である場合に、認識状態判断部21は、区画線36の種類を表す区画線種類情報38を表示対象情報に設定する。
これにより運転者は、区画線36が不明瞭であっても少ない視線移動量で区画線36の種類を確認できる。
(9)運転者の視線が向けられた物体が信号機40である場合に、認識状態判断部21は、信号機40の現在の現示41の残り時間を示す切替タイミング情報42を表示対象情報に設定する。
これにより、運転者は、少ない視線移動量で信号機40の現示41の残り時間を確認できる。
(10)運転者の視線が向けられた物体が店舗の看板45である場合に、認識状態判断部21は、店舗の店舗情報46を表示対象情報に設定する。これにより、運転者は、少ない視線移動量で、店舗情報46を確認できる。
1…車両用情報表示装置、2…車速センサ、3…燃料計、4…通信装置、10…物体センサ、11…視線センサ、12…透過型表示装置、13…コントローラ、14…プロセッサ、15…記憶装置、16…フロントウインドウ、17…基準表示位置、18…速度情報、20…物体認識部、21…認識状態判断部、22…視線速度判断部、23…表示位置制御部、24…表示状態制御部、30…制限速度標識、31…視線位置、34…案内標識、35…距離情報、36…区画線、38…区画線種類情報、40…信号機、41、43…信号現示、42、44…切替タイミング情報、45…看板、46…店舗情報

Claims (14)

  1. 車両の前方の物体を検出し、
    運転者の視線の方向を検出し、
    前記視線が前記物体に向けられているか否かを判断し、
    前記視線が前記物体に向けられている場合に、前記運転者の前方に配置された透過型表示装置の表示面と前記視線との交差位置の移動に遅れて追従するように、前記表示面上に情報を表示する表示位置を制御
    前記表示位置が前記交差位置に近づくほど、前記交差位置に追従する前記表示位置の速度が徐々に小さくなるように前記表示位置の遅れを制御する、
    ことを特徴とする車両用情報表示方法。
  2. 車両の前方の物体を検出し、
    運転者の視線の方向を検出し、
    前記視線が前記物体に向けられているか否かを判断し、
    前記視線が前記物体に向けられている場合に、前記運転者の前方に配置された透過型表示装置の表示面と前記視線との交差位置の移動に遅れて追従するように、前記表示面上に情報を表示する表示位置を制御し、
    前記視線が前記物体へ向けられるときの前記視線の移動速度を判断し、
    前記移動速度が所定値以上の場合に、前記表示面における前記情報の表示位置を前記表示面と前記視線との交差位置に設定して前記情報を非表示状態から表示状態に変化させ、
    前記移動速度が前記所定値未満の場合に、前記情報が表示されたまま、前記表示面と前記視線との交差位置の移動に遅れて追従するように、前記表示面における前記情報の表示位置を制御する、
    ことを特徴とする車両用情報表示方法。
  3. 前記視線が前記物体へ向けられるときの前記視線の移動速度を判断し、
    前記移動速度が所定値以上の場合に、前記表示面における前記情報の表示位置を前記表示面と前記視線との交差位置に設定して前記情報を非表示状態から表示状態に変化させ、
    前記移動速度が前記所定値未満の場合に、前記情報が表示されたまま、前記表示面と前記視線との交差位置の移動に遅れて追従するように、前記表示面における前記情報の表示位置を制御する、
    ことを特徴とする請求項に記載の車両用情報表示方法。
  4. 前記移動速度が所定値以上の場合に、前記情報の表示の明度を徐々に増加させることにより非表示状態から表示状態へ変化させることを特徴とする請求項2又は3に記載の車両用情報表示方法。
  5. 前記透過型表示装置に表示する前記情報を、前記視線が向けられた前記物体に応じて決定することを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の車両用情報表示方法。
  6. 前記物体は制限速度標識であり、前記情報は前記車両の速度であることを特徴とする請求項5に記載の車両用情報表示方法。
  7. 前記物体は目標地までの距離を示す案内標識であり、前記情報は前記車両の走行可能距離であることを特徴とする請求項5に記載の車両用情報表示方法。
  8. 前記物体は道路上の区画線であり、前記情報は前記区画線の種類であることを特徴とする請求項5に記載の車両用情報表示方法。
  9. 前記物体は信号機であり、前記情報は前記信号機の現示の残り時間であることを特徴とする請求項5に記載の車両用情報表示方法。
  10. 前記物体は店舗の看板であり、前記情報は前記店舗の店舗情報であることを特徴とする請求項5に記載の車両用情報表示方法。
  11. 車両の前方の物体を検出し、
    運転者の視線の方向を検出し、
    前記視線が前記物体に向けられているか否かを判断し、
    前記視線が前記物体に向けられている場合に、前記運転者の前方に配置された透過型表示装置の表示面と前記視線との交差位置の移動に遅れて追従するように、前記表示面上に情報を表示する表示位置を制御し、
    前記透過型表示装置に表示する前記情報を、前記視線が向けられた前記物体に応じて決定し、
    前記物体は目標地までの距離を示す案内標識であり、前記情報は前記車両の走行可能距離である、
    ことを特徴とする車両用情報表示方法。
  12. 車両の前方の物体を検出する物体センサと、
    運転者の視線の方向を検出する視線センサと、
    前記運転者の前方に配置された透過型表示装置と、
    前記視線が前記物体に向けられているか否かを判断し、前記視線が前記物体に向けられている場合に、前記透過型表示装置の表示面と前記視線との交差位置の移動に遅れて追従するように、前記表示面上に情報を表示する表示位置を制御し、前記表示位置が前記交差位置に近づくほど、前記交差位置に追従する前記表示位置の速度が徐々に小さくなるように前記表示位置の遅れを制御するコントローラと、
    を備えることを特徴とする車両用情報表示装置。
  13. 車両の前方の物体を検出する物体センサと、
    運転者の視線の方向を検出する視線センサと、
    前記運転者の前方に配置された透過型表示装置と、
    前記視線が前記物体に向けられているか否かを判断し、前記視線が前記物体に向けられている場合に、前記透過型表示装置の表示面と前記視線との交差位置の移動に遅れて追従するように、前記表示面上に情報を表示する表示位置を制御し、前記視線が前記物体へ向けられるときの前記視線の移動速度を判断し、前記移動速度が所定値以上の場合に、前記表示面における前記情報の表示位置を前記表示面と前記視線との交差位置に設定して前記情報を非表示状態から表示状態に変化させ、前記移動速度が前記所定値未満の場合に、前記情報が表示されたまま、前記表示面と前記視線との交差位置の移動に遅れて追従するように、前記表示面における前記情報の表示位置を制御するコントローラと、
    を備えることを特徴とする車両用情報表示装置。
  14. 車両の前方の物体を検出する物体センサと、
    運転者の視線の方向を検出する視線センサと、
    前記運転者の前方に配置された透過型表示装置と、
    前記視線が前記物体に向けられているか否かを判断し、前記視線が前記物体に向けられている場合に、前記透過型表示装置の表示面と前記視線との交差位置の移動に遅れて追従するように、前記表示面上に情報を表示する表示位置を制御し、前記透過型表示装置に表示する前記情報を、前記視線が向けられた前記物体に応じて決定するコントローラと、
    を備え、
    前記物体は目標地までの距離を示す案内標識であり、前記情報は前記車両の走行可能距離であることを特徴とする車両用情報表示装置。
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