JP2021121536A - 制御装置、画像表示方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、フロントガラス302越しに運転者300から見る自車両301の前方風景に重ねて表示エリア700に表示される虚像Gの一例を示す説明図である。
図2は、本実施形態における自動車用HUD装置を搭載した自動車の構成を模式的に表した模式図である。
図3は、本実施形態における自動車用HUD装置の内部構成を模式的に表した模式図である。
また、液晶ディスプレイ(LCD)や蛍光表示管(VFD)などを利用した方式では、虚像Gが表示される表示領域内の非画像部分にも僅かながら光が照射され、これを完全に遮断することが難しい。そのため、当該非画像部分を通じた自車両301の前方風景の視認性が悪いというデメリットがある。これに対し、本実施形態のようにレーザー走査方式によれば、虚像Gの表示領域内の非画像部分については、レーザー光源201R,201G,201Bを消灯させることにより当該非画像部分に光が照射されるのを完全に遮断することができる。よって、当該非画像部分を通じた自車両301の前方風景の視認性が自動車用HUD装置200から照射される光によって低下する事態を回避でき、前方風景の視認性が高いというメリットがある。
自動車用HUD装置200の制御系は、主に、FPGA251、CPU252、ROM253、RAM254、I/F255、バスライン256、LDドライバ257、MEMSコントローラー258を備えている。FPGA251は、LDドライバ257により、光源ユニット220のレーザー光源201R,201G,201Bを動作制御し、MEMSコントローラー258により、光走査装置208のMEMS208aを動作制御する。CPU252は、自動車用HUD装置200の各機能を制御する。ROM253は、CPU252が自動車用HUD装置200の各機能を制御するために実行する画像処理用プログラム等の各種プログラムを記憶している。RAM254はCPU252のワークエリアとして使用される。I/F255は、外部コントローラー等と通信するためのインターフェイスであり、例えば、自車両301のCAN(Controller Area Network)を介して、後述の物体認識装置100、車両ナビゲーション装置400、各種センサ500等に接続される。
本実施形態においては、虚像Gによって運転者へ提供する運転者提供情報を取得する情報取得手段として、物体認識装置100、車両ナビゲーション装置400、センサ装置500などが設けられている。本実施形態における自動車用HUD装置200は、主に、画像光投射手段としてのHUD本体230と、表示制御手段としての画像制御装置250とから構成される。本実施形態における情報取得手段は自車両301に搭載されているが、自車両301の外部に設置されている情報取得手段を用いて当該情報取得手段が取得した情報を通信手段を介して入力する構成であってもよい。
本実施形態の物体認識装置100は、自車両301の前方領域を撮像領域として撮像する撮像手段としてのステレオカメラ部110と、ステレオカメラ部110によって撮像した撮像画像データに基づいて撮像領域内に存在する所定の認識対象物を認識する画像処理を実行する画像処理手段としての情報処理部120とから構成されている。なお、ステレオカメラ部110に代えて、撮像手段としての単眼カメラと測距手段としてのレーザレーダ(ミリ波レーダ)とを組み合わせた構成を採用してもよい。
画像制御装置250は、CPU251、RAM252、ROM253、入力用データIF254、および出力用データIF255が、データバスラインによって互いに接続されている。入力用データIF254には、物体認識装置100から出力される各種認識結果データ、センサ装置500から出力されるセンシング情報、車両ナビゲーション装置400から出力される各種情報などが入力される。出力用データIF255からは、自動車用HUD装置200の制御信号等が出力される。CPU251は、ROM253等に記憶されている情報提供用制御プログラムなどの各種コンピュータプログラムを実行して、画像制御装置250に後述する各種制御や各種処理を行わせる。
本実施形態における自動車用HUD装置200において、虚像Gによって運転者へ提供する運転者提供情報は、運転者にとって有用な情報であればどのような情報であってもよい。本実施形態では、運転者提供情報を受動情報と能動情報とに大別している。受動情報とは、自動車用HUD装置200の設定タイミングで運転者へ提供されるべき情報であり、例えば、情報が提供されるタイミングと情報の内容との間に一定の関係性をもつ情報が挙げられる。一方、能動情報とは、運転者の希望するタイミングで運転者へ提供されれば十分な情報であり、例えば、情報が提供されるタイミングと情報の内容との間の関係性が低い又は無いような情報である。
図8に示すように、運転者300の頭部がDdだけ移動した場合、運転者300から近い距離Laに位置する物体Oaの視認位置はDaだけ移動し、運転者300から遠い距離Lbに位置する物体Obの視認位置はDaよりも少ないDbだけ移動し、運転者300から更に遠い距離Lcに位置する物体Ocの視認位置はDbよりも更に少ないDcだけ移動する。これらの物体Oa,Ob,Oc間における視認位置の移動量Da,Db,Dcの違いにより、運転者300は、物体Oaが距離Laだけ離れた位置に存在し、物体Obが距離Lbだけ離れた位置に存在し、物体Ocが距離Lcだけ離れた位置に存在することを知覚することができる。
直近の交差点で進路変更する状況になったら、図1に示す画像例から、図9に示すような画像例に切り替わる。すなわち、中段表示領域Bに表示されていた走行レーン指示画像711に代えて、図1に示す画像例で上段表示領域Aに表示されていた進路指定画像721と同様の進路指定画像717を、中段表示領域Bに表示させる。これは、直近よりも後の操作指示内容が、直近の操作指示内容になったためである。これにより、運転者300は、次の交差点や分岐点で中段表示領域Bに表示された進路指定画像721の操作指示内容に従って操作すればよいことを認識することができる。
本実施形態においては、前記物体認識装置100や前記センサ装置500によって先行車両350との車間距離を認識する。そして、画像制御装置250は、その認識結果データ(前方間隔情報)を受け取り、この認識結果データに基づいて中段表示領域Bに表示される車間距離提示画像712の輝度、色彩、画像形状等を変更する画像表示制御を実行する。本実施形態では、車間距離提示画像712の変化によって、これを視認する運転者300に対し、先行車両350との車間距離がどの程度狭まっているのかを知らせる。
図10(a)〜(e)は、先行車両350との車間距離に応じて車間距離提示画像712が変化する画像例(以下、本画像例を「画像例1」という。)を示す説明図である。
なお、本画像例1では、車両ナビゲーション装置400に目的地を設定しておらず、ルートナビゲーション情報に係る操作指示画像が表示されていないが、ルートナビゲーション情報に係る操作指示画像を表示する場合でも、同様である。
先行車両350との車間距離が狭くなったことを運転者300に気付かせる表現方法としては、上述した画像例1に限らず、例えば、図11(a)及び(b)に示すような画像例(以下、本画像例を「画像例2」という。)が挙げられる。
また、自車両301が走行している道路の交通の禁止、制限、指定に関する情報のうち、特に運転者300に提供することが好まれる情報を、警告画像として、中段表示領域Bに表示するようにしてもよい。例えば、図12に示す画像例(以下、本画像例を「画像例3」という。)のように、自車両301が走行している道路が通学路である場合に、その旨を示す通学路警告画像718を中段表示領域Bに表示させる。具体的には、画像制御装置250は、車両ナビゲーション装置400から出力される各種情報等から、自車両301が走行している道路の固有情報を取得し、取得した道路固有情報が中段表示領域Bに表示させる対象情報である場合には、その道路固有情報に対応する警告画像を中段表示領域Bに表示させる表示制御を行う。
また、自車両301の進行方向における横断歩道を渡ろうとしている人間を検出した場合、その警告画像を中段表示領域Bに表示するようにしてもよい。人間は車両にとって最も注意すべき対象の一つであり、直近対応すべき存在だからである。例えば、図13に示す画像例(以下、本画像例を「画像例4」という。)のように、人型警告画像719を中段表示領域Bに表示させる。具体的には、画像制御装置250は、前記物体認識装置100や前記センサ装置500によって自車両前方の人間を認識する。そして、画像制御装置250は、その認識結果データを受け取り、この認識結果データに基づいて中段表示領域Bに人型警告画像719を表示させる表示制御を行う。なお、本画像例4では、上述した画像例3における通学路警告画像718も併せて表示されている例となっている。なお、車両以外、例えば船舶に本実施形態の情報提供装置が搭載される場合、人間に代えて自船舶の周辺の他船舶等の表示を行い得る。
(態様A)
自車両301等の移動体の運転者300への操作指示内容を示す操作指示画像を、フロントガラス302等の光透過部材を介して運転者が視認する移動体進行方向前方の所定の表示エリア700内に表示させるように、該光透過部材へ画像光を投射するHUD本体230等の画像光投射手段を備えた自動車用HUD装置200等の情報提供装置であって、それぞれ異なる操作指示内容を示す走行レーン指示画像711と進路変更操作指示画像721,722,723等の複数の操作指示画像を、運転者に操作させる操作順序が後になる操作指示内容を示すものほど、前記所定の表示エリア700内の上側に表示されるように、前記画像光投射手段を制御する画像制御装置250等の表示制御手段を有することを特徴とする。
運転者は、通常、進行する移動体前方に位置する物体は時間の経過により現在位置に向かって近づいてくるという距離の観念と、未来の出来事は時間の経過により現在時刻に向かって近づいてくるという時間の観念とを併せ持っている。そして、進行する移動体の前方に存在する物体は、移動体までの距離が近いほど移動体の位置に到達するまでの時間が早く、移動体までの距離が遠いほど移動体の位置に到達までの時間が遅い。そのため、進行する移動体から遠い位置の物体は遠い未来の出来事との間で認知の親和性が高く、進行する移動体に近い位置の物体はより近い未来の出来事との間で認知の親和性が高い。本態様によれば、この親和性を考慮して、運転者に操作させる操作順序が後になる操作指示内容を示す操作指示画像ほど前記所定の表示エリア内の上側に表示させることから、これらの操作指示画像が示す複数の操作指示内容の操作順序を運転者に直感的に認知させ、その操作順序を運転者が迷ってしまうような事態を回避しやすい。
前記態様Aにおいて、前記画像光投射手段は、前記所定の表示エリアが、前記光透過部材を介して運転者が視認する移動体進行方向前方の風景の下部に位置するように、該光透過部材へ画像光を投射することを特徴とする。
光透過部材を介して移動体進行方向の前方風景を視認する運転者300は、通常、その前方風景の鉛直方向中央近辺を注視点として注視しながら運転を行うことが多い。本態様では、複数の操作指示画像が表示される所定の表示エリア700が当該前方風景の下部に位置しているので、運転者の注視点よりも鉛直方向下側に複数の操作指示画像が表示されることになる。この位置に表示される複数の操作指示画像が重なる風景部分は、移動体から遠い地点の物体ほど鉛直方向上側で視認され、移動体に近い地点の物体ほど鉛直方向下側で視認される。そのため、当該風景部分中の物体が視認される位置は、移動体の進行により移動体へ近づくにつれて徐々に下側へ変位する。
このような風景部分に複数の操作指示画像を重ねて表示させる場合、本態様のように、運転者に操作させる操作順序が後になる操作指示内容を示す操作指示画像ほど前記所定の表示エリア内の上側に表示させることが、操作順序に関する運転者の迷いを最小限に抑えることができる。これは、上述した認知の親和性を考慮し、進行する移動体から遠い物体が視認される位置に重なるように遠い未来の操作指示内容(操作順序が後になる操作指示内容)を示す操作指示画像を表示させ、進行する移動体に近い物体が視認される位置に重なるように近い未来の操作指示内容(操作順序が先になる操作指示内容)を示す操作指示画像を表示させることができるからである。このように表示させれば、これらの操作指示画像が示す複数の操作指示内容の操作順序を運転者に直感的に認知させることができる。逆に、所定の表示エリア700が当該前方風景の下部に位置している場合に、例えば、複数の操作指示画像の表示位置を前述の位置とは逆位置にしたり、複数の操作指示画像の表示位置を横並びにしたりすると、運転者は、上述した観念が邪魔して、操作順序を直感的に認知することが困難となる。
前記態様A又はBにおいて、前記表示制御手段は、前記画像光投射手段を制御して、立体視を用いて表現された立体視画像で前記複数の操作指示画像を前記所定の表示エリア内に表示させることを特徴とする。
これによれば、複数の操作指示画像を運転者からの距離が同じ地点に表示させる場合でも、当該複数の操作指示画像が異なる距離の地点に表示されているように、運転者に知覚させることができる。よって、これらの操作指示画像が示す複数の操作指示内容の操作順序を、更に、運転者に直感的に認知させることができる。
前記態様Cにおいて、前記立体視画像は、遠近法により表現される遠近法画像を含むことを特徴とする。
これによれば、簡易な方法で、複数の操作指示画像が異なる距離の地点に表示されているように、運転者に知覚させることができる。なお、ここでいう遠近法には、例えば、遠くに向かうものが消失点に向かって見えることを利用した線遠近法や、大気中では遠くのものはぼやけて見えることを利用した空気遠近法などがある。
前記態様Dにおいて、前記遠近法画像は、運転者300の注視点近傍に消失点を定めて透視図法により作図された画像であることを特徴とする。
これによれば、簡易な方法で、複数の操作指示画像が異なる距離の地点に表示されているように、運転者に知覚させることができる。
前記態様C〜Eのいずれかの態様において、前記立体視画像は、運動視差により表現される運動視差画像を含むことを特徴とする。
これによれば、複数の操作指示画像が異なる距離の地点に表示されているように、運転者に知覚させやすくできる。
前記態様A〜Fのいずれかの態様において、前記画像光投射手段は、投射する画像光によって前記操作指示画像を虚像Gとして前記所定の表示エリア700内に表示させるものであり、運転者300から前記虚像Gまでの距離が5m以上であることを特徴とする。
上述したように、運転者は遠方に焦点を合わせている運転することが多い。運転者から虚像Gまでの距離が5m以上であれば、従来の一般的な距離である2mの場合よりも、眼球の水晶体を動かす量が減る。その結果、虚像Gへの焦点調整時間を短縮して虚像Gによる操作指示画像の操作指示内容を早期に認識できるようになり、また運転者の眼球の疲労を軽減することができる。更には、その操作指示画像に運転者が気付きやすくなることから、操作指示画像の操作指示内容を運転者へ適切に提供することが容易になる。
前記態様A〜Gのいずれかの態様において、前記画像光投射手段は、前記操作指示画像の画像情報に応じた画像光を照射する光源ユニット220等の光照射手段から照射した画像光を光走査装置208等の光走査手段により二次元走査して前記光透過部材へ投射することにより、前記所定の表示エリア700内に前記操作指示画像を表示させるものであることを特徴とする。
上述したように、液晶ディスプレイ(LCD)や蛍光表示管(VFD)などを利用した方式よりも、大きな虚像Gを高い輝度で表示させるのが容易である。また、本態様によれば、虚像Gの非画像部分については、光照射手段から画像光照射させないことにより、当該非画像部分の光を完全に無くすことが可能である。よって、当該非画像部分を通じた移動体前方風景の視認性が光照射手段から照射される光によって低下する事態を回避でき、前方風景の視認性が高い。
前記態様A〜Hのいずれかの態様において、前記複数の操作指示画像は、前記移動体の移動ルート上の異なる地点(直近の交差点と、次に直進方向から進路変更すべき交差点や分岐点など)で運転者が操作すべき操作内容を指示する操作指示内容を示すものであることを特徴とする。
これによれば、ルートナビゲーション情報による操作順序の異なる複数の操作指示内容について、その操作順序を運転者が迷ってしまうような事態を回避できる。
移動体の運転者への操作指示内容を示す操作指示画像を、光透過部材を介して運転者が視認する移動体進行方向前方の風景の下部に位置する所定の表示エリア内に表示させ、かつ、該表示エリア内における非画像部分を通じて運転者が該風景を視認可能なように、該光透過部材へ画像光を投射することにより、前記操作指示内容の情報を運転者へ提供する情報提供方法であって、それぞれ異なる操作指示内容を示す複数の操作指示画像を、運転者に操作させる操作順序が後になる操作指示内容を示すものほど、前記所定の表示エリア内の上側に表示させることを特徴とする。
これによれば、上述した認知の親和性を考慮して、運転者に操作させる操作順序が後になる操作指示内容を示す操作指示画像ほど前記所定の表示エリア内の上側に表示させることから、これらの操作指示画像が示す複数の操作指示内容の操作順序を運転者に直感的に認知させ、その操作順序を運転者が迷ってしまうような事態を回避しやすい。
移動体の運転者への操作指示内容を示す操作指示画像を、光透過部材を介して運転者が視認する移動体進行方向前方の風景の下部に位置する所定の表示エリア内に表示させ、かつ、該表示エリア内における非画像部分を通じて運転者が該風景を視認可能なように、該光透過部材へ画像光を投射する画像光投射手段を備えた情報提供装置のコンピュータを機能させるための情報提供用制御プログラムであって、それぞれ異なる操作指示内容を示す複数の操作指示画像を、運転者に操作させる操作順序が後になる操作指示内容を示すものほど、前記所定の表示エリア内の上側に表示されるように、前記画像光投射手段を制御する表示制御手段として、前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
これによれば、上述した認知の親和性を考慮して、運転者に操作させる操作順序が後になる操作指示内容を示す操作指示画像ほど前記所定の表示エリア内の上側に表示させることから、これらの操作指示画像が示す複数の操作指示内容の操作順序を運転者に直感的に認知させ、その操作順序を運転者が迷ってしまうような事態を回避しやすい。
110 ステレオカメラ部
120 情報処理部
150 運転者カメラ
200 自動車用HUD装置
201R,201G,201B レーザー光源
207 光量調整部
208 光走査装置
209 自由曲面ミラー
210 マイクロレンズアレイ
211 投射ミラー
220 光源ユニット
230 HUD本体
250 画像制御装置
300 運転者
301 自車両
302 フロントガラス
350 先行車両
400 車両ナビゲーション装置
500 センサ装置
700 表示エリア
701 道路名表示画像
702 制限速度表示画像
703 追い越し禁止表示画像
704 車速表示画像
711 走行レーン指示画像
712,715 車間距離提示画像
712a 自車両バンパー画像
714,716 ブレーキ警告画像
718 通学路警告画像
719 人型警告画像
717,721 進路指定画像
722 残り距離画像
723 交差点等名称画像
724 先行車両画像
725 下向きマーク画像
A 上段表示領域
B 中段表示領域
C 下段表示領域
G 虚像
Claims (11)
- 移動体の運転者への操作指示内容を示す操作指示画像を、光透過部材を介して運転者が視認する移動体進行方向前方の所定の表示エリア内に表示させるように、該光透過部材へ画像光を投射する画像光投射手段を備えた情報提供装置であって、
それぞれ異なる操作指示内容を示す複数の操作指示画像を、運転者に操作させる操作順序が後になる操作指示内容を示すものほど、前記所定の表示エリア内の上側に表示されるように、前記画像光投射手段を制御する表示制御手段を有することを特徴とする情報提供装置。 - 請求項1に記載の情報提供装置において、
前記画像光投射手段は、前記所定の表示エリアが、前記光透過部材を介して運転者が視認する移動体進行方向前方の風景の下部に位置するように、該光透過部材へ画像光を投射することを特徴とする情報提供装置。 - 請求項1又は2に記載の情報提供装置において、
前記表示制御手段は、前記画像光投射手段を制御して、立体視を用いて表現された立体視画像で前記複数の操作指示画像を前記所定の表示エリア内に表示させることを特徴とする情報提供装置。 - 請求項3に記載の情報提供装置において、
前記立体視画像は、遠近法により表現される遠近法画像を含むことを特徴とする情報提供装置。 - 請求項4に記載の情報提供装置において、
前記遠近法画像は、運転者の注視点近傍に消失点を定めて透視図法により作図された画像であることを特徴とする情報提供装置。 - 請求項3乃至5のいずれか1項に記載の情報提供装置において、
前記立体視画像は、運動視差により表現される運動視差画像を含むことを特徴とする情報提供装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報提供装置において、
前記画像光投射手段は、投射する画像光によって前記操作指示画像を虚像として前記所定の表示エリア内に表示させるものであり、
運転者から前記虚像までの距離が5m以上であることを特徴とする情報提供装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報提供装置において、
前記画像光投射手段は、前記操作指示画像の画像情報に応じた画像光を照射する光照射手段から照射した画像光を光走査手段により二次元走査して前記光透過部材へ投射することにより、前記所定の表示エリア内に前記操作指示画像を表示させるものであることを特徴とする情報提供装置。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報提供装置において、
前記複数の操作指示画像は、前記移動体の移動ルート上の異なる地点で運転者が操作すべき操作内容を指示する操作指示内容を示すものであることを特徴とする情報提供装置。 - 移動体の運転者への操作指示内容を示す操作指示画像を、光透過部材を介して運転者が視認する移動体進行方向前方の所定の表示エリア内に表示させるように、該光透過部材へ画像光を投射することにより、前記操作指示内容の情報を運転者へ提供する情報提供方法であって、
それぞれ異なる操作指示内容を示す複数の操作指示画像を、運転者に操作させる操作順序が後になる操作指示内容を示すものほど、前記所定の表示エリア内の上側に表示させることを特徴とする情報提供方法。 - 移動体の運転者への操作指示内容を示す操作指示画像を、光透過部材を介して運転者が視認する移動体進行方向前方の所定の表示エリア内に表示させるように、該光透過部材へ画像光を投射する画像光投射手段を備えた情報提供装置のコンピュータを機能させるための情報提供用制御プログラムであって、
それぞれ異なる操作指示内容を示す複数の操作指示画像を、運転者に操作させる操作順序が後になる操作指示内容を示すものほど、前記所定の表示エリア内の上側に表示されるように、前記画像光投射手段を制御する表示制御手段として、前記コンピュータを機能させることを特徴とする情報提供用制御プログラム。
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