JP7266958B1 - 推定装置 - Google Patents

推定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7266958B1
JP7266958B1 JP2022200856A JP2022200856A JP7266958B1 JP 7266958 B1 JP7266958 B1 JP 7266958B1 JP 2022200856 A JP2022200856 A JP 2022200856A JP 2022200856 A JP2022200856 A JP 2022200856A JP 7266958 B1 JP7266958 B1 JP 7266958B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
effective resistance
battery
resistance
overvoltage
effective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022200856A
Other languages
English (en)
Inventor
謙介 長村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Marelli Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Marelli Corp filed Critical Marelli Corp
Priority to JP2022200856A priority Critical patent/JP7266958B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7266958B1 publication Critical patent/JP7266958B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】SOCの推定精度を向上させる。【解決手段】実効抵抗推定部2は、バッテリ50を流れる電流i(k)と、バッテリ50の端子電圧v(k)の測定値を用いて、バッテリ50への電流のステップ入力開始から所定時間(x秒)が経過するまでの過電圧変化に相当する実効抵抗R(k)を推定する。過電圧推定部3は、実効抵抗R(k)を用いて、バッテリ50の等価回路モデルを構成するパラメータ(回路定数)を求めることで、バッテリ50の過電圧η(k)を推定する。SOC推定部4は、過電圧η(k)から求められるバッテリ50の開回路電圧OCV(k)と、SOCとの関係を示すSOC-OCV特性に基づいて、バッテリ50のSOC(k)を推定する。実効抵抗推定部2は、所定時間(x秒)が異なる複数の実効抵抗R(k)を推定する。【選択図】図1

Description

本発明は、推定装置に関する。
バッテリは、例えば、モータ等の車両の駆動源に電力を供給するため用いられる。バッテリの充電制御や車両の運転制御に際して、電池の内部状態、例えば充電率(SOC:State of Charge)を推定することが求められる。
SOCの推定には様々な手法がある。一例として、特許文献1では、測定可能なバッテリの端子電圧と電流の時系列データを入力とし、カルマンフィルタ等を用いて、バッテリの等価回路モデルのパラメータを推定する。特許文献1では、同定されたパラメータに基づいて、バッテリの開回路電圧を算出し、SOC-OCV特性に基づいて、SOCを推定する。
国際公開第2013/111231号公報 特許第6737490号公報
等価回路モデルのパラメータの推定精度と演算負荷は、トレードオフの関係にある。例えば、カルマンフィルタとして、無香料カルマンフィルタ(UKF: Unscented Kalman Filter)を用いた場合、一般的な線形カルマンフィルタと比較してパラメータの推定精度を向上することができるが、演算負荷も高くなる傾向がある。演算負荷を低減するために、一部のパラメータについては、予め試験やシミュレーション等を行って設定した値を用いることがある。しかしながら、バッテリの個体差や車両の走行状況等に応じて、実際のパラメータが設定値に対してバラつきが生じることがあり、推定精度に影響を与える可能性がある。
推定装置において、SOCの推定精度を向上させることが求められている。
本発明の一態様は、
バッテリの充電率を推定する推定装置であって、
前記バッテリを流れる電流と、前記バッテリの端子電圧の測定値を用いて、前記バッテリへの電流のステップ入力開始から所定時間が経過するまでの過電圧変化に相当する実効抵抗を推定する実効抵抗推定部と、
前記実効抵抗を用いて、前記バッテリの等価回路モデルを構成する回路定数を求めることで、前記バッテリの過電圧を推定する過電圧推定部と、
前記過電圧から求められる前記バッテリの開回路電圧と、前記充電率との関係を示すSOC-OCV特性に基づいて、前記バッテリの充電率を推定する充電率推定部と、を備え、
前記実効抵抗推定部は、前記所定時間が異なる複数の実効抵抗として、前記電流のステップ入力開始から、前記過電圧変化の収束時刻までの第1の実効抵抗と、前記電流のステップ入力開始から、前記収束時刻より前の中間時刻までの第2の実効抵抗と、を推定する。
本発明によれば、SOCの推定精度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る推定装置の構成を示すブロック図である。 実効抵抗を説明する図である。 バッテリの等価回路モデルを示す図である。 バッテリのパラメータと実効抵抗の関係を説明する図である。 拡散抵抗と拡散容量の関係を示すマップである。 過電圧推定部およびSOC推定部の構成を示す図である。 本実施形態における推定装置の処理を示すフローチャートである。 数値シミュレーションにおける電流パターンを示す図である。 図8に示す電流パターンから得られる実効抵抗の推定結果を示す図であり、(a)は0.2秒実効抵抗、(b)は5秒実効抵抗、(c)は200秒実効抵抗を示す。 図9の実効抵抗を用いた推定結果を示す図である。(a)は拡散抵抗、(b)は拡散容量、(c)は過電圧を示す。 SOCの推定結果を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る推定装置を、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る推定装置1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、推定装置1は、電気自動車またはハイブリッド電気自動車等の車両に設けられたバッテリ50の内部状態を推定するものである。推定装置1は、バッテリ50の内部状態として、充電率(SOC:State of Charge)を推定する。
バッテリ50には、電圧センサ60および電流センサ70が接続されている。バッテリ50は、充電可能な二次電池であり、例えばリチウムイオンバッテリを用いることができるが、他の種類のバッテリであっても良い。バッテリ50は、車両に設けられている。バッテリ50は放電することにより、車両を駆動する電気モータへ電力を供給する。また、車両の制動時には、電気モータからの回生エネルギーにより充電される。バッテリ50はまた、急速充電器や家庭用コンセント等の外部の充電設備によっても充電される。
電圧センサ60はバッテリ50の端子電圧(terminal voltage)を測定する。電流センサ70はバッテリ50を流れる電流を測定する。電圧センサ60および電流センサ70は、例えば、車両のイグニッションONからイグニッションOFFまでの間、所定のサンプリング周期で端子電圧および電流の測定を行う。推定装置1は、電圧センサ60および電流センサ70に有線または無線により接続され、それぞれが測定した端子電圧および電流の測定値が、順次入力される。
推定装置1は、例えば、車両に設けられたECU(Electronic Control Unit)から構成することができる。
ECUは、図示は省略するが、CPU等のプロセッサと、ROMおよびRAM等のメモリから構成される。メモリには、推定装置1で実行される各種プログラムが格納されており、プロセッサがプログラムを実行することで、図1に示す機能構成が実現される。メモリには、また、推定装置1が行う処理に必要なデータが格納され、さらに推定装置1の処理結果が一時的に記憶される。
詳細な説明は省略するが、ECUは、例えば、SOCの推定処理に加えて、SOCに基づいたバッテリ50の充放電制御および車両の運転制御を行っても良い。あるいは、ECUは推定したSOCを外部に出力し、外部の制御装置においてSOCを用いた処理を行っても良い。
あるいは、推定装置1は、車両の外部に設けられたコンピューターとしても良い。この場合、車両外部の推定装置1は、例えば、車両に設けられたECUと通信を行って電圧センサ60および電流センサ70の測定値を取得しても良い。
図1に示すように、推定装置1は、実効抵抗推定部2、過電圧推定部3およびSOC推定部4(充電率推定部)を備える。
実効抵抗推定部2は、電圧センサ60および電流センサ70で測定された電流i(k)および端子電圧v(k)を用いて、バッテリ50の実効抵抗R(k)を推定する。
過電圧推定部3は、実効抵抗R(k)を用いて、バッテリ50の等価回路モデルを構成するパラメータ(回路定数)を求めることで、バッテリ50の過電圧η(k)を推定する。
SOC推定部4は、過電圧η(k)から求められるバッテリ50の開回路電圧(Open Circuit Voltage)OCV(k)と、SOCとの関係を示すSOC-OCV特性に基づいて、バッテリ50のSOC(k)を推定する。
[実効抵抗]
図2は、実効抵抗を説明する図である。
実効抵抗は、直流抵抗や通電抵抗とも呼ばれ、バッテリ50への電流のステップ入力開始から所定時間が経過するまでの端子電圧の変化、すなわち過電圧変化に相当するものである。
図2に示すように、実効抵抗は、具体的には、大きさ1Aのステップ信号の入力に対するステップ応答を意味するものである。以降の説明では、電流のステップ入力開始から所定時間(x秒)経過後の実効抵抗を、x秒実効抵抗という。実効抵抗推定部2は、ユーザによって指定されるx秒実効抵抗を推定する。
本実施形態において、実効抵抗推定部2は、所定時間(x秒)を異ならせた、複数の実効抵抗R(k)を推定する。
実効抵抗推定部2は、一例として、第1の実効抵抗と第2の実効抵抗を推定する。
第1の実効抵抗は、電流のステップ入力開始から、過電圧変化が収束する時刻までの時間における実効抵抗である。
第2の実効抵抗は、電流のステップ入力開始から、収束時刻より前の中間時刻までの時間における実効抵抗である。
第1の実効抵抗は、一例として、200秒実効抵抗とすることができる。200秒実効抵抗は、電流のステップ入力開始時刻から200秒後の時刻までの、200秒間における実効抵抗である。
第2の実効抵抗は、一例として、5秒実効抵抗とすることができる。5秒実効抵抗は、電流のステップ入力開始時刻から、5秒後の時刻までの、5秒間における実効抵抗である。
実効抵抗推定部2は、一例として、第1の実効抵抗および第2の実効抵抗に加えて、第3の実効抵抗を推定することができる。すなわち、実効抵抗推定部2は、3つの実効抵抗R(k)を推定することができる。
第3の実効抵抗は、電流のステップ入力開始から直後の時刻までの時間における実効抵抗である。第3の実効抵抗は、一例として0.2秒実効抵抗とすることができる。0.2秒実効抵抗は、電流のステップ入力開始時刻から、0.2秒後の時刻までの、0.2秒間における実効抵抗である。
第1の実効抵抗が最長時間の実効抵抗であり、第3の実効抵抗が最短時間の実効抵抗であり、第2の実効抵抗は中間時間の実効抵抗である。
第1、第2、第3の実効抵抗は、それぞれ特定の時間に限定されるものではないが、中間時間は、最長時間よりも最短時間に近い時間とすることができる。
以降の説明においては、第1、第2、第3の実効抵抗として、0.2秒、5秒、200秒実効抵抗を用いて処理を行う例を説明する。
[実効抵抗を用いたパラメータの推定]
図3は、バッテリ50の等価回路モデルを示す図である。
図4は、バッテリ50のパラメータと実効抵抗の関係を説明する図である。なお、図4は模式図であり、時間を示すグラフの横軸に対する0.2秒、5秒、200秒の位置は正確なものではない。
図5は、拡散抵抗Rdと拡散容量Cdの関係を示すマップである。
図3に示すように、バッテリ50の内部状態を示す等価回路モデルとして、開回路電圧OCV(k)を有し、内部抵抗R0とワールブルグインピーダンスZwとが直列に接続される開回路を想定する。
ワールブルグインピーダンスは、具体的には、ワールブルグインピーダンスを近似したn次のフォスタ型RC梯子回路で示している。
図3の等価回路モデルにおいて、内部抵抗R0とワールブルグインピーダンスZwとの和が、過電圧η(k)となる。開回路電圧OCVは、端子電圧v(k)から過電圧η(k)を差し引くことで求めることができる。図3に示すように、SOC-OCV特性に基づいて、開回路電圧OCV(k)をSOCに変換することができる。
図3の等価回路モデルにおけるワールブルグインピーダンスZwの伝達関数は、以下の式(1)により表される。
Figure 0007266958000002
ただし、sはラプラス演算子、拡散抵抗RdはZw(s)の低周波極限(ω→0)である。また、拡散時定数τdは、拡散反応の速度を意味する。
式(1)において、ラプラス演算子sの平方根が存在するため、そのままではワールブルグインピーダンスZwを時間領域へ変換することは困難である。このため、ワールブルグインピーダンスZwの近似を考える。ワールブルグインピーダンスZwは、例えば、無限級数の和による近似、又は連分数展開による近似が可能である。
無限級数の和による近似について説明する。ワールブルグインピーダンスZwは、以下の式(2)に示すように、無限級数の和として表すことができる。
Figure 0007266958000003
ここで、Rdは拡散抵抗であり、Cdは拡散容量(=τd/Rd)である。
図3に示す並列回路の抵抗R1は、式(2)から、R1=(8/π2)Rdとなる。
図3において、nはRC並列回路の数を意味する。一例として、n=5の場合、並列回路の各抵抗は、左から、R5、R4、R3、R2、R1となり、以下の値となる。
5=R1/92
4=R1/72
3=R1/52
2=R1/32
1=R1/12
拡散抵抗Rdは、抵抗R1~Rnの和である。すなわち、拡散抵抗Rdが、明らかになることで、等価回路の並列回路の各抵抗R1~Rnの値を算出することができる。
さらに、拡散抵抗Rdと拡散容量Cdが明らかになることで、ワールブルグインピーダンスZwを算出することができる。
そして、内部抵抗R0とワールブルグインピーダンスZwとの和に電流i(k)を掛けることで、過電圧η(k)を算出することができる。
すなわち、内部抵抗R0、拡散抵抗Rdおよび拡散容量Cdが、バッテリシステムを同定するために推定すべきパラメータである。
前記したように、0.2秒、5秒、200秒実効抵抗は、電流のステップ入力開始直後、中間時刻、過電圧変化の収束時刻という、異なる時間の実効抵抗R(k)である。これらの値には、バッテリ50の内部状態が反映される。すなわち、本実施形態では、これらの所定時間(x秒)が異なる複数の実効抵抗R(k)を用いることで、バッテリ50の内部状態を示すパラメータを推定する。
図4に示すように、等価回路モデルの内部抵抗R0は、例えば単位ステップの電流を入力した場合に、同時に立ち上がる電圧の大きさである。ここで、電流の入力と同時とは、正確には0秒を意味するが、0秒の実効抵抗は推定することができない。ステップ入力開始から0.2秒程度の実効抵抗であれば、0秒実効抵抗とほぼ変わりがない。そのため、本実施形態では0.2秒実効抵抗を内部抵抗R0に適用している。
電流のステップ入力開始から200秒程度が経過すると、過電圧変化は概ね収束する。すなわち、200秒実効抵抗は、立ち上がりの内部抵抗R0(0.2秒実効抵抗)と、拡散抵抗Rdの和に相当する。
以上のことから、拡散抵抗Rdは、以下の式で求めることができる。
d=200秒実効抵抗-0.2秒実効抵抗
図5のマップに示すように、拡散抵抗Rdと拡散容量Cdは相関関係があり、拡散抵抗Rdが大きくなるほど拡散容量Cdが大きくなる。ただし、ステップ入力開始付近の電圧の上昇値Ruに応じて、拡散抵抗Rdの値が変化する。ステップ入力開始付近の電圧の上昇値Ruが大きいほど、拡散容量Cdは小さくなる傾向がある。
図5に示すマップは、予め試験またはシミュレーション等を行って作成することができる。
図4に示すように、ステップ入力開始付近の電圧の上昇値Ruは、5秒実効抵抗と0.2秒実効抵抗の差から求めることができる。すなわち、マップに上昇値Ruと拡散抵抗Rdを入力することで、拡散容量Cdを求めることができる。
内部抵抗R0、拡散抵抗Rd、及び拡散容量Cdのパラメータが推定されることで、図3の等価回路モデルに示すバッテリ50のシステムが同定される。拡散抵抗Rd及び拡散容量Cdが推定されることで、式(2)を用いて、ワールブルグインピーダンスZwを算出することができる。そして、内部抵抗R0(0.2秒実効抵抗)とワールブルグインピーダンスZwとの和に電流i(k)を掛けることで、過電圧η(k)が算出される。
図6は、過電圧推定部3およびSOC推定部4の構成を示す図である。
図6に示すように、過電圧推定部3は、演算器31、演算器32、拡散容量取得部33および過電圧算出部34を備える。
演算器31は、200秒実効抵抗と0.2秒実効抵抗の差を演算して、拡散抵抗Rdとして拡散容量取得部33に入力する。
演算器32は、5秒実効抵抗と0.2秒実効抵抗の差を演算し、電圧の上昇値Ruとして拡散容量取得部33に入力する。
拡散容量取得部33は、図5のマップを参照して、入力された拡散抵抗Rdと上昇値Ruに対応する拡散容量Cdを取得する。これにより、バッテリ50のシステムが同定される。
過電圧算出部34は、拡散抵抗Rdおよび拡散容量Cdを用いて、前記式(2)により、ワールブルグインピーダンスZwを算出する。過電圧算出部34は、0.2秒実効抵抗を内部抵抗R0とし、内部抵抗R0とワールブルグインピーダンスZwとの和に電流i(k)を掛けることで、過電圧η(k)を算出する。
SOC推定部4は、演算器41と、OCV-SOC変換部42を備える。演算器41は、端子電圧v(k)と過電圧η(k)の差を演算して、開回路電圧OCV(k)としてOCV-SOC変換部42に入力する。OCV-SOC変換部42は、メモリに格納されている既知のSOC-OCV特性を参照して、開回路電圧OCV(k)をSOC(k)に変換し、最終的な推定値として出力する。
[実効抵抗の推定方法]
実効抵抗R(k)は、既知の方法を用いて推定することができる。実効抵抗R(k)は、例えば、バッテリシステムを表すモデルのパラメータを同定することで、推定することができる。
バッテリシステムは、前記したように、図3に示した等価回路モデルに示されるものであるが、この等価回路モデルを表すモデルの一例として、μ-マルコフモデルを用いることができる。μ-マルコフモデルを用いた実効抵抗R(k)の推定方法として、例えば、特許文献2に記載された方法を用いることができる。ここでは、μ-マルコフモデルによる推定方法の概略を説明する。
μ-マルコフモデルは、FIR(Finite Impulse Response)モデルと、ARX(Auto Regressive eXogenous)モデルと、を組み合わせたモデルである。
離散時間システムにおけるμ-マルコフモデルは、以下の式(3)により表される。
Figure 0007266958000004
u[k]及びy[k]はそれぞれ、システムの入力及び出力を表している。kは、サンプリングのステップ数を表しているとする。
式(3)の右辺第1項は、FIRモデルを表している。hi(i∈{0、・・・、μ})は、離散時刻μまでのシステムのインパルス応答を表している。この場合、インパルス応答で記述される項数は、(μ+1)である。式(3)の右辺第2項及び第3項は、ARXモデルを表している。a’i及びb’i(i∈{(μ+1)、・・・、μ+p})は、ARXモデルのパラメータである。pは、ARXモデルの次数を表している。w[k]は、u[k]と独立であり、且つ、その平均値が0となる白色雑音である。
第kステップから第(k-μ)ステップまでの期間の(μ+1)個の入力は、μ-マルコフモデルに含まれるFIRモデルの項に基づいて出力y[k]に反映される。第(k-μ-1)ステップから第(k-μ-p)ステップまでの期間のp個の入力及び出力は、μ-マルコフモデルに含まれるARXモデルの項に基づいて出力y[k]に反映される。
FIRモデルは、無限個のインパルス応答の和として記述される。バッテリシステムをFIRモデルのみで表した場合、次数を大きくするほど推定精度を向上させることができる。一方、推定するパラメータの数が増加し、演算負荷に繋がる。
μマルコフモデルは、FIRモデルのうち、実効抵抗R(k)の計算に不要なk>μ項を、ARXモデルによる有理伝達関数で置き換えたものと解釈することができる。ARXモデルは、有限個のパラメータによってシステムを表現できる。すなわち、μマルコフモデルを用いることで、実効抵抗R(k)の推定精度を維持しつつ、FIRモデルにおけるパラメータの数を削減して、演算負荷を低減することができる。
μ-マルコフモデルは線形回帰モデルで表される。実効抵抗推定部2は、システムの入力データと出力データとを最小二乗法等の手法で解析することによって、線形回帰モデルのパラメータベクトルを推定することができる。
パラメータベクトルを推定することで、バッテリシステムが同定され、x秒実効抵抗は、推定時刻kからx秒前までさかのぼる間の各時刻における入力に対するインパルス応答の和として算出することができる。
前記したように、μ-マルコフモデルにおける入力u(k)は電流i(k)であり、出力y(k)は過電圧η(k)である。実効抵抗推定部2(図1参照)は、入力u(k)として、電流センサ70の測定値i(k)を用いることができる。実効抵抗推定部2は、出力y(k)については、過電圧η(k)の推定値を算出する。
実効抵抗推定部2は、電圧センサ60および電流センサ70で測定された電流i(k)および端子電圧v(k)の時系列データを用いて、電流積算法またはカルマンフィルタ等の既知の手法により、SOC推定値SOC^(k)を算出することができる。なお、ここでのSOC推定値SOC^(k)は、推定装置1が最終的に推定する推定値ではなく、実効抵抗の推定処理に際して求められる、暫定的な値である。
実効抵抗推定部2は、メモリに格納されているSOC-OCV特性に基づいて、SOC推定値SOC^(k)をOCV推定値OCV^(k)に変換する。実効抵抗推定部2は、OCV推定値OCV^(k)と端子電圧v(k)との差を、過電圧推定値η^(k)として算出する。
実効抵抗推定部2は、過電圧推定値η^(k)と、電流i(k)を、最小二乗法等の手法で解析することで、バッテリシステムを表すμ-マルコフモデルのパラメータを同定し、実効抵抗R(k)を算出することができる。
前記したように、実効抵抗推定部2は、実効抵抗として、0.2秒実効抵抗、5秒実効抵抗および200秒実効抵抗をそれぞれ算出して、過電圧推定部3に入力する。
[SOCの推定処理]
図7は、本実施形態における推定装置1の処理を示すフローチャートである。
図7に示すように、推定装置1の実効抵抗推定部2は、電圧センサ60および電流センサ70によって測定された、端子電圧v(k)および電流i(k)の時系列データを取得する(ステップS01)。
実効抵抗推定部2は、端子電圧v(k)および電流i(k)の時系列データを用いて、実効抵抗R(k)(0.2秒実効抵抗、5秒実効抵抗および200秒実効抵抗)を算出する(ステップS02)。
過電圧推定部3の演算器31は、200秒実効抵抗と0.2秒実効抵抗の差を、拡散抵抗Rdとして演算する(ステップS03)。
演算器32は、5秒実効抵抗と0.2秒実効抵抗の差を、ステップ入力開始付近の電圧の上昇値Ruとして演算する(ステップS04)。
拡散容量取得部33は、マップを参照し、入力された拡散抵抗Rdと上昇値Ruに対応する拡散容量Cdを取得する(ステップS05)。
過電圧算出部34は、拡散抵抗Rdおよび拡散容量Cdを用いて、前記した式(2)により、ワールブルグインピーダンスZwを算出する(ステップS06)。
過電圧算出部34は、0.2秒実効抵抗を内部抵抗R0とし、内部抵抗R0とワールブルグインピーダンスZwとの和に電流i(k)を掛けて、過電圧η(k)を算出する(ステップS07)。
SOC推定部4の演算器41は、端子電圧v(k)と過電圧η(k)22の差を、OCVとして演算する(ステップS08)。OCV-SOC変換部42は、SOC-OCV特性を参照して、OCVをSOCに変換し、最終的な推定値SOC(k)として出力する(ステップS09)。
[数値シミュレーション]
本実施形態の有用性を、数値シミュレーションを通して説明する。
図8は、数値シミュレーションにおける電流パターンを示す図である。
図9は、図8に示す電流パターンから得られる実効抵抗の推定結果を示す図である。
図9の(a)は0.2秒実効抵抗、図9の(b)は5秒実効抵抗、図9の(c)は200秒実効抵抗を示す。
図10は、図9の実効抵抗を用いた推定結果を示す図である。
図10の(a)は拡散抵抗Rd、図10の(b)は拡散容量Cd、図10の(c)は過電圧ηを示す。
図11は、SOCの推定結果を示す図である。
図9~図11において、点線は推定値を示し、実線は真値を示している。
図8に示すように、電流の入力は、400秒程度までは微小である。
そのため、図9の(a)および図9の(b)に示すように、0.2秒実効抵抗および5秒実効抵抗は、400秒程度まで、推定値と真値の誤差が生じている。一方、図9の(c)に示すように200秒実効抵抗では、推定値と真値の誤差は小さい。
0.2秒実効抵抗および5秒実効抵抗の誤差が影響を与えるため、図10の(a)および図10の(b)に示すように、拡散抵抗Rdと拡散容量Cdの推定結果も、400秒程度までは推定誤差が生じている。
ただし、電流が微小な場合、過電圧も微小である。そのため、図10の(c)に示すように、拡散抵抗Rdと拡散容量Cdの推定誤差は、過電圧の推定結果に大きな影響を与えていない。結果として、図11に示すように、SOCの推定結果に与える影響も少なく、精度の高い推定結果が得られる。
以上の通り、本実施形態の推定装置1は、以下の構成を有する。
(1)推定装置1は、バッテリ50のSOC(充電率)を推定する。
推定装置1は、実効抵抗推定部2と、過電圧推定部3と、SOC推定部4(充電率推定部)と、を備える。
実効抵抗推定部2は、バッテリ50を流れる電流i(k)と、バッテリ50の端子電圧v(k)の測定値を用いて、バッテリ50への電流のステップ入力開始から所定時間(x秒)が経過するまでの過電圧変化に相当する実効抵抗R(k)を推定する。
過電圧推定部3は、実効抵抗R(k)を用いて、バッテリ50の等価回路モデルを構成するパラメータ(回路定数)を求めることで、バッテリ50の過電圧η(k)を推定する。
SOC推定部4は、過電圧η(k)から求められるバッテリ50の開回路電圧OCV(k)と、SOCとの関係を示すSOC-OCV特性に基づいて、バッテリ50のSOC(k)を推定する。
実効抵抗推定部2は、所定時間(x秒)が異なる複数の実効抵抗R(k)を推定する。
これによって、推定装置1は、SOCの推定精度を向上させることができる。
複数の異なる時間の実効抵抗(x秒実効抵抗)には、それぞれ、バッテリ50の内部状態が反映される。そのため、これらの値を用いることで、バッテリ50の等価回路モデルを構成するパラメータを推定することができる。これによって、一部のパラメータを設定値に置き換えた場合と比較して、バッテリ50のバラつきに対するSOCの推定精度のロバスト性を向上することができる。
(2)実効抵抗推定部2は、例えば、電流i(k)と端子電圧v(k)の測定値を用いて、μ-マルコフモデルによりバッテリ50のシステムを同定し、バッテリ50のシステムに基づいて、実効抵抗R(k)を推定することができる。
実効抵抗は複数の方法で推定することができるが、一例として、μ-マルコフモデルを用いて推定することができる。μ-マルコフモデルは、推定するパラメータの数を低減することができるため、推定装置1は、演算負荷を低減しつつ、SOCの推定精度を向上させることができる。
(3)実効抵抗推定部2は、所定時間(x秒)が異なる複数の実効抵抗として、第1の実効抵抗と、第2の実効抵抗と、を推定する。
第1の実効抵抗は、電流のステップ入力開始から、過電圧変化の収束時刻までの時間における実効抵抗であり、一例として200秒実効抵抗とすることができる。
第2の実効抵抗は、電流のステップ入力開始から、収束時刻より前の中間時刻までの時間における実効抵抗であり、一例として5秒実効抵抗とすることができる。
200秒実効抵抗(第1の実効抵抗)は、バッテリ50の等価回路モデルにおける拡散抵抗Rdとして用いることができる。
5秒実効抵抗(第2の実効抵抗)は、ステップ入力開始付近の電圧の上昇値Ruに対応するものであり、拡散抵抗Rdから拡散容量Cdを取得する処理に用いることができる。
すなわち、これらの実効抵抗を推定することで、バッテリシステムを同定するパラメータを推定することができる。
(4)実効抵抗推定部2は、所定時間が異なる複数の実効抵抗R(k)として、第1の実効抵抗および第2の実効抵抗に加えて、第3の実効抵抗を推定する。第3の実効抵抗は、電流のステップ入力開始から直後の時刻までの時間における実効抵抗であり、一例として0.2秒実効抵抗とすることができる。
バッテリ50の等価回路モデルは、内部抵抗R0(抵抗)とワールブルグインピーダンスZwとを直列に接続したものである。
過電圧推定部3は、0.2秒実効抵抗を、バッテリ50の等価回路モデルにおける、内部抵抗R0の値とする。
過電圧推定部3の演算器31は、200秒実効抵抗と0.2秒実効抵抗の差を、ワールブルグインピーダンスZwの拡散抵抗Rdとして算出する。
過電圧推定部3の演算器32は、5秒実効抵抗と0.2秒実効抵抗の差を、上昇値Ruとして算出する。拡散容量取得部33は、拡散抵抗Rdと上昇値Ruとに基づいて、ワールブルグインピーダンスZwの拡散容量Cdを求める。
過電圧推定部3の過電圧算出部34は、内部抵抗R0とワールブルグインピーダンスZwの拡散抵抗Rdおよび拡散容量Cdとを用いて、過電圧η(k)を算出する。
このように、3つの時間が異なる実効抵抗R(k)から、バッテリシステムを同定するパラメータである内部抵抗R0、拡散抵抗Rd、拡散容量Cdを推定することができる。これによって、推定装置1は、いずれかのパラメータを設定値に置き換える場合と比較して、過電圧η(k)の推定精度を向上させることができ、結果として、SOCの推定精度を向上させることができる。
1 推定装置
2 実効抵抗推定部
3 過電圧推定部
4 SOC推定部(充電率推定部)
31 演算器
32 演算器
33 拡散容量取得部
34 過電圧算出部
41 演算器
42 OCV-SOC変換部
50 バッテリ
60 電圧センサ
70 電流センサ

Claims (3)

  1. バッテリの充電率を推定する推定装置であって、
    前記バッテリを流れる電流と、前記バッテリの端子電圧の測定値を用いて、前記バッテリへの電流のステップ入力開始から所定時間が経過するまでの過電圧変化に相当する実効抵抗を推定する実効抵抗推定部と、
    前記実効抵抗を用いて、前記バッテリの等価回路モデルを構成する回路定数を求めることで、前記バッテリの過電圧を推定する過電圧推定部と、
    前記過電圧から求められる前記バッテリの開回路電圧と、前記充電率との関係を示すSOC-OCV特性に基づいて、前記バッテリの充電率を推定する充電率推定部と、を備え、
    前記実効抵抗推定部は、前記所定時間が異なる複数の実効抵抗として、前記電流のステップ入力開始から、前記過電圧変化の収束時刻までの第1の実効抵抗と、前記電流のステップ入力開始から、前記収束時刻より前の中間時刻までの第2の実効抵抗と、を推定する、推定装置。
  2. 前記実効抵抗推定部は、前記電流と前記端子電圧の測定値を用いて、μ-マルコフモデルにより前記バッテリのシステムを同定し、前記バッテリのシステムに基づいて、前記実効抵抗を推定する、請求項1記載の推定装置。
  3. 前記実効抵抗推定部は、前記所定時間が異なる複数の実効抵抗として、前記第1の実効抵抗および前記第2の実効抵抗に加えて、前記電流のステップ入力開始から直後の時刻までの第3の実効抵抗を推定し、
    前記バッテリの等価回路モデルは、抵抗とワールブルグインピーダンスとを直列に接続したものであり、
    前記過電圧推定部は、
    前記第3の実効抵抗を、前記バッテリの等価回路モデルにおける、前記抵抗の値とし、
    前記第1の実効抵抗と前記第3の実効抵抗の差を、前記ワールブルグインピーダンスの拡散抵抗とし、
    前記第2の実効抵抗と前記第3の実効抵抗の差と、前記拡散抵抗に基づいて、前記ワールブルグインピーダンスの拡散容量を求め、
    前記抵抗の値とワールブルグインピーダンスの拡散抵抗および拡散容量とを用いて、前記過電圧を算出する、請求項1または2に記載の推定装置。
JP2022200856A 2022-12-16 2022-12-16 推定装置 Active JP7266958B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022200856A JP7266958B1 (ja) 2022-12-16 2022-12-16 推定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022200856A JP7266958B1 (ja) 2022-12-16 2022-12-16 推定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP7266958B1 true JP7266958B1 (ja) 2023-05-01

Family

ID=86239459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022200856A Active JP7266958B1 (ja) 2022-12-16 2022-12-16 推定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7266958B1 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010064528A1 (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 カルソニックカンセイ株式会社 電池モデル同定方法
JP2010230469A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Calsonic Kansei Corp 二次電池劣化判定装置及び方法
JP2016003963A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 カルソニックカンセイ株式会社 電池モデル同定方法
JP2017116503A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 カルソニックカンセイ株式会社 状態推定装置
WO2018179562A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 三菱電機株式会社 蓄電池状態推定装置
WO2020145402A1 (ja) * 2019-01-11 2020-07-16 マレリ株式会社 システム同定方法及びシステム同定装置
JP2020112551A (ja) * 2019-01-11 2020-07-27 マレリ株式会社 システム同定方法及びシステム同定装置
JP2020144074A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 Fdk株式会社 リチウム一次電池の放電深度推定方法、及び放電深度推定装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010064528A1 (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 カルソニックカンセイ株式会社 電池モデル同定方法
JP2010230469A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Calsonic Kansei Corp 二次電池劣化判定装置及び方法
JP2016003963A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 カルソニックカンセイ株式会社 電池モデル同定方法
JP2017116503A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 カルソニックカンセイ株式会社 状態推定装置
WO2018179562A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 三菱電機株式会社 蓄電池状態推定装置
WO2020145402A1 (ja) * 2019-01-11 2020-07-16 マレリ株式会社 システム同定方法及びシステム同定装置
JP2020112551A (ja) * 2019-01-11 2020-07-27 マレリ株式会社 システム同定方法及びシステム同定装置
JP2020144074A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 Fdk株式会社 リチウム一次電池の放電深度推定方法、及び放電深度推定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5944291B2 (ja) バッテリのパラメータ等推定装置およびその推定方法
JP4763050B2 (ja) バッテリー状態推定方法及び装置
US20180246173A1 (en) Online determination of model parameters of lead acid batteries and computation of soc and soh
JP5349250B2 (ja) 電池モデル同定方法
JP6130275B2 (ja) 推定装置及び推定方法
US20090109046A1 (en) Adaptive Filter Algorithm for Estimating Battery State-of-Age
CN110418972A (zh) 电池单体充电状态估计方法和电池状态监测系统
CN110333450B (zh) 电池开路电压预估方法及系统
CN113383338B (zh) 模拟电池构建方法及模拟电池构建装置
KR20150019190A (ko) 배터리 충전 상태 추정 방법 및 이를 위한 장치
KR20170134193A (ko) 배터리의 충전 상태를 추정하는 방법 및 그 방법을 실행하는 배터리 관리 시스템
TWI768652B (zh) 模擬電池控制裝置、電子機器、充電器及模擬電池控制方法
WO2021131957A1 (ja) 電池性能評価方法および電池性能評価装置
JP6161133B2 (ja) データ抽出装置、データ抽出方法およびデータ抽出プログラム
KR20140093552A (ko) 배터리 용량 상태 추정 장치 및 이의 방법
US11970079B2 (en) Method for determining an ageing condition of a battery, computer program, memory means, control device and vehicle
CN110726937A (zh) 用于确定状态噪声协方差矩阵的方法和相应设备
JP2020112551A (ja) システム同定方法及びシステム同定装置
JP6528598B2 (ja) 二次電池の拡散抵抗同定装置
CN114646889A (zh) 确定电池模型参数的方法、程序产品和电池管理系统
JP7266958B1 (ja) 推定装置
CN111044924B (zh) 一种全工况电池剩余容量确定方法及系统
WO2017002953A1 (ja) データ抽出装置、データ抽出方法およびデータ抽出プログラム
CN116819346A (zh) 电池soc估算方法、装置、设备及存储介质
CN113826020B (zh) 二次电池检查方法和二次电池检查装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221216

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20221216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7266958

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

SZ02 Written request for trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316Z02

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

SZ02 Written request for trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316Z02

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350