JP7266242B2 - ガス微少漏洩検出装置及びガス微少漏洩検出システム - Google Patents

ガス微少漏洩検出装置及びガス微少漏洩検出システム Download PDF

Info

Publication number
JP7266242B2
JP7266242B2 JP2019109726A JP2019109726A JP7266242B2 JP 7266242 B2 JP7266242 B2 JP 7266242B2 JP 2019109726 A JP2019109726 A JP 2019109726A JP 2019109726 A JP2019109726 A JP 2019109726A JP 7266242 B2 JP7266242 B2 JP 7266242B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
counter
flow rate
value
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019109726A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020201190A (ja
Inventor
光男 横畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2019109726A priority Critical patent/JP7266242B2/ja
Priority to CN202010530904.0A priority patent/CN112082707A/zh
Publication of JP2020201190A publication Critical patent/JP2020201190A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7266242B2 publication Critical patent/JP7266242B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M3/00Investigating fluid-tightness of structures
    • G01M3/02Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum
    • G01M3/26Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by measuring rate of loss or gain of fluid, e.g. by pressure-responsive devices, by flow detectors
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K13/00Thermometers specially adapted for specific purposes
    • G01K13/02Thermometers specially adapted for specific purposes for measuring temperature of moving fluids or granular materials capable of flow

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Description

本発明は、ガス微少漏洩検出装置及びガス微少漏洩検出システムに関する。
従来、例えばガスボンベに収容されたLPガス(液化プロパンガス等)などの高圧ガスを、配管を通じて調理用コンロ等のガス器具に供給している。また、このようなガス供給システムにおいて、微少なガスの漏洩を検出する技術が、例えば特許文献1に開示されている。それによると、ガス供給路に圧力検知手段を設け、予め設定した期間内における検知結果が、所定の値以下であった場合に、ガスが漏洩していると判定することとしている。
即ち、ボイル・シャルルの法則からも分かるように、ガス供給路内のガス圧は、特にガスが使用されておらず閉栓されている状況においては、周辺環境の温度変化に応じて変化する。従って、予め設定した期間(例えば、1週間)において、ガス圧の変動が非常に少なかった場合には、ガス供給路の何れかで漏洩が生じている可能性があると推測できる。簡単に言えば、ガス供給路内のガスを長期間継続して観測すれば、温度変化に伴う圧力変化が生じるはずであり、この期間中に大きな圧力変化がなければ、圧力を逃がすガス漏れが生じていると推測できる。特許文献1に係る技術思想は、このような原理に基づくものである。
特開平4-93739号公報
しかしながら、ガス供給路が、地中深くに埋設されている場合のように、その設置場所がそもそも温度変化の乏しい環境である場合もある。この場合、ガスの温度変化が少ないために、長期的に見てもガスの圧力変化も小さくなる。そのため、特許文献1の技術によれば、ガスの漏洩が生じていなくても、長期的なガス圧の変動が小さいことを条件にしてガスの漏洩があると誤判定してしまう。その結果、ガス供給路に対する必要のない点検及び補修のために、メンテナンス作業員が現場に出動するという事態が発生し、好ましくない。
そこで本発明は、上述したような事情に鑑みて、ガス供給路の周辺環境(特に、温度環境)をより考慮して、漏洩判定の精度を向上することができるガス微少漏洩検出装置及びガス微少漏洩検出システムを提供することを目的とする。
本発明に係るガス微少漏洩検出装置は、ガス流路内のガスの流量を取得するガス流量取得部と、前記ガス流路内のガス圧を検出する圧力検出部と、前記ガス流路内のガス温度を検出する温度検出部と、警報部と、制御部と、を備え、前記制御部は、所定の第1期間中に前記ガス流量取得部で取得した前記流量が無とならなかった場合にカウントし、前記流量が無の場合にリセットする流量有カウンタと、前記第1期間中に前記ガス流量取得部で取得した前記流量が無となった後、前記圧力検出部で検出した前記ガス圧の上昇値が、所定の第1圧力閾値以上にならなかった場合にカウントし、前記第1圧力閾値以上になった場合にリセットする圧力上昇無カウンタと、前記第1期間中に前記ガス流量取得部で取得した前記流量が無となった後、前記温度検出部が検出した前記ガス温度の上昇値が、第1温度閾値以上になったと判定した場合にカウントし、前記第1圧力閾値以上になった場合にリセットする温度上昇有カウンタと、を有し、前記第1期間毎に、前記流量有カウンタと前記圧力上昇無カウンタと前記温度上昇有カウンタによるカウントを実行し、前記圧力上昇無カウンタの値が第1所定値に達した場合に、前記流量有カウンタの値と前記温度上昇有カウンタの値に応じて、前記警報部による警報の有無を判断するように構成されている。
このような構成とすることにより、ガスの漏洩検出の精度を向上することができる。すなわち、第1期間(例えば、24時間)内にガス圧の上昇値が第1圧力閾値未満であったとしても、その間のガス温度があまり変化していなければ、ガス圧の変化が小さい要因はガス温度の変化が小さかったからと推測される。
このため、本発明に係るガス微少漏洩検出装置では、カウントした温度上昇有カウンタ数考慮することで、特許文献1に開示されている発明に比して、ガスの漏洩検出の精度を向上させることができる。
また、本発明に係るガス微少漏洩検出システムは、監視センターと、ガス流路内のガスの流量を取得するガス流量取得部と、前記ガス流路内のガス圧を検出する圧力検出部と、前記ガス流路内のガス温度を検出する温度検出部と、警報部と、前記監視センターと送受信を行う無線モジュールと、制御部と、を有する、ガス微少漏洩検出装置と
を備え、前記制御部は、所定の第1期間中に前記ガス流量取得部で取得した前記流量が無とならなかった場合にカウントし、前記流量が無の場合にリセットする流量有カウンタと、前記第1期間中に前記ガス流量取得部で取得した前記流量が無となった後、前記圧力検出部で検出した前記ガス圧の上昇値が、所定の第1圧力閾値以上にならなかった場合にカウントし、前記第1圧力閾値以上になった場合にリセットする圧力上昇無カウンタと、前記第1期間中に前記ガス流量取得部で取得した前記流量が無となった後、前記温度検出部が検出した前記ガス温度の上昇値が、第1温度閾値以上になったと判定した場合にカウントし、前記第1圧力閾値以上になった場合にリセットする温度上昇有カウンタと、を有し、前記第1期間毎に、前記流量有カウンタと前記圧力上昇無カウンタと前記温度上昇有カウンタによるカウントを実行し、前記圧力上昇無カウンタの値が第1所定値に達した場合に、前記警報部に警告を出させる許可を求める信号である第1信号を前記無線モジュールから前記監視センターに出力するように構成されていて、前記監視センターは、前記制御部から前記第1信号が入力されると、前記流量有カウンタの値と前記温度上昇有カウンタの値に応じて、前記警報部による警報の有無を判断するように構成されている。
このような構成とすることにより、ガスの漏洩検出の精度を向上することができる。すなわち、第1期間(例えば、24時間)内にガス圧の上昇値が第1圧力閾値未満であったとしても、その間のガス温度があまり変化していなければ、ガス圧の変化が小さい要因はガス温度の変化が小さかったからと推測される。
このため、本発明に係るガス微少漏洩検出システムでは、カウントした温度上昇有カウンタ数を考慮することで、特許文献1に開示されている発明に比して、ガスの漏洩を誤検知することを抑制することができ、ガスの漏洩検出の精度を向上させることができる。
本発明によれば、ガス供給路の周辺環境(特に、温度環境)をより考慮して、漏洩判定の精度を向上することができる、ガス微少漏洩検出装置及びガス微少漏洩検出システムを提供することができる。
図1は、本実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置を適用可能なガス供給システムの一例を示す模式図である。 図2は、図1に示すガス微少漏洩検出装置の概略構成を示す模式図である。 図3Aは、本実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図3Bは、本実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図3Cは、本実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図4は、本実施の形態2に係るガス微少漏洩検出システムの概略構成を示す模式図である。 図5Aは、本実施の形態2に係るガス微少漏洩検出システムにおける、ガス微少漏洩検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図5Bは、本実施の形態2に係るガス微少漏洩検出システムにおける、ガス微少漏洩検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図5Cは、本実施の形態2に係るガス微少漏洩検出システムにおける、ガス微少漏洩検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、本実施の形態2に係るガス微少漏洩検出システムにおける、監視センターの動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、全ての図面において、本発明を説明するために必要となる構成要素を抜粋して図示しており、その他の構成要素については図示を省略している場合がある。さらに、本発明は以下の実施の形態に限定されない。
(実施の形態1)
本実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置は、ガス流路内のガスの流量を取得するガス流量取得部と、ガス流路内のガス圧を検出する圧力検出部と、ガス流路内のガス温度を検出する温度検出部と、警報部と、制御部と、を備え、制御部は、所定の第1期間中にガス流量取得部で取得した流量が無とならなかった場合にカウントし、流量が無の場合にリセットする流量有カウンタと、第1期間中にガス流量取得部で取得した流量が無となった後、圧力検出部で検出したガス圧の上昇値が、所定の第1圧力閾値以上にならなかった場合にカウントし、第1圧力閾値以上になった場合にリセットする圧力上昇無カウンタと、第1期間中にガス流量取得部で取得した流量が無となった後、温度検出部が検出したガス温度の上昇値が、第1温度閾値以上になったと判定した場合にカウントし、第1圧力閾値以上になった場合にリセットする温度上昇有カウンタと、を有し、第1期間毎に、流量有カウンタと圧力上昇無カウンタと温度上昇有カウンタによるカウントを実行し、圧力上昇無カウンタの値が第1所定値に達した場合に、流量有カウンタの値と温度上昇有カウンタの値に応じて、警報部による警報の有無を判断するように構成されている。
また、本実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置では、制御部は、圧力上昇無カウンタの値が第1所定値に達した場合、温度上昇有カウンタが第2所定値以上の場合に、警報部による警報を行うように構成されていてもよい。
また、本実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置では、制御部は、圧力上昇無カウンタの値が第1所定値に達した場合、温度上昇有カウンタが第2所定値未満で、流量有カウンタの値が第3所定値以上の場合に、警報部による警報を行うように構成されていてもよい。
さらに、本実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置では、制御部は、流量有カウンタの値が第4所定値に達した場合、警報部による警報を行うように構成されていてもよい。
以下、本実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[ガス微少漏洩検出装置の構成]
まず、本実施の形態に係るガス微少漏洩検出装置を備える、ガス供給システムの構成について、図1を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置を適用可能なガス供給システムの一例を示す模式図である。
図1に示すように、ガス供給システム200は、LPガス等を収容するガスボンベ1のガス排出口に、圧力調整部2を介し、ガス流路3を形成するガス管の上流端が接続されている。ガス流路3の途中には、ガス微少漏洩検出装置100が取り付けられており、ガス流路3の下流端には、例えば、ガスコンロ等のガス器具6がガス栓5を介して接続されている。
次に、図2を参照しながら、本実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置について、説明する。
図2は、図1に示すガス微少漏洩検出装置の概略構成を示す模式図である。
図2に示すように、本実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置100は、ガスガス流量取得部10、圧力検出部20、温度検出部30、警報部40、制御部50を有している。
ガス流量取得部10は、例えば、公知の流量計測部で構成されていてもよい。また、ガス流量取得部10は、流量計測部と、当該流量計測部が検知し、制御部50によって算出された流量情報を記憶するメモリと、から構成されていてもよく、監視センターと送受信することで、ロードサーベイで構成されていてもよい。流量計測部としては、例えば、超音波振動子からなる送受信器、及び水晶振動子等からなる発振回路を有する流量計測部を用いてもよい。
圧力検出部20は、ガス流路3内を通流するガスの圧力を測定する公知の圧力検出部を採用することができる。また、温度検出部30も、ガス流路3内を通流するガスの温度を測定する公知の温度検出部を採用することができる。
なお、温度検出部として、本実施の形態で例示する温度検出部30のように、ガス漏洩検出用に別途備える形態を採用してもよいが、これに限定されない。例えば、別に設けられた機器からの出力に基づいて、ガスの温度を測定する形態を採用してもよい。例えば、上述したガス流量取得部10が備える水晶振動子等は、その発振周波数が所定の温度特性を有することから、発振周波数と温度との関係を予め取得しておくことにより、発振周波数からガスの温度を取得することができる。このように、専用の温度検出部を備えることなく、ガス流量取得部10の水晶振動子の出力(発振周波数)から、ガスの温度を取得するようにしてもよい。
警報部40は、警告を外部に知らせることができれば、どのような構成であってもよい。外部に知らせる態様としては、例えば、ガス微少漏洩検出装置100の表示部(画面)に、文字データ又は画像データ等を表示させる態様であってもよく、スピーカ又はサイレン等により音声で知らせる態様であってもよく、光又は色で知らせるような態様であってもよい。また、通信ネットワークを介してスマートフォン、携帯電話、又はタブレット型コンピュータ等にメール又はアプリで知らせる態様であってもよい。
制御部50は、マイクロコンピュータで構成されていてもよく、MPU、PLC(Programmable Logic Controller)、論理回路等によって構成されていてもよい。また、制御部50は、演算部51及び記憶部52を有している。演算部51といては、CPU等を使用することができ、記憶部52としては、ROM及び/又はRAM等の公知のメモリを使用することができる。そして、演算部51が、記憶部52に記憶されている所定のプログラム等を実行することにより、温度上昇有カウンタ52A、圧力上昇無カウンタ52B、及び流量有カウンタ52Cが実現される。
[ガス微少漏洩検出装置の動作(運転方法)及び作用効果]
次に、本実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置の動作及び作用効果について、図1~図3Cを参照しながら説明する。
図3A~図3Cは、本実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下の動作は、第1期間毎に、制御部50の演算部51が、記憶部52に格納されているプログラムを読み出すことにより、実行される。ここで、第1期間は、予め設定されている所定の期間であり、例えば、2時間であってもよく、12時間であってもよく、24時間であってもよく、日単位であってもよい。
図3A~図3Cに示すように、制御部50は、ガス流量取得部10からガスの流量を取得する(ステップS101)。ついで、制御部50は、ステップS101で取得したガスの流量から、第1期間中にガスの流量が無になったか否かを判定する(ステップS102)。ここで、ガスの流量が無であるとは、ガス流路3内をガスが通流していない状態だけでなく、ガス流量取得部10が検知した流量値が実質的に0と見做せる流量を含む。
制御部50は、第1期間中にガスの流量が無になってはいないと判定した場合(ステップS102でNo)には、流量有カウンタ52Cの流量有カウンタ数(流量有カウンタの値)をカウントする(カウンタ数を1繰り上げる)。
次に、制御部50は、流量有カウンタ52Cにカウントされている流量有カウンタ数を取得し(ステップS104)、取得した流量有カウンタ数が、予め設定されている第4所定値に達しているか否かを判定する(ステップS105)。ここで、第4所定値は、適宜設定することができ、例えば、第1期間を24時間(即ち1日)として、30日で判断する場合は、第4所定値は30に設定される。
制御部50は、ステップS104で取得した流量有カウンタ数が、第4所定値に達していると判定した場合(ステップS105でYes)には、警報部40に警報を行わせる(ステップS106)。この場合、警報部40は、流量計測によるガス漏洩が発生していることを示す警報を実施するように構成されていてもよい。これにより、メンテナンス作業員及び/又は監視センターは、ガス漏洩の警報を探知することができる。
ついで、制御部50は、流量有カウンタ52Cの流量有カウンタ数をリセット(初期化;カウント数を0にする)して(ステップS107)、本プログラムを終了する。なお、流量有カウンタ数のリセットは、メンテナンス作業員及び/又は監視センターからの指示によって実行されてもよい。
一方、制御部50は、ステップS104で取得した流量有カウンタ数が、第4所定値に達していないと判定した場合(ステップS105でNo)には、圧力上昇無カウンタ52Bの圧力上昇無カウンタ数(圧力上昇無カウンタの値)をカウントする(カウンタ数を1繰り上げる;ステップS113)。ガス流路3内をガスが通流している場合には、圧力値を検出することができないが、冗長性の観点から、圧力上昇無カウンタ52Bの圧力上昇無カウンタ数をカウントすることにしている。なお、ステップS113以降の処理については、後述する。
また、制御部50は、ステップS101で取得したガスの流量から、第1期間中にガスの流量が無となったと判定した場合(ステップS102でYes)には、流量有カウンタ52Cの流量有カウンタ数をリセットする(ステップS108)。
次に、制御部50は、圧力検出部20が検出したガス圧を取得する(ステップS109)。ついで、制御部50は、ステップS108で取得したガス圧を基に、第1期間中に、ガス圧の上昇値ΔPが、所定の第1圧力閾値ΔP1(例えば、20パスカル)以上になったか否かを判定する(ステップS110)。
制御部50は、第1期間中に、ガス圧の上昇値ΔPが第1圧力閾値ΔP1以上になったと判定した場合(ステップS110でYes)には、圧力上昇無カウンタ52Bの圧力上昇無カウンタ数をリセットし(ステップS111)、温度上昇カウンタ52Aの温度上昇カウンタ数(温度カウンタの値)をリセットして(ステップS112)、本プログラムを終了する。
一方、制御部50は、第1期間中に、ガス圧の上昇値ΔPが第1圧力閾値ΔP1以上にならなかったと判定した場合(ステップS110でNo)には、圧力上昇無カウンタ52Bの圧力上昇無カウンタ数をカウントする(カウンタ数を1繰り上げる;ステップS113)。
次に、制御部50は、温度検出部30が検出したガス温度を取得する(ステップS114)。ついで、制御部50は、ステップS114で取得したガス温度を基に、第1期間中に、ガス温度の上昇値ΔTが、所定の第1温度閾値ΔT1(例えば、5℃)以上になったか否かを判定する(ステップS115)。
制御部50は、第1期間内のガス温度の上昇値ΔTが、所定の第1温度閾値ΔT1以上になったと判定した場合(ステップS115でYes)には、温度上昇無カウンタ52Aの温度上昇無カウンタ数をカウントし(カウンタ数を1繰り上げる;ステップS116)、ステップS117の処理を実行する。一方、制御部50は、第1期間内のガス温度の上昇値ΔTが、所定の第1温度閾値ΔT1以上になっていないと判定した場合(ステップS115でNo)には、ステップS117の処理を実行する。
ステップS117では、制御部50は、圧力上昇無カウンタ52Bにカウントされている圧力上昇無カウンタ数を取得する。ついで、制御部50は、ステップS117で取得した圧力上昇無カウンタ数が、予め設定されている第1所定値に達しているか否かを判定する(ステップS118)。ここで、第1所定値は、適宜設定することができ、例えば、第1期間を24時間(即ち1日)として、30日で判断する場合は、第1所定値は30に設定される。
制御部50は、圧力上昇無カウンタ数が、予め設定されている第1所定値に達していないと判定した場合(ステップS118でNo)には、本プログラムを終了する。一方、制御部50は、圧力上昇無カウンタ数が、予め設定されている第1所定値に達していると判定した場合(ステップS118でYes)には、制御部50は、温度上昇有カウンタ52Aにカウントされている温度上昇有カウンタ数を取得する(ステップS119)。
次に、制御部50は、ステップS119で取得した温度上昇有カウンタ数が、予め設定されている第2所定値以上であるか否かを判定する(ステップS120)。ここで、第2所定値は、適宜設定することができ、例えば、第1期間を24時間(即ち1日)として、5日で判断する場合は、第2所定値は5に設定される。
制御部50は、ステップS119で取得した温度上昇有カウンタ数が、第2所定値以上であると判定した場合(ステップS120でYes)には、警報部40に警報を行わせて(ステップS121)、本プログラムを終了する。
この場合、警報部40は、圧力計測によるガス漏洩が発生していることを示す警報を実施するように構成されていてもよい。ガスの温度が上昇した場合には、ガス圧が上昇するはずなので、ガス圧の上昇を検知していないということは、ガスが漏洩しているおそれがあると判断することができるからである。これにより、メンテナンス作業員及び/又は監視センターは、ガス漏洩の警報を探知することができる。
なお、ガスの温度が上昇しない場合としては、上述したように、ガス供給路が、地中深くに埋設されている場合、ガス微少漏洩検出装置100が、日光が当たらないような場所又は寒冷地に設置されている場合等が挙げられる。
一方、制御部50は、温度上昇有カウンタ数が、第2所定値未満であると判定した場合(ステップS120でNo)には、流量有カウンタ52Cでカウントされている流量有カウンタ数を取得する(ステップS122)。
次に、制御部50は、ステップS122で取得した流量有カウンタ数が、予め設定されている第3所定値以上であるか否かを判定する(ステップS123)。ここで、第3所定値は、適宜設定することができ、第1期間を24時間(即ち1日)として、10日で判断する場合は、第3所定値は10に設定される。
制御部50は、流量有カウンタ数が第3所定値以上であると判定した場合(ステップS123でYes)には、警報部40に警報を行わせて(ステップS124)、本プログラムを終了する。これにより、メンテナンス作業員及び/又は監視センターは、ガス漏洩の警報を探知することができる。
一方、制御部50は、流量有カウンタ数が第3所定値以上ではないと判定した場合(ステップS123でNo)には、圧力上昇無カウンタ52Bの圧力上昇無カウンタ数をリセットし(ステップS125)、温度上昇有カウンタ52Aの温度上昇カウンタ数をリセットして(ステップS126)、本プログラムを終了する。
このように構成された、本実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置100では、制御部50が、圧力上昇無カウンタ数が第1所定値に達したと判定した場合(ステップS118でYes)に、流量有カウンタの値と温度上昇有カウンタの値に応じて、警報部40による警報の有無を判断するように構成されている。
具体的には、制御部50は、温度上昇有カウンタ数が、第2所定値以上であると判定した場合(ステップS120でYes)には、警報部40に警報を行わせる(ステップS121)。ガスの温度が上昇した場合には、ガス圧が上昇するはずである。このため、ガスの温度が上昇しているにもかかわらず、ガス圧の上昇を検知していないということは、ガスが漏洩しているおそれがあると判断することができるからである。
また、制御部50は、温度上昇有カウンタ数が、第2所定値未満であると判定した場合(ステップS120でNo)であっても、流量有カウンタ数が第3所定値以上であると判定した場合(ステップS123でYes)には、警報部40に警報を行わせる(ステップS124)。ガス流路3内をガスが通流している期間が、長期にわたっているため、ガスが漏洩しているおそれがあると判断することができるからである。
これにより、特許文献1に開示されている発明に比して、ガスの漏洩検出の精度を向上させることができる。
逆に、制御部50は、圧力上昇無カウンタ数が第1所定値に達したと判定した場合(ステップS118でYes)であっても、温度上昇有カウンタ数が、第2所定値未満であると判定(ステップS120でNo)し、かつ、流量有カウンタ数が第3所定値以上ではないと判定した場合(ステップS123でNo)には、警報部40に警報を行わせないように構成されている。
ガスの温度が上昇しておらず、ガス圧の上昇も検知しておらず、かつ、ガス流路3内をガスが通流している期間が、長期にわたっていなければ、ガスが漏洩しているおそれがないと判断することができるからである。
これにより、不必要な点検を抑制することができる。このため、特許文献1に開示されている発明に比して、ガスの漏洩を誤検知することを抑制することができ、ガスの漏洩検出の精度を向上させることができる。
なお、制御部50は、ステップS114及びステップS115の処理をステップS109及びステップS110の処理よりも先に実行し、ガスの温度が上昇していないと判定したにもかかわらず、ガス圧が上昇したと判定したような場合には、圧力検出部20及び/又は温度検出部30が故障しているおそれがあるとして、警報部40に警告を出すように構成されていてもよい。これにより、特許文献1に開示されている発明に比して、冗長性を担保することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態2に係るガス微少漏洩検出システムは、監視センターと、ガス流路内のガスの流量を取得するガス流量取得部と、ガス流路内のガス圧を検出する圧力検出部と、ガス流路内のガス温度を検出する温度検出部と、警報部と、監視センターと送受信を行う無線モジュールと、制御部と、を有する、ガス微少漏洩検出装置と、を備え、制御部は、所定の第1期間中にガス流量取得部で取得した流量が無とならなかった場合にカウントし、流量が無の場合にリセットする流量有カウンタと、第1期間中にガス流量取得部で取得した流量が無となった後、圧力検出部で検出したガス圧の上昇値が、所定の第1圧力閾値以上にならなかった場合にカウントし、第1圧力閾値以上になった場合にリセットする圧力上昇無カウンタと、第1期間中にガス流量取得部で取得した流量が無となった後、温度検出部が検出したガス温度の上昇値が、第1温度閾値以上になったと判定した場合にカウントし、第1圧力閾値以上になった場合にリセットする温度上昇有カウンタと、を有し、第1期間毎に、流量有カウンタと圧力上昇無カウンタと温度上昇有カウンタによるカウントを実行し、圧力上昇無カウンタの値が第1所定値に達した場合に、警報部に警告を出させる許可を求める信号である第1信号を無線モジュールから監視センターに出力するように構成されていて、監視センターは、制御部から第1信号が入力されると、流量有カウンタの値と温度上昇有カウンタの値に応じて、警報部による警報の有無を判断するように構成されている。
また、本実施の形態2に係るガス微少漏洩検出システムでは、監視センターは、制御部から第1信号が入力されると、温度上昇有カウンタの値を取得し、取得した温度上昇有カウンタの値が第2所定値以上の場合に、警報部による警報の表示を許可する信号である許可信号を制御部に出力するように構成されていて、制御部は、監視センターから許可信号が入力されると、警報部による警報を行うように構成されていてもよい。
また、本実施の形態2に係るガス微少漏洩検出システムでは、監視センターは、制御部から第1信号が入力されると、温度上昇有カウンタの値と流量有カウンタの値を取得し、取得した温度上昇有カウンタの値が第2所定値未満で、流量有カウンタの値が第3所定値以上の場合に、警報部による警報の表示を許可する信号である許可信号を制御部に出力するように構成されていて、制御部は、監視センターから許可信号が入力されると、警報部による警報を行うように構成されていてもよい。
さらに、本実施の形態2に係るガス微少漏洩検出システムでは、制御部は、流量有カウンタの値が第4所定値に達した場合、警報部による警報を行うように構成されていてもよい。
以下、本実施の形態2に係るガス微少漏洩検出システムの一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[ガス微少漏洩検出システムの構成]
図4は、本実施の形態2に係るガス微少漏洩検出システムの概略構成を示す模式図である。
図4に示すように、本実施の形態2に係るガス微少漏洩検出システム300は、ガス微少漏洩検出装置100及び監視センター110を備えている。
ガス微少漏洩検出装置100は、実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置100と同様に、ガス流量取得部10、圧力検出部20、温度検出部30、警報部40、制御部50を有していて、制御部50は、監視センター110と送受信するための無線モジュール53をさらに有している。なお、本実施の形態2におけるガス微少漏洩検出装置100は、実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置100と同様に構成されているため、その詳細な説明を省略する。
監視センター110は、制御部60を有している。制御部60は、演算部61、記憶部62、及びガス微少漏洩検出装置100と送受信するための無線モジュール63を有している(図示せず)。なお、制御部60は、ガス微少漏洩検出装置100における制御部50と同様に構成されているため、その詳細な説明を省略する。
[ガス微少漏洩検出システムの動作及び作用効果]
次に、本実施の形態2に係るガス微少漏洩検出システムの動作及び作用効果を図4~図6を参照しながら説明する。
図5A~図5Cは、本実施の形態2に係るガス微少漏洩検出システムにおける、ガス微少漏洩検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下の動作は、第1期間毎に、制御部50の演算部51が、記憶部52に格納されているプログラムを読み出すことにより、実行される。
図5A~図5Cに示すように、制御部50は、ガス流量取得部10からガスの流量を取得する(ステップS201)。ついで、制御部50は、ステップS201で取得したガスの流量から、第1期間中にガスの流量が無になったか否かを判定する(ステップS202)。ここで、ガスの流量が無であるとは、ガス流路3内をガスが通流していない状態だけでなく、ガス流量取得部10が検知した流量値が実質的に0と見做せる流量を含む。
制御部50は、第1期間中にガスの流量が無になってはいないと判定した場合(ステップS202でNo)には、流量有カウンタ52Cの流量有カウンタ数(流量有カウンタの値)をカウントする(カウンタ数を1繰り上げる)。
次に、制御部50は、流量有カウンタ52Cにカウントされている流量有カウンタ数を取得し(ステップS204)、取得した流量有カウンタ数が、予め設定されている第4所定値に達しているか否かを判定する(ステップS205)。ここで、第4所定値は、適宜設定することができ、例えば、第1期間を24時間(即ち1日)として、30日で判断する場合は、第4所定値は30に設定される。
制御部50は、ステップS204で取得した流量有カウンタ数が、第4所定値に達していると判定した場合(ステップS205でYes)には、警報部40に警報を行わせる(ステップS206)。この場合、警報部40は、流量計測によるガス漏洩が発生していることを示す警報を実施するように構成されていてもよい。これにより、メンテナンス作業員及び/又は監視センターは、ガス漏洩の警報を探知することができる。
ついで、制御部50は、流量有カウンタ52Cの流量有カウンタ数をリセット(初期化;カウント数を0にする)して(ステップS207)、本プログラムを終了する。なお、流量有カウンタ数のリセットは、メンテナンス作業員及び/又は監視センターからの指示によって実行されてもよい。
一方、制御部50は、ステップS204で取得した流量有カウンタ数が、第4所定値に達していないと判定した場合(ステップS205でNo)には、圧力上昇無カウンタ52Bの圧力上昇無カウンタ数(圧力上昇無カウンタの値)をカウントする(カウンタ数を1繰り上げる;ステップS213)。ガス流路3内をガスが通流している場合には、圧力値を検出することができないが、冗長性の観点から、圧力上昇無カウンタ52Bの圧力上昇無カウンタ数をカウントすることにしている。なお、ステップS213以降の処理については、後述する。
また、制御部50は、ステップS201で取得したガスの流量から、第1期間中にガスの流量が無となったと判定した場合(ステップS202でYes)には、流量有カウンタ52Cの流量有カウンタ数をリセットする(ステップS208)。
次に、制御部50は、圧力検出部20が検出したガス圧を取得する(ステップS209)。ついで、制御部50は、ステップS208で取得したガス圧を基に、第1期間中に、ガス圧の上昇値ΔPが、所定の第1圧力閾値ΔP1(例えば、20パスカル)以上になったか否かを判定する(ステップS210)。
制御部50は、第1期間中に、ガス圧の上昇値ΔPが第1圧力閾値ΔP1以上になったと判定した場合(ステップS210でYes)には、圧力上昇無カウンタ52Bの圧力上昇無カウンタ数をリセットし(ステップS211)、温度上昇カウンタ52Aの温度上昇カウンタ数(温度カウンタの値)をリセットして(ステップS212)、本プログラムを終了する。
一方、制御部50は、第1期間中に、ガス圧の上昇値ΔPが第1圧力閾値ΔP1以上にならなかったと判定した場合(ステップS210でNo)には、圧力上昇無カウンタ52Bの圧力上昇無カウンタ数をカウントする(カウンタ数を1繰り上げる;ステップS213)。
次に、制御部50は、温度検出部30が検出したガス温度を取得する(ステップS214)。ついで、制御部50は、ステップS214で取得したガス温度を基に、第1期間中に、ガス温度の上昇値ΔTが、所定の第1温度閾値ΔT1(例えば、5℃)以上になったか否かを判定する(ステップS215)。
制御部50は、第1期間内のガス温度の上昇値ΔTが、所定の第1温度閾値ΔT1以上になったと判定した場合(ステップS215でYes)には、温度上昇無カウンタ52Aの温度上昇無カウンタ数をカウントし(カウンタ数を1繰り上げる;ステップS216)、ステップS217の処理を実行する。一方、制御部50は、第1期間内のガス温度の上昇値ΔTが、所定の第1温度閾値ΔT1以上になっていないと判定した場合(ステップS215でNo)には、ステップS217の処理を実行する。
ステップS217では、制御部50は、圧力上昇無カウンタ52Bにカウントされている圧力上昇無カウンタ数を取得する。ついで、制御部50は、ステップS217で取得した圧力上昇無カウンタ数が、予め設定されている第1所定値に達しているか否かを判定する(ステップS218)。
制御部50は、圧力上昇無カウンタ数が、予め設定されている第1所定値に達していないと判定した場合(ステップS218でNo)には、本プログラムを終了する。一方、制御部50は、圧力上昇無カウンタ数が、予め設定されている第1所定値に達していると判定した場合(ステップS218でYes)には、ステップS219の処理を実行する。
ステップS219では、制御部50は、無線モジュール53を介して、監視センター110に警報部40に警報を出させる許可を求める信号である第1信号を出力する。
ここで、第1信号が入力された監視センター110の動作について、図6を参照しながら説明する。
図6は、本実施の形態2に係るガス微少漏洩検出システムにおける、監視センターの動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下の動作は、制御部60の演算部61が、記憶部62に格納されているプログラムを読み出すことにより、実行される。
図6に示すように、監視センター110の制御部60は、ガス微少漏洩検出装置100の制御部50から第1信号が入力されたか否かを判定する(ステップS301)。制御部60は、制御部50から第1信号が入力されていないと判定した場合(ステップS301でNo)には、例えば、50msec後に再び、ステップS301の処理を実行する。
一方、制御部60は、制御部50から第1信号が入力されたと判定した場合(ステップS301でYes)には、無線モジュール63及び無線モジュール53介して、ガス微少漏洩検出装置100の温度上昇有カウンタ52Aにカウントされている温度上昇有カウンタ数を取得する(ステップS302)。
次に、制御部60は、ステップS302で取得した温度上昇有カウンタ数が、第2所定値以上であるか否かを判定する(ステップS303)。制御部60は、温度上昇有カウンタ数が、第2所定値以上であると判定した場合(ステップS303でYes)には、警報部40に警報を出すことを許可する信号である、許可信号を出力させて(ステップS304)、本プログラムを終了する。
一方、制御部60は、温度上昇有カウンタ数が、第2所定値未満であると判定した場合(ステップS303でNo)には、流量有カウンタ52Cでカウントされている流量有カウンタ数を取得する(ステップS305)。ついで、制御部50は、ステップS305で取得した流量有カウンタ数が、予め設定されている第3所定値以上であるか否かを判定する(ステップS306)。
制御部50は、流量有カウンタ数が第3所定値以上であると判定した場合(ステップS306でYes)には、許可信号を出力させて(ステップS307)、本プログラムを終了する。一方、制御部50は、流量有カウンタ数が第3所定値以上ではないと判定した場合(ステップS306でNo)には、不許可信号を出力させて(ステップS308)、本プログラムを終了する。
このような監視センター110の動作を受けて、ガス微少漏洩検出装置100の制御部50は、以下のように、ステップS220以降の動作(処理)を実行する。
図5Cに示すように、制御部50は、監視センター110に第1信号を出力した(ステップS219)後に、監視センター110から信号が入力されたか否かを判定する(ステップS220)。
制御部50は、監視センター110から信号が入力されていないと判定した場合(ステップS220でNo)には、タイマーにより、時間を計測する(ステップS221)。ついで、制御部50は、ステップS221で取得した時間情報を基に、監視センター110に第1信号を出力してから経過した時間が、第2期間を経過したか否かを判定する(ステップS222)。ここで、第2期間は、予め設定されている所定の期間であり、例えば、5分であってもよく、1時間であってもよい。
制御部50は、監視センター110に第1信号を出力してから経過した時間が、第2期間を経過していないと判定した場合(ステップS222でNo)には、ステップS220の処理に戻り、監視センター110から信号が入力されていない状態で、監視センター110に第1信号を出力してから経過した時間が、第2期間を経過したと判定するまで、ステップS220~ステップS222の処理を実行する。
一方、制御部50は、監視センター110に第1信号を出力してから経過した時間が、第2期間を経過したと判定した場合(ステップS222でYes)には、警報部40に警報を実行させて(ステップS223)、本プログラムを終了する。
また、制御部50は、監視センター110から信号が入力されたと判定した場合(ステップS220でYs)には、入力された信号が許可信号であるか、不許可信号であるかを判定する(ステップS224)。制御部50は、監視センター110から信号が入力された信号が許可信号であると判定した場合には、警報部40に警報を出力させて(ステップS225)、本プログラムを終了する。
一方、制御部50は、監視センター110から信号が入力された信号が不許可信号であると判定した場合には、警報部40に警報を出力させない(ステップS226)。ついで、制御部50は、圧力上昇無カウンタ52Bの圧力上昇無カウンタ数をリセットし(ステップS227)、温度上昇有カウンタ52Aの温度上昇カウンタ数をリセットして(ステップS228)、本プログラムを終了する。
このように構成された、本実施の形態2に係るガス微少漏洩検出システム300であっても、実施の形態1に係るガス微少漏洩検出装置100と同様の作用効果を奏する。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良又は他の実施形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の形態を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
本発明に係るガス微少漏洩検出装置及びガス微少漏洩検出システムは、ガス供給路の周辺環境(特に、温度環境)をより考慮して、漏洩判定の精度を向上することができるため、有用である。
1 ガスボンベ
2 圧力調整部
3 ガス流路
5 ガス栓
6 ガス器具
10 ガス流量取得部
20 圧力検出部
30 温度検出部
40 警報部
50 制御部
51 演算部
52A 温度上昇有カウンタ
52B 圧力上昇無カウンタ
52C 流量有カウンタ
52 記憶部
53 無線モジュール
60 制御部
61 演算部
62 記憶部
63 無線モジュール
100 ガス微少漏洩検出装置
110 監視センター
200 ガス供給システム
300 ガス微少漏洩検出システム

Claims (8)

  1. ガス流路内のガスの流量を取得するガス流量取得部と、
    前記ガス流路内のガス圧を検出する圧力検出部と、
    前記ガス流路内のガス温度を検出する温度検出部と、
    警報部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    所定の第1期間中に前記ガス流量取得部で取得した前記流量が無とならなかった場合にカウントし、前記流量が無の場合にリセットする流量有カウンタと、
    前記第1期間中に前記ガス流量取得部で取得した前記流量が無となった後、前記圧力検出部で検出した前記ガス圧の上昇値が、所定の第1圧力閾値以上にならなかった場合にカウントし、前記第1圧力閾値以上になった場合にリセットする圧力上昇無カウンタと、
    前記第1期間中に前記ガス流量取得部で取得した前記流量が無となった後、前記温度検出部が検出した前記ガス温度の上昇値が、第1温度閾値以上になったと判定した場合にカウントし、前記第1温度閾値以上にならなかった場合にカウントしない温度上昇有カウンタと、を有し、
    前記第1期間毎に、前記流量有カウンタと前記圧力上昇無カウンタと前記温度上昇有カウンタによるカウントを実行し、
    前記圧力上昇無カウンタの値が第1所定値に達した場合に、前記流量有カウンタの値と前記温度上昇有カウンタの値に応じて、前記警報部による警報の有無を判断するように構成されている、ガス微少漏洩検出装置。
  2. 前記制御部は、
    前記圧力上昇無カウンタの値が前記第1所定値に達した場合、前記温度上昇有カウンタが第2所定値以上の場合に、前記警報部による警報を行うように構成されている、請求項1に記載のガス微少漏洩検出装置。
  3. 前記制御部は、
    前記圧力上昇無カウンタの値が前記第1所定値に達した場合、前記温度上昇有カウンタが第2所定値未満で、前記流量有カウンタの値が第3所定値以上の場合に、前記警報部による警報を行うように構成されている、請求項1又は2に記載のガス微少漏洩検出装置。
  4. 前記制御部は、
    前記流量有カウンタの値が第4所定値に達した場合、前記警報部による警報を行うように構成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載のガス微少漏洩検出装置。
  5. 監視センターと、
    ガス流路内のガスの流量を取得するガス流量取得部と、前記ガス流路内のガス圧を検出する圧力検出部と、前記ガス流路内のガス温度を検出する温度検出部と、警報部と、前記監視センターと送受信を行う無線モジュールと、制御部と、を有する、ガス微少漏洩検出装置と、を備え、
    前記制御部は、
    所定の第1期間中に前記ガス流量取得部で取得した前記流量が無とならなかった場合にカウントし、前記流量が無の場合にリセットする流量有カウンタと、
    前記第1期間中に前記ガス流量取得部で取得した前記流量が無となった後、前記圧力検出部で検出した前記ガス圧の上昇値が、所定の第1圧力閾値以上にならなかった場合にカウントし、前記第1圧力閾値以上になった場合にリセットする圧力上昇無カウンタと、
    前記第1期間中に前記ガス流量取得部で取得した前記流量が無となった後、前記温度検出部が検出した前記ガス温度の上昇値が、第1温度閾値以上になったと判定した場合にカウントし、前記第1温度閾値以上にならなかった場合にカウントしない温度上昇有カウンタと、を有し、
    前記第1期間毎に、前記流量有カウンタと前記圧力上昇無カウンタと前記温度上昇有カウンタによるカウントを実行し、
    前記圧力上昇無カウンタの値が第1所定値に達した場合に、前記警報部に警告を出させる許可を求める信号である第1信号を前記無線モジュールから前記監視センターに出力するように構成されていて、
    前記監視センターは、前記制御部から前記第1信号が入力されると、前記流量有カウンタの値と前記温度上昇有カウンタの値に応じて、前記警報部による警報の有無を判断するように構成されている、ガス微少漏洩検出システム。
  6. 前記監視センターは、前記制御部から前記第1信号が入力されると、前記温度上昇有カウンタの値を取得し、取得した前記温度上昇有カウンタの値が第2所定値以上の場合に、前記警報部による警報の表示を許可する信号である許可信号を前記制御部に出力するように構成されていて、
    前記制御部は、前記監視センターから前記許可信号が入力されると、前記警報部による警報を行うように構成されている、請求項5に記載のガス微少漏洩検出システム。
  7. 前記監視センターは、前記制御部から前記第1信号が入力されると、前記温度上昇有カウンタの値と前記流量有カウンタの値を取得し、取得した前記温度上昇有カウンタの値が第2所定値未満で、前記流量有カウンタの値が第3所定値以上の場合に、前記警報部による警報の表示を許可する信号である許可信号を前記制御部に出力するように構成されていて、
    前記制御部は、前記監視センターから前記許可信号が入力されると、前記警報部による警報を行うように構成されている、請求項5又は6に記載のガス微少漏洩検出システム。
  8. 前記制御部は、
    前記流量有カウンタの値が第4所定値に達した場合、前記警報部による警報を行うように構成されている、請求項5~7のいずれか1項に記載のガス微少漏洩検出システム。
JP2019109726A 2019-06-12 2019-06-12 ガス微少漏洩検出装置及びガス微少漏洩検出システム Active JP7266242B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019109726A JP7266242B2 (ja) 2019-06-12 2019-06-12 ガス微少漏洩検出装置及びガス微少漏洩検出システム
CN202010530904.0A CN112082707A (zh) 2019-06-12 2020-06-11 气体微少泄漏检测装置和气体微少泄漏检测系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019109726A JP7266242B2 (ja) 2019-06-12 2019-06-12 ガス微少漏洩検出装置及びガス微少漏洩検出システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020201190A JP2020201190A (ja) 2020-12-17
JP7266242B2 true JP7266242B2 (ja) 2023-04-28

Family

ID=73736107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019109726A Active JP7266242B2 (ja) 2019-06-12 2019-06-12 ガス微少漏洩検出装置及びガス微少漏洩検出システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7266242B2 (ja)
CN (1) CN112082707A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001159575A (ja) 1999-12-01 2001-06-12 Yazaki Corp 圧力式微少ガス漏洩検出装置及び方法
JP2001330487A (ja) 2000-05-22 2001-11-30 Ricoh Elemex Corp 膜式ガスメータ
JP2001330532A (ja) 2000-05-25 2001-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JP2002188949A (ja) 2000-12-20 2002-07-05 Keiji Ouchi 微少漏洩判定方式及びその補助装置
JP2008224281A (ja) 2007-03-09 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス器具管理システムおよびガス供給システム
US20110025511A1 (en) 2009-07-31 2011-02-03 Abraham Wien Leak sensor monitor
JP2012127661A (ja) 2010-12-13 2012-07-05 Panasonic Corp ガス微小漏洩検出方法、及びガス微小漏洩検出装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3025810B2 (ja) * 1990-08-08 2000-03-27 矢崎総業株式会社 微少ガス漏洩検出装置
JPH07109380B2 (ja) * 1991-03-14 1995-11-22 工業技術院長 ガス漏洩検知装置
JPH06307632A (ja) * 1993-04-26 1994-11-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス供給設備異常監視装置
JP2944022B2 (ja) * 1994-03-04 1999-08-30 矢崎総業株式会社 ガス微少漏洩検出装置
JPH11211532A (ja) * 1998-01-26 1999-08-06 Yazaki Corp ガスメータおよびガス使用監視システム
US6722189B2 (en) * 2000-02-22 2004-04-20 Siemens Automotive S.A. Leak detection in a closed vapor handling system using a pressure switch and time
JP4713905B2 (ja) * 2005-03-15 2011-06-29 メタウォーター株式会社 膜ろ過装置の膜破断検知方法および装置
ES2377261B1 (es) * 2008-11-11 2013-02-08 Eyp Scap, S.A. Sistema de control de fugas en redes de distribución de líquidos.
CN104266809B (zh) * 2014-09-16 2017-12-26 中国人民解放军武汉军械士官学校 便携式特高压气动系统故障检测设备及检测方法
CN205352688U (zh) * 2016-02-24 2016-06-29 浙江机电职业技术学院 一种基于计算机数据采集的低温阀门性能测试装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001159575A (ja) 1999-12-01 2001-06-12 Yazaki Corp 圧力式微少ガス漏洩検出装置及び方法
JP2001330487A (ja) 2000-05-22 2001-11-30 Ricoh Elemex Corp 膜式ガスメータ
JP2001330532A (ja) 2000-05-25 2001-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JP2002188949A (ja) 2000-12-20 2002-07-05 Keiji Ouchi 微少漏洩判定方式及びその補助装置
JP2008224281A (ja) 2007-03-09 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス器具管理システムおよびガス供給システム
US20110025511A1 (en) 2009-07-31 2011-02-03 Abraham Wien Leak sensor monitor
JP2012127661A (ja) 2010-12-13 2012-07-05 Panasonic Corp ガス微小漏洩検出方法、及びガス微小漏洩検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN112082707A (zh) 2020-12-15
JP2020201190A (ja) 2020-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7890276B2 (en) Pressure relief valve monitoring
Kodali et al. IOT based industrial plant safety gas leakage detection system
EP2175247A1 (en) Flow rate metering device, communication system, flow rate measuring method, flow rate measuring program, fluid supply system, and gas tool monitoring device
US20110004353A1 (en) Gas meter and gas safety system
KR102057439B1 (ko) 원격 모니터링 및 원격 제어를 수행하는 IoT 가스 플랫폼 시스템 및 그 방법
JP7022889B2 (ja) ガスメータシステム
JP6431991B2 (ja) タービン流量計のヘルスモニタ
JP7266242B2 (ja) ガス微少漏洩検出装置及びガス微少漏洩検出システム
US10514288B2 (en) Meter and method for detecton of a meter having been tampered with
JP2008224281A (ja) ガス器具管理システムおよびガス供給システム
KR101750747B1 (ko) 블루투스 아이비콘을 이용한 전자식 화재감지기 및 수신시스템
JP2012127661A (ja) ガス微小漏洩検出方法、及びガス微小漏洩検出装置
US20170058493A1 (en) Apparatus and Method of Preventing Flooding in Residential and Commercial Properties
JP4765984B2 (ja) ガス器具監視装置
JP2012018502A (ja) ガス遮断装置
JP5288600B2 (ja) ガス遮断装置
JP2012103937A (ja) ガス遮断装置
WO2019004079A1 (ja) ガスメータ管理システム
JP5006492B2 (ja) ガス漏洩検知機能を備えた流量計
JP5213221B2 (ja) 流量計測装置、通信システム、流量計測方法、流量計測プログラムおよび流体供給システム
NO20201273A1 (en) Automatic testing, inspection, surveillance, and maintainance system of water-based systems
JP2022015525A (ja) ガス漏洩検出システム
RU135437U1 (ru) Электросчетчик-извещатель пожарно-электрического вреда
JP2020173125A (ja) ガスメータ及びその制御方法
WO2024132172A1 (en) Acoustic leak detection system and method for detection of a leak in a fluid containing structure

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230407

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7266242

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151