JP7264175B2 - 鉛蓄電池 - Google Patents
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Description
正極板と、負極板と、電解液と、を備え、
前記正極板および前記負極板からなる群より選択される少なくとも一方の電極板は、集電体と、前記集電体に保持された電極材料と、を備え、
前記集電体は、枠骨と、前記枠骨に設けられた耳と、前記枠骨の内側の内骨と、を有し、
前記枠骨は、前記耳と連続する上部要素と、前記上部要素と対向する下部要素と、前記上部要素と前記下部要素とを連結する一対の側部要素と、を具備し、
前記内骨は、前記上部要素から前記下部要素に向かう第1方向に延びる縦骨と、一方の前記側部要素から他方の前記側部要素に向かう第2方向に延びる横骨と、を具備し、
前記枠骨の前記側部要素の第1方向に垂直な第1断面と、前記縦骨の第1方向に垂直な第2断面と、において、金属の繊維状組織の縞模様が見られ、
前記第1断面の外周領域は、前記繊維状組織が前記第1断面の輪郭に沿って延びる第1部分と、前記第1部分以外の第2部分と、で構成され、前記第2部分は、前記枠骨の内側に配置された2A部分と、前記枠骨の外側に配置された2B部分と、で構成され、
前記第2断面の外周領域は、前記繊維状組織が前記第2断面の輪郭に沿って延びる第1部分と、前記第1部分以外の第2部分と、で構成され、
前記第1断面の輪郭の全長に占める前記2A部分に対応する輪郭の長さの割合R1は、25%未満であり、
前記第2断面の輪郭の全長に占める前記第2部分に対応する輪郭の長さの割合R2は、50%未満である、鉛蓄電池に関する。
一般に、集電体の腐食は、外表面に露出する繊維状組織の繊維長に垂直な断面において優先的に進行する。外周領域の第1部分の外表面においては、繊維状の金属組織が内骨の面方向に延びている。すなわち、結晶粒界は、内骨の深さ方向よりも、内骨の面方向に長く延びている。このため、外周領域の第1部分に形成される腐食層は、内骨の面方向に沿って形成され、内骨の内部の深い位置まで形成されにくい。外周領域の第1部分の外表面に沿って形成された腐食層は、集電体(内骨)との接合強度が低い。よって、集電体(外周領域の第1部分の外表面)と腐食層との界面でガスが発生すると、腐食層が集電体から比較的容易に剥離する。一方、縦枠骨の外周領域の2A部分および縦骨の外周領域の第2部分の外表面では、繊維状の金属組織が内骨の深さ方向に延びている。すなわち、結晶粒界は、内骨の面方向よりも、内骨の深さ方向に長く延びている。このため、縦枠骨の外周領域の2A部分および縦骨の外周領域の第2部分の外表面に沿って形成された腐食層は、集電体(内骨)との接合強度が高い。縦枠骨の外周領域の2A部分および縦骨の外周領域の第2部分と腐食層との界面にガスが発生したとしても、腐食層は集電体から剥離しにくく、内骨に応力を与えて内骨を変形させる。すなわち、繊維状の金属組織が内骨の深さ方向に延びる外周領域の縦枠骨の外周領域の2A部分および縦骨の外周領域の第2部分では、繊維状の金属組織が内骨の面方向に延びる第1部分に比べて、腐食層が剥離し難く、集電体の変形の要因となる腐食層からの応力を受け易い。よって、腐食量が同じであっても、割合R1およびR2のそれぞれが小さいほど集電体の伸びが抑制される。特に、正極板では、過充電時は、集電体の腐食が進行し易くなり、集電体の伸びが顕著になるが、このような場合でも、2A部分の割合R1および第2部分の割合R2を上記の範囲に制御することで、集電体の縦枠骨および縦骨における伸びを抑制することができるため、正極電極材料の脱落を抑制できる。
第1部分では、縦骨の腐食は、浅く進行しやすく、浅い腐食による集電体の伸びは小さい。一方、縦枠骨の2A部分や縦骨の第2部分では、腐食は、縦枠骨や縦骨の深くまで楔状に進行しやすく、深い腐食による集電体の伸びは大きくなる傾向がある。正極板では、特に過充電時に集電体の腐食がさらに進行し易くなるため、集電体の伸びが顕著になる。
割合R2や割合R1がこのような範囲である場合、寿命性能をさらに高めることができる。
切断された箇所が縦骨と横骨との交差部(ノード)である場合には、当該断面を除いて平均を出せばよく、縦骨の切断位置をノードが外れるようにずらしてもよい。
図1Aおよび図1Bは、それぞれ、本発明の一実施形態および別の実施形態に係る鉛蓄電池において、電極板を構成する集電体100Aおよび100Bの外観を示す平面図である。集電体100Aおよび100Bは、いずれも枠骨110と、枠骨110の内側の内骨120とを有する。枠骨110は、耳130と連続する上部要素111と、上部要素111と対向する下部要素112と、上部要素111と下部要素112とを連結する一対の側部要素113、114とを具備する。破線は、内骨を、上部領域、中部領域、下部領域に三等分する境界を示している。図1Aの集電体100Aは、下部要素112と連続する下部突起(足部とも称する。)132を有する。図1Bの集電体100Bでは、横骨が上部要素または下部要素に対して斜め方向に延びている。LHは縦骨の格子当たりの内法長さを示し、LWは横骨の格子当たりの内法長さを示す。
鉛蓄電池の電極板は、集電体と、集電体に保持された電極材料と、を備える。なお、電極材料は、電極板から集電体を除いたものである。なお、電極板には、マット、ペースティングペーパなどの部材が貼り付けられていることがある。このような部材(貼付部材)は電極板と一体として使用されるため、電極板に含まれるものとする。また、電極板がこのような部材を含む場合には、電極材料は、集電体および貼付部材を除いたものである。ただし、セパレータにマットなどの貼付部材が貼り付けられている場合には、貼付部材の厚みは、セパレータの厚みに含まれる。
正極板としては、好ましくは、ペースト式正極板と呼ばれるものが使用される。
正極集電体に用いる鉛合金としては、耐食性および機械的強度の点で、Pb-Ca系合金、Pb-Ca-Sn系合金、またはPb-Sn系合金が好ましい。また、正極集電体には、スリーナイン以上の純度(純度が99.9質量%以上)の鉛を用いてもよい。正極集電体は、組成の異なる鉛合金層を有してもよく、合金層は複数でもよい。
電極材料の密度は、(株)島津製作所製の自動ポロシメータ(オートポアIV9505)を用いて測定される。
負極集電体に用いる鉛合金は、Pb-Ca系合金、Pb-Ca-Sn系合金のいずれであってもよい。これらの鉛もしくは鉛合金は、更に、添加元素として、Ba、Ag、Al、Bi、As、Se、Cuなどからなる群より選択された少なくとも1種を含んでもよい。
未粉砕の試料Sを粉砕し、粉砕された試料Sを1mol/LのNaOH水溶液に浸漬し、有機防縮剤を抽出する。抽出された有機防縮剤を含むNaOH水溶液から不溶成分を濾過で除く。得られた濾液(以下、分析対象濾液とも称する。)を脱塩した後、濃縮し、乾燥すれば、有機防縮剤の粉末(以下、分析対象粉末とも称する。)が得られる。脱塩は、濾液を透析チューブに入れて蒸留水中に浸して行えばよい。
未粉砕の試料Sを粉砕し、粉砕された試料S10gに対し、20質量%濃度の硝酸を50ml加え、約20分加熱し、鉛成分を硝酸鉛として溶解させる。次に、硝酸鉛を含む溶液を濾過して、炭素質材料、硫酸バリウム等の固形分を濾別する。
電解液は、硫酸を含む水溶液であり、必要に応じてゲル化させてもよい。満充電状態の鉛蓄電池における電解液の20℃における比重は、例えば、1.20以上1.35以下であり、1.25以上1.32以下であることが好ましい。
負極板と正極板との間には、通常、セパレータが配置される。セパレータには、不織布、微多孔膜などが用いられる。負極板と正極板との間に介在させるセパレータの厚さや枚数は、極間距離に応じて選択すればよい。
鉛蓄電池1は、極板群11と電解液(図示せず)とを収容する電槽12を具備する。電槽12内は、隔壁13により、複数のセル室14に仕切られている。各セル室14には、極板群11が1つずつ収納されている。電槽12の開口部は、負極端子16および正極端子17を具備する蓋15で閉じられる。蓋15には、セル室毎に液口栓18が設けられている。補水の際には、液口栓18を外して補水液が補給される。液口栓18は、セル室14内で発生したガスを電池外に排出する機能を有してもよい。
JIS D5301-2006で指定された通常の4分-10分試験よりも過充電条件にするために、放電2分-充電10分の試験(2分-10分試験)を75℃±2℃で実施し、550サイクル毎にCCA性能を判定する。
放電:25A、2分
充電:2.47V/セル(Max25A)、10分
なお、CCA性能の判定方法は、JIS D5301-2006の規定に準じる。
集電体の伸びは、特に、正極板において、過充電時に顕著となるため、正極集電体の伸びに基づいて寿命性能を評価するものとする。
(1)本発明の一側面は、鉛蓄電池であって、
正極板と、負極板と、電解液と、を備え、
正極板および負極板からなる群より選択される少なくとも一方の電極板は、集電体と、集電体に保持された電極材料と、を備え、
集電体は、枠骨と、枠骨に設けられた耳と、枠骨の内側の内骨と、を有し、
枠骨は、耳と連続する上部要素と、上部要素と対向する下部要素と、上部要素と下部要素とを連結する一対の側部要素と、を具備し、
内骨は、上部要素から下部要素に向かう第1方向に延びる縦骨と、一方の側部要素から他方の側部要素に向かう第2方向に延びる横骨と、を具備し、
枠骨の側部要素の第1方向に垂直な第1断面と、縦骨の第1方向に垂直な第2断面と、において、金属の繊維状組織の縞模様が見られ、
第1断面の外周領域は、繊維状組織が第1断面の輪郭に沿って延びる第1部分と、第1部分以外の第2部分と、で構成され、第2部分は、枠骨の内側に配置された2A部分と、枠骨の外側に配置された2B部分と、で構成され、
第2断面の外周領域は、繊維状組織が第2断面の輪郭に沿って延びる第1部分と、第1部分以外の第2部分と、で構成され、
第1断面の輪郭の全長に占める2A部分に対応する輪郭の長さの割合R1は、25%未満であり、
第2断面の輪郭の全長に占める第2部分に対応する輪郭の長さの割合R2は、50%未満である。
(3)上記(1)または(2)において、割合R2は、42%以下であることが好ましい。
(4)上記(1)~(3)のいずれか1つにおいて、割合R2は、40%以下であってもよい。
(5)上記(1)~(4)のいずれか1つにおいて、割合R2は、38%以下であってもよい。
(6)上記(1)~(5)のいずれか1つにおいて、割合R2は、5%以上であることが好ましい。
(7)上記(1)~(6)のいずれか1つにおいて、割合R2は、10%以上であることが好ましい。
(8)上記(1)~(7)のいずれか1つにおいて、割合R2は、15%以上であることが好ましい。
(9)上記(1)~(8)のいずれか1つにおいて、割合R2は、20%以上であってもよい。
(10)上記(1)~(9)のいずれか1つにおいて、割合R2は、25%以上であってもよい。
(11)上記(1)~(10)のいずれか1つにおいて、割合R2は、30%以上であってもよい。
(13)上記(1)~(12)のいずれか1つにおいて、割合R1は、5%以上であってもよい。
(14)上記(1)~(13)のいずれか1つにおいて、割合R1は、10%以上であってもよい。
(18)上記(17)において、縦骨の内法の合計長さWLHと、横骨の内法の合計長さWLWとが、WLH/WLW≧0.8を満たすことが好ましい。
(19)上記(18)において、WLH/WLW≧1.3を満たすことが好ましい。
(23)上記(1)~(22)のいずれか1つにおいて、内骨の厚みは、3mm以下であることが好ましい。
(25)上記(1)~(24)のいずれか1つにおいて、内骨の骨幅は、3mm以下であることが好ましい。
(27)上記(1)~(26)のいずれか1つにおいて、第2断面において、第1部分の厚みは、100μm以上であることが好ましい。
(29)上記(1)~(28)のいずれか1つにおいて、第1断面において、第1部分の厚みは、100μm以上であることが好ましい。
(31)上記(1)~(30)のいずれか1つにおいて、正極板の電極材料の密度は、4.8g/cm3以下であることが好ましい。
(1)集電体の準備
Pb-Ca-Sn系合金の圧延シートを打ち抜き、内骨および/または枠骨にプレス加工を施して、集電体を得る。集電体を得る際には、断面C1における第2部分の割合R1および断面C2における第2部分の割合R2が表1の値となるように、プレス加工を施す。なお、断面C1の形状は、図6(b)に示すような六角形とし、断面C2の形状は、八角形とする。
鉛粉を含む正極ペーストを調製し、上記(1)で得られた集電体の格子部に正極ペーストを充填し、熟成、乾燥し、未化成の正極板を作製する。このとき、満充電後の正極電極材料の密度が3.6g/cm3となるように正極ペーストの充填量を調整する。
鉛粉、水、希硫酸、硫酸バリウム、カーボンブラックおよび有機防縮剤(リグニンスルホン酸ナトリウム)を混合して、負極ペーストを調製する。負極集電体としてのPb-Ca-Sn系合金製のエキスパンド格子に負極ペーストを充填し、熟成乾燥し、未化成の負極板を得る。満充電後の負極電極材料の密度が3.7g/cm3になるように、負極ペーストの充填量を調節する。
試験電池は、12Vであり、定格5時間率容量は30Ahである。
試験電池は、正極板6枚とこれを挟持する負極板7枚で構成する。
未化成の負極板は袋状セパレータに収容し、未化成の正極板と積層し、極板群を形成する。極板群をポリプロピレン製の電槽に電解液とともに収容して、電槽内で化成を施し、液式の鉛蓄電池A1~A7およびB1~B3を作製する。電解液としては、20℃における比重が1.28の硫酸水溶液を用いる。
一旦満充電状態にした鉛蓄電池について、既述の手順で寿命性能を評価する。寿命性能は、鉛蓄電池B1の結果を100としたときの比率(%)で表す。
鉛蓄電池A1~A7およびB1~B3の結果を表1に示す。
2:負極板
3:正極板
4:セパレータ
5:正極棚部
6:負極棚部
7:正極柱
8:貫通接続体
9:負極柱
11:極板群
12:電槽
13:隔壁
14:セル室
15:蓋
16:負極端子
17:正極端子
18:液口栓
100A,100B:集電体
110:枠骨
111:上部要素
112:下部要素
113,114:側部要素
120:内骨
120A:縦骨
120B:横骨
130:耳
132:下部突起(足部)
210:縦骨の第1部分
220:縦骨の第2部分
F1,F2:縦枠骨
C1:第1断面
C2:第2断面
m1:電極材料
p1:第1部分
p2A:2A部分
p2B:2B部分
Claims (15)
- 鉛蓄電池であって、
正極板と、負極板と、電解液と、を備え、
前記正極板および前記負極板からなる群より選択される少なくとも一方の電極板は、集電体と、前記集電体に保持された電極材料と、を備え、
前記集電体は、枠骨と、前記枠骨に設けられた耳と、前記枠骨の内側の内骨と、を有し、
前記枠骨は、前記耳と連続する上部要素と、前記上部要素と対向する下部要素と、前記上部要素と前記下部要素とを連結する一対の側部要素と、を具備し、
前記内骨は、前記上部要素から前記下部要素に向かう第1方向に延びる縦骨と、一方の前記側部要素から他方の前記側部要素に向かう第2方向に延びる横骨と、を具備し、
前記枠骨の前記側部要素の第1方向に垂直な第1断面と、前記縦骨の第1方向に垂直な第2断面と、において、金属の繊維状組織の縞模様が見られ、
前記第1断面の外周領域は、前記繊維状組織が前記第1断面の輪郭に沿って延びる第1部分と、前記第1部分以外の第2部分と、で構成され、前記第2部分は、前記枠骨の内側に配置された2A部分と、前記枠骨の外側に配置された2B部分と、で構成され、
前記第2断面の外周領域は、前記繊維状組織が前記第2断面の輪郭に沿って延びる第1部分と、前記第1部分以外の第2部分と、で構成され、
前記第1断面の輪郭の全長に占める前記2A部分に対応する輪郭の長さの割合R1は、25%未満であり、
前記第2断面の輪郭の全長に占める前記第2部分に対応する輪郭の長さの割合R2は、50%未満である、鉛蓄電池。 - 前記割合R1は、21%以下である、請求項1に記載の鉛蓄電池。
- 前記割合R1は、5%以上である請求項1または2に記載の鉛蓄電池。
- 前記割合R2は、45%以下である請求項1~3のいずれか1項に記載の鉛蓄電池。
- 前記割合R2は、5%以上である請求項1~4のいずれか1項に記載の鉛蓄電池。
- 少なくとも正極板が、前記集電体を含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の鉛蓄電池。
- 前記第1断面は、六角形であり、
前記第2断面は、八角形である、請求項1~6のいずれか1項に記載の鉛蓄電池。 - 前記集電体は、鉛または鉛合金の延伸シートの打ち抜き集電体である、請求項1~7のいずれか1項に記載の鉛蓄電池。
- 前記集電体の、縦骨の内法の合計長さWLHと、横骨の内法の合計長さWLWとが、WLH/WLW≧0.8を満たす請求項8に記載の鉛蓄電池。
- 車両のエンジン始動用である、請求項1~9のいずれか1項に記載の鉛蓄電池。
- 車両のエンジンルーム内に配置される、請求項1~10のいずれか1項に記載の鉛蓄電池。
- 前記第2断面において、前記第1部分の厚みは、55μm以上である請求項1~11のいずれか1項に記載の鉛蓄電池。
- 前記第1断面において、前記第1部分の厚みは、55μm以上である請求項1~12のいずれか1項に記載の鉛蓄電池。
- 前記正極板の電極材料の密度は、3.6g/cm3以上4.8g/cm3以下である請求項1~13のいずれか1項に記載の鉛蓄電池。
- 請求項1~14のいずれか1項に記載の鉛蓄電池を製造する方法であって、
前記集電体を準備する工程と、
前記集電体と前記集電体に保持された電極材料とを備える、前記正極板および前記負極板からなる群より選択される少なくとも一方の電極板を得る工程と、を備え、
前記集電体を準備する工程が、
圧延板を準備する工程と、
前記圧延板に対して打ち抜き加工を行うことにより、中間枠骨と、前記中間枠骨の内側に格子状に形成された複数の中間骨と、を有する中間格子体を形成する工程と、
前記中間格子体に対して前記中間格子体の厚さ方向からプレス加工を行って、前記枠骨の少なくとも一部および前記内骨の少なくとも一部を形成する工程と、を含み、
前記プレス加工は、
前記中間枠骨の少なくとも一部において、前記中間枠骨の延びる方向と交差する第1骨幅方向における中央部よりも前記第1骨幅方向において前記中間枠骨の少なくとも内側の端部が薄くなり、かつ前記割合R1が25%未満となるように変形させるとともに、
前記複数の中間骨の少なくとも一部において、前記中間骨の延びる方向と交差する第2骨幅方向における中央部よりも前記第2骨幅方向における少なくとも一方の端部が薄くなり、かつ、前記割合R2が50%未満となるように変形させることを含む、鉛蓄電池の製造方法。
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