JP7262814B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本開示は、遊技領域の左側又は右側に遊技球を打ち込んで遊技を行う遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、遊技領域の左側に遊技球を打ち込む左打ちが遊技者にとって有利となるか、遊技領域の右側に遊技球を打ち込む右打ちが遊技者にとって有利となるかが遊技状態によって異なるものが知られている。また、近年の遊技機には、遊技状態が、判定結果が外れになる当否判定の連続実行回数が予め定められた規定回数に到達したときに切り替わるものが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
パチンコ・パチスロ生活向上委員会HP(https://pachi-life-up.com/yuutime/参照)
本開示は、そのような機能を備えた遊技機において、遊技者が遊技状態の切り替わりに対応してスムーズに遊技を行うことか可能な遊技機の提供を目的としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明は、遊技板の前面の遊技領域に遊技球を打ち込み、第1当否判定条件が成立すると、それに起因して第1当否判定が行われ、その判定結果を報知する判定報知演出で大当りが確定すると、通常は入賞困難な第1可変入賞口が通常より入賞容易になる大当り遊技が行われる遊技機であって、遊技状態には、前記大当りになる確率が低くかつ前記第1当否判定条件が成立し難い低確低アシスト状態と、前記大当りになる確率が低くかつ前記第1当否判定条件が成立し易い低確高アシスト状態と、前記大当りになる確率が高くかつ前記第1当否判定条件が成立し易い高確高アシスト状態と、が含まれ、前記低確低アシスト状態では、前記遊技領域の左側に遊技球を打ち込む左打ちが遊技者にとって有利である一方、前記低確高アシスト状態及び前記高確高アシスト状態では、前記遊技領域の右側に遊技球を打ち込む右打ちが遊技者にとって有利となり、前記大当りには前記大当り遊技後の前記遊技状態が異なる複数種類の前記大当りが設けられ、前記大当り遊技の実行後に当選した前記大当りに基づいた前記遊技状態になると共に、前記低確低アシスト状態のままで前記第1当否判定の判定結果が外れになる連続実行回数が予め定められた規定回数に到達した天井条件の成立に起因して前記低確高アシスト状態に切り替わる遊技機において、前記天井条件の成立に起因して前記低確アシスト状態から前記低確高アシスト状態に変更されるときに、遊技者にとって前記右打ちが有利になることを示唆する右打ち示唆演出を行う操作示唆演出手段を有し、遊技状態には、前記大当りになる確率が高くかつ前記第1当否判定条件が成立し難い高確低アシスト状態が含まれ、前記判定報知演出には、前記低確低アシスト状態で行われて前記判定結果が当りであると前記大当り遊技の実行後に前記高確低アシスト状態に切り替わり、前記低確高アシスト状態で行われて前記判定結果が当りであると前記大当り遊技の実行後に前記高確高アシスト状態に切り替わる第1特殊判定報知演出が含まれ、前記天井条件の成立に起因する前記右打ち示唆演出は、前記規定回数のときの前記判定報知演出が開始するときに表示され、その判定報知演出終了後に遊技状態が前記低確高アシスト状態に切り替わり、前記操作示唆演出手段は、前記天井条件が成立するときの前記第1当否判定で前記第1特殊判定報知演出が行われるときには、前記右打ち示唆演出を行わない遊技機である。
請求項1の遊技機によれば、天井条件の成立に起因して遊技状態が切り替わるときに、操作示唆演出手段により遊技者にとって右打ちが有利になることを示唆する天井右打ち示唆映像50Tが行なわれるので、遊技者が遊技状態の切り替わりに対応してスムーズに右打ちを行うことが可能となる。
パチンコ遊技機の正面図 遊技板の正面図 遊技領域の右側部の正面図 入賞ユニットの正断面図 入賞ユニットを後側から見た分解斜視図 遊技状態と判定報知演出の実行時間との対応表 遊技状態と発生し得る大当りとの対応表 (A)表示画面に右打ち推奨映像が表示されている状態の正面図、(B)非通常状態中の表示画面の状態を示す正面図 天井条件の成立に起因して右打ち推奨映像が表示されている状態の表示画面の正面図 3D映像を説明するための概念図 3D映像を説明するための図 (A)通常状態において特殊判定報知演出で大当りとなるときのタイムチャート、(B)低確時短状態において特殊判定報知演出で大当りとなるときのタイムチャート (A)第1規定回数目の判定報知演出で天井右打ち示唆映像が実行されるときのタイムチャート、(B)第1規定回数目の判定報知演出の当否判定で大当りとなったときのタイムチャート (C)第1規定回数目の判定報知演出で特殊判定報知演出が実行されたときのタイムチャート、(D)第1規定回数目の判定報知演出が第2当否判定による判定報知演出のときのタイムチャート 確変アイコン及び小当りRUSHアイコンが表示された状態の表示画面の正面図 パチンコ遊技機のブロック図
以下、図1~図16を参照して、本実施形態のパチンコ遊技機10(本発明の「遊技機」に相当する。)について説明する。図1に示すように、パチンコ遊技機10は、前面を前面枠10Zにて覆われ、その前面枠10Zのガラス窓10Wを通して図2に示す遊技板11の遊技領域R1が視認可能になっている。以下の説明において、特記しない限り「右」及び「左」とは、パチンコ遊技機10を前方から見た場合の「右」及び「左」を指すものとする。また、図面に、横方向を符号「H1」で示し、その矢印の右側を「R」、左側を「L」として示すと共に、前後方向を符号「H2」で示し、その矢印の前側を「F」、後側を「B」として示す。
<パチンコ遊技機10の前面側の構造について>
前面枠10Zの前面のうちガラス窓10Wより上方には、1対のスピーカ10Sが備えられている。また、前面枠10Zの前面のうちガラス窓10Wより下方には、上側球貯留部26及び下側球貯留部27が上下2段にして設けられている。上側球貯留部26の上面には、後部左側に遊技球を貯留するための図示しない貯留凹部が形成されると共に、前側中央に演出用操作ボタン29Aが設けられ、さらには、演出用操作ボタン29Aの左横には、十字ボタン29B、右横には、球貸ボタン29Cと返却ボタン29Dとが設けられている。なお、上側球貯留部26の上面には、図示しない球排出ボタンも備えられ、その操作により、上側球貯留部26の貯留凹部内の遊技球が下側球貯留部27の図示しない貯留凹部に排出される。
上側球貯留部26の貯留凹部に収容された遊技球は、下側球貯留部27の右隣に備えた操作ノブ28の回動操作に起因して遊技領域R1に打ち込まれる。また、操作ノブ28の回動操作量の変更により、遊技球を遊技領域R1の後述する左側流下領域R2に流下させる左打ちを行うか、右側流下領域R3に流下させる右打ちを行うかを打ち分けることができる。
<遊技領域R1について>
図2に示すように、遊技領域R1は全体をガイドレール12により囲まれ、内側に遊技板11を貫通する表示開口11Hを備える。そして、表示開口11Hを通して表示装置13の表示画面13Gが視認可能になっている。また、表示開口11Hの開口縁には、表示装飾枠23が取り付けられて、表示開口11H内に遊技球が進入しないように規制している。そして、この表示装飾枠23により、遊技領域R1が表示開口11Hより左側の左側流下領域R2と、右側の右側流下領域R3とに分けられている。また、表示開口11Hの開口縁における右下部分には、複数のLED13Lを有するLED表示部13Pが設けられている。
遊技領域R1のうち表示開口11Hの周囲には、複数の入賞口と図示しない複数の障害釘とが分散配置されている。また、遊技領域R1の下端部にはアウト口22が設けられている。そして、遊技領域R1を流下する遊技球は、何れかの入賞口かアウト口22を通って遊技板11の後側に取り込まれる。また、入賞口に遊技球が入球することは「入賞」と呼ばれ、各入賞口に遊技球が入賞すると、複数の遊技球(賞球)が上側球貯留部26の貯留凹部に払い出される。
上記した複数の入賞口には、ポケット型の入賞口である複数の普通入賞口21、第1及び第3の始動入賞口14,16と、スライド開閉型の入賞口である第2始動入賞口15と、横回動開閉型の入賞口である大入賞口20とが含まれる。
ポケット型の複数の普通入賞口21、第1及び第3の始動入賞口14,16は、遊技板11の前面から突出する入賞突部の上面に開口し、遊技球が1つずつ入賞可能な大きさをなしている。そして、遊技領域R1のうち表示装飾枠23より下方の領域の横方向H1の中央に第1始動入賞口14が配置されると共に、その右下に第3始動入賞口16が配置されている。また、第1始動入賞口14の左側に1対の普通入賞口21が配置されると共に、右側流下領域R3の上部に1つの普通入賞口21が配置されている。
図3に示すように、大入賞口20は、右側流下領域R3の上下方向における途中部分に配置されている。具体的には、大入賞口20は、遊技板11の前面から突出して、表示装飾枠23の右側面に隣接する前面ダクト20Dの側面に開口し、回動扉20Tによって開閉される。その回動扉20Tは、大入賞口20の下端開口縁に沿って前後方向H2に延びる回転軸を中心に回動し、通常は、起立姿勢になって大入賞口20を閉塞していて、後述する当否判定で大当り又は小当りになったことに起因して、回動扉20Tが横に倒れて大入賞口20が開放すると共に、遊技球を大入賞口20に案内する。
右側流下領域R3のうち表示開口11Hの下端部の右横部分には、遊技球が1つずつ通過可能な幅をなして緩やかに傾斜する傾斜ダクト部95が設けられている。また、傾斜ダクト部95の末端部は、下方に曲がって真下を向き、共通幹流路94に接続されている。さらに、共通幹流路94は、例えば、吊り鐘形をなして下方に向かって幅広になっている。そして、共通幹流路94の上端部における横方向H1の中央に、傾斜ダクト部95の末端開口である絞り開口94Aが配置されている。
図2に示すように、共通幹流路94の下方に位置する遊技領域R1の右下部分には、入賞ユニット30が備えられている。その入賞ユニット30は、図5に示したユニット本体31の前面にユニットカバー32を取り付けてなる。そして、ユニット本体31が、遊技領域R1の右下コーナー部で遊技板11を貫通する図示しない貫通窓に嵌め込まれて固定されている。また、ユニットカバー32は、ガラス窓10Wのガラス板の内面に重ねられ、その後面からは仕切壁33が突出している。さらには、ユニット本体31の前面からも仕切壁34が突出している。そして、ユニットカバー32とユニット本体31との間に仕切壁33,34が挟まれた状態に固定され、ユニット本体31とユニットカバー32との間に遊技球が通過する流下経路が形成されている。
図4に示すように、遊技領域R1の右下角部は、入賞ユニット30の仕切壁33,34等によって第1~第3の流下経路91,92,93に分割されている。それら第1~第3の流下経路91,92,93は、遊技球が1つずつ流下する幅をなし、それらの入球口91A,92A,93Aは、共通幹流路94の下端部で横並びに配置されて上方を向いている。そして、右側流下領域R3に打ち込まれた遊技球で大入賞口20(図2参照)に入賞しなかった遊技球の全てが共通幹流路94を通り、第1~第3の流下経路91,92,93の何れか1つに流れ込むようになっている。
図4に示すように、第1流下経路91は、入賞ユニット30の上面を構成する仕切壁33の一部と、表示装飾枠23の一部とに挟まれてなり、共通幹流路94の下端部の左端に入球口91Aを備える。そして、第1流下経路91は、入球口91Aから鉛直方向に僅かに延びてから斜め左下に下るように延びている。
第3流下経路93は、入賞ユニット30の右側面を構成する仕切壁34と、仕切壁34の下端部と交差するガイドレール12の一部と、それらと対向する仕切壁33とに挟まれてなり、共通幹流路94の下端部の右端に入球口93Aを備える。また、第3流下経路93全体は、ガイドレール12の一部を横辺とするL字形をなし、第3流下経路93を通過した遊技球は、ガイドレール12上を転動して第3始動入賞口16の下方を通過し、アウト口22に向かう。
第2流下経路92は、入球口92Aが共通幹流路94の下端部の横方向H1における中央で、絞り開口94Aの真下に位置し、排出口92Bが第3始動入賞口16の真上に位置している。また、第2流下経路92の上端部は、遊技球の通過を検出する検出スイッチ18Sを備えた始動ゲート18になっている。さらに、第2流下経路92の途中位置から排出口92Bに亘る範囲が転動路96をなしていて、転動路96における上流寄り位置に前述の第2始動入賞口15が開口し、通常はスライド扉15Tによって閉塞されて、そのスライド扉15Tによって転動路96の一部が構成されている。
スライド扉15Tが後方にスライドして第2始動入賞口15が開放されると転動路96上の遊技球が第2始動入賞口15に入賞する。また、第2流下経路92には、図5の太線矢印で示されているように、転動路96の上端位置から後方に分岐してから再び転動路96に合流する分岐転動路96Bが備えられている。これにより、スライド扉15Tが開くと、分岐転動路96B上の遊技球と転動路96上の遊技球とが共に第2始動入賞口15に入賞するようになっている。一方、スライド扉15Tが閉じた状態では、遊技球がスライド扉15T及び分岐転動路96Bを通過して排出口92Bから第3始動入賞口16に向かって流下する。
<当否判定権について>
本実施形態のパチンコ遊技機10では、始動ゲート18、第1~第3の始動入賞口14~16に遊技球が入賞すると当否判定権が発生し、その当否判定権を使用した当否判定が行われる。当否判定権には、普図判定権と、特図判定権とが設けられ、特図判定権には、第1の当否判定権と、第2の当否判定権とが設けられている。
普図判定権は、遊技球が始動ゲート18を通過したことを「普図当否判定条件の成立」として発生し、その成立に起因して普図当否判定が行われる。普図当否判定は、表示画面13Gにて表示され、例えば、図2に示すように、表示画面13Gの右下に1桁の数字である普通図柄13Dを、奇数と偶数とに交互に切り替わるように変動表示した後、停止表示させ、その停止表示された普通図柄13Dが、例えば、奇数であれば「当り」、偶数であれば「外れ」として報知される。そして、普図当否判定で当りになると、第2始動入賞口15のスライド扉15Tが一定時間に亘って開き、第2始動入賞口15に遊技球が入賞し易くなる。
第1の当否判定権は、第1又は第2の始動入賞口14,15への遊技球の入賞を「第1の当否判定条件の成立」として発生し、その成立に起因して第1の当否判定が行われる。第1の当否判定は、表示画面13Gにて表示され、例えば、表示画面13Gに後述する3つの特別図柄41,42,43を変動表示した後、順次、停止表示させ、その停止表示された特別図柄41,42,43の図柄組み合わせにて報知される。以下、このように第1の当否判定権の判定結果を報知する演出を「第1の判定報知演出」という。当否判定が大当りの場合には、停止表示された3つの特別図柄41,42,43の組み合わせが、大当りを意味する大当り図柄組み合わせ(例えば、ぞろ目)となり、小当りの場合には、小当り図柄組合せとなり、外れの場合には、外れを意味する外れ図柄組み合わせになる。また、第1の判定報知演出を行っている間、及び、後述する大当り遊技及び小当り遊技を行っている間に、第1又は第2の始動入賞口14,15に遊技球が入賞した場合には、その分の第1の当否判定権が、予め定められた上限数(例えば、最大4つ)まで保留され、それ以上は第1の当否判定権は発生しない。そして、保留された第1の当否判定権は、発生順(古い順)に使用される。
第2の当否判定権は、第3始動入賞口16への入賞を「第2の当否判定条件の成立」として発生し、その成立に起因して第2の当否判定が行われる。第2の当否判定は、LED表示部13Pにて表示され、例えば、複数のLED13Lを点滅させて変動表示させた後、それらの点滅を停止して停止表示させ、そのときの複数のLED13Lの点灯パターンによって報知される。以下、このように第2の当否判定権の判定結果を報知する演出を「第2の判定報知演出」という。なお、LED13Lの点灯パターンは、遊技者による解読は極めて困難であるので、第3始動入賞口16への入賞に起因する第2の当否判定権の判定結果の報知は、実質的には行われないに等しい。
第2の判定報知演出を行っている間、及び、後述する大当り遊技及び小当り遊技を行っている間に、第3始動入賞口16に遊技球が入賞した場合には、その分の第2の当否判定権が、予め定められた上限数(例えば、最大4つ)まで保留され、それ以上は第2の当否判定権は発生しない。そして、保留された第2の当否判定権は、発生順(古い順)に使用される。
また、上述したように、第1の当否判定権同士の間及び第2の当否判定権同士の間では、発生順に当否判定権を使用して判定報知演出が開始され、第1又は第2の一方の当否判定権の判定報知演出が実行中か否かとは無関係に他方の当否判定権の判定報知演出が開始される。
第1及び第2の当否判定の判定結果には、「大当り」と、「小当り」と、「外れ」とがあり、「大当り」及び「小当り」になると、大入賞口20が規定開放時間に亘って開状態となるラウンドが規定回数行われる大当り遊技及び小当り遊技が実行される。そして、大当り遊技の終了後には、次述するように、遊技状態が変わることがあるが、小当り遊技の終了後に、遊技状態が変わることはない。このことから、本実施形態のパチンコ遊技機10の遊技者の間で、単に「当り」と呼ばれるときには、小当りを含まず、大当りのみを意味することがある。また、1ラウンドの大入賞口20の規定開放時間は、大当りに比べて小当たりは短く、1回の大当り遊技又は小当り遊技で行われるラウンドの規定回数は、大当り遊技では、2,4,10回の何れかであるのに対し(図7参照)、小当り遊技では、2回になっている。また、大当りになる確率は、第1の当否判定権及び第2の当否判定権の何れによる当否判定でも同じである。これに対し、小当りになる確率は、第2の当否判定権による当否判定では極めて高いのに対し(例えば、1/1.2)、第1の当否判定権による当否判定では、0か又は、極めて低いため実質的に0になっている。
<遊技状態について>
遊技状態には、普図判定を行うときの状態が異なる「非時短状態」と「時短状態」とが設けられていて、大当り遊技の終了を境にして、非時短状態と時短状態とに切り替わる。その時短状態は、非時短状態に比べて、普図当否判定における普通図柄13Dの変動表示時間が短く、当りになったときの第2始動入賞口15の開放時間が長くなっている。つまり、時短状態になると、非時短状態に比べて、第1の当否判定条件が成立し易くなっている。
また、遊技状態には、特図判定を行うときの状態が異なる「低確率状態」と「高確率状態」とが設けられていて、時短状態と同様に大当り遊技の終了を境にして、低確率状態と高確率状態とに切り替わる。その高確率状態では、低確率状態より大当りとなる確率が高くなっている。
上記した非時短状態と時短状態、低確率状態と高確率状態とが組み合わされて、パチンコ遊技機10は、以下の遊技状態になり得る。即ち、パチンコ遊技機10は、低確率状態で且つ非時短状態の低確非時短状態と、低確率状態で且つ時短状態の低確時短状態と、高確率状態で且つ非時短状態の高確非時短状態と、高確率状態で且つ時短状態の高確時短状態との4つの遊技状態が設定されている。以下、低確非時短状態を「通常状態」ともいい、低確非時短状態以外の遊技状態を、「非通常状態」ともいうこととする。
パチンコ遊技機10では、遊技状態によって第1及び第2の判定報知演出の実行時間は異なっていて、図6に示すようになっている。本実施形態では、第1の当否判定権に基づく判定報知演出の実行時間は、高確非時短状態以外は比較的短く、高確非時短状態で比較的長く設定されているのに対し、第2の当否判定権に基づく判定報知演出の実行時間は、高確非時短状態以外は比較的長く、高確非時短状態で比較的短く設定されている。
この構成により、本実施形態のパチンコ遊技機10では、高確非時短状態において小当りが頻発する小当りRUSHとなる。具体的には、高確非時短状態で右打ち遊技を行うと、多くの遊技球が入賞ユニット30のうち第2流下経路92へと流下する。このとき、第1の当否判定条件が成立し難いため、ほとんどの遊技球が第2始動入賞口15上を通過して排出口92Bから第3始動入賞口16へと向かう。また、第3始動入賞口16への入賞に基づく第2の当否判定権では、小当りが高い確率(例えば、1/1.2)で発生しかつ判定報知時間が短くなっているので、小当りが頻繁に発生し、小当りラッシュとなる。以下、「高確非時短状態」を「小当りRUSH」ともいうこととする。
さらに、遊技状態によって、大当りの種類は異なっていて、例えば、図7に示すようになっている。なお、図7等における例えば、「10R」は、大当り遊技が10ラウンド行われることを示している。
<遊技状態に応じた左打ち遊技と右打ち遊技について>
上述した構成により、本実施形態のパチンコ遊技機10では、通常状態の場合には、第2始動入賞口15において第1の当否判定条件が成立し難く、第3始動入賞口16への入賞に起因する第2の判定報知演出の実行時間が非常に長いため、左側流下領域R2から第1始動入賞口14を狙う左打ち遊技を行う方が遊技者に有利な設定になっている。一方、遊技状態が非通常状態の場合には、第2始動入賞口15において第1の当否判定条件が成立し易いこと及び第3始動入賞口16への入賞に起因する第2の判定報知演出の実行時間が短いことの何れか一方又は両方の条件が揃うため、右打ち遊技を行う方が遊技者に有利な設定となっている。また、当否判定が大当り又は小当りになった場合には、右側流下領域R3に配置された大入賞口20へ遊技球を入賞させるために右打ち遊技を行うことが遊技者によって有利となる。
そして、パチンコ遊技機10では、遊技状態によって遊技領域R1のうち左側流下領域R2及び右側流下領域R3の何れに打ち込むことが遊技者にとって有利かを示唆するための映像が、例えば、遊技を開始するとき、小当り遊技及び大当り遊技を開始するとき、及び、大当り遊技後に遊技状態が非通常状態と通常状態との間で切り替わるときなどに表示画面13Gに表示される。具体的には、図8(A)に示すように、非通常状態に切り替わるとき及び小当り遊技及び大当り遊技を開始するときなどには、表示画面13Gの中央に配置される「右打ち」というメッセージ51と、表示画面13Gの右上部に配置される右向きの矢印52とを含んだ右打ち示唆映像50が表示されるようになっている。また、非通常状態のときには、図8(B)に示すように、右向き矢印52が常時、表示されている。一方、通常遊技状態に切り替わるときなどには、図示しないが、表示画面13Gに「左に打て」というメッセージと左向きの矢印とを含んだ左打ち示唆映像が表示される。
<第1の判定報知演出について>
第1の判定報知演出には、特別図柄41,42,43のうち2つの特別図柄41,42が同じ図柄で停止してリーチ状態になると、例えば、遊技に登場するキャラクターが競争する映像に切り替わり、キャラクターが競争に勝利するか否かによって判定結果を報知するリーチ判定報知演出が複数種類、設けられている。また、これら複数種類のリーチ判定報知演出には、通常のリーチ判定報知演出とは異なる特殊判定報知演出60が設けられている。以下、特殊判定報知演出60の一つである「ペンギン行くぞ!」を例に特殊判定報知演出60を説明する。
特殊判定報知演出60は、特別図柄41,42,43が変動を開始してリーチ状態になると、特別図柄41,42,43が表示画面13Gの中央(図2参照)から左上部に移動すると共に、小さく表示される。そして、表示画面13Gにペンギンと、その他の動物とが水泳短距離で競争する映像に切り替わり、ペンギンが他の動物と競り合いながら泳ぐ様子が表示される。その後、ゴール付近でラストスパートする様子が表示され、ペンギンが一位でゴールしたときには大当りとなり、特別図柄41,42,43が全て同じ図柄で停止表示される。一方、ペンギンが一位以外でゴールしたときには外れとなり、特別図柄41,42,43がリーチ外れで停止表示される。
ここで、特殊判定報知演出60のうち、ペンギンがゴール手前でラストスパートする部分の映像は、3D映像60Aとなっている。具体的には、3D映像60Aは、図10に示すように、第1レイヤー61と、第2レイヤー62と、第3レイヤー63とから構成されている。第1レイヤー61は、最前面に配置され、中央に第1対象像61Aとしてペンギンが描かれている。第2レイヤー62は、第1レイヤー61と第3レイヤー63の間に配置され、第1対象像61Aを囲む位置に第2対象像62Aとして紙吹雪が描かれている。第3レイヤー63は、最背面に配置され、第1対象像61Aを囲むように第3対象像63Aとして閃光が描かれている。また、これら第1~第3のレイヤー61,62,63は、図柄の無い部分が無色透明になっている。
3D映像60Aでは、これら第1~第3のレイヤー61,62,63が重ねられたて、図11(A)から図11(B)の変化に示すように、ペンギンが飛び出してくるように見える映像となっている。詳細には、本実施形態の3D映像60Aでは、第1レイヤー61が前方に拡大する動きをとる一方、第2及び第3のレイヤー62,63が後方に縮小する動きをとって変化する。これにより、第1レイヤー61の第1対象像61Aが大きくなる様子が強調され、第1対象像61Aが前側に飛び出してくる度合いが増した映像となっている。
また、特殊判定報知演出60は、リーチ判定報知演出と大当り遊技後の遊技状態の設定が異なっている。リーチ判定報知演出は、大当り遊技後の遊技状態がランダムに決定されるものであるのに対し、特殊判定報知演出60は、大当り遊技後の遊技状態が予め決められていると共に、その大当り遊技後の遊技状態が特殊判定報知演出60の実行時の遊技状態によって異なる設定となっている。具体的には、図12(A)に示すように、特殊判定報知演出60が通常状態で実行されて当否判定が大当りの場合には、大当り遊技後の遊技状態が高確非時短状態に移行し、図12(B)に示すように、特殊判定報知演出60が低確時短状態で実行されて当否判定が大当りの場合には、大当り遊技後の遊技状態が高確時短状態に移行するようになっている。これにより、遊技者は、特殊判定報知演出60が通常状態で実行されたのか、低確時短状態で実行されたのかを注視している。
<遊技状態の切り替わりについて>
本実施形態のパチンコ遊技機10には、上述したように遊技状態が大当り遊技を境にして切り替わる場合に加えて、通常状態において第1及び第2の当否判定の外れの判定結果が予め定められた第1規定回数(例えば、900回)、連続した場合に、遊技状態が低確時短状態に切り替わる、所謂、遊タイムが設定されている。遊タイムは、その切り替わりから第1及び第2の当否判定の判定回数が予め設定された第2規定回数(例えば、120回)に到達するまでの間、遊技状態が通常状態に戻らないようになっていて、遊タイム中に大当りを引き当てたときには、遊技状態が低確時短状態から高確時短状態に発展するか、低確時短状態が維持される。以下、通常状態で第1及び第2の当否判定の外れの判定結果が第1規定回数、連続したことを、「天井条件の成立」ということとする。
ところで、遊タイムは、パチンコ遊技機10に導入されて日が浅く、大当り遊技を境にして遊技状態が切り替わる場合とは異なるため、遊技者は何が起こったのか理解できず、遊技状態の切り替わりに対応することができない恐れがあった。そこで、本実施形態のパチンコ遊技機10では、天井条件の成立に起因して遊技状態が通常状態から低確時短状態に変更されるときに、遊技領域R1のうち右側流下領域R3に遊技球を打ち込むことが有利であることを示唆する右打ち示唆映像50が表示されるようになっている。以下、天井条件の成立に起因して表示される右打ち示唆映像50を、前述した大当り遊技後を境にして遊技状態が切り替わる際に表示される右打ち示唆映像50と区別するために、「天井右打ち示唆映像50T」と呼び、大当り遊技後を境にした右打ち示唆映像50を「通常の右打ち示唆映像50」と呼ぶこととする。
天井右打ち示唆映像50Tは、図13(A)に示すように、第1及び第2の当否判定の外れの判定結果が第1規定回数、連続して天井条件が成立した場合に、その第1規定回数目(即ち、900回目)の判定報知演出が開始されるときに表示画面13Gに表示される。天井右打ち示唆映像50Tは、その表示態様が通常の右打ち示唆映像50の表示態様(図8(A)参照)とは異なり、以下のようになっている。即ち、天井右打ち示唆映像50Tでは、まず、表示画面13Gの中央に通常の右打ち示唆映像50とは異なる「救済発動!右打ち」というメッセージ53が表示された後(図9(A)参照)、「全力モード」というメッセージ54が表示される(図9(B)参照)。そして、そのメッセージ54の前側に、通常の右打ち示唆映像50で表示されるメッセージ51が重ねて表示される映像となっている(図9(C)参照)。また、天井右打ち示唆映像50Tでは、通常の右打ち示唆映像50と同様に、表示画面13Gの右上部に右向きの矢印52が表示されている。そして、天井右打ち示唆映像50Tが終了すると、判定報知演出が開始される。これにより、遊技者が、遊技状態が低確時短状態となる遊タイムに突入したことを理解することができると共に、右打ちに変更して遊技を行う必要があることを理解することが可能となっている。
なお、図13(B)に示すように、第1規定回数目(即ち、900回目)に判定報知演出の判定結果が大当りとなる場合(図13(B)には、判定報知演出として特殊判定報知演出60が実行された例が示されている)は、第1及び第2の当否判定の外れの判定結果が第1規定回数、連続していないため、天井条件は成立していない。このため、遊タイムには移行せず、天井右打ち示唆映像50Tも実行されない。また、外れの判定結果が第1規定回数、連続する前に、判定報知演出の判定結果が大当りになった場合には、消化してきた連続外れの回数がリセットされ、大当り遊技から連続外れの回数が再度カウントされるようになっている(図13(B)参照)。
ここで、本実施形態のパチンコ遊技機10では、上述したように、天井右打ち示唆映像50Tが第1規定回数目の判定報知演出が開始される前に表示されるため、遊技者は天井右打ち示唆映像50Tの後の判定報知演出が低確時短状態で発生したものと認識してしまう。しかしながら、天井右打ち示唆映像50Tの後の判定報知演出は通常状態で発生したものであり、遊技状態は天井右打ち示唆映像50Tの後に開始された判定報知演出終了後に切り替えられる。このため、第1規定回数目(即ち、900回目)の判定報知演出が前述した特殊判定報知演出60であり、且つ、その特殊判定報知演出60が開始される前に天井右打ち示唆映像50Tが実行されると、通常状態で特殊判定報知演出60が実行されたにも拘わらず、遊技者は低確時短状態で特殊判定報知演出60が発生したと認識してしまい、実際の遊技状態と、遊技者の認識との間にズレが生じ得る。
そこで、本実施形態のパチンコ遊技機10では、図14(C)に示すように、第1規定回数目の判定報知演出で特殊判定報知演出60が実行されるとき(より詳細には、特殊判定報知演出で判定結果が外れのとき)には、天井右打ち示唆映像50Tを第1規定回数目の判定報知演出のときには行わずに、次に行われる判定報知演出が開始されるときに実行する構成となっている。これにより、通常状態で特殊判定報知演出60が実行されたと遊技者に認識させることができるので、上記誤認をなくすことが可能となる。なお、第1規定回数目の判定報知演出で特殊判定報知演出60が実行されて判定結果が大当りの場合には、上述したように、天井条件が成立していないため、天井右打ち示唆映像50Tはそもそも実行されない。
また、パチンコ遊技機10では、第1規定回数目の判定報知演出が、表示画面13Gにて実行される第1の判定報知演出ではなく、LED表示部13Pにて実行される第2の判定報知演出である場合についても、図14(D)に示すように、次の第1の判定報知演出が開始されるときに右打ち示唆映像50Tを実行するようになっている。
本実施形態のパチンコ遊技機10では、遊技状態が高確非時短状態又は遊技状態が高確時短状態に移行するときに、図15に示すように、表示画面13Gの下部に小当りRUSHアイコン64又は確変アイコン65が表示されるようになっている。ここで、上述したように、特殊判定報知演出60は、通常状態で判定結果が大当りの場合には、高確非時短状態、即ち、小当りRUSHへ移行し、低確時短状態で判定結果が大当りの場合には、高確時短状態に移行する。従って、特殊判定報知演出60において、通常状態で大当りになると、表示画面13Gに小当りRUSHアイコン64が表示され、低確時短状態で大当りになると、表示画面13Gに確変アイコン65が表示されるようになっている。そして、本実施形態のパチンコ遊技機10では、特殊判定報知演出60で大当りしたときに表示するアイコンの種類を、天井右打ち示唆映像50Tを行っているか否かによって判断する構成としている。
具体的には、特殊判定報知演出60が実行され、その判定結果が大当りの場合には、図13(B)に示すように、天井右打ち示唆映像50Tが実行されていないときには小当りRUSHアイコン64を表示し、図13(A)に示すように、天井右打ち示唆映像50Tが実行されているときには、確変アイコン65を表示するようになっている。
なお、特殊判定報知演出60以外の判定報知演出において大当りになり、大当り遊技後の遊技状態が高確非時短状態又は遊技状態が高確時短状態に移行するときにも、小当りRUSHアイコン64又は確変アイコン65が表示される。また、これら小当りRUSHアイコン64又は確変アイコン65が表示されるタイミングは、判定報知演出において判定結果が大当りであることが確定したとき以降であればいつでもよく、例えば、特別図柄41,42,43が大当り図柄で確定停止された後であってもよいし、リーチ判定報知演出及び特殊判定報知演出60のキャラクターが登場する映像の中で大当りが確定するタイミングであってもよい。
図16には、本実施形態のパチンコ遊技機10の主制御部70が示されている。この主制御部70は、各入賞口14,15,16の入賞に基づく検出信号を受け取り、その検出信号に基づいて乱数生成部70Aにて生成された乱数値を取得する。そして、その乱数値から当否判定、大当り種別、判定報知演出の種類等の情報を取得して演出に関する情報を演出制御部71に出力する。また、主制御部70は、連続外れ回数、遊タイムが開始されて消化した当否判定の回数等をカウントする複数のカウンタを有すると共に、遊技状態に対応した複数のフラグを備えている。
演出制御部71は、取得した情報に基づいて演出処理プログラムを実行する。そして、当否判定、大当り種別、判定報知演出の種類等の情報に基づいて判定報知演出データテーブル72を含む複数のデータテーブルから対応するデータを取得する。また、演出処理プログラムは、定期的に主制御部70から連続外れ回数及び遊タイムが開始されて消化した当否判定の回数に関する情報を取得し、天井条件が成立したか否かを判断する。そして、天井条件が成立したときには、第1規定回数目の判定報知演出が特殊判定報知演出60か否かを判別し、天井右打ち示唆映像50Tを実行する。さらに、演出処理プログラムは、天井右打ち示唆映像50Tの実行されたか否かを記憶して、小当りRUSHアイコン64又は確変アイコン65の何れを表示するか判定する。そして、これらの各判定結果に基づき各データを表示装置13及びスピーカ10Sに出力する。
なお、本実施形態のパチンコ遊技機10における第1及び第2の当否判定条件の成立が特許請求の範囲の「第1当否判定条件」に相当する。また、本実施形態の低確非時短状態、低確時短状態、高確非時短状態、及び、高確時短状態が、特許請求の範囲の「低確低アシスト状態」、「低確高アシスト状態」、「高確低アシスト状態」及び「高確高アシスト状態」に相当し、確変アイコン65及び小当りRUSHアイコン64が、特許請求の範囲の「第1のアイコン」及び「第2のアイコン」に相当する。さらに、本実施形態の右打ち示唆映像50,50Tを実行する演出制御部71が特許請求の範囲の「操作示唆演出手段」に相当する。
本実施形態のパチンコ遊技機10の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態のパチンコ遊技機10の作用効果について説明する。パチンコ遊技機10で遊技を開始し、第1及び第2の当否判定で大当りがでずに外れが連続し、その外れの判定結果が第1規定回数に到達することがある。すると、本実施形態のパチンコ遊技機10では、天井条件の成立に起因して遊タイムに突入するときに、演出制御部71により遊技者にとって右打ちが有利になることを示唆する天井右打ち示唆映像50Tが行なわれるので、遊技者が遊技状態の切り替わりに対応してスムーズに右打ちを行うことが可能となる。
ここで、天井右打ち示唆映像50Tは、第1規定回数目の判定報知演出が開始される前に表示されるため、遊技者は天井右打ち示唆映像50Tの後の判定報知演出が低確時短状態で発生したものと認識してしまう。しかしながら、天井右打ち示唆映像50Tの後の判定報知演出は通常状態で発生したものであり、遊技状態は天井右打ち示唆映像50Tの後に開始された判定報知演出終了後に切り替えられる。このため、第1規定回数目(即ち、900回目)の判定報知演出が前述した特殊判定報知演出60であり、且つ、その特殊判定報知演出60が開始される前に天井右打ち示唆映像50Tが実行されると、通常状態で特殊判定報知演出60が実行されたにも拘わらず、遊技者は低確時短状態で特殊判定報知演出60が発生したと認識してしまい、実際の遊技状態と、遊技者の認識との間にズレが生じ得る。
そこで、本実施形態のパチンコ遊技機10では、第1規定回数目の判定報知演出で特殊判定報知演出60が実行されるとき(より詳細には、特殊判定報知演出で判定結果が外れのとき)には、天井右打ち示唆映像50Tを第1規定回数目の判定報知演出のときには行わずに、次に行われる判定報知演出が開始されるときに実行する構成となっている。これにより、通常状態で特殊判定報知演出60が実行されたと遊技者に認識させることができるので、上記誤認をなくすことが可能となっている。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、天井右打ち示唆映像50Tと、通常の右打ち示唆映像50とが相異する構成となっていたが、同じであってもよい。
(2)上記実施形態では、天井右打ち示唆映像50Tが判定報知演出が開始されるときに実行され、天井右打ち示唆映像50Tの終了後に判定報知演出が開始される構成になっていたが、例えば、判定報知演出における背景映像を天井右打ち示唆映像とし、判定報知演出中に流れ続ける構成であってもよい。
なお、本明細書及び図面には、特許請求の範囲に含まれる技術の具体例が開示されているが、特許請求の範囲に記載の技術は、これら具体例に限定されるものではなく、具体例を様々に変形、変更したものも含み、また、具体例から一部を単独で取り出したものも含む。
<付記>
以下、上述した実施形態から抽出される発明群について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお、以下では、理解の容易のため、上記実施形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
[発明1]
遊技板の前面の遊技領域に遊技球を打ち込み、第1当否判定条件が成立すると、それに起因して第1当否判定が行われ、その判定結果を報知する判定報知演出で大当りが確定すると、通常は入賞困難な第1可変入賞口が通常より入賞容易になる大当り遊技が行われる遊技機であって、
遊技状態には、前記大当りになる確率が低くかつ前記第1当否判定条件が成立し難い低確低アシスト状態と、前記大当りになる確率が低くかつ前記第1当否判定条件が成立し易い低確高アシスト状態と、前記大当りになる確率が高くかつ前記第1当否判定条件が成立し易い高確高アシスト状態と、が含まれ、
前記低確低アシスト状態では、前記遊技領域の左側に遊技球を打ち込む左打ちが遊技者にとって有利である一方、前記低確高アシスト状態及び前記高確高アシスト状態では、前記遊技領域の右側に遊技球を打ち込む右打ちが遊技者にとって有利となり、
前記大当りに前記遊技状態を決定する付加情報が付加されて前記大当り遊技の実行後に前記付加情報に基づいた前記遊技状態になると共に、前記低確低アシスト状態のままで前記第1当否判定の判定結果が外れになる連続実行回数が予め定められた規定回数に到達した天井条件の成立に起因して前記低確高アシスト状態に切り替わる遊技機において、
前記天井条件の成立に起因して前記低確高アシスト状態から前記低確高アシスト状態に変更されるときに、遊技者にとって前記右打ちが有利になることを示唆する右打ち示唆演出を行う操作示唆演出手段を有する遊技機。
発明1によれば、天井条件の成立に起因して遊技状態が切り替わるときに、操作示唆演出手段により遊技者にとって右打ちが有利になることを示唆する天井右打ち示唆映像が行なわれるので、遊技者が遊技状態の切り替わりに対応してスムーズに右打ちを行うことが可能となる。
[発明2]
遊技状態には、前記大当りになる確率が高くかつ前記第1当否判定条件が成立し難い高確低アシスト状態が含まれ、
前記判定報知演出には、前記低確低アシスト状態で行われて前記判定結果が当りであると前記大当り遊技の実行後に前記高確低アシスト状態に切り替わり、前記低確高アシスト状態で行われて前記判定結果が当りであると前記大当り遊技の実行後に前記高確高アシスト状態に切り替わる第1特殊判定報知演出が含まれ、
前記天井条件の成立に起因する前記右打ち示唆演出は、前記規定回数のときの前記判定報知演出が開始するときに表示され、その判定報知演出終了後に遊技状態が前記低確高アシスト状態に切り替わり、
前記操作示唆演出手段は、前記天井条件が成立するときの前記第1当否判定で前記第1特殊判定報知演出が行われるときには、前記右打ち示唆演出を行わない発明1に記載の遊技機。
天井条件が成立したときに第1特殊判定報知演出が実行され、且つ、その第1判定報知演出が開始されるときに右打ち示唆演出が実行されると、低確低アシスト状態で第1特殊判定報知演出が発生したにも拘わらず、遊技者は低確高アシスト状態で第1特殊判定報知演出が実行されたものと認識してしまい、実際の遊技状態と、遊技者の認識とにズレが生じ得る。そこで、発明2では、天井条件が成立するときに第1特殊判定報知演出が実行される場合には、右打ち示唆演出を実行しない構成としたので、上記誤認を防ぐことが可能となっている。
[発明3]
遊技状態には、前記大当りになる確率が高くかつ前記第1当否判定条件が成立し難い高確低アシスト状態が含まれ、
前記判定報知演出には、前記低確低アシスト状態で行われて前記判定結果が当りであると前記大当り遊技の実行後に前記高確低アシスト状態に切り替わり、前記低確高アシスト状態で行われて前記判定結果が当りであると前記大当り遊技の実行後に前記高確高アシスト状態に切り替わる第1特殊判定報知演出が含まれ、
前記天井条件の成立に起因する前記右打ち示唆演出は、前記規定回数のときの前記判定報知演出が開始するときに表示され、その判定報知演出終了後に遊技状態が前記低確高アシスト状態に切り替わり、
前記操作示唆演出手段は、前記天井条件が成立するときの前記第1当否判定で前記第1特殊判定報知演出が行われるときには前記右打ち示唆演出を行わず、次の前記第1当否判定で前記判定報知演出が行われるときに前記右打ち示唆演出を行う発明1に記載の遊技機。
天井条件が成立したときに第1特殊判定報知演出が実行され、且つ、その第1判定報知演出が開始されるときに右打ち示唆演出が実行されると、低確低アシスト状態で第1特殊判定報知演出が発生したにも拘わらず、遊技者は低確高アシスト状態で第1特殊判定報知演出が実行されたものと認識してしまい、実際の遊技状態と、遊技者の認識とにズレが生じ得る。そこで、発明3では、天井条件が成立するときに第1特殊判定報知演出が実行されるときには右打ち示唆演出を実行せず、次の判定報知演出が開始されるときに右打ち示唆演出を実行するので、上記誤認を防ぐことが可能となると共に、遊技者に遊技状態の切り替わりを示唆することができる。
[発明4]
前記操作示唆演出手段は、前記低確高アシスト状態から前記高確高アシスト状態への変更されるときにも前記右打ち示唆演出を行う発明2又は発明3に記載の遊技機。
発明4によれば、打ち分けが変更になったとき以外にも遊技領域のどちらに打ち込むのが有利かを示して、遊技者が遊技を行い易くすることが可能となる。
[発明5]
前記天井条件の成立に起因にして前記遊技状態が変更されるときに行われる前記右打ち示唆演出と、前記大当りの前記付加情報に基づいて前記遊技状態が変更されるときに行われる前記右打ち示唆演出と、が相違する発明4に記載の遊技機。
発明5によれば、天井条件の成立に起因する右打ち示唆演出と、それ以外の場合の右打ち示唆演出とが相異するので、天井条件の成立に起因する遊技状態の変更なのかを区別することが可能となる。
[発明6]
前記第1当否判定には、前記大当り遊技より前記第1可変入賞口の入賞容易な期間が短い小当り遊技を行う小当りが含まれ、
前記高確低アシスト状態では、前記低確低アシスト状態、前記低確高アシスト状態及び前記高確高アシスト状態より前記小当りとなる頻度が高く、前記高確高アシスト状態では、前記低確低アシスト状態及び前記低確高アシスト状態より前記大当りとなる頻度が高い発明2から発明5の何れか1に記載の遊技機。
発明6によれば、遊技状態によって頻発する判定結果の種類を異なる。
[発明7]
前記第1特殊判定報知演出が前記高確低アシスト状態で行われて前記判定結果が当りであったときには、前記高確高アシスト状態になったことを意味する第1のアイコンを表示し、前記第1特殊判定報知演出が前記低確低アシスト状態で行われて前記判定結果が当りであったときには、前記高確低アシスト状態になったことを意味する第2のアイコンを表示するアイコン表示手段を有し、
前記アイコン表示手段は、前記第1又は第2のアイコンのうち何れを表示するか、前記天井条件の成立に起因した前記右打ち示唆演出を行ったか否かに基づいて判断している発明6に記載の遊技機。
発明7によれば、右打ち示唆演出を行ったか否か基づいて第1又は第2のアイコンの何れを表示するかを判断するので、遊技状態の誤認を防ぐすることが可能となる。
[発明8]
遊技板の前面の遊技領域に遊技球を打ち込み、第1当否判定条件が成立すると、それに起因して第1当否判定が行われ、その判定結果を報知する判定報知演出で大当りが確定すると、通常は入賞困難な第1可変入賞口が通常より入賞容易になる大当り遊技が行われる遊技機であって、
遊技状態には、前記大当りになる確率が低くかつ前記第1当否判定条件が成立し難い低確低アシスト状態と、前記大当りになる確率が低くかつ前記第1当否判定条件が成立し易い低確高アシスト状態と、が含まれ、
前記低確低アシスト状態では、前記遊技領域の左側に遊技球を打ち込む左打ちが遊技者にとって有利である一方、前記低確高アシスト状態では、前記遊技領域の右側に遊技球を打ち込む右打ちが遊技者にとって有利となり、
前記大当り遊技を境にして遊技状態が前記低確低アシスト状態と前記低確高アシスト状態とが切り替わると共に、前記低確低アシスト状態のままで前記第1当否判定の判定結果が外れになる連続実行回数が予め定められた規定回数に到達した天井条件の成立に起因して前記低確高アシスト状態に切り替わる遊技機において、
前記天井条件の成立に起因して前記低確高アシスト状態から前記低確高アシスト状態に変更されるときに、遊技者にとって前記右打ちが有利になることを示唆する右打ち示唆演出を行う操作示唆演出手段を有する遊技機。
発明8によれば、天井条件の成立に起因して遊技状態が切り替わるときに、操作示唆演出手段により遊技者にとって右打ちが有利になることを示唆する天井右打ち示唆映像が行なわれるので、遊技者が遊技状態の切り替わりに対応してスムーズに右打ちを行うことが可能となる。
10 パチンコ遊技機
13G 表示画面
14~16 始動入賞口
20 大入賞口
50,50T 右打ち示唆映像
60 特殊判定報知演出
64 小当りRUSHアイコン
65 確変アイコン

Claims (1)

  1. 遊技板の前面の遊技領域に遊技球を打ち込み、第1当否判定条件が成立すると、それに起因して第1当否判定が行われ、その判定結果を報知する判定報知演出で大当りが確定すると、通常は入賞困難な第1可変入賞口が通常より入賞容易になる大当り遊技が行われる遊技機であって、
    遊技状態には、前記大当りになる確率が低くかつ前記第1当否判定条件が成立し難い低確低アシスト状態と、前記大当りになる確率が低くかつ前記第1当否判定条件が成立し易い低確高アシスト状態と、前記大当りになる確率が高くかつ前記第1当否判定条件が成立し易い高確高アシスト状態と、が含まれ、
    前記低確低アシスト状態では、前記遊技領域の左側に遊技球を打ち込む左打ちが遊技者にとって有利である一方、前記低確高アシスト状態及び前記高確高アシスト状態では、前記遊技領域の右側に遊技球を打ち込む右打ちが遊技者にとって有利となり、
    前記大当りには前記大当り遊技後の前記遊技状態が異なる複数種類の前記大当りが設けられ、前記大当り遊技の実行後に当選した前記大当りに基づいた前記遊技状態になると共に、前記低確低アシスト状態のままで前記第1当否判定の判定結果が外れになる連続実行回数が予め定められた規定回数に到達した天井条件の成立に起因して前記低確高アシスト状態に切り替わる遊技機において、
    前記天井条件の成立に起因して前記低確アシスト状態から前記低確高アシスト状態に変更されるときに、遊技者にとって前記右打ちが有利になることを示唆する右打ち示唆演出を行う操作示唆演出手段を有し、
    遊技状態には、前記大当りになる確率が高くかつ前記第1当否判定条件が成立し難い高確低アシスト状態が含まれ、
    前記判定報知演出には、前記低確低アシスト状態で行われて前記判定結果が当りであると前記大当り遊技の実行後に前記高確低アシスト状態に切り替わり、前記低確高アシスト状態で行われて前記判定結果が当りであると前記大当り遊技の実行後に前記高確高アシスト状態に切り替わる第1特殊判定報知演出が含まれ、
    前記天井条件の成立に起因する前記右打ち示唆演出は、前記規定回数のときの前記判定報知演出が開始するときに表示され、その判定報知演出終了後に遊技状態が前記低確高アシスト状態に切り替わり、
    前記操作示唆演出手段は、前記天井条件が成立するときの前記第1当否判定で前記第1特殊判定報知演出が行われるときには、前記右打ち示唆演出を行わない遊技機。
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