JP7262001B2 - 色変換素子 - Google Patents

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Description

本発明は、基板上に蛍光部が積層された色変換素子に関する。
例えば、プロジェクタなどの投影装置に用いられる蛍光体ホイール(色変換素子)においては、放熱性を高めるべく、蛍光部と基板とを熱伝導性接着剤で接合した技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。また、基板における蛍光部側の主面には、反射層が積層されており、これにより、蛍光部からの光を反射層で反射することで変換効率が高められている。
特開2016-99566号公報
近年においては、色変換素子における色変換の変換効率をさらに高めることが望まれている。
そこで本発明は、変換効率を向上可能な色変換素子を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る色変換素子は、基板と、基板上に配置された蛍光部であって、外部からのレーザー光を受光して、当該レーザー光とは異なる色の光を放出する蛍光部と、蛍光部における基板側の主面に積層され、誘電体多層膜からなる反射層と、反射層と基板との間に介在して、反射層と基板とを接合する接合部とを備え、接合部は、蛍光部におけるレーザー光が照射される照射領域の少なくとも一部に平面視で重なる位置に、反射層を露出させる空気層を有する。
本発明に係る色変換素子によれば、変換効率を高めることができる。
図1は、実施の形態に係る色変換素子の概略構成を示す模式図である。 図2は、図1におけるII-II線を含む切断面を見た断面図である。 図3は、変形例1に係る色変換素子の概略構成を示す断面図である。 図4は、変形例2に係る色変換素子の概略構成を示す断面図である。 図5は、変形例3に係る色変換素子の概略構成を示す平面図である。 図6は、変形例3に係る色変換素子の概略構成を示す断面図である。 図7は、変形例4に係る色変換素子の概略構成を示す断面図である。 図8は、変形例5に係る色変換素子の概略構成を示す断面図である。 図9は、変形例6に係る照明装置の概略構成を示す模式図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る色変換素子について、図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。従って、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態等は、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。各図においては、同じ構成部材に対して同じ符号を付している。
以下、実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態に係る色変換素子の概略構成を示す模式図である。図2は、図1におけるII-II線を含む切断面を見た断面図である。
色変換素子1は、プロジェクタ等の投影装置に用いられる蛍光体ホイールである。投影装置には、光源部として、青紫~青色(430~490nm)の波長のレーザー光Lを色変換素子1に対して放射する半導体レーザー素子が設けられている。色変換素子1は、光源部から照射されたレーザー光Lを励起光として、白色光を放射する。以下、色変換素子1について具体的に説明する。
図1及び図2に示すように、色変換素子1は、基板2と、蛍光部3と、反射層4と、接合部5とを備えている。なお、図1及び図2においては、レーザー光Lをドットハッチングで図示している。色変換素子1において、レーザー光Lが照射される領域を照射領域Rと称す。照射領域Rは固定されているが、色変換素子1が回転するために、照射領域Rは相対的に色変換素子1上を周方向に移動することになる。
基板2は、平面視形状が例えば円形状の基板であり、その中央部に貫通孔21が形成されている。貫通孔21に対して、投影装置内にある回転軸が取り付けられることで、基板2が回転駆動するようになっている。
基板2は、蛍光部3よりも熱伝導率の高い基板である。これにより、蛍光部3から伝導した熱を基板2から効率的に放熱できるようになっている。具体的には、基板2は、Al、Al、AlN、Fe、Tiなどの金属材料から形成されている。なお、基板2は、蛍光部3よりも熱伝導率が高いのであれば、金属材料以外から形成されていてもよい。金属材料以外の材料としては、Si、セラミック、サファイア、グラファイトなどが挙げられる。
基板2の1つの主面22は平坦状に形成されており、当該主面22側に蛍光部3が配置されている。
蛍光部3は、全体として肉厚が均一である。蛍光部3は、例えば、レーザー光Lによって励起されて蛍光を発する蛍光体の粒子(蛍光体粒子34)を分散状態で備えており、レーザー光Lの照射により蛍光体粒子34が蛍光を発する。このため、蛍光部3における基板2とは反対側の第一主面31が発光面となる。また、本実施の形態では、蛍光部3における基板2側の第二主面32の法線方向と、蛍光部3に対するレーザー光Lの入射方向とが略一致しているものとする。「略一致」とは、完全に一致しているだけでなく、数%程度の誤差を許容する表現である。また、蛍光部3における第一主面31は、微小な凹凸形状が全体的に形成されていてもよい。具体的には、第一主面31の表面粗さを所定値よりも大きくてもよい。これにより、蛍光部3では第一主面31が低反射率となるので、光の取り出し効率及び取り込み効率を高めることができる。
蛍光部3は、全体として平面視形状が環状に形成されている。この蛍光部3は、肉厚が均一なシート状の個片33が複数、環状に配列されることにより形成されている。複数の個片33は、同一形状であり、同一種類である。具体的には、個片33は平面視台形状に形成されている。なお、個片33はシート状であればその形状は如何様でもよい。個片33のその他の平面視形状としては、矩形状、三角形状、その他の多角形状などが挙げられる。
隣り合う個片33同士は、互いの隣り合う辺がほぼ一致している。個片33には、少なくとも一種類の蛍光体粒子34が含まれている。本実施の形態の場合、個片33は、白色光を放射するものであり、レーザー光Lの照射によって赤色を発光する赤色蛍光体、黄色を発光する黄色蛍光体、緑色を発光する緑色蛍光体の3種類の蛍光体粒子34が適切な割合で含まれている。
蛍光体粒子34の種類及び特性は特に限定されるものではないが、比較的高い出力のレーザー光Lが励起光となるため、熱耐性が高いものが望ましい。また、蛍光体粒子34を分散状態で保持する基材35の種類は特に限定されるものではないが、励起光の波長及び蛍光体粒子34から発光する光の波長に対して透明性の高い基材35であることが望ましい。具体的には、ガラス又はセラミックなどからなる基材35が挙げられる。なお、蛍光部3は、1種類の蛍光体による多結晶体又は単結晶体であってもよい。
また、各個片33における背面(接合部5に対向する主面)の全体には、レーザー光Lと、蛍光体粒子34から放射された光とを反射する反射層4が均一な肉厚で積層されている。
反射層4は、前述した通り、各個片33における背面に積層されている。つまり、反射層4は、蛍光部3における基板2側の主面に積層されている。反射層4は全体として均一な肉厚である。反射層4は、誘電体多層膜である。誘電体多層膜は、高屈折率(n=2.0~3.0)の透明誘電体材料と低屈折率(n=1.0~1.9)の透明誘電体材料とを交互に複数層積層したものである。誘電体多層膜は、材料の屈折率や誘電体多層膜の厚みを調整することで所望の反射特性を実現することができる。具体的には、反射層4をなす誘電体多層膜は、レーザー光Lと、蛍光体粒子34から放射された光とに対して反射率が高くなるように、材料の屈折率や誘電体多層膜の厚みが調整されている。反射層4は、例えばスパッタリングまたは蒸着などによって各個片33の背面に積層されている。
接合部5は、反射層4と基板2との間に介在して、反射層4と基板2とを接合している。具体的には、接合部5は、例えばシリコン樹脂などの樹脂系の接着剤により形成されている。接合部5が基板2の主面22に塗布された後に、各個片33の反射層4が接合部5に貼り付けられることで、各個片33が基板2上で平面視環状の蛍光部3をなす。この状態では、各個片33の反射層4も蛍光部3に倣って平面視環状をなしている。
接合部5は、第一接合部51及び第二接合部52を備えている。第一接合部51及び第二接合部52は、均一な肉厚である。第一接合部51及び第二接合部52は、径方向に所定の間隔をあけて配置された同心円環状に形成されている。第一接合部51は、第二接合部52よりも小径であり、当該第二接合部52の内方に配置されている。第一接合部51は、照射領域Rよりも内方に位置する反射層4の内周部と基板2とを接合している。
一方、第二接合部52は、第一接合部51よりも大径であり、当該第一接合部51の外方に配置されている。第二接合部52は、照射領域Rよりも外方に位置する反射層4の外周部と基板2とを接合している。
第一接合部51と第二接合部52との間には、これら第一接合部51と第二接合部52とに対して同心円環状の空気層53が形成されている。第一接合部51と第二接合部52と空気層53との中心は、色変換素子1の回転中心である。第一接合部51と第二接合部52とはそれぞれ周方向に連続した一体物であるので、第一接合部51と第二接合部52とによって空気層53は密閉されている。
空気層53は、反射層4及び基板2を露出させている。つまり、反射層4及び基板2は、空気層53によって空気に触れた状態となっている。
空気層53は、照射領域Rの少なくとも一部に平面視で重なる位置に配置されている。本実施の形態では、空気層53は、平面視で照射領域Rの全体が収まる位置及び大きさに形成されている。上述したように空気層53は、色変換素子1の回転中心を中心とした円環状であるので、色変換素子1が回転した場合には、常に空気層53が照射領域Rに対して平面視で重なることとなる。
[投影装置の動作]
次に、投影装置の動作について説明する。
投影装置の光源からレーザー光Lが照射される際には、色変換素子1は回転駆動しながら蛍光部3でレーザー光Lを受光する。蛍光部3では、一部のレーザー光Lが直接蛍光体粒子34に当たる。また、蛍光体粒子34に直接当たらなかった一部のレーザー光Lは、反射層4で反射され、蛍光体粒子34に当たる。蛍光体粒子34に到達したレーザー光Lは、蛍光体粒子34によって白色光に変換されて、放射される。蛍光体粒子34から放射された白色光の一部は、蛍光部3から直接外方に放出される。また、蛍光体粒子34から放射された光のその他の一部は、反射層4で反射されることで、蛍光部3から外方へ放出される。
ここで、誘電体多層膜からなる反射層4では、僅かではあるが当該反射層4を透過する光がある。この対策のために、接合部5には空気層53が設けられている。詳細に説明すると、上述したように照射領域Rでは、反射層4の直下に空気層53が配置されている。この場合の臨界角θcは、スネルの法則により以下の式(1)で表される。
θc=arcsin(n2/n1)・・・(1)
ここで、入射元である蛍光部3の屈折率n1を1.8とし、進行先である空気層53の屈折率n2を1.0とすると、臨界角θcは33.8度となる。なお、接着層及び反射層4の厚さは、蛍光部3の厚さまたは空気層53の厚さと比べると非常に薄く影響がわずかであるため、臨界角θcの算出では無視している。
一方、接合部5に空気層53が設けられていない場合を想定する。つまり、照射領域Rでは、反射層4の直下に接合部5が配置されて、反射層4が露出していない場合である。この場合には、入射元である蛍光部3の屈折率n1を1.8とし、進行先である接合部5の屈折率n2を1.4(接合部5がシリコン樹脂であるときの屈折率)とすると、臨界角θcは51.1度となる。
このように、本実施の形態では、接合部5に空気層53が設けられていない場合と比べても、臨界角θcを小さくすることができる。換言すると全反射する入射角度の範囲(90度-θc)を大きくすることができる。上述したように、反射層4へは、レーザー光Lが直接入射するだけでなく、各蛍光体粒子34から放出された白色光も入射する。この白色光における反射層4への入射角度は多様であるが、全反射する入射角度の範囲が大きくなっていれば、より多くの白色光を全反射することができる。したがって、誘電体多層膜である反射層4での反射率を高めることができる。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る色変換素子1は、基板2と、基板2上に配置された蛍光部3であって、外部からのレーザー光Lを受光して、当該レーザー光Lとは異なる色の光を放出する蛍光部3と、蛍光部3における基板2側の主面に積層され、誘電体多層膜からなる反射層4と、反射層4と基板2との間に介在して、反射層4と基板2とを接合する接合部5とを備え、接合部5は、蛍光部3におけるレーザー光Lが照射される照射領域Rの少なくとも一部に平面視で重なる位置に、反射層4を露出させる空気層53を有する。
これによれば、空気層53が照射領域Rの少なくとも一部に平面視で重なっているので、空気層53が設けられていない場合と比べても、全反射する入射角度の範囲(90度-θc)を大きくすることができる。したがって、誘電体多層膜である反射層4での反射率を高めることができ、変換効率を高めることができる。
特に、本実施の形態では、空気層53が、平面視で照射領域Rの全体が収まる位置及び大きさに形成されているので、照射領域Rの全体に対して反射率を高めることができる。つまり、変換効率をより高めることができる。
また、蛍光部3は、少なくとも一種類の蛍光体(蛍光体粒子34)を含むシート状の複数の個片33が面状に配列されることにより形成されている。
これによれば、蛍光部3が、面状に配列された複数の個片33によって形成されているので、加熱時に作用する応力を分散させることができる。これにより、レーザー光Lの受光時における蛍光部3の変形を抑制することができる。したがって、蛍光部3と空気層53との位置関係を安定化することができ、安定した反射特性を維持することができる。
ここで、全体として一体的に形成された蛍光部の場合、その平面視形状が環状であると、応力集中に弱く、上記した不具合が生じやすい。しかしながら、本実施の形態のように、複数の個片33が環状に配置されることで形成された蛍光部3であれば、応力を分散させることができるので、高い応力緩和効果を得ることができる。
なお、上記実施の形態では、蛍光部3が複数の個片33から形成されている場合を例示した。しかし、蛍光部は全体として一体成型された一体物であってもよい。
[変形例1]
次に、変形例1について説明する。図3は、変形例1に係る色変換素子1Aの概略構成を示す断面図であり、具体的には図2に対応した図である。なお、以降の説明においては、実施の形態に係る色変換素子1と同等の部分には同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
上記実施の形態では、基板2における主面22が平坦状である場合を例示した。この変形例1では、基板2aにおける主面22aに凹部25aが形成されている場合を例示する。
具体的には、凹部25aは、基板2aにおける主面22aであって、照射領域Rの少なくとも一部に平面視で重なる位置に配置されている。本実施の形態では、凹部25aは、平面視で照射領域Rの全体が収まる位置及び大きさに形成されている。凹部25aは、平面視において、色変換素子1の回転中心を中心とした円環状に形成されている。つまり凹部25aは、平面視において円環状の連続した溝部とも言える。また、凹部25aは断面視では矩形状に形成されている。この凹部25aを介して空気層53aが設けられている。なお、凹部25aの断面形状は如何様でもよい。
この凹部25aには、製造時に接合部5aの一部が流れ込む。凹部25aに接合部5aの一部が流れ込むことにより、平面視で照射領域Rに重なる位置に空気層53aを確実に形成することができる。なお、図3では、凹部25aの全体に接合部5aの一部が流れ込んだ状態を図示しているが、凹部25a内において接合部5aが分割されていてもよい。いずれの場合においても、凹部25aがあることにより、反射層4を露出させる空気層53aを確実に形成することができる。
[変形例2]
次に、変形例2について説明する。図4は、変形例2に係る色変換素子1Bの概略構成を示す断面図であり、具体的には図2に対応した図である。なお、以降の説明においては、実施の形態に係る色変換素子1と同等の部分には同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
上記実施の形態では、基板2における主面22が平坦状である場合を例示した。この変形例1では、基板2bにおける主面22bに複数の凹部25bからなる凹部群251bが形成されている場合を例示する。
具体的には、凹部群251bは、基板2aにおける主面22bであって、照射領域Rの少なくとも一部に平面視で重なる位置に配置されている。本実施の形態では、凹部群251bは、平面視で蛍光部3の全体が収まる位置及び大きさに形成されている。このため、照射領域Rの全体は、平面視で凹部群251bに重なっている。この凹部群251bを介して空気層53bが設けられている。
また、凹部群251bは、平面視において、色変換素子1の回転中心を中心とした円環状に形成されている。ここで、凹部群251bをなす各凹部25bは、平面視において、色変換素子1の回転中心を中心とした同心円環状に形成されている。各凹部25bの断面形状は、三角形状に形成されている。なお、各凹部25bの断面形状は如何様でもよい。また、各凹部25bの断面形状は異なっていてもよい。
この凹部群251bには、製造時に接合部5bの第一接合部51bと第二接合部52bとが塗布される。このとき、空気層53bの境界部分においては、隣り合う凹部25b間の山部が壁となって、第一接合部51bと第二接合部52bとがそれよりも内方に侵入することを遮ることになる。したがって、空気層53bを確実に確保することができる。また、第一接合部51bと第二接合部52bとは、それぞれ複数の凹部25bに対して連続して形成されている。つまり、第一接合部51bと基板2bとの接触面積及び第二接合部52bと基板2bとの接触面積を大きくすることができる。これにより、放熱性及び密着性を高めることができ、色変換素子1Bの信頼性を高めることができる。
[変形例3]
次に、変形例3について説明する。図5は、変形例3に係る色変換素子1Cの概略構成を示す平面図であり、具体的には図1に対応した図である。図6は、変形例3に係る色変換素子1Cの概略構成を示す断面図であり、具体的には図2に対応した図である。なお、以降の説明においては、実施の形態に係る色変換素子1と同等の部分には同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
上記実施の形態では、接合部5の第一接合部51及び第二接合部52によって空気層53が密閉されている場合を例示した。この変形例3では、空気層53cが密閉されていない場合について説明する。
具体的には、変形例3に係る接合部5cでは、第一接合部51cには、中心を挟んで対向する位置に一対の連通孔511cが形成されている。一対の連通孔511cは径方向に沿って延設されており、第一接合部51cを貫通している。一方、第二接合部52cには、中心を挟んで対向する位置に一対の連通孔521cが形成されている。一対の連通孔521cは径方向に沿って延設されており、第二接合部52cを貫通している。第一接合部51cの一対の連通孔511cと、第二接合部52cの一対の連通孔521cは同一直線上に配置されている。この各連通孔511c、521cによって、空気層53cが外部と連通される。
このように、接合部5cが、空気層53cと外部とを連通する連通孔511c、521cを有しているので、連通孔511c、521cを空気の流路とすることができる。例えば、レーザー光Lの照射時あるいは製造時に空気層53c内の空気が加熱されて膨張したとしても、各連通孔511c、521cから外部へと放出される。つまり、空気層53cの形状を一定に保つことができる。したがって、空気層53cの形状変化を起因とした接合部5cの剥離を抑制することができ、色変換素子1Cの信頼性を高めることができる。なお、貫通孔の設置個数及び設置箇所は如何様でもよい。
[変形例4]
次に、変形例4について説明する。図7は、変形例4に係る色変換素子1Dの概略構成を示す断面図であり、具体的には図2に対応した図である。なお、以降の説明においては、実施の形態に係る色変換素子1と同等の部分には同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
上記実施の形態では、接合部5が、照射領域Rよりも外方に位置する反射層4の外周部と基板2とを接合するとともに、照射領域Rよりも内方に位置する反射層4の内周部と基板2とを接合している場合を例示した。この変形例4では、接合部5dが、照射領域Rよりも外方に位置する反射層4の外周部と基板2とのみを接合する場合について説明する。
具体的には、接合部5dは、照射領域Rよりも外方に位置する反射層4の外周部と基板2とを接合するように、平面視円環状に形成されている。このため、接合部5dよりも内方部分は、全体として空気層53dとなる。この場合、照射領域Rよりも内方に位置する反射層4の内周部と基板2との間を連通孔とみなすことができる。つまり、上述した連通孔511c、521cを設けた場合と同様の効果を奏することができる。
また、色変換素子1Dが蛍光体ホイールである場合には、当該色変換素子1Dが回転することになるが、色変換素子1Dの外周部にのみ接合部5dが設けられているので、回転による遠心力が作用したとしても、少ない接合部5dで安定した状態を維持することができる。つまり、接着剤の使用量を抑制することができる。
[変形例5]
次に、変形例5について説明する。図8は、変形例5に係る色変換素子1Eの概略構成を示す断面図であり、具体的には図2に対応した図である。なお、以降の説明においては、実施の形態に係る色変換素子1と同等の部分には同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
上記実施の形態では、蛍光部3の第一主面31及び第二主面32が基板2の主面22に対して傾いていない場合を例示した。変形例5では、蛍光部3の第一主面31及び第二主面32が基板2eの主面22eに対して傾いている場合について説明する。変形例5の蛍光部3、反射層4及び接合部5は、上記実施の形態と比較して基板2eに対する姿勢が異なる以外は同様であるので、同じ符号を付して説明する。
具体的には、変形例5に係る基板2eの主面22eには、蛍光部3、反射層4及び接合部5を収容するための凹部29eが形成されている。凹部29eは、平面視において、回転中心を中心とした円環状に形成されている。凹部29eは、断面視において、その底面が基板2eの主面22eに対して外方を向くように傾き、内周面及び外周面が底面に対して直交する凹形状となっている。この凹部29eに蛍光部3、反射層4及び接合部5を収容することで、蛍光部3、反射層4及び接合部5が基板2eの主面22eに対して傾くことになる。具体的には、接合部5の第一接合部51は凹部29eの底面の内周部に積層されており、第二接合部52は凹部29eの底面の外周部に積層されている。この第一接合部51と第二接合部52との間が空気層53である。第一接合部51及び第二接合部52上に、反射層4及び接合部5が積層されることで、蛍光部3の第一主面31及び第二主面32が凹部29eの底面と平行となる。つまり、蛍光部3が基板2eの主面22eに対して外方を向くように傾いた姿勢で、凹部29e内に埋め込まれている。蛍光部3は、一部は凹部29eから突出しているが、その他の部分は凹部29eに埋め込まれている。蛍光部3の内側面及び外側面は、凹部29e内で基板2eに接触している。これにより、蛍光部3の内側面及び外側面から基板2eに熱を伝えることができる。
蛍光部3は、当該蛍光部3における基板2e側の第二主面32の法線方向Nが、蛍光部3に対するレーザー光Lの入射方向Iに対して傾く姿勢で、基板2e上に配置されている。このとき、法線方向Nと入射方向Iとがなす角度αは、空気と蛍光部3との臨界角θc以上の角度である。このため、レーザー光Lは、蛍光部3に対して全反射する入射角度で入射するので、反射層4での反射率を高めることができる。
このように、蛍光部3は、当該蛍光部3における基板2e側の主面(第二主面32)の法線方向Nが、蛍光部3に対するレーザー光Lの入射方向Iに対して傾く姿勢で、基板2e上に配置されている。
これによれば、蛍光部3における第二主面32の法線方向Nが、レーザー光Lの入射方向Iに対して傾いているので、レーザー光Lを反射層4で全反射させやすくすることができる。これにより、反射層4での反射率が高められるので、変換効率を高めることができる。
また、法線方向Nと入射方向Iとがなす角度αは、空気と蛍光部3との臨界角θc以上の角度である。
これによれば、レーザー光Lは、蛍光部3に対して全反射する入射角度で入射するので、反射層4での反射率を確実に高めることができる。したがって、変換効率をより高めることができる。
また、蛍光部3は、側面の少なくとも一部が基板2eに接触するように、基板2eに埋め込まれている。
これによれば、蛍光部3の側面である内側面及び外側面から基板2eに熱を伝えることができるので、放熱性をより高めることができる。
なお、変形例5では、蛍光部3、反射層4及び接合部5が、基板2eの主面22eに対して外方を向くように傾いている場合を例示したが、これらは内方を向くように傾いていてもよい。
また、変形例5では、基板2eの主面22eに対して蛍光部3を傾斜させることで、蛍光部3における基板2e側の第二主面32の法線方向Nを、蛍光部3に対するレーザー光Lの入射方向Iに対して傾かせている場合を例示した。しかし、レーザー光Lの入射方向を蛍光部3の第二主面32に対して傾かせて、法線方向Nを入射方向Iに対して傾かせてもよい。
なお、変形例5においても、蛍光部は全体として一体成型された一体物であってもよい。
[変形例6]
上記実施の形態では、色変換素子1が投影装置に適用される場合を例示して説明したが、色変換素子は照明装置に用いることも可能である。その場合、色変換素子は回転しないために、ホイール状でなくともよい。以下、照明装置に用いられる色変換素子の一例について説明する。
図9は、変形例6に係る照明装置100の概略構成を示す模式図である。図9に示すように、照明装置100は、光源部101と、導光部材102と、色変換素子1Fとを備える。
光源部101は、レーザー光L1を発生させ、導光部材102を介して色変換素子1Fにレーザー光L1を供給する装置である。例えば、光源部101は、青紫~青色(430~490nm)の波長のレーザー光L1を放射する半導体レーザー素子である。導光部材102は、光源部101が放射したレーザー光L1を色変換素子1Fまで導く導光部材であり、例えば光ファイバーなどである。
色変換素子1Fの基板2fは、平面視矩形状であり、その一つの主面22fには、接合部5fを介して、反射層4f及び蛍光部3fが積層されている。蛍光部3fは平面視矩形状に形成されており、その基板2f側の主面の全体に、誘電体多層膜からなる反射層4fが積層されている。接合部5fは、蛍光部3fの外周縁に対して連続した枠状に形成されている。これにより、接合部5fの内方には、反射層4fを露出させる空気層53fが形成されている。空気層53fは、レーザー光L1の照射領域R1に対して平面視で重なる位置に配置されている。
このように変形例6に係る照明装置100においても、空気層53fが、蛍光部3fにおける照射領域R1の少なくとも一部に平面視で重なる位置に、反射層4fを露出させている。このため、空気層53fが設けられていない場合と比べても、全反射する入射角度の範囲(90度-θc)を大きくすることができる。したがって、誘電体多層膜である反射層4fでの反射率を高めることができ、変換効率を高めることができる。
なお、照明装置に用いられる色変換素子においても、蛍光部が複数の個片から形成されていてもよい。
[その他の実施の形態]
以上、本発明に係る照明装置について、上記実施の形態及び各変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態及び各変形例に限定されるものではない。
例えば、蛍光部3における光出射側の第一主面31に対して、例えばARコート層などの反射抑制層を積層してもよい。これにより、光取り出し効率を高めることが可能である。
また、上記実施の形態では、蛍光部3が全体として白色光を放射する個片33から形成されている場合を例示した。しかしながら、蛍光部が複数色の光を発する場合においては、蛍光部3における各色を放射する部位が、同一種類の個片によって形成されていればよい。例えば、赤色蛍光部、緑色蛍光部及び青色蛍光部の3層が面状に配列された蛍光部の場合を想定する。赤色蛍光部は、赤色蛍光体を含む同一種類の複数の個片によって形成される。青色蛍光部は、青色蛍光体を含む同一種類の複数の個片によって形成される。緑色蛍光部は、緑色蛍光体を含む同一種類の複数の個片によって形成される。
その他、実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、実施の形態及び変形例1~3における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F 色変換素子
2、2a、2b、2e、2f 基板
3、3f 蛍光部
4、4f 反射層
5、5a、5b、5c、5d、5f 接合部
21 貫通孔
22、22a、22b、22e、22f 主面
25a、25b、29e 凹部
32 第二主面(主面)
53、53a、53b、53c、53d、53f 空気層
251b 凹部群
511c、521c 連通孔
I 入射方向
L、L1 レーザー光
N 法線方向
R、R1 照射領域

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板上に配置された蛍光部であって、外部からのレーザー光を受光して、当該レーザー光とは異なる色の光を放出する蛍光部と、
    前記蛍光部における前記基板側の主面に積層され、誘電体多層膜からなる反射層と、
    前記反射層と前記基板との間に介在して、前記反射層と前記基板とを接合する接合部とを備え、
    前記接合部は、前記蛍光部における前記レーザー光が照射される照射領域の少なくとも一部に平面視で重なる位置に、前記反射層及び前記基板を露出させる空気層を有し、
    前記基板における前記蛍光部側の主面には、前記照射領域の少なくとも一部に平面視で重なる位置に凹部が設けられており、当該凹部を介して前記空気層が設けられている
    色変換素子。
  2. 基板と、
    前記基板上に配置された蛍光部であって、外部からのレーザー光を受光して、当該レーザー光とは異なる色の光を放出する蛍光部と、
    前記蛍光部における前記基板側の主面に積層され、誘電体多層膜からなる反射層と、
    前記反射層と前記基板との間に介在して、前記反射層と前記基板とを接合する接合部とを備え、
    前記接合部は、前記蛍光部における前記レーザー光が照射される照射領域の少なくとも一部に平面視で重なる位置に、前記反射層及び前記基板を露出させる空気層を有し、
    前記基板における前記蛍光部側の主面には、前記照射領域の少なくとも一部に平面視で重なる位置に、複数の凹部からなる凹部群が設けられており、当該凹部群を介して前記空気層が設けられている
    変換素子。
  3. 基板と、
    前記基板上に配置された蛍光部であって、外部からのレーザー光を受光して、当該レーザー光とは異なる色の光を放出する蛍光部と、
    前記蛍光部における前記基板側の主面に積層され、誘電体多層膜からなる反射層と、
    前記反射層と前記基板との間に介在して、前記反射層と前記基板とを接合する接合部とを備え、
    前記接合部は、前記蛍光部における前記レーザー光が照射される照射領域の少なくとも一部に平面視で重なる位置に、前記反射層及び前記基板を露出させる空気層を有し、
    前記接合部は、前記空気層と外部とを連通する連通孔を有する
    変換素子。
  4. 基板と、
    前記基板上に配置された蛍光部であって、外部からのレーザー光を受光して、当該レーザー光とは異なる色の光を放出する蛍光部と、
    前記蛍光部における前記基板側の主面に積層され、誘電体多層膜からなる反射層と、
    前記反射層と前記基板との間に介在して、前記反射層と前記基板とを接合する接合部とを備え、
    前記接合部は、前記蛍光部における前記レーザー光が照射される照射領域の少なくとも一部に平面視で重なる位置に、前記反射層及び前記基板を露出させる空気層を有し、
    前記蛍光部及び前記反射層は平面視で環状に設けられており、
    前記接合部は、前記照射領域よりも外方に位置する前記反射層の外周部と前記基板とのみを接合している
    変換素子。
  5. 基板と、
    前記基板上に配置された蛍光部であって、外部からのレーザー光を受光して、当該レーザー光とは異なる色の光を放出する蛍光部と、
    前記蛍光部における前記基板側の主面に積層され、誘電体多層膜からなる反射層と、
    前記反射層と前記基板との間に介在して、前記反射層と前記基板とを接合する接合部とを備え、
    前記接合部は、前記蛍光部における前記レーザー光が照射される照射領域の少なくとも一部に平面視で重なる位置に、前記反射層及び前記基板を露出させる空気層を有し、
    前記蛍光部は、当該蛍光部における前記基板側の主面の法線方向が、前記蛍光部に対する前記レーザー光の入射方向に対して傾く姿勢で、前記基板上に配置されている
    変換素子。
  6. 基板と、
    前記基板上に配置された蛍光部であって、外部からのレーザー光を受光して、当該レーザー光とは異なる色の光を放出する蛍光部と、
    前記蛍光部における前記基板側の主面に積層され、誘電体多層膜からなる反射層と、
    前記反射層と前記基板との間に介在して、前記反射層と前記基板とを接合する接合部とを備え、
    前記接合部は、前記蛍光部における前記レーザー光が照射される照射領域の少なくとも一部に平面視で重なる位置に、前記反射層及び前記基板を露出させる空気層を有し、
    前記蛍光部は、少なくとも一種類の蛍光体を含むシート状の複数の個片が面状に配列されることにより形成されている
    変換素子。
  7. 基板と、
    前記基板上に配置された蛍光部であって、外部からのレーザー光を受光して、当該レーザー光とは異なる色の光を放出する蛍光部と、
    前記蛍光部における前記基板側の主面に積層され、誘電体多層膜からなる反射層と、
    前記反射層と前記基板との間に介在して、前記反射層と前記基板とを接合する接合部とを備え、
    前記接合部は、前記蛍光部における前記レーザー光が照射される照射領域の少なくとも一部に平面視で重なる位置に、前記反射層及び前記基板を露出させる空気層を有し、
    前記蛍光部は、側面の少なくとも一部が前記基板に接触するように、前記基板に埋め込まれている
    変換素子。
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