JP6820509B2 - コンクリート打設管理システム - Google Patents

コンクリート打設管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP6820509B2
JP6820509B2 JP2016197685A JP2016197685A JP6820509B2 JP 6820509 B2 JP6820509 B2 JP 6820509B2 JP 2016197685 A JP2016197685 A JP 2016197685A JP 2016197685 A JP2016197685 A JP 2016197685A JP 6820509 B2 JP6820509 B2 JP 6820509B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
zone
casting
time
management system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016197685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018059329A (ja
Inventor
昌利 宇野
昌利 宇野
根本 浩史
浩史 根本
正明 小串
正明 小串
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Corp filed Critical Shimizu Corp
Priority to JP2016197685A priority Critical patent/JP6820509B2/ja
Publication of JP2018059329A publication Critical patent/JP2018059329A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6820509B2 publication Critical patent/JP6820509B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Description

本発明は、コンクリート打設のトレーサビリティ管理を行い得るコンクリート打設管理システムに関する。
凝結が進んでいる状態にあるコンクリートに新たなコンクリートを打ち重ねる場合、適正な時間間隔を過ぎてコンクリートを打設すると、硬化し始めたコンクリートと後から打ち重ねたコンクリートとが一体化せず、不連続な面が生じるコールドジョイントが発生する場合がある。
コールドジョイントは構造的な脆弱部となるので、発生を防止するためには、各層毎の打ち重ね時間間隔を、コールドジョイントが発生しない程度の時間間隔に収めるようにして打設する必要がある。コンクリートを打ち重ねるまでの適正な打ち重ね時間間隔は、例えば気温25℃以下の施工条件下では2時間、気温25℃超過の施工条件下では2時間30分として計画されることが多い。したがって、こうした時間間隔を超えて打ち重ねした場合にはコールドジョイントが発生してしまう可能性が高くなる
複数回のコンクリートの打継ぎにより施工されるコンクリート構造物の施工管理技術に関して、例えば特許文献1(特開2010−203110号公報)の技術が知られている。この特許文献1は、複数回のコンクリートの打継ぎにより施工されるコンクリート構造物の部位に問題が生じた場合の問題の原因究明するために、その問題が生じた部位の施工情報、その部位に使用したコンクリートの製造情報や品質確認のための試験結果情報などの履歴情報(トレーサビリティ)を容易に把握するようにしたものである。
特開2010−203110号公報
しかしながら、特許文献1記載の従来技術においては、打継ぎ単位領域のコンクリート施工に関するデータについては、人手によって入力する必要があり、時間や手間がかかる、という問題があった。コンクリート打設現場においては、上記のようなデータ入力を行うことは実質的に不可能であり、従来技術のようなシステムを用いたとしても、コンクリート打設のトレーサビリティ管理はこれまでなかなか実施されてこなかった。
この発明は、上記課題を解決するものであって、本発明に係るコンクリート打設管理システムは、コンクリート打設現場にコンクリートを送り出すホースの筒先に配される通信タグと、既知の基準位置に設置され、前記通信タグと通信を行うことで前記通信タグとの間の距離を取得する複数の基準位置設置通信機と、前記複数の基準位置設置通信機で取得された距離から前記通信タグの座標を取得する情報処理装置と、コンクリートを圧送するポンプと、を有し、前記情報処理装置は、前記コンクリート打設現場におけるゾーン区分に係るゾーン座標データを記憶し、取得された前記通信タグの座標と、前記ゾーン座標データとから、コンクリートの打設を行っている打設ゾーンを特定し、前記ポンプから圧送するコンクリートの流量データを取得し、特定した打設ゾーンに打設した打設数量を算出し、計時部を有しており、特定した打設ゾーンが切り替わった移行時刻を記憶し、前記ゾーン区分毎の打設予定時刻を記憶し、前記打設予定時刻と、前記移行時刻とを比較し、コンクリートの打設厚さの変更が必要であるか否かを判定することを特徴とする。
本発明に係るコンクリート打設管理システムは、前記情報処理装置が、前記コンクリート打設現場におけるゾーン区分に係るゾーン座標データを記憶し、取得された前記通信タグの座標と、前記ゾーン座標データとから、コンクリートの打設を行っている打設ゾーンを特定するようになっているので、本発明に係るコンクリート打設管理システムによれば、コンクリート施工に関するデータを人手によって入力する必要がなく、時間や手間をかけることなく、簡便にコンクリート打設のトレーサビリティ管理を行うことができる。
本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10が適用されるコンクリート打設現場の様子を示す図である。 本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10の概要を示す模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10のパーソナルコンピューター11(情報処理装置)の記憶データ例を示す図である。 本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10のパーソナルコンピューター11(情報処理装置)の記憶データ例を示す図である。 本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10におけるゾーン別打設数量算出処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10におけるゾーン移行時間確定処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10のパーソナルコンピューター11(情報処理装置)に記憶される履歴データの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10における打設厚さ変更要否判定処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10における打設厚さ算出処理のフローチャートを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10が適用されるコンクリート打設現場の様子を示す図である。また、図2は本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10の概要を示す模式的に示す図である。
図1は、開削工法における床面に、コンクリートを打設する現場の様子を示している。図1において、ミキサー車3で混練された生コンクリートは、ポンプ5に供給される。ポンプ5は、ミキサー車3から供給されたコンクリートをホース6に圧送する。作業員は、ホース6の筒先7を操作することで、床面にコンクリートを送り出す。
ここで、床面は一例として(1)、(2)、(3)、・・・・、(11)、(12)のようにゾーン分けがなされており、ゾーン(1)から(12)までの順序で、順次コンクリートを打設する作業が行われることを想定している。
また、ゾーン(12)までコンクリートが打設されると、コールドジョイントが発生しないように、再びゾーン(1)にコンクリートを打ち重ねる作業を想定している。本実施形態においては、コールドジョイントが発生しない程度の時間間隔として仮に2時間の場合を例にとり説明するが、このような時間間隔は、気温や季節などに依存するので、先の2時間はあくまで例示した数値である。
本発明に係るコンクリート打設管理システム10においては、作業員によって操作されるホース6の筒先7の位置情報を取得する構成となっている。このために、ホース6の筒先7に取り付けた通信タグ17と、既知の基準位置に設置される複数の基準位置設置通信機15とが用いられる。本実施形態の場合には、4台の基準位置設置通信機15が、それぞれ位置座標が既知であるポイントに設置されている。
それぞれの基準位置設置通信機15は、筒先7の通信タグ17と通信を行うことで通信タグ17との間の距離(R1,R2,R3,R4)を取得する。なお、基準位置設置通信機15と通信タグ17と間の距離データを取得するためには、タイムオブフライト法などを用いることができる。
本実施形態では、基準位置設置通信機15と通信タグ17とは、Essensium社がEPSシステムとして提供しているものを用いた。このEPSシステムは、2.4GHzの双方向無線通信により30cm程度の精度で通信タグ17の位置座標(x,y)を取得することができる。
複数の基準位置設置通信機15で取得された距離データは、例えば情報処理装置の一例であるパーソナルコンピューター11に取り込まれることで、筒先7の通信タグ17の位置座標(x,y)が取得される。この場合、パーソナルコンピューター11には予め4台の基準位置設置通信機15が設置されている位置座標が記憶されるようになっている。
パーソナルコンピューター11としては、CPU(Central Processing Unit)などの演算部や、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶部、ディスプレイ、キーボードなどの入出力部、通信部などを有する一般的なものを用いることができる。本発明に係るコンクリート打設管理システム10では、情報処理装置としてパーソナルコンピューター11を用いるようにしたが、タブレット端末、スマートフォンなどの情報処理装置を用いるようにしもよい。
なお、本実施形態では、パーソナルコンピューター11による演算で、通信タグ17の位置座標(x,y)を取得しているが、他の装置で、予め複数の基準位置設置通信機15で取得される距離データから通信タグ17の位置座標(x,y)を演算しておき、それをパーソナルコンピューター11に入力するようにしてもよい。
本発明に係るコンクリート打設管理システム10では、作業員によって操作されるホース6の筒先7の位置情報を取得するために、無線双方向通信技術を用いるようにしたが、これに限らず、画像処理やレーザーを用いる方法、或いは、GPS(Global Positioning System)などのGNNS(Global Navigation Satellite Systems)を用いる方法などを採用することもできる。
ただし、実際の作業現場では足場や支柱などの物品が設置されていることが多く、これらによって光路が遮蔽されてしまうことがあり、画像処理やレーザーを用いる方法では、適切に筒先7の位置情報を取得できないことがある。
また、開削工法における床面部では、GPS衛星などからの電波を受信することができないので、GPSなどのGNNSを用いる方法は、開削工法の床面へのコンクリート打設作業において、筒先7の位置情報を取得することには向かない。
本発明に係るコンクリート打設管理システム10では、パーソナルコンピューター11は計時機能を有しており、現在時刻T(hh:mm:ss)を取得することができるようになっている。また、パーソナルコンピューター11はポンプ5から、ポンプ5が圧送するコンクリートの(体積)流量に係るデータ(F)が入力されるようになっている。
また、パーソナルコンピューター11には、床面におけるゾーン区分けに係るデータや、ゾーン毎の打設予定時刻などが、予めHDDなどの記憶部に記憶されるようになっている。このような記憶データの一例を図3及び図4に示す。
図3及び図4は本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10のパーソナルコンピューター11の記憶データ例を示す図である。
図3に示すように、パーソナルコンピューター11には、各ゾーンの頂点の位置座標(「ゾーン座標データ」という)が記憶されている。また、Sは各ゾーンの面積であり、本例では、全てのゾーンで面積が共通であるものとしたが、必ずしも面積は共通としなくてもよい。このような面積Sはゾーン座標データから求めることもできる。
また、ゾーン座標データからは、例えば、ゾーン(1)とゾーン(2)との間などのゾーン境界ラインも求めることができる。
図4に示すように、パーソナルコンピューター11には、さらに、コンクリートの打設を行う順序に係るデータが記憶される。本例では、(1)→(2)→(3)→・・・・→(11)→(12)の順序で打設をし、再びゾーン(1)に戻り、打ち重ねを(1)→(2)→(3)→・・・・というように行うことが記憶されている。
また、図4に示すように、パーソナルコンピューター11には、ゾーン区分毎の打設予定時刻が記憶される。図4の例では、本例では、12:00:00にゾーン(1)の打設を開始し、ゾーン(1)から(2)に12:10:00で移行し、・・・ゾーン(12)の打設を14:00:00に終了し、コールドジョイントが発生しない2時間後の14:00:00に再びゾーン(1)に戻り、コンクリートの打ち重ねを予定していることが、パーソナルコンピューター11に記憶されている。
以上のように構成される本発明に係るコンクリート打設管理システム10による各種の処理について以下説明する。
まず、本発明に係るコンクリート打設管理システム10において、ゾーン別にどの程度の数量のコンクリートを打設したかを算出する処理の一例について説明する。
図5は本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10におけるゾーン別打設数量算出処理のフローチャートを示す図である。
図5において、ステップS100で、ゾーン別打設数量算出処理が開始されると、続いて、ステップS101に進み、ホース6の筒先7の通信タグ17の位置座標(x,y)を取得する。
次のステップS102では、取得された位置座標(x,y)と、ゾーン座標データとから、筒先7の通信タグ17が存在するゾーンを特定する。そして、このゾーンに、ホース6の筒先7からコンクリートが打設されているものであるとみなす。
ステップS103では、パーソナルコンピューター11の計時機能を参照し時刻Tを取得し、この時刻Tから、ホース6の筒先7のゾーン滞在時間を算出(積算)する。また、ステップS104では、ポンプ5が圧送するコンクリートの流量Fを取得する。
続く、ステップS105では、特定したゾーンの滞在時間と流量Fとから、打設数量を算出(積算)する。
ステップS106では、ステップS105の結果を累積していき、ゾーン別の打設数量を履歴データとして記憶する。
ステップS107では、ポンプ5がOFFとなったか否かが判定される。この判定の結果がNOであれば、ステップS101に戻りループする。一方、この。この判定の結果がYESであれば、ステップS108に進み、ゾーン別打設数量算出処理を終了する。
以上のようなゾーン別打設数量算出処理によれば、ゾーン別にどの程度の数量のコンクリートを打設したかをデータ化することが可能となる。
次に、コンクリートの打設ゾーンが切り替わった移行時刻を確定し、データ化するアルゴリズムについて説明する。図6は本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10におけるゾーン移行時間確定処理のフローチャートを示す図である。
図6において、ステップS200で、ゾーン移行時間確定処理が開始されると、続いて、ステップS201に進み、ポンプ5がONの状態であるか否かが判定される。この判定結果がNOであれば、ステップS206に進み、ゾーン移行時間確定処理を終了する。
一方、ステップS201の判定結果がYESであれば、ステップS202に進み、ホース6の筒先7の通信タグ17の位置座標(x,y)を取得する。
ステップS203では、取得された位置座標(x,y)と、ゾーン座標データとから、筒先7の通信タグ17がゾーン境界ラインを通過したか否かが判定される。ステップS203における判定結果がNOであればステップS201に戻り、ループする。
一方、ステップS203の判定結果がYESとなると、続いて、ステップS204に進み、パーソナルコンピューター11の計時機能を参照し時刻Tを取得する。
ステップS205では、取得された時刻Tをゾーン間の移行時間として記憶する。
以上のようなゾーン移行時間確定処理によれば、筒先7の通信タグ17がゾーン境界ラインを跨いだ時刻をデータ化することが可能となる。
以上のような、本発明に係るコンクリート打設管理システム10におけるゾーン別打設数量算出処理、及び、ゾーン移行時間確定処理によれば、図7に示すようなデータを履歴として、パーソナルコンピューター11のHDDなどの記憶部に記憶させることができる。
図7は本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10のパーソナルコンピューター11(情報処理装置)に記憶される履歴データの一例を示す図である。例えば、図7を参照すると、ゾーン(1)では、12:00:00からコンクリートの打設が開始され、数量Voの打設後、12:10:00において、ゾーン(1)からゾーン(2)へと打設ゾーンが移行したことなどが、履歴データとしてパーソナルコンピューター11に記憶されることがわかる。
続いて、上記のような履歴データを活用する方法の一例について説明する。本発明に係るコンクリート打設管理システム10では、コンクリート打設の履歴データを参照して、コンクリート打設が予定時刻より遅れてしまい、次の打ち重ねまでの時間が予定より短くなってしまうような場合、遅れが判明した後には、予定していたコンクリート厚さより薄くコンクリートを打つ(厚さを変更して打設する)ことでゾーン当たりにかかる時間を短縮し、打ち重ねまでの時間に間に合わせることを行う。
まず、打ち重ねまでの時間に間に合わせるために、打設厚さを変更する必要があるか否かを判定する処理について説明する。図8は本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10における打設厚さ変更要否判定処理のフローチャートを示す図である。
図8において、ステップS300で、打設厚さ変更要否判定処理が開始されると、ステップS301に進み、履歴データを参照して、前のゾーンの終了時刻を取得する。
ステップS302では、当該終了時刻と、図4のゾーン区分毎の打設予定時刻とを比較し、 (終了時刻)≦(予定時刻)であるか否かが判定される。
ステップS302における判定結果がYESであれば、ステップS303に進み、打設厚さ変更は不要であるものと判断し、当該判定結果がNOであれば、ステップS304に進み、打設厚さ変更が必要であるものと判断する。
ステップS305では、打設厚さ変更要否判定処理を終了する。
次に、上記のような打設厚さ変更要否判定処理で、コンクリート打設が予定時刻より遅れており、打設厚さ変更が必要であるものと判断されたときに、コンクリート打設厚さをどの程度とすればよいかを求め、変更後の厚さを報知する処理について説明する。
図9は本発明の実施形態に係るコンクリート打設管理システム10における打設厚さ算出処理のフローチャートを示す図である。以下のフローチャートは、ゾーン(1)の1回目の打ち重ねにおける打設厚さを算出するための処理に係るものであり、2回目の打ち重ねについてまでは考慮されていない。
図9において、ステップS400で打設厚さ算出処理が開始されると、続いて、ステップS401に進み、履歴データを参照し、ゾーン(1)における打設開始時刻を取得する。
続く、ステップS402では、第1回目のゾーン(1)打ち重ね開始時刻を、
{ゾーン(1)打ち重ね開始時刻}={ゾーン(1)開始時刻取得}+02:00:00
によって、算出する。
次のステップS403では、第1回目のゾーン(1)打ち重ね開始時刻までの残り時間を、
{残り時間}={ゾーン(1)打ち重ね開始時刻}−{現在時刻}
によって、算出する。
ステップS404では、ホース6の筒先7の通信タグ17の位置座標(x,y)と、ゾーン座標データとから、現在、ホース6の筒先7が存在するゾーンを取得する。ステップS405では、取得された現在ゾーンを含めた残りゾーン数を算出する。例えば、現在ゾーンがゾーン(4)であるとすると、残りゾーン数は、12−4+1で、9である。
ステップS406では、変更後のコンクリート打設厚さ(変更厚さ)を、
(変更厚さ)={(残り時間)×F}/{(残りゾーン数)×S}
によって、算出する。
ステップS407では、算出した(変更厚さ)を、パーソナルコンピューター11の出力部によって報知を行い、ステップS408で打設厚さ算出処理を終了する。
このような打設厚さ算出処理が実行され、作業員が変更後の打設厚さを知らされることにより、コンクリート打設が予定時刻より遅れてしまい、次の打ち重ねまでの時間が予定より短くなってしまっても、次回の打ち重ねに間に合うように、打設厚さを変更して対処し、コールドジョイントの発生防止を図ることが可能となる。
以上のように、本発明に係るコンクリート打設管理システム10は、パーソナルコンピューター(情報処理装置)11が、前記コンクリート打設現場におけるゾーン区分に係るゾーン座標データを記憶し、取得された前記通信タグの座標と、前記ゾーン座標データとから、コンクリートの打設を行っている打設ゾーンを特定するようになっているので、本発明に係るコンクリート打設管理システム10によれば、コンクリート施工に関するデータを人手によって入力する必要がなく、時間や手間をかけることなく、簡便にコンクリート打設のトレーサビリティ管理を行うことができる。
3・・・ミキサー車
5・・・ポンプ
6・・・ホース
7・・・筒先
8・・・コンクリート
10・・・コンクリート打設管理システム
11・・・パーソナルコンピューター(情報処理装置)
15・・・基準位置設置通信機
17・・・通信タグ

Claims (1)

  1. コンクリート打設現場にコンクリートを送り出すホースの筒先に配される通信タグと、
    既知の基準位置に設置され、前記通信タグと通信を行うことで前記通信タグとの間の距離を取得する複数の基準位置設置通信機と、
    前記複数の基準位置設置通信機で取得された距離から前記通信タグの座標を取得する情報処理装置と、
    コンクリートを圧送するポンプと、を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記コンクリート打設現場におけるゾーン区分に係るゾーン座標データを記憶し、
    取得された前記通信タグの座標と、前記ゾーン座標データとから、コンクリートの打設を行っている打設ゾーンを特定し、
    前記ポンプから圧送するコンクリートの流量データを取得し、
    特定した打設ゾーンに打設した打設数量を算出し、
    計時部を有しており、特定した打設ゾーンが切り替わった移行時刻を記憶し、
    前記ゾーン区分毎の打設予定時刻を記憶し、
    前記打設予定時刻と、前記移行時刻とを比較し、コンクリートの打設厚さの変更が必要であるか否かを判定することを特徴とするコンクリート打設管理システム。
JP2016197685A 2016-10-06 2016-10-06 コンクリート打設管理システム Active JP6820509B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016197685A JP6820509B2 (ja) 2016-10-06 2016-10-06 コンクリート打設管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016197685A JP6820509B2 (ja) 2016-10-06 2016-10-06 コンクリート打設管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018059329A JP2018059329A (ja) 2018-04-12
JP6820509B2 true JP6820509B2 (ja) 2021-01-27

Family

ID=61908357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016197685A Active JP6820509B2 (ja) 2016-10-06 2016-10-06 コンクリート打設管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6820509B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3845937A4 (en) * 2018-08-28 2021-10-13 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. COLOR CONVERSION ELEMENT
WO2020115829A1 (ja) * 2018-12-05 2020-06-11 有限会社ユニワークス 圧送手段および圧送システム
JP7265947B2 (ja) * 2019-07-16 2023-04-27 大成建設株式会社 コンクリート構造物の品質管理方法
CN112832520B (zh) * 2020-12-31 2022-08-02 绿城熵里建设管理有限公司 一种建筑房屋施工方法
EP4332519A1 (de) 2022-08-29 2024-03-06 Technische Universität Graz Verfahren zum überwachen einer steiggeschwindigkeit eines einfüllmaterials, sensoreinrichtung zum überwachen der steiggeschwindigkeit, computerprogrammprodukt, computerlesbares medium und sensorkontrollsystem umfassend eine sensoreinrichtung

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5406090B2 (ja) * 2010-03-25 2014-02-05 戸田建設株式会社 コンクリートの打設管理システム
JP5611671B2 (ja) * 2010-05-27 2014-10-22 鹿島建設株式会社 コンクリートの管理方法およびコンクリートの管理装置
JP5829033B2 (ja) * 2011-03-30 2015-12-09 株式会社安藤・間 コンクリート出荷管理システム及び方法
JP5681581B2 (ja) * 2011-07-13 2015-03-11 株式会社Ihiインフラ建設 コンクリート床版仕上がり高さ管理方法
JP5804645B2 (ja) * 2012-03-30 2015-11-04 鹿島建設株式会社 コンクリート打設支援システム及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018059329A (ja) 2018-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6820509B2 (ja) コンクリート打設管理システム
Valero et al. Integration of RFID with other technologies in construction
JP5804645B2 (ja) コンクリート打設支援システム及びプログラム
JP7112959B2 (ja) 工場、特に石油製油所の建設用の個々の足場構成要素よりそれぞれが組み立てられることとなる、足場ユニットを提供し組み立てる方法
US7245999B2 (en) Construction machine having location based auto-start
US10620006B2 (en) Object recognition and tracking using a real-time robotic total station and building information modeling
KR20040004608A (ko) 건설기계의 관리시스템 및 관리방법
JP2009193406A (ja) 工事管理システム
JP6348027B2 (ja) 土木工事における材料運搬履歴管理システム
FI128067B (en) Procedures and systems for monitoring sewage pipes
JP2017187904A (ja) 建築部材管理システム及び建築部材管理方法
AU2016326464A1 (en) Method and system for collecting machine operation data using a mobile device
CN113935594A (zh) Bim施工工程量模拟管理方法、系统、设备和存储介质
JP5611671B2 (ja) コンクリートの管理方法およびコンクリートの管理装置
JP2022021105A (ja) 覆工コンクリートの施工管理方法
McGough Scheduling: effective methods and techniques
CN105203092A (zh) 一种信息处理方法、装置及电子设备
CN101676738A (zh) 用于在移动终端中的gps引擎之间共享信息的方法和装置
JP2008186382A (ja) 作業可否判断システムおよび作業可否判断プログラム
EP3120581B1 (en) Method and device of tracking an individual
JP7033978B2 (ja) 測量機の遠隔操作システム
JP2017036607A (ja) コンクリート打重ね時間管理装置およびコンクリートの打重ね時間管理方法
KR102156838B1 (ko) 시공된 배관 및 배관관련 구조물의 위치정보 획득을 위한 위치정보 취득용 유니트
Więckowski Modelling the delivery and laying of concrete mix
WO2023005158A1 (zh) 作业执行

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6820509

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150