JP7261558B2 - 口腔ケア用ブラシの製造方法及び口腔ケア用ブラシ - Google Patents
口腔ケア用ブラシの製造方法及び口腔ケア用ブラシ Download PDFInfo
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Description
したがって、本発明は、金属製の芯材の露出部が少なく、使用感が良好で、ブラシ部のハンドル部に対する抜け強度が高い、安全な口腔ケア用ブラシとその製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための、本発明の口腔ケア用ブラシ1の製造方法は、ハンドル部10を射出成形するための金型200内に、芯材110における被覆部112となる第1の部分114を挿入して固定すると共に、芯材110の捻回部113となる未捻回の第2の部分115を金型から突出するように配置する第1の工程と、この第1の工程の後に、金型200内に溶融した樹脂材料を注入してハンドル部10とハンドル部10に被覆された芯材110の被覆部112とを一体に形成することにより、ハンドル部10と芯材110とからなる基体130を形成する第2の工程と、この第2の工程の後に、基体130におけるハンドル部10から露出している未捻回の複数の金属線材111におけるハンドル部10の直近位置をチャック300で挟持する第3の工程と、この第3の工程の後に、基体130の未捻回の複数の金属線材111におけるチャック300に挟持された部位より先端側の金属線材111の間に毛材120を挟み、未捻回部分を捻回することにより、毛材120を保持した捻回部113を形成する第4の工程と、この第4の工程の後に、毛材120を保持した捻回部113を渦巻き状に180°以上巻き込むことにより、毛材が渦巻きの中心側に密集した渦巻き部を形成する第5の工程とを含む。
本発明に係る口腔ケア用ブラシの一例を図5に示す。同図において、口腔ケア用ブラシ1は、ハンドル部10およびブラシ部100を備える。ブラシ部100は、歯間の清掃や粘膜の摩擦ケアができるようにハンドル部10と接合されている。ハンドル部10は、熱可塑性の樹脂材料により構成される。ブラシ部100は、2本の金属線材111からなる芯材110と、芯材110に保持された毛材120とを含む。図示の例において、2本の金属線材111は、一端側の折り返し部111aにおいて連続する単一の部材からなるが、これに限定されない。芯材110は、ハンドル部10に被覆された被覆部112と、ハンドル部10から延出して毛材120を保持した捻回部113を含む。
10 ハンドル部
100 ブラシ部
110 芯材
111 金属線材
111a 折り返し部
111b 並行線部
112 被覆部
113 捻回部
114 第1の部分
115 第2の部分
120 毛材
130 基体
200 金型
210 キャビティ
211 ピン
212 シール部
300 チャック
Claims (7)
- 樹脂材料により構成されたハンドル部と、
口腔内に挿入して口腔内のケア操作ができるように前記ハンドル部と接合されたブラシ部とを備え、
前記ブラシ部は、複数の金属線材からなる芯材と、当該芯材に保持された毛材とを含み、
前記芯材は、前記ハンドル部に被覆された被覆部と、前記複数の金属線材の間に毛材を保持した捻回部とを含む口腔ケア用ブラシの製造方法であって、
前記ハンドル部を射出成形するための金型内に、前記芯材の被覆部となる第1の部分を挿入して固定すると共に、前記芯材の捻回部となる前記金属線材の未捻回の第2の部分を前記金型から突出するように配置する第1の工程と、
前記第1の工程の後に、前記金型内に溶融した前記樹脂材料を注入して前記ハンドル部と当該ハンドル部に被覆された前記芯材の被覆部とを一体に形成することにより、前記ハンドル部と前記芯材とからなる基体を形成する第2の工程と、
前記第2の工程の後に、前記基体における前記ハンドル部から露出している未捻回の前記複数の金属線材における当該ハンドル部の直近位置をチャックで挟持する第3の工程と、
前記第3の工程の後に、前記基体の未捻回の前記複数の金属線材における前記チャックに挟持された部位より先端側の当該金属線材の間に前記毛材を挟み、当該未捻回部分を捻回することにより、前記毛材を保持した捻回部を形成する第4の工程と、
前記第4の工程の後に、前記毛材を保持した捻回部を渦巻き状に180°以上巻き込むことにより、毛材が渦巻きの中心側に密集した渦巻き部を形成する第5の工程とを含むことを特徴とする口腔ケア用ブラシの製造方法。 - 前記第5の工程により形成される前記渦巻き部の毛材が、渦巻きの中心側に密集し、外側に放射状に広がるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の口腔ケア用ブラシの製造方法。
- 前記芯材を構成する前記複数の金属線材は、前記被覆部の前記折り返し部において曲折して互いに連続していることを特徴とする請求項1又は2に記載の口腔ケア用ブラシの製造方法。
- 前記芯材を構成する前記複数の金属線材は、前記被覆部において撚り合わされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の口腔ケア用ブラシの製造方法。
- 前記毛材は、ほぼ直線状で、その軸線を前記金属線材の軸線に対してほぼ直交方向に向けて配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の口腔ケア用ブラシの製造方法。
- 前記毛材は、コイル状に形成され、その内側にいずれかの前記金属線材を挿通させるように配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の口腔ケア用ブラシの製造方法。
- 請求項1の方法により製造された口腔ケア用ブラシ。
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JP2018196052A JP7261558B2 (ja) | 2018-10-17 | 2018-10-17 | 口腔ケア用ブラシの製造方法及び口腔ケア用ブラシ |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000229015A (ja) | 1999-02-10 | 2000-08-22 | Hideaki Hashimoto | 洗浄用ブラシ |
JP2009089849A (ja) | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Hashimoto Brush Seisakusho:Kk | 口腔内ケア用ブラシ |
WO2012063496A1 (ja) | 2010-11-11 | 2012-05-18 | 有限会社ホマレプロダクツ | インプラント内部清掃用ブラシ |
JP2016202743A (ja) | 2015-04-27 | 2016-12-08 | 株式会社橋本ブラシ製作所 | 口腔ケア用ブラシ |
JP2018068514A (ja) | 2016-10-26 | 2018-05-10 | サンスター株式会社 | 歯間ブラシ |
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- 2018-10-17 JP JP2018196052A patent/JP7261558B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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JP2000229015A (ja) | 1999-02-10 | 2000-08-22 | Hideaki Hashimoto | 洗浄用ブラシ |
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