JP7260935B2 - 対空標識、熱画像生成装置、熱画像生成方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、対空標識、熱画像生成装置、熱画像生成方法、及びプログラムに関する。
作物を育てる際に、作物表面や圃場の温度管理は重要である。作物表面や圃場の温度管理は、例えば、作物や圃場の複数個所に温度計を設置し、温度計による計測結果を用いて行っていた。近年、ドローンなどの飛行体にサーマルカメラを搭載し、サーマルカメラで撮像して得られた熱画像に基づいて、撮像範囲の温度を計測する技術がある(例えば、特許文献1参照)。この技術によって作物表面や圃場の温度を計測することにより、作物表面や圃場の温度管理を利用することができる。
特許第6802599号公報
サーマルカメラによって撮像された熱画像における温度の計測精度はさほど高くなく、サーマルカメラでは、例えば、±5℃程度の範囲でしか温度を検出することができない。作物表面の温度差は、例えば0-2℃程度の範囲内に収まる。このため、熱画像に基づいて温度を計測する技術では、作物表面の温度を正確に計測することは難しかった。さらに、圃場の温度を計測するにあたり、飛行体を移動させて複数の熱画像を撮影することがある。この場合、外気温度が同一の条件であっても、撮像場所を移動する際に時間差が生じる。複数の熱画像間では、撮像時間の時間差による誤差により、温度計測の結果にずれが生じることがあった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、熱画像が示す温度の計測精度を向上させることができる対空標識、熱画像生成装置、熱画像生成方法、及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決した対空標識は、上空から熱画像が撮像される対象区域に設置される対空標識であって、表面部材と、前記表面部材の温度を設定温度に調整する温度調整部と、を備える。
また、前記表面部材の温度を記憶する記憶部、または前記表面部材の温度を送信する通信部のうちの少なくとも一方を備えていてもよい。
また、前記表面部材の設定温度の指定を受け付ける受付部を更に備えていてもよい。
また、前記温度調整部は、前記表面部材の温度を上昇させる加温部と、前記表面部材の温度を低下させる冷却部と、を備えてもよい。
また、前記表面部材における表面に複数の標示が付されており、前記温度調整部は、前記表面部材の表面における複数の前記標示のうち少なくとも一部が付された範囲の設定温度を調整するようにしてもよい。
また、複数の前記標示は、互いに異なる色で表示されているようにしてもよい。
また、前記温度調整部に電力を供給する充電可能なバッテリを更に備えるようにしてもよい。
また、上記課題を解決した熱画像生成装置は、上記のいずれかの対空標識の温度の情報を取得する取得部と、前記対空標識を含む前記対象区域内をサーマルカメラで撮像して得られた情報に基づいて、前記対象区域の熱画像を生成する第1生成部と、前記熱画像における特定位置の温度と前記対空標識の温度に基づいて、前記熱画像を校正する校正部と、を備える。
また、前記第1生成部は、前記対象区域を複数の区分領域に分けて、隣接する区分領域の間で共通する前記対空標識を含む前記区分領域内を前記サーマルカメラで撮像して得られた情報に基づいて、前記対象区域の前記区分領域ごとの熱画像を生成するようにしてもよい。
また、前記取得部は、前記対象区域内を可視光カメラで撮影して得られた情報に基づいて、前記対象区域の可視光画像を生成する第2生成部と、前記可視光画像に前記熱画像を統合する統合部と、を更に備えるようにしてもよい。
また、上記課題を解決した熱画像生成方法は、コンピュータが、請求項1から5のうちいずれか1項に記載の対空標識の温度の情報を取得し、前記対空標識を含む前記対象区域内をサーマルカメラで撮像して得られた情報に基づいて、前記対象区域の熱画像を生成し、前記熱画像における特定位置の温度と前記対空標識の温度に基づいて、前記熱画像を校正するものである。
また、上記課題を解決したプログラムは、コンピュータに、請求項1から5のうちいずれか1項に記載の対空標識の温度の情報を取得させ、前記対空標識を含む前記対象区域内をサーマルカメラで撮像して得られた情報に基づいて、前記対象区域の熱画像を生成させ、前記熱画像における特定位置の温度と前記対空標識の温度に基づいて、前記熱画像を校正させるものである。
本発明に係る対空標識、熱画像生成装置、熱画像生成方法、及びプログラムによれば、熱画像が示す温度の計測精度を向上させることができる。
第1の実施形態の対空標識1を設置した圃場FAをドローン50で撮像する状態を俯瞰する図である。 対空標識1の斜視図である。 対空標識1の分解斜視図である。 熱画像生成システムMの構成図である。 対象区域を撮影する工程の一例を示すフローチャートである。 制御装置140により実行される処理の一例を示すフローチャートである。 熱画像の一部の一例を示す図である。 校正後の熱画像の一部の一例を示す図である。 第2の実施形態の対空標識2の分解斜視図である。 校正後の熱画像の一部の他の一例を示す図である。 校正後の熱画像の一部の他の一例を示す図である。
以下、本発明に係る対空標識、熱画像生成装置、熱画像生成方法、及びプログラムの実施形態を、図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の対空標識1を設置した圃場FAをドローン50で撮像する状態を俯瞰する図である。圃場FAには、複数の対空標識1が互いに間隔を空けて設置されている。対空標識1は、上空から撮影しやすいように、水平な場所に横方向(広い面が上方を向く方向)に設置されている。に圃場FAの側方には、管理装置30が設けられている。管理装置30は、対空標識1に初期設定温度を送信したり、ドローン50に飛行経路や撮像位置を送信したりする。ドローン50は、圃場FAの上空を飛行可能な飛行体である。ドローン50は、機体51を備える。機体51の上面四隅には、4個の回転翼52がそれぞれ取り付けられている。回転翼52が回転することにより、ドローン50が飛行する。
ドローン50は、例えば、カメラ60を搭載する。カメラ60は、例えばドローン50の下方を撮像可能な角度に取り付けられており、圃場FAを上空から撮像可能である。ドローン50は、カメラ60によって圃場FAを撮像して得られた可視光情報及び熱情報を検出して熱画像生成装置に送信する。熱画像生成装置100は、送信された可視光情報及び熱情報に基づいて、可視光画像及び熱画像、さらには、可視光画像と熱画像を統合した熱分布画像を生成する。
図2は、対空標識1の斜視図である。対空標識1は、例えば、表面部材10と、ベース部材20とを備える。表面部材10は、ベース部材20の上に設けられている。表面部材10を平面視した際の形状とベース部材20を平面視した形状は略同一であり、いずれも正方形である。表面部材10は、ベース部材20の表面を覆って設けられている。
図3は、対空標識1の分解斜視図である。表面部材10は、例えば、ボード部材11と、保温シート12と、黒マーカ13Aと、白マーカ13Bと、ヒータワイヤ14と、温度センサ15と、通信ケーブル16と、を備える。ベース部材20は、例えば、ケース21と、モバイルバッテリ22と、第1ファン23A~第4ファン23Dと、充電口24と、表示部25と、UP/DOWNボタン26と、開始ボタン27と、電源ボタン28と、制御ユニット29と、を備える。
表面部材10は、例えば、表面が正方形のシート状をなす。表面部材10の表面における1辺の長さは、例えば30~50(cm)である。ボード部材11は、例えば金属製であり、熱伝導性を備える。ボード部材11の表面に保温シート12が貼り付けられている。保温シート12は、例えば、ボード部材11の裏面に設けられている。表面部材10を平面視した際のボード部材11と保温シート12の形状は互いに共通である。ボード部材11は、保温シート12の表面を覆って設けられている。保温シート12は、ねじNによってベース部材20にねじ止めされている。
ボード部材11の表面には、互いに異なる色であり、互いのコントラストが大きい色で表示される複数の標示、例えば黒マーカ13A及び白マーカ13Bが付されている。図3に示す例では、黒マーカ13A及び白マーカ13Bがそれぞれ2つずつ付されている。これらの黒マーカ13A及び白マーカ13Bは、いずれも同じ大きさの正方形をなす。黒マーカ13A及び白マーカ13Bは、互いに対角となる位置に配置されている。例えば、黒マーカ13Aは黒色で表示されており、白マーカ13Bは白色で表示されている。標示は、黒マーカ及び白マーカ以外の色の標示でもよいし、正方形以外の形状の標示でもよい。
ヒータワイヤ14と、温度センサ15と、通信ケーブル16とは、例えば、ボード部材11の裏面に設けられている。ヒータワイヤ14は、例えば表面部材10の裏側において数行列で均等分布されて広く張り巡らされている。ヒータワイヤ14は、電気が流れることにより発熱し、ボード部材11を加熱して、表面部材10の表面の温度を上昇させる。ヒータワイヤ14は、加温部の一例である。
温度センサ15は、例えば、ボード部材11を平面視した際の中央部分近傍に2つ設けられている。温度センサ15は、ボード部材11の温度を測定することにより、表面部材10の温度を検出する。温度センサ15には、通信ケーブル16が接続されている。通信ケーブル16は、例えば、ベース部材20の制御ユニット29に接続されている。温度センサ15は、検出した表面部材10の温度の検出温度を制御ユニット29に出力する。検出温度は、対空標識1の温度の情報の一例である。対空標識1の温度の情報は、後に説明する設定温度であってもよい。
ベース部材20におけるケース21は、直方体をなす。ケース21の内側には、モバイルバッテリ22が収容されている。モバイルバッテリ22は、ベース部材20に固定されている。モバイルバッテリ22は、充電可能である。モバイルバッテリ22は、ヒータワイヤ14、温度センサ15、第1ファン23A~第4ファン23D、表示部25、制御ユニット29等に電力を供給する。モバイルバッテリ22は、ケース21に固定されているが、ケース21から取り外し可能とされている。モバイルバッテリ22は、対空標識1から取り外して持ち運び可能とされている。
第1ファン23A~第4ファン23Dは、いずれもケース21の側壁部に取り付けられている。第1ファン23A~第4ファン23Dは、散熱構造である。第1ファン23A~第4ファン23Dが作動することにより、ベース部材20内に冷風が導入されるとともに温風が排出され、ベース部材20内が冷却される。ベース部材20内が冷却されることで、表面部材10が冷却される。このように、第1ファン23A~第4ファン23Dは、表面部材10の温度を低下させる。第1ファン23A~第4ファン23Dは、冷却部の一例である。
第1ファン23Aは、ケース21の左側面に配置される。第2ファン23Bは、ケース21の後ろ側面の左側に配置されている。第3ファン23Cは、ケース21の後ろ側面の右側に配置されている。第4ファン23Dは、ケース21の右側面に配置されている。第1ファン23A~第4ファン23Dは、ベース部材20の前側からは目立ちにくい位置で互いに広く離間して配置されている。
充電口24は、ケース21の前側面に設けられている。充電口24には、ケース21に収容されたモバイルバッテリ22に接続される。充電口24に電源装置の接続コードを差し込むことにより、モバイルバッテリ22を充電することができる。モバイルバッテリ22は、ケース21から取り外された状態でも、外部の充電器を利用することによって充電可能である。
表示部25は、ケース21の前側面に設けられている。表示部25は、例えば、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等である。表示部25は、各種の情報を表示する。例えば、表示部25は、制御ユニット29の制御に応じて、左側に現在の温度、右側に表面部材10の設定温度を表示する。表示部25は、現在の温度及び設定温度以外の情報も表示してもよい。
UP/DOWNボタン26、開始ボタン27、及び電源ボタン28は、表面部材10の及び前側に設けられたハードユニットである。UP/DOWNボタン26、開始ボタン27、及び電源ボタン28は、受け付けた入力操作の内容を示す電気信号を制御ユニット29に出力する。UP/DOWNボタン26、開始ボタン27、及び電源ボタン28は、表示部25に表示されたGUI(Grarhical User Interface)ボタンであってもよい。この場合、GUIボタンが操作された場合に、表示部25は、入力操作を受け付けた内容に応じた出力、例えば設定温度を上昇させる内容を示す電気信号を制御ユニット29に出力する。UP/DOWNボタン26は、表面部材10の設定温度の指定を受け付ける受付部の一例である。
UP/DOWNボタン26は、作業員による表面部材10の設定温度を決定するための入力操作を受け付ける。UP/DOWNボタン26は、例えば、UP/DOWNボタン26のうちのUPボタンの入力操作を受け付けた場合には、設定温度を上昇させる内容を示す電気信号を制御ユニット29に出力する。また、DOWNボタンの入力操作を受け付けた場合には、設定温度を下降させる内容を示す電気信号を制御ユニット29に出力する。
開始ボタン27は、表面部材10の温度の調整を開始させるための入力操作を受け付ける。開始ボタン27が、入力操作を受け付けた場合には、表面部材10の温度の調整を開始させる内容の電気信号を制御ユニット29に出力する。
電源ボタン28は、作業員による対空標識1をON/OFFするのための入力操作を受け付ける。電源ボタン28は、例えば、対空標識1が作動していないときに入力操作を受け付けた場合には、対空標識1を作動させる内容を示す電気信号を制御ユニット29に出力する。電源ボタン28は、対空標識1が作動しているときに操作を受け付けた場合には、対空標識1の作動を終了させる内容を示す電気信号を制御ユニット29に出力する。
制御ユニット29は、たとえば、ネットワークNW(図4参照)を介して、情報を送受信する送受信装置を備える。制御ユニット29は、送受信装置を用いて、管理装置30により送信される初期設定温度を受信する。制御ユニット29は、送受信装置を用いて、温度センサ15により出力された検出温度を熱画像生成装置100に送信する。制御ユニット29は、検出温度に代えてまたは加えて、設定温度を熱画像生成装置100に送信してもよい。
制御ユニット29は、電源ボタン28により出力される電気信号に基づいて起動する。制御ユニット29は、起動した後に管理装置30により送信される表面部材10の初期設定温度を受信する。制御ユニット29は、UP/DOWNボタン26により出力される電気信号に基づいて、設定温度を上げたり下げたりする。制御ユニット29は、設定温度及び検出温度を表示部25に表示させる。
制御ユニット29は、開始ボタン27により出力される電気信号に基づいて、表面部材10の温度の調整を開始する。制御ユニット29は、表面部材10の温度を調整するにあたり、制御ユニット29は、ヒータワイヤ14を加熱したり第1ファン23A~第4ファン23Dを作動させたりする制御を行う。制御ユニット29は、第1ファン23A~第4ファン23Dを一斉に制御する。
制御ユニット29は、例えば、温度センサ15により出力された情報に基づく表面部材10の温度と、設定温度とを比較する。その結果、例えば表面部材10の温度が設定温度よりも低い場合には、制御ユニット29は、ヒータワイヤ14を加熱させて、表面部材10の温度を上昇させる。表面部材10の温度が設定温度よりも低い場合には、制御ユニット29は、第1ファン23A~第4ファン23Dを作動させる。
ドローン50を飛行させて撮像を行っている間、太陽光等の影響によって検出温度が設定温度を超えたり、検出温度が設定温度を下回ったりすることがある。この場合に、制御ユニット29は、ヒータワイヤ14を加熱させたり第1ファン23A~第4ファン23Dを作動させたりして、検出温度が設定温度を維持するように表面部材10の温度を調整する。制御ユニット29は、表面部材10を一定または可変な温度に保つ機能を備える。制御ユニット29は、表面部材10の温度を一定に保つ。制御ユニット29は、表面部材10の温度を可変とする。
制御ユニット29は、温度調整部の一例である。
次に、熱画像生成システムMについて説明する。熱画像生成システムMは、例えば、対空標識1を含む対象区域、例えば圃場FAを撮像して圃場FAの熱画像を生成するシステムである。熱画像生成システムMでは、圃場FAの熱画像とともに可視光画像、熱画像と可視光画像とを重畳させた重畳画像を合わせて生成する。
図4は、熱画像生成システムMの構成図である。図4に示すように、熱画像生成システムMは、例えば、管理装置30と、ドローン50と、熱画像生成装置100と、を備える。管理装置30は、例えば、重畳画像を生成する対象となる対象区域を設定する。管理装置30は、例えば、作物を育成する圃場FAを対象区域に設定する。管理装置30は、対象区域として設定した圃場FAを撮像するための出発地点から到着地点を指定して飛行経路を生成する。
続いて、管理装置30は、対空標識1の設置位置及び飛行経路におけるカメラ60によって撮像する撮像位置を設定する。管理装置30は、対象区域の全域を撮像するように撮像位置を設定し、撮像位置で撮像するすべての画像に対空標識1が撮像される位置を対空標識1の設置位置に設定する。撮像位置は複数となり、対空標識1を複数設置することが多いが、対象区域が狭い場合には、撮像位置や対空標識は単数となってもよい。
管理装置30は、生成した飛行経路及び撮像位置の情報を、ネットワークNWを介してドローン50に送信する。ネットワークNWは、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)、インターネットなどを含む。管理装置30は、例えば対象区域の近傍に設置される。圃場FAにおける作業員は、管理装置30が生成した設置位置に対空標識1を設置する。
ドローン50は、例えば、図1に示す機体51、4個の回転翼52、及びカメラ60のほか、送受信機53と、4個のモータ54と、ドローン制御装置70と、を備える。熱画像生成装置100は、例えば、送受信装置110と、入力インターフェース120と、ディスプレイ130と、制御装置140と、を備える。
送受信機53は、例えば、セルラー網やWi-Fi網を利用してネットワークNWにアクセス可能な無線通信装置である。ドローン50は、送受信機53を用いて、ネットワークNWを介して、管理装置30や熱画像生成装置100などとの間で情報の送受信を行う。4個のモータ54は、いずれも同一のモータであり、例えばブラシレスモータである。モータ54は、ドローン制御装置70の制御に応じて作動する。4個のモータ54は、4個の回転翼52にそれぞれ接続されている。モータ54が作動することによって回転翼52が回転する。
カメラ60は、例えば、可視光カメラ61と、サーマルカメラ62と、を備える。可視光カメラ61は、撮像対象、例えば圃場FAの可視光画像を生成するための可視光情報を検出する。可視光情報は、例えば、可視光画像を構成する各画素に相当する位置の色情報(RGB情報)や明るさ情報を含む。可視光カメラ61は、検出した可視光情報をドローン制御装置70に出力する。サーマルカメラ62は、可視光カメラ61と同じ圃場FAの熱画像を生成するための熱情報を検出する。熱画像は、複数の各画素に温度情報が含まれる画像である。熱情報は、サーマルカメラ62で撮像して得られた情報であり、例えば、可視光画像を構成する各画素に相当する位置の温度情報を含む。サーマルカメラ62は、検出した熱情報をドローン制御装置70に出力する。
ドローン制御装置70は、例えば、送受信機制御部71と、飛行制御部72と、撮像制御部73と、を備える。ドローン制御装置70は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性記憶媒体)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
送受信機制御部71は、送受信機53を制御する。送受信機制御部71は、管理装置30により送信される経路の情報等を受信するように送受信機53を制御する。送受信機制御部71は、例えば、カメラ60により出力された可視光情報及び熱情報を、送受信機53が熱画像生成装置100に送信するように、送受信機53を制御する。
飛行制御部72は、管理装置30から取得した経路の情報に従ってドローン50が飛行するように、モータ54を制御する。撮像制御部73は、通信によって得られた指示、または予め設定された撮像時間帯のスケジュールに従うなどして、カメラ60を作動させる。撮像制御部73は、カメラ60によって検出された可視光情報及び熱情報を送受信機53に出力する。
熱画像生成装置100の送受信装置110は、送受信機53と同様、例えば、セルラー網やWi-Fi網を利用してネットワークNWにアクセス可能な無線通信装置である。送受信装置110は、ドローン50の送受信機53により送信される可視光情報及び熱情報を受信する。送受信装置110は、対空標識1の制御ユニット29により送信される検出温度を受信する。送受信機53は、受信した可視光情報、熱情報、及び検出温度を制御装置140に出力する。
入力インターフェース120は、例えば、マウスやキーボード、タッチパネル、ドラッグボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、カメラ、赤外線センサ、マイク等により実現される。入力インターフェース120は、熱画像生成装置100と無線通信可能な表示装置(例えばタブレット端末)により実現されてもよい。
ディスプレイ130は、各種情報を表示する。ディスプレイ130は、例えば、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等である。ディスプレイ130は、デスクトップ型でもよいし、制御装置140の本体部と無線通信可能な表示装置(例えばタブレット端末)でもよい。
制御装置140は、例えば、取得部141と、第1生成部142と、第2生成部143と、校正部144と、を備える。取得部141は、送受信装置110が受信した可視光情報、熱情報、及び検出温度を取得する。取得部141は、取得した熱情報を第1生成部142に出力する。取得部141は、取得した可視光情報を第2生成部143に出力する。取得部141は、取得した検出温度を校正部144に出力する。
第1生成部142は、取得部141により出力された熱情報に基づいて、対空標識1を含む圃場FAにおけるすべての物体の表面温度の熱画像を生成する。第1生成部142は、生成した熱画像を校正部144に出力する。第2生成部143は、取得部141により出力された可視光情報に基づいて、対空標識1を含む圃場FAの可視光画像を生成する。第2生成部143は、生成した可視光画像を校正部144に出力する。
校正部144は、第1生成部142により出力された熱画像における対空標識1に相当する位置(以下、特定位置)の温度(以下、対象温度)を導出する。校正部144は、導出した対象温度と対空標識1の制御ユニット29により出力された検出温度に基づいて、熱画像を校正する。例えば、校正部144は、対象温度と検出温度の差を求める。校正部144は、求めた差を補正値として熱画像における各画素に相当する位置の温度を補正して熱画像を校正する。例えば、対象温度が検出温度よりも2℃高い場合には、校正部144は、補正値を-2℃として、熱画像における各画素に相当する位置の温度情報を2℃低く補正する。校正部144は、対象温度をいわば校正用基準値として利用する。
校正部144は、重畳画像を生成する。重畳画像は、校正した熱画像を第2生成部143により出力された可視光画像に重畳させた画像である。重畳画像は、例えば、熱画像のレイヤと可視光画像のレイヤを、画素の位置を合わせて重畳させて生成する。重畳画像における同じ位置の各画素には、補正された熱情報と可視光情報が含まれる。校正部144は、統合部の一例である。校正部144は、生成した重畳画像をディスプレイ130に表示させる。
熱画像に複数の対空標識1が撮像されている場合には、校正部144は、それぞれの対空標識1に対する対象温度と検出温度に基づいて熱画像を校正する。この場合、複数の対象温度と検出温度の差の平均値でもよいし、補正される画素に相当する位置と対空標識1の位置との距離に応じて補正値を調整してもよい。校正部144は、作成した重畳画像をディスプレイ130に表示させる。
次に、対象区域、例えば圃場FAの撮像する工程を説明し、続いて重畳画像を生成する工程について説明する。図5は、対象区域を撮影する工程の一例を示すフローチャートである。対象区域を撮像するにあたっては、まず、管理装置30は、重畳画像を生成する対象区域を設定する(ステップS1)。
続いて、管理装置30は、撮影日時における気温などの環境や圃場FAの広さなどに基づいて、複数の対空標識1の表面部材10における初期設定温度及び設置位置を決定する。初期設定温度は、例えば、複数の対空標識1について共通する温度に決定する。初期設定温度は、対空標識1ごとに異なる温度に決定してもよい。管理装置30は、決定した初期設定温度及び設置位置を対空標識1に送信する(ステップS3)。続いて、管理装置30は、圃場FAを撮像するためのドローン50の飛行経路を生成し圃場FAを撮像する撮像位置を設定する。管理装置30は、生成した飛行経路及び設定した撮像位置をドローン50に送信する(ステップS5)。
圃場FAにおいて、作業員は、対空標識1の電源ボタン28を操作して対空標識1の制御ユニット29を起動させる。制御ユニット29が起動した対空標識1は、管理装置30により送信された初期設定温度及び設置位置を受信する。作業員は、管理装置30に送信された設置位置に対空標識1を設置する。
続いて、作業員が電源ボタン28を長押しすることにより、対空標識1は、送信された初期設定温度を表示部25に表示させる。作業員は、表示された初期設定温度を確認しながら、必要に応じてUP/DOWNボタン26を入力操作する。制御ユニット29は、作業員によるUP/DOWNボタン26の操作の入力操作による設定温度の指定を受け付け、設定温度を初期設定温度から調整する(ステップS7)。
制御ユニット29はUP/DOWNボタン26の操作に応じて表面部材10の設定温度を上下動する。例えば、制御ユニット29は、UPボタンが1回操作された場合には表面部材10の設定温度を0.5度上げる。制御ユニット29は、DOWNボタンが1回操作された場合には表面部材10の設定温度を0.5度下げる。こうして、UP/DOWNボタン26は、作業員による設定温度の指定を受け付ける。制御ユニット29は、設定温度を表示部25に表示させる。
設定温度の調整が済んだら、作業員は、開始ボタン27を入力操作する。設定温度は、例えば、0.5℃刻みで設定可能である。設定温度は、例えば、外気温よりも1度~50度高い範囲で設定可能であり、例えば、圃場FAで育てる作物の種類や量、当日の天候等に基づいて作業員が任意に決定して指定してよい。設定温度は0.5℃よりも細かく、例えば0.1℃刻みで設定可能でもよいし、0.5℃よりも粗く、例えば1.0℃刻みで設定可能でもよい。
制御ユニット29は、設定温度と検出温度を比較することにより、表面部材10の温度を調整する(ステップS9)。例えば、制御ユニット29は、検出温度が設定温度よりも低い場合には、ヒータワイヤ14を加熱させたり、作動中の第1ファン23A~第4ファン23Dを停止させたりして、表面部材10の温度を上げるようにする。制御ユニット29は、検出温度が設定温度よりも高い場合には、加熱中のヒータワイヤ14による加を中止したり、第1ファン23A~第4ファン23Dを作動させたりして、表面部材10の温度を下げるようにする。
この間、温度センサ15は、表面部材10の温度を検出して検出温度を制御ユニット29に出力する。制御ユニット29は、検出温度が設定温度を維持するように、ヒータワイヤ14を加温させたり、第1ファン23A~第4ファン23Dを作動させたりする。制御ユニット29は、出力された検出温度を現在の表面部材10の温度として表示部25に表示させる。作業員は、表示部25に表示された設定温度と検出温度を比較して、表面部材10の温度が設定温度となっているかを確認することができる。表面部材10の温度の調整が済んだら、対空標識1は、温度センサ15が検出した検出温度を熱画像生成装置100に送信する(ステップS11)。
表面部材10の温度の調整を行っている間、ドローン50は、管理装置30によって送信された飛行経路及び撮像位置を受信する。対空標識1における表面部材10の温度の調整が完了した後、飛行経路及び撮像位置を受信したドローン50は、飛行経路に沿った飛行を出発地点から開始する(ステップS13)。
続いて、撮像位置に到達したドローン50は、圃場FAをカメラ60によって撮像する(ステップS15)。撮像位置が複数設定されている場合には、ドローン50は、撮像位置に到達するごとに圃場FAを撮像する。ドローン50は、撮像して得られた可視光情報及び熱情報を熱画像生成装置100に送信する(ステップS17)。その後、設定されたすべての撮像位置で撮像が完了し、ドローン50が飛行経路を飛び終えて到着地点に到達することで、対象区域を撮像する工程が完了する。
続いて、重畳画像を生成する工程について説明する。重畳画像は、制御装置140において生成される。熱画像生成装置100の送受信装置110は、ドローン50により送信された可視光情報及び熱情報を受信し、制御装置140に出力する。以下、制御装置140における処理について説明する。図6は、制御装置140により実行される処理の一例を示すフローチャートである。
制御装置140は、まず、取得部141において、対空標識1により送信される検出温度を取得する(ステップS101)。続いて、取得部141は、ドローン50により送信される可視光情報及び熱情報を取得する(ステップS103)。検出温度は、対空標識1における表面部材10のリアルタイムにおける温度である。
続いて、第1生成部142は、取得部141が取得した熱情報に基づいて、熱画像を生成する(ステップS105)。続いて、第2生成部143は、取得部141が取得した可視光情報に基づいて、可視光画像を生成する(ステップS107)。可視光画像は、複数の各画素に色情報が含まれる画像である。可視光画像は、各画素が色情報を含まずに明度情報を含む情報でもよい。画素に色情報が含まれる可視光画像は、例えばカラー画像となり、各画素が色情報を含まずに明度情報を含む可視光画像は、例えばモノクロ画像となる。
続いて、校正部144は、可視光画像に含まれる特定位置を特定する。続いて、校正部144は、特定位置を熱画像に参照して、対象温度を導出する(ステップS109)。続いて、校正部144は、対空標識1により送信された検出温度と、特定した対象温度に基づいて、熱画像を校正する(ステップS111)。
図7は、熱画像の一部の一例を示す図である。熱画像の各画素Pには、温度情報が含まれる。例えば、最左上の画像には、「22℃」の温度情報が含まれており、右側の画素に行くにしたがってそれぞれ「22℃」「22℃」「23℃」・・・の温度情報が含まれ、下側の画素に行くにしたがってそれぞれ「22℃」「22℃」「22℃」・・・の温度情報が含まれる。さらに、最左上の画素の右下の画素は「30℃」の温度情報が含まれる。例えば、この画素は、対空標識1を撮像した画素であり、この画像の温度情報が対象温度となる。この例では、対象温度は「30℃」である。この例では、対象温度が1画素中に含まれるが、対象温度は複数の画素に含まれていてもよい。温度情報は、温度に対応する色などで表示されてもよい。
校正部144は、対象温度と検出温度との差を熱画像における誤差を推定して、熱画像を校正する。図8は、校正後の熱画像の一部の一例を示す図である。図7に示す例において、対象温度が30℃であり、検出温度が28℃であったとする。この場合には、熱画像の誤差を-2℃と推定し、図8に示すように、熱画像に含まれる対象温度の温度情報を除く全体の温度情報を2℃高く校正する。
図6に示すフローに戻り、校正部144は、重畳画像を生成する(ステップS113)。その後、校正部144は、生成した重畳画像をディスプレイ130に表示させる(ステップS115)。ディスプレイ130に表示される重畳画像は、例えば、圃場FAのカラー画像に、熱画像に相当するヒートマップが重ねられた画像である。こうして、熱画像生成装置100は、図6に示す処理を終了する。
第1の実施形態の対空標識1は、ヒータワイヤ14や第1ファン23A~第4ファン23D及びこれらを加熱したり制御したりする制御ユニット29を備えている。このため、対空標識1における表面部材10の温度を既定の設定温度に設定することができる。対空標識1の表面部材10を規定の設定温度に設定することにより、対空標識1の温度を利用して、熱画像を校正することができる。したがって、熱画像が示す温度の計測精度を向上させることができる。特に、圃場FAを異なる時期で計測した時系列温度を計測するために熱画像生成装置100を用いることにより、時期に応じた変化を捉えやすくすることができる。
さらに、第1の実施形態の対空標識1では、バッテリとしてモバイルバッテリ22を用いている。このため、対空標識1を設置した後にモバイルバッテリ22の蓄電量が少なくなった場合でも、対空標識1の設置位置を変更することなくモバイルバッテリ22を交換することができる。さらに、モバイルバッテリ22は、充電口24を介して充電装置により充電可能とされている。したがって、対空標識1を設置したり設置し直したりする手間がかかりにくくなるようにすることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態の対空標識及び熱画像生成装置について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と比較して、対空標識の構成が主に異なる。以下、第1の実施形態との相違点を中心として第2の実施形態について説明する。図9は、第2の実施形態の対空標識2の分解斜視図である。
対空標識2は、ヒータワイヤとして、第1ヒータワイヤ14Aと、第2ヒータワイヤ14Bを備え、温度センサとして、第1温度センサ15A及び第2温度センサ15Bを備える。第1ヒータワイヤ14A及び第1温度センサ15Aは、第1黒マーカ13A1の裏側に設けられている。第2ヒータワイヤ14B及び第2温度センサ15Bは、第2黒マーカ13A2の裏側に設けられている。白マーカ13Bの裏側には、ヒータワイヤが設けられていない。
制御ユニット29は、第1ヒータワイヤ14A及び第2ヒータワイヤ14Bをそれぞれ独立して加熱する制御が可能である。制御ユニット29は、作業員によりUP/DOWNボタン26の入力操作に基づいて、表面部材10における第1黒マーカ13A1及び第2黒マーカ13A2のそれぞれについて設定温度をする。
制御ユニット29は、第1黒マーカ13A1の設定温度と第1温度センサ15Aの検出温度に基づいて、第1黒マーカ13A1の温度を設定温度に調整する。制御ユニット29は、第2黒マーカ13A2の設定温度と第2温度センサ15Bの検出温度に基づいて、第2黒マーカ13A2のそれぞれの温度を設定温度に調整する。制御ユニット29は、第1黒マーカ13A1及び第2黒マーカ13A2のそれぞれの設定温度を異ならせることができる。
第2の実施形態の対空標識2は、第1の実施形態の対空標識1と同様の作用効果を奏する。さらに、第2の実施形態の対空標識2は、複数のマーカごとに異なる設定温度とすることができる。このため、例えば複数の対空標識2間で、複数のマーカについて異なる設定温度の関係とすることにより、複数の対空標識2の中から、任意の対空標識をう容易に探索することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態の対空標識及び熱画像生成装置について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と比較して、熱画像生成装置における校正部144の処理が主に異なる。以下、第1の実施形態の熱画像生成装置100を参照して、第1の実施形態との相違点を中心として第3の実施形態について説明する。
圃場FAが広い場合には、対象区域となる圃場FAを複数の区分領域に分けて、隣接する区分領域の間で共通する対空標識1を含む区分領域をカメラ60で撮像して、区分領域ごとの可視光情報及び熱情報取得する。熱画像生成装置100は、取得した可視光情報及び熱情報に基づいて、区分領域ごとの可視光画像及び熱画像を生成し、生成した画像に対して正射投影により歪みを取り除く補正(以下、オルソ補正)した後、隣接する区分領域の画像を繋ぎ合わせてオルソ画像を生成する。第3の実施形態において、管理装置30は、隣接する区分領域の間で共通する対空標識1を含む区分領域をカメラ60で撮像するように、飛行経路及び複数の撮影位置を設定する。
熱画像生成装置100において、第1生成部142は、複数の熱画像を生成する。第1生成部142は、生成した熱画像をそれぞれオルソ補正し、オルソ画像とされた熱画像を生成する。第2生成部143は、複数の可視光画像を生成する。第2生成部143は、生成した可視光画像をそれぞれオルソ補正し、オルソ画像とされた可視光画像を生成する。
第1生成部142及び第2生成部143がそれぞれ生成する複数の熱画像及び可視光画像のうち、隣接する撮像位置で撮像された画像には、共通する対空標識1が撮像されている。校正部144は、共通する対空標識1を目印として、複数の熱画像及び可視光画像を繋ぎ合わせる。さらに、校正部144は、対空標識1を撮像した位置における対象温度を用いて、隣接する熱画像をそれぞれ校正する。
対空標識1の温度は設定温度に調整されているので、複数の画像の間で同一であることが前提となる。校正部144は、熱画像を校正する際に、隣接する熱画像同士に含まれるそれぞれの対象温度が同一である場合には、対象温度と検出温度の差に基づいてそれぞれの熱画像における画素の温度情報を補正する。
その一方で、撮像時刻のずれによる環境の変化などにより、隣接する熱画像の間で対象温度が異なることがある。校正部144は、隣接する熱画像同士に含まれるそれぞれの対象温度が異なる場合には、2つの対象温度に基づいて、それぞれの熱画像における補正値を算出する。例えば、第1の熱画像の対象温度が28℃、第2の熱画像の対象温度が26℃であり、検出温度が25℃であるとする。
この場合、校正部144は、例えば、第1の熱画像における第2の熱画像と重ならない範囲の画素の温度情報については、第1の熱画像の対象温度と検出温度の差である-3℃を第1の熱画像の誤差と推定する。また、校正部144は、第2の熱画像における第1の熱画像と重ならない範囲の画素の温度情報については、第2の熱画像の対象温度と検出温度の差である-1℃を第2の熱画像の誤差と推定する。
校正部144は、第1の熱画像と第2の熱画像が重なる範囲の画素の温度情報については、例えば、第1の熱画像の対象温度と検出温度の差と第2の熱画像の対象温度と検出温度の差に基づいて、誤差を推定する。例えば、校正部144は、第1の熱画像の対象温度と検出温度の差である-3℃と第2の熱画像の対象温度と検出温度の差である-1℃との平均値である-2℃を第1の熱画像と第2の熱画像が重なる範囲における画素の温度情報の誤差と推定する。
第3の実施形態の熱画像生成装置は、第1の実施形態の熱画像生成装置100と同様の作用効果を奏する。さらに、第3の実施形態の熱画像生成装置100は、面積が広い圃場FAを複数の区分領域に分けて、隣接する区分領域の間で共通する対空標識1を含む区分領域をカメラ60で撮像して得られた区分領域ごとの可視光画像及び熱画像をオルソ補正した後に繋ぎ合わせてオルソ画像を生成する。このため、面積が広い圃場FAについても、精度の良い熱画像を生成することができる。
上記の各実施形態の対空標識においては、冷却部として第1ファン23A~第4ファン23Dの4個のファンが設けられているが、ファンは、1個から3個のいずれかでもよいし、5個以上でもよい。冷却部は、ファン以外でもよく、例えば、液体や気体の冷媒を循環させる冷却構造でもよいし、対空標識1の内側を外側を連通させる窓と、窓を開閉させて対空標識1の内部に外気を導入可能とした構造でもよい。さらに、ヒータワイヤ14の加熱温度を下げることによって冷却部として機能させる構造としてもよい。この場合のように、加温部と冷却部とが共通する構造となるようにしてもよい。制御ユニット29は、第1ファン23A~第4ファン23Dを一斉に制御するあるが、第1ファン23A~第4ファン23Dを個別に制御するようにしてもよい。
上記の各実施形態の熱画像生成装置において、校正部144は、対象温度と検出温度の差に基づいて熱画像を校正するが、対象温度と検出温度の他の関係に基づいて熱画像を校正してもよい。例えば、対象温度と検出温度の比に基づいて熱画像を校正してもよいし、複数の画素に相当する温度を用いた演算を利用して熱画像を校正してもよい。
上記の各実施形態の熱画像生成装置は、熱画像と可視光画像を重畳させた重畳画像を生成するが、可視光画像と重畳させることなく、熱画像を生成するようにしてもよい。また、熱画像生成装置は、熱画像と可視光画像を統合する際に、重畳させるのではなく、例えば、可視光画像の各画素に熱画像の各画素に相当する温度を合成して熱画像と可視光画像を合成するようにしてもよい。あるいは、1のカメラで撮像した可視光画像と熱画像をソフトウェアによって分離して、可視光画像や熱画像を生成するようにしてもよい。
上記の第3の実施形態において、オルソ補正した熱画像(以下、オルソ熱画像)及びオルソ補正した可視光画像(以下、オルソ可視光画像)を生成する。地理的範囲は、空撮範囲の内の全ての範囲でもよいし、熱画像生成装置100の操作者などが指定した範囲(以下、指定範囲)でもよい。この場合において、操作者などが指定範囲を指定しない場合には、地理的範囲を空撮範囲のうちの全ての範囲としてもよい。以下に、指定範囲を指定した場合の熱画像生成装置100における制御装置140の処理について説明する。
制御装置140は、まず、全ての空撮範囲に対するオルソ画像を基に、予め定義された指定範囲に対する画像を切り出す。予め定義された指定範囲は、例えば緯度経度などの地理情報を持つポリゴンである。ポリゴンは、例えば、指定範囲が圃場である場合の圃場に対応する枠であり、例えば、操作者などが入力インターフェース120を操作することなどにより指定される。この場合、指定範囲の大きさ及び形状を操作者の操作によって指定できるようにしてもよい。指定範囲を示す枠は、操作者が大きさを自由に設定できるものでもよいし、予め定められた大きさの枠を移動させることにより指定できるものでもよい。指定範囲は、空撮画像内で隣接していてもよいし分散していてもよい。
続いて、校正部144は、指定範囲内を区分領域に分け、第1生成部142により校正された熱画像に基づいて、区分領域内のそれぞれの画素の温度値を算出する。続いて、校正部144は、算出した画素の温度を統計処理して、区分領域の温度の平均値及び分散値を統計値として算出する。続いて、校正部144は、算出した統計値をオルソ熱画像に重畳させてディスプレイ130に表示させる。図10は、校正後の熱画像の一部の他の一例を示す図である。区分領域Rには複数の画素Pが含まれる。校正部144は、区分領域Rに含まれる各画素Pの温度情報が示す温度の平均値Tを算出し、統計値としてディスプレイ130に表示させる。
校正部144は、例えば、温度を示す色で表される熱画像を生成し、統計値に関する情報としての統計値を示す数値を生成した重畳画像に重畳させてディスプレイ130に表示させてもよい。校正部144は、重畳画像と統計値をどのようにディスプレイに表示させてもよい。校正部144は、例えば、統計値としての平均値と分散値を一定時間ごとに交互に表示させてもよいし、操作者等による入力インターフェース120の操作に応じて表示させてもよい。また、統計値は、熱画像に表示されるが、熱画像に可視光画像が重畳された重畳画像に重畳してディスプレイ130に表示させてもよい。校正部144は、統計値に関する情報として統計値をディスプレイ130に表示させるが、統計値に応じた他の情報、例えば、統計値に応じて設定された色や記号などをディスプレイ130に表示させてもよい。
さらに、校正部144は、構成した熱画像に対応する温度値を算出し、算出した温度値に基づいて、全ての空撮範囲または指定範囲の温度異常を検出する。温度異常の検出として、校正部144は、例えば、異常値ポイントまたは異常領域を検出する自動検出演算を行う。異常値ポイントは、温度に異常値が見られる区分領域であり、異常領域は、温度に異常値が見られる複数の区分領域を含む領域である。
校正部144は、温度異常に関する情報を示す検出結果データとして、異常の発生を示す異常発生データを熱画像または重畳画像に重畳させ、異常発生データを重畳させた画像をディスプレイ130に表示させる。自動検出演算にあたり、校正部144は、例えば、統計値に対して予め上限閾値と下限閾値を設定しておく。校正部144は、区分領域温度が上限閾値を超え、または下限閾値を下回った区分領域を異常値ポイントとして検出し、複数の異常値ポイントが検出された場合の異常領域を検出する。
図11は、校正後の熱画像の一部の他の一例を示す図である。指定範囲Lには3行4列の区分領域Rが設定されており、校正部144は、それぞれの区分領域に対して、統計値としての温度の平均値Tを表示させる。ここで、例えば、上限閾値が30℃、下限閾値が22℃に設定されていた場合、3行1列目の平均値Tと1行3列目の平均値Tとが異常値となっている。校正部144は、これらの異常値ポイントが検出された区分領域Rを異常領域として検出し、これらの区分領域Rの平均値Tに対して、感嘆符を模したアイコンで示される異常発生データHを平均値Tに重畳させて表示させる。
校正部144は、検出結果データとして、異常値ポイント及び異常領域を検出してもよいし、異常値ポイント及び異常領域とともに、異常値ポイントなっていない正常値ポイント及び異常領域となっていない正常領域を検出してもよい。校正部144は、異常値ポイント及び異常領域を熱画像または重畳画像に重畳表示させてもよいし、異常値ポイント及び異常領域とともに正常値ポイント及び正常領域を熱画像または重畳画像に重畳表示させてもよい。図11に示す例では、上限閾値を超えた異常発生データと下限閾値を下回った異常発生データをいずれも同様のアイコンで表示するが、これらを異なるアイコンなどで表示してもよい。
上記の各実施形態の対空標識1,2において、制御ユニット29が温度情報などを記憶する記憶部や温度情報などを送信する通信部を備えてもよい。この場合、対空標識1,2の操作者が、例えば、充電済のモバイルバッテリ22をケース21に差し込み、電源ボタン28を入力操作して対空標識1をONとすることにより、ヒータワイヤ14が加熱(加温)を開始する。続いて、ヒータワイヤ14の温度が安定した(温度が一定となった)後に、温度センサ15により計測される温度を記憶部に記憶させたり、通信部により外部の装置、例えば熱画像生成装置100に送信させたりしてもよい。対空標識1,2は、モバイルバッテリ22の電圧やヒータワイヤ14の抵抗により異なる温度を維持する。
上記の各実施形態において、管理装置30は、圃場FAの側方に設けられるが、管理装置30は、その他の位置に設けられてもよい。例えば、管理装置30は、対空標識1の内部に設けられていてもよいし、複数の対空標識1のうちの1つに設けられていてもよい。管理装置30は、管理センターなどの屋内施設に設けられていてもよいし、ドローン50に設けられていてもよい。
さらに、上記の各実施形態では、対象区域を圃場FAとしているが、対象区域は、他の区域でもよい。対象区域は、例えば、建物や道路などの地上構造物の表面でもよい。建物などの表面を対象区域とすることにより、建物に生じた構造欠陥を判定する非破壊検査に熱画像を用いるようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、対空標識1,2には、それぞれ表示部25、UP/DOWNボタン26、及び開始ボタン27が設けられているが、これらは設けられていなくてもよい。また、上記の各実施形態において、対空標識1,2には、それぞれ充電口24及び電源ボタン28が設けられているが、これらが設けられていなくてもよい。
さらに、上記各実施形態では、対空標識1は、上空から撮影しやすいように、水平な場所に横方向(広い面が上方を向く方向)に設置されているが、対空標識1は、どのような方向を向いていてもよい。例えば、対空標識1が森林やビルなどの高さがある場所に設置される場合には、縦方向(広い面が水平方向を向く方向)に設定されてもよい。このような場合には、対空標識1は、上空以外の場所から撮影するようにしてもよい。
1,2…対空標識
10…表面部材
11…ボード部材
12…保温シート
13A…黒マーカ
13B…白マーカ
14…ヒータワイヤ
15…温度センサ
16…通信ケーブル
20…ベース部材
21…ケース
22…モバイルバッテリ
23A~23D…第1ファン~第4ファン
24…充電口
25…表示部
26…UP/DOWNボタン
27…開始ボタン
28…電源ボタン
29…制御ユニット
30…管理装置
50…ドローン
51…機体
52…回転翼
53…送受信機
54…モータ
60…カメラ
61…可視光カメラ
62…サーマルカメラ
70…ドローン制御装置
71…送受信機制御部
72…飛行制御部
73…撮像制御部
100…熱画像生成装置
110…送受信装置
120…入力インターフェース
130…ディスプレイ
140…制御装置
141…取得部
142…第1生成部
143…第2生成部
144…校正部
FA…圃場
M…熱画像生成システム
NW…ネットワーク

Claims (16)

  1. 上空から熱画像が撮像される対象区域に設置される対空標識であって、
    表面部材と、
    前記表面部材の温度を設定温度に調整する温度調整部と、を備え、
    前記表面部材における表面に複数の標示が付されており、
    複数の前記標示は、互いに異なる色で表示されている、
    対空標識。
  2. 前記表面部材の温度を記憶する記憶部、または前記表面部材の温度を送信する通信部のうちの少なくとも一方を備える、
    請求項1に記載の対空標識。
  3. 前記表面部材の設定温度の指定を受け付ける受付部を更に備える、
    請求項1または2に記載の対空標識。
  4. 前記温度調整部は、前記表面部材の温度を上昇させる加温部と、
    前記表面部材の温度を低下させる冷却部と、を備える、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の対空標識。
  5. 前記温度調整部は、前記表面部材の表面における複数の前記標示のうち少なくとも一部が付された範囲の設定温度を調整する、
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載の対空標識。
  6. 前記温度調整部に電力を供給する充電可能なバッテリを更に備える、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の対空標識。
  7. 請求項1から6のうちいずれか1項に記載の対空標識の温度の情報を取得する取得部と、
    前記対空標識を含む前記対象区域内をサーマルカメラで撮像して得られた情報に基づいて、前記対象区域の熱画像を生成する第1生成部と、
    前記熱画像における特定位置の温度と前記対空標識の温度に基づいて、前記熱画像を校正する校正部と、を備える、
    熱画像生成装置。
  8. 前記取得部は、前記対象区域内を可視光カメラで撮影して得られた情報に基づいて、前記対象区域の可視光画像を生成する第2生成部と、
    前記可視光画像に前記熱画像を統合する統合部と、を更に備える、
    請求項7に記載の熱画像生成装置。
  9. 前記第1生成部は、前記対象区域を複数の区分領域に分けて、前記複数の区分領域のうち、隣接する区分領域のそれぞれに設置される対空標識を含めて、前記区分領域内を前記サーマルカメラで撮像して得られた情報に基づいて、前記対象区域の前記区分領域ごとの熱画像を生成する、
    請求項8に記載の熱画像生成装置。
  10. 前記統合部は、前記第1生成部により分けられた複数の区分領域のそれぞれの前記校正部により校正された熱画像に対応する温度値を統計処理した統計値を算出する、
    請求項9に記載の熱画像生成装置。
  11. 前記統計値は、平均値または分散値のうち少なくともいずれか1つである、
    請求項10に記載の熱画像生成装置。
  12. 前記統合部は、前記統計値に関する情報を前記熱画像とともに表示装置に表示させる、
    請求項10または11に記載の熱画像生成装置。
  13. 前記統合部は、前記校正部により校正された熱画像に対応する温度値に基づいて、前記区分領域の温度異常を検出する、
    請求項9から12のうちいずれか1項に記載の熱画像生成装置。
  14. 前記統合部は、前記温度異常に関する情報を前記熱画像とともに表示装置に表示させる、
    請求項13に記載の熱画像生成装置。
  15. コンピュータが、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の対空標識の温度の情報を取得し、
    前記対空標識を含む前記対象区域内をサーマルカメラで撮像して得られた情報に基づいて、前記対象区域の熱画像を生成し、
    前記熱画像における特定位置の温度と前記対空標識の温度に基づいて、前記熱画像を校正し、
    前記表面部材における表面に複数の標示が付されており、
    複数の前記標示は、互いに異なる色で表示されている、
    熱画像生成方法。
  16. コンピュータに、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の対空標識の温度の情報を取得させ、
    前記対空標識を含む前記対象区域内をサーマルカメラで撮像して得られた情報に基づいて、前記対象区域の熱画像を生成させ、
    前記熱画像における特定位置の温度と前記対空標識の温度に基づいて、前記熱画像を校正させ、
    前記表面部材における表面に複数の標示が付されており、
    複数の前記標示は、互いに異なる色で表示されている、
    プログラム。
JP2022002863A 2021-01-28 2022-01-12 対空標識、熱画像生成装置、熱画像生成方法、及びプログラム Active JP7260935B2 (ja)

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