JP2016151428A - 熱画像の表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱画像と可視光画像の撮影後に、ユーザが設定する温度範囲の熱画像を可視光画像に重畳する画像表示方法を提供する。【解決手段】カメラ100内のデータ加工部103は、遠赤外線カメラ101による熱データと可視光カメラ102による可視光画像を関連付けて1つのデータにまとめ、表示器110内の表示部113はその1つのデータを解析して、ユーザが設定する温度範囲の熱画像を熱データから生成した後、その熱画像を可視光画像に重畳する。【選択図】図1
Description
本発明は、可視光画像と熱(遠赤外線)画像を合成表示する方法に関する。
物体から放射される遠赤外線エネルギーを検知するセンサ群を構成することで、撮影対象の温度分布を表示する遠赤外線撮像装置(サーモグラフィ)がある。元々は軍事用途で開発・使用されていたが、民生用途としても広く使われ始めている。また、近年ではスマートフォン・タブレット端末、無人航空機、監視システム、自動車制御システム等で様々なセンサの取り込みが進んでおり、これらシステムではサーモグラフィの使用が普及し始めている。
従来のサーモグラフィでは、熱動画のみの表示、もしくは熱動画と可視光動画を重畳して表示するのが一般的であった。しかし、様々なシステムでサーモグラフィが採用されるにつれ、その使用方法に対するニーズも多様化している。
例えば、機械装置のメンテナンスの現場でサーモグラフィを使用する場合、熱画像を現場で確認する従来の方法だけではなく、熱画像と可視光画像をユーザが求める内容で重畳してメンテナンスの報告書に張り付けたいというニーズがある。従来の方法として特許文献1では、熱動画と可視光動画をユーザがリアルタイムに設定・調整し、ユーザが求める重畳された熱動画と可視光動画を保存する方法がある。しかしこの従来の方法では、撮影が完了した後で熱画像と可視光画像の重畳方法をユーザが変更することができず、メンテナンス報告書で必要とされる画像をうまく取り出して貼り付けることは困難であった。
以上のように熱画像と可視光画像を撮影中に重畳して表示する方法は提案されているが、撮影後にユーザが求める表示内容へインタラクティブに合成して、ユーザが求める静止画像を作成することはできない。
そこで本発明の目的は、撮影後にユーザが重畳したい熱画像の温度範囲を直感的に設定でき、そしてユーザが求める温度のみを示す熱画像を可視光画像に重畳する方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、代表的なものの概要は、熱画像と可視光画像を関連付けて分離して保存または送信し、表示の際にリアルタイムにユーザが求める温度範囲の熱画像を生成してその生成された熱画像を可視光画像に重畳することである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、代表的なものによって得られる効果は、ユーザは単に撮影するだけで、撮影後にユーザが求める温度のみを示す熱画像を可視光画像に重畳できるようにすることである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1により、本発明の実施の形態1に係るカメラと表示器の構成について説明する。図1において、カメラ100は、1つ以上の遠赤外線カメラ101と、1つ以上の可視光カメラ102、データ加工部103、ファイル書込み部104、ネットワーク送信部105を備える。遠赤外線カメラ101と可視光カメラ102は、各画像データをデータ加工部103に送る。データ加工部103は、遠赤外線カメラ101と可視光カメラ102によって送られた画像データを結合、または関連付けられた1つのデータにまとめ、ファイル書込み部104、またはネットワーク送信部105に送る。結合または関連付けられたデータを、ファイル書込み部104はファイル106に書き込み、ネットワーク送信部105はネットワーク107に送信する。
表示器110は、ファイル読込み部111と、ネットワーク受信部112、表示部113、表示窓114を備える。カメラ100から送信された、結合または関連付けられた1つのデータは、ファイル106としてファイル読込み部111が読込み、またはネットワーク107を経由してネットワーク受信部112が受信する。ファイル読込み部111またはネットワーク受信部112は、読込みまたは受信したデータを表示部113に送信する。表示部113は、ファイル読込み部111またはネットワーク受信部112から受け取ったデータを解析し、表示窓114に画像を表示する。
図2と図3により、本発明の実施の形態1に係るデータ加工部103の挙動について説明する。遠赤外線カメラ101は、図2に示す熱情報テーブル201と熱データ202を出力する。熱情報テーブル201は、図3に示すようにテーブル番号と各テーブル番号に対応する温度情報が記述されている。熱データ202は、図3に示すように各ピクセルの熱情報テーブル201内テーブル番号が記述されている。可視光カメラ102は、図2に示す可視光データ203を出力する。データ加工部103は、図2に示すように熱情報テーブル201と、熱データ202、可視光データ203を1つのファイル、または関連付けられた1つのデータにまとめる。例えば、可視光データ203を1つのJPEGファイルに格納し、そのJPEGファイルのヘッダ部分に、熱情報テーブル201と熱データ202をJPEGファイルの拡張データとして保存してもよい。また、熱情報テーブル201を使用せず、熱データ202の各ピクセルに温度を直接記述してもよい。
図4から図8により、本発明の実施の形態1に係る表示部113と表示窓114の挙動について説明する。図4に示すように、表示窓114は、スライドバー400とつまみ401を備える。ユーザはつまみ401をスライドバー400上で操作することで、可視光カメラ102の可視光画像に重畳する遠赤外線カメラ101の温度情報を設定することができる。また、つまみ401を2つ以上配置してより複雑な温度設定を受け入れられるようにしてもよい。またさらに、スライドバー401をホイール型インターフェースといった別のインターフェースにしてもよい。
図5は、表示部113の構成を示す。表示部113は、色テーブル生成部500と、熱画像生成部502、画像合成部504を備える。色テーブル生成部500は、図6で示すように、熱情報テーブル201で示す温度を、表示窓114で表示する色である色テーブル501を生成する。色テーブル501は、用途に応じてカラー、またはモノクロで構成できる。熱画像生成部502は、図7で示すように、熱データ202の各ピクセルに、色テーブル501の色を適用した画像データである熱画像503を生成する。この生成の際、スライドバー400で非表示とされる温度は透明色を適用する。画像合成部504は、可視光データ203に、熱画像503を重畳して表示データ505を生成する。表示窓114は、表示データ505を表示する。なお、表示データ505をオペレーションシステムのクリップボードにコピーすることで、表示データ505を文書作成ツールや表計算ソフトウェアに貼り付けることもできる。
図8は、スライドバー400の操作から表示窓114での表示に至るまでのシーケンス図である。スライドバー400が操作される度に、スライドバー400で指定される表示温度が画像生成部502に伝えられる。熱画像生成部502は、表示温度に従った熱画像503を生成する。画像合成部504は、可視光データ203に、熱画像503を重畳して表示データ505を生成し、表示窓114はそれを表示する。
以上で、実施の形態1について説明した。
本発明の実施の形態2では、実施の形態1における表示器をインターネットに応用する実施方法例を説明する。なお、本発明の実施の形態2におけるカメラは実施の形態1と同様であるので、カメラの説明は以下省略する。
図9により、本発明の実施の形態2に係る表示器の構成について説明する。図9において、クライアント900とサーバ901はインターネット902で接続されている。クライアント900は、画像合成部504と、表示窓114、スライドバー400を備える。サーバ901は、ファイル解析部903と、色テーブル生成部500、熱画像生成部502を備える。クライアント900は、インターネット902経由でファイル106をファイル解析部903に送る。ファイル解析部903は、受信したファール106から、熱情報テーブル201と、熱データ202、可視光データ203を作成する。可視光データ203は、インターネット902経由で画像合成部504に送られる。スライドバー400が更新される度に、色テーブル生成部500と熱画像生成部502は、実施の形態1と同様の方法で熱画像503を作成し、インターネット902経由で画像合成部504に送る。ここで、熱画像503は透過GIFや透過PNGといったインターネットで使われるフォーマットにしてもよい。また、スライドバー400が更新される度に熱画像503を生成してインターネット902経由で送るのではなく、スライドバー400が指定できる全てまたは複数の温度範囲に対応する複数の熱画像503を一度に生成して画像合成部504に送ってもよい。画像合成部504は、可視光データ203に熱画像503を重畳した表示データ505を生成する。表示窓114は、表示データ505を表示する。なお、表示窓114は、インターネットブラウザーであってもよい。
以上で、実施の形態2について説明した。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、電力・ガス・水道・鉄道等社会インフラ、産業用機器、医療、監視、農業、無人航空機、自動車等のサーモグラフィを利用するカメラシステムに適用可能である。
100…カメラ、101…遠赤外線カメラ、102…可視光カメラ、103…データ加工部、104…ファイル書込み部、105…ネットワーク送信部、106…遠赤外線データと可視光データを含むファイル、107…カメラ100と表示器110を接続するネットワーク、110…表示器110、111…ファイル読込み部、112…ネットワーク受信部、113…表示部、114…表示窓、200…遠赤外線データと可視光データを含むデータ、201…熱情報テーブル、202…熱データ、203…可視光データ、400…スライドバー、401…つまみ、500…色テーブル生成部、501…色テーブル、502…熱画像生成部、503…熱画像、504…画像合成部、505…表示データ、900…クライアント、901…サーバ、902…インターネット、903…ファイル解析部
Claims (3)
- カメラ装置と表示装置からなる画像表示システムにおいて、
前記カメラ装置は、撮影対象の温度分布画像を撮影する遠赤外線カメラと、撮影対象の可視光画像を撮影する可視光カメラと、データ加工部を備え、
前記データ加工部は、前記遠赤外線カメラが出力する遠赤外線画像と、前記可視光カメラが出力する可視光画像を関連付けたデータである統合データにして出力する機能を備え、
前記表示装置は、データ解析部と、温度設定インターフェースと、データ表示部を備え、
前記データ解析部は、前記統合データから、前記遠赤外線画像と前記可視光画像に分離する機能を備え、
前記温度設定インターフェースは、ユーザが操作することで温度範囲を設定する機能を備え、
前記データ表示部は、前記遠赤外線画像から前記温度範囲に該当する部分温度画像を作成し、この部分温度画像を前記可視光画像に重畳する重畳画像を作成し表示する機能を備える
ことを特徴とする画像表示方法。 - 請求項1記載の画像表示方法であって、
前記統合データは、前記可視光画像の内部に前記遠赤外線画像を埋め込むことによって、前記遠赤外線画像と前記可視光画像を関連付けることを特徴とする画像表示方法。 - 請求項1または2記載の画像表示方法であって、
前記重畳画像は、前記表示装置内のメインメモリにその画像データを展開することで、前記表示装置内の前記データ表示部以外のプログラムでも扱われることができることを特徴とする画像表示方法。
Priority Applications (1)
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CN109218600A (zh) * | 2017-07-06 | 2019-01-15 | 许继集团有限公司 | 一种换流阀图像采集模块低功耗控制方法及图像采集系统 |
CN109974891A (zh) * | 2017-12-27 | 2019-07-05 | 宇博先进电子工业有限公司 | 标示物体温度的方法 |
JP2022115811A (ja) * | 2021-01-28 | 2022-08-09 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 対空標識、熱画像生成装置、熱画像生成方法、及びプログラム |
WO2023090801A1 (ko) * | 2021-11-16 | 2023-05-25 | 한화테크윈 주식회사 | 온도 정보 제공 시스템, 장치 및 방법 |
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