JP7260595B2 - 物品運搬システム - Google Patents
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Description
本発明の実施の形態に係る搬送処理システム100は、図1に示されるように、主に、搬送コンベアシステム200、開錠システム300、第2ロボットハンド付きロボットアーム400、制御装置700(図2参照)および管理装置900(図2参照)から構成されている。なお、ここで、搬送コンベアシステム200、開錠システム300、第2ロボットハンド付きロボットアーム400および管理装置900は、図2に示されるように制御装置700に通信接続されている。なお、図2において符号350で示されるものは、紙幣取出し用の第1ロボットハンド付きロボットアームであって、これについては後述する。
搬送コンベアシステム200は、図1に示されるように、平面視において略コの字状を呈しており、主に、第1搬入コンベア210、搬入側姿勢変更装置220、第2搬入コンベア230、ターンテーブル(回転台)240、第1搬出コンベア250、搬出側姿勢変更装置260および第2搬出コンベア270から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
第1搬入コンベア210は、既存の自動搬送コンベアであって、図1および図7に示されるように第2ロボットハンド付きロボットアーム400の設置側から搬入側姿勢変更装置220の設置側に向かって直線的に延びている。なお、図1および図7に示されるように、この第1搬入コンベア210の第2ロボットハンド付きロボットアーム設置側の部位は、紙幣格納容器BL,BSの搬入位置ENとされている。図1に示されるように、この搬入位置ENは、第2ロボットハンド付きロボットアーム400の把持可能範囲内に収まっている。また、この第1搬入コンベア210は、図2に示されるように、制御装置700に通信接続されている。そして、その制御装置700によって第1搬入コンベア210の駆動源の出力が制御されている。
搬入側姿勢変更装置220は、図7および図8に示されるように、主に、物品支持装置221、物品把持回転装置222および物品押出装置223から構成されている。なお、物品把持回転装置222は、図7および図8に示されるように物品押出装置223の上方に配設されており、物品把持回転装置222および物品押出装置223は、物品支持装置221の直ぐ傍に物品支持装置221と対向するように配設されている。以下、これらの構成要素について詳述した後、その動作について詳述する。
物品支持装置221は、第1搬入コンベア210から搬送されてくる紙幣格納容器BL,BSを受け入れて支持する機能を有すると共に、物品把持回転装置222により紙幣格納容器BL,BSを90°縦回転させる際に、物品把持回転装置222による縦回転動作を実現させる機能を有する。物品支持装置221は、図9に示されるように、主に、台座部TB、柱部TP、前側柱板部Pf、後側柱板部Pr、交差通路部Ac、案内側壁Wg、L字壁Ws、昇降台221B、昇降脚221C、搬出ローラユニット221Dおよびエアシリンダユニット221Eから構成されている。以下、これらの構成について詳述する。
物品把持回転装置222は、いわゆるロータリーチャック装置であって、図10に示されるように主に、把持部222A、回転軸部222B、スライダ222C、第1エアシリンダ222D、第2エアシリンダユニット222Eおよび台座222Fから構成されている。以下、これらの構成について詳述する。
物品押出装置223は、図8に示されるように、主に、ピストンロッドRd、当接板HPおよびエアシリンダ223Aから構成されている。以下、これらの構成について詳述する。
以下、搬入側姿勢変更装置220が紙幣格納容器BL,BSを姿勢変更する、すなわち紙幣格納容器BL,BSを縦回転する制御態様について詳述する。なお、搬入側姿勢変更装置220において紙幣格納容器BL,BSの識別は、物品支持装置221の上方に配設される撮像器(図示せず)で得られる画像データに基づいて判断される。また、紙幣格納容器BL,BSが天壁UL,USが前を向いているか、底壁OL,OSが前を向いているかも、撮像器で得られる画像データに基づいて判断される。
搬入側姿勢変更装置220は、最初、図8および図9に示される状態となっている。この状態で紙幣格納容器BLが搬送されてきて、紙幣格納容器BLが物品支持装置221の昇降台221B上に載った状態となると、物品支持装置221のL字壁Wsの近傍に配設された赤外線センサ(図示せず)によってその状態が検知され、その検知信号が制御装置700に送信される。そして、制御装置700は、その検知信号を受信すると、物品支持装置221の昇降台221Bを最上昇位置まで上昇させる。次に、制御装置700は、物品把持回転装置222のスライダ222Cを前進させた後(図11参照)、物品把持回転装置222の把持部222Aに紙幣格納容器BLを把持させる。次に、制御装置700は、物品支持装置221の昇降台221Bを最降下位置まで降下させる。次いで、制御装置700は、物品把持回転装置222の第1エアシリンダ222Dにより物品把持回転装置222の把持部222Aを時計回りに90°あるいは反時計回りに90°回転させる。なお、紙幣格納容器BLの底壁OLが前(すなわち搬入方向Dn)を向いている場合、第1エアシリンダ222Dは把持部222Aを反時計方向(天壁ULを上に向かせる方向)に回転させ、紙幣格納容器BLの天壁ULが前を向いている場合、第1エアシリンダ222Dは、把持部222Aを時計方向(天壁ULを上に向かせる方向)に回転させる。続いて、制御装置700は、物品支持装置221の昇降台221Bを最上昇位置まで上昇させると共に、昇降脚221Cを最上昇位置まで上昇させる。このとき、昇降脚221Cが紙幣格納容器BLの底壁OLに当接して紙幣格納容器BLを支えるかたちとなる。続いて、制御装置700は、把持部222Aに紙幣格納容器BLを放させた後、物品把持回転装置222のスライダ222Cを後退させる。その後、制御装置700は、物品押出装置223のエアシリンダ223Aにより紙幣格納容器BLを昇降台221Bから押し出し、搬出ローラユニット221Dを介して第2搬入コンベア230に移動させる。
制御装置700が赤外線センサから検知信号を受信するところまでは(2-4-1)の項で説明した通りであるので、その説明を省略する。制御装置700は、赤外線センサから検知信号を受信すると、物品支持装置221の昇降台221Bおよび昇降脚221Cをそれぞれの最上昇位置まで上昇させる。次に、制御装置700は、物品把持回転装置222のスライダ222Cを前進させた後、物品把持回転装置222の把持部222Aに紙幣格納容器BSを把持させる。次に、制御装置700は、物品支持装置221の昇降台221Bおよび昇降脚221Cを最降下位置まで降下させる。次いで、制御装置700は、物品把持回転装置222の第1エアシリンダ222Dにより物品把持回転装置222の把持部222Aを時計回りに90°あるいは反時計回りに90°回転させる。なお、紙幣格納容器BSの底壁OSが前(すなわち搬入方向Dn)を向いている場合、第1エアシリンダ222Dは把持部222Aを反時計方向(天壁USを上に向かせる方向)に回転させ、紙幣格納容器BSの天壁USが前を向いている場合、第1エアシリンダ222Dは、把持部222Aを時計方向(天壁USを上に向かせる方向)に回転させる。続いて、制御装置700は、物品支持装置221の昇降台221Bを最上昇位置まで上昇させると共に、昇降脚221Cを最上昇位置まで上昇させる。このとき、昇降脚221Cが紙幣格納容器BSの底壁OSに当接して紙幣格納容器BSを支えるかたちとなる。以降の動作は、(2-4-1)の項で説明した通りであるので、その説明を省略する。
第2搬入コンベア230は、既存の自動搬送コンベアであって、図1に示されるように搬入側姿勢変更装置220の設置側からターンテーブル240の設置側に向かって直線的に延びている。なお、図1に示されるように、平面視において、この第2搬入コンベア230の搬送方向は、第1搬入コンベア210の搬入方向Dnと直交している。なお、この第2搬入コンベア230は、図2に示されるように、制御装置700に通信接続されている。そして、その制御装置700によって第2搬入コンベア230の駆動源の出力が制御されている。
ターンテーブル240は、既存のターンテーブルであって、載置物を水平面に沿って回転させる。なお、このターンテーブル240は、図2に示されるように、制御装置700に通信接続されている。そして、その制御装置700によってターンテーブル240の駆動源の出力や回転角度が制御されている。
第1搬出コンベア250は、既存の自動搬送コンベアであって、図1に示されるようにターンテーブル240の設置側から搬出側姿勢変更装置260の設置側に向かって直線的に延びている。なお、図1に示されるように、平面視において、この第1搬出コンベア250の搬出方向は、第2搬入コンベア230の搬入方向と同一方向であり、第1搬入コンベア210の搬入方向Dnと直交している。なお、この第1搬出コンベア250は、図2に示されるように、制御装置700に通信接続されている。そして、その制御装置700によって第1搬出コンベア250の駆動源の出力が制御されている。
搬出側姿勢変更装置260は、図12に示されるように、主に、物品支持装置261、物品把持回転装置262、物品押出装置263および物品引込装置264から構成されている。なお、物品把持回転装置262は、物品支持装置261の直ぐ傍に物品支持装置261と対向するように配設されており、物品押出装置263は物品支持装置261の後方に配設されている。また、物品引込装置264は、物品支持装置261に配設されている。以下、これらの構成要素について詳述した後、その動作について詳述する。
物品支持装置261は、第1搬出コンベア250から搬送されてくる紙幣格納容器BL,BSを受け入れて支持する機能を有すると共に、物品把持回転装置262により紙幣格納容器BL,BSを90°縦回転させる際に、物品把持回転装置262による縦回転動作を実現させる機能を有する。物品支持装置261は、図13に示されるように、主に、台座部QB、柱部QP、前側柱板部Rf、後側柱板部Rr、交差通路部Ic、昇降台261B、昇降脚261C、搬入ローラユニット261Dおよびエアシリンダユニット261Eから構成されている。以下、これらの構成について詳述する。
物品把持回転装置262は、搬入側姿勢変更装置220の物品把持回転装置222と同一であるため、ここでは、その説明を省略する。
物品押出装置263は、図12に示されるように、主に、ピストン263Aおよびエアシリンダユニット(図示せず)から構成されている。以下、これらの構成について詳述する。
物品引込装置264は、図13に示されるように、主に、引込部材264A、ロータリーシリンダ(図示せず)および軸受け(図示せず)から構成されている。軸受けは、前側柱板部Rfおよび後側柱板部Rrに設けられている。引込部材264Aは、図13に示されるように回動自在に軸受けに支持されている。すなわち、この引込部材264Aは、一対の搬入ローラユニット261Dの間に配設されている。なお、この引込部材264Aは、ロータリーシリンダによって作動される。
以下、搬出側姿勢変更装置260が紙幣格納容器BL,BSを姿勢変更する、すなわち紙幣格納容器BL,BSを縦回転する制御態様について詳述する。なお、搬出側姿勢変更装置260において紙幣格納容器BL,BSの識別は、物品支持装置261の上方に配設される撮像器(図示せず)で得られる画像データに基づいて判断される。また、紙幣格納容器BL,BSが天壁UL,USが前を向いているか、底壁OL,OSが前を向いているかも、撮像器で得られる画像データに基づいて判断される。
搬出側姿勢変更装置260は、最初、図12および図13に示される状態となっている。この状態で紙幣格納容器BLが搬送されてきて、紙幣格納容器BLが物品支持装置261の昇降台261B上に載った状態となると、物品支持装置261の後側柱板部Rrの近傍に配設された赤外線センサ(図示せず)によってその状態が検知され、その検知信号が制御装置700に送信される。そして、制御装置700は、その検知信号を受信すると、物品引込装置264を作動させて引込部材264Aにより紙幣格納容器BLを完全に昇降台261B上に載せる。次に、制御装置700は、物品支持装置261の昇降台261Bを最上昇位置まで上昇させる。次に、制御装置700は、物品把持回転装置262のスライダを前進させた後、物品把持回転装置262の把持部262Aに紙幣格納容器BLを把持させる。次いで、制御装置700は、物品支持装置261の昇降台261Bを最降下位置まで降下させる。次いで、制御装置700は、物品把持回転装置262のエアシリンダ(ロータリーエアシリンダ)により物品把持回転装置262の把持部262Aを、搬入方向Dnからみて反時計回りに90°回転させる。なお、紙幣格納容器BLが時計回りに90°回転されると、紙幣格納容器BLは、底壁OLが前(搬出方向Dx)を向く姿勢となり、紙幣格納容器BLが反時計回りに90°回転されると、紙幣格納容器BLは、天壁ULが前(搬出方向Dx)を向く姿勢となる。なお、物品把持回転装置262の把持部262Aの回転方向は、制御装置700によって適宜決定される(例えば、移動棚800への紙幣格納容器BLの載置パターン等に基づいて決定される。)。続いて、制御装置700は、物品支持装置261の昇降台261Bを最上昇位置まで上昇させると共に、昇降脚261Cを最上昇位置まで上昇させる。このとき、昇降脚261Cが紙幣格納容器BLの背壁ALに当接して紙幣格納容器BLを支えるかたちとなる。続いて、制御装置700は、把持部262Aに紙幣格納容器BLを放させた後、物品把持回転装置262のスライダを後退させる。その後、制御装置700は、物品押出装置263のピストン263Aにより紙幣格納容器BLを昇降台261Bから押し出して第2搬出コンベア270に移動させる。
制御装置700が物品引込装置264を作動させて引込部材264Aにより紙幣格納容器BSを完全に昇降台261B上に載せるところまでは(6-5-1)の項で説明した通りであるので、その説明を省略する。制御装置700は、引込部材264Aにより紙幣格納容器BSを完全に昇降台261B上に載せると、物品支持装置261の昇降脚261Cを最上昇位置まで上昇させる。次に、制御装置700は、物品把持回転装置262のスライダを前進させた後、物品把持回転装置262の把持部262Aに紙幣格納容器BSを把持させる。次いで、制御装置700は、物品支持装置261の昇降台261Bおよび昇降脚261Cを最降下位置まで降下させる。続いて、制御装置700は、物品把持回転装置262の回転部により物品把持回転装置262の把持部262Aを、搬入方向Dnからみて反時計回りに90°回転させる。続いて、制御装置700は、物品支持装置261の昇降台261Bを最上昇位置まで上昇させると共に、昇降脚261Cを最上昇位置まで上昇させる。このとき、昇降脚261Cが紙幣格納容器BSの背壁ASに当接して紙幣格納容器BSを支えるかたちとなる。以降の動作は、(6-5-1)の項で説明した通りであるので、その説明を省略する。
第2搬出コンベア270は、既存の自動搬送コンベアであって、図1および図12に示されるように搬出側姿勢変更装置260の設置側から第2ロボットハンド付きロボットアーム400の設置側に向かって直線的に延びている。なお、図1および図12に示されるように、この第2搬出コンベア270の第2ロボットハンド付きロボットアーム設置側の部位は、紙幣格納容器BL,BSの搬出位置EXとされている。図1に示されるように、この搬出位置EXは、第2ロボットハンド付きロボットアーム400の把持可能範囲内に収まっている。また、図1に示されるように、平面視において、この第2搬出コンベア270の搬出方向Dxは、第2搬入コンベア230および第1搬出コンベア250の搬送方向と直交しており、第1搬入コンベア210の搬入方向Dnと平行の関係にある。なお、この第2搬出コンベア270は、図2に示されるように、制御装置700に通信接続されている。そして、その制御装置700によって第2搬出コンベア270の駆動源の出力が制御されている。
開錠システム300は、図1に示されるように、主に、鍵付きロボットアーム310、撮像器320、物品検出器330および第1ロボットハンド付きロボットアーム350から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
鍵付きロボットアーム310は、ロボットアームの先端に鍵を取り付けたものである。使用するロボットアームの種類は、特に限定されないが、例えば、既存の六軸ロボットアーム等であり得る。なお、このロボットアームの先端部は回転可能な構造とされており、このロボットアームの先端部によって鍵が回転可能になっている。なお、この鍵付きロボットアーム310は、紙幣格納容器BL,BSの錠KL,KSを開けて前扉DL,DSを引き上げて開ける役目のみならず、その後に紙幣格納容器BL,BSの前扉DL,DSを閉じて錠KL,KSをかける役目も担っている。
撮像器320は、鍵付きロボットアーム310の近傍に固定されている。この撮像器320は、制御装置700の指令に従って紙幣格納容器BL,BSを撮像して画像データを生成し、その画像データを制御装置700に送信する。そして、制御装置700によってその画像データが解析されて、紙幣格納容器BL,BSの種類が特定される。
物品検出器330は、鍵付きロボットアーム310の近傍に固定されている。この物品検出器330は、制御装置700の指令に従って紙幣格納容器BL,BSのICタグとRFID通信を行って、そのICタグの各種データを読み出し、その各種データを制御装置700に送信する。そして、制御装置700によってその画像データが解析されて、紙幣格納容器BL,BSの種類が特定される。そして、制御装置700は、その各種データ、および、上記撮像器320からの画像データに基づいて、紙幣格納容器BL,BSの種類や寸法のデータを取得すると共に、錠KL、KSの座標データや、錠KL、KSの角度データを導出し、それらのデータに基づいて制御信号を生成して、その制御信号を鍵付きロボットアーム310に送信し、鍵付きロボットアーム310に対して紙幣格納容器BL,BSの開錠処理を実行させる。また、制御装置700は、画像データ中に紙幣格納容器BL,BSに錠KL、KSが存在しないと判断した場合、ターンテーブル240を制御して、紙幣格納容器BL,BSの向きを変更させる。
本発明の実施の形態に係る第1ロボットハンド付きロボットアーム350は、図1に示されるように、主に、ロボットアーム360および第1ロボットハンド370から構成されている。なお、この第1ロボットハンド付きロボットアーム350は、前扉DL,DSが開かれた状態の紙幣格納容器BL,BSから紙幣を引き抜く役割を担っている。以下、これらの構成要素について詳述する。
ロボットアーム360は、特に限定されないが、例えば、既存の六軸ロボットアーム等である。
第1ロボットハンド370は、前扉DL,DSが開かれた状態の紙幣格納容器BL,BSから紙幣を引き抜く役割を担うものである。この第1ロボットハンド370としては、例えば、特許6773856号明細書や、特許第6756018号明細書、特許第6587326号明細書、特許第6587325号明細書に開示されるものを利用することができる。なお、この第1ロボットハンド370には、錠KL,KSの座標データや、錠KL,KSの角度データ、紙幣の有無を認識するための撮像器380が取り付けられている(図1参照)。
本発明の実施の形態に係る第2ロボットハンド付きロボットアーム400は、図14に示されるように、主に、ロボットアーム500および第2ロボットハンド600から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
ロボットアーム500は、特に限定されないが、例えば、既存の六軸ロボットアーム等である(図14参照)。
第2ロボットハンド600は、図15から図23に示されるように、主に、電動機610、フレーム620、リンク機構630、吸着ヘッドユニット640、着脱式ぜんまいバネユニット650、可撓チューブ660、第1センサ取付板670、第1距離センサ680、第2センサ取付板675および第2距離センサ690から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
電動機610は、正逆回転可能な電動機であって、その回転軸がボールネジ615の回転軸と一致するようにボールネジ615に取り付けられている。すなわち、このボールネジ615は、電動機610の回転方向を切り換えることによって水平スライダ(後述)SHのスライド方向を切り換えることができる。なお、本実施の形態においてこの電動機610には負荷検出装置(図示せず)が接続されており、同負荷検出装置によって電動機610の負荷が検出される。
フレーム620は、図15から図23に示されるように、主に、天板621、底板622、背面板623、後方側面板624および前方側面L字板625から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
リンク機構630は、例えば、マジックハンド等に利用される伸縮可能なレージトング式リンク機構であって、本実施の形態では図22~図23に示されるように14本の節(リンク)K1~14、21本のリンクピンP1~23、後側垂直スライダSVrおよび水平スライダSHから構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
吸着ヘッドユニット640は、図15および図19に示されるように、主に、前面パネル641、支持板642、吸着パッドユニット643、車輪644、ガイドローラ645、前側垂直レールRVf、前側垂直スライダSVfおよび前側支持突起部646から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
着脱式ぜんまいバネユニット650は、図24に示されるように、主に、ぜんまいバネ651、ホルダ652、シャフト653および締結ブロック654から構成されている。ぜんまいバネ651は、従前から存在するものであって、ホルダ652に巻き付くように付勢されている。すなわち、人の手でぜんまいバネ651が延ばされた後、人の手が離されるとぜんまいバネ651はその付勢力によってホルダ652に巻き付く。ホルダ652は、ぜんまいバネ651の片端を保持する円柱状の保持部材(ボビン)である。シャフト653は、図24に示されるようにホルダ652の軸方向に沿ってホルダ652の両方向に向かって延びている。なお、このシャフト653は、上述の通り、図17に示される支持爪622Bによって着脱自在に支持される。締結ブロック654は、ぜんまいバネ651のもう片端を吸着ヘッドユニット640の前面パネル641の下側突起部641bに固定するための部材であって、上述の通り、吸着ヘッドユニット640の前面パネル641の下側突起部641bにねじ止めされる。
可撓チューブ660は、図15および図16等に示される通り、元配管SPの出口側に接合されていると共に、上述の通り、吸着パッドユニット643の主管MPの基端側に接合されている。なお、図15および図16等に示されるように、元配管SPの入口には配管口MSが接合されており、その配管口MSはフレーム620の天板621の後端部に設けられている。また、この可撓チューブ660は、図22および図23に示されているように、リンク機構630の最伸長状態時にも対応する十分な長さとされている。
第1センサ取付板670は、上述の通り、フレーム620の底板622の開口OPのやや後側の裏側面に取り付けられており、その両端側および中間部下側に第1距離センサ680を保持している。
第1距離センサ680は、正面側に位置する物体との距離を検出するセンサであって、上述の通り、第1センサ取付板670の両端側に保持されている。そして、ここにいう物体は、移動棚800に載置された紙幣格納容器BL,BSや、移動棚800の底壁810、天壁830、角支柱840、中央支柱850、棚板820、案内板Wv、通常ヒンジドアやスライドドア等あらゆるものを示す。
第2センサ取付板675は、図17に示されるように、フレーム620の天板621の右側に取り付けられており、その下端側に第2距離センサ690を保持している。
第2距離センサ690は、正面側に位置する物体との距離を検出するセンサであって、上述の通り、第2センサ取付板675の下端側に保持されている。そして、ここにいう物体は、移動棚800に載置された紙幣格納容器BL,BSや、移動棚800の底壁810、天壁830、角支柱840、中央支柱850、棚板820、案内板Wv、通常ヒンジドアやスライドドア等あらゆるものを示す。また、図2に示されるように、第2ロボットハンド600は管理装置900と通信接続されており、第2距離センサ690が取得した物体との距離のデータは管理装置900に送信される。また、第2距離センサ690が何らかの理由で距離を検出することが不可能になった場合、管理装置900では、第2距離センサ690が検出した物体との距離のデータは無限大として処理される。
制御装置700は、搬送コンベアシステム200、開錠システム300、第1ロボットハンド付きロボットアーム350、第2ロボットハンド付きロボットアーム400の駆動源および管理装置900等にそれぞれ通信接続されており、搬送コンベアシステム200、開錠システム300、第1ロボットハンド付きロボットアーム350および第2ロボットハンド付きロボットアーム400の駆動源等に対して制御信号を送ると共に、搬送コンベアシステム200、開錠システム300の物品検出器330や撮像器320、および、管理装置900等から各種信号やデータを受信している。また、この制御装置700は、第1距離センサ680、第2距離センサ690等から送信されてくる信号やデータを管理装置900に送信している、
管理装置900は、図2に示されるように、制御装置700に通信接続されており、第2ロボットハンド600の第2距離センサ690から制御装置700を介して各種データ(例えば、第2距離センサ690が取得した物体との距離データ)等を受信したり、制御装置700に対して各種信号やデータ等送信したりする。また、管理装置900は、図2に示されるように、記憶部910を備えている。記憶部910は、移動棚800の奥行寸法データ(すなわち、移動棚800の前後方向の長さデータ)(図示せず)、寸法データテーブル911(図27参照)および棚データテーブル912等(図28~図30参照)を記憶している。
ここでは、図25および図26に示される移動棚800に載置される紙幣格納容器BL,BSを搬送処理システム100で搬出し、紙幣格納容器BL,BSを移動棚800に搬入する際の搬送処理システム100の制御例について説明する。
管理装置900は、対応する棚位置データに対する状態データに「0」を入力する。例えば、図29に示されるように、第2距離センサ690が、1段目1列目の棚位置において閾値よりも大きい距離を検出した場合、管理装置900は、1段目1列目の棚位置1段目1列目の棚位置データM(1,1)に対して「0」を入力する。そして、「0」が入力された棚位置には紙幣格納容器BL,BSが載置されていないと判断されるため、第2ロボットハンド600が、ロボットアーム500によって、別の棚位置に対応する規定位置に移動させられる。言い換えれば、第2ロボットハンド600が、ロボットアーム500によって、対応する棚位置データに対して「-1」が示されている棚位置に対応する規定位置に移動させられる。そして、第2距離センサ690が、その棚位置で正面側に位置する物体との距離を計測する処理を再び行う。
その棚位置に紙幣格納容器BL,BSが載置されていると判断されるため、紙幣格納容器BL,BSを搬出する処理が行われる。まず、第2ロボットハンド600の電動機610が作動し始め、リンク機構630が伸びていくと共に、減圧ポンプを動作し始める。そして、吸着ヘッドユニット640が移動棚800にまで到達すると、ガイドローラ645が、隣接する案内板Wvと案内板Wvとに接触して吸着ヘッドユニット640を移動棚800の奥へと導く。この際、車輪644は移動棚800の底壁810または棚板820を転がっていく。そして、負荷検出装置によって検出される電動機610の負荷が閾値を超過すると、電動機610を一旦停止させ、吸着パッド643bによって紙幣格納容器BL,BSを吸着させる。その後、電動機610を逆転させて、リンク機構630を縮ませ、最終的に初期状態(収縮状態)に戻させる。このとき、第2ロボットハンド600の底板622の前側部分622Aに紙幣格納容器BL,BSが載置されている。この状態で、ロボットアーム500が第2ロボットハンド600を第1搬入コンベア210の搬入位置EN(図1参照)まで移動させる。ロボットアーム500により第2ロボットハンド600が搬入位置ENに到達すると、第2ロボットハンド600の電動機610が作動し始め、リンク機構630が伸びていき、吸着ヘッドユニット640によって紙幣格納容器BL,BSが搬入位置ENに押し出される。そして、第2ロボットハンド600が、ロボットアーム500によって、紙幣格納容器BL,BSを搬出した棚位置に対応する規定位置に再び移動させられる。そして、第2距離センサ690が、その棚位置で正面側に位置する物体との距離を計測する処理を再び行う。
第2ロボットハンド600が、ロボットアーム500によって、搬出位置EXまで移動させられ、搬出位置EXまで搬送された紙幣格納容器BL,BSを吸着パッド643bによって吸着する。そして、第2ロボットハンド600が、ロボットアーム500によって、その棚位置に対応する規定位置に移動させられ、上記姿勢制御される。そして、第2ロボットハンド600は、その棚位置に紙幣格納容器BL,BSを載置し、最終的に初期状態(収縮状態)に戻る。そして、管理装置900は、対応する棚位置データに対する状態データに「紙幣格納容器BL,BSの背丈データ」を加算する。そして、制御装置700は、対応する棚位置データに対する状態データを参照し、その棚位置に紙幣格納容器BL,BSをまだ搬入することが可能か否かを判定する処理を行う。
第2ロボットハンド600が、ロボットアーム500によって、搬出位置EXまで移動させられ、搬出位置EXまで搬送された紙幣格納容器BL,BSを吸着パッド643bによって吸着する。そして、第2ロボットハンド600が、ロボットアーム500によって、状態データに「0」が入力された棚位置に対応する規定位置に移動させられ、上記姿勢制御される。そして、第2ロボットハンド600は、その棚位置に紙幣格納容器BL,BSを載置し、最終的に初期状態(収縮状態)に戻る。そして、管理装置900は、対応する各棚位置データに対する状態データに「紙幣格納容器BL,BSの背丈データ」を加算する。そして、制御装置700は、対応する棚位置データに対する状態データを参照し、その棚位置に紙幣格納容器BL,BSをまだ搬入することが可能か否かを判定する処理を行う。
(1)
本実施の形態に係る搬送処理システム100では、第2ロボットハンド付きロボットアーム400の第2ロボットハンド600が、移動棚800の棚位置に対応する規定位置に移動すると、第2ロボットハンド付きロボットアーム400の第2ロボットハンド600の第2距離センサ690が、正面側に位置する物体との距離を計測する。そして、管理装置900が、その距離が閾値より大きいか否かを判定する。そして、距離が閾値よりも大きい場合、管理装置900は、対応する棚位置データに対する状態データに「0」を反映し、その棚位置には紙幣格納容器BL,BSが載置されていないものとし、第2ロボットハンド付きロボットアーム400の第2ロボットハンド600は、別の棚位置に対応する規定位置に移動する。距離が閾値よりも小さい場合、第2ロボットハンド付きロボットアーム400の第2ロボットハンド600は、その棚位置に載置される紙幣格納容器BL,BSを搬出する。このため、この搬送処理システム100では、効率よく移動棚800からの紙幣格納容器BL,BS搬出作業を進めることができる。
本実施の形態に係る搬送処理システム100では、第2ロボットハンド付きロボットアーム400の第2ロボットハンド600が、移動棚800の棚位置に対応する規定位置に移動し、移動棚800の棚位置に紙幣格納容器BL,BSを搬入する。このとき、管理装置900は、対応する棚位置データに対する状態データに「紙幣格納容器BL,BSの背丈データ」を加算する。そして、制御装置700は、その棚位置データに対する状態データを参照し、その棚位置に紙幣格納容器BL,BSをまだ搬入することが可能か否かを判定する。そして、その棚位置に紙幣格納容器BL,BSをまだ搬入することが可能である場合、第2ロボットハンド付きロボットアーム400の第2ロボットハンド600は、その棚位置に紙幣格納容器BL,BSを搬入し、その棚位置に紙幣格納容器BL,BSを搬入することが不可能である場合、第2ロボットハンド付きロボットアーム400の第2ロボットハンド600は、紙幣格納容器BL,BSが載置されていない別の棚位置に対応する規定位置に移動し、その棚位置に紙幣格納容器BL,BSを搬入する。このため、この搬送処理システム100では、効率よく移動棚800への紙幣格納容器BL,BS搬入作業を進めることができる。
本実施の形態に係る搬送処理システム100では、正面側に位置する物体との距離を検出する第2距離センサ690は、第2ロボットハンド付きロボットアーム400の第2ロボットハンド600に取り付けられている。このため、この搬送処理システム100では、第2ロボットハンド600の移動に伴って第2距離センサ690 も移動可能となる。したがって、この搬送処理システム100では、移動棚800の各棚位置に距離計測器を備え付ける等の必要がなくなり、延いては搬送処理システム100の構築コストを低く抑えることができる。
(A)
先の実施の形態に係る搬送処理システム100では、搬送対象および開錠対象として回転錠付の紙幣格納容器BL,BSが採用されたが、同対象として電磁錠付の紙幣格納容器等の他のタイプの錠付の紙幣格納容器が採用されてもよい。
先の実施の形態に係る搬送処理システム100では、搬送対象および開錠対象として回転錠付の紙幣格納容器BL,BSが採用されたが、同対象として他の物品が採用されてもかまわない。なお、かかる場合、開錠システム300や第1ロボットハンド付きロボットアーム350等をその物品の処理に適したものに置き換えることが必要となる。
先の実施の形態に係る搬送処理システム100では第2ロボットハンド付きロボットアーム400のロボットハンドとして吸着タイプの第2ロボットハンド600が採用されたが、そのようなロボットハンドとしてフィンガで物品を掴むタイプのロボットハンドが採用されてもよい。
先の実施の形態に係る搬送処理システム100では第2ロボットハンド付きロボットアーム400が、移動棚800の棚位置に紙幣格納容器BL,BSを搬入し、移動棚800の棚位置から紙幣格納容器BL,BSを搬出していたが、第2ロボットハンド付きロボットアーム400以外の搬送装置(運搬装置)が、移動棚800の棚位置に紙幣格納容器BL,BSを搬入し、移動棚800の棚位置から紙幣格納容器BL,BSを搬出してもよい。搬送装置は、例えば、移動棚800の各棚位置の最奥まで延びるベルトコンベア等であってよい。かかる場合、ベルトコンベアは、移動棚800の各棚位置から搬出した紙幣格納容器BL,BSを搬入位置ENに搬送し、搬出位置EXまで搬送された紙幣格納容器BL,BSを移動棚800の各棚位置に搬入する。かかる場合、正面側に位置する物体との距離を検出する距離計測器が移動棚800の各棚位置に備え付けられることが好ましい。
先の実施の形態に係る移動棚800には側壁は設けられていなかったが、移動棚800に側壁が設けられてもよい。
先の実施の形態に係る移動棚800は6段10列のものが採用されていた。しかし、移動棚は、少なくとも1段1列を有していればよい。かかる場合、移動棚の段数列数に応じて、棚位置データが変更されるとよい。
先の実施の形態に係る搬送処理システム100では、紙幣格納容器BL,BSが移動棚800の棚位置に搬入されると、管理装置900は、対応する棚位置データに対する状態データに「紙幣格納容器BL,BSの背丈データ」を加算していき、制御装置700は、「その棚位置データに対する状態データ」に「紙幣格納容器BL,BSの背丈データ」を足した値が「移動棚800の奥行寸法データ」よりもまだ小さい場合はその棚位置に紙幣格納容器BL,BSをまだ搬入することが可能であると判定し、この値が「移動棚800の奥行寸法データ」よりも大きくなる場合はその棚位置に紙幣格納容器BL,BSを搬入することが不可能であると判定していた。しかし、紙幣格納容器BL,BSが移動棚800の棚位置に搬入される前に、まず、管理装置900は、対応する棚位置データに対する状態データに「移動棚800の奥行寸法データ(例えば、784mm)」を入力してもよい。そして、紙幣格納容器BL,BSが移動棚800の棚位置に搬入される度に、管理装置900は、対応する各棚位置データに対する状態データから「紙幣格納容器BL,BSの背丈データ」を減算していってもよい(例えば、784mm→559mm→334mm)。そして、制御装置700は、その棚位置データに対する状態データが「紙幣格納容器BL,BSの背丈データ」よりもまだ大きい場合はその棚位置に紙幣格納容器BL,BSをまだ搬入することが可能であると判定し、この状態データが「紙幣格納容器BL,BSの背丈データ」よりも小さい場合はその棚位置に紙幣格納容器BL,BSを搬入することが不可能であると判定してもよい。
先の実施の形態に係る搬送処理システム100では、制御装置700と管理装置900が別々に設けられていたが、制御装置700は管理装置900に組み込まれてもよいし、管理装置900が制御装置700に組み込まれてもよい(すなわち、制御装置700と管理装置900が一体の装置とされてもよい。)。
400 ロボットハンド付きロボットアーム(運搬装置)
600 第2ロボットハンド(把持装置)
690 第2距離センサ(距離計測器)
700 制御装置(制御部)
800 移動棚(棚)
900 管理装置(管理部)
910 記憶部
BL 紙幣収容箱(物品)
BS 紙幣収容箱(物品)
Claims (1)
- 少なくとも一つの列を有し、前記列の奥行方向に複数の物品を載置可能な棚へ前記物品を搬入する物品運搬システムであって、
前記棚へ前記物品を搬入可能である運搬装置と、
規定位置から規定方向における物体までの距離を計測する距離計測器と、
前記規定位置に位置する前記距離計測器により計測された前記物体までの前記距離の情報に基づいて前記物品の有無を管理する管理部と
を備え、
前記運搬装置は、前記棚へ前記物品を搬入するために前記奥行方向に沿って伸縮可能な把持装置であり、
前記管理部は、記憶部を有し、前記距離が閾値を超えた場合に前記物品が無いことを示す情報を前記記憶部に記憶させ、
前記記憶部には、前記物品の寸法の情報が記憶されており、
前記管理部において前記棚の第1棚位置を示す情報に対して前記物品の寸法に基づく数値情報が関連付けられて前記記憶部に記憶され、前記記憶部に記憶された前記数値情報が特定の条件を満した場合、前記第1棚位置とは異なる第2棚位置に対応する前記規定位置に前記運搬装置を移動させる制御部をさらに備える
物品運搬システム。
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