JP7260500B2 - 車両 - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、車両に関する。
特許文献1に、車両が開示されている。車両は、車体のフロントルーム内に配置された車輪を駆動する駆動ユニットと、車体に対して駆動ユニットを取り付ける複数のブラケットと、フロントルーム内で車両の左右方向に延びており、左右のフロントサスペンションを互いに連結するスタビライザと、車体に対してスタビライザを取り付ける複数のブッシュとを備えている。
特開2018-114786号公報
上記のような車両において、様々な設計事項を考慮した結果、駆動ユニットのブラケットと、スタビライザのブッシュとが、車体において前後方向に近接配置されることがある。しかしながら、ブラケットとブッシュとが前後方向に近接配置されると、その配置に必要とされるスペースが前後方向に大きくなり、その結果、それらの前方に位置するクラッシャブルゾーンが不足するおそれが生じる。この場合、十分なクラッシャブルゾーンを確保する一つの手段として、車体のフロントルームを前後方向に拡大することが挙げられる。しかしながら、フロントルームを拡大すれば、車両の意匠(美的外観)の設計自由度が制限されるといった別の課題が生じ得る。本明細書は、車両のフロントルームの拡大を招くことなく、クラッシャブルゾーンを確保し得る技術を提供する。
本明細書が開示する車両は、フロントルームを有する車体と、フロントルーム内に配置されており、車輪を駆動する駆動ユニットと、車体に対して駆動ユニットを取り付ける複数のブラケットと、フロントルーム内で車両の左右方向に延びており、左右のフロントサスペンションを互いに連結するスタビライザと、車体に対してスタビライザを取り付ける複数のブッシュとを備える。複数のブッシュは、駆動ユニットよりも前方に位置する第1ブッシュを含み、複数のブラケットは、第1ブッシュの後方に位置する第1ブラケットを含む。第1ブラケットの少なくとも一部は、第1ブッシュの上方に位置する。
上記した車両では、スタビライザを車体に取り付ける複数のブッシュは、駆動ユニットよりも前方に位置する第1ブッシュを含む。さらに、駆動ユニットを車体に取り付ける複数のブラケットは、第1ブッシュの後方に位置する第1ブラケットを含み、第1ブラケットの少なくとも一部は第1ブッシュの上方に位置する。このような構成によると、第1ブラケットが配置されるスペースと、第1ブッシュが配置されるスペースとが、前後方向において少なくとも部分的に重なり合う。この重なり合う区間の分だけ、スタビライザを駆動ユニットに近づけて配置させることができる。これにより、車体のフロントルームの拡大を招くことなく、必要とされるクラッシャブルゾーンを確保することができる。
実施例の車両10を模式的に示す図。 車両10の前部構造を模式的に示す平面図。ここでは、サスペンションメンバ30が、斜線でハッチングされている。 サスペンションメンバ30とそれに接続された部品を模式的に示す図。構造を明瞭に示すために、モータユニット36は図示省略されている。なお、サスペンションメンバ30は、斜線でハッチングされている。 第1ブラケット38と第1ブッシュ19を示す斜視図。 第1ブラケット38と第1ブッシュ19を示す断面図。第1ブラケット38は、分解して図示されている。
本技術の一実施形態において、第1ブラケットは、その前面に開口する凹部又は穴を有してもよい。この場合、第1ブッシュの少なくとも一部は、凹部内又は穴内に位置してもよい。但し、凹部又は穴の形状は特に限定されず、有底の形状であってもよいし、第1ブラケットの後面に達する貫通穴であってもよい。
本技術の一実施形態において、第1ブラケットは、駆動ユニットを支持している支持部を有してもよい。この場合、支持部は、凹部又は穴の上方に位置してもよい。このような構成によると、支持部を無用に縮小することなく、第1ブラケットと第1ブッシュとを近接配置することができる。
上記した実施形態において、第1ブラケットの支持部は、防振部材を介して駆動ユニットを支持していてもよい。第1ブラケットの支持部は、第1ブッシュの上方に位置するので、第1ブッシュとの干渉を招くことなく、そのサイズを比較的に大きくすることができる。そのことから、特に限定されないが、第1ブラケットの支持部には、必要とされる防振部材を適宜設けることができる。
本技術の一実施形態において、第1ブッシュは、車体に対して締結具で固定された複数の固定箇所を有してもよい。この場合、複数の固定箇所の少なくとも一つは、第1ブラケットの凹部内又は穴内に位置していてもよい。
本技術の一実施形態において、車体は、左右のフロントサスペンションを支持するサスペンションメンバを有してもよい。この場合、第1ブッシュ及び第1ブラケットは、サスペンションメンバに取り付けられていてもよい。
本技術の一実施形態において、サスペンションメンバは、車両の前後方向に延びる一対のサイドレールと、駆動ユニットよりも前方において一対のサイドレールの間を延びるフロントクロスメンバとを有してもよい。この場合、第1ブッシュ及び第1ブラケットは、フロントクロスメンバ上に位置してもよい。
上記構成に加えて、第1ブラケットの一部は、サイドレール上に位置してもよい。このような構成によると、第1ブラケット及び第1ブッシュが、サスペンションメンバ上において、左右方向の端部近傍に配置される。これにより、スタビライザを車体に取り付ける複数のブッシュの間隔(即ち、スタビライザの支点間距離)が、比較的大きくなる。これにより、スタビライザの曲げや捩りに対する剛性が高められる。
本技術の一実施形態において、複数のブッシュは、駆動ユニットよりも前方に位置するとともに、車体において第1ブッシュと左右対称に位置する第2ブッシュをさらに含んでもよい。加えて、複数のブラケットは、第2ブッシュの後方に位置する第2ブラケットをさらに含んでもよい。この場合、第2ブラケットの少なくとも一部は、第2ブッシュの上方に位置してもよい。
本技術の一実施形態において、駆動ユニットは、モータとエンジンの少なくとも一方を含んでいてもよい。
ここで、図面における方向FRは、車両10の前後方向における前方を示し、方向RRは車両10の前後方向における後方を示す。また、方向LHは車両10の左右方向(あるいは幅方向)における左方を示し、方向RHは車両10の左右方向における右方を示す。そして、方向UPは車両10の上下方向における上方を示し、方向DWは車両10の上下方向における下方を示す。本明細書では、車両10の前後方向、車両10の左右方向、車両10の上下方向を、それぞれ単に前後方向、左右方向、上下方向と称することがある。なお、本明細書におけるフロントルーム12fは、車体12においてダッシュパネル24よりも前方に画定された空間を示す。
図面を参照して、実施例の車両10について説明する。図1に示すように、車両10は、車体12と、複数の車輪14f、14rと、モータユニット36と、複数のブラケット38、39、40を含む。車体12の内部には、フロントルーム12fとキャビン12cが画定されている。車体12は、特に限定されないが、スチール材又はアルミニウム合金といった金属で構成されている。複数の車輪14f、14rには、一対の前輪14fと、一対の後輪14rとが含まれる。一対の前輪14fの各々は、車体12の左右にそれぞれ位置し、一対の後輪14rの各々は、車体12の左右にそれぞれ位置する。なお、車輪14f、14rの数については、四つに限定されない。
モータユニット36は、フロントルーム12f内に配置されている。モータユニット36は、複数のブラケット38、39、40を介して、車体12に取り付けられている。モータユニット36は、一対の前輪14fを駆動するモータを含む。ここでいうモータは、電気で駆動される走行用モータを指す。モータユニット36は、本明細書が開示する技術における駆動ユニットの一例である。但し、駆動ユニットは、これに限定されず、モータとエンジンとの少なくとも一つを含んでもよい。なお、このモータユニット36は、一対の前輪14fだけでなく、一対の後輪14rを駆動してもよい。あるいは、車両10が、後輪14rを駆動する他のモータユニット36を備えてもよい。モータユニット36には、図示されていないが、高電圧バッテリから電力変換装置を介して電力が供給される。
図2に示すように、車両10は、スタビライザ18と、複数のブッシュ19、20を備える。スタビライザ18は、フロントルーム12f内において、車両10の左右方向に延びている。左右の前輪14fの各々のフロントサスペンション16を互いに連結する。スタビライザ18は、複数のブッシュ19、20を介して車体12に対して取り付けられる。スタビライザ18は、モータユニット36よりも前方に位置する。従って、複数のブッシュ19、20も、モータユニット36よりも前方に位置する。
車体12は、一対のサイドシル21と、フロアパネル22と、ダッシュパネル24とを有する。一対のサイドシル21は、車体12の下部における両端において、前後方向に延びている。複数の車輪14f、14rの各々は、一対のサイドシル21に沿って配置される。一対のサイドシル21の各々は、前輪14fと後輪14rとの間にそれぞれ介在する。フロアパネル22は、車体12の下部に位置し、一方のサイドシル21から他方のサイドシル21に亘って延びている。一対のサイドシル21の各々の前端21eには、上下方向に延びるダッシュパネル24が取り付けられている。
車体12において、フロントルーム12f及びキャビン12cは、ダッシュパネル24によってそれぞれ画定される。フロントルーム12fは、ダッシュパネル24よりも前方に画定され、キャビン12cはダッシュパネル24よりも後方に画定される。
車体12は、フロントルーム12fにおいて、一対のフロントサイドメンバ26と、第1のバンパリインフォース28と、サスペンションメンバ30と、一対のクラッシュボックス32と、第2のパンパリインフォースとを有する。一対のフロントサイドメンバ26は、ダッシュパネル24に取り付けられている。一対のフロントサイドメンバ26の各々は、ダッシュパネル24から前方に向かって突出して延びている。一対のフロントサイドメンバ26の各々の前端26eには、第1のバンパリインフォース28が取り付けられている。
サスペンションメンバ30は、フロントルーム12fにおいて、車体12に取り付けられている。サスペンションメンバ30は、車体12とともに、左右の前輪14fの各々のフロントサスペンション16を支持している。サスペンションメンバ30は、一対のフロントサイドメンバ26よりも下方に位置する。サスペンションメンバ30は、複数のブラケット38、39、40を介して、上述したモータユニット36を支持している。複数のブラケット38、39、40は、第1ブラケット38、第2ブラケット39、及び第3ブラケット40を含む。従って、モータユニット36は、三つのブラケット38、39、40によって安定して支持される。但し、ブラケット38、39、40の数は三つに限定されない。一例であるが、モータユニット36は、サスペンションメンバ30に取り付けられた四つのブラケットによって取り付けられていてもよい。
図3に示すように、サスペンションメンバ30は、一対のサイドレール30sと、フロントクロスメンバ30fとリアクロスメンバ30rとを有する。一対のサイドレール30sは、車両10の前後方向に延びている。フロントクロスメンバ30f及びリアクロスメンバ30rは、一対のサイドレール30sの間を左右方向に延びている。フロントクロスメンバ30fは、モータユニット36よりも前方に位置し、リアクロスメンバ30rは、モータユニット36よりも後方に位置する。
特に限定されないが、サスペンションメンバ30の一対のサイドレール30sは、各後端30bにおいてダッシュパネル24に取り付けられているとともに、各前端30aにおいて対応するフロントサイドメンバ26に取り付けられている。これによって、サスペンションメンバ30は、車体12に取り付けられている。なお、一対のサイドレール30sの前端30aには、それぞれクラッシュボックス32を介して、第2のバンパリインフォース34が取り付けられている。
複数のブラケット38、39、40は、サスペンションメンバ30に取り付けられている。第1ブラケット38及び第2ブラケット39は、サスペンションメンバ30のフロントクロスメンバ30f上に位置する。具体的には、第1ブラケット38は、フロントクロスメンバ30fの左端部に位置し、第2ブラケット39は、フロントクロスメンバ30fの右端部に位置する。第3ブラケット40は、リアクロスメンバ30r上に位置する。
複数のブッシュ19、20は、サスペンションメンバ30に取り付けられる。複数のブッシュ19、20は、第1ブッシュ19及び第2ブッシュ20を含む。第1ブッシュ19及び第2ブッシュ20は、サスペンションメンバ30のフロントクロスメンバ30f上に位置する。第2ブッシュ20は、車体12に対して、第1ブッシュ19と左右対称に位置する。具体的には、第1ブッシュ19は、フロントクロスメンバ30fの左端部に位置し、第2ブッシュ20は、フロントクロスメンバ30fの右端部に位置する。また、第1ブラケット38は、第1ブッシュ19の後方に位置し、第2ブラケット39は第2ブッシュ20の後方に位置する。以下に、図3-5を参照して、第1ブッシュ19と第1ブラケット38について詳細を説明する。
図4、5に示すように、第1ブッシュ19は、ブッシュ本体19aと、ブッシュホルダ19bとを有する。ブッシュ本体19aは、概して筒形状であり、例えばゴム部材といった粘弾性を有する部材を用いて構成されている。ブッシュホルダ19bは、ブッシュ本体19aを覆っている。また、ブッシュホルダ19bは、ブッシュ本体19aを越えて前後方向に延びている。ブッシュホルダ19bは、金属で構成されている。スタビライザ18は、ブッシュ本体19aの孔19cを貫通し、ブッシュ本体19aによって保持されている。ブッシュホルダ19bは、サスペンションメンバ30に対して、ブッシュ本体19aを固定するように構成されている。ブッシュホルダ19bには、複数の固定箇所19fが設けられている。ブッシュホルダ19bは、その複数の固定箇所19fにおいて、サスペンションメンバ30に対して例えばボルトといった締結具を介して固定される。第2ブッシュ20も、第1ブッシュ19と同様に構成されることができる。これによって、スタビライザ18は、サスペンションメンバ30上に第1ブッシュ19及び第2ブッシュ20を介して取り付けられている。
第1ブラケット38は、サスペンションメンバ30に固定されたベース42と、モータユニット36に固定された支持部44と、ベース42と支持部44との間に介挿された防振部材46とを備える。ベース42は、前面38aと、その反対側に位置する後面38bとを有する。ベース42には、支持部44を受け入れる挿入穴42hが設けられている。挿入穴42hは、ベース42の前面38aから後面38bまで延びている。支持部44は、モータユニット36に固定される板状部分44bと、板状部分44bからベース42に向けて延びる軸部分44aとを有する。板状部分44bは、例えばボルトといった締結具を介して、モータユニット36に取り付けられる。支持部44の軸部分44aは、防振部材46と共に、ベース42の挿入穴42hに挿入されている。これにより、モータユニット36は、第1ブラケット38を介して、サスペンションメンバ30上に支持されている。なお、防振部材46は、例えばゴム部材といった、粘弾性を有する部材を用いて構成されている。
第1ブラケット38は、第1ブッシュ19の後方に近接配置されている。特に、第1ブラケット38は、その前面38aに開口する凹部38rを有しており、第1ブッシュ19の一部(例えば、固定箇所19f)が、第1ブラケット38の凹部38r内に配置されている。これにより、第1ブラケット38の一部(例えば、ベース42の上部)が、第1ブッシュ19の上方に位置するほど、第1ブッシュ19と第1ブラケット38とは互いに近接している。ここで、第1ブラケット38には、凹部38rに限定されず、ベース42の前面38aに開口する穴が設けられていてもよい。この凹部38r又は穴の形状は限定されない。凹部38r又は穴は、有底の形状であってもよいし、第1ブラケット38の後面38bに達する貫通穴であってもよい。また、この凹部38r又は穴の寸法についても、特に限定されない。第1ブラケット38の凹部38rは、第1ブッシュ19の少なくとも一部を受け入れ可能な寸法で形成されていればよい。
図3に示すように、第2ブラケット39は、第2ブッシュ20の後方に配置されている。第2ブラケット39は、第1ブラケット38と同様の構成を有する。即ち、第2ブラケット39は、その前面に開口する凹部39rを有しており、第2ブッシュ20の一部が、その凹部39r内に配置されている。これにより、第2ブッシュ20の一部(例えば、固定箇所20f)が、第2ブラケット39の凹部39r内に位置するほど、第2ブッシュ20と第2ブラケット39とは互いに近接している。
第3ブラケット40も、サスペンションメンバ30に固定されたベースと、モータユニット36に固定された支持部と、当該ベースと支持部との間に介挿された防振部材とを備える。第3ブラケット40の構成は、特に限定されない。第3ブラケット40は、第1ブラケット38及び第2ブラケット39と同様の凹部又は穴を有してもよいし、有していなくてもよい。第3ブラケット40は、第1ブラケット38及び第2ブラケット39とともに、モータユニット36を安定に支持するように構成されていればよい。
本実施例の車両10では、スタビライザ18のための第1ブッシュ19及び第2ブッシュ20が、モータユニット36よりも前方に位置している。そして、モータユニット36のための第1ブラケット38及び第2ブラケット39が、それぞれ第1ブッシュ19及び第2ブッシュ20の後方に配置されている。このように、ブッシュ19、20とブラケット38、39とが前後方向に近接配置されると、その配置に必要とされるスペースが前後方向に大きくなり、その結果、それらの前方に位置するクラッシャブルゾーンが不足するおそれがある。この場合、十分なクラッシャブルゾーンを確保する一つの手段として、車体12のフロントルーム12fを前後方向に拡大することが挙げられる。しかしながら、フロントルーム12fを拡大すれば、車両10の意匠(美的外観)の設計自由度が制限されるといった別の課題が生じ得る。
上記課題を解決するために、本実施例の車両10では、第1ブラケット38に凹部38rが設けられ、第1ブッシュ19の一部がその凹部38r内に配置されている。これにより、第1ブラケット38の一部が第1ブッシュ19の上方に位置するほど、両者は近接して配置されている。このような構成によると、第1ブラケット38が配置されるスペースと、第1ブッシュ19が配置されるスペースとが、前後方向において部分的に重なり合う。この重なり合う区間の分だけ、スタビライザ18をモータユニット36に近づけて配置させることができる。これにより、車体12のフロントルーム12fの拡大を招くことなく、必要とされるクラッシャブルゾーンを確保することができる。
第2ブラケット39についても同様である。即ち、第2ブラケット39に凹部39rが設けられ、第2ブッシュ20の一部がその凹部39r内に配置されている。これにより、第2ブラケット39の一部が、第2ブッシュ20の上方に位置するほど、両者は近接して配置されている。従って、第2ブラケット39が配置されるスペースと、第2ブッシュ20が配置されるスペースとが、前後方向において少なくとも部分的に重なり合う。この重なり合う区間の分だけ、スタビライザ18をモータユニット36に近づけて配置させることができる。
本実施例の車両10において、第1ブラケット38は、モータユニット36を支持している支持部44を有している。また、支持部44は、凹部38r又は穴の上方に位置してもよい。このような構成によると、支持部44を無用に縮小することなく、第1ブラケット38と第1ブッシュ19とを近接配置することができる。
本実施例の車両10において、第1ブラケット38の支持部44は、防振部材46を介してモータユニット36を支持している。第1ブラケット38の支持部44は、第1ブッシュ19の上方に位置するので、第1ブッシュ19との干渉を招くことなく、そのサイズを比較的に大きくすることができる。そのことから、特に限定されないが、第1ブラケット38の支持部44には、必要とされる防振部材46を適宜設けることができる。
本実施例の車両10において、第1ブラケット38は、サスペンションメンバ30のフロントクロスメンバ30fの左端部に位置している。この位置に限定されず、第1ブラケット38の一部は、サイドレール30s上に位置してもよい。このような構成によると、第1ブラケット38及び第1ブッシュ19が、サスペンションメンバ30上において、左右方向の端部近傍に配置される。これにより、スタビライザ18を車体12に取り付ける複数のブッシュ19の間隔(即ち、スタビライザ18の支点間距離)が、比較的大きくなる。これにより、スタビライザ18の曲げや捩りに対する剛性が高められる。
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書、又は、図面に説明した技術要素は、単独で、あるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。本明細書又は図面に例示した技術は、複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:車両
12:車体
12f:フロントルーム
14f、14r:車輪
16:フロントサスペンション
18:スタビライザ
19、20:ブッシュ
19f、20f:固定箇所
30:サスペンションメンバ
30f:フロントクロスメンバ
30s:サイドレール
38、39、40:ブラケット
38a:前面
38r、39r:凹部
44:支持部
46:防振部材

Claims (9)

  1. フロントルームを有する車体と、
    前記フロントルーム内に配置されており、車輪を駆動する駆動ユニットと、
    前記車体に対して前記駆動ユニットを取り付ける複数のブラケットと、
    前記フロントルーム内で車両の左右方向に延びており、左右のフロントサスペンションを互いに連結するスタビライザと、
    前記車体に対して前記スタビライザを取り付ける複数のブッシュと、
    を備え、
    前記複数のブッシュは、前記駆動ユニットよりも前方に位置する第1ブッシュを含み、
    前記複数のブラケットは、前記第1ブッシュの後方に位置する第1ブラケットを含み、
    前記第1ブラケットの少なくとも一部は、前記第1ブッシュの上方に位置
    前記第1ブラケットは、その前面に開口する凹部又は穴を有し、
    前記第1ブッシュの少なくとも一部は、前記凹部内又は前記穴内に位置する、
    車両。
  2. 前記第1ブラケットは、前記凹部又は前記穴の上方に位置するとともに、前記駆動ユニットを支持している支持部を有する、請求項に記載の車両。
  3. 前記第1ブラケットの前記支持部は、防振部材を介して前記駆動ユニットを支持している、請求項に記載の車両。
  4. 前記第1ブッシュは、前記車体に対して締結具で固定された複数の固定箇所を有し、
    前記複数の固定箇所の少なくとも一つは、前記第1ブラケットの前記凹部内又は前記穴内に位置している、請求項からのいずれか一項に記載の車両。
  5. 前記車体は、前記左右のフロントサスペンションを支持するサスペンションメンバを有し、
    前記第1ブッシュ及び前記第1ブラケットは、前記サスペンションメンバに取り付けられている、請求項1からのいずれか一項に記載の車両。
  6. 前記サスペンションメンバは、
    前記車両の前後方向に延びる一対のサイドレールと、
    前記駆動ユニットよりも前方において前記一対のサイドレールの間を延びるフロントクロスメンバと、を有し、
    前記第1ブッシュ及び前記第1ブラケットは、前記フロントクロスメンバ上に位置している、請求項に記載の車両。
  7. 前記第1ブラケットの一部は、前記サイドレール上に位置している、請求項に記載の車両。
  8. 前記複数のブッシュは、前記駆動ユニットよりも前方に位置するとともに、前記車体において前記第1ブッシュと左右対称に位置する第2ブッシュをさらに含み、
    前記複数のブラケットは、前記第2ブッシュの後方に位置する第2ブラケットをさらに含み、
    前記第2ブラケットの少なくとも一部は、前記第2ブッシュの上方に位置する、請求項1からのいずれか一項に記載の車両。
  9. 前記駆動ユニットは、モータとエンジンとの少なくとも一つを含む、請求項1からのいずれか一項に記載の車両。
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