JP2016185765A - 車両前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】設計の自由度を確保しながら、車両の前面衝突時における衝突エネルギーを効果的に吸収することができる車両前部構造を得る。
【解決手段】リヤマウント28の取付部28X、28Yにスリット部50、52が設定されることで連結部40に車両前方側から所定値以上の荷重が入力された場合にサスペンションメンバ22に対する連結部40の車両後方側への相対移動が許容される。また、連結部40のブラケット38には、車両上方側へ向けて車両前方側に傾斜して車両側面視で直線状とされると共にサスペンションメンバ22に対して連結部40が車両後方側へ相対移動した場合にステアリングギヤボックス34に当接する傾斜面38Yが設定されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両前部構造に関する。
下記特許文献1には、車両の前面衝突時における衝突エネルギーを効果的に吸収するための車両前部構造が開示されている。簡単に説明すると、この先行技術では、パワープラント(「パワーユニット」ともいう。)の後部に固定されたRrマウントブラケットがRrマウントを介して後フレーム部に支持されると共に、Rrマウントにおいて車幅方向を軸方向とする環状部の後部には脆弱部が設定されている。また、Rrマウントブラケットの側壁部の後側の端面には車両後方側へ向けて車両下方側に傾斜した傾斜面が設定されており、この傾斜面の車両後方側にステアリングギヤボックスが対向配置されている。
この先行技術では、車両の前面衝突時にRrマウントの環状部の後部が破損することでパワープラントが車両後方側へ移動する。そして、その移動時にRrマウントブラケットの傾斜面をステアリングギヤボックスに当接させることで、パワープラントを後下方側へ移動させようとしている。
特開2015−44439号公報
しかしながら、上記先行技術では、Rrマウントの環状部の後部を破損させることが必要となるため設計の自由度が低い。
本発明は、上記事実を考慮して、設計の自由度を確保しながら、車両の前面衝突時における衝突エネルギーを効果的に吸収することができる車両前部構造を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の車両前部構造は、車両前部に設けられたパワーユニット室内に配置され、車両が走行するための駆動力を発生するパワーユニットと、前記パワーユニットの車両下方側に位置するサブフレームと、前記パワーユニットの車両後方側に配置されて前記パワーユニットと前記サブフレームとを連結し、前記サブフレームに取り付けられたステアリングギヤボックス及びスタビライザの少なくとも一方に対して車両前方側に近接して配置された部位を含んで構成され、前記パワーユニットの車両前後方向の後端部に固定されたブラケットと、前記サブフレームに取り付けられて前記ブラケットを介して前記パワーユニットを支持するマウントと、を備える連結部と、を有し、前記サブフレームに対する前記マウントの取付部には、前記連結部に車両前方側から所定値以上の荷重が入力された場合に前記サブフレームに対する前記連結部の車両後方側への相対移動を許容する移動許容部が設定され、前記連結部には、車両上方側へ向けて車両前方側に傾斜して車両側面視で直線状とされると共に前記サブフレームに対して前記連結部が車両後方側へ相対移動した場合に前記少なくとも一方に当接する傾斜面が設定されている。
上記構成によれば、サブフレームに対するマウントの取付部に移動許容部が設定されることで、連結部に車両前方側から所定値以上の荷重が入力された場合には、サブフレームに対する連結部の車両後方側への相対移動が許容される。このため、車両の前面衝突時に連結部がパワーユニットと共に所定値以上の荷重で車両後方側に押されると、サブフレームに対して連結部が車両後方側へ相対移動する。なお、移動許容部は、サブフレームに対するマウントの取付部に設定されるので、設計の自由度が比較的高い。
また、連結部は、サブフレームに取り付けられたステアリングギヤボックス及びスタビライザの少なくとも一方に対して車両前方側に近接して配置された部位を含んで構成されており、連結部には、車両上方側へ向けて車両前方側に傾斜して車両側面視で直線状とされると共にサブフレームに対して連結部が車両後方側へ相対移動した場合に前記少なくとも一方に当接する傾斜面が設定されている。このため、前面衝突時にパワーユニットと共に連結部が車両後方側に変位して連結部の傾斜面が前記少なくとも一方に当接した後、更に連結部の傾斜面が車両後方側へ変位すると、前記少なくとも一方は傾斜面に案内されて車両上方側へ押し上げられる。
このように前記少なくとも一方が車両上方側へ押し上げられると、衝突エネルギーが吸収されるうえに、前記少なくとも一方とその車両後方側に配置されていた部材との干渉(当接)が抑えられる。また、このとき、前記少なくとも一方が当初配置されていたスペースへのパワーユニットの変位が可能となるので、その分だけパワーユニットの車両後方側への移動ストロークが長くなり、衝突エネルギーが効果的に吸収される。
以上説明したように、本発明の車両前部構造によれば、設計の自由度を確保しながら、車両の前面衝突時における衝突エネルギーを効果的に吸収することができるという優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係る車両前部構造の一部を車両上方斜め前方側から見た状態で示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両前部構造の主な構成部を車両後方斜め上方側から見た状態で示す斜視図である。 図2の車両前部構造を車両前方斜め上方側から見た状態で示す斜視図である。 図2の車両前部構造の要部を車両前方斜め上方側から見た状態で拡大して示す拡大斜視図である。 図2の車両前部構造の要部を拡大して示す側面図である。
本発明の一実施形態に係る車両前部構造について図1〜図5を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印LHは車両左側を示している。
(実施形態の構成)
図1には、本実施形態に係る車両前部構造の一部が車両上方斜め前方側から見た状態の斜視図で示されている。図1に示される車両前部10には、パワーユニット室14が設けられている。パワーユニット室14は、ダッシュパネル15(図5参照)に対して車両前方側に設けられており、パワーユニット室14内にはパワーユニット12(図1では二点鎖線で外形線のみを簡略化して示す)が配置されている。パワーユニット12は、パワープラントともいい、車両右側にエンジンを備えると共に車両左側にトランスミッション12T(図2参照)を備え、車両(自動車)が走行するための駆動力を発生するようになっている。
また、車両前部10の両サイドには、車両前後方向を長手方向として左右一対のフロントサイドメンバ16が配置されている。フロントサイドメンバ16の車両幅方向外側かつ車両上方側には、エプロンアッパメンバ18が配置されている。エプロンアッパメンバ18及びフロントサイドメンバ16には、両者間に配置されたサスペンションタワー20が接合されている。サスペンションタワー20は、フロントサスペンション(図示省略)の上端部を支持している。
また、車両前部10には、左右一対のフロントサイドメンバ16及びパワーユニット12の車両下方側に位置するサブフレームとしてのサスペンションメンバ22が配置されている。サスペンションメンバ22は、車両上方側から見て略矩形の枠状に形成され、車両幅方向を長手方向として配置された前後一対のフロントクロス部22F及びリヤクロス部22Rと、車両前後方向を長手方向として配置された左右一対のサイド部22A、22B(図2参照)と、を備えている。このサスペンションメンバ22は、その四隅がサスペンションメンバサポート24を介して左右のフロントサイドメンバ16に連結されると共に、左右のフロントサスペンション(図示省略)を支持している。
サスペンションメンバ22には、フロントクロス部22Fにおける車両左側の部位にフロントマウント26が固定されると共に、リヤクロス部22Rにおける車両左側の部位にリヤマウント28が固定されている。パワーユニット12は、フロントマウント26及びリヤマウント28を介してサスペンションメンバ22に支持されている。また、左右一対のフロントサイドメンバ16には、サイドマウント30、32が固定されており、パワーユニット12は、サイドマウント30、32を介してフロントサイドメンバ16に支持されている。なお、パワーユニット12の後部がサスペンションメンバ22のリヤクロス部22Rに取り付けられる構造については、詳細後述する。
図2には、本実施形態に係る車両前部構造の主な構成部が車両後方斜め上方側から見た状態の斜視図で示され、図3には、図2の車両前部構造が車両前方斜め上方側から見た状態の斜視図で示されている。図3では、フロントマウント26(図1参照)等の図示を省略している。また、図4には、図2の車両前部構造の要部が車両前方斜め上方側から見た状態の拡大斜視図で示されている。図2〜図4では、パワーユニット12のうち車両右側にエンジンの図示を省略している。さらに、図5には、図2の車両前部構造の要部が拡大された側面図で示されている。
図2に示されるように、パワーユニット12の車両後方側には、長尺状のステアリングギヤボックス34及びスタビライザ36が配置されている。ステアリングギヤボックス34は、車両幅方向に延びると共にパワーユニット室14の両側部側で取付部材35を介してサスペンションメンバ22のリヤクロス部22Rに取り付けられている。また、スタビライザ36は、車両幅方向に延びると共に、その車両幅方向中間部(リヤマウント28が配置される車両幅方向位置を含む範囲)がステアリングギヤボックス34よりも車両後方側に配置されている。このスタビライザ36も、パワーユニット室14の両側部側で取付部材37を介してサスペンションメンバ22のリヤクロス部22Rに取り付けられている。なお、ステアリングギヤボックス34及びスタビライザ36は、公知構成であるため詳細説明を省略すると共に、図5ではステアリングギヤボックス34の断面をブロック化して示す。
図3に示されるように、パワーユニット12の車両後方側には、パワーユニット12のトランスミッション12Tとサスペンションメンバ22のリヤクロス部22Rとを連結する連結部40が配置されている。なお、前述したリヤマウント28は、この連結部40の一部を構成している。連結部40は、ステアリングギヤボックス34に対して車両前方側に近接して配置される部位(後述するブラケット38の一部)を含んで構成されており、パワーユニット12(トランスミッション12T)の車両前後方向の後端部に固定されたブラケット38を備えている。そして、前述したリヤマウント28は、サスペンションメンバ22のリヤクロス部22Rに取り付けられてブラケット38を介してパワーユニット12を支持している。以下、連結部40について具体的に説明する。
図4に示されるように、ブラケット38は、車両上方側から見て車両後方側が開放された略U字形状(略コ字形状)に形成され、前壁部38A及び左右一対の側壁部38Bを備えている。前壁部38Aは、トランスミッション12Tの外郭を構成するトランスミッションケース12Cの後壁部にボルト42(図2参照)で固定されている。左右一対の側壁部38Bは、前壁部38Aの車両幅方向の両端から曲げられて車両後方側に延出している。
図5に示されるように、側壁部38Bの後端面38Zは、その上端部が車両上下方向に延在する鉛直面38Xとされると共に、鉛直面38Xの下側に連続する車両上下方向中間部が車両上方側へ向けて車両前方側に傾斜して車両側面視で直線状とされた傾斜面38Y(滑り台形状)とされている。傾斜面38Yの上部の車両後方側には前述したステアリングギヤボックス34が近接して配置されており、ステアリングギヤボックス34は傾斜面38Yとの対向部がリヤマウント28の車両後方側の端末よりも車両前方側の車両前後方向位置に設定されている。また、鉛直面38X及び傾斜面38Yの上部側は、リヤマウント28よりも車両上方側に設定されている。
図4に示されるように、一対の側壁部38Bの間には、リヤマウント28のマウント本体28Hが挿入配置されている。マウント本体28Hは、車両幅方向を軸方向として同心円状に配置された外筒28A及び内筒28Bと、外筒28A及び内筒28Bの間に介在された弾性部(一例として加硫接着されたゴム部)28Cと、を主要部として構成されている。内筒28Bは、ブラケット38の一対の側壁部38Bの後下端部間にボルト44(図2参照)及びナット46で固定されている。
外筒28Aの下端部における前端部及び側部前側からは、前側フランジ部28Dが張り出している。前側フランジ部28Dは、車両上方側から見て車両後方側が開放された略U字状に形成されている。また、外筒28Aの下端部における後端部及び側部後側からは、後側フランジ部28Eが張り出している。後側フランジ部28Eは、車両上方側から見て車両前方側が開放された略U字状に形成されている。前側フランジ部28D及び後側フランジ部28Eは、サスペンションメンバ22のリヤクロス部22Rに対するリヤマウント28の取付部28X、28Yを含んで構成されている。
前側フランジ部28Dの左右両側には、車両前後方向を長手方向として車両前方側に開口した移動許容部としてのスリット部50(切欠部)が貫通形成されている。同様に後側フランジ部28Eの左右両側にも、車両前後方向を長手方向として車両前方側に開口した移動許容部としてのスリット部52(切欠部)が貫通形成されている。これらのスリット部50、52における車両後方側の端部に対応して、サスペンションメンバ22のリヤクロス部22Rの上壁部22rにはボルト挿通孔22X、22Y(図5参照)が貫通形成されている。
図5に示されるように、リヤクロス部22Rの上壁部22rの裏面(車両下方側に向けられた面)には、ボルト挿通孔22X、22Yの外周部にウエルドナット56、58が予め固着されている。そして、ボルト60、62が車両上方側からスリット部50、52の後端側、ボルト挿通孔22X、22Yの順に挿通されてウエルドナット56、58に螺合されることにより、前側フランジ部28D及び後側フランジ部28Eがサスペンションメンバ22のリヤクロス部22Rの上壁部22rに固定されている。そして、リヤマウント28の取付部28X、28Yに前述したスリット部50、52が設定されることで、連結部40に車両前方側から所定値以上の荷重Fが入力された場合にサスペンションメンバ22のリヤクロス部22Rに対する連結部40の車両後方側(矢印RR方向参照)への相対移動が許容されるようになっている。
また、連結部40のブラケット38に形成された傾斜面38Yは、サスペンションメンバ22のリヤクロス部22Rに対して連結部40が車両後方側へ相対移動した場合に、リヤマウント28よりも車両上方側の部位の一部がステアリングギヤボックス34に当接するように設定されている。なお、図中では、ステアリングギヤボックス34にブラケット38の傾斜面38Yが当接した状態を二点鎖線で示す。
(実施形態の作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、サスペンションメンバ22に対するリヤマウント28の取付部28X、28Yにスリット部50、52(図4参照)が設定されることで、連結部40に車両前方側から所定値以上の荷重Fが入力された場合には、サスペンションメンバ22に対する連結部40の車両後方側への相対移動が許容される。このため、車両の前面衝突時に連結部40がパワーユニット12と共に所定値以上の荷重Fで車両後方側に押されると、サスペンションメンバ22に対して連結部40が車両後方側へ相対移動し、連結部40のリヤマウント28がサスペンションメンバ22から離脱する。なお、このように相対移動させるための移動許容部(本実施形態ではスリット部50、52)は、サスペンションメンバ22に対するリヤマウント28の取付部28X、28Yに設定されるので、設計の自由度が比較的高い。
また、連結部40は、ステアリングギヤボックス34に対して車両前方側に近接して配置されたブラケット38の一部を含んで構成されており、連結部40のブラケット38には、車両上方側へ向けて車両前方側に傾斜して車両側面視で直線状とされると共にサスペンションメンバ22に対して連結部40が車両後方側へ相対移動した場合にステアリングギヤボックス34に当接する傾斜面38Yが設定されている。このため、前面衝突時に重量物であるパワーユニット12と共にブラケット38が車両後方側に変位してブラケット38の傾斜面38Yがステアリングギヤボックス34に当接した後、更にブラケット38の傾斜面38Yが車両後方側へ変位すると、ステアリングギヤボックス34は傾斜面38Yに案内されて車両上方側へ押し上げられる。
このようにステアリングギヤボックス34が車両上方側へ押し上げられると、衝突エネルギーが吸収されるうえに、ステアリングギヤボックス34とその車両後方側に配置されていたスタビライザ36等との干渉(当接)が抑えられる。また、このとき、ステアリングギヤボックス34が当初配置されていたスペースへのパワーユニット12の変位が可能となるので、その分だけパワーユニット12が部材を介してダッシュパネル15に干渉(当接)するまでの移動ストロークが長くなり、衝突エネルギーが効果的に吸収される。
更に、押し上げられたステアリングギヤボックス34がブラケット38の側壁部38Bの後端面38Z(例えば鉛直面38X)で破断すると、この破断時に衝突エネルギーが吸収されると共に、その破断後には連結部40に対する反力の増加を抑えつつ連結部40を後退させることができる。
以上説明したように、本実施形態の車両前部構造によれば、設計の自由度を確保しながら、車両の前面衝突時における衝突エネルギーを効果的に吸収することができる。
また、本実施形態では、車両の前面衝突時に衝突エネルギーが効果的に吸収されることで、パワーユニット12が部材を介してダッシュパネル15に干渉する際の所謂底付き荷重及びその際のキャビン(フロア)の減速度をいずれも低減することができる。
(実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態の変形例として、連結部40に相当する連結部(ブラケット又はマウント)がスタビライザ(36)に対して車両前方側に近接して配置された部位を含んで構成されると共に、前記連結部には、車両上方側へ向けて車両前方側に傾斜して車両側面視で直線状とされると共にサブフレーム(サスペンションメンバ(22))に対して前記連結部が車両後方側へ相対移動した場合にスタビライザ(36)に当接する傾斜面が設定されている、という構成を採ることも可能である。
また、他の変形例として、連結部40に相当する連結部(ブラケット又はマウント)がステアリングギヤボックス(34)及びスタビライザ(36)のそれぞれに対して車両前方側に近接して配置された部位を含んで構成されると共に、前記連結部には、車両上方側へ向けて車両前方側に傾斜して車両側面視で直線状とされると共にサブフレーム(サスペンションメンバ(22))に対して前記連結部が車両後方側へ相対移動した場合にステアリングギヤボックス(34)及びスタビライザ(36)にそれぞれ当接する傾斜面が設定されている、という構成を採ることも可能である。
さらに、他の変形例として、連結部40のリヤマウント28に相当するマウントがステアリングギヤボックス(34)に対して車両前方側に近接して配置された部位を含んで構成されると共に、前記マウントには、車両上方側へ向けて車両前方側に傾斜して車両側面視で直線状とされると共にサブフレーム(サスペンションメンバ(22))に対して前記マウントを含む連結部(連結部40に相当する要素)が車両後方側へ相対移動した場合にステアリングギヤボックス(34)に当接する傾斜面が設定されている、という構成を採ることも可能である。
また、上記実施形態では、サブフレームが枠状のサスペンションメンバ22とされているが、サブフレームは、例えば、フロントサイドメンバ(16)間に直線状に架け渡されて車両幅方向に延在する(枠状でない)サスペンションメンバ等のようなクロスメンバであってもよい。
また、上記実施形態の変形例として、前側フランジ部28D及び後側フランジ部28Eに相当するフランジ部には、スリット部50、52に代えて、車両上下方向に貫通して車両前方側に開口した非スリット状の移動許容部としての切欠部が形成されてもよい。
なお、上記実施形態及び上述の複数の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 車両前部
12 パワーユニット
14 パワーユニット室
22 サスペンションメンバ(サブフレーム)
28 リヤマウント(マウント)
28X、28Y リヤマウントの取付部(マウントの取付部)
34 ステアリングギヤボックス
36 スタビライザ
38 ブラケット
38Y 傾斜面
40 連結部
50、52 スリット部(移動許容部)

Claims (1)

  1. 車両前部に設けられたパワーユニット室内に配置され、車両が走行するための駆動力を発生するパワーユニットと、
    前記パワーユニットの車両下方側に位置するサブフレームと、
    前記パワーユニットの車両後方側に配置されて前記パワーユニットと前記サブフレームとを連結し、前記サブフレームに取り付けられたステアリングギヤボックス及びスタビライザの少なくとも一方に対して車両前方側に近接して配置された部位を含んで構成され、前記パワーユニットの車両前後方向の後端部に固定されたブラケットと、前記サブフレームに取り付けられて前記ブラケットを介して前記パワーユニットを支持するマウントと、を備える連結部と、
    を有し、
    前記サブフレームに対する前記マウントの取付部には、前記連結部に車両前方側から所定値以上の荷重が入力された場合に前記サブフレームに対する前記連結部の車両後方側への相対移動を許容する移動許容部が設定され、
    前記連結部には、車両上方側へ向けて車両前方側に傾斜して車両側面視で直線状とされると共に前記サブフレームに対して前記連結部が車両後方側へ相対移動した場合に前記少なくとも一方に当接する傾斜面が設定されている、車両前部構造。
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