JP7259554B2 - 鋳造物及び鋳物の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、鋳造物及び鋳物の製造方法に関する。
従来、鋳物の製造方法として、特許文献1に示すように、鋳型への注湯工程、冷却工程を経て、複数の鋳物を有するとともに鋳物全体を吊り下げるためのハンガー部を備えた鋳造物を製造し、前記ハンガー部をハンガーフックに掛止して前記鋳造物を回動、落下させることにより鋳型ばらしを行い、更に鋳造物全体を次工程へ搬送することが知られている。
この鋳物の製造方法においては、ハンガー部を鋳型ばらし、鋳造物の搬送等に利用でき、各製造工程において、作業の効率を図ることができる。
特許文献1に示すような鋳物の製造方法においては、鋳造物の鋳型ばらし工程の後、鋳物と堰の分離、ショットブラスト処理、刻印等を行い、さらに機械加工工程へ搬送されることになる。
特開平7-284912号公報
ところで、従来、上記の鋳物と堰の分離後の各鋳物は、パレット等にばらばらに積まれて、機械加工等を行うために次工程に搬送される。そして、パレット等から各鋳物をロボットにより取り出し、機械加工装置等に供給される。しかし、パレット等に積まれた各鋳物の姿勢は一定ではないため、ロボットでのピッキングを確実に行うことが難しかった。そのため、ロボットによるピッキングに失敗した鋳物は、作業者が取り出す必要があり、ピッキング作業を無人化することは困難だった。ロボットによるピッキングの失敗には、一度は掴みかけた鋳物を落下させることも含まれ、鋳物に打こん等の傷をつけるという問題もあった。
またパレット等に積まれた各鋳物の姿勢が一定ではないため、ロボットへのティーチングに多くの時間を費やすことがあり、ティーチング作業の効率を低下させていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、鋳物の製造において、鋳物のピッキング作業を容易になしえる、製品となる1以上の鋳物を有する鋳造物及び鋳物の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。すなわち、本発明は、1以上の鋳物が設けられた鋳造物であって、前記鋳物の近傍の堰部を構成する部分に、該鋳物を収納するための鋳物収納用ハンガー部が設けられていることを特徴とする。
本発明の一態様では、前記鋳物収納用ハンガー部は、2つの棒状部をT字形に結合して形成されていることを特徴とする。
本発明の一態様では、前記鋳物収納用ハンガー部は、前記鋳物から突出する突出部であって、1の側面と該1の側面と反対側の側面とが突出方向へ向けて互いに離間する方向に傾斜する掛止面とされていることを特徴とする。
本発明の一態様では、前記鋳造物には、鋳造物全体を吊下するための全体吊下用ハンガー部が設けられていることを特徴とする。
本発明の一態様では、前記全体吊下用ハンガー部と前記鋳物とは連結部により連結され、該連結部であって、前記鋳物の近傍の前記堰部を構成する部分に前記鋳物収納用ハンガー部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、鋳物の製造方法であって、鋳型に注湯し、これを冷却して鋳物近傍の堰部を構成する部分に鋳物収納用ハンガー部が設けられた鋳造物を製造すること、該鋳造物の鋳型ばらしを行うこと、該鋳型ばらし後の鋳造物について前記鋳物を、前記鋳物収納用ハンガー部を該鋳物に残してその他の部分と分離すること、分離した後の前記鋳物について前記鋳物収納用ハンガー部を収納体に収納して次工程へ搬送すること、を特徴とする。
本発明の一態様では、鋳型に注湯し、これを冷却して前記鋳造物を製造する際に、該鋳造物に全体吊下用ハンガー部を設けておき、前記鋳型ばらしを行う際に、前記全体吊下用ハンガー部にハンガーフックを掛けて前記鋳造物を回動落下させることにより鋳型ばらしを行うようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、鋳物の製造において、鋳物のピッキング作業を容易になしえる、製品となる1以上の鋳物を有する鋳造物及び鋳物の製造方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態における鋳造物の平面図である。 本発明の第1の実施形態における鋳造物の正面図である。 上記図1のB-B線視図である。 本発明の第1の実施形態における鋳造物の側面図である。(図1のC-C線視図) 上記図1の主要部の領域を示す図である。 本発明の第1の実施形態を利用する鋳造設備の模式的な平面図である。 上記図1の鋳造物を鋳型ばらし装置により鋳型ばらしを行う状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態における鋳物を収納体に搭載した状態を示す縦断面図である。 本発明の第1の実施形態における鋳物を収納体に搭載した状態を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態における鋳造物の平面図である。 本発明の第2の実施形態における鋳造物の正面図である。 上記図10のB-B線視図である。 発明の第2の実施形態における鋳造物の側面図である。(図10のC-C線視図) 本発明の第2の実施形態における鋳物を収納体に搭載した状態を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1から図7は、本発明の第1の実施形態を示す図である。図1から図5は、鋳造物19Fを示す図であって、図1は平面図、図2は正面図、図3は、図1のB-B線視図、図4は側面図(図1のC-C線視図)である。
これらの図に示すように鋳造物19Fは、最終的に製品となる4つの鋳物100と、これら鋳物100を連結する連結部101(堰)と、連結部101に連設された2つの全体吊下用ハンガー部102と、2つの全体吊下用ハンガー部102を連結する連結部103(湯道)と、連結部103に連設された注湯部104(湯口)と、連結部101、103の接続部に設けられた突部105と、連結部101の鋳物100の近傍に設けられた4つの鋳物収納用ハンガー部106とを備えている。
連結部101は、連結部103とともに注湯部104から鋳物100に到る、いわゆる湯道を構成する部分であり、この連結部101の鋳物収納用ハンガー部106が形成された鋳物100の近傍は、いわゆる堰部を構成する部分である。
鋳造物19Fは、後述するようにハンガーフックにより吊り下げられるが、この際全体吊下用ハンガー部102が使用される。すなわち全体吊下用ハンガー部102は、鋳造物19F全体を吊り下げるための係止部となるものであり、この全体吊下用ハンガー部102が前記ハンガーフックに吊り下げられる。
突部105は、鋳造物19Fをロボットで移送する際に、ロボットにより把持する部分である。
図5は、鋳造物19Fの主要部の領域を示す図であり、この図に斜線で示す領域が鋳物100であり、+点で示す領域が全体吊下用ハンガー部102であり、網目で示す領域が鋳物収納用ハンガー部106である。
この図で示すように、鋳造物19Fは、基準線X-Xとこの基準線X-Xに直交する2つの基準線Y1-Y1、Y2-Y2を設定したときに、基準線X-Xを中に挟んで基準線Y1-Y1、Y2-Y2上に各2つずつの鋳物100が配置されたものである。
全体吊下用ハンガー部102は、2つの棒状部102a、102bがT字形に接合されたものであり、2つの全体吊下用ハンガー部102は棒状部102a、102bを基準線X-X上に位置させて配置され、棒状部102a、102a間が前記連結部103となっている。
鋳物収納用ハンガー部106は、棒状部106a、106bがT字形に接合されたものであり、棒状部106aは前記連結部101の一部であって前記堰部を構成する部分である。
一方の2つ1組の鋳物収納用ハンガー部106は、棒状部106aを基準線Y1-Y1上に位置させ、棒状部106a、106aを対向させて配置されている。
同様に他方の2つ1組の鋳物収納用ハンガー部106は、基準線Y2-Y2上に配置されている。
2つの全体吊下用ハンガー部102の棒状部102aは、それぞれ連結部101に連設されている。
次に、上記の全体吊下用ハンガー部102、鋳物収納用ハンガー部106を有する鋳造物19Fについて、各ハンガー部を利用する鋳造設備について説明する。
図6は、鋳造設備1を示す模式的な平面図であり、鋳造設備1は、造型設備2、中子設置設備3、冷却搬送設備4、注湯設備7、後処理設備8、及び砂処理設備10を備えている。
造型設備2は、砂処理設備10により処理された鋳型砂から鋳型を造型する。中子設置設備3は、鋳型内に中子を設置する。注湯設備7は、溶湯を製造して鋳型内に注湯する。冷却搬送設備4は、造型設備2において造型された鋳型を注湯設備7へと搬送する。冷却搬送設備4はまた、注湯設備7において溶湯が鋳込まれた鋳型を所定時間冷却するために搬送する。これによって、鋳型に鋳込まれた溶湯が冷えて固まり、鋳物100近傍の堰部を構成する部分に鋳物収納用ハンガー部106が設けられた鋳造物19Fが形成される。そして、鋳型をばらして鋳造物19Fを取り出し、取り出された鋳造物19Fを更に、冷却しながら後処理設備8へと搬送する。後処理設備8は、鋳造物19Fへの刻印や鋳造物19Fの鋳物と堰の分離、機械加工等の後処理を行い、鋳造物19Fから最終的な製品となる鋳物100を得る。砂処理設備10は、鋳型の造型に使用される鋳型砂を処理する。
冷却搬送設備4は、鋳型ばらし装置65を備えている。後処理設備8は、刻印装置84、鋳物と堰の分離装置85を備えており、鋳造物19Fへ刻印装置84により刻印を行った後、鋳造物19Fについて鋳物100と堰の分離装置85により各鋳物100と堰の分離を行う。鋳物100と堰の分離の後、各鋳物100は、収納体に搭載され、別の敷地に存在する機械加工設備86に搬送される。
各鋳物100は、機械加工設備86において、その必要箇所に異物の除去、切削、研削および研磨等の機械加工が行われて製品となる。
以下、上記の各装置、設備において、鋳造物19Fの各ハンガー部を利用する工程について説明する。
図7は、鋳型ばらし装置65により鋳型ばらしを行う状態を示す説明図である。
図7において、符号110は内部に鋳造物19Fが形成されている鋳型、111は鋳型110の搬送路、112は搬送路111に交差する方向に設けられたハンガーフック113を有する懸吊装置、114は搬送路111上に設けられたプッシャーである。また、115は搬送路111に連結して設けられたテーブルであり、一端115aが回転自在に支持され、常態においては搬送路111と同一の高さに支持されているが、図示しない駆動機構によって支持が解放されて矢印R1方向へ回動するようになっている。
搬送路111上を搬送されてきた鋳型110は、プッシャー114に押されてテーブル115上に載置される。このとき、懸吊装置112のハンガーフック113は、図示しない駆動機構により、予め図7に示す位置に移動されており、鋳型110は、プッシャー114の駆動により、鋳型110内の鋳造物19Fの全体吊下用ハンガー部102がハンガーフック113に掛かる位置まで移動される。
そして、テーブル115の支持が解かれて矢印R1方向に回動すると、全体吊下用ハンガー部102がハンガーフック113に掛かる一方、鋳型110及び鋳造物19Fが回動しつつ落下する。この落下によって鋳型110を構成する鋳型砂はその大部分が鋳造物19Fから分離し、下方へ落下する。
かくして、鋳造物19Fは、全体吊下用ハンガー部102を設けたことにより、鋳型ばらしをスムーズに行うことができて、鋳型ばらしに際して鋳造物19Fに打こん等の傷が生じることを防止することができる。
一方、刻印装置84で刻印が施された鋳造物19Fは、鋳物100と堰の分離装置85によって図1から図5に示す各鋳物100が切り離される。
このとき、各鋳物100を切離す際の切断箇所は、図5に示す鋳物収納用ハンガー部106と連結部101との境界部分107であり、鋳物収納用ハンガー部106は各鋳物100に残された状態である。
このときの切断箇所は、予め鋳型の型データに入力しておき、この型データに基づいて加工機械により切断を行う。
このようにして得られた各鋳物100は、収納体に搭載されて別の敷地に存在する機械加工設備86に搬送される。
図8、図9は、鋳物100を収納体に搭載した状態を示す図であり、これらの図において符号120は収納体である。収納体120は、C字状の断面形状をもって一方向に延びる部材であって、主壁部120a、側壁部120b、120b、下壁部120c、120cを有し、収納体に複数の鋳物100が吊り下げられるように設けられる。
鋳物100は、その一部に鋳物収納用ハンガー部106を有するので、この鋳物収納用ハンガー部106の棒状部106bを収納体120内に挿入し、棒状部106bを下壁部120c、120cの上面に係合させることによって収納体120に一定の姿勢をもって吊り下げることができる。しかも収納体120を一定方向に長く延在させた構成とすることにより、多数の鋳物100を収納体に搭載することができる。
鋳物100を、収納体120に搭載する際は、鋳物収納用ハンガー部106の棒状部106aをロボットにより把持して、収納体120に搭載する。
このようにして収納体に搭載された鋳物100は別の敷地に存在する機械加工設備86に搬送され、機械加工設備86において、NC旋盤などにより、鋳物100から鋳物収納用ハンガー部106を切離す加工、仕上げ加工等がなされる。
この際、鋳物100は、収納体120からロボットにより鋳物収納用ハンガー部106の棒状部106aを把持されて加工機に供給されるが、鋳物100が一定の姿勢で収納体120に吊り下げられているので、ロボットによるピッキングを容易かつ確実に行うことができ、ピッキングに失敗して鋳物100を落下させる等の不都合を防止することができる。
このように、鋳物収納用ハンガー部106を備えた鋳物を収納体120に吊り下げるようにすれば、鋳物100の形状や大きさによらず、鋳物100を毎回同じ姿勢で収納体120に搭載することができる。
また、次工程でのロボットによる鋳物100のピッキングについて自動化を図る場合にも、収納体120に搭載された鋳物100はすべて一定の姿勢で収納されているので、ロボットに対して作業者の高度なティーチングが不要となる利点がある。
また、ロボットによる鋳物100のピッキングがほぼ100パーセントの確率で成功するように構成できるので、ピッキング工程の無人化を実現することができる。
更に、深層学習機能をもった高額なロボットでなくとも、毎回ほぼ一定の動作を繰り返す機能のみを有する安価なロボットで確実に鋳物100をピッキングすることができるので、発明の実施のコストを低く抑えることができる。
また、鋳物を収納体に順番に搭載することになるため、製品への刻印等の識別子がなくともトレーサビリティ性を確保することができる。
また、収納体(パレット)へばらばらに積まれることがないため、製品に打こん等の傷をつけることがない。
(第2の実施形態)
図10から図14は本発明の第2の実施形態を示す図である。
この実施形態が前述した第1の実施形態と異なる点は、鋳物100に設けられる鋳物収納用ハンガー部の形状である。
この実施形態において鋳物収納用ハンガー部106Aは、図10に示すように、鋳物100から第1の実施形態における鋳物収納用ハンガー部106の棒状部106bの長さ寸法に対応する幅寸法t1をもって突出させた突出部であり、かつこの突出部が連結部102aに直接接合されていることである。
また、前記突出部は、一方の側面130aと反対側の側面130bとが突出方向に向けて互いに離間する方向に傾斜する掛止面とされている。
なお、この実施形態において鋳物100を吊り下げる収納体120Aは、図14に示すように下壁部120c、120cの内面を、鋳物収納用ハンガー部106Aの側面130a、130bが掛止できるように、側面130a、130bに対応させた傾斜面に形成する。
この実施形態において、鋳物100は、図14に示すように鋳物収納用ハンガー部106Aを収納体120A内に挿入し、掛止面とされた側面130a、130bを下壁部120c、120cに掛止して吊り下げられる。
この実施形態の構成によれば、鋳物100と鋳物収納用ハンガー部106Aとの接合面積を大きくとることができ、鋳物100の重量が大きい場合にも無理なく吊り下げが可能となる利点がある。
なお、この実施形態において、各鋳物100を切り離す箇所は図10に示すように連結部103及び全体吊下用ハンガー部102の棒状部102aと鋳物収納用ハンガー部106Aとの境界部131である。
鋳物収納用ハンガー部およびハンガー部に対応する収納体の構成として、第1の実施形態、第2の実施形態の2例を挙げたが、これらの実施形態に限られることなく、各種形状のものであってよく、要は鋳物を個々に一定の姿勢で収納できる形状であればよい。
また上記の2つの実施形態では、鋳物100は、鋳物収納用ハンガー部106、106Aにより収納体120、120A内に、吊り下げられるように収納したが、これに限定されない。収納体120、120AはC字状の断面形状をもって一方向に延びる部材であるが、収納体120、120Aを、その延びる方向の軸を地面に対して垂直に位置させ、鋳物100を鋳物収納用ハンガー部106、106Aにより収納体120、120A内に係止し、鋳物100を積み上げるように収納してもよい。
また、上記の第1、第2の実施形態においては、鋳造物19Fが複数の鋳物100を有する場合について説明したが、本発明において鋳物100の数は1個でもよく、本発明は1以上の鋳物が設けられた鋳造物に適用することができる。
100 鋳物
101、103 連結部
102 全体吊下用ハンガー部
102a、102b、106a、106b 棒状部
106、106A 鋳物収納用ハンガー部
110 鋳型
113 ハンガーフック
120、120A 収納体
130a、130b 側面
19F 鋳造物

Claims (5)

  1. 1以上の鋳物が設けられた鋳造物であって、前記鋳物の近傍の堰部を構成する部分に、該鋳物を収納するための鋳物収納用ハンガー部が設けられ
    前記鋳物収納用ハンガー部は、前記鋳物から突出する突出部であって、1の側面と該1の側面と反対側の側面とが突出方向へ向けて互いに離間する方向に傾斜する掛止面とされていることを特徴とする鋳造物。
  2. 前記鋳造物には、鋳造物全体を吊下するための全体吊下用ハンガー部が設けられていることを特徴とする、請求項に記載の鋳造物。
  3. 前記全体吊下用ハンガー部と前記鋳物とは連結部により連結され、該連結部であって、前記鋳物の近傍の前記堰部を構成する部分に前記鋳物収納用ハンガー部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の鋳造物。
  4. 鋳型に注湯し、これを冷却して鋳物近傍の堰部を構成する部分に鋳物収納用ハンガー部が設けられた鋳造物を製造すること、
    該鋳造物の鋳型ばらしを行うこと、
    該鋳型ばらし後の鋳造物について前記鋳物を、前記鋳物収納用ハンガー部を該鋳物に残してその他の部分と分離すること、
    分離した後の前記鋳物について前記鋳物収納用ハンガー部を収納体に収納して次工程へ搬送すること、
    前記鋳物収納用ハンガー部は、前記鋳物から突出する突出部であって、1の側面と該1の側面と反対側の側面とが突出方向へ向けて互いに離間する方向に傾斜する掛止面とされていること、
    を特徴とする鋳物の製造方法。
  5. 鋳型に注湯し、これを冷却して前記鋳造物を製造する際に、該鋳造物に全体吊下用ハンガー部を設けておき、前記鋳型ばらしを行う際に、前記全体吊下用ハンガー部にハンガーフックを掛けて前記鋳造物を回動落下させることにより鋳型ばらしを行うようにしたことを特徴とする、請求項に記載の鋳物の製造方法。
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