JP7259210B2 - 樹脂製ヒンジキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、容器口部に装着される樹脂製ヒンジキャップに関する。
従来、容器口部に装着される樹脂製ヒンジキャップとして、容器口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジ結合された上蓋とを備え、キャップ本体に、弱化部(破断可能ライン)によって区画された切取領域を有した壁部と、切取領域に接続されたプルリングとが形成された樹脂製ヒンジキャップが知られている(例えば特許文献1参照)。
ところが、特許文献1に開示されるような樹脂製ヒンジキャップは、容器の開封時に、キャップ本体に対して上蓋を開き、プルリングを引っ張って切取領域を除去するという2アクションを必要とするという問題や、プルリングに使用者の指を挿入した際に、使用者の指がプルリングに局所的に当接して食い込み、使用者の指に痛みを感じさせることがあるという問題や、キャップ本体から分離させた切取領域やプルリングがゴミとなり邪魔になるという問題や、プルリングを引っ張って切取領域を除去する時に、容器の内容液が跳ねることがある、等の様々な問題を抱えている。
そこで、上述した諸問題を解決する一つの案として、例えば特許文献2に開示されるように、上蓋の天面壁から溶着リング(引き裂き具)を下方に向けて突出させ、当該溶着リング(引き裂き具)の下端を、弱化部によって区画された切取領域に溶着することが提案されている。
特許文献2に開示される樹脂製ヒンジキャップでは、上述した構成を備えていることにより、キャップ本体に対して上蓋を開く動作によって、上蓋と共に溶着リング(引き裂き具)および切取領域を上方に移動させることで、弱化部を破断させて切取領域を除去し、注出用開口部を形成することができる。
特開2016-182990号公報 特開2005-289389号公報
ところが、特許文献2に記載される樹脂製ヒンジキャップでは、キャップ本体に弱化部を形成する工程に加えて、弱化部によって区画された切取領域に溶着リングを溶着する工程を必要とすることから、製造負担が大きいという問題があり、また、上蓋および溶着リングを介して弱化部を破断させるため、弱化部の破断状況を知覚して力加減を調整することが難しくなる。さらに、開封時の力加減を調整することが難しいことから、弱化部の破断状態に乱れが生じ易いという問題がある。このように、弱化部の破断状態に乱れが生じると、弱化部を破断することで形成される注出用開口部の縁部に乱れが生じることになるため、内容物の注出に影響が出てしまう恐れがある。
そこで、本発明は、これらの問題点を解決するものであり、製造負担を低減するとともに、開封しやすく内容物の円滑な注出を確保する樹脂製ヒンジキャップを提供することを目的とするものである。
本発明の一態様は、容器口部に装着されるキャップ本体と、前記キャップ本体にヒンジ結合された上蓋とを備え、前記キャップ本体に対して前記上蓋を開く動作によって弱化部を破断させて注出用開口部からの内容物の注出を可能にする樹脂製ヒンジキャップであって、前記キャップ本体は、注出案内筒部と、前記注出案内筒部から内周側に向けて延出したインナー壁と、前記インナー壁に形成された前記注出用開口部とを有し、前記上蓋は、天面壁と、前記天面壁から下方に向けて延びる溶着リングとを有し、前記溶着リングの下端は、前記注出用開口部の外周において、前記インナー壁の上部に当接して溶着され、前記溶着リングと前記インナー壁との間の溶着部が、前記弱化部であり、前記インナー壁の下面には、前記溶着部と前記注出案内筒部との間の領域において、凹溝が形成されていることにより、前記課題を解決するものである。
本発明の他の態様は、容器口部に装着されるキャップ本体と、前記キャップ本体にヒンジ結合された上蓋とを備え、前記キャップ本体に対して前記上蓋を開く動作によって弱化部を破断させて注出用開口部からの内容物の注出を可能にする樹脂製ヒンジキャップであって、前記キャップ本体は、注出案内筒部と、前記注出案内筒部から内周側に向けて延出したインナー壁と、前記インナー壁に形成された前記注出用開口部とを有し、前記上蓋は、天面壁と、前記天面壁から下方に向けて延びる溶着リングとを有し、前記溶着リングの下端は、前記注出用開口部の外周において、前記インナー壁の上部に当接して溶着され、前記溶着リングと前記インナー壁との間の溶着部が、前記弱化部であり、前記インナー壁は、前記溶着リングの外周面との間に間隔を開けた状態で、前記溶着リングの外周側に配置された横方向衝撃受け部を有し、前記横方向衝撃受け部と前記溶着リングとの間隔は、前記溶着部の周方向幅よりも狭く設定されていることにより、前記課題を解決するものである。
なお、本明細書における用語「環状」は、全体形状が円形状の円環状の意味に限定されるものではなく、無端状に一周繋がった状態のことを意味し、例えば、全体形状が矩形状の矩形環状や、その一部がくびれたり突出したりした異形状の環状のことも含んでいる。
本請求項1、6に係る発明によれば、上蓋の天面壁から下方に向けて延びる溶着リングの下端が、注出用開口部の外周において、注出案内筒部の内周側に延出したインナー壁の上部に当接して溶着され、溶着リングとインナー壁との間の溶着部を、上蓋を開く動作によって破断される弱化部として機能させることにより、溶着リングとインナー壁とを溶着させる工程とは別に、キャップ本体に弱化部を形成する工程を必要としないため、製造負担を低減できるばかりでなく、
溶着リングとインナー壁との間の溶着部の破断により注出用開口部を形成することができるため開封しやすく、さらに、注出用開口部の縁部の状態に影響を与えることがないため、注出用開口部の縁部の状態を良好に維持して、内容物の円滑な注出を確保することができる
また、インナー壁の下面に、凹溝が形成されていることにより、容器を落下させた場合等、樹脂製ヒンジキャップに衝撃が加わった時に、インナー壁を弾性変形させて、互いに溶着された溶着リングとインナー壁との横方向(周方向)への相対的なズレを抑制することが可能であるため、衝撃によって溶着リングとインナー壁との間の溶着部が破断することを防止できる。また、凹溝をインナー壁の上面ではなく下面に形成することにより、インナー壁の上面を、注出用開口部を通じて注出される内容物を案内する面として利用することができる。
本請求項2に係る発明によれば、インナー壁に形成された環状の溶着ジョイントが、上方に向けて先細るように形成されていることにより、溶着リングと溶着ジョイントとを溶着する時に、溶着ジョイントの下方側から発振される超音波を溶着リングと溶着ジョイントとの間の当接面に集中させることが可能であるため、溶着リングと溶着ジョイントとを良好に溶着することができ、また、上述したような溶着ジョイントを、溶着リング側ではなく、インナー壁側に設けることにより、溶着リングと溶着ジョイントとの間の当接面に近い位置から超音波を発振することができる。また、溶着ジョイントの内周面が、上方に向けて外周側に傾斜して形成されていることにより、上蓋の開封後、すなわち、溶着リングと溶着ジョイントとの間の溶着部を破断させた後において、注出用開口部を通じて注出される内容物を溶着ジョイントの内周面によって円滑に案内することができる
本請求項3に係る発明によれば、溶着リングの内周側に、溶着リングの内周面間を連結する補強リブが形成されていることにより、溶着リングとインナー壁との間の当接面を超音波加熱によって溶着する時に、溶着リングに掛かる上下方向の圧力によって溶着リングが倒れることを抑制することが可能であるため、溶着リングとインナー壁との間の当接面を良好に溶着することができる。
本請求項4、6に係る発明によれば、インナー壁が、溶着リングの外周面との間に間隔を開けた状態で、溶着リングの外周側に配置された横方向衝撃受け部を有し、横方向衝撃受け部と溶着リングとの間隔は、溶着部の周方向幅よりも狭く設定されていることにより、容器を落下させた場合等、樹脂製ヒンジキャップに衝撃が加わった時に、横方向衝撃受け部と溶着リングとを接触させ、互いに溶着された溶着リングとインナー壁との横方向への相対的なズレを抑制することが可能であるため、衝撃によって溶着リングとインナー壁との間の溶着部が破断することを防止できる。
本請求項5に係る発明によれば、インナー壁が、その上面に、上方に向けて外周側に傾斜して形成された注出誘導傾斜面を有していることにより、上蓋の開封後において、注出用開口部を通じて注出される内容物を注出案内筒部に向けて円滑に案内することができる。
本発明の一実施形態に係る樹脂製ヒンジキャップを示す断面図。 上蓋を開いた状態で樹脂製ヒンジキャップを示す断面図。 上蓋を開いた状態で樹脂製ヒンジキャップを示す平面図。 樹脂製ヒンジキャップの一部を拡大して示す断面図。
以下に、本発明の一実施形態に係る樹脂製ヒンジキャップ10について、図面に基づいて説明する。
まず、樹脂製ヒンジキャップ10は、合成樹脂等から形成され、図1に示すように、容器口部(図示しない)に装着されるキャップ本体20と、キャップ本体20にヒンジ結合部40によってヒンジ結合された上蓋30とを一体に備え、キャップ本体20に対して上蓋30を開く動作によって弱化部50を破断させて注出用開口部23からの内容物の注出を可能にするものである。
以下に、樹脂製ヒンジキャップ10の各構成要素について説明する。
キャップ本体20は、図1や図2に示すように、略円筒状の注出案内筒部21と、注出案内筒部21の内周面から内周側に向けて延出した略板状のインナー壁22と、インナー壁22の中央(または中央付近)に上下方向に貫通して形成された注出用開口部23と、注出案内筒部21の下方に連続して形成された円筒状の挿入筒部24と、挿入筒部24の上部外周に連続して形成された円筒状のスカート壁25と、スカート壁25の上部外周に形成された本体側係止部25aとを一体に有している。
インナー壁22は、図4に示すように、注出案内筒部21の内周面から斜め下方に向けて延びる環状の第1壁部分22aと、第1壁部分22aの内周部から下方に向けて延びる環状の第2壁部分22bと、第2壁部分22bの下部から内周側に向けて延び、注出用開口部23の外周部に位置する環状の第3壁部分22cとを有している。
第1壁部分22aは、図4に示すように、その上面に、上方に向けて外周側に傾斜して(すなわち、下方から上方に向けて拡径するように傾斜して)形成された注出誘導傾斜面26を有している。
また、第1壁部分22aの下面には、後述する溶着部50と注出案内筒部21との間の領域において、環状の凹溝27が形成されている。
第2壁部分22bは、図4に示すように、その内周部に、溶着リング33の下端(または下端付近)の外周面との間に僅かな間隔を開けた状態で、溶着リング33の外周側に環状に配置された横方向衝撃受け部28を有している。
横方向衝撃受け部28と溶着リング33との周方向における間隔は、後述する溶着部50の周方向幅(すなわち、後述する溶着ジョイント29の上面の周方向幅)よりも狭く設定されている。
第3壁部分22cは、図4に示すように、その上部に、注出用開口部23の外周に環状に形成された凸部状の溶着ジョイント29を一体に有している。
溶着ジョイント29は、上方に向けて徐々に先細る(すなわち、周方向における幅が狭くなる)ように形成されている。
溶着ジョイント29の内周面は、上方に向けて外周側に傾斜して形成され、また、溶着ジョイント29の外周面は、上方に向けて内周側に傾斜して形成されている。
また、溶着ジョイント29の上面は、上下方向に直交する平坦面状に形成されている。
容器口部(図示しない)にキャップ本体20を装着した状態では、挿入筒部24が、容器口部(図示しない)の内周側に挿入され、また、スカート壁25が、容器口部(図示しない)の外周側に外嵌される。
上蓋30は、図1や図2に示すように、円板状の天面壁31と、天面壁31の外周縁から垂下する円筒状のスカート壁32と、天面壁31の下面から下方に向けて延びる筒状の溶着リング33と、スカート壁32の内周側かつ溶着リング33の外周側において、天面壁31の下面から下方に向けて突出する環状の封止リング34と、スカート壁32の下部内周に形成された上蓋側係止部32aとを一体に有している。
溶着リング33の内周側には、図1~図3に示すように、溶着リング33の内周面間を連結する(すなわち、溶着リング33の内周面の一部と溶着リング33の内周面の他の部分とを連結する)補強リブ35が形成されている。
なお、本実施形態では、図3に示すように、上蓋30を上下方向に見た場合に、十字状になるように補強リブ35が形成されているが、補強リブ35の具体的態様は、溶着リング33の内周面間を連結するものであれば如何なるものでもよく、また、補強リブ35の数量についても如何なるものでもよい。
キャップ本体20に対して上蓋30を閉じた状態では、図1に示すように、本体側係止部25aに対して上蓋側係止部32aが嵌合することで、上蓋30の閉状態が維持され、また、注出案内筒部21の内周に対して封止リング34の外周が密着することで、容器(図示しない)の密閉性が維持される。
また、キャップ本体20に対して上蓋30を閉じた状態で、図1に示すように、溶着リング33の下端(下面)は、注出用開口部23の外周において、溶着ジョイント29の上面に当接して溶着されている。
このように、溶着リング33と溶着ジョイント29とを溶着して、注出用開口部23を囲う環状の溶着部50を形成することにより、容器(図示しない)の密閉性が維持される。
溶着リング33と溶着ジョイント29(インナー壁22)とは、超音波加熱によって溶着され、具体的には、図1や図4に示すように、キャップ本体20に対して上蓋30を閉じた状態で、治具である溶着ホーン(図示しない)を第3壁部分22cの下面に当接させるとともに、上蓋30の天面壁31の上面に他の治具等を当接させて、溶着リング33とインナー壁22とを上下方向に挟むように圧力を加えつつ、溶着ホーン(図示しない)から超音波を発振することで、溶着リング33の下面と溶着ジョイント29の上面との間の当接面において熱を生じさせて、溶着リング33の下面と溶着ジョイント29の上面とを溶着する。
この際、溶着ジョイント29が上方に向けて徐々に先細るように形成されていることにより、溶着ホーン(図示しない)から発振された超音波を溶着ジョイント29の上面に集中させることが可能であるため、溶着リング33の下面と溶着ジョイント29の上面との間を良好に溶着することができる。
このようにして得られた本実施形態の樹脂製ヒンジキャップ10では、上蓋30の開封時に、キャップ本体20に対して上蓋30を開く動作によって、溶着リング33の下面と溶着ジョイント29の上面との間の溶着部50を破断させ、注出用開口部23からの内容物の注出を可能にするように構成されている。このように、本実施形態では、溶着部50が、周辺箇所よりも強度が弱く破断を生じ易い弱化部50として機能する。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
例えば、上述した実施形態では、樹脂製ヒンジキャップが、ガラス容器等の容器口部(図示しない)に取り付けられるキャップであるものとして説明したが、樹脂製ヒンジキャップの取付対象となる容器の種類は如何なるものでもよく、例えば、紙パック等でもよい。
また、上述した実施形態では、内容物が液体状のものであるものとして説明したが、内容物の具体的態様は、粉末状のもの等であってもよい。
また、上述した実施形態では、溶着ジョイントをインナー壁の上部に形成するものとして説明したが、溶着ジョイントを溶着リングの下部に形成してもよく、また、インナー壁および溶着リングのいずれにも溶着ジョイントを形成しなくてもよい。
10 ・・・ 樹脂製ヒンジキャップ
20 ・・・ キャップ本体
21 ・・・ 注出案内筒部
22 ・・・ インナー壁
22a ・・・ 第1壁部分
22b ・・・ 第2壁部分
22c ・・・ 第3壁部分
23 ・・・ 注出用開口部
24 ・・・ 挿入筒部
25 ・・・ スカート壁
25a ・・・ 本体側係止部
26 ・・・ 注出誘導傾斜面
27 ・・・ 凹溝
28 ・・・ 横方向衝撃受け部
29 ・・・ 溶着ジョイント
30 ・・・ 上蓋
31 ・・・ 天面壁
32 ・・・ スカート壁
32a ・・・ 上蓋側係止部
33 ・・・ 溶着リング
34 ・・・ 封止リング
35 ・・・ 補強リブ
40 ・・・ ヒンジ結合部
50 ・・・ 溶着部(弱化部)

Claims (6)

  1. 容器口部に装着されるキャップ本体と、前記キャップ本体にヒンジ結合された上蓋とを備え、前記キャップ本体に対して前記上蓋を開く動作によって弱化部を破断させて注出用開口部からの内容物の注出を可能にする樹脂製ヒンジキャップであって、
    前記キャップ本体は、注出案内筒部と、前記注出案内筒部から内周側に向けて延出したインナー壁と、前記インナー壁に形成された前記注出用開口部とを有し、
    前記上蓋は、天面壁と、前記天面壁から下方に向けて延びる溶着リングとを有し、
    前記溶着リングの下端は、前記注出用開口部の外周において、前記インナー壁の上部に当接して溶着され、
    前記溶着リングと前記インナー壁との間の溶着部が、前記弱化部であり、
    前記インナー壁の下面には、前記溶着部と前記注出案内筒部との間の領域において、凹溝が形成されていることを特徴とする樹脂製ヒンジキャップ。
  2. 前記インナー壁は、その上部に、前記注出用開口部の外周に環状に形成された溶着ジョイントを一体に有し、
    前記溶着リングの下端は、前記溶着ジョイントの上面に当接して溶着され、
    前記溶着ジョイントは、上方に向けて先細るように形成され、
    前記溶着ジョイントの内周面は、上方に向けて外周側に傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂製ヒンジキャップ。
  3. 前記溶着リングの内周側には、前記溶着リングの内周面間を連結する補強リブが形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の樹脂製ヒンジキャップ。
  4. 前記インナー壁は、前記溶着リングの外周面との間に間隔を開けた状態で、前記溶着リングの外周側に配置された横方向衝撃受け部を有し、
    前記横方向衝撃受け部と前記溶着リングとの間隔は、前記溶着部の周方向幅よりも狭く設定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の樹脂製ヒンジキャップ。
  5. 前記インナー壁は、その上面に、上方に向けて外周側に傾斜して形成された注出誘導傾斜面を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の樹脂製ヒンジキャップ。
  6. 容器口部に装着されるキャップ本体と、前記キャップ本体にヒンジ結合された上蓋とを備え、前記キャップ本体に対して前記上蓋を開く動作によって弱化部を破断させて注出用開口部からの内容物の注出を可能にする樹脂製ヒンジキャップであって、
    前記キャップ本体は、注出案内筒部と、前記注出案内筒部から内周側に向けて延出したインナー壁と、前記インナー壁に形成された前記注出用開口部とを有し、
    前記上蓋は、天面壁と、前記天面壁から下方に向けて延びる溶着リングとを有し、
    前記溶着リングの下端は、前記注出用開口部の外周において、前記インナー壁の上部に当接して溶着され、
    前記溶着リングと前記インナー壁との間の溶着部が、前記弱化部であり、
    前記インナー壁は、前記溶着リングの外周面との間に間隔を開けた状態で、前記溶着リングの外周側に配置された横方向衝撃受け部を有し、
    前記横方向衝撃受け部と前記溶着リングとの間隔は、前記溶着部の周方向幅よりも狭く設定されていることを特徴とする樹脂製ヒンジキャップ。
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