JP7258673B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤに関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、トレッド部と、サイドウォール部と、ビード部と、トレッド部、サイドウォール部、およびビード部に跨って延びるカーカスプライと、カーカスプライのクラウン部とトレッド部との間に配設された複数のベルトと、を備え、ビード部が、リムフランジに当接するビード部ゴムを備えるタイヤが知られている。
特開2009-23503号公報
しかしながら、前記従来のタイヤでは、転がり抵抗を低減するために、カーカスプライが有する主ゴム部の材質を選択すると、ビード部ゴムからトレッド部の外周面に至る導電パスが、カーカスプライにより遮断され、タイヤの導電性が悪化するおそれがあった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、転がり抵抗を低減しても導電性の悪化を抑えることができるタイヤを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るタイヤは、トレッド部と、サイドウォール部と、ビード部と、前記トレッド部、前記サイドウォール部、および前記ビード部に跨って延びるカーカスプライと、前記カーカスプライのクラウン部と前記トレッド部との間に配設された複数のベルトと、を備え、前記トレッド部は、タイヤ径方向の内端部に位置するトレッドアンダークッション、およびタイヤ径方向の外端部に位置するキャップ層を備え、前記トレッド部に、タイヤ径方向の内端部が前記トレッドアンダークッションに接続され、かつタイヤ径方向の外端部が前記キャップ層の外周面に露呈したアンテナゴムが埋設され、前記ビード部は、リムフランジに当接するビード部ゴムを備え、前記カーカスプライは、このカーカスプライにおけるタイヤ幅方向の全長にわたって延び、かつ前記トレッドアンダークッションと前記ビード部ゴムとを接続する導電部材を備える。
この発明では、カーカスプライが、アンテナゴムに接続されたトレッドアンダークッションと、リムフランジに当接するビード部ゴムと、を接続する導電部材を備えるので、ビード部ゴムとトレッド部の外周面とを、導電部材、トレッドアンダークッション、およびアンテナゴムを介して接続することが可能になり、カーカスプライが有する主ゴム部の材質を選択して転がり抵抗を低減しても、導電性の悪化を抑えることができる。
なお、主ゴム部とは、カーカスプライが、種類の異なるゴム材料からなる複数のゴム部を備える場合、これらのゴム部の中で量が最大のゴム部のことをいい、カーカスプライが1つのゴム部のみを備える場合、そのゴム部のことをいう。
導電部材が、カーカスプライにおけるタイヤ幅方向の全長にわたって延びているので、導電部材を介したトレッドアンダークッションとビード部ゴムとの接続を容易に行うことができる。
ここで、前記導電部材は、ゴム材料でシート状に形成されるとともに、前記カーカスプライの主ゴム部とタイヤ周方向に接続されてもよい。
この場合、導電部材が、ゴム材料でシート状に形成されるとともに、主ゴム部とタイヤ周方向に接続されているので、カーカスプライの外形形状および寸法などを現行同等に維持することが可能になり、前述の作用効果を有するタイヤが得られる生タイヤを容易に成型することができる。
また、導電部材は導電糸を備え、前記導電糸は、前記カーカスプライにおけるタイヤ幅方向の全長にわたって延びてもよい。
この場合、導電部材が導電糸を備え、導電糸が、カーカスプライにおけるタイヤ幅方向の全長にわたって延びているので、前述の作用効果を有するタイヤを確実に得ることができる。
また、前記導電部材は、ゴム材料でシート状に形成されるとともに、前記カーカスプライにおけるタイヤ周方向の全長にわたって延び、前記カーカスプライの主ゴム部とタイヤ幅方向に接続された接続ゴム部を備え、前記導電糸は、前記ビード部ゴムと前記接続ゴム部とを接続し、前記接続ゴム部は、前記トレッドアンダークッションに接続されてもよい。
この場合、導電糸が、カーカスプライにおけるタイヤ幅方向の全長にわたって延びていることから、ビード部が備えるビードコアのタイヤ径方向の内側を通り、かつタイヤ径方向の外側に向けて折り返されて、ビード部ゴムにタイヤ幅方向で向き合うカーカスプライのタイヤ幅方向の両端部の外面に、導電糸を位置させてビード部ゴムに接続することが可能になる。
主ゴム部とタイヤ幅方向に接続された接続ゴム部が、カーカスプライにおけるタイヤ周方向の全長にわたって延びているので、接続ゴム部と導電糸とを接続することができる。そして、この接続ゴム部が、トレッドアンダークッションに接続されていることから、導電糸とトレッドアンダークッションとを接続ゴム部を介して接続することができる。
以上より、ビード部ゴムとトレッド部の外周面とを、導電糸、接続ゴム部、トレッドアンダークッション、およびアンテナゴムを介して接続することができる。
また、前記ベルトのタイヤ幅方向の両端部と、前記カーカスプライと、の間に各別に配設されたベルトアンダークッションを備え、前記導電部材と前記トレッドアンダークッションとが、前記ベルトアンダークッションを介して接続されてもよい。
この場合、導電部材とトレッドアンダークッションとが、ベルトアンダークッションを介して接続されているので、前述の作用効果を有するタイヤを確実に得ることができる。
この発明によれば、導電性の悪化を抑えつつ、転がり抵抗を低減することができる。
本発明の第1実施形態に係るタイヤのタイヤ幅方向に沿う断面を示す模式図である。 図1に示すカーカスプライの模式的な展開平面図である。 本発明の第2実施形態に係るタイヤのタイヤ幅方向に沿う断面を示す模式図である。 本発明の第3実施形態に係るタイヤのタイヤ幅方向に沿う断面を示す模式図である。 本発明の第4実施形態に係るタイヤのタイヤ幅方向に沿う断面を示す模式図である。 図5に示すカーカスプライの模式的な展開平面図である。
以下、図1および図2を参照し、本発明の第1実施形態に係るタイヤ1を説明する。
タイヤ1は、トレッド部11と、サイドウォール部12と、ビード部13と、トレッド部11、サイドウォール部12、およびビード部13に跨って延びるカーカスプライ14と、カーカスプライ14のクラウン部14cとトレッド部11との間に配設された複数のベルト15、16と、を備える。
図示の例では、タイヤ1は、ベルト15、16のタイヤ幅方向Hの両端部と、カーカスプライ14と、の間に各別に配設されたベルトアンダークッション26を備える。
トレッド部11は、タイヤ径方向の内端部に位置するトレッドアンダークッション21、およびタイヤ径方向の外端部に位置するキャップ層22を備える。
図示の例では、トレッド部11は、トレッドアンダークッション21とキャップ層22との間に配設されたベース層23と、トレッドアンダークッション21、キャップ層22、およびベース層23それぞれのタイヤ幅方向Hの両端部を各別に一体に覆う左右一対のミニサイド24と、を備える。ミニサイド24は、トレッドアンダークッション21、キャップ層22、およびベース層23に、タイヤ幅方向Hに当接している。
トレッドアンダークッション21のタイヤ幅方向Hの両端部は、複数のベルト15、16よりタイヤ幅方向Hの外側に位置している。
ベルト15、16は、タイヤ径方向に2つ積層された状態で配設されている。2つのベルト15、16のうち、タイヤ径方向の外側に位置する外側ベルト15のタイヤ幅方向Hの両端部は、タイヤ径方向の内側に位置する内側ベルト16のタイヤ幅方向Hの両端部よりタイヤ幅方向Hの外側に位置している。
サイドウォール部12の、タイヤ幅方向Hの外側を向く外面は、タイヤ径方向の全域にわたって露出している。サイドウォール部12は、トレッド部11よりタイヤ径方向の内側に位置している。
ベルトアンダークッション26は、サイドウォール部12のタイヤ径方向の外端部からタイヤ幅方向Hの内側に向けて突出し、ミニサイド24、トレッドアンダークッション21、外側ベルト15、および内側ベルト16のタイヤ径方向の内側で、かつカーカスプライ14のタイヤ径方向の外側に配設されている。ベルトアンダークッション26は、ミニサイド24、トレッドアンダークッション21、外側ベルト15、内側ベルト16、およびカーカスプライ14に、タイヤ径方向に当接している。カーカスプライ14とトレッドアンダークッション21とが、ベルトアンダークッション26を介してタイヤ径方向に接続されている。
トレッド部11に、タイヤ径方向の内端部がトレッドアンダークッション21の外周面に接続され、かつタイヤ径方向の外端部がキャップ層22の外周面に露呈したアンテナゴム25が埋設されている。アンテナゴム25は、ベース層23をタイヤ径方向に貫いている。アンテナゴム25は、周方向に断続的に延びてもよいし、連続して延びてもよいし、点在してもよい。
ビード部13は、リムフランジに当接する、例えばゴムチェーファーなどのビード部ゴム28と、ビードコア27と、を備える。
カーカスプライ14のタイヤ幅方向Hの両端部14aは、ビードコア27のタイヤ径方向の内側を通り、タイヤ径方向の外側に向けて折り返されている。カーカスプライ14のタイヤ幅方向Hの両端部14aの、タイヤ幅方向Hの外側を向く外面は、ビード部ゴム28にタイヤ幅方向Hに当接している。
そして、本実施形態では、カーカスプライ14が、カーカスプライ14におけるタイヤ幅方向Hの全長にわたって延び、かつトレッドアンダークッション21とビード部ゴム28とを接続する導電部材31を備える。
導電部材31は、ゴム材料でシート状に形成されている。導電部材31は、平面視でタイヤ幅方向Hに長い長方形状を呈する。導電部材31は、主ゴム部14bとタイヤ周方向に接続されている。導電部材31は、タイヤ周方向に間隔をあけて複数配設されている。導電部材31および主ゴム部14bは、タイヤ周方向に交互に配設されている。導電部材31および主ゴム部14bの各厚さは互いに同等になっている。
カーカスプライ14に占める主ゴム部14bの量は、導電部材31の量より多くなっている。すなわち、主ゴム部14bとは、カーカスプライ14が、種類の異なるゴム材料からなる複数のゴム部を備える場合、これらのゴム部の中で量が最大のゴム部のことをいい、カーカスプライ14が1つのゴム部のみを備える場合、そのゴム部のことをいう。
カーカスプライ14は、主ゴム部14bおよび導電部材31に埋設された複数のプライコードを備えている。
導電部材31において、カーカスプライ14のタイヤ幅方向Hの両端部14aの外面を構成する部分が、ビード部ゴム28にタイヤ幅方向Hに当接している。導電部材31において、カーカスプライ14のクラウン部14cの外面を構成する部分と、トレッドアンダークッション21と、が、ベルトアンダークッション26を介してタイヤ径方向に接続されている。
以上の構成において、図1に破線で示されるように、車両からの静電気は、リムフランジを介してタイヤ1に伝わり、ビード部ゴム28、導電部材31、ベルトアンダークッション26、トレッドアンダークッション21、およびアンテナゴム25を介して地面に放出される。
以上説明したように、本実施形態に係るタイヤ1によれば、カーカスプライ14が、アンテナゴム25に接続されたトレッドアンダークッション21と、リムフランジに当接するビード部ゴム28と、を接続する導電部材31を備えるので、ビード部ゴム28とトレッド部11の外周面とを、導電部材31、トレッドアンダークッション21、およびアンテナゴム25を介して接続することが可能になり、カーカスプライ14が有する主ゴム部14bの材質を選択して転がり抵抗を低減しても、導電性の悪化を抑えることができる。
導電部材31が、カーカスプライ14におけるタイヤ幅方向Hの全長にわたって延びているので、導電部材31を介したトレッドアンダークッション21とビード部ゴム28との接続を容易に行うことができる。
また、導電部材31が、ゴム材料でシート状に形成されるとともに、主ゴム部14bとタイヤ周方向に接続されているので、カーカスプライ14の外形形状および寸法などを現行同等に維持することが可能になり、前述の作用効果を有するタイヤ1が得られる生タイヤを容易に成型することができる。
また、導電部材31とトレッドアンダークッション21とが、ベルトアンダークッション26を介して接続されているので、前述の作用効果を有するタイヤ1を確実に得ることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るタイヤ2を、図3を参照しながら説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態では、ミニサイド24が、サイドウォール部12のタイヤ径方向の外端部からタイヤ径方向の外側に向けて延びている。ミニサイド24のタイヤ径方向の内端部が、サイドウォール部12のタイヤ径方向の外端部の外周面を覆っている。
導電部材31において、カーカスプライ14のタイヤ幅方向Hの両端部14aの外面を構成する部分が、前記実施形態と同様に、ビード部ゴム28にタイヤ幅方向Hに当接している。導電部材31において、カーカスプライ14のクラウン部14cの外面を構成する部分と、トレッドアンダークッション21と、が、前記実施形態と同様に、ベルトアンダークッション26を介してタイヤ径方向に接続されている。
以上の構成において、図3に破線で示されるように、車両からの静電気は、前記実施形態と同様に、リムフランジを介してタイヤ2に伝わり、ビード部ゴム28、導電部材31、ベルトアンダークッション26、トレッドアンダークッション21、およびアンテナゴム25を介して地面に放出される。したがって、本実施形態に係るタイヤ2においても、前記実施形態と同様の作用効果を有する。
次に、本発明の第3実施形態に係るタイヤ3を、図4を参照しながら説明する。
なお、この第3実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態では、サイドウォール部12のタイヤ径方向の外端部が、ミニサイド24をタイヤ幅方向Hの外側から覆っている。サイドウォール部12の外面は、タイヤ径方向の全域にわたって露出している。
導電部材31において、カーカスプライ14のタイヤ幅方向Hの両端部14aの外面を構成する部分が、前記実施形態と同様に、ビード部ゴム28にタイヤ幅方向Hに当接している。導電部材31において、カーカスプライ14のクラウン部14cの外面を構成する部分と、トレッドアンダークッション21と、が、前記実施形態と同様に、ベルトアンダークッション26を介してタイヤ径方向に接続されている。
以上の構成において、図4に破線で示されるように、車両からの静電気は、前記実施形態と同様に、リムフランジを介してタイヤ3に伝わり、ビード部ゴム28、導電部材31、ベルトアンダークッション26、トレッドアンダークッション21、およびアンテナゴム25を介して地面に放出される。したがって、本実施形態に係るタイヤ3においても、前記実施形態と同様の作用効果を有する。
次に、本発明の第4実施形態に係るタイヤ4を、図5および図6を参照しながら説明する。
なお、この第4実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
導電部材32が、導電糸32aおよび接続ゴム部32bを備える。
導電糸32aは、例えばカーボン繊維などにより形成されている。導電糸32aは、カーカスプライ14におけるタイヤ幅方向Hの全長にわたって延びている。導電糸32aは、カーカスプライ14において、両端部14aよりタイヤ幅方向Hの内側に位置する部分の内面、並びに、両端部14aの外面に、ビードコア27をタイヤ幅方向Hに跨いで一体に配置されている。導電糸32aは、タイヤ周方向に間隔をあけて複数配設されている。
接続ゴム部32bは、ゴム材料でシート状に形成されている。接続ゴム部32bは、平面視でタイヤ周方向に長い長方形状を呈する。接続ゴム部32bは、カーカスプライ14におけるタイヤ周方向の全長にわたって延び、主ゴム部14bとタイヤ幅方向Hに接続されている。接続ゴム部32bは1つ配設されている。接続ゴム部32bおよび主ゴム部14bの各厚さは互いに同等になっている。カーカスプライ14に占める主ゴム部14bの量は、接続ゴム部32bの量より多くなっている。
接続ゴム部32bは、ベルトアンダークッション26にタイヤ径方向に接続されている。接続ゴム部32bは、ベルトアンダークッション26を介してトレッドアンダークッション21に接続されている。
導電糸32aにおいて、カーカスプライ14の両端部14aの外面に位置する部分が、ビード部ゴム28にタイヤ幅方向Hに接続され、カーカスプライ14のクラウン部14cの内面に位置する部分が、接続ゴム部32bにタイヤ径方向に接続されている。導電糸32aは、ビード部ゴム28と接続ゴム部32bとを接続している。
以上の構成において、図5に破線で示されるように、車両からの静電気は、リムフランジを介してタイヤ4に伝わり、ビード部ゴム28、導電糸32a、接続ゴム部32b、ベルトアンダークッション26、トレッドアンダークッション21、およびアンテナゴム25を介して地面に放出される。
以上説明したように、本実施形態に係るタイヤ4によれば、導電部材32が導電糸32aを備え、導電糸32aが、カーカスプライ14におけるタイヤ幅方向Hの全長にわたって延びているので、前述の作用効果を有するタイヤ1を確実に得ることができる。
また、導電糸32aが、カーカスプライ14におけるタイヤ幅方向Hの全長にわたって延びていることから、ビードコア27のタイヤ径方向の内側を通り、かつタイヤ径方向の外側に向けて折り返されて、ビード部ゴム28にタイヤ幅方向Hで向き合うカーカスプライ14のタイヤ幅方向Hの両端部14aの外面に、導電糸32aを位置させてビード部ゴム28に接続することが可能になる。
主ゴム部14bとタイヤ幅方向Hに接続された接続ゴム部32bが、カーカスプライ14におけるタイヤ周方向の全長にわたって延びているので、接続ゴム部32bと導電糸32aとを接続することができる。そして、この接続ゴム部32bが、トレッドアンダークッション21に接続されていることから、導電糸32aとトレッドアンダークッション21とを接続ゴム部32bを介して接続することができる。
以上より、ビード部ゴム28とトレッド部11の外周面とを、導電糸32a、接続ゴム部32b、トレッドアンダークッション21、およびアンテナゴム25を介して接続することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
前記実施形態では、2つのベルト15、16を備える構成を示したが、3つ以上のベルトを配設してもよい。この場合、タイヤ径方向の外側に位置するベルトのタイヤ幅方向Hの両端部ほど、タイヤ幅方向Hの外側に位置させるようにしてもよい。
ベース層23、ミニサイド24、およびベルトアンダークッション26の少なくとも1つを有しない構成を採用してもよい。
前記第4実施形態では、導電部材32が、導電糸32aおよび接続ゴム部32bを備え、カーカスプライ14がゴム部として、主ゴム部14bおよび接続ゴム部32bを備える構成を示したが、導電部材32が、接続ゴム部32bを有さず、導電糸32aのみを備え、カーカスプライ14が、ゴム部として主ゴム部14bのみを備える構成を採用してもよい。
この場合、導電糸32aを、例えば、主ゴム部14bにタイヤ幅方向Hの全長にわたって縫い付けて、主ゴム部14bの厚さ方向の両側に露呈させるようにしてもよい。そして、導電糸32aにより、ビード部ゴム28とトレッドアンダークッション21とを接続してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、2、3、4 タイヤ
11 トレッド部
12 サイドウォール部
13 ビード部
14 カーカスプライ
14b 主ゴム部
14c クラウン部
15 外側ベルト(ベルト)
21 トレッドアンダークッション
22 キャップ層
25 アンテナゴム
26 ベルトアンダークッション
28 ビード部ゴム
31、32 導電部材
32a 導電糸
32b 接続ゴム部

Claims (2)

  1. トレッド部と、サイドウォール部と、ビード部と、前記トレッド部、前記サイドウォール部、および前記ビード部に跨って延びるカーカスプライと、前記カーカスプライのクラウン部と前記トレッド部との間に配設された複数のベルトと、を備え、
    前記トレッド部は、タイヤ径方向の内端部に位置するトレッドアンダークッション、およびタイヤ径方向の外端部に位置するキャップ層を備え、
    前記トレッド部に、タイヤ径方向の内端部が前記トレッドアンダークッションに接続され、かつタイヤ径方向の外端部が前記キャップ層の外周面に露呈したアンテナゴムが埋設され、
    前記ビード部は、リムフランジに当接するビード部ゴムを備え、
    前記カーカスプライは、このカーカスプライにおけるタイヤ幅方向の全長にわたって延び、かつ前記トレッドアンダークッションと前記ビード部ゴムとを接続する導電部材を備え
    前記導電部材は導電糸を備え、前記導電糸は、前記カーカスプライにおけるタイヤ幅方向の全長にわたって延び、
    前記導電部材は、ゴム材料でシート状に形成されるとともに、前記カーカスプライにおけるタイヤ周方向の全長にわたって延び、前記カーカスプライの主ゴム部とタイヤ幅方向に接続された接続ゴム部を備え、
    前記導電糸は、前記ビード部ゴムと前記接続ゴム部とを接続し、前記接続ゴム部は、前記トレッドアンダークッションに接続され、
    車両からの静電気が、前記リムフランジを介して前記ビード部ゴムに伝わり、前記導電糸、前記接続ゴム部、前記トレッドアンダークッション、および前記アンテナゴムを介して地面に放出される、タイヤ。
  2. 前記ベルトのタイヤ幅方向の両端部と、前記カーカスプライと、の間に各別に配設されたベルトアンダークッションを備え、
    前記導電部材と前記トレッドアンダークッションとが、前記ベルトアンダークッションを介して接続されている、請求項1に記載のタイヤ。
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