JP7256376B2 - 空気調和システム - Google Patents
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Description
(1)全体構成
図1に示されている空気調和システム1は、第1実施形態に係るシステムである。図1に示されている空気調和システム1は、例えば、1つの建物10に設置されている。以下の説明において、空調対象空間CSは、内気が存在する空間であり、例えば、建物10の中の部屋の中の空間である。非空調対象空間NSは、外気が存在する空間であり、例えば、屋外空間である。言い換えると、建物10の中に空調対象空間CSがあり、建物10の外に非空調対象空間NSがある。ここでは、空気調和システム1が1つの建物10に設置されている場合について説明するが、空気調和システム1は、複数の建物に対して設置される場合もある。空気調和システム1は、第1冷媒系統100と第2冷媒系統200を有している。第1冷媒系統100の中では、第1冷媒が循環している。第2冷媒系統200の中では、第2冷媒が循環している。第1冷媒が第2冷媒系統200には流れず、第2冷媒が第1冷媒系統100には流れないように、空気調和システム1が構成されている。
(2-1)第1冷媒系統100、第2冷媒系統200
第1冷媒系統100は、第1冷媒を循環させるための冷媒管131,132で接続されている第1熱源ユニット110と複数の第1利用ユニット120を含んで構成されている。冷媒管131,132の中を第1冷媒が流れている。第2冷媒系統200は、第2冷媒を循環させるための冷媒管231,232で接続されている第2熱源ユニット210と複数の第2利用ユニット220を含んで構成されている。冷媒管231,232の中を第2冷媒が流れている。空気調和システム1において、第1冷媒系統100では第1冷媒を用いて蒸気圧縮式冷凍サイクルが行われ、第2冷媒系統200では第2冷媒を用いて蒸気圧縮式冷凍サイクルが行われる。第1冷媒系統100で行われる蒸気圧縮式冷凍サイクルと、第2冷媒系統200で行われる蒸気圧縮式冷凍サイクルとは、互いに独立して行われる。しかし、第1冷媒系統100と第2冷媒系統200で行われる蒸気圧縮式冷凍サイクルが関連するように構成されてもよい。
第1熱源ユニット110と第2熱源ユニット210は、それぞれ、圧縮機51と、四方弁52と、熱源側熱交換器53と、熱源側膨張弁54と、熱源側コントローラ55とを備えている。熱源側コントローラ55は、圧縮機51、四方弁52及び熱源側膨張弁54を制御する。熱源側コントローラ55は、マイクロコントローラユニット(MCU)55aと、送信機55bと、送受信機55cとを備えている。第1熱源ユニット110の送信機55bは、伝送線301に接続されている。第2熱源ユニット210の送信機55bは、伝送線302に接続されている。第1熱源ユニット110及び第2熱源ユニット210の送受信機55cは、伝送線303に接続されている。
各第1利用ユニット120と各第2利用ユニット220は、それぞれ、利用側熱交換器61と、利用側膨張弁62と利用側コントローラ63とを備えている。各利用側コントローラ63は、マイクロコントローラユニット(MCU)63aと、受信機63bと、送受信機63cとを備えている。各第1利用ユニット120の受信機63bは、伝送線301に接続されている。各第2利用ユニット220の受信機63bは、伝送線302に接続されている。複数の第1利用ユニット120及び複数の第2利用ユニット220の各送受信機63cは、伝送線303に接続されている。
冷房運転では、各利用側熱交換器61が蒸発器として機能することで、空調対象空間CSの空気の温度を低下させる。
暖房運転では、各利用側熱交換器61が凝縮器として機能することで、空調対象空間CSの空気の温度を上昇させる。
(3-1)系統認識のための通信
系統認識を行うときの空気調和システム1の通信について、図2を用いて説明する。ここで説明する系統認識のための通信は、第1冷媒系統100に属している複数の第1利用ユニット120を第1熱源ユニット110が認識し、第2冷媒系統200に属している第2利用ユニット220を第2熱源ユニット210が認識するための通信である。従って、系統認識のための通信が行われる前は、第1熱源ユニット110が複数の第1利用ユニット120が第1冷媒系統100に属していることを認識していない。同様に、系統認識のための通信が行われる前は、第2熱源ユニット210が複数の第2利用ユニット220が第1冷媒系統100に属していることを認識していない。
系統認識が完了すると、第1熱源ユニット110のMCU55aの同一系統リストに、伝送線301に接続されている全ての第1利用ユニット120の通信アドレスが登録される。系統認識が完了すると、第2熱源ユニット210のMCU55aの同一系統リストに、伝送線302に接続されている全ての第2利用ユニット220の通信アドレスが登録される。
(4)全体構成
図3に示されている空気調和システム1は、第2実施形態に係るシステムである。図3に示されている第2実施形態の空気調和システム1は、図1に示されている第1実施形態の空気調和システム1に対して、通信回線400の構成を違えている。また、第2実施形態の空気調和システム1は、第1実施形態の空気調和システム1に対して、通信回線400を使って、通信信号の送受信を行う機器、第1系統確認信号の送受信を行う機器及び第2系統確認信号の送受信を行う機器の構成を違えている。
(5-1)第1熱源ユニット110と第2熱源ユニット210
第2実施形態の第1熱源ユニット110と第2熱源ユニット210がそれぞれ備えている送信機55bと送受信機55cの機能に特徴がある。第1熱源ユニット110の送信機55b及び送受信機55cは、いずれも伝送線401に接続されている。第2熱源ユニット210の送信機55b及び送受信機55cは、いずれも伝送線402に接続されている。第2実施形態の送信機55bが送信する第1系統確認信号及び第2系統確認信号は、低周波信号である。本開示においては、低周波信号は、周波数が10KHz以下の信号と定義する。低周波信号には、直流(周波数が0Hzの信号)も含まれる。第2実施形態の送受信機55cが送信する通信信号は、高周波信号である。本開示においては、高周波信号は、周波数が100KHz以上の信号と定義する。第2実施形態において、第1熱源ユニット110と第2熱源ユニット210が上述のように構成されている場合、フィルタ403は、低周波信号を遮断し、高周波信号を通過させるように構成される。フィルタ403は、第1系統確認信号及び第2系統確認信号の周波数と、通信信号の周波数との間に遮断周波数を持っている。このようなフィルタ403としては、例えば、ハイパスフィルタがある。
第2実施形態の第1利用ユニット120と第2利用ユニット220がそれぞれ備えている受信機63bと送受信機63cの機能に特徴がある。第1利用ユニット120の受信機63b及び送受信機63cは、いずれも伝送線401に接続されている。第2利用ユニット220の受信機63b及び送受信機63cは、いずれも伝送線402に接続されている。第2実施形態の受信機63bが受信する第1系統確認信号及び第2系統確認信号は、低周波信号である。第2実施形態の送受信機63cが送信する通信信号は、高周波信号である。
フィルタ403は、高周波信号を通過させ、低周波信号を遮断する機器である。受動的に、高周波信号を通過させ、低周波信号を遮断するフィルタとしては、例えば、コンデンサ、低周波信号を減衰させる減衰器がある。例えば、高周波信号を通過させ、直流信号を遮断する誘導型カプラもフィルタ403として用いることができる。フィルタ403として使用するフィルタは、能動素子を用いたアクティブフィルタでもよい。また、高周波信号を通過させ、低周波信号を遮断するフィルタとして、例えば、伝送線401,402の低周波信号を検知して、伝送線401,402の接続と非接続を切り替えるスイッチング装置がある。スイッチング装置は、伝送線401,402を低周波信号が伝送するときに、伝送線401,402を非接続とする装置である。スイッチング装置において伝送線401,402の接続と非接続を切り替えるために、例えば、リレーを用いることができる。
(6-1)系統認識のための通信
第2実施形態の系統認識のための通信も第1実施形態の系統認識のための通信と同様に、図2を用いて説明することができる。まず、系統認識のための通信を行うのに、空気調和システム1の電源が投入される(ステップST1)。伝送線401,402に接続されている複数の熱源側コントローラ55及び複数の利用側コントローラ63が、ネットワークを確立する(ステップST2)。ネットワークを確立した後、第1熱源ユニット110、複数の第1利用ユニット120、第2熱源ユニット210及び複数の第2利用ユニット220は、それぞれ、通信アドレスを取得する(ステップST3)。
第2実施形態による系統認識後の通信は、通信回線400を用いるとともに高周波信号である通信信号を用いる点が、第1実施形態による系統認識後の通信と異なる。しかし、その他の点については、第2実施形態による系統認識後の通信が第1実施形態による系統認識後の通信と同様に行えるので、第2実施形態による系統認識後の通信の説明を省略する。
(7)全体構成
図4に示されている空気調和システム1は、第3実施形態に係るシステムである。空気調和システム1は、第1冷媒系統100と第2冷媒系統200を有している。第1冷媒系統100の中では、第1冷媒が循環している。第2冷媒系統200の中では、第2冷媒が循環している。第1冷媒が第2冷媒系統200には流れず、第2冷媒が第1冷媒系統100には流れないように、空気調和システム1が構成されている。
(8-1)第1冷媒系統100、第2冷媒系統200
第1冷媒系統100は、第1冷媒を循環させるための冷媒管141,142,143に接続されている第1熱源ユニット110と、1台の第1利用ユニット120と、第1中間ユニット150とを含んで構成されている。また、第1冷媒系統100は、第1中間ユニット150と冷媒管144,145で接続されている複数の第1利用ユニット120も含んで構成されている。冷媒管141,142,143,144,145の中を第1冷媒が流れている。
第1熱源ユニット110と第2熱源ユニット210は、それぞれ、圧縮機と、四方弁と、熱交換器と、膨張弁と、熱源側コントローラとを備えて構成されるが、ここでは、これらの機器の図示を省く。第1熱源ユニット110は、冷媒管143に流れるガス状の第1冷媒を吸入して、冷媒管141に流れる低温且つ液体状の第1冷媒及び、冷媒管142に流れる高温且つガス状の第1冷媒を供給する。第2熱源ユニット210は、冷媒管243に流れるガス状の第2冷媒を吸入して、冷媒管241に流れる低温且つ液体状の第2冷媒及び、冷媒管242に流れる高温且つガス状の第2冷媒を供給する。第1熱源ユニット110と第2熱源ユニット210が備える熱源側コントローラは、第2実施形態と同様のものを用いることができる。
各第1利用ユニット120と各第2利用ユニット220は、それぞれ、熱交換器と、膨張弁と利用側コントローラとを備えているが、ここでは、これらの機器の図示を省く。各第1利用ユニット120は、低温の第1冷媒を使って冷房を行い、あるいは高温の第1冷媒を使って暖房を行う。各第2利用ユニット220は、低温の第2冷媒を使って冷房を行い、あるいは高温の第2冷媒を使って暖房を行う。
第1中間ユニット150は、第1中間ユニット150に接続されている複数の第1利用ユニット120に流す第1冷媒の流れを切り換えるなど、複数の第1利用ユニット120に流す第1冷媒を調整する機器である。第2中間ユニット250は、第2中間ユニット250に接続されている複数の第2利用ユニット220に流す第2冷媒の流れを切り換えるなど、複数の第2利用ユニット220に流す第2冷媒を調整する機器である。第1中間ユニット150及び第2中間ユニット250は、それぞれ、中間コントローラ70を備えている。
第3実施形態において、第1冷媒系統100及び第2冷媒系統200の系統認識を行うときの空気調和システム1の通信は、第1中間ユニット150と第2中間ユニット250とを除き、第2実施形態と同様に行われる。第1中間ユニット150は、受信機70bを、第1利用ユニット120の受信機63bと同様に用いることができる。第1中間ユニット150は、受信機70bを用いることで、第1利用ユニット120と同様に、第1熱源ユニット110によって第1冷媒系統100に属する機器であることを認識させることができる。このとき、第1層認識用機器である第1熱源ユニット110の熱源側コントローラ55は、中間認識用機器である第1中間ユニット150の中間コントローラ70を認識する。第2中間ユニット250は、受信機70bを、第2利用ユニット220の受信機63bと同様に用いることができる。第2中間ユニット250は、受信機70bを用いることで、第2利用ユニット220と同様に、第2熱源ユニット210によって第2冷媒系統200に属する機器であることを認識させることができる。このとき、第1層認識用機器である第2熱源ユニット210の熱源側コントローラ55は、中間認識用機器である第2中間ユニット250の中間コントローラ70を認識する。
(10-1)変形例1A,2A,3A
上記第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態では、第1系統確認信号と第2系統確認信号の送信と受信に、送信機55b,70dと受信機63b,70bを用いる場合について説明したが、送信機55b,70dと受信機63b,70bの代わりに送受信機を用いることができる。
第1実施形態及び第2実施形態では、第1熱源ユニット110と第2熱源ユニット210の熱源側コントローラ55が、それぞれ、第1冷媒系統100に属する第1機器を認識し、第2冷媒系統200に属する第2機器を認識する場合について説明した。また、第3実施形態では、熱源側コントローラ55と中間コントローラ70が、第1冷媒系統100に属する第1機器を認識し、第2冷媒系統200に属する第2機器を認識する場合について説明した。しかし、第1冷媒系統100に属する第1機器を認識し、第2冷媒系統200に属する第2機器を認識する認識用機器は、熱源側コントローラ55と中間コントローラ70には限られない。
上記第3実施形態では、第1系統確認信号がフィルタ506を通過し、第2系統確認信号がフィルタ507を通過する構成とする場合を例に挙げて説明した。しかし、空気調和システム1は、第1系統確認信号がフィルタ506で遮断され、第2系統確認信号がフィルタ507で遮断される構成にすることもできる。その場合には、例えば、第1中間ユニット150が、伝送線502に接続されている複数の第1利用ユニット120の通信アドレスを収集して、収集した通信アドレスを第1冷媒系統100に属する機器の通信アドレスとして第1熱源ユニット110に送信するように構成すればよい。同様に、第2中間ユニット250が、伝送線504に接続されている複数の第2利用ユニット220の通信アドレスを収集して、収集した通信アドレスを第2冷媒系統200に属する機器の通信アドレスとして第2熱源ユニット210に送信するように構成すればよい。
(11-1)
上述の空気調和システム1は、第1系統確認信号を使って、第1機器である第1熱源ユニット110及び複数の第1利用ユニット120、あるいは第1熱源ユニット110、複数の第1利用ユニット120、第1中間ユニット150を第1冷媒系統100に属すると認識することができる。空気調和システム1は、第2系統確認信号を使って、第2機器である第2熱源ユニット210及び複数の第2利用ユニット220、あるいは第2熱源ユニット210、複数の第2利用ユニット220及び第2中間ユニット250を第2冷媒系統200に属すると認識することができる。さらに、空気調和システム1は、第1冷媒系統100と第2冷媒系統200の両方で使用する情報も、通信回線300,400または500で、通信信号を使って、第1熱源ユニット110、複数の第1利用ユニット120及び第1中間ユニット150並びに、第2熱源ユニット210、複数の第2利用ユニット220及び第2中間ユニット250の全体で送受信できる。
第2実施形態の空気調和システム1では、通信回線400は、通信信号を通過させ、第1系統確認信号及び第2系統確認信号を遮断するフィルタ403を、第1熱源ユニット110及び複数の第1利用ユニット120と第2熱源ユニット210及び複数の第2利用ユニット220との間に配置して敷設されている。第3実施形態の空気調和システム1では、通信回線500は、通信信号を通過させ、第1系統確認信号及び第2系統確認信号を遮断するフィルタ505を、第1熱源ユニット110、複数の第1利用ユニット120及び第1中間ユニット150と、第2熱源ユニット210、複数の第2利用ユニット220及び第2中間ユニット250との間に配置して敷設されている。その結果、空気調和システム1の通信回線400,500は、通信可能な範囲を通信信号と第1系統確認信号と第2系統確認信号について異ならせる敷設を、フィルタ403,505を使って簡単に実現することができる。
上述の空気調和システム1では、通信回線400,500にハイパスフィルタを用いると、通信可能な範囲を通信信号と第1系統確認信号と第2系統確認信号について異ならせる通信回線400,500の敷設を簡単に実現することができる。
第1実施形態、第2実施形態または第3実施形態の空気調和システム1では、第1熱源ユニット110の熱源側コントローラ55は、第1系統確認信号を使って通信できる機器を複数の第1機器として認識する認識用機器として機能している。第1熱源ユニット110の熱源側コントローラ55が、複数の第1利用ユニット120または、複数の第1利用ユニット120及び第1中間ユニット150が第1冷媒系統100に属する機器として第1熱源ユニット110に認識させる。その結果、第1冷媒系統100の第1冷媒に係わる動作を、第1熱源ユニット110が、複数の第1利用ユニット120または、複数の第1利用ユニット120及び第1中間ユニット150と協働して行ない易くなる。
第3実施形態の空気調和システム1では、第1熱源ユニット110の熱源側コントローラ550は、複数の第1機器の中から第1層グループに属する機器と中間認識用機器とを認識する第1層認識用機器として機能している。そして、中間認識用機器である第1中間ユニット150の中間コントローラ70により、伝送線502に接続している複数の第1利用ユニット120が、第1層グループに属さず且つ第2層グループの複数の第1機器として認識される。そして、これら中間認識用機器が、伝送線502に接続している複数の第1利用ユニット120を、第1層グループに属さず且つ第2層グループの複数の第1機器として、第1熱源ユニット110に認識させる。その結果、第1冷媒系統100の第2層グループの第1冷媒に係わる動作を、第1熱源ユニット110、第1中間ユニット150、及び第1中間ユニット150に接続している複数の第1利用ユニット120が、協働して行ない易くなる。
第2実施形態では、伝送線401が、通信信号及び第1系統確認信号について共通化されている信号線である。第3実施形態では、伝送線501,502が、通信信号及び第1系統確認信号について共通化されている信号線である。信号線が共通化されることで、通信回線400,500の敷設が簡素化される。
55 熱源側コントローラ (認識用機器、第1層認識用機器の例)
63 利用側コントローラ
70 中間コントローラ (認識用機器、中間認識用機器の例)
100 第1冷媒系統
110 第1熱源ユニット (第1機器の例)
120 第1利用ユニット (第1機器の例)
150 第1中間ユニット (第1機器の例)
200 第2冷媒系統
210 第2熱源ユニット (第2機器の例)
220 第2利用ユニット (第2機器の例)
250 第2中間ユニット (第2機器の例)
300,400,500 通信回線
403,505 フィルタ
506,507 フィルタ
Claims (5)
- 第1冷媒系統(100)の中で第1冷媒が循環し、第2冷媒系統(200)の中で第2冷媒が循環し、前記第1冷媒が前記第2冷媒系統に流れず且つ前記第2冷媒が前記第1冷媒系統に流れないように構成され、前記第1冷媒及び前記第2冷媒を使って空気調和を行う空気調和システム(1)であって、
前記第1冷媒系統の前記第1冷媒が流れる複数の第1機器(110,120,150)と、
前記第2冷媒系統の前記第2冷媒が流れる複数の第2機器(210,220,250)と、
前記複数の第1機器及び前記複数の第2機器を繋ぐ通信回線(300,400,500)と、
を備え、
前記通信回線は、通信信号によって前記複数の第1機器及び前記複数の第2機器の間で通信でき、第1系統確認信号によって前記複数の第1機器の間で通信でき且つ前記複数の第1機器と前記複数の第2機器の間では通信できず、第2系統確認信号によって前記複数の第2機器の間で通信でき且つ前記複数の第1機器と前記複数の第2機器の間では通信できないように敷設され、
前記通信回線は、前記通信信号を通過させ、前記第1系統確認信号及び前記第2系統確認信号を遮断するフィルタ(403,505)を前記複数の第1機器と前記複数の第2機器との間に配置して敷設されている、空気調和システム(1)。 - 前記通信信号は、高周波信号であり、
前記第1系統確認信号及び前記第2系統確認信号は、低周波信号であり、
前記フィルタは、高周波信号を通過させ、低周波信号を遮断するハイパスフィルタである、
請求項1に記載の空気調和システム(1)。 - 第1冷媒系統(100)の中で第1冷媒が循環し、第2冷媒系統(200)の中で第2冷媒が循環し、前記第1冷媒が前記第2冷媒系統に流れず且つ前記第2冷媒が前記第1冷媒系統に流れないように構成され、前記第1冷媒及び前記第2冷媒を使って空気調和を行う空気調和システム(1)であって、
前記第1冷媒系統の前記第1冷媒が流れる複数の第1機器(110,120,150)と、
前記第2冷媒系統の前記第2冷媒が流れる複数の第2機器(210,220,250)と、
前記複数の第1機器及び前記複数の第2機器を繋ぐ通信回線(300,400,500)と、
を備え、
前記通信回線は、通信信号によって前記複数の第1機器及び前記複数の第2機器の間で通信でき、第1系統確認信号によって前記複数の第1機器の間で通信でき且つ前記複数の第1機器と前記複数の第2機器の間では通信できず、第2系統確認信号によって前記複数の第2機器の間で通信でき且つ前記複数の第1機器と前記複数の第2機器の間では通信できないように敷設され、
前記複数の第1機器は、前記第1系統確認信号を使って通信できる機器を前記複数の第1機器として認識する認識用機器(55,70)を含む、空気調和システム(1)。 - 前記認識用機器は、第1層認識用機器(55)と中間認識用機器(70)とを含み、
前記第1層認識用機器は、前記複数の第1機器の中から第1層グループに属する機器と前記中間認識用機器とを認識し、
前記中間認識用機器は、前記複数の第1機器の中から前記第1層グループに属さず且つ第2層グループに属する機器を認識する、
請求項3に記載の空気調和システム(1)。 - 前記通信回線は、前記通信信号及び前記第1系統確認信号を伝送する共通の信号線を有する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の空気調和システム(1)。
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