JP7255800B2 - 牽引具 - Google Patents

牽引具 Download PDF

Info

Publication number
JP7255800B2
JP7255800B2 JP2019061741A JP2019061741A JP7255800B2 JP 7255800 B2 JP7255800 B2 JP 7255800B2 JP 2019061741 A JP2019061741 A JP 2019061741A JP 2019061741 A JP2019061741 A JP 2019061741A JP 7255800 B2 JP7255800 B2 JP 7255800B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
weight
fire
pipeline
traction tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019061741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020162369A (ja
Inventor
和希 鬼頭
正浩 吉本
貴幸 戸矢
寛之 高鳥
正樹 椙島
晃 陶山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electric Power Co Inc
Estech Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Estech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Estech Corp filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP2019061741A priority Critical patent/JP7255800B2/ja
Publication of JP2020162369A publication Critical patent/JP2020162369A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7255800B2 publication Critical patent/JP7255800B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)

Description

本発明は、ケーブルが敷設された管路の中にチューブまたはラインを引き込む牽引具に関する。
河川などに架け渡された橋梁の下には、例えば数100mの長距離にわたって管路が設置されている。管路は、例えばFRP(Fiber-Reinforced Plastics)などの樹脂からなり、その内部には、高電圧の電線などのOF(Oil Filled)ケーブルが敷設されている。
このような管路では、OFケーブルが漏電などにより発火すると、樹脂である管路自体が燃えてしまい、管路の外部にまで炎が拡散し、火災が発生する事態があり得る。したがって、このような事態を想定し、ケーブルが敷設された管路内には何らかの防災対策を施す必要がある。
特許文献1には、管路内を自動走行する自動走行ロボットが開示されている。詳細には、特許文献1の自動走行ロボットは、弾力性を有する複数本の毛状体が傾斜配置されていて、この毛状体が振動で撓み、それが復元する際に所定方向への推進力を発生させる推進力発生部と、推進力発生部を振動させる振動部を具備したロボット本体とを備え、毛状体を推進力として自動走行する。特許文献1によれば、上記構成によって装置の推進力の伝達手段として弾力性を有する毛状体を利用することで、複雑な形状の管路内や狭隘な場所でも自由に走行することができるとしている。
特開2005-238339号公報
本発明者らは、防災対策として、管路とケーブルとの間の隙間に、消火剤を圧入可能な消火チューブを管路の全域にわたって引き込むという着想を得た。このようにすれば、OFケーブルが発火する事態において、発火部位の熱により消火チューブが破れて、消火剤が発火部位に噴射されることで消火が可能となる。
この防災対策を実現するために、特許文献1に記載の自動走行ロボットを適用して、管路の中に消火チューブを引き込むことが考えられる。しかしながら、単に特許文献1の自動走行ロボットを適用しただけであると、自動走行ロボットに左右方向のぶれが生じ、進行に時間がかかったり、場合によっては逆走してしまうなど、十分な直進性が得られないことがわかった。このため、特許文献1の技術には更なる改善の余地がある。
本発明は、このような課題に鑑み、左右方向のぶれを抑制して直進性を高めることができ、消火チューブを管路に効率的に引き込むことが可能な牽引具を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる牽引具の代表的な構成は、ケーブルが敷設された管路の中にチューブまたはラインを引き込む牽引具であって、電池が内蔵された本体と、本体に内蔵された振動モータと、本体の外周に多数植え付けられた毛状体と、本体の先端に遊嵌された錘と、本体に取り付けられチューブまたはラインのメッセンジャーワイヤーを引っかけるフックとを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、本体の先端に錘が遊嵌されていることにより、牽引具における左右方向のぶれを好適に抑制することができ、牽引具の直進性が向上する。したがって、牽引具の走行速度が速まるため、チューブまたはラインのメッセンジャーワイヤー、ひいては例えば消火チューブを管路に効率的に引き込むことが可能となる。
上記錘は本体に対して偏心しているとよい。偏心して取り付けられた錘が下がることにより、牽引具の左右の転がりが抑制される。したがって、牽引具の直進性を更に高めることができ、上述した効果を顕著に向上させることが可能となる。
本発明によれば、左右方向のぶれを抑制して直進性を高めることができ、消火チューブを管路に効率的に引き込むことが可能な牽引具を提供することができる。
本実施形態における牽引具を適用する管路を示す図である。 本実施形態における牽引具を説明する図である。 管路内を移動する牽引具の状態を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態における牽引具を適用する管路を示す図である。図1(a)は、橋梁100の下に設置された管路102を示す図である。図1(b)は、図1(a)の管路102のA-A断面図である。なお図1(b)に示すように、橋梁100の下には複数本の管路102が設置されているが、図1(a)では1本の管路102を代表的に示している。
図1(a)に示す橋梁100の下には、例えば数100mの長距離にわたって管路102が設置されている。管路102は、FRPなどの樹脂からなり、その内部には高電圧の電線(OFケーブル104)などが敷設されている。このような管路は、橋梁100の下ばかりでなく、地中に設置されている場合もある。このような管路102では、OFケーブル104が漏電などにより発火した場合、樹脂である管路102自体が燃えてしまい、管路102の外部にまで炎が拡散し、ついには火災が発生する事態があり得る。
そこで本実施形態では、牽引具200(図2参照)を用いて、管路102の中に図1(a)に破線で示す消火チューブ110を引き込む、という防災対策を採用した。ここで管路102の中とは、図1(b)に示す管路102とOFケーブル104との隙間112であり、その形状は、管路102およびOFケーブル104の断面形状がほぼ円形であるため、三日月形状となっている。
消火チューブ110は、マンホール114、116の間に位置する管路102の中に引き込まれる。また消火チューブ110の両端は、マンホール114、116内に配置された消火ポンプ118、120に接続される。消火ポンプ118、120から消火チューブ110に消化剤が圧力をかけて供給されている。このようにすれば、OFケーブル104が発火する事態において、発火部位の熱により消火チューブ110が破れることにより、消火剤が発火部位に噴射されて、消火が可能となる。
図2は、本実施形態における牽引具200を説明する図である。図2(a)は、牽引具200の外観斜視図である。図2(b)は、牽引具200の内部の模式図である。図2に示す牽引具200は、OFケーブル104が敷設された管路102の中、すなわち隙間112に、消火チューブ110を引き込む際に用いられる。なお、本実施形態では消火チューブ110に先がけてメッセンジャーワイヤー110aを引き込む場合を例示するが、これに限定するものではなく、他のチューブやラインを管路102に引き込む場合においても本実施形態の牽引具200を用いることが可能である。
図2(a)に示すように、牽引具200の本体210は筒状の部材であり、牽引具200の内部には、図2(b)に示すように電池220と、振動モータ230が内蔵されている。振動モータ230はいわゆるバイブレーターであって、モーター軸に偏心した錘230aが取り付けられていて、電池220から電力が供給されて錘230aを回転させることにより振動する。
図2(a)および(b)に示すように、本体210の外周には、毛状体212が多数植え付けられている。毛状体212は弾力性を有する樹脂製の線材であり、身近なもので例えればヘアブラシの毛に似ている。また本体210は、先端に錘240が遊嵌されている。遊嵌とは、脱落しないように取り付けられているものの、固定はされておらず、揺れ動くことができるように嵌められている状態である。錘の支持体242は、本体210の本体の中心Cから傾斜するように取り付けられている。すなわち錘240は、本体210に対して偏心している。本体210の後端近傍には、メッセンジャーワイヤー110a(紐)を引っかけるフック214が設けられている。
図3は、管路102内を移動する牽引具200の状態を示す図である。図3(a)は管路102の内部を前方から見た状態を示す模式図であり、図3(b)は管路102の内部を上方から見た状態を示す模式図である。図3(a)に示すように、牽引具200は、かかる管路102とOFケーブル104との隙間112を走行する。
詳細には、牽引具200では、電池220から電力が供給されることにより振動モータ230が振動し、その振動が本体210を通じて毛状体212に伝達される。これにより、毛状体212が管路102の内面と接触し、屈曲と伸長を繰り返すことで反発力が生じる。毛状体212が後方に向かって斜めに植え付けられていることから、その反発力が後方に向かうベクトルを含むことになり、牽引具200の推進力となる。その結果、牽引具200が管路102の隙間112を前方に向かって走行する。
このとき、上述したように本体210の先端に錘240が遊嵌されていることにより、振動時の本体210の左右方向のぶれが錘240によって吸収される。詳しくは、本体210が左または右に移動しようとしたとき、錘240は慣性により以前の位置に留まっている。そして錘240の遊びがなくなるとき、本体210の横方向の移動は抑制される。本体210の左右の移動方向は不規則に変化するが、錘240はその動きをわずかに遅れながら常に抑制するように機能する。
これにより、従来の自動走行する装置に比して、牽引具200における左右方向のぶれを好適に抑制することができる。したがって、牽引具200の直進性が高まり、ひいては牽引具200の走行速度が速まる。このため、メッセンジャーワイヤー110aを管路102内に迅速に張り渡すことができる。そして、メッセンジャーワイヤー110aに消火チューブ110を結び付けて、メッセンジャーワイヤー110aを回収することにより、管路102の中に消火チューブ110を好適に引き込むことが可能となる。
特に本実施形態では、錘240が、本体210に対して偏心している。偏心して取り付けられた錘が下がることにより、牽引具200の左右の転がりが抑制されるため、牽引具200の直進性を更に高めることができ、上述した効果を顕著に向上させることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、ケーブルが敷設された管路の中にチューブまたはラインを引き込む牽引具として利用することができる。
100…橋梁、102…管路、104…OFケーブル、110…消火チューブ、110a…メッセンジャーワイヤー、112…隙間、114…マンホール、116…マンホール、118…消火ポンプ、120…消火ポンプ、200…牽引具、210…本体、212…毛状体、214…フック、220…電池、230…振動モータ、230a…振動モータの錘、240…錘、242…錘の支持体

Claims (2)

  1. ケーブルが敷設された管路の中にチューブまたはラインを引き込む牽引具であって、
    電池が内蔵された本体と、
    前記本体に内蔵され前記電池から供給された電力によって振動する振動モータと、
    前記本体の外周に後方に向かって斜めに多数植え付けられ、前記振動モータの振動によって屈曲と伸長を繰り返して生じさせた反発力を前方に向かう推進力とする毛状体と、
    前記本体の先端に揺れ動くことができるように遊嵌された錘と、
    前記本体に取り付けられ前記チューブまたは前記ラインのメッセンジャーワイヤーを引っかけるフックとを備えることを特徴とする牽引具。
  2. 前記本体の先端と前記錘とを連結し該錘を揺動可能に支持する支持体を備え、
    前記支持体が前記本体の中心から傾斜するように該本体に取り付けられていることにより、前記錘は前記本体に対して偏心していることを特徴とする請求項1に記載の牽引具。
JP2019061741A 2019-03-27 2019-03-27 牽引具 Active JP7255800B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019061741A JP7255800B2 (ja) 2019-03-27 2019-03-27 牽引具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019061741A JP7255800B2 (ja) 2019-03-27 2019-03-27 牽引具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020162369A JP2020162369A (ja) 2020-10-01
JP7255800B2 true JP7255800B2 (ja) 2023-04-11

Family

ID=72640217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019061741A Active JP7255800B2 (ja) 2019-03-27 2019-03-27 牽引具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7255800B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002067936A (ja) 2000-08-24 2002-03-08 Kowa Kk 管内移動装置
JP2005238339A (ja) 2004-02-24 2005-09-08 Chugoku Electric Power Co Inc:The 毛状体を推進力とする自動走行ロボット
JP2008114163A (ja) 2006-11-06 2008-05-22 Rikio Hikichi 管内清掃ロボット

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3041069B2 (ja) * 1991-03-28 2000-05-15 株式会社東芝 位置保持装置
JPH05319259A (ja) * 1992-05-23 1993-12-03 Yaskawa Electric Corp 管内走行ロボット

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002067936A (ja) 2000-08-24 2002-03-08 Kowa Kk 管内移動装置
JP2005238339A (ja) 2004-02-24 2005-09-08 Chugoku Electric Power Co Inc:The 毛状体を推進力とする自動走行ロボット
JP2008114163A (ja) 2006-11-06 2008-05-22 Rikio Hikichi 管内清掃ロボット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020162369A (ja) 2020-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7255800B2 (ja) 牽引具
US2996315A (en) Protective conduit support
JP2009545286A (ja) 管路にワイヤを設置するための装置
JP6190744B2 (ja) コンクリート締固め装置及びコンクリート締固め方法
JP5993697B2 (ja) 伸縮風管を備えた換気装置
JP2019161683A (ja) 牽引具および牽引方法
JP2019173887A (ja) ホース反転装置、ホース反転工法およびこれに用いられるホース
JP7231385B2 (ja) 牽引具
KR101347166B1 (ko) 수중 운동체 지지장치
JP7296570B2 (ja) 牽引具および牽引方法
CN204198271U (zh) 龙门吊电缆过桥装置
US1827239A (en) Pressure-operated device for leading wires through conduits
JP2001004886A (ja) 光ファイバケーブルの気送布設方法及び光ファイバケーブルの気送布設用連結装置
CN116014635B (zh) 一种预埋管路布线装置及使用方法
CN104326362A (zh) 龙门吊电缆过桥装置
JP2005287102A (ja) 線材・円筒状部材用自動走行ロボット
JP2001136622A (ja) 気送布設用布設装置
CN112850456B (zh) 一种市政管道起吊用固定装置
CN116336395B (zh) 一种混凝土喷浆管道用堵塞多级预警装置
JPH11141736A (ja) 管の更新装置
JPH0230768Y2 (ja)
IT201900019277A1 (it) Metodo e sistema per il rivestimento di condotte
KR101027658B1 (ko) 배관용 선통 장치
JP2001136623A (ja) ケーブル布設装置
JPH0240110Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210217

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7255800

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150