JP2008114163A - 管内清掃ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】小径円管の清掃が可能な、簡素且つ小型の管内清掃ロボットを提供する。
【解決手段】前部に配設される第1マシン部2と、後部に配設される第2マシン部3と、第1マシン部2及び第2マシン部3を連結する弾性体の連結体4とを備えた管内清掃ロボット1であって、第1マシン部2は、第1振動モータ11と、第1振動モータ11を収納する第1モータハウジング12と、第1モータハウジング12の外周部に第1スペーサ13を介して装着される第1ベアリング14と、第1ベアリング14の外周部に装着される第1外周体15と、第1外周体15の外周部に後方斜め放射方向に傾斜して植設された複数の斜毛から成り、複数の斜毛が所定の傾き角で螺旋状に配設された第1斜毛列16とを備え、第2マシン部3は、第1マシン部2と同構成であって、前後逆向きに配設される。
【選択図】図3

Description

本発明は、小径円管の清掃が可能な、簡素且つ小型の管内清掃ロボットに関する。
管内清掃ロボットはこれまで清掃部および移動部としての機能が分離しており、清掃部としては、例えば、ジェット水噴射を用いたもの(特許文献1参照)やブラシを用いたもの(特許文献2参照)がある。これらは移動部として主に車輪を用いているが、弾性体を用いたものもある(特許文献3参照)。弾性体の一つに斜毛があげられる。斜毛の振動によって円管壁との摩擦力によりロボット本体は毛の傾いている向きとは反対方向に進行する。斜毛を振動させるための励起機構のアクチュエータとしては、電磁石(特許文献4参照)や圧電素子(特許文献5参照)、およびそれらを同時に取り入れたもの(特許文献6参照)等が知られている。
特開平7−136607号公報 特開平7−90921号公報 特開平5−319259号公報 特開平5−193536号公報 特開平8−117686号公報 特開平9−74773号公報
然しながら、一般家庭の水道管、ガス管、排水管等は内径が50mm前後のものが多く、前述した従来の管内清掃ロボットはそれ自体の大きさが100mmを超えるため小径円管内での作業は不可能である。小径円管内でも作業が可能なロボットを検討するには、前記管内清掃ロボットのメカニズムを簡略化する必要がある。更に、清掃が目的の場合は清掃部と移動部とを完全に切り離すことなく併用するメカニズムを検討した方が小型化に有効となる。又、アクチュエータの一つである圧電素子は変位量が微小なため走行速度の向上に限界がある。
又、これまで斜毛を用いた小型ロボットは、一方向しか移動制御ができないものであり、逆方向への移動を可能にする場合は、その機能を満足させるための装置を付加することになるのでロボット本体が大型化し、小径円管への対応が困難であった。
更に、これまでの管内清掃ロボットは、清掃作業にブラシを用いたり、高圧ジェット水を用いたりして管壁に対しランダムに作業を行うため、未清掃領域が残る可能性があった。
以上の現状に鑑み、本発明は、小径円管の清掃が可能な、簡素且つ小型の管内清掃ロボットを提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明は以下の構成を提供する。
請求項1に係る発明は、前部に設けられる第1振動モータと、前記第1振動モータを収納する第1モータハウジングと、前記第1モータハウジングの外周部に第1スペーサを介して装着される第1ベアリングと、前記第1ベアリングの外周部に装着される第1外周体と、前記第1外周体の外周部に後方斜め放射方向に傾斜して植設された複数の斜毛から成り、前記複数の斜毛が所定の傾き角で螺旋状に配設された第1斜毛列と、後部に設けられる第2振動モータと、前記第2振動モータを収納する第2モータハウジングと、前記第2モータハウジングの外周部に第2スペーサを介して装着される第2ベアリングと、前記第2ベアリングの外周部に装着される第2外周体と、前記第2外周体の外周部に前方斜め放射方向に傾斜して植設された複数の斜毛から成り、前記複数の斜毛が所定の傾き角で螺旋状に配設された第2斜毛列と、前記第1モータハウジングの後端と前記第2モータハウジングの前端とを連結する弾性体の連結体とを備えた管内清掃ロボットであって、前記管内清掃ロボットは、前記第1斜毛列と第2斜毛列とが円管内壁全周に接触するように円管内に挿入した時、前記第1振動モータの振動によって、前記第1外周体が回転しながら前進し、前記第2振動モータの振動によって、第2外周体が回転しながら後退し、前記第1斜毛列又は第2斜毛列の回転移動により円管内の清掃を行なうように構成されたことを特徴とする管内清掃ロボットを提供するものである。
請求項2に係る発明は、前記第1スペーサは、2分割円筒体状に形成され、前記第1振動モータに連結される第1リード線が、前記2分割円筒体の分割部によって形成される第1溝部内に配設されると共に、前記第1モータハウジングに固着され、同様に、前記第2スペーサも、2分割円筒体状に形成され、前記第2振動モータに連結される第2リード線が、前記2分割円筒体の分割部によって形成される第2溝部内に配設されると共に、前記第2モータハウジングに固着されることを特徴とする請求項1記載の管内清掃ロボットを提供するものである。
請求項3に係る発明は、前記第1斜毛列又は前記第2斜毛列の傾き角を変化させて、前記第1外周部又は前記第2外周部の回転ピッチを変化させることを特徴とする請求項1又は2記載の管内清掃ロボットを提供するものである。
請求項4に係る発明は、前記第1振動モータ又は第2振動モータへ加える電圧を変化させて、前記第1外周部、又は、前記第2外周部の回転速度を変化させることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一に記載の管内清掃ロボットを提供するものである。
本発明の請求項1記載の発明によれば、次のような効果が期待できる。
1.小径円管の清掃が可能な、簡素且つ小型の管内清掃ロボットを提供することができる。
2.斜毛による走行メカニズムのため、走行と同時に円管内壁の清掃も同時に行なうことができる。
3.斜毛に振動を与える手段として電磁石や圧電素子を用いず、市販の振動モータを使用できるため構造の簡略化が可能である。
4.一般家庭で使用される水道管、ガス管、排水管等の小径の円管にも適応できる。
5.前進用のマシンと後退用のマシンが連結体で接続されており、振動モータの電源入力スイッチを切り替えることでロボット本体の進行方向を前進又は後退に任意に切り替えることが可能である。
6.同型の2体のマシンが連結体で連結されているため、前方のマシンの移動に伴い後方のマシンも連結体を介して移動し、前方のマシンで未清掃領域が残った場合に於いても、後方のマシンによって確実な清掃が可能である。
7.同型の2体のマシンが弾性体連結体で連結されているため、管継ぎ手やベンドも走行可能である。
8.斜毛だけが円管内壁に弾性変形接触しながら移動するので、管継ぎ手の段差や円管内壁に多少の凹凸があっても斜毛のたわみで通過することができる。
9.斜毛による走行メカニズムであり、斜毛と円管内壁との間に発生する摩擦力が大きく、十分な押接力が発生するため、水平方向のみならず鉛直方向にも移動および静止が可能である。
請求項2記載の発明によれば、前記第1スペーサは、2分割円筒体状に形成され、前記第1振動モータに連結される第1リード線が、前記2分割円筒体の分割部によって形成される第1溝部内に配設されると共に、前記第1モータハウジングに固着され、同様に、前記第2スペーサも、2分割円筒体状に形成され、前記第2振動モータに連結される第2リード線が、前記2分割円筒体の分割部によって形成される第2溝部内に配設されると共に、前記第2モータハウジングに固着されるので、請求項1記載の発明の効果に加え、リード線がベアリングの内側に設けられるスペーサの溝部に配設され、且つ、モータハウジングに固着されるので、リード線は、確実に固定され、且つ、捩れたり、絡んだりする虞がない。
請求項3記載の発明によれば、前記第1斜毛列又は前記第2斜毛列の傾き角を変化させて、前記第1外周部又は前記第2外周部の回転ピッチを変化させるので、請求項1又は2記載の発明の効果に加え、斜毛列の傾き角を変えることにより、回転ピッチを任意に設定でき、それによって、任意に速度調節、推進力の調節ができる。
請求項4記載の発明によれば、前記第1振動モータ又は第2振動モータへ加える電圧を変化させて、前記第1外周部、又は、前記第2外周部の回転速度を変化させるので、請求項1乃至3のうちいずれか一に記載の発明の効果に加え、電圧制御により管内清掃ロボットの速度調節が可能である。
以下、実施例を示した図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
図1に於いて、1は、円管内を自動走行し、走行時に清掃も行なう本発明の管内清掃ロボットであり、管内清掃ロボット1は、前部に配設される第1マシン部2と、第1マシン部2と同構成であって、前後逆向きに後部に配設される第2マシン部3と、第1マシン部2及び第2マシン部3を連結する弾性体チューブ状の連結体4とを備えている。
図2及び図3に示すように、前記第1マシン部2は、第1振動モータ11と、第1振動モータ11を収納する第1モータハウジング12と、第1モータハウジング12の外周部に第1スペーサ13を介して装着される第1ベアリング14と、第1ベアリング14の外周部に装着される円筒体状又は2分割された円筒体状の第1外周体15と、第1外周体15の外周部に後方斜め放射方向に傾斜して植設された複数の斜毛(図3参照)から成り、複数の斜毛が所定の傾き角で螺旋状に配設された第1斜毛列16とを備えている。
又、前記第2マシン部3は、第2振動モータ21と、第2振動モータ21を収納する第2モータハウジング22と、第2モータハウジング22の外周部に第2スペーサ23を介して装着される第2ベアリング24と、第2ベアリング24の外周部に装着される円筒体状又は2分割された円筒体状の第2外周体25と、第2外周体25の外周部に前方斜め放射方向に傾斜して植設された複数の斜毛(図3参照)から成り、複数の斜毛が所定の傾き角で螺旋状に配設された第2斜毛列26とを備えている。
尚、前記第1モータハウジング12、第1スペーサ13、第1外周体15、前記第2モータハウジング22、第2スペーサ23、第2外周体25は、例えば、アルミニウム合金製とし、前記第1斜毛列16及び第2斜毛列26の斜毛は、例えば、ナイロンもしくはポリプロピレン製とする。
そして、前記弾性体の連結体4は、第1モータハウジング12の後端と第2モータハウジング22の前端とを連結するように構成されている。
尚、前記連結体4は、材質が過軟質の場合、第1マシン部2と第2マシン部3と間に捩れが発生するので、捩れが生じない程度の硬度を有する弾性体を採用する。
更に、連結体4の長さは、ベント曲がり管でも柔軟に走行できるように、走行対象のベント曲り管の曲率半径を考慮して決定する。
図3及び図4に示すように、前記第1スペーサ13は、2分割円筒体状に形成され、第1振動モータ11に連結される第1リード線31が、前記2分割円筒体の分割部によって形成される第1溝部32(図1参照)内に配設されると共に、第1モータハウジング12に固着され、同様に、前記第2スペーサ23も、2分割円筒体状に形成され、第2振動モータ21に連結される第2リード線33が、前記2分割円筒体の分割部によって形成される第2溝部34内に配設されると共に、第2モータハウジング22に固着される。そして、第1リード線31は、第1マシン部2の第1振動モータ11から第1スペーサ13の第1溝部32(図1参照)を通り、連結体4の内部を通過し、第2マシン部3の第2振動モータ21の第2リード線33と共に、第2スペーサ23の第2溝部34から管内清掃ロボット1の後方に配置される直流電源装置(図示せず)に接続される。
而して、図3に示すように、前記管内清掃ロボット1を、第1斜毛列16と第2斜毛列26とが円管41内壁全周に接触するように円管41内に挿入し、第1振動モータ11を駆動すると、第1振動モータ11の振動によって、第1斜毛列16が振動し、第1斜毛列16が後方に傾斜して円管41内壁面に接触していることから、第1斜毛列16が円管41内壁との摩擦の少ない方向に移動し、即ち、第1斜毛列16がF方向に前進する。そして、第1斜毛列16は、複数の斜毛が所定の傾き角で螺旋状に配設されているので、その傾き角方向に移動し、第1斜毛列16が回転しながら前進する。
第1斜毛列16が回転することによって、第1外周体15も第1ベアリング14の外輪14aと共に回転しながら前進する。
第1ベアリング14の外輪14aが回転しながら前進すると、第1ベアリング14の内輪14bは、回転しないが前進し、管内清掃ロボット1の第1マシン部2を図中矢印F方向に前進させる。この時、第1マシン部2は前進しながら、第1斜毛列16の回転によって、円管41内壁全周を清掃する。
一方、管内清掃ロボット1の第1マシン部2の前進によって、連結体4で連結された第2マシン部3も牽引されて前進し、第2斜毛列26は、回転はしないが、第2斜毛列26が円管41内壁面に接触しながら前進することにより、円管41内壁面の清掃を行なう。この時、第2斜毛列26の斜毛の植設状態はF方向、即ち前方に斜設されているので、円管41内壁と斜毛との摩擦係数が高くなり、清掃効果が向上する。
次に、第1マシン部2の第1振動モータ11の作動により円管41内を目的位置まで進行した管内清掃ロボット1を、元の位置、つまり、円管41の入り口まで後退させる場合、又は、管内清掃ロボット1を途中で後退させる場合は、第2振動モータ21を駆動すると、第2振動モータ21の振動によって、第2斜毛列26が振動し、第2斜毛列26が前方に傾斜して円管41内壁面に接触していることから、第2斜毛列26が円管41内壁との摩擦の少ない方向に移動し、即ち、第2斜毛列26がB方向に後退する。そして、第2斜毛列26は、複数の斜毛が所定の傾き角で螺旋状に配設されているので、その傾き角方向に移動し、第2斜毛列26が回転しながら後退する。
第2斜毛列26が回転することによって、第2外周体25も第2ベアリング24の外輪24aと共に回転しながら後退する。
第2ベアリング24の外輪24aが回転しながら後退すると、第2ベアリング24の内輪24bは、回転しないが後退し、管内清掃ロボット1の第2マシン部3を図中矢印B方向に後退させる。この時、第2マシン部3は後退しながら、第2斜毛列26の回転によって、円管41内壁全周を清掃する。
一方、管内清掃ロボット1の第2マシン部3の後退によって、連結体4で連結された第1マシン部1も牽引されて後退し、第1斜毛列16は、回転はしないが、第1斜毛列16が円管41内壁面に接触しながら後退することにより、円管41内壁面の清掃を行なう。この時、第1斜毛列16の斜毛の植設状態はB方向、即ち、後方に斜設されているので、円管41内壁と斜毛との摩擦係数が高くなり、清掃効果が向上する。
尚、前記管内清掃ロボット1の前進又は後退時に、第1外周体15又は第2外周体25は回転するので、第1振動モータ11又は第2振動モータ21は、第1ベアリング14又は第2ベアリング24を介する場合に於いても、若干の連れ回りが発生する虞がある。しかし、第1振動モータ11又は第2振動モータ21に接続している第1リード線31又は第2リード線33自身の抵抗力により、連れ回りが抑止されて第1リード線31又は第2リード線33の捩れが防止される。
図5(a)は、前記第1斜毛列16の傾き角と、その傾き角による第1マシン部2の回転ピッチと、円管41の内径の説明図である。即ち、円管41の内径がdであり、第1斜毛列16の螺旋状に配設された傾き角が軸方向に対してθである場合に、その回転ピッチはλとなる。即ち、第1斜毛列16の傾き角θの場合に第1マシン部2は、1回転で回転ピッチλ前進することになる。
同様にして、第2マシン部3に於いても、第2斜毛列26の傾き角θの場合に第2マシン部3は、1回転で回転ピッチλ後退することになる。
図5(b)は、斜毛列の傾き角θが10,20,30,40,50又は60度の場合の回転ピッチ(理論ピッチ)λを、円管41の内径が20,30,40,50mm毎に示したものである。
これによると、傾き角θが小さくなるほど回転ピッチ(理論ピッチ)λが大になることがわかる。又、同じ傾き角θである場合には、円管41の内径が大きくなるほど回転ピッチλが大になることがわかる。
従って、傾き角θを変化させることにより、回転ピッチλを変化させることが可能となり、傾き角θを適宜に設定することによって、管内清掃ロボット1の走行及び清掃に於いて、最適な回転ピッチλを得ることができる。
又、傾き角θを小さくすると、回転ピッチλが増加しロボットの走行速度も増加する。傾き角θを大きくすると、回転ピッチλが減少するため、走行速度が遅くなり、例えば、綿密な管内清掃作業が可能となり、又、管内検査の場合のように、細かい作業が可能となるだけでなく、ロボットによる牽引力が増大するため電気工事等での管内配線作業も可能となる。
更に、清掃ロボットとして使用する場合に於いて、斜毛による円管内壁の拭き残しが無いようにするには、傾き角θを大きくすればよい。尚、外周体に取り付ける斜毛列の数を増やすことでも同様な効果が期待できる。
図6は、第1マシン2の傾き角θが10度で、円管41の内径が22mmである場合の管内清掃ロボット1の第1振動モータ11の電圧を2,3,4,5又は6Vに設定した場合の管内清掃ロボット1の推進速度を示している。
これによれば、第1振動モータ11の電圧を上昇させると、管内清掃ロボット1の推進速度も略比例して上昇することがわかる。従って、第1振動モータ11の電圧制御により管内清掃ロボット1の速度調節が可能である。
説明は省略するが、第2マシン3についても同様の効果が期待できる。
尚、前記管内清掃ロボット1に於いて、リード線の捻れ防止用にモータハウジングと外周体との間にベアリングを設置したが、走行距離が短距離の場合はリード線の捻れはさほど問題にならないので、ベアリングを取り外した構造に改良することで、更に、小径円管への適応も可能である。
又、前記管内清掃ロボット1に於いて、振動モータとして市販のDCモータを使用し、モータシャフトに振動発生用に任意の分銅を設置したり、前記ベアリングと前記外周体の間に弾性体のスペーサを設置することで、例えば、内径75mmの中型の円管への適用も可能となる。
更に、前記管内清掃ロボット1に於いて、走行距離は、リード線の長さに依存するが、試作ロボットでの走行試験では10m円管での走行も可能であった。
本発明の管内清掃ロボット1は、次のような利用が可能である。
1.水道管、ガス管、排水管、プラントの配管等のあらゆる目的で使用されている円管の内面のメンテナンスや付着物の除去を行う管内清掃ロボットとして利用可能である。
2.同型の2体のマシンが弾性体連結体で連結されているため、管継ぎ手やベンドも走行可能である。
3.同型の2体のマシンの連結構造であるが、前進のみの作業を行う場合は単体のマシンのみでその機能を満足させることができるので、単体のマシンのみとすれば、更に構造の簡略化が可能となり、なお一層小径円管への対応が可能となる。
4.連結体の長さの調整により、ベンド曲がり管への対応も可能である。予備実験では内径が22mmの場合、曲率半径が90mmまで可能であった。
5.斜毛による走行メカニズムであり、斜毛と円管内壁との間に発生する摩擦力が大きく、十分な押接力が発生するため、水平方向のみならず鉛直方向にも移動および静止が可能である。
6.モータハウジングにCCDカメラや各種センサを設置することにより、管内検査ロボットとしても適応可能である。
7.円管内の清掃やメンテナンスのみならず、斜毛に、砥粒入りナイロンブラシを使用すると、円管の内面研削加工も可能となる。
8.本ロボットの牽引力を利用して、電気工事等での円管への配線作業も可能である。
9.水道管、ガス管、排水管のみならず、人間が立ち入り不可能な作業環境である原子力発電所や化学工場などのプラント配管での作業も可能となる。
10.温泉給排水管等のスラッジ(垢)や髪の毛等の異物除去も可能となり、これまで化学薬品を用いた管内清掃作業の必要がなくなり、河川汚染等を防止することができる。
本発明による管内清掃ロボットの斜視図である。 (a)本発明による管内清掃ロボットの正面図である。(b)本発明による管内清掃ロボットの側面図である。 本発明による管内清掃ロボットの正面縦断面図である。 本発明による管内清掃ロボットの第2マシン部の側面縦断面図である。 (a)本発明による管内清掃ロボットの適用円管の内径と斜毛列の傾き角と回転ピッチを示す説明図である。(b)本発明による管内清掃ロボットの適用円管の内径と斜毛列の傾き角と回転ピッチ(理論ピッチ)との関係を示すグラフである。 本発明による管内清掃ロボットの印加電圧とロボットの走行速度との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 管内清掃ロボット
4 連結体
11 第1振動モータ
12 第1モータハウジング
13 第1スペーサ
14 第1ベアリング
15 第1外周体
16 第1斜毛列
21 第2振動モータ
22 第2モータハウジング
23 第2スペーサ
24 第2ベアリング
25 第2外周体
26 第2斜毛列
31 第1リード線
32 第1溝部
33 第2リード線
34 第2溝部
41 円管
θ 傾き角
λ 回転ピッチ

Claims (4)

  1. 前部に設けられる第1振動モータと、前記第1振動モータを収納する第1モータハウジングと、前記第1モータハウジングの外周部に第1スペーサを介して装着される第1ベアリングと、前記第1ベアリングの外周部に装着される第1外周体と、前記第1外周体の外周部に後方斜め放射方向に傾斜して植設された複数の斜毛から成り、前記複数の斜毛が所定の傾き角で螺旋状に配設された第1斜毛列と、後部に設けられる第2振動モータと、前記第2振動モータを収納する第2モータハウジングと、前記第2モータハウジングの外周部に第2スペーサを介して装着される第2ベアリングと、前記第2ベアリングの外周部に装着される第2外周体と、前記第2外周体の外周部に前方斜め放射方向に傾斜して植設された複数の斜毛から成り、前記複数の斜毛が所定の傾き角で螺旋状に配設された第2斜毛列と、前記第1モータハウジングの後端と前記第2モータハウジングの前端とを連結する弾性体の連結体とを備えた管内清掃ロボットであって、前記管内清掃ロボットは、前記第1斜毛列と第2斜毛列とが円管内壁全周に接触するように円管内に挿入した時、前記第1振動モータの振動によって、前記第1外周体が回転しながら前進し、前記第2振動モータの振動によって、第2外周体が回転しながら後退し、前記第1斜毛列又は第2斜毛列の回転移動により円管内の清掃を行なうように構成されたことを特徴とする管内清掃ロボット。
  2. 前記第1スペーサは、2分割円筒体状に形成され、前記第1振動モータに連結される第1リード線が、前記2分割円筒体の分割部によって形成される第1溝部内に配設されると共に、前記第1モータハウジングに固着され、同様に、前記第2スペーサも、2分割円筒体状に形成され、前記第2振動モータに連結される第2リード線が、前記2分割円筒体の分割部によって形成される第2溝部内に配設されると共に、前記第2モータハウジングに固着されることを特徴とする請求項1記載の管内清掃ロボット。
  3. 前記第1斜毛列又は前記第2斜毛列の傾き角を変化させて、前記第1外周部又は前記第2外周部の回転ピッチを変化させることを特徴とする請求項1又は2記載の管内清掃ロボット。
  4. 前記第1振動モータ又は第2振動モータへ加える電圧を変化させて、前記第1外周部、又は、前記第2外周部の回転速度を変化させることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一に記載の管内清掃ロボット。
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