JP7254637B2 - 角速度検出装置並びにこれを備える撮像装置及びレンズ鏡筒 - Google Patents

角速度検出装置並びにこれを備える撮像装置及びレンズ鏡筒 Download PDF

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Description

本発明は、角速度検出装置並びにこれを備える撮像装置及びレンズ鏡筒に関し、特に、緩衝部材が設けられた角速度検出装置並びにこれを備える撮像装置及びレンズ鏡筒に関する。
角速度検出装置は様々な機器に搭載され、姿勢や振動等の検出に使用されている。撮像装置やレンズ鏡筒においては、撮影者の手ぶれの方向や量を検出する用途で搭載されている。
角速度検出装置は、振動子等からなる角速度センサを搭載しており、角速度センサがもつ固有の周波数、例えば離調周波数が角速度センサに入力されると、角速度検出装置において出力エラーを発生する。ここで離調周波数とは、角速度センサの駆動周波数と検出周波数の差を示す、固有の周波数の一つである。以下、かかる出力エラーの発生原理を、角速度センサに離調周波数の信号が入力された場合を例として説明する。
離調周波数の信号が角速度センサに入力されると、その信号は角速度センサにおいて増幅される。この結果、その信号が角速度センサの回路内部で飽和すると、離調周波数より低周波数の信号を出力するなど、実際の信号と異なる信号を出力する。すなわち、角速度センサに振動が伝わったとき、その振動に離調周波数の成分が多く含まれる場合、角速度検出装置が正しい角速度を出力できなくなる。すなわち角速度検出装置において出力エラーが発生する。
かかる出力エラーの発生を防止する方法として、角速度センサに伝わる固有の周波数の振動を抑制するために緩衝部材を用いる方法がある。例えば、角速度センサの機械的な共振周波数が離調周波数を下回るように、角速度検出装置に設ける緩衝部材としての弾性体を設計する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。これにより離調周波数の振動が角速度センサに入力されることを抑制できる。
特開特開2005-121517号公報
しかしながら、温度が低くなるほど、弾性体の剛性は一般に高くなる。すなわち、特許文献1において、角速度検出装置の動作温度が低くなるほど、角速度センサに入力される振動の周波数は高周波数にシフトする。よって、角速度検出装置の動作温度が、特許文献1の弾性体の設計時点で想定していた温度(以下、基準温度という)より低くなると、角速度センサに入力される振動の周波数が固有の周波数の近傍となる場合がある。この場合、特許文献1の角速度検出装置であっても出力エラーが発生しうる。
そこで本発明では、基準温度での固有の周波数における振動の角速度センサへの伝達を低減させつつ、より低い温度でのかかる振動の角速度センサでの増幅を抑制できる角速度検出装置並びにこれを備える撮像装置及びレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る角速度検出装置は、角速度センサと、前記角速度センサを保持するセンサ固定部材と、前記センサ固定部材を固定する保持部材と、前記センサ固定部材と前記保持部材の間に介在させる緩衝部材とを有する角速度検出装置において、前記緩衝部材は、基準温度において、前記角速度検出装置の機械的な共振周波数を前記角速度センサに応じて決まる固有の周波数より低くし、前記機械的な共振周波数が前記固有の周波数と一致する温度において、前記緩衝部材の損失係数のピーク周波数を前記基準温度のときよりも前記固有の周波数の近くとする特性を有していることを特徴とする。
本発明の請求項に係る撮像装置は、撮像素子及び前記撮像素子の露光中に振動を発生する振動発生機構を備える撮像装置であって、前記撮像装置の手ぶれ及び前記振動を角速度として検出する前記角速度検出装置と、前記角速度検出装置の出力に基づき前記撮像素子を撮影光軸と直交する平面内で駆動させる駆動部とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項に係るレンズ鏡筒は、撮像素子及び前記撮像素子の露光中に振動を発生する振動発生機構を備える撮像装置に着脱可能なレンズ鏡筒であって、前記撮像装置の手ぶれ及び前記振動を角速度として検出する前記角速度検出装置と、ぶれ補正レンズを含む撮影光学系と、前記角速度検出装置の出力に基づき前記ぶれ補正レンズを撮影光軸と直交する平面内で駆動させる駆動部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、基準温度での固有の周波数における振動の角速度センサへの伝達を低減させつつ、より低い温度でのかかる振動の角速度センサでの増幅を抑制できる。
本発明の実施例に係る角速度検出装置の分解斜視図である。 図1の角速度検出装置を備える撮像装置の横断面と制御ブロック図である。 図1の角速度検出装置の構造と回転振動を表す図である。 図2の撮像装置において発生するシャッターショック振動とこれに伴って発生する角速度検出装置の出力エラーを説明するための図である。 図1の角速度検出装置に用いられる緩衝部材の特性について説明するための図である。 角速度検出装置に従来用いられていた緩衝部材の特性について説明するための図である。 図2の撮像装置において発生するシャッターショック振動とこれに伴って発生する角速度検出装置の出力エラーの発生の低減効果を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
本発明の実施例に係る角速度検出装置10について説明する。
図1は角速度検出装置10の分解斜視図である。
角速度検出装置10は、駆動により振動を発生する振動発生機構の近傍に配置される。尚、本実施例においては図2において後述するシャッター32や撮影光学系41が振動発生機構となる。すなわち、角速度検出装置10とは、シャッター32の近傍にある本体角速度検出装置10aと、撮影光学系41の近傍にあるレンズ角速度検出装置10bの総称である。
角速度検出装置10は、夫々1つの検出軸を有する三つの角速度センサ11a~11c(以下、これらを総称する場合は角速度センサ11という)と、センサ固定部材12と、保持部材13と、緩衝部材14とを備える。
角速度センサ11は、角速度検出装置10を備える物体の姿勢や振動を角速度として検出し信号として出力する。尚、本実施例においてかかる物体は撮像装置20であるが、角速度検出装置10により姿勢や振動を角速度として検出される物体であれば撮像装置20に限定されない。例えば、かかる姿勢や振動などが検出される物体は、姿勢に応じて表示画面を回転させる機能を有するタブレット等であってもよい。
センサ固定部材12は、角速度センサ11を固定する部材である。具体的には、角速度センサ11は不図示のフレキシブルプリント基板に実装されているため、そのフレキシブルプリント基板をセンサ固定部材12に接着剤や両面テープなどを用いて固定する。ただし角速度センサ11はフレキシブルプリント基板に実装される場合に限定されず、固定方法もこの限りではない。さらにセンサ固定部材12は、角速度センサ11a~11cの各検出軸を略直交に保持する。本実施例では、角速度センサ11aの検出軸は図1に記載のピッチ軸(X軸)に平行であり、角速度センサ11bの検出軸は図1に記載のヨー軸(Y軸)に平行であり、角速度センサ11cの検出軸は図1に記載のロール軸(Z軸)に平行である。
保持部材13は、センサ固定部材12を保持し、撮像装置20に固定するための部材であり、第一の保持部材13aと第二の保持部材13bの二つの部材により構成される。
緩衝部材14は、センサ固定部材12と保持部材13の間に介在する部材であり、夫々が平板形状をしている第一の緩衝部材14aと第二の緩衝部材14bの二つの部材により構成される。ここで、緩衝部材14の材質はゴムなどの粘弾性体であるが、材質の詳細な説明は後述する。
第一の保持部材13aは、第一の緩衝部材14aと当接する。すなわち、センサ固定部材12は、第一の緩衝部材14aの第一の保持部材13aと当接する面と対向する面に当接する。
第二の緩衝部材14bは、センサ固定部材12の第一の緩衝部材14aと当接する面と対向する面に当接する。すなわち、第二の保持部材13bは、第二の緩衝部材14bのセンサ固定部材12と当接する面と対向する面に当接する。
よって第一の緩衝部材14aと第二の緩衝部材14bによって、両側からセンサ固定部材12は挟持される。また、第一の保持部材13aと第二の保持部材13bによって、両側からセンサ固定部材12と緩衝材24は挟持される。この構成により、保持部材13から伝達される振動は、角速度センサ11に緩衝部材14を介して伝達される。
次に、角速度検出装置10を備える撮像装置20の構成について図2を参照して説明する。
図2は、撮像装置20の横断面図と制御ブロック図である。
図2において、撮像装置20は、カメラ本体30と、レンズ鏡筒40によって構成される。
まずカメラ本体30の構成について、図2を参照して説明する。
カメラ本体30には、撮像素子31及びシャッター32が設けられる。
撮像素子31は、後述するレンズ鏡筒40を通って入射する図2の撮影光軸Iに沿った被写体からの光を、その撮像面で結像することにより撮像を行い、撮像信号を出力する。この撮像信号の出力先は、一般的には不図示の画像処理部であり、そこで画像処理が行われ、得られた画像情報は記憶部に記憶される。尚、撮影光軸Iは図2に図示するZ軸と平行な軸である。
シャッター32は、レンズ鏡筒40と撮像素子31の間に配置されており、レンズ鏡筒40から撮像素子31に向かう光を遮蔽する状態と透過する状態とを切り替え可能である。
カメラ本体30には更に、本体角速度検出装置10aと、本体信号処理部33と、撮像素子駆動部34と、本体CPU35が設けられる。
本体角速度検出装置10aは、撮像装置20の手ぶれの角速度を検出する。
本体信号処理部33は、本体角速度検出装置10aからの後述する出力回転角速度の信号に対して目標値演算(1階積分など)を行い、角度信号に変換する。
撮像素子駆動部34は、撮像素子31を、撮影光軸Iと直交するX軸、Y軸で形成される平面内で駆動する。
本体CPU35は、本体信号処理部33からの角度信号の出力に基づいて、撮像素子31の駆動量を決定し、撮像素子駆動部34を用いて撮像素子31を駆動する。これによって、撮像装置20の手ぶれによる撮像素子31の撮像面で生じる像ぶれを補正する。
次にレンズ鏡筒40について図2を参照して説明する。
レンズ鏡筒40には、撮影光学系41、レンズ角速度検出装置10b、レンズ信号処理部42、レンズ駆動部43、ぶれ補正レンズ44、及びレンズCPU45が設けられる。
撮影光学系41は、レンズ鏡筒40の撮影光軸I上に設けられる。撮影光学系41によって、上述のカメラ本体30の撮像素子31の結像面に被写体光束が結像する。
レンズ角速度検出装置10bは、撮像装置20の手ぶれの角速度を検出する。
レンズ信号処理部42は、本体信号処理部33と同様に、レンズ角速度検出装置10bからの後述する出力回転角速度の信号に対して目標値演算(1階積分など)を行い、角度信号に変換する。
レンズ駆動部43も、撮像素子駆動部34と同様に、ぶれ補正レンズ44を、撮影光軸Iと直交するX軸、Y軸で形成される平面内で駆動する。
レンズCPU45は、レンズ信号処理部42からの角度信号の出力に基づいて、ぶれ補正レンズ44の駆動量を決定し、レンズ駆動部43を用いてぶれ補正レンズ44を駆動する。これによって、撮像装置20の手ぶれによる撮像素子31の撮像面で生じる像ぶれを補正する。
本体角速度検出装置10aとレンズ角速度検出装置10bは、どちらも撮像装置20の手ぶれを検出するが、本体CPU35とレンズCPU45は互いに通信して、撮像素子31とぶれ補正レンズ44の駆動量を決定する。
本実施例では、撮像装置20においてカメラ本体30とレンズ鏡筒40は別体であり、レンズ鏡筒40は着脱可能である。但し、かかる構成に限定されるわけでなく、カメラ本体30とレンズ鏡筒40は一体であってもよい。また撮像装置20は、本体角速度検出装置10aとレンズ角速度検出装置10bのどちらか一方のみを備えていても良く、さらに撮像素子駆動部34とレンズ駆動部43もどちらか一方のみを備えていても良い。例えば撮像装置20が、角速度検出装置10としてレンズ角速度検出装置10bのみを備え、且つ撮像素子駆動部34及びレンズ駆動部43のうち撮像素子駆動部34のみを有する場合がある。この場合は、レンズ角速度検出装置10bで検出された手ぶれの角速度をレンズCPU45が本体CPU35に送信する。その後、本体CPU35がレンズ角速度検出装置10bで検出された手ぶれの角速度に基づいて、撮像素子31の駆動量を決定し、撮像素子駆動部34を用いて撮像素子31を駆動する。
次に、角速度検出装置10の動作について説明する。
図3は、角速度装置10の構造と回転振動を表す図である。図3において、X軸、Y軸、Z軸、ピッチ軸、ヨー軸、及びロール軸は、夫々図1に記載の方向と同一である。
図3(a)は、角速度検出装置10に入力された振動のロール軸回りの回転角速度を検出する角速度センサ11cを正面にしたXY平面と平行な図である。
また、図3(b)は、角速度検出装置10を図3(a)のY軸と平行なA-A´切断線で切断したときの断面である。図3(b)において、実線の回転矢印で表される入力回転角速度ωinは、角速度検出装置10に入力される振動のヨー軸回りの回転角速度である。角速度検出装置10に入力された振動のヨー軸回りの入力回転角速度ωinは、保持部材13と緩衝部材14を介して、センサ固定部材12に固定される角速度センサ11a~11cに伝達される。一方、破線の回転矢印で表される出力回転角速度ωoutは、角速度検出装置10に入力された振動のうち、角速度センサ11bに伝達され測定(出力)される振動のヨー軸回りの回転角速度である。
尚、図3においては、角速度検出装置10の入力回転角速度及び出力回転角速度として、ヨー軸回りの入力回転角速度ωin及び出力回転角速度ωoutのみが示されているが、ピッチ軸及びロール軸回りの入力回転角速度及び出力回転角速度も同様に存在する。
次に、撮像装置20の動作について説明する。
撮像装置20のカメラ本体30に搭載されるシャッター32は、遮光のための先幕及び後幕を備えており、撮影者からの撮影指示操作などに応答して、先幕と後幕が動作し、遮光状態、透光状態を順次切り替える。その際、先幕と後幕はシャッター32内部に設けられた緩衝材などに衝突することで動作を停止するため、撮像装置20において衝撃が発生する。先幕が動作を停止した後、後幕が動作を停止するまでは露光が継続されているため、この衝撃による振動は、露光が行われている最中に発生する。以下、これをシャッターショック振動と呼ぶ。
シャッターショック振動は、シャッター32からカメラ本体30内の不図示の構造物を介して本体角速度検出装置10aや、カメラ本体30からレンズ鏡筒40の不図示の構造物を介してレンズ角速度検出装置10bに伝達される。但し、本実施例においては、本体角速度検出装置10aにシャッターショック振動が伝達され、本体信号処理部33において本体角速度検出装置10aからの出力回転角速度の信号に対して目標値演算として1階積分が行われる場合についてのみ説明する。
角速度検出装置10に搭載される角速度センサ11は、固有の周波数fsを持ち、この周波数で入力信号を増幅する特性をもつ。例えば、角速度センサ11に応じて決まる固有の周波数fsの一つには離調周波数Δfがある。ここで離調周波数Δfとは、角速度センサ11の検出周波数、すなわち、検出振動方向における角速度センサ11の共振周波数と駆動周波数、すなわち駆動振動方向における角速度センサ11の共振周波数の差である。ここで、検出振動方向とは、角速度センサ11が出力回転角速度を検出する方向を示し、駆動振動方向とは、出力回転角速度の検出前に予め角速度センサ11を振動させておく方向であって、検出軸及び検出振動方向の夫々と垂直な方向を示す。
以降では、離調周波数Δfを含むシャッターショック振動が撮像装置20に発生した場合について説明するが、シャッターショック振動に離調周波数Δf以外の固有の周波数fsが含まれている場合についても同様に本発明は適用可能である。また、本実施例における角速度検出装置10に搭載される角速度センサ11の離調周波数Δfは700Hzとする。角速度センサ11では離調周波数Δfで出力回転角速度の信号が増幅される。この結果、その出力回転角速度の信号が角速度センサ11の回路内部で飽和すると、離調周波数Δfより低周波数の信号を出力するなど、実際の信号と異なる信号を出力する、すなわち角速度検出装置10において出力エラーが発生する。
また、以下、シャッターショック振動のヨー軸回りの回転振動が角速度センサ11cに伝達した場合について説明するが、シャッターショック振動のピッチ軸、ロール軸回りの回転振動が角速度センサ11a,11cに伝達した場合についても同様となる。
図4は、撮像装置20において発生するシャッターショック振動とこれに伴って発生する角速度検出装置10の出力エラーを説明するための図である。
図4(a)は、本体角速度検出装置10aが緩衝部材14を有しない場合に、撮像装置20において発生するシャッターショック振動のヨー軸回りの回転振動を角速度センサ11cが測定した結果を示すグラフである。このグラフにおいて、縦軸は角速度、横軸は周波数を示す。
図4(a)において、角速度センサ11cの離調周波数Δfは、二点鎖線で表される。すなわち、シャッターショック振動には離調周波数Δfの振動が含まれていることが確認できる。
図4(b)は、シャッターショック振動の発生により角速度センサ11の回路内で出力回転角速度の信号が飽和した時に本体信号処理部33から出力される角度信号を示すグラフである。
図4(b)のグラフでは、本体信号処理部33からの角度信号の出力が急峻に変化しており、角速度検出装置10で出力エラーが発生していることがわかる。言い換えると、シャッターショック振動の発生により角速度センサ11の回路内で出力回転角速度の信号が飽和してしまっていることが確認できる。
このように角速度検出装置10において出力エラー発生時に本体信号処理部33からの角度信号の出力に基づいて本体CPU35が撮像素子31の駆動制御を行うと、撮像装置20の手ぶれによる撮像素子31の撮像面で生じる像ぶれを正しく補正できない。
かかる不具合が生じることを低減させるには、シャッターショック振動が発生した際の出力回転角速度に含まれる離調周波数Δfの成分を低減させる必要がある。
次に、角速度検出装置10に用いられる緩衝部材14の特性について図5を用いて説明する。
図5(a)は、ヨー軸回りの回転振動に対する角速度検出装置10の伝達特性ゲインの周波数特性を示すグラフである。
図5(a)のグラフの縦軸は、伝達特性ゲインである。この値は、図3(b)に示す角速度検出装置10に入力される振動のヨー軸回りの入力回転角速度ωinに対する、その振動のうち角速度センサ11bに伝達され測定(出力)される振動のヨー軸回りの出力回転角速度ωoutの比から計算される。
また図5(a)のグラフの横軸は、対数表示の周波数である。
図5(b)は、緩衝部材14の粘弾性を表す複素弾性率の周波数特性であり、縦軸が対数表示の複素弾性率、横軸は対数表示の周波数である。
図5(c)は、緩衝部材14の材料特性を表す損失係数tanδの周波数特性を示すグラフであり、縦軸が損失係数tanδ、横軸は対数表示の周波数である。
図5(a)において、基準温度Tsにおける伝達特性ゲインの周波数特性を実線で示し、温度Tc(<Ts)における伝達特性ゲインの周波数特性を破線で示す。本実施例における基準温度Tsは23℃±5℃である。また、基準温度Tsにおける角速度検出装置10の機械的な共振周波数をfrとし、温度Tcにおける角速度検出装置10の機械的な共振周波数をfr’とする。
ここで、物体の機械的な共振周波数は、物体の剛性の平方根に比例する。さらに物体の剛性は、物体の弾性率に比例し、比例係数は物体の形状によって決まる。本実施例における角速度検出装置10の剛性は、緩衝部材14の剛性が支配的であるため、緩衝部材14の材質及び形状とセンサ固定部材12の材質によって角速度検出装置10の機械的な共振周波数fr,fr’が決まる。図5(a)に示すように、角速度検出装置10の伝達特性ゲインは、基準温度Tsにおいては共振周波数frの近傍においてピークとなりその値が0以上となる一方、温度Tcにおいては共振周波数fr’の近傍においてピークとなりその値が0より大きくなる。
また、図5(a)に示すように、角速度検出装置10の伝達特性ゲインは、基準温度Tsにおいては共振周波数frより高周波数で小さくなる。よって角速度検出装置10に入力される振動の入力回転角速度ωinは、共振周波数fr以上の高周波数の回転振動を減衰して、センサ固定部材12に出力回転角速度ωoutとして伝達される。よって本実施例では、緩衝部材14の材質の選定及びその形状の設計とセンサ固定部材12の材質の選定とを行うことにより、共振周波数frを、離調周波数Δfより低くする。より具体的には、角速度検出装置10の共振周波数は、緩衝部材14の材質固有の値である複素弾性率、特にその実部である貯蔵弾性率の値、緩衝部材14の面積及び厚さ、センサ固定部材12の材質に応じて決まるその質量の4つのパラメータにより決定される。よって、これら4つのパラメータを調整し、共振周波数frを、離調周波数Δfより低くする。
これにより、角速度検出装置10に入力される振動の入力回転角速度ωinの離調周波数Δfの回転振動の成分は、緩衝部材14により減衰され、角速度センサ11に出力回転角速度ωoutとして伝達する。このため、角速度センサ11に入力される離調周波数Δfでの回転振動は抑制され、出力回転角速度の信号が角速度センサ11の回路内部で飽和することを防ぎ、角速度検出装置10の出力エラーを防ぐことができる。
しかし、本実施例の緩衝部材14は粘弾性体であるため、複素弾性率は温度によって変化する。
ここで粘弾性体の複素弾性率は温度特性があり、ガラス転移温度において複素弾性率が大きく変化する特徴があり、また温度が低くなるにつれて複素弾性率が高くなる特性を持つ。さらに粘弾性体は、温度―周波数換算則により、温度特性を周波数特性に対応づけることができる。
図5(b)において実線で示す基準温度Tsにおける複素弾性率の周波数特性で表すとおり、周波数が高くなるにつれて複素弾性率は高くなるような周波数特性が得られる。また図5(b)において破線で示す、温度Tcにおける複素弾性率の周波数特性で表すとおり、温度が低くなるにつれて、任意の周波数における複素弾性率は高くなる。よって温度が低くなるにつれて、物体の機械的な共振周波数は高くなる。このため、図5(a)の破線で示すように、角速度検出装置10の共振周波数が、角速度センサ11の離調周波数Δfと一致する温度Tc(<Ts)が存在する。すなわち、温度Tcにおける共振周波数fr´は基準温度Tsにおける共振周波数frより高く、離調周波数Δfと一致する。
温度が温度Tc以下となると、離調周波数Δfより角速度検出装置10の共振周波数が高くなるため、角速度検出装置10に入力される振動の入力回転角速度ωinの離調周波数Δfの回転振動の成分を、緩衝部材14により減衰させることができない。さらに温度が温度Tc近傍である場合、離調周波数Δfと略一致する角速度検出装置10の共振周波数における伝達特性ゲインがピークとなりその値が0以上となる。このため、角速度センサ11に入力される離調周波数Δfでの回転振動を逆に増幅してしまい、出力エラーの発生を促進することになる。
かかる問題を軽減すべく、本実施例では、温度が温度Tc近傍である場合の角速度検出装置10の共振周波数における伝達特性ゲインの値を低くする。ここで、角速度検出装置10の共振周波数における伝達特性ゲインは、緩衝部材14の材料特性である損失係数tanδによって決まる。すなわち、共振周波数における損失係数tanδが大きいほど、共振周波数における角速度検出装置10の伝達特性のゲインは下がる。
さらに図5(c)で示すように、緩衝部材14の損失係数tanδは一つのピーク周波数において最大となる山状の周波数特性を持つことがわかる。
また、図5(c)では、基準温度Tsにおける損失係数tanδの周波数特性を実線で示し、温度Tcにおける損失係数tanδの周波数特性を破線で示す。この実線及び破線で示す周波数特性を比較すると明らかなとおり、温度が低くなるにつれて損失係数tanδのピーク周波数は低周波数にシフトする。
そこで、本実施例の角速度検出装置10の緩衝部材14には、温度Tcにおける損失係数tanδのピーク周波数fp´が離調周波数Δf近傍となる材質を用いる。ここで、損失係数tanδの周波数特性は、前述のとおり温度が低いと低周波数にシフトする。よって、温度Tcにおいて損失係数tanδのピーク周波数fp´が離調周波数Δfの近傍ということは、温度Tcより高い基準温度Tsのピーク周波数fpは離調周波数Δfより高くなる。つまり緩衝部材14には、基準温度Tsにおいて、緩衝部材14の損失係数tanδのピーク周波数fpが離調周波数Δfより高い材質を用いると言い換えることもできる。緩衝部材14にかかる材質を用いることによって、温度Tcにおいて共振周波数fr´の損失係数tanδの値を、可能な限り高い値とする。これにより、温度が温度Tc近傍である場合の角速度検出装置10の共振周波数における伝達特性ゲインの値を低くすることができる。
図6は、角速度検出装置10に従来用いられていた緩衝部材の特性について説明するための図である。図5と同様に図6(a)が角速度検出装置10の伝達特性のゲインの周波数特性を表し、図6(b)がtanδの周波数特性を表す図である。
従来の緩衝部材は、図5に示す緩衝部材14とは逆に、基準温度Tsにおける損失係数tanδのピーク周波数fpが、離調周波数Δfより低い粘弾性体が用いられる。損失係数tanδの周波数特性は、前述のとおり温度が低いと低周波数にシフトするため、従来の緩衝部材の温度Tcにおける損失係数tanδのピーク周波数fp´は、図6(b)に示すように、ピーク周波数fpよりさらに離調周波数Δfから離れてしまう。よって、図6(b)に示す温度Tcにおける損失係数tanδの値は、図5(c)に示す値より小さくなる。すなわち、温度が温度Tc近傍である場合の角速度検出装置10の共振周波数における伝達特性ゲインの値が図6(a)に示すように高くなってしまう。
よって、本実施例では、角速度検出装置10の緩衝部材14を、図5(c)で示す損失係数tanδの周波数特性をもつように設計する。これにより、離調周波数Δfにおける伝達特性ゲインを、角速度検出装置10の緩衝部材14が図6(b)で示す損失係数tanδの周波数特性をもつ従来の緩衝部材の場合と比べて相対的に低減させることができる。
以上により、本実施例に係る角速度検出装置10は、基準温度Tsで固有の周波数fsの一つである離調周波数Δfにおける振動の角速度センサ11への伝達を低減させつつ、基準温度Tsより低い温度での角速度センサ11でのかかる振動の増幅を抑制できる。
次に本実施例に係る撮像装置20における、シャッターショック振動の発生時の角速度検出装置10の出力エラーの発生の低減効果について説明する。
図7は、撮像装置20において発生するシャッターショック振動とこれに伴って発生する角速度検出装置10の出力エラーの発生の低減効果を説明するための図である。
図7(a)は、図4(a)と同じ図であり、本体角速度検出装置10aが緩衝部材14を有しない場合に、撮像装置20において発生するシャッターショック振動のヨー軸回りの回転振動を角速度センサ11cが測定した結果を示すグラフである。
図7(b)、本体角速度検出装置10aが図5に示す周波数特性をもつ緩衝部材14を有する場合に、シャッターショック振動のヨー軸回りの回転振動を角速度センサ11cが測定した結果を示すグラフである。
図7(c)は、本体角速度検出装置10aが図6に示す周波数特性をもつ従来の緩衝部材を有する場合に、シャッターショック振動のヨー軸回りの回転振動を角速度センサ11cが測定した結果を示すグラフである。
図7(b)、図7(c)は共に、実線が基準温度Tsにおける測定結果を示し、破線が温度Tcにおける測定結果を示す。
図7(a)を参照すると、シャッターショック振動は、角速度センサ11cの離調周波数Δfにおいて、比較的大きい角速度を持つことがわかる。また、前述したように、図5(a)や図6(a)に示す伝達特性ゲインは、図5(c)や図6(b)に示す緩衝部材14の材料特性を表す損失係数tanδに応じて増大または減少する。
図5(a)、図6(a)は共に、基準温度Tsにおける離調周波数Δfでの伝達特性ゲインの値はマイナスである。よって、図7(b)、図7(c)で示す基準温度Tsのときの角速度センサ11cで測定されるシャッターショック振動のヨー軸回りの回転振動の測定結果は、図7(a)で示す測定結果より低減されている。すなわち、本体角速度検出装置10aが、図5及び図6のいずれに示す周波数特性をもつ緩衝部材を有する場合であっても、基準温度Tsでの本体角速度検出装置10aにおける出力エラーの発生を防ぐことができる。
一方、基準温度Tsより低い温度Tcにおける離調周波数Δfでの伝達特性ゲインの値は、図6(a)の場合より図5(a)の場合の方が小さい。このため、温度が温度Tcとなり、離調周波数Δfに共振周波数fr´が一致した場合であっても、角速度センサ11での共振周波数fr´における振動の増幅を抑制することができる。これにより、温度Tcにおいてシャッターショック振動のヨー軸回りの回転振動を角速度センサ11cが測定した値は、図7(c)に対して図7(b)は小さくなる。
すなわち、本実施例の本体角速度検出装置10aは、温度Tcにおいて離調周波数Δfでの振動の角速度センサ11での増幅を本体角速度検出装置10aが図6に示す周波数特性をもつ緩衝部材を有する場合と比べて相対的に低減させることができる。つまり緩衝部材14の損失係数tanδが、図5(c)の周波数特性を持つことにより、角速度センサ11cでの離調周波数Δfにおけるシャッターショック振動の増幅を抑制することができる。
よって撮像装置20を構成するカメラ本体30とレンズ鏡筒40は、基準温度Tsで離調周波数Δfにおける振動の角速度センサ11への伝達を低減することができ、ひいては角速度検出装置における出力エラーを防ぐことができる。また、カメラ本体30の本体角速度検出装置10a及びレンズ鏡筒40のレンズ角速度検出装置10bは夫々、基準温度Tsより低い温度でのかかる振動の角速度センサ11での増幅を抑制することができる。ひいては角速度検出装置10における出力エラー発生の促進を防ぐことができる。
尚、本実施例では、シャッター32で発生するシャッターショック振動に離調周波数が含まれる場合を説明したが、これに限定されない。すなわち、撮像素子31の露光中に動作する振動発生機構で発生する振動に角速度センサ11の固有の周波数が含まれればよい。例えば、振動発生機構はシャッター32ではなくミラーアップ及びミラーダウン時に振動を発生するミラー部であってもよい。
10 角速度検出装置
11 角速度センサ
12 センサ固定部材
13 保持部材
14 緩衝部材
20 撮像装置
30 カメラ本体
31 撮像素子
32 シャッター
33 本体信号処理部
34 撮像素子駆動部
40 レンズ鏡筒
42 レンズ信号処理部
43 レンズ駆動部
44 ぶれ補正レンズ

Claims (9)

  1. 角速度センサと、
    前記角速度センサを保持するセンサ固定部材と、
    前記センサ固定部材を固定する保持部材と、
    前記センサ固定部材と前記保持部材の間に介在させる緩衝部材とを有する角速度検出装置において、
    前記緩衝部材は、基準温度において、前記角速度検出装置の機械的な共振周波数を前記角速度センサに応じて決まる固有の周波数より低くし、前記機械的な共振周波数が前記固有の周波数と一致する温度において、前記緩衝部材の損失係数のピーク周波数を前記基準温度のときよりも前記固有の周波数の近くとする特性を有していることを特徴とする角速度検出装置。
  2. 前記緩衝部材は、前記機械的な共振周波数が前記固有の周波数と一致する温度において、前記緩衝部材の損失係数のピーク周波数を前記固有の周波数の近傍とする特性を有していることを特徴とする請求項1に記載の角速度検出装置。
  3. 前記緩衝部材は、粘弾性体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の角速度検出装置。
  4. 前記緩衝部材は、ゴムであることを特徴とする請求項3に記載の角速度検出装置。
  5. 前記機械的な共振周波数が前記固有の周波数と一致する温度は、前記基準温度よりも低い温度であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の角速度検出装置。
  6. 前記基準温度は23℃±5℃の範囲の温度であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の角速度検出装置。
  7. 前記固有の周波数は前記角速度センサの検出周波数と駆動周波数の差であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の角速度検出装置。
  8. 撮像素子及び前記撮像素子の露光中に振動を発生する振動発生機構を備える撮像装置であって、
    前記撮像装置の手ぶれ及び前記振動を角速度として検出する請求項1乃至のいずれか1項に記載の角速度検出装置と、
    前記角速度検出装置の出力に基づき前記撮像素子を撮影光軸と直交する平面内で駆動させる駆動部とを備えることを特徴とする撮像装置。
  9. 撮像素子及び前記撮像素子の露光中に振動を発生する振動発生機構を備える撮像装置に着脱可能なレンズ鏡筒であって、
    前記撮像装置の手ぶれ及び前記振動を角速度として検出する請求項1乃至のいずれか1項に記載の角速度検出装置と、
    ぶれ補正レンズを含む撮影光学系と、
    前記角速度検出装置の出力に基づき前記ぶれ補正レンズを撮影光軸と直交する平面内で駆動させる駆動部とを備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
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