JP7254625B2 - 撮像装置およびセンサあおり制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置に関し、特に撮像装置内の撮像素子のあおり角を調整する技術に関する。
高所に設置したカメラの撮像光軸を斜め下側に向けた状態で、道路を通行する人や車を監視する監視カメラシステムが用いられている。このようなカメラシステムにおいて、カメラ内の撮像素子を撮像光軸に直交する面に対して傾ける、すなわち「あおる」ことで、ピントが合う被写界深度を広げることが可能である(シャインプルーフの定理)。具体的には、撮像画面全体においてピントが合うように撮像素子をあおる角度であるあおり角を調整する。
ただし、撮像素子があおられた状態においてカメラの焦点距離の変更(ズーミング)が行われて画角が変更されると、被写界深度が変化して撮像画面内でピントが合わない領域が発生する。このため、ズーミングごとに撮像素子のあおり角を再設定する必要がある。
特許文献1には、ズーミングが行われた場合における焦点距離の変化に応じた補正量を決定し、該補正量を用いてズーミング後のレンズのあおり角を補正することで、ズーミング前後でのピント面と撮像光軸とがなす角度を一定にする方法が開示されている。
特開昭61-095308号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された方法は、ズーミングの前後でピント面と撮像光軸とがなす角度が変更される場合には使用することができない。
本発明は、撮像素子のあおり角が自動的に調整されるようにした撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、焦点距離が可変である撮像光学系により形成された光学像を撮像する撮像素子と、撮像光学系の光軸に直交する面に対する撮像素子のあおり角を制御する制御手段とを有する。制御手段は、焦点距離が第1の焦点距離であるときに、撮像素子上の複数の領域のそれぞれに対して、それぞれの領域に含まれる被写体にピントが合う第1のあおり角を記憶し、焦点距離が第1の焦点距離より長い第2の焦点距離に変更された場合に、複数の領域のうち焦点距離の変更後の撮像画面に含まれる特定領域に対して記憶された第1のあおり角を用いて、該特定領域で撮像される被写体にピントが合う第2のあおり角を算出し、あおり角を第2のあおり角に変更することを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての制御方法は、焦点距離が可変である撮像光学系により形成された光学像を撮像する撮像素子を有する撮像装置において、撮像光学系の光軸に直交する面に対する撮像素子のあおり角を制御する方法である。該制御方法は、焦点距離が第1の焦点距離であるときに、撮像素子上の複数の領域のそれぞれに対して、それぞれの領域に含まれる被写体にピントが合う第1のあおり角を記憶するステップと、焦点距離が第1の焦点距離より長い第2の焦点距離に変更された場合に、複数の領域のうち焦点距離の変更後の撮像画面に含まれる特定領域に対して記憶された第1のあおり角を用いて、該特定領域で撮像される被写体にピントが合う第2のあおり角を算出するステップと、あおり角を第2のあおり角に変更するステップとを有することを特徴とする。
なお、撮像装置のコンピュータに上記制御方法に従う処理を実行させるコンピュータプログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、撮像素子のあおり角が自動的に適切に調整される撮像装置を実現することができる。
本発明の実施例における撮像装置の構成を示すブロック図。 あおり撮像を説明する図。 ズーミング前後の撮像状況を示す図。 実施例1におけるズーミング時のあおり角制御処理を示すフローチャート。 実施例1におけるあおり角マップテーブルを示す図。 あおり角マップテーブルに対応する像高位置を示す図。 実施例2におけるズーミング時のあおり角制御処理を示すフローチャート。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1である撮像装置の構成を示している。撮像装置は、後述するように焦点距離が可変である撮像光学系100を一体に有するものであってもよいし、交換可能に有するものであってもよい。撮像光学系100は、光軸方向に移動して撮像光学系100の焦点距離を変更する変倍レンズ101と、光軸方向に移動して焦点調節を行うフォーカスレンズ102と、光量を調整する絞りユニット103とを有する。以下の説明において、撮像光学系100の焦点距離を変更することをズームまたはズーミングといい、焦点調節を行うことをフォーカスまたはフォーカシングという。
撮像光学系100を通過した光は、バンドパスフィルタ104およびカラーフィルタ105介して撮像素子106上に光学像としての被写体像を形成する。バンドパスフィルタ104は、撮像光学系100の光路に対して出入りが可能である。撮像素子106は、被写体像を撮像(光電変換)してアナログ電気信号としての撮像信号を出力する。
撮像素子106から出力された撮像信号は、AGC107によりゲイン調整され、A/D変換器108によりデジタル撮像信号に変換される。デジタル撮像信号は、カメラ信号処理部109に入力される。カメラ信号処理部109は、デジタル撮像信号に対して各種画像処理を行って映像信号を生成する。
映像信号は、通信部110を介して撮像装置に有線または無線通信により接続された監視モニタ装置111に出力されるとともに、撮像装置内の制御手段としてのあおり/ズーム/フォーカス制御部113に出力される。
撮像素子駆動部112は、あおり/ズーム/フォーカス制御部113から伝達されたあおり角の設定値に基づいて撮像素子106を撮像光学系100の光軸に直交する面に対して傾ける(あおる)。撮像光学系100の光軸に直交する面に対する撮像素子106の傾き角を、あおり角という。
フォーカス駆動部114は、あおり/ズーム/フォーカス制御部113から伝達されたフォーカス位置にフォーカスレンズ102を移動させる。ズーム駆動部115は、あおり/ズーム/フォーカス制御部113から伝達されたズーム位置に変倍ムレンズ101を移動させる。ズーム位置は、撮像光学系100の焦点距離に対応する。
マップテーブル記憶部114は、あおり/ズーム/フォーカス制御部113で作成されたあおり角マップテーブルを記憶する。あおり角マップテーブルについては後述する。あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、撮像素子106のあおり角があおり角マップテーブルとズーム位置情報とを用いて算出したあおり角(以下、補正あおり角という)になるようにあおり角補正制御を行う。
ここで、ズーミングの前後で撮像光学系100の光軸とピント面とがなす角度を変更する必要がある場合について、図2、図3(A)および図3(B)を用いて説明する。図2は撮像するシーンの例を示しており、200はズーミング前の撮像画面(画角)である。201は小動物や子供等の高さが低い被写体である。また、202は車や大人等の高さがある特定被写体であり、道路204上に位置している。203はズーミング後の撮像画面である。
図3(A)に示すように、ズーミング前の撮像光学系100の焦点距離をf、被写体距離をL、光軸とピント面とがなす角度をaとすると、光軸に直交する面に対する撮像素子106のあおり角bは、シャインプルーフの定理より、次式(1)で算出される。
b=tan-1(f/(Ltana)) (1)
被写体距離Lが道路204までの距離である場合において、撮像素子106をあおり角bだけあおると、道路204にピントが合った状態になる。この状態では、道路204だけでなく、被写体201,202も被写界深度内にあるため、撮像画面全体においてピントが合う。しかし、この状態からのズーミング後においてもピントを道路204に合わせると、図3(B)に示すように特定被写体202の上部が被写界深度外となってボケてしまう。このような場合、特定被写体202の全体が被写界深度内に入って該特定被写体202の全体(理想的には撮像画面の全体)にピントが合うように、撮像素子106のあおり角をb′に変更(補正)することが望ましい。このため、本実施例では、ズーミングに応じてあおり角補正制御を行う。
図4のフローチャートは、本実施例においてあおり/ズーム/フォーカス制御部113が行うあおり角補正制御処理(制御方法)を示している。CPU等のコンピュータにより構成されるあおり/ズーム/フォーカス制御部113は、コンピュータプログラムとしてのあおり角制御プログラムに従って本処理を実行する。
ステップS401において、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、撮像画面の中心領域にピントを合わせるようにフォーカスレンズ102を移動させるオートフォーカス(AF)制御を行う。なお、このときユーザ操作に応じたマニュアルフォーカスによって中心領域にピントが合わせられてもよい。
次にステップS402では、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、撮像光学系100の現在の焦点距離(第1の焦点距離)に対するあおり角マップテーブルを作成する。あおり角マップテーブルは、現在の焦点距離で撮像素子106の撮像面上に設定された複数の領域のそれぞれにおいて、該領域に含まれる被写体にピントが合うあおり角(以下、第1のあおり角という)を記録したデータテーブルである。
図5は、撮像面を像高が互いに異なる5つの領域(像高)1~5に分割し、領域ごとに第1のあおり角b,dが記録されたあおり角マップテーブルの例を示している。あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、作成したあおり角マップテーブルをあおり角マップテーブル記憶部114に記憶させる。
図6(A)は、図2に示したシーンを撮像する際に撮像面の上部のみを図5に示したように上下方向に5つ(=1×5)の領域に分割する例を示している。また図6(B)は撮像面の上部のみを上下方向および水平方向に計20(=4×5)の領域に分割した例を示している。また、図6(C)は、撮像面全体を計40(=4×10)の領域に分割した例を示している。これら以外の領域分割を行ってもよい。
第1のあおり角は、例えば、撮像素子駆動部112が撮像素子106を実際にあおり、そのときに得られた映像信号からその映像信号のコントラスト状態を示すコントラスト値を算出し、該コントラスト値がピークとなるあおり角を測定することで得ることができる。また、ズーム位置とフォーカス位置の情報を用いて算出した被写体距離や、撮像素子106の各画素が瞳分割を行える場合に該撮像素子100を用いた測距処理により取得した被写体距離から第1のあおり角を算出してもよい。
次にステップS403では、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、あおり角マップテーブル記憶部114に記憶されているあおり角マップデータから、撮像画面内で最も像高が高い領域1の第1のあおり角(以下、ズーミング前あおり角という)bを選択する。そして、撮像素子駆動部112を通じて撮像素子106を選択されたズーミング前あおり角bにあおり駆動する。
次にステップS404において、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、通信部110を介して監視モニタ装置111からズーミングを指示するズーム命令を受信したか否かを判定し、受信した場合はステップS405に進み、受信していない場合は本判定を繰り返す。
ステップS405では、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、ズーム命令が望遠(TELE)方向へのズーム命令か否かを判定し、ズーム命令の方向(焦点距離の変更方向)が焦点距離が長くなるTELE方向であればステップS406に進む。また焦点距離が短くなる広角(WIDE)方向であればステップS411に進む。
ステップS406では、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、ズーム駆動部115を通じてTELE方向へのズーム駆動を行わせる。
次にステップS407では、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、ステップS406でのズーミング後の焦点距離(第2の焦点距離)f′を取得する。
そしてステップS408では、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、ズーミング後の焦点距離f′とズーミング前(あおり角マップテーブルの作成時)の焦点距離fを用いて、ズーミング前の像高のうちズーミング後の最大像高に最も近い像高(以下、ズーム後最大像高という)を算出する。ズーム後最大像高Hは、ズーミング前の焦点距離f、ズーミング後の焦点距離f′およびズーミング前の撮像素子106上での像高hを用いて、次式(2)により算出される。
H=(f/f′)h (2)
次に、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、あおり角マップテーブルからズーム後最大像高Hの領域(例えば領域3)に対応する第1のあおり角dを選択する。なお、ここで選択される第1のあおり角は、上記のように1つの領域に対応するあおり角であってもよいが、少なくとも2つの領域に対応するあおり角の平均値、中央値もしくは所定の重み付け処理によって得られた重み付け値を選択してもよい。このように、ズーミング前に作成したあおり角マップテーブルから第1のあおり角を選択することで、ズーミング後に好適なあおり角を設定することができる。
次にステップS409では、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、第1のあおり角d、ズーミング前の焦点距離f、ズーミング後の焦点距離f′および撮像画面の中心での被写体距離Lを用いて、ズーミング後の撮像画面全体に対してピントが合うあおり角(以下、第2のあおり角という)Dを算出する。d、f、f′,LおよびDについてはシャインプルーフの法則から次式(3)の関係が成立し、この式(3)を式(4)のように変形することでDが得られる。ここでのLは、特定被写体202および道路204までの距離L2である。
f/(Ltand)=f′/(LtanD) (3)
D=tan-1(f′/ftand) (4)
次にステップS410では、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、撮像素子駆動部112を通じて撮像素子106のあおり角がステップS409で算出された第2のあおり角Dになるように撮像素子106をあおり駆動する。そして本処理を終了する。
一方、ステップS405にてズーム命令の方向がWIDE方向であるためにステップS411に進んだあおり/ズーム/フォーカス制御部113は、ズーミング後の焦点距離(第3の焦点距離)にて撮像素子駆動部112を通じて撮像素子106のあおり角を微小角度だけ変化させる微小あおり駆動(以下、ウォブリング駆動という)を行う。これは、WIDE方向へのズーミング後の撮像画面内にどのような被写体が入るかが分からないためである。このとき、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、撮像素子106のウォブリング駆動中に生成される映像信号における領域i(ここではi=3)でのコントラスト値がピークとなるあおり角(第3のあおり角)D′を検出する。
そしてステップS413では、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、撮像素子駆動部112を通じて撮像素子106のあおり角がステップS412で検出された第3のあおり角D′になるように撮像素子106をあおり駆動する。そして本処理を終了する。
本実施例によれば、ズーミングに伴う撮像素子のあおり角補正制御を自動的かつ良好に行うことができる。
なお、本実施例ではズーム命令の方向がTELE方向の場合とWIDE方向である場合とで互いに異なるあおり角補正制御を行う場合について説明したが、いずれか一方の処理のみを行うようにしてもよい。
実施例1では、あおり角マップテーブルをズーミング前に1度だけ作成することで、シンプルな処理によって良好なあおり角補正を行う場合について説明した。ただし、被写体が図2に示した位置にいつまでも留まっているとは限らない。例えば、あおり角マップテーブルの作成後に特定被写体202が移動した場合には、実施例1ではTELE方向へのズーミング後に撮像画面の上下部分のボケが目立つおそれがある。
このため本実施例では、ズーム命令が出るまであおり角マップテーブルのデータを更新し続けることで、ズーミング時に適正なあおり角補正制御を行えるようにする。本実施例の撮像装置の構成は実施例1の撮像装置と同じであり、本実施例の撮像装置の構成要素には実施例1と同符号を付す。
図7のフローチャートは、本実施例においてあおり/ズーム/フォーカス制御部113が行うあおり角補正制御処理を示している。ステップS701~S703の処理は、実施例1(図4)で説明したステップS401~S403と同じである。
ステップS704において、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、通信部110を介して監視モニタ装置111からズーム命令を受信したか否かを判定し、受信した場合はステップS707に進み、受信していない場合はステップS705に進む。
ステップS705では、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、実施例1のステップS402で説明したあおり角マップテーブルの作成処理を再度行う。すなわち、あおり角マップテーブルを更新する。そしてあおり/ズーム/フォーカス制御部113は、更新したあおり角マップテーブルをあおり角マップテーブル記憶部114に記憶されているあおり角マップテーブルに対して上書きする。
撮像素子106をあおって更新する場合、あおり角の角度が大きいと像がボケてしまい、見栄えが悪い。そのため、被写界深度内でピント面が振れるようにあおり角を調整してもよい。
次にステップS705Aでは、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、あおり角マップテーブルを更新できたか否かを判定し、更新できた場合はステップS704に戻る。一方、更新できなかった場合、例えば、撮像素子のあおり角を制限したことによってコントラスト値のピークが見つけられなかった場合は、ステップS706に進み、更新失敗フラグを立てる。そしてステップS704に戻る。
ステップS707では、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、更新失敗フラグが立っていないか否かを確認する。更新失敗フラグが立っていない場合は、現在のあおり角マップテーブルは最新のものになっていて信頼性が高い。このため、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、実施例1のステップS405と同じステップS708に進む。一方、更新失敗フラグが立っている場合は、あおり角マップテーブルの信頼性が低く、実施例1と同様の処理を行うとTELE方向のズーミング後にボケた状態になる可能性が高い。このため、あおり/ズーム/フォーカス制御部113は、実施例1のステップS411と同じS714に進む。
ステップS708~S716の処理は、実施例1のステップS405~S413と同じである。
本実施例によれば、あおり角マップテーブルの作成後に被写体が移動した場合でも、あおり角マップテーブルを更新することによって、ズーミングに伴う撮像素子のあおり角補正制御を自動的かつ良好に行うことができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
101 変倍レンズ
106 撮像素子
114 あおり角マップテーブル記憶部
112 撮像素子駆動部
113 あおり/ズーム/フォーカス制御部

Claims (8)

  1. 焦点距離が可変である撮像光学系により形成された光学像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像光学系の光軸に直交する面に対する前記撮像素子のあおり角を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、
    前記焦点距離が第1の焦点距離であるときに、前記撮像素子上において互いに像高が異なる複数の領域のそれぞれに対して、それぞれの領域に含まれる被写体にピントが合う第1のあおり角を記憶し、
    前記焦点距離が前記第1の焦点距離より長い第2の焦点距離に変更された場合に、前記複数の領域のうち前記焦点距離の変更後の撮像画面に含まれる特定領域に対して記憶された前記第1のあおり角を用いて、前記特定領域で撮像される被写体にピントが合う第2のあおり角を算出し、
    前記あおり角を前記第2のあおり角に変更することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第2のあおり角は、前記撮像画面の全体においてピントが合うあおり角であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記特定領域は、前記撮像画面における最大像高に最も近い像高の領域であることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記複数の領域のうち少なくとも2つの領域に対して記憶された前記第1のあおり角の平均値、中央値または重み付け値を用いて前記第2のあおり角を算出することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記焦点距離が前記第1の焦点距離よりも短い第3の焦点距離に変更された場合は、前記あおり角を変化させながら前記撮像素子の前記特定領域からの出力を用いて生成される映像信号のコントラスト値が最も高くなる第3のあおり角を検出し、前記あおり角を前記第3のあおり角に変更することを特徴とする請求項1から4いずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記焦点距離の変更が指示されるまで前記第1のあおり角を更新することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 焦点距離が可変である撮像光学系により形成された光学像を撮像する撮像素子を有する撮像装置において、前記撮像光学系の光軸に直交する面に対する前記撮像素子のあおり角を制御する制御方法であって、
    前記焦点距離が第1の焦点距離であるときに、前記撮像素子上の複数の領域のそれぞれに対して、それぞれの領域に含まれる被写体にピントが合う第1のあおり角を記憶するステップと、
    前記焦点距離が前記第1の焦点距離より長い第2の焦点距離に変更された場合に、前記複数の領域のうち前記焦点距離の変更後の撮像画面に含まれる特定領域に対して記憶された前記第1のあおり角を用いて、前記特定領域で撮像される被写体にピントが合う第2のあおり角を算出するステップと、
    前記あおり角を前記第2のあおり角に変更するステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. 焦点距離が可変である撮像光学系により形成された光学像を撮像する撮像素子を有する撮像装置のコンピュータに、請求項7に記載の制御方法に従う処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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