JP2012160864A - 撮像装置 - Google Patents

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    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
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    • H04N23/69Control of means for changing angle of the field of view, e.g. optical zoom objectives or electronic zooming

Abstract

【課題】光学ズーム倍率の変更に伴う被写界深度変化を打ち消す。
【解決手段】光学ズーム倍率の変更に伴う光学的特性の変化により、入力画像の被写界深度がユーザ所望の被写界深度からずれる(入力画像400から入力画像420への変化;ボケ特性405からボケ特性425への変化)。この場合、上記ずれが打ち消されるように、光学ズーム倍率の変更後の入画像420に対し、距離マップに基づく特定画像処理を施す。
【選択図】図13

Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置には光学ズーム機能が備えられていることが多く、ユーザは、ズーム操作によって光学ズーム倍率を変更することで撮影画角を調整することができる。
尚、画像撮影後に、画像処理によって撮影画像の合焦状態を調整可能な方法が提案されている(例えば、下記特許文献1〜3参照)。
特開2009−224982号公報 特開2010−81002号公報 特開2010−252293号公報
ところで、光学ズーム倍率の変更は撮像部の光学的特性の変化を伴うため、光学ズーム倍率が変更されると撮影画像の合焦状態(被写界深度を含む)も変化する。ユーザは、絞り値の設定等を介して撮影画像の合焦状態を所望のものへと調整した後、構図調整を行うべく光学ズーム倍率を変更させることがあるが、この際、光学ズーム倍率の変更に伴って撮影画像の合焦状態がユーザ所望のものから変化することは好ましいとは言えない。
そこで本発明は、光学ズーム倍率の変更に伴う合焦状態変化の抑制に寄与する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、ズームレンズを介して入射した被写体の光学像から入力画像を生成する入力画像生成部と、前記ズームレンズの位置変化によって光学ズーム倍率が変更されたとき、前記入力画像の合焦状態を画像処理によって調整することにより出力画像を生成する出力画像生成部と、備えたことを特徴とする。
これにより、例えば、光学ズーム倍率の変更に伴う合焦状態変化を抑制することが可能となる。
具体的には例えは、前記出力画像生成部は、前記光学ズーム倍率が変更されたとき、前記光学ズーム倍率の変更によって生じる前記入力画像の合焦状態の変化が前記出力画像において抑制されるように、前記入力画像に対して前記画像処理を施しても良い。
また例えば、前記光学ズーム倍率の変更指示及び指定被写界深度の設定指示を受けるユーザインターフェースを当該撮像装置に更に設けても良い。そして例えば、前記指定被写界深度の設定指示後に前記変更指示に従って前記光学ズーム倍率が変更されたとき、前記出力画像生成部は、前記出力画像の被写界深度が前記指定被写界深度に応じた被写界深度となるように、前記入力画像に対して前記画像処理を施しても良い。
また例えば、前記入力画像の各画素の被写体距離を表す被写体距離情報を取得する被写体距離情報取得部を当該撮像装置に更に設けても良い。そして例えば、前記出力画像生成部は、前記被写体距離情報を用いて前記画像処理を実行しても良い。
また例えば、前記光学ズーム倍率が増大した場合、前記出力画像生成部は、前記被写体距離情報に基づき前記光学ズーム倍率の増大後に得られた入力画像内に処理対象領域を設定し、前記処理対象領域を鮮鋭化させる鮮鋭化処理を前記画像処理として実行しても良い。
或いは例えば、前記光学ズーム倍率が減少した場合、前記出力画像生成部は、前記被写体距離情報に基づき前記光学ズーム倍率の減少後に得られた入力画像内に処理対象領域を設定し、前記処理対象領域をぼかすぼかし処理を前記画像処理として実行しても良い。
本発明によれば、光学ズーム倍率の変更に伴う合焦状態変化の抑制に寄与する撮像装置を提供することが可能である。
本発明の実施形態に係る撮像装置の概略全体ブロック図である。 図1の撮像部の内部構成図である。 合焦、被写界深度及び被写界距離等の意義を説明するための図である。 図1の撮像装置における、特徴的動作の実現に特に関与する部位のブロック図である。 入力画像と、その入力画像のボケ特性を示す図である。 図5の入力画像に対応する距離マップを示す図である。 撮像装置と複数の被写体との位置関係を示す図である。 撮像装置と複数の被写体との位置関係を示す図である。 入力画像のボケ特性を示す図である。 ズーム操作前後における入力画像及び出力画像を示す図である。 光学ズーム倍率の増加後における入力画像と、その入力画像のボケ特性を示す図である。 合焦状態調整画像と、その合焦状態調整画像のボケ特性を示す図である。 光学ズーム倍率の増加前後における入力画像及び光学ズーム倍率の増加後の入力画像に基づく合焦状態調整画像と、それらの画像のボケ特性と、を示す図である。 図11(a)の入力画像に対応する距離マップを示す図である。 光学ズーム倍率の増加前後における入力画像の被写界深度、及び、光学ズーム倍率の増加後の入力画像に基づく合焦状態調整画像の被写界深度を示す図である。 図10に、指定被写界深度の設定指示タイミングを付加した図である。 本発明の第1実施例に係る動作フローチャートである。 本発明の第3実施例に係り、光学ズーム倍率の増加後の入力画像内に処理対象領域が設定される様子を示す図である。 本発明の第4実施例に係り、光学ズーム倍率の減少後における入力画像と、その入力画像のボケ特性を示す図である。 図19(a)の入力画像に対応する距離マップを示す図である。 本発明の第4実施例に係り、光学ズーム倍率の減少後の入力画像内に処理対象領域が設定される様子を示す図である。 本発明の第4実施例に係る合焦状態調整画像と、その合焦状態調整画像のボケ特性を示す図である。
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、物理量、状態量又は部材等を参照する記号又は符号を付記することによって該記号又は符号に対応する情報、物理量、状態量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。例えば、合焦基準距離を記号Loによって表す場合、合焦基準距離Loを距離Lo又は単にLoと表記する場合があり、合焦状態調整部を符合57によって参照する場合、合焦状態調整部57を調整部57と表記する場合がある。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置1の概略全体ブロック図である。撮像装置1は、静止画像及び動画像を撮影及び記録可能なデジタルビデオカメラである。但し、撮像装置1は、静止画像のみを撮影及び記録可能なデジタルスチルカメラであっても良い。また、撮像装置1は、携帯電話機などの携帯端末に搭載されるものであっても良い。
撮像装置1は、撮像部11と、AFE(Analog Front End)12と、主制御部13と、内部メモリ14と、表示部15と、記録媒体16と、操作部17と、を備えている。尚、表示部15は撮像装置1の外部機器(不図示)に設けられたものである、と解釈しても良い。
撮像部11は、撮像素子を用いて被写体の撮影を行う。図2は、撮像部11の内部構成図である。撮像部11は、光学系35と、絞り32と、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどから成る撮像素子(固体撮像素子)33と、光学系35や絞り32を駆動制御するためのドライバ34と、を有している。光学系35は、撮像部11の画角を調節するためのズームレンズ30及び焦点を合わせるためのフォーカスレンズ31を含む複数枚のレンズから形成される。ズームレンズ30及びフォーカスレンズ31は光軸方向に移動可能である。主制御部13からの制御信号に基づき、光学系35内におけるズームレンズ30及びフォーカスレンズ31の位置並びに絞り32の開度が制御される。
撮像素子33は、水平及び垂直方向に複数の受光画素が配列されることによって形成される。撮像素子33の各受光画素は、光学系35及び絞り32を介して入射した被写体の光学像を光電変換し、該光電変換によって得られた電気信号をAFE12(Analog Front End)に出力する。
AFE12は、撮像部11(撮像素子33)から出力されるアナログ信号を増幅し、増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換してから主制御部13に出力する。AFE12における信号増幅の増幅度は主制御部13によって制御される。主制御部13は、AFE12の出力信号によって表される画像に対して必要な画像処理を施し、画像処理後の画像についての映像信号を生成する。主制御部13は、表示部15の表示内容を制御する表示制御部としての機能をも備え、表示に必要な制御を表示部15に対して行う。
内部メモリ14は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等にて形成され、撮像装置1内で生成された各種データを一時的に記憶する。
表示部15は、液晶ディスプレイパネル等の表示画面を有する表示装置であり、主制御部13の制御の下、撮影された画像や記録媒体16に記録されている画像などを表示する。本明細書において、単に表示及び表示画面と言った場合、それらは、表示部15における表示及び表示画面を指すものとする。表示部15にはタッチパネル19が設けられており、ユーザは、表示部15の表示画面を操作体(指やタッチペンなど)で触れることで撮像装置1に特定の指示を与えることができる。尚、タッチパネル19を割愛することも可能である。
記録媒体16は、カード状半導体メモリや磁気ディスク等の不揮発性メモリであり、主制御部13による制御の下、撮影画像の映像信号等を記録する。操作部17は、静止画像の撮影指示を受け付けるシャッタボタン20及びズーム倍率の変更指示を受け付けるズームボタン21等を備え、外部からの各種操作を受け付ける。操作部17に対する操作内容は、主制御部13に伝達される。操作部17及びタッチパネル19を、ユーザからの任意の指示及び操作を受けるユーザインターフェースと呼ぶことができる。シャッタボタン20及びズームボタン21は、タッチパネル19上のボタンであってもよい。
撮像装置1の動作モードには、画像(静止画像又は動画像)の撮影及び記録が可能な撮影モードと、記録媒体16に記録された画像(静止画像又は動画像)を表示部15に再生表示する再生モードと、が含まれる。操作部17に対する操作に応じて、各モード間の遷移は実施される。
撮影モードでは、所定のフレーム周期にて周期的に被写体の撮影が行われ、被写体の撮影画像が順次取得される。画像を表す映像信号を画像データとも呼ぶ。映像信号は、例えば、輝度信号及び色差信号を含む。或る画素に対する画像データを、画素信号と呼ぶこともある。或る画像の大きさ又は画像領域の大きさを、画像サイズとも呼ぶ。注目画像又は注目画像領域の画像サイズを、注目画像を形成する画素の数又は注目画像領域に属する画素の数にて表現することができる。尚、本明細書では、或る画像の画像データのことを単に画像と言うこともある。従って、例えば、入力画像の生成、記録、加工、編集又は保存とは、入力画像の画像データの生成、記録、加工、編集又は保存を意味する。
図3(a)〜(d)を参照して、合焦等の意義を説明する。図3(a)に示す如く、撮像部11の撮影範囲内に、理想的な点光源310が被写体として含まれている状態を想定する。撮像部11において、点光源310からの入射光は光学系35を介して結像点にて結像するが、その結像点が撮像素子33の撮像面上にあるとき、撮像面上における点光源310の像の直径は実質的にゼロであって撮像素子33の許容錯乱円径よりも小さい。一方、その結像点が撮像素子33の撮像面上にない場合、撮像面上において点光源310の光学像はぼけ、結果、撮像面上における点光源310の像の直径が許容錯乱円径よりも大きくなりうる。撮像面上における点光源310の像の直径が許容錯乱円径以下であるとき、点光源310としての被写体は撮像面上で合焦しており、撮像面上における点光源310の像の直径が許容錯乱円径よりも大きいとき、点光源310としての被写体は撮像面上で合焦していない。
同様に考えて、図3(b)に示す如く、任意の二次元画像である注目画像320に点光源310の像310’が被写体の像として含まれている場合において、像310’の直径が許容錯乱円径に応じた基準径RREF以下であるとき、注目画像320において点光源310としての被写体は合焦しており、像310’の直径が該基準径RREFよりも大きいとき、注目画像320において点光源310としての被写体は合焦していない。基準径RREFは、注目画像320上における許容錯乱円径である。注目画像320において、合焦している被写体を合焦被写体と呼び、合焦していない被写体を非合焦被写体と呼ぶ。注目画像320の全画像領域の内、合焦被写体の画像データが存在している画像領域を合焦領域と呼び、非合焦被写体の画像データが存在している画像領域を非合焦領域と呼ぶ。
また、像310’の直径に応じた指標を合焦度と呼ぶ。注目画像320において、像310’の直径が大きいほど点光源310としての被写体の合焦度(換言すれば、像310’の合焦度)は低く、像310’の直径が小さいほど点光源310としての被写体の合焦度(換言すれば、像310’の合焦度)は高い。従って、非合焦領域における合焦度は合焦領域における合焦度よりも低い。尚、本明細書で述べる任意の画像は、特に記述なき限り、二次元画像である。
任意の被写体330と撮像装置1(より具体的には撮像素子33)との間における実空間上の距離を、被写体距離と呼ぶ(図3(d)参照)。任意の被写体330が注目画像320の被写界深度内に位置している場合(換言すれば、被写体330の被写体距離が注目画像320の被写界深度に属している場合)、被写体330は注目画像320上において合焦被写体である。被写体330が注目画像320の被写界深度内に位置していない場合(換言すれば、被写体330の被写体距離が注目画像320の被写界深度に属していない場合)、被写体330は注目画像320上において非合焦被写体である。
図3(c)に示す如く、像310’の直径が基準径RREF以下となる被写体距離の範囲が注目画像320の被写界深度であり、注目画像320の被写界深度に、注目画像320の合焦基準距離Lo、近点距離Ln及び遠点距離Lfが属する。像310’の直径に最小値を与える被写体距離が注目画像320の合焦基準距離Loであり、注目画像320の被写界深度の内、最小の距離及び最大の距離が夫々近点距離Ln及び遠点距離Lfである。近点距離Ln及び遠点距離Lf間の長さは、被写界深度の深さと呼ばれる。
以下では、特に記述なき限り、撮影モードにおける撮像装置1の動作及び撮影モードにおいて有効に機能する撮像装置1の構成を説明する。
図4は、撮像装置1における特徴的動作の実現に特に関与する部位のブロック図である。符号51〜58によって参照される各部位は撮像装置1に設けられる。入力画像生成部51は、撮像部11及びAFE12を含んで形成され、ユーザインターフェース52(以下、UI52と略記する)は、操作部17及びタッチパネル19を含んで形成される(図1参照)。符号53〜58によって参照される各部位を、例えば、主制御部13に設けておくことができる。
入力画像生成部51は、AFE12の出力信号に基づき入力画像を生成する。1枚の入力画像は、1フレーム周期分のAFE12の出力信号から生成される静止画像である。1フレーム周期分のAFE12の出力信号に対して所定の画像処理(デモザイキング処理、ノイズ低減処理など)を施すことで入力画像が得られるが、AFE12の出力信号そのものを入力画像の画像データとして生成するようにしても良い。
UI52は、ズーム操作及び合焦状態設定操作を含む、ユーザからの各種の操作を受け付ける。ズーム操作は、撮像部11の光学ズーム倍率を指定する操作であり、ズーム操作に従って撮像部11の光学ズーム倍率が変更される。従って、ズーム操作は、ユーザによる光学ズーム倍率の変更指示に相当する。尚、撮像装置1にデジタルズーム機能が設けられている場合には、ズーム操作はデジタルズーム倍率を指定する操作としても機能しうる。但し、以下ではデジタルズーム機能の存在を無視する。合焦状態設定操作の意義は後述の説明から明らかとなる。
光学ズーム制御部53は、ズーム操作によって指定された光学ズーム倍率にて入力画像の撮影が行われるようにズームレンズ30の位置を制御する。ズームレンズ30の位置変化によって光学ズーム倍率が変更される。周知の如く、撮像部11の撮影における画角(即ち、入力画像の画角)は、光学ズーム倍率が増大するにつれて減少し、光学ズーム倍率が減少するにつれて増大する。
被写体距離検出部54は、被写体距離検出処理によって入力画像の各画素における被写体の被写体距離を検出し、その検出結果(入力画像の各画素における被写体の被写体距離の検出値)を表す距離データを生成する。被写体距離の検出方法として、公知の方法を含む任意の方法を利用可能である。例えば、ステレオカメラ又は測距センサを用いて被写体距離を検出しても良いし、入力画像におけるエッジ情報を利用した推定処理によって被写体距離を求めてもよい。
距離マップ生成部55は、被写体距離検出部54にて生成された距離データに基づき距離マップを生成する。距離マップは、自身を形成する各画素値が被写体距離の検出値を持つ距離画像である。距離マップによって、入力画像又は入力画像に基づく画像(後述の合焦状態調整画像若しくは出力画像)の任意の画素における被写体の被写体距離が特定される。尚、距離データそのものが距離マップであってもよく、その場合、距離マップ生成部55は不要である。
合焦状態設定部56には、基礎合焦状態データが与えられる。基礎合焦状態データは、入力画像における合焦基準距離Lo及び被写界深度の深さを特定するデータである(図3(c)参照)。以下、被写界深度の深さを記号MDEPにて表す。例えば、入力画像の撮影時における撮像部11の焦点距離及び絞り値などが基礎合焦状態データとして与えられ、合焦状態設定部56は、基礎合焦状態データに基づいて、入力画像における距離Lo及び深さMDEPを求める。焦点距離は光学系35内の各レンズの位置に依存して定まり、絞り値は絞り32の開口量に依存して定まる。
合焦状態設定部56は、入力画像における距離Lo及び深さMDEPに基づいて又は合焦状態設定操作に基づいて合焦状態設定情報を生成する。合焦状態設定情報は、合焦状態調整部57にて生成される合焦状態調整画像の距離Lo及び深さMDEPを定める情報であり、合焦状態調整画像の距離Lo及び深さMDEPの目標値である設定距離Lo及び設定深さMDEP を含む。
合焦状態設定部56には、距離Lo’及び深さMDEP’を保持するためのデータ保持部61が設けられている。ユーザは、必要に応じて合焦状態設定操作をUI52に対して成すことができる。合焦状態設定操作において、ユーザはデータ保持部61に保持されるべきLo’及びMDEP’を指定することができ、合焦状態設定操作が成された場合には、合焦状態設定操作にて指定されたLo’及びMDEP’がデータ保持部61に保持される。ユーザは、合焦状態設定操作においてLo’及びMDEP’の何れか一方のみを指定することもできる。合焦状態設定操作によってLo’が指定されない場合、データ保持部61は、任意の時点における入力画像の距離Loを距離Lo’として保持することができ、合焦状態設定操作によってMDEP’が指定されない場合、データ保持部61は、任意の時点における入力画像の深さMDEPを深さMDEP’として保持することができる。合焦状態設定部56は、データ保持部61に保持されたLo’及びMDEP’をLo及びMDEP として含んだ合焦状態設定情報を出力する。
従って、合焦状態設定操作が成されない場合には、基礎合焦状態データに基づくLo’及びMDEP’がLo及びMDEP に設定され、合焦状態設定操作によってLo’及びMDEP’が指定された場合には、合焦状態設定操作に基づくLo’及びMDEP’がLo及びMDEP に設定される。合焦状態設定操作が成された場合、主制御部13(例えば合焦状態設定部56)は、合焦状態設定操作後の撮影によって得られる入力画像の距離Lo及び深さMDEPが夫々Lo及びMDEP と一致するように、撮像部11の焦点距離及び絞り値等を制御することができる(但し、この制御は必須ではない)。
合焦状態調整部57は、距離マップに基づく画像処理によって入力画像の合焦状態を調整することができる。合焦状態の調整後の入力画像を合焦状態調整画像と呼び、入力画像から合焦状態調整画像を生成するための画像処理を特定画像処理と呼ぶ。特定画像処理における合焦状態の調整は被写界深度の調整を含む。特定画像処理における被写界深度の調整は少なくとも深さMDEPの調整を含み、更に距離Loの調整をも含みうる。より具体的には、合焦状態調整部57は、合焦状態調整画像における距離Lo及び深さMDEPが夫々設定距離Lo及び設定深さMDEP に応じた距離Lo及び深さMDEPとなるように(理想的には、合焦状態調整画像におけるLo及びMDEPが夫々Lo及びMDEP と一致するように)、距離マップに基づき入力画像に対して特定画像処理を成す。
合焦状態調整部57には、光学ズーム倍率の値も入力されている。光学ズーム倍率の値が変更された場合に限って特定画像処理が実行されるように、合焦状態調整部57が形成されてもよい(光学ズーム倍率の変更に伴う特定画像処理の実行の意義は後述)。
選択部58は、入力画像及び合焦状態調整画像の一方を出力画像として選択して出力する。出力画像は、表示部15にて表示されると共に記録媒体16に記録されうる。選択部58による選択動作は光学ズーム倍率の値に基づいて実行され、該選択動作の詳細及び意義は後述の説明から明らかとなる。
ところで、光学ズーム倍率の変更は撮像部11の光学的特性の変化を伴うため、光学ズーム倍率が変更されると入力画像の合焦状態(被写界深度)も変化する。ユーザは、被写界深度を所望のものに設定した後、光学ズーム倍率を変更させることがあるが、この際、光学ズーム倍率の変更に伴って被写界深度がユーザ所望の被写界深度から変化することは好ましいとは言えない。撮像装置1には、図4に示される各部位を用いて、光学ズーム倍率が変更された際に生じうる合焦状態(被写界深度)の変化を抑制する機能が備えられており、この機能が実現される撮影モードを特殊撮影モードと呼ぶ。
以下、図5(a)及び(b)等を参照して、特殊撮影モードにおける撮像装置1の動作を説明する。以下では、説明の便宜上、任意の二次元画像である注目画像320において、合焦基準距離Loが被写界深度内の中心距離であると仮定する(図3(b)及び(c)参照)。即ち、「Lo=(Ln+Lf)/2」が成立すると仮定する。入力画像、合焦状態調整画像又は出力画像は、注目画像320の一種である。また、注目画像320において、非合焦距離(図5(b)参照)とは、注目画像320の被写界深度外の距離を指し、非合焦距離の被写体とは、注目画像320の被写界深度外に位置する被写体を指す。また、合焦基準距離Loと任意の被写体の被写体距離との差を差分距離と呼ぶ。
図5(a)に、入力画像の例としての入力画像400を示す。図6に、入力画像400の撮影時に被写体距離検出処理を成して得られる距離マップ410を示す。距離マップ410は、入力画像400の画角に対応した距離マップである。入力画像400には被写体401、402及び403の画像データが存在しており、図7に示す如く、被写体401の被写体距離d401と被写体402の被写体距離d402と被写体403の被写体距離d403との間には、不等式「0<d401<d402<d403」が成立するものとする。図5(a)では、被写体の像のボケ具合いを、被写体の輪郭線の太さによって表現している(後述の図11(a)等においても同様)。
図5(b)の折れ線405は、入力画像400上における、各被写体のボケ量と差分距離との関係を示している。注目画像320において、注目被写体のボケ量とは、注目画像320上における注目被写体のぼけの度合いを表す指標であり、注目被写体のぼけの度合いが大きいほど注目被写体のボケ量は大きく、また、注目被写体の合焦度が低いほど注目被写体のボケ量は大きい。本例において、注目被写体は、例えば、被写体401、402又は403である。従って例えば、被写体401、402又は403の夫々が理想的な点光源であると考えた場合、注目画像320において被写体401、402及び403の像の直径をそれぞれ被写体401、402及び403のボケ量であると考えることができる。
図5(b)に示される距離DIFは、入力画像400における被写界深度の深さの半分(即ち、(Lf−Ln)/2)である。ここでは、被写界深度内に属する被写体のボケ量、即ち許容錯乱円径に相当する基準径RREF以下の像のボケ量をゼロとみなす(図3(c)参照)。そうすると、図5(b)に示す如く、入力画像400において、距離DIF以下の差分距離を有する被写体のボケ量はゼロであり、距離DIFより大きな差分距離を有する被写体のボケ量はゼロよりも大きく且つ距離DIFより大きな差分距離を有する被写体のボケ量は対応する差分距離が増大するにつれて増大する。入力画像400において、距離DIFより大きな差分距離は非合焦距離である。
入力画像400において、被写体401、402及び403についての差分距離を夫々DIF401、DIF402及びDIF403にて表す。そして、今、図8及び図9に示す如く、入力画像400における合焦基準距離Loが被写体距離d401と一致しており(即ち、DIF401=0であり)、且つ、DIF401<DIF402=DIF<DIF403であるとする。そうすると、入力画像400において、被写体401は合焦被写体であると共に被写体403は非合焦被写体であり、従って被写体401のボケ量はゼロであると共に被写体403のボケ量はP403である(P403>0)。また、DIF402=DIFであるため、入力画像400において、被写体402は合焦被写体であり、被写体402のボケ量はゼロである。
入力画像400を含む時系列で並ぶ複数の入力画像は、所定のフレーム周期での順次撮影によって順次生成される。今、図10に示す如く、時刻tにて入力画像400の撮影後、時刻t及びt間においてズーム操作が成されて光学ズーム倍率が変更されたことを想定する。時刻ti+1は時刻tよりも後の時刻であるとする(iは整数)。時刻tにおいて、入力画像400は選択部58により選択されて出力画像として選択部58から出力される。
図10及び図11(a)に示される画像420は、時刻tにおいて得られた入力画像、即ち、光学ズーム倍率が変更された後の入力画像である。但し、ここでは、時刻t及びt間において光学ズーム倍率が増大したことを想定している。そうすると、入力画像420の画角は入力画像400の画角よりも小さい。また、光学ズーム倍率の変更後のフォーカスレンズ31の位置調整により、入力画像420の距離Loも入力画像400の距離Loと同様、被写体距離d401と一致しているものとする。図10に示される画像440については後述される。
光学ズーム倍率の増大に伴う撮像部11の光学的特性の変化により、入力画像420の被写界深度は入力画像400の被写界深度よりも浅くなる。図11(b)の折れ線425は、入力画像420上における、各被写体のボケ量と差分距離との関係を示している。尚、図13に、図5(a)及び(b)の入力画像400及び折れ線405と、図11(a)及び(b)の入力画像420及び折れ線425と、後述される合焦状態調整画像440及び折れ線445と、をまとめて示す。図13は、特殊撮影モードにおける動作の流れを表している。
図11(b)おいて、距離DIFは、上述したように、入力画像400における被写界深度の深さの半分と一致すると共に差分距離DIF402と一致する。これに対し、距離DIFは入力画像420における被写界深度の深さの半分である。入力画像420の被写界深度は入力画像400の被写界深度よりも浅いので、DIF<DIFである。結果、入力画像400上では合焦被写体であった被写体402は入力画像420上において非合焦被写体となる。入力画像420における被写体402のボケ量を記号Q402にて表す。また、入力画像420における被写体403のボケ量を記号Q403にて表す。DIF402<DIF403であるので、Q403>Q402>0であり、被写体403は入力画像420上においても非合焦被写体である。また、光学ズーム倍率の増大に伴う撮像部11の光学的特性の変化により、入力画像420における被写体403のボケ量Q403は、入力画像400における被写体403のボケ量P403よりも大きい(図11(b)及び図9参照)。入力画像420の距離Loが被写体距離d401と一致していることを想定しているので、被写体401は入力画像420においても合焦被写体である。
光学ズーム倍率の変更後に得られた入力画像420に対して、合焦状態調整部57は、特定画像処理を施すことができる。図12(a)に、入力画像に特定画像処理を施すことで得られた合焦状態調整画像440を示す。図12(b)の折れ線445は、合焦状態調整画像440上における、各被写体のボケ量と差分距離との関係を示している。
調整部57は、画像440を得るために、距離マップを用いた特定画像処理により入力画像420の被写界深度を拡大する(換言すれば、入力画像420の被写界深度の深さを増大させる)。入力画像420に対する特定画像処理に用いられる距離マップは、図6の距離マップ410から入力画像420の画角部分を抽出して得られる距離マップであっても良いし、入力画像420の撮影時に被写体距離検出処理を成して得られる距離マップ430(図14参照)であっても良い。距離マップ430は、入力画像420の画角に対応した距離マップである。
図15に、画像400、420及び440間における被写界深度の関係を示す。図15において、範囲DEP400、DEP420及びDEP440は、夫々、画像400、420及び440における被写界深度の距離範囲を表している。理想的には例えば、画像440における被写界深度が画像400における被写界深度と一致するように特定画像処理によって画像420の被写界深度を拡大する。画像400及び440間で被写界深度が一致するとは、画像400及び440間で距離Lo及び深さMDEPが一致することを意味する。従って、理想例に相当する図12(a)及び(b)では、画像440においても距離Loは被写体距離d401と一致せしめられており、且つ、画像440における被写界深度の深さの半分は入力画像400のそれと同じくDIFであり、且つ、画像440においてDIF=DIF402<DIF403である。故に、画像440においては、入力画像400と同様、被写体401及び402は合焦被写体である一方で被写体403は非合焦被写体である。
また、被写界深度の拡大に伴って、画像440における被写体403のボケ量Q403’は入力画像420における被写体403のボケ量Q403よりも小さくなる(図11(b)及び図12(b)参照)。理想的には例えば、図12(b)の折れ線445が図5(b)の折れ線405と同じになるように(図13も参照)、即ち、各被写体のボケ量と差分距離との関係が画像400及び440間で同じとなるように、特定画像処理を成すと良い。
時刻t及びt間で光学ズーム倍率が変更されたことに基づき(図10参照)、図4の選択部58は、時刻tにおいて、入力画像420ではなく合焦状態調整画像440を選択し、合焦状態調整画像440を出力画像として出力することができる。これにより、図10に示す如く、光学ズーム倍率の変更によって生じる入力画像の合焦状態の変化が、出力画像において抑制される。換言すれば、光学ズーム倍率の変更によって生じる入力画像列の被写界深度の変化が、出力画像列において抑制される。画像列とは、時系列で並ぶ複数の静止画像の集まりを指す。ここにおける入力画像列は、入力画像400及び420を含む複数の入力画像から成り、ここにおける出力画像列は、出力画像400及び440を含む複数の出力画像から成る。
ところで、ここまでは特に注目しなかったが、上述したような動作は、ユーザが指定被写界深度の設定指示を行った場合に特に有益である。指定被写界深度とは、ユーザによって指定されたユーザ所望の被写界深度であり、UI52に対する所定の深度設定操作によってユーザは指定被写界深度の設定指示(以下、深度設定指示とも言う)を成すことができる。上述の合焦状態設定操作は、この深度設定操作の一種でありうる。
図16に、深度設定指示が成される時刻tと時刻t〜tとの関係例を示す。図16に示す如く、時刻tよりも後であって且つ時刻tよりも前の時刻が時刻tとして想定される。深度設定指示にて示されたユーザ所望の合焦基準距離Lo及び被写界深度の深さMDEPが、時刻tにおいて図4のデータ保持部61にLo’及びMDEP’として保持される。画像400、420及び440の例では、入力画像400における距離Lo及び深さMDEPにユーザが満足しており、入力画像400における距離Lo及び深さMDEPをLo’及びMDEP’としてデータ保持部61に保持すべきことを、ユーザが深度設定操作によって指示したことが想定されている。
このような深度設定操作によってユーザが所望の被写界深度を指定した後、ユーザは、撮影構図を調整するべくズーム操作を成すことがある。この際、ズーム操作の実行によって出力画像の被写界深度が、ユーザが指定したものから変更されることは好ましくない。本実施形態では、深度設定操作後にズーム操作が成されたとき、合焦状態調整画像の被写界深度が指定被写体深度に応じた被写界深度となるように(理想的には、出力画像の被写界深度が指定被写体深度と一致するように)入力画像に特定画像処理が施され、得られた合焦状態調整画像が出力画像としてユーザに提示される。このため、ズーム操作後もユーザ所望の被写界深度が完全に又は概ね維持され、ユーザの希望が満たされる。
以下、上述の動作及び構成を基本とする幾つかの実施例を説明する。矛盾無き限り、後述する複数の実施例を組み合わせることも可能である。
<<第1実施例>>
第1実施例を説明する。第1実施例では、図17を参照して撮像装置1の動作手順を説明する(図4も参照)。図17は、特殊撮影モードにおける撮像装置1の動作フローチャートである。
特殊撮影モードにおける動作が開始されると、ステップS11において、入力画像の順次撮影が開始されると共に出力画像の順次表示が開始される。入力画像の順次撮影及び出力画像の順次表示は、特殊撮影モードが終了するまで継続される。ステップS11〜S18の処理が実行される期間が時刻tから時刻tの直前までの期間に相当し、ステップ19及びS20が行われる期間が時刻tを含む時刻t以降の期間に相当する(図16参照)。従って、ステップS11〜S18の処理が実行される期間中においては、順次撮影される入力画像を順次出力画像として表示することができる。
入力画像の順次撮影の開始後、ステップS12において、図4の被写体距離検出部54は、現時点の入力画像の各画素における被写体の被写体距離を検出して距離データを生成し、その距離データから距離マップ生成部55は距離マップを生成する。一方、ステップS13において、主制御部13(例えば合焦状態設定部56)は、現時点の入力画像に対する基礎合焦状態データから現時点の入力画像の合焦基準距離Lo及び被写界深度の深さMDEPを求める。求められた距離Lo及び深さMDEPは現時点の入力画像と共に表示される。Lo及びMDEPの表示は、数値表示(例えばLo=5m,MDEP=3mという表示)あっても良いし、アイコン等を用いた表示でも良い。
Lo及びMDEPの表示を行いつつ、ステップS14において撮像装置1はユーザによる確定操作を待機する。ユーザは、表示されたLo及びMDEPが所望の合焦基準距離及び被写界深度の深さに適合する場合にはUI52に対して確定操作を成すことができ、そうでない場合には、合焦状態設定操作を成すことができる。確定操作が成された場合には、ステップS13にて表示されたLo及びMDEPをLo’及びMDEP’としてデータ保持部61に保持させた上でステップS14からステップS16に移行し、合焦状態設定操作が成された場合にはステップS14からステップS15に移行する。
上述したように、合焦状態設定操作において、ユーザはデータ保持部61に保持されるべきLo’及びMDEP’を指定することができ、Lo’及びMDEP’はLo及びMDEP として合焦状態設定部56から出力される。ステップS15において、主制御部13(例えば合焦状態設定部56)は、合焦状態設定操作後の撮影によって得られる入力画像の距離Lo及び深さMDEPがそれぞれ合焦状態設定操作にて指定されたLo’及びMDEP’(即ちLo及びMDEP )と一致するように、フォーカスレンズ31の制御等によって撮像部11の焦点距離及び絞り値等を制御する。この制御後、ステップS15からステップS13に戻ってステップS13及びS14の処理が繰り返される。ステップS15を介してステップS13に戻った場合、ステップS13にて表示されるLo及びMDEPは、夫々、合焦状態設定操作にて指定されたLo’及びMDEP’と一致する。
確定操作は、図16を参照して説明した、指定被写界深度の設定指示を成すための深度設定操作として機能する。合焦状態設定操作を行うことなく成した確定操作は、第1の深度設定操作であり、合焦状態設定操作を行った後に成した確定操作は、第2の深度設定操作である。
第1の深度設定操作における確定操作は、合焦状態設定操作を介することなく得られた入力画像の被写界深度を、指定被写界深度として、以後の撮影においても維持すべきことを指定する操作であると言える。第1の深度設定操作における確定操作が成された場合には、合焦状態設定操作を介さずに得られた入力画像のLo及びMDEPが、Lo’及びMDEP’としてデータ保持部61に保持された上で、Lo及びMDEP として出力される。
第2の深度設定操作における確定操作は、合焦状態設定操作にて指定した被写界深度を、指定被写界深度として、以後の撮影においても維持すべきことを指定する操作であると言える。第2の深度設定操作における確定操作が成された場合には、合焦状態設定操作にて指定されたLo’及びMDEP’がデータ保持部61に保持された上でLo及びMDEP として出力される。
ステップS16では、ユーザによるズーム操作を待機する。ズーム操作が成されるとステップS16からステップS17への移行が発生し、以後、ステップS17〜S20の処理が実行される。
ステップS17では、ズーム操作に従ったズームレンズ30の位置制御により光学ズーム倍率が変更される。ズームレンズ30の位置変更に伴う光学的特性の変化により入力画像の合焦基準距離Loが変化するため、ステップS18において、主制御部13(例えば、合焦状態設定部56)は、合焦基準距離Loの変化を打ち消す制御を成す。即ち、光学ズーム倍率の変更後における入力画像の合焦基準距離Loがデータ保持部61に保持されたLo’(=Lo)と一致するように、フォーカスレンズ31の位置を制御する。
その後、ステップS19において、合焦状態調整部57は、距離マップを用いた特定画像処理を現時点の入力画像(最新の入力画像)に対して施すことで合焦状態調整画像を生成する。生成された合焦状態調整画像は、ステップS20において出力画像として表示される。合焦状態調整画像の生成方法は上述した通りである。例えば(図12参照)、ステップS14の確定操作が成された時点の入力画像が入力画像400であって、且つ、ステップS19にて特定画像処理が施される入力画像が入力画像420である場合、ステップS19において合焦状態調整画像440が得られる。
ステップS17及びS18の処理後、ステップS19及びS20の処理を、新たな入力画像が得られる度に実行することができる。従って、光学ズーム倍率の変更後に順次得られる入力画像に対して特定画像処理を順次施し、これによって得られた合焦状態調整画像列を出力画像列として表示することができる。上述したように、任意の出力画像又は出力画像列の画像データは記録媒体16に記録されうる。
尚、図17のフローチャートでは、距離マップがステップS11及びS13間で生成されているが、ステップS13の処理以降であって且つステップS19の処理までの間に生成された距離マップを用いてステップS19の特定画像処理を行うようにしても良い。
第1実施例によれば、光学ズーム倍率の変更に伴う被写界深度の変化が抑制され、ユーザは、光学ズーム倍率の変更後においても所望の合焦状態を有する出力画像を得ることができる。
<<第2実施例>>
第2実施例を説明する。第2実施例並びに後述の第3及び第4実施例では、特定画像処理の方法を例示する。
特定画像処理は、入力画像の被写界深度を任意に調整することが可能な画像処理αであっても良い。画像処理αの一種はデジタルフォーカスとも呼ばれており、デジタルフォーカスを実現する画像処理の方法として、様々な画像処理方法が提案されている。入力画像の被写界深度を任意に調整することができる公知の方法(例えば、特開2010−81002号公報、国際公開第06/039486号パンフレット又は特開2009−224982号公報に記載の方法)を、画像処理αの方法として利用することができる。
<<第3実施例>>
第3実施例を説明する。光学ズーム倍率の変更が光学ズーム倍率の増加であるとき、特定画像処理は、非合焦距離に対応する画素に施す鮮鋭化処理αであっても良い。
上述の画像400、420及び440を例に挙げて、具体的方法を説明する。入力画像400の撮影後のズーム操作によって光学ズーム倍率が増加した後、入力画像420が得られる。合焦状態調整部57は、距離Lo及びDIFと距離マップ410又は430(図6又は図14参照)を用いて、入力画像420の各画素に対する差分距離を算出すると共に入力画像420の各画素を合焦距離画素及び非合焦距離画素のどちらかに分類する。第3実施例において、合焦距離画素は、入力画像420上の合焦被写体の画像データが存在する画素、即ち距離DIF以下の差分距離に対応する画素であり、非合焦距離画素は、入力画像420上の非合焦被写体の画像データが存在する画素、即ち距離DIFより大きな差分距離に対応する画素である。調整部57は、入力画像420の撮影時における撮像部11の基礎合焦状態データ(図4参照)から、距離DIFの値を認識可能である。
ここでは、図11(b)で想定したのと同様に、距離Loが被写体距離d401と等しく(即ちDIF401=0であり)、且つ、距離DIFが差分距離DIF402と一致する距離DIFよりも小さいものとする。そうすると、入力画像420の画素の内、被写体401の画像データが存在する画素は合焦距離画素に分類され、被写体402及び403の画像データが存在する画素は非合焦距離画素に分類される。
調整部57は、全ての非合焦距離画素から成る画像領域を処理対象領域として入力画像420内に設定する。図18において、斜線領域427は入力画像420内に設定された処理対象領域を表している。処理対象領域427は、被写体402及び403の画像データが存在する画像領域を含み、被写体401の画像データが存在する画像領域を含まない。
調整部57は、入力画像420の処理対象領域427に対して鮮鋭化処理αを施すことで合焦状態調整画像を生成する。即ち、入力画像420の処理対象領域427内の画像を鮮鋭化させる鮮鋭化処理αを実行し、鮮鋭化処理α後の入力画像420を合焦状態調整画像として生成する。鮮鋭化処理αは、例えば、画像の鮮鋭化に適した任意の鮮鋭化フィルタを用いたフィルタリングによって実現できる。
鮮鋭化処理αを施すことによって、非合焦距離における画素のボケ量が減少したかのような視覚的作用が得られ、結果、被写界深度が深くなったかのような視覚的作用が得られる。理想的には、合焦状態調整画像440と同等の合焦状態調整画像が鮮鋭化処理αによって得られる(鮮鋭化処理αによって画像440が得られると考えても構わない)。特定画像処理に第2実施例の画像処理αを用いた場合、特定画像処理によって入力画像の真の被写界深度を拡大することができるが、特定画像処理に第3実施例の鮮鋭化処理αを用いた場合には、特定画像処理によって入力画像の見かけの被写界深度が拡大する(見かけの被写界深度が拡大せしめられた画像が、第3実施例の合焦状態調整画像である)。
光学ズーム倍率の増大前には入力画像400を出力画像として表示又は記録することができ、光学ズーム倍率の増大後には入力画像420に基づく合焦状態調整画像を出力画像として表示又は記録することができる。従って、特定画像処理を鮮鋭化処理αとして用いても、光学ズーム倍率の増大によって生じる入力画像の合焦状態の変化が、出力画像において抑制される。換言すれば、光学ズーム倍率の増大によって生じる入力画像列の被写界深度の変化が、見かけ上、出力画像列において抑制される。
<<第4実施例>>
第4実施例を説明する。光学ズーム倍率の変更が光学ズーム倍率の減少であるとき、特定画像処理は、非合焦距離に対応する画素に施すぼかし処理αであっても良い。
上述の入力画像400を例に挙げて、具体的方法を説明する。図10に示した状況とは異なる部分があるが、第4実施例では、時刻tにて入力画像400を撮影した後、時刻tにおける指定被写界深度の設定指示(深度設定操作)により入力画像400の距離Lo及び深さMDEPが距離Lo’及び深さMDEP’としてデータ保持部61に保持され、更にその後の時刻t及びt間において光学ズーム倍率が減少したことを想定する。
図19(a)の画像520は、光学ズーム倍率の減少後、時刻tにて得られた入力画像であり、図19(b)の折れ線525は、入力画像520上における、各被写体のボケ量と差分距離との関係を示している。入力画像400及び520における合焦基準距離Loは共にd401である。光学ズーム倍率の減少に伴う撮像部11の光学的特性の変化により、入力画像520の被写界深度は入力画像400の被写界深度よりも深くなる。ここでは、光学ズーム倍率の減少に伴う被写界深度の拡大により、入力画像520において被写体距離d401〜d403が全て被写界深度内に属しているものとする。図20に、入力画像520の撮影時に被写体距離検出処理を成して得られる距離マップ530を示す。距離マップ530は、入力画像520の画角に対応した距離マップである。
調整部57は、距離Lo’及び深さMDEP’と一致する距離Lo及び深さMDEP と距離マップ530を用いて、入力画像520の各画素に対する差分距離を算出すると共に入力画像520の各画素を合焦距離画素及び非合焦距離画素のどちらかに分類する。第4実施例において、合焦距離画素は、入力画像400上の合焦被写体の画像データが存在する画素、即ち距離DIF以下の差分距離に対応する画素であり、非合焦距離画素は、入力画像400上の非合焦被写体の画像データが存在する画素、即ち距離DIFより大きな差分距離に対応する画素である。上述したように、入力画像400の距離Lo及び深さMDEPが距離Lo’及び深さMDEP’としてデータ保持部61に保持されていることを想定しているため、Lo’及びMDEP’(Lo及びMDEP )から分類に必要な距離DIFは定まる。
調整部57は、全ての非合焦距離画素から成る画像領域を処理対象領域として入力画像520内に設定する。図21において、斜線領域527は入力画像520内に設定された処理対象領域を表している。処理対象領域527は、被写体403の画像データが存在する画像領域を含み、被写体401及び402の画像データが存在する画像領域を含まない。
調整部57は、入力画像520の処理対象領域527に対してぼかし処理αを施すことで合焦状態調整画像540(図22(a)参照)を生成する。即ち、入力画像520の処理対象領域527内の画像をぼかすぼかし処理αを実行し、ぼかし処理α後の入力画像520を合焦状態調整画像540として生成する。ぼかし処理αは、例えば、画像をぼかすのに適した任意の平滑化フィルタ(ガウシアンフィルタ等)を用いたフィルタリングによって実現できる。
図22(b)の折れ線545は、合焦状態調整画像540上における、各被写体のボケ量と差分距離との関係を示している。非合焦距離画素に対してぼかし処理αを施すだけであるので、画像520及び540間で合焦基準距離Loに変化はないが、距離DIFより大きな差分距離に対応する画素(即ち非合焦距離画素)に対してぼかし処理αが施されるため、合焦状態調整画像540の被写界深度は入力画像520の被写界深度よりも浅くなる。理想的には、画像540の被写界深度は入力画像400の被写界深度と一致する。
光学ズーム倍率の減少前には入力画像400を出力画像として表示又は記録することができ、光学ズーム倍率の減少後には入力画像520に基づく合焦状態調整画像540を出力画像として表示又は記録することができる。従って、特定画像処理をぼかし処理αとして用いても、光学ズーム倍率の減少によって生じる入力画像の合焦状態の変化が、出力画像において抑制される。換言すれば、光学ズーム倍率の減少によって生じる入力画像列の被写界深度の変化が、出力画像列において抑制される。
<<変形等>>
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。上述の実施形態に適用可能な注釈事項として、以下に、注釈1〜注釈3を記す。各注釈に記載した内容は、矛盾なき限り、任意に組み合わせることが可能である。
[注釈1]
図17のフローチャートでは、合焦状態設定操作が成されたとき、合焦状態設定操作に従った被写界深度が入力画像にて得られるようにステップS15にてフォーカスレンズ31等が実際に制御されているが、これに代えて、ステップS15にて特定画像処理を利用するようにしても良い。即ち例えば、ステップS14にて合焦状態設定操作が成されたとき、合焦状態設定操作に従った被写界深度を有する合焦状態調整画像を特定画像処理により入力画像から生成し、生成した合焦状態調整画像を表示した状態でユーザによる確定操作の入力を待機するようにしても良い(ステップS14)。
[注釈2]
図1の撮像装置1を、ハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって構成することができる。ソフトウェアを用いて撮像装置1を構成する場合、ソフトウェアにて実現される部位についてのブロック図は、その部位の機能ブロック図を表すことになる。ソフトウェアを用いて実現される機能をプログラムとして記述し、該プログラムをプログラム実行装置(例えばコンピュータ)上で実行することによって、その機能を実現するようにしてもよい。
[注釈3]
例えば、以下のように考えることができる。撮像装置1は、入力画像の合焦状態(被写界深度を含む)を特定画像処理によって調整することで出力画像を生成する出力画像生成部、及び、入力画像の各画素の被写体距離を表す被写体距離情報を取得する被写体距離情報取得部を備えている、と考えることができる。出力画像生成部の構成要素は、図4の合焦状態調整部57を含み、更に選択部58を含みうる。上述の距離データ及び距離マップの夫々は被写体距離情報に相当する。被写体距離情報取得部は、図4の被写体距離検出部54及び距離マップ生成部55の少なくとも一方を含んで形成される。
1 撮像装置
11 撮像部
30 ズームレンズ
31 フォーカスレンズ
32 絞り
33 撮像素子
51 入力画像生成部
52 UI(ユーザインターフェース)
53 光学ズーム制御部
54 被写体距離検出部
55 距離マップ生成部
56 合焦状態設定部
57 合焦状態調整部
58 選択部
61 データ保持部

Claims (6)

  1. ズームレンズを介して入射した被写体の光学像から入力画像を生成する入力画像生成部と、
    前記ズームレンズの位置変化によって光学ズーム倍率が変更されたとき、前記入力画像の合焦状態を画像処理によって調整することにより出力画像を生成する出力画像生成部と、備えた
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記出力画像生成部は、前記光学ズーム倍率が変更されたとき、前記光学ズーム倍率の変更によって生じる前記入力画像の合焦状態の変化が前記出力画像において抑制されるように、前記入力画像に対して前記画像処理を施す
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 当該撮像装置は、前記光学ズーム倍率の変更指示及び指定被写界深度の設定指示を受けるユーザインターフェースを更に備え、
    前記指定被写界深度の設定指示後に前記変更指示に従って前記光学ズーム倍率が変更されたとき、前記出力画像生成部は、前記出力画像の被写界深度が前記指定被写界深度に応じた被写界深度となるように、前記入力画像に対して前記画像処理を施す
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 当該撮像装置は、前記入力画像の各画素の被写体距離を表す被写体距離情報を取得する被写体距離情報取得部を更に備え、
    前記出力画像生成部は、前記被写体距離情報を用いて前記画像処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の撮像装置。
  5. 前記光学ズーム倍率が増大した場合、前記出力画像生成部は、前記被写体距離情報に基づき前記光学ズーム倍率の増大後に得られた入力画像内に処理対象領域を設定し、前記処理対象領域を鮮鋭化させる鮮鋭化処理を前記画像処理として実行する
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記光学ズーム倍率が減少した場合、前記出力画像生成部は、前記被写体距離情報に基づき前記光学ズーム倍率の減少後に得られた入力画像内に処理対象領域を設定し、前記処理対象領域をぼかすぼかし処理を前記画像処理として実行する
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
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