JP7254581B2 - シリンジ - Google Patents

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Description

本開示はシリンジに関する。
シリンジは、医療現場において薬液を患者の体内に送液する場合に使用される。ユーザは、シリンジ押子を押圧することで、ガスケットにバレルの内面を摺動させて、薬液を送液する。ここで、摺動抵抗が大きいと、ユーザは大きな圧力でシリンジ押子を押圧する必要が生じ、ユーザビリティが低下することがある。また摺動抵抗が大きいと、シリンジポンプを用いて送液を行う際に、シリンジポンプは閉塞が生じていると誤検出して送液を停止し、患者に薬液が投与されないおそれがある。さらに、薬液の粘性が高い場合にも摺動抵抗が大きくなる。
特許文献1には、バレルの内面に凹凸を形成することで、摺動抵抗を低減させる技術が開示されている。また特許文献2には、バレルの内面がシリコーンオイルで被覆されていることで、摺動抵抗を低減させる技術が開示されている。
米国特許出願公開第2017/0340825号明細書 特許第5517950号明細書
特許文献1及び2に記載されているシリンジは、シリンジポンプを用いることで、単位時間当たりに送液する薬液の量(以下、単に「流量」とも称する)が設定される。かかる場合に、特許文献1及び2に記載されているシリンジであっても、その設定される流量によっては、脈動が発生するおそれがあった。
本開示は、摺動抵抗を低減させつつ、シリンジポンプ使用時に脈動が発生することを抑制可能なシリンジを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様としてのシリンジは、薬液を内包する筒状の胴部、及び前記胴部の先端側に設けられて前記薬液を排出するノズル部を有するともに前記胴部の基端部に基端開口部が設けられたバレルと、前記バレルの前記胴部の内面を摺動するガスケットと、前記ガスケットに装着可能なシリンジ押子と、前記バレルの前記胴部の内面を被覆するシリコーンオイルと、を備え、前記バレルの前記胴部の前記内面には、前記シリコーンオイルが滞留可能な凹部が形成され、前記内面の平均表面粗さは0.05~0.50μmである。
本発明の1つの実施形態として、前記内面の平均表面粗さは0.05~0.30μmであることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記バレルの前記凹部は前記バレルの軸線方向に延在する溝であることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記ガスケットは、周方向に延在するとともに前記バレルの前記胴部の内面を摺動するピーク部を有することが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記ガスケットが前記バレルの前記胴部の内面を摺動することで、前記シリコーンオイルが前記バレルの前記凹部に滞留することが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記バレルの前記凹部を第1の凹部として、隣接する2つの前記第1の凹部の間に位置する凸部に、前記第1の凹部よりも浅い第2の凹部が形成されることが好ましい。
本開示によれば、摺動抵抗を低減させつつ、シリンジポンプ使用時に脈動が発生することを抑制可能なシリンジを提供することができる。
一実施形態としてのシリンジを示す図である。 図1のシリンジ100の軸線を通る断面のうち一部を拡大した断面図である。 図1のシリンジにおいて、シリコーンオイル160がバレル120の凹部121g1に滞留する様子を示す図である。 変形例におけるバレル120の胴部121の内面121iの部分展開図である。 図4の線I-Iに沿う断面のうち一部を拡大した断面図である。 変形例におけるバレル120の胴部121の内面121iの一部を拡大して示す図である。
以下、本開示に係るシリンジの実施形態について図面を参照して説明する。各図において共通する部材・部位には同一の符号を付している。
図1は、本開示に係るシリンジの一実施形態としてのシリンジ100を示す図である。図2は、図1のシリンジ100の軸線を通る断面のうち一部を拡大して示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態のシリンジ100は、薬液110と、バレル120と、キャップ130と、ガスケット140と、シリンジ押子150と、を備えている。また、図2に示すように、シリンジ100は、バレル120の胴部121の内面121iを被覆するシリコーンオイル160を備えている。
薬液110は、例えば抗がん剤、麻酔剤、化学療法剤、輸血等、栄養剤等である。薬液110は、患者の体内に注入される。図1は、薬液110がバレル120に内包されている状態を示す。薬液110を例えば送液直前にバレル120に充填させてもよい。
バレル120は、胴部121と、ノズル部122と、フランジ部123と、を有する。またバレル120には、基端開口部124が設けられている。
胴部121は、筒状(例えば円筒状)であり、薬液110を内包している。
図2に示すように、バレル120の胴部121の内面121iには、凹部121gが形成されている。凹部121gの詳細は後述する。
図1に示すように、ノズル部122は、胴部121の先端側に設けられる。ノズル部122の先端部には、先端開口部122oが設けられる。先端開口部122oから、薬液110が排出される。ノズル部122は円筒状であり、ノズル部122にはチューブ170(図1では二点鎖線で表示)が接続可能である。
フランジ部123は、胴部121の基端部から、胴部121の径方向の外側に向かって突出している。
基端開口部124は、胴部121の基端部に設けられている。基端開口部124を通じて、シリンジ押子150が挿入される。
キャップ130は、ノズル部122の先端部に設けられた先端開口部122oを封止可能である。図1は、キャップ130がノズル部122から取り外され、先端開口部122oが開放された状態を示す。
ガスケット140は、本実施形態ではゴム又はエラストマーで構成され、表面がテフロン(登録商標)等のフッ素樹脂又はパリレン(登録商標)で被覆されている。図2に示すように、ガスケット140は、胴部121の内面121iと摺動可能である。
図2に示すように、ガスケット140は、円柱状の本体部143と、この本体部143の一端側で径方向外側に突設されている第1ピーク部141と、本体部143の他端側で径方向外側に突設されている第2ピーク部142と、を備える。
第1ピーク部141及び第2ピーク部142は、ガスケット140の周方向に延在する環状突部である。したがって、第1ピーク部141及び第2ピーク部142の最大外径は、本体部143の外径よりも大きい。第1ピーク部141の最大外径は、第2ピーク部142の最大外径と略等しい。
第1ピーク部141及び第2ピーク部142は、バレル120の胴部121の内面121iと摺動する。また第1ピーク部141は、薬液110が第1ピーク部141よりも基端側に漏れないように内面121iとの間をシールしている。言い換えれば、バレル120のうちガスケット140の第1ピーク部141に対して先端側の部分が、薬液110が収納される薬液収納部となる。第2ピーク部142は、第2ピーク部142の基端側から水蒸気が入らないように内面121iとの間をシールしている。
図1に示すように、シリンジ押子150は、ガスケット140に装着可能である。本実施形態では、シリンジ押子150は、ガスケット140に装着可能な装着部材151と、装着部材151の基端側に装着可能な押圧部材152とを備える。
押圧部材152は、胴部121の軸線方向Aに移動可能である。押圧部材152は、本体部152aと、フランジ部152bと、を備えている。
本体部152aの先端部は、装着部材151に固定可能である。押圧部材152と装着部材151との固定は、例えば、ねじ接合とすることができる。なお、シリンジ100の出荷時に、バレル120内のガスケット140に固定された装着部材151と、押圧部材152とを分離させることができる。押圧部材152は一般に長尺の部材であるため、装着部材151と押圧部材152とを分離させた状態でシリンジ100を出荷することで、分離しない状態と比較して軸線方向における全長を短くした状態で、シリンジ100を輸送することができる。ユーザは現場で、バレル120内のガスケット140に固定された装着部材151に、押圧部材152を固定することができる。
フランジ部152bは、押圧部材152の基端部で、本体部152aから径方向の外側に向かって突出している。
図2を参照して、シリンジ100は、バレル120の胴部121の内面121iを被覆するシリコーンオイル160を備えている。シリコーンオイル160がガスケット140とバレル120の胴部121の内面121iとの間を潤滑することで、ガスケット140と内面121iとの間の摺動抵抗を低減させることができる。本実施形態では、シリコーンオイル160は、医療グレードに沿うシリコーンオイルである。
バレル120の胴部121の内面121iには、シリコーンオイル160が滞留可能な凹部121gが形成されている。本実施形態では、凹部121gはバレル120の周方向に沿って延在する溝である。
本実施形態のシリンジ100を製造するにあたり、シリコーンオイル160を胴部121の内面121iに塗布又は散布した後に、バレル120にガスケット140を挿入する。図2に示すように、凹部121gには、シリコーンオイル160が滞留している。また、ガスケット140は、図2に示すように、凹部121g内に滞留しきれない余分なシリコーンオイル160を、先端側に押し出すことによって除去する。
図2の示す凹部121gには、ガスケット140の通過にかかわらず、シリコーンオイル160が滞留しているが、このような構成に限られない。図3は、図2とは異なり、ガスケット140が通過する前の凹部121g0には、シリコーンオイル160は滞留していない。このような場合に、ガスケット140を図3の矢印で示すように先端に向けて摺動させると、ガスケット140が通過した後の凹部121g1に、シリコーンオイル160が入り込んで滞留する。このように、ガスケット140がバレル120の胴部121の内面121iと摺動することで、凹部121g1にシリコーンオイル160を滞留させてもよい。
また、図2に示すように、本実施形態では、凹部121gはバレル120の胴部121の内面121iの先端側から基端側まで延在しているが、凹部121gを例えばバレル120の胴部121の先端付近のみに設けることもできる。
図2では、凹部121gはバレル120の周方向に沿って延在する溝であるが、溝の延在方向など、凹部121gの形状は特に限定されない。凹部121gは、例えば、バレル120の周方向に対して傾斜して延びる溝であってもよい。また、凹部121gは、例えば、内面121iの先端側から基端側まで延びるらせん状の溝であってもよい。更に、凹部121gは、後述するように、バレル120の軸線方向Aに沿って延在する溝であってもよい(図4参照)。また、凹部121gとしての上述の各種溝を組み合わせてもよい。ただし、様々な延在方向を有する溝が混在すると、バレル120の透明性が低下して、胴部121内の薬液110(図1参照)が視認しにくくなるおそれがある。そのため、凹部121gとしての溝の延在方向は略同方向とすることが好ましい。
図4は、一変形例としてのバレル120の胴部121の内面121iの展開図の一部を示す。図5は、図4の線I-Iに沿う断面図である。図4に示す凹部121gは、バレル120の軸線方向Aに沿って延在する溝である。内面121iの凹部121gとしての溝の深さはそれぞれ、ほぼ等しい。また凹部121gとしての溝の長さ及び幅は、シリコーンオイル160が入り込んで滞留可能な長さ及び幅である。また、凹部121gとしての溝は、ガスケット140が内面121iとの摺動時に入り込まないような大きさで構成されることが好ましい。一例としては、図4に示す例のように、凹部121gとしての溝の延在方向と、ガスケット140の第1ピーク部141及び第2ピーク部142(図2参照)の延在方向とを相違させることで、ガスケット140が内面121iとの摺動時に溝内に入り込みにくくなり得る。つまり、図4に示すように凹部121gとしての溝をバレル120の軸線方向Aに沿って延在させるとともに、図2に示すようにガスケット140の第1ピーク部141及び第2ピーク部142をバレル120の周方向に延在させることができる。
バレル120の胴部121の内面121iの凹部121gは、例えば、やすり等により内面121iを研削することで形成可能である。また、凹部121gは、金型に凹凸を設けることで射出成型によって形成されてもよい。
特に、図4に示すように凹部121gとしての溝をバレル120の軸線方向Aに沿って延在させることで、射出成型されたバレル120から金型を軸線方向Aに引き抜く際に、金型との摺動によるバレル120の損傷を抑えることができる。このように、射出成型の適用を考慮すれば、凹部121gとしての溝は軸線方向Aに沿って延在することが特に好ましい。
図6は、バレル120の内面121iの更なる変形例としての内面121i2を示す図である。図4と同様に、内面121i2には、第1の凹部121gが形成されている。さらに、隣接する2つの第1の凹部121gの間に位置する凸部には、第1の凹部121gよりも浅い第2の凹部121g2が形成されている。
このような第1の凹部121g及び第2の凹部121g2は、バレル120の内面121i2を、目の粗いやすり等で研削した後、目の細かいやすり等で研削することで形成することができる。また、図4の内面121iと同様に、バレル120を射出成型する際に、金型に凹凸を設けて当該凹凸をバレル120に転写することで第1の凹部121gとしての溝及び第2の凹部121g2としての溝を形成してもよい。
胴部121の内面121iの平均粗さは、0.05~0.50μmである。これにより、摺動抵抗を低減させつつ、シリンジポンプ使用時に脈動の発生を抑制することができる。当該平均粗さは、0.05~0.30μmであることがより好ましい。なお、本明細書で言う平均粗さ(Ra)とは、算術平均粗さを指す。算術平均粗さとは、ガスケット140の先端から胴部121の先端側へ20mmまでの範囲内における粗さ曲線からその平均線の方向に基準長さ1.25mm(L)だけを抜き取り、この抜き取り部分の平均線の方向にx軸を、縦倍率の方向にy軸を取り、粗さ曲線y=f(x)で表したときに、下記の式で求められる値をいう。
Figure 0007254581000001
以下、シリンジについて行った、摺動抵抗及び脈動の発生の有無を実証する試験の概要及び結果について説明する。
まず、試験のために用意した実施例1~9及び比較例1~4のシリンジについて説明する。シリンジのバレルはポリプロピレン製である。バレルに収納可能な薬液の公称容量は50mlである。
上記のシリンジのバレルの胴部の内面を、研磨剤によって研磨した。使用した研磨剤の粒度はそれぞれ、#400,#600,#800,#1000,#4000及び#10000である。後述する表1に示すように、実施例6,9及び比較例1,3~4のシリンジは、1つの粒度の研磨剤のみを用いて研磨した。その他のシリンジは、ある粒度の研磨剤を用いて研磨した後、他の粒度の研磨剤を用いて研磨した。表1に、研磨後の各シリンジの内面の表面粗さRaを示す。なお、研磨していないシリンジのバレルの胴部の内面の表面粗さRaは、0.032であった。
後述する表1に示すように、バレルの内面が、シリコーンオイルで被覆されたシリンジを用意した。また、バレルの内面がシリコーンオイルで被覆されていないシリンジも用意した。
シリンジに薬液を充填した後、オートグラフに装着した。その後、オートグラフによって、シリンジのガスケットを、4mm/分の速度で摺動させ、その際にガスケットとシリンジとの間の摺動抵抗を測定した。また、得られた摺動抵抗のチャートから、脈動の発生の有無を確認した。
以下の表1において、実施例1~9及び比較例1~4のシリンジについての、摺動抵抗及び脈動の発生の有無の測定結果を示す。
表1の摺動抵抗の項目について、「◎」は、摺動抵抗が、研磨しておらずシリコーンオイルで被覆されたたシリンジ(以下、「参考例」ともいう)の摺動抵抗の70%未満であることを示す。「○」は、摺動抵抗が、参考例の摺動抵抗の70~110%であることを示す。「×」は、摺動抵抗が、参考例の摺動抵抗の110%超であることを示す。
表1の脈動の項目について、「○」は摺動時の脈動の発生が参考例と比較して抑えられていたことを示し、「×」は参考例と同等の脈動が発生していたことを示す。なお、上述した参考例では摺動距離の50%以上の範囲で脈動が発生していた。
Figure 0007254581000002
表1の摺動抵抗の項目を見ると、バレルの胴部の内面がシリコーンオイルで被覆されていないシリンジはいずれも、研磨しておらずシリコーンオイルで被覆されたシリンジ(参考例)よりも摺動抵抗が増加していることがわかった。また、バレルの胴部の内面がシリコーンオイルで被覆されている状態で、実施例1~6の摺動抵抗は、参考例の摺動抵抗と同程度であることがわかった。実施例7~9及び比較例4の摺動抵抗は、参考例の摺動抵抗よりも小さいこともわかった。
表1の脈動の項目を見ると、バレルの胴部の内面がシリコーンオイルで被覆されていない状態で、実施例1~6,8~9及び比較例2,4では、研磨しておらずシリコーンオイルで被覆されたシリンジ(参考例)と比較して脈動の発生が抑えられていることがわかった。また、バレルの胴部の内面がシリコーンオイルで被覆されている状態で、実施例1~9及び比較例2~3では、参考例と比較して脈動の発生が抑えられていることもわかった。
以上のことから、バレルの内面の平均表面粗さを0.05~0.50μmとし、バレルの内面がシリコーンオイルで被覆されていることで、ガスケットとバレルの内面との間の摺動抵抗を、研磨しておらずシリコーンオイルで被覆された参考例シリンジの摺動抵抗と同程度としつつ、参考例シリンジと比較して脈動の発生を抑えられることがわかった。
さらに、バレルの内面の平均表面粗さを0.05~0.30μmとし、バレルの内面がシリコーンオイルで被覆されていることで、摺動抵抗を更に低減できることがわかった。
100:シリンジ
110:薬液
120:バレル
121:胴部
121g,121g0,121g1:凹部(第1の凹部)
121g2:第2の凹部
121i,121i2:内面
122:ノズル部
122o:先端開口部
123:フランジ部
124:基端開口部
130:キャップ
140:ガスケット
141:第1ピーク部
142:第2ピーク部
143:本体部
150:シリンジ押子
151:装着部材
152:押圧部材
152a:本体部
152b:フランジ部
160:シリコーンオイル
170:チューブ
A:軸線方向

Claims (6)

  1. 薬液を内包する筒状の胴部、及び前記胴部の先端側に設けられて前記薬液を排出するノズル部を有するともに前記胴部の基端部に基端開口部が設けられたバレルと、
    前記バレルの前記胴部の内面を摺動するガスケットと、
    前記ガスケットに装着可能なシリンジ押子と、
    前記バレルの前記胴部の内面を被覆するシリコーンオイルと、
    を備え、
    前記バレルの前記胴部の前記内面には、前記シリコーンオイルが滞留可能な複数の溝が形成され、
    前記内面の平均表面粗さは0.05~0.50μmであり、
    前記複数の溝の延在方向が同方向である、シリンジ。
  2. 前記内面の平均表面粗さは0.05~0.30μmである、請求項に記載のシリンジ。
  3. 前記バレルの前記は前記バレルの軸線方向に延在する溝である、請求項1又は2に記載のシリンジ。
  4. 前記ガスケットは、周方向に延在するとともに前記バレルの前記胴部の内面を摺動するピーク部を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載のシリンジ。
  5. 前記ガスケットが前記バレルの前記胴部の内面を摺動することで、前記シリコーンオイルが前記バレルの前記に滞留する、請求項1~4のいずれか一項に記載のシリンジ。
  6. 前記バレルの前記を第1の凹部として、隣接する2つの前記第1の凹部の間に位置する凸部に、前記第1の凹部よりも浅い第2の凹部が形成される、請求項1~5のいずれか一項に記載のシリンジ。
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