JP7252515B2 - 定着装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置、および、定着装置を備えた画像形成装置に関する。
中空筒状のベルト部材を備えた定着装置には、ベルト部材にその内側から当接し、ベルト部材を介して対向部材との間に定着ニップを形成するためのニップ形成部材や、ニップ形成部材にその背面側から当接し、ニップ形成部材を支持するステーなどの支持部材が設けられる。
上記のニップ形成部材は、定着装置内で所定の位置に配置されることで、対向部材との間に適切な範囲で定着ニップを形成することが求められる。
例えば特許文献1(特開2011-8062号公報)の定着装置200は、図14に示すように、定着ローラ201、加圧ベルト202、加圧ベルト202の内側に設けられるスプリング203、ソフトパッド204、ソフトパッド204をその背面側から支持する強度保持部材205、および、ソフトパッド204を押圧するためのハードパッド206などを有する。スプリング203の付勢力によって、ハードパッド206を介してソフトパッド204が加圧ベルト202を定着ローラ201の側へ押圧し、定着ローラ201との間に定着ニップNを形成する。ハードパッド206は、断面L字状をなし、押圧部206aはその先端部が加圧ベルト202を定着ローラ201の側へ押圧すると共に、その上流側(図の下側)の側面部がソフトパッド204の下流側の側面部に当接している。これにより、加圧ベルト202が矢印X方向へ回転し、ソフトパッド204が図の上方向への力を受けた場合でも、ソフトパッド204の図の上方向への移動を規制し、ソフトパッド204をハードパッド206などに対して位置決めすることができる。
特許文献1の構成では、図14のように加圧ベルト202が矢印X方向へ回転する場合には、ソフトパッド204をハードパッド206に対して位置決めできるが、加圧ベルト202が逆方向へ回転した場合に、ハードパッド206単体ではソフトパッド204の移動を規制できず、ソフトパッド204の位置決めが十分ではなかった。このように、ニップ形成部材を定着装置内の所定の位置に高精度に位置決めするという課題があった。
上記の課題を解決するため、本発明は、無端状のベルト部材と、前記ベルト部材に対向する対向部材と、前記ベルト部材の内側に設けられ、当該ベルト部材を介して前記対向部材に当接して前記対向部材との間に定着ニップを形成するニップ形成部材と、前記ベルト部材あるいは前記対向部材を加熱する加熱部材と、前記ベルト部材の内側に設けられ、前記ニップ形成部材を支持する支持部材と、前記ニップ形成部材と前記支持部材との間に設けられ、前記ニップ形成部材を装置内の所定の位置に位置決めするための位置決め部材とを備えた定着装置であって、前記ニップ形成部材は、前記位置決め部材の側へ突出した凸部を自身の長手方向に複数有し、前記位置決め部材は、前記凸部が挿入され、前記ニップ形成部材の前記位置決め部材に対する記録媒体搬送方向およびその逆方向への移動を規制する挿入孔を、前記ニップ形成部材の長手方向に複数有し、前記挿入孔のうち、前記ニップ形成部材の長手方向端部側に対応する位置に設けられた挿入孔には、前記長手方向に並設された複数の凸部が挿入されることを特徴とする。
本発明によれば、定着装置内において、ニップ形成部材を記録媒体搬送方向に対して高精度に位置決めすることができる。
画像形成装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の構成図である。 ニップ形成部材の側面図である。 基材の斜視図である。 本発明の第一実施形態の位置決め部材およびステーに基材を取り付ける様子を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態の位置決め部材およびステーに基材を取り付ける様子を示す斜視図である。 上記位置決め部材周辺の構成を示す正面図である。 本発明の第三実施形態の位置決め部材およびステーに基材を取り付ける様子を示す斜視図である。 上記位置決め部材周辺の構成を示す正面図である。 本発明の第四実施形態の位置決め部材周辺の構成を示す正面図である。 上記と異なる実施形態のニップ形成部材の斜視展開図である。 本発明の第五実施形態の位置決め部材およびステーに図11のニップ形成部材を取り付ける様子を示す斜視図である。 図2と異なる構成の定着装置を示す側面図である。 従来の定着装置を示す概略構成図である。 第四実施形態に対して、位置決め部材と基材の位置関係が変化した変形例を示す正面図である。 本発明の第五実施形態に係る基材と位置決め部材を背面側から見た斜視図である。 本実施形態の第五実施形態に係る定着装置の側面断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1に示すカラー画像形成装置1の中央には、4つのプロセスユニット9Y,9M,9C,9Kが着脱可能に設けられた画像形成部2が配置されている。各プロセスユニット9Y,9M,9C,9Kは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
具体的な各プロセスユニット9としては、表面上に現像剤としてのトナーを担持可能なドラム状の回転体である感光体ドラム10と、感光体ドラム10の表面を一様に帯電させる帯電ローラ11と、感光体ドラム10の表面にトナーを供給する現像ローラを有する現像装置12等を備えている。
プロセスユニット9の下方には、露光部3が配置されている。露光部3は、画像データに基づいて、レーザ光を発するように構成されている。
画像形成部2の上方には転写部4が配置されている。転写部4は、駆動ローラ14及び従動ローラ15に周回走行可能に張架されている無端状の中間転写ベルト16、各プロセスユニット9の感光体ドラム10に対して中間転写ベルト16を挟んだ対向位置に配置されている一次転写ローラ13等で構成されている。各一次転写ローラ13はそれぞれの位置で中間転写ベルト16の内周面を押圧しており、中間転写ベルト16の押圧された部分と各感光体ドラム10とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。
また、中間転写ベルト16を挟んで駆動ローラ14に対向した位置には二次転写ローラ17が配設されている。二次転写ローラ17は中間転写ベルト16の外周面を押圧しており、二次転写ローラ17と中間転写ベルト16とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。駆動ローラ14、中間転写ベルト16、そして、二次転写ローラ17は、画像を用紙に転写する画像転写部として機能する。
給紙部5は、画像形成装置1の下部に位置しており、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙カセット18や、給紙カセット18から用紙Pを搬出する給紙ローラ19等からなっている。
搬送路7は、給紙部5から搬出された用紙Pを搬送する搬送経路であり、一対のレジストローラ30の他、後述する排紙部8に至るまで、搬送ローラ対が搬送路7の途中に適宜配置されている。
定着装置6は、加熱部材によって加熱される、ベルト部材あるいは定着部材としての定着ベルト21、その定着ベルト21を加圧可能な、対向部材としての加圧ローラ22等を有している。
排紙部8は、画像形成装置1の搬送路7の最下流に設けられる。この排紙部8には、用紙Pを外部へ排出するための一対の排紙ローラ31と、排出された用紙Pをストックするための排紙トレイ32とが配設されている。
画像形成装置1の上部には、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の各色トナーが充填されたトナーボトル50Y,C,M,Kが着脱可能に設けられている。そして、このトナーボトル50Y,C,M,Kから各現像装置12との間に設けた補給路を介して、各色の現像装置12に各色トナーが補給される。
以下、図1を参照して上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
画像形成装置1において、画像形成動作が開始されると、各プロセスユニット9Y,9C,9M,9Kの感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。各感光体ドラム10に露光部3によって露光される画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。各感光体ドラム10上には静電潜像が形成され、各現像装置12に蓄えられたトナーが、ドラム状の現像ローラによって感光体ドラム10に供給されることにより、静電潜像は顕像であるトナー画像(現像剤像)として可視像化される。
転写部4では、駆動ローラ14の回転駆動により中間転写ベルト16が図の矢印Aの方向に走行駆動される。また、各一次転写ローラ13には、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、一次転写ニップにおいて転写電界が形成され、各感光体ドラム10に形成されたトナー画像は一次転写ニップにて中間転写ベルト16上に順次重ね合わせて転写される。
一方、画像形成動作が開始されると、画像形成装置1の下部では、給紙部5の給紙ローラ19が回転駆動することによって、給紙カセット18に収容された用紙Pが搬送路7に送り出される。搬送路7に送り出された用紙Pは、レジストローラ30によってタイミングを計られて、二次転写ローラ17と駆動ローラ14との間の二次転写ニップに送られる。このとき、中間転写ベルト16上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、二次転写ニップに転写電界が形成されている。二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト16上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置6へと搬送され、定着ベルト21と加圧ローラ22とによって用紙Pが加熱及び加圧されてトナー画像が用紙Pに定着される。そして、トナー画像が定着された用紙Pは、定着ベルト21から分離され、搬送ローラ対によって搬送され、排紙部8において排紙ローラ31によって排紙トレイ32へと排出される。
以上の説明は、用紙P上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット9Y,9C,9M,9Kのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニット9を使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
次に、図2に基づき、上記定着装置6の基本構成について説明する。
図2に示すように、定着装置6は、回転可能な定着ベルト21と、定着ベルト21に対向して回転可能に設けられた加圧ローラ22と、定着ベルト21を加熱する、加熱部材としてのハロゲンヒータ23と、定着ベルト21の内側に配設されたニップ形成部材24と、ニップ形成部材24にその背面側から当接して支持する、支持部材としてのステー25と、ハロゲンヒータ23から放射される光を定着ベルト21へ反射する反射部材26と、定着ベルト21の温度を検知する温度検知部材としての温度センサ27と、定着ベルト21から用紙を分離する分離部材28と、加圧ローラ22を定着ベルト21へ加圧する加圧手段等を備えている。
上記定着ベルト21は、薄肉で可撓性を有する無端状のベルト部材(フィルムも含む)で構成されている。詳しくは、定着ベルト21は、ニッケルもしくはSUS等の金属材料又はポリイミド(PI)などの樹脂材料で形成された内周側の基材と、テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などで形成された外周側の離型層によって構成されている。また、基材と離型層との間に、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム、又はフッ素ゴム等のゴム材料で形成された弾性層を介在させてもよい。
上記加圧ローラ22は、芯金22aと、芯金22aの表面に設けられた発泡性シリコーンゴム、シリコーンゴム、又はフッ素ゴム等から成る弾性層22bと、弾性層22の表面に設けられたPFA又はPTFE等から成る離型層22cによって構成されている。加圧ローラ22は、加圧手段によって定着ベルト21側へ加圧され定着ベルト21を介してニップ形成部材24に当接している。この加圧ローラ22と定着ベルト21とが圧接する箇所では、加圧ローラ22の弾性層22bが押しつぶされることで、所定の幅のニップ部N(以下、定着ニップNと呼ぶ)が形成されている。また、加圧ローラ22は、プリンタ本体に設けられたモータ等の駆動源によって回転駆動するように構成されている。加圧ローラ22が回転駆動すると、その駆動力が定着ニップNで定着ベルト21に伝達され、定着ベルト21が従動回転するようになっている。
本実施形態では、加圧ローラ22を中実のローラとしているが、中空のローラであってもよい。その場合、加圧ローラ22の内部にハロゲンヒータ等の加熱源を配設してもよい。また、弾性層が無い場合は、熱容量が小さくなり定着性が向上するが、未定着トナーを押しつぶして定着させるときにベルト表面の微小な凹凸が画像に転写されて画像のベタ部に光沢ムラが生じる可能性がある。これを防止するには、厚さ100μm以上の弾性層を設けることが望ましい。厚さ100μm以上の弾性層を設けることで、弾性層の弾性変形により微小な凹凸を吸収することができるので、光沢ムラの発生を回避することができるようになる。弾性層22bはソリッドゴムでもよいが、加圧ローラ22の内部に加熱源が無い場合は、スポンジゴムを用いてもよい。スポンジゴムの方が、断熱性が高まり定着ベルト21の熱が奪われにくくなるのでより望ましい。また、定着部材と対向部材は、互いに圧接する場合に限らず、加圧を行わず単に接触させるだけの構成とすることも可能である。
上記ハロゲンヒータ23は、その両端部が定着装置6の側板に固定されている。ハロゲンヒータ23は、プリンタ本体に設けられた電源部により出力制御されて発熱するように構成されており、その出力制御は、上記温度センサ27による定着ベルト21の表面温度の検知結果に基づいて行われる。このようなヒータ23の出力制御によって、定着ベルト21の温度(定着温度)を所望の温度に設定できるようになっている。また、定着ベルト21を加熱する加熱部材として、ハロゲンヒータ以外に、IH、抵抗発熱体、又はカーボンヒータ等を用いてもよい。
上記ニップ形成部材24は、定着ベルト21の幅方向又は加圧ローラ22の軸方向(図2の紙面に垂直な方向で、以下、この方向をニップ形成部材24やステー25の長手方向とも呼ぶ)にわたって長手状に配設され、ステー25によって固定支持されている。これにより、加圧ローラ22による圧力でニップ形成部材24に撓みが生じるのを防止し、加圧ローラ22の軸方向にわたって均一なニップ幅が得られるようにしている。ニップ形成部材24の詳細な構成については後述する。
上記ステー25は、ニップ形成部材24の長手方向にわたって長手状に配設される。ステー25は、ニップ形成部材24にその背面側から長手方向にわたって当接し、加圧ローラ22の圧接力に抗してニップ形成部材24を支持している。ニップ形成部材24の撓み防止機能を満足するために、ステンレスや鉄等の機械的強度が高い金属材料で形成することが望ましいが、ステー25を樹脂製とすることも可能である。
上記のステー25がニップ形成部材24を「支持する」とは、加圧ローラ22の加圧方向(図の左右方向)に延在した部分、あるいは、厚みを持った部分を有するステー25が、ニップ形成部材24に対して、加圧ローラ22と反対側(図の左側)から当接することをいう。これにより、加圧ローラ22からの加圧力によるニップ形成部材24の撓み(本実施形態では、特に長手方向の撓み)を抑制するものである。ただし、上記の当接には、ステー25がニップ形成部材24に直接当接している場合に限らず、他の部材を介して当接する場合も含むものである。「他の部材を介した当接」とは、図の左右方向において、ステー25とニップ形成部材24との間に他の部材が挟まれ、かつ、少なくともその一部が対応する位置で、ステー25が他の部材に当接し、他の部材がニップ形成部材24に当接する状態を指す。また、上記の加圧方向に延在する、とは、加圧ローラ22の加圧方向と同一の方向に限らず、加圧ローラ22の加圧方向から、ある程度の角度をもった方向へ延在する場合も含むものである。これらの場合でも、ステー25が、加圧ローラ22からの加圧力に抗してニップ形成部材24の撓みを抑制できることはもちろんである。
上記反射部材26は、ステー25とハロゲンヒータ23との間に配設されている。本実施形態では、反射部材26をステー25に固定している。反射部材26の材料としては、アルミニウムやステンレス等が挙げられる。このように反射部材26を配設していることにより、ハロゲンヒータ23からステー25側に放射された光が定着ベルト21へ反射される。これにより、定着ベルト21に照射される光量を多くすることができ、定着ベルト21を効率良く加熱することが可能となる。また、ハロゲンヒータ23からの輻射熱がステー25等に伝達されるのを抑制することができるので、省エネルギー化も図れる。
また、本実施形態のような反射部材26を設けずに、ステー25のハロゲンヒータ23側の面を研磨又は塗装などの鏡面処理をし、反射面を形成してもよい。また、上記反射部材26又はステー25の反射面の反射率は、90%以上であることが望ましい。
ただ、ステー25はその強度を確保するために形状や材質の制約があるため、本実施形態のように反射部材26を別途設けた方が、形状や材質の選択の自重度が広がり、反射部材26とステー25はそれぞれの機能に特化することができる。また、反射部材26をハロゲンヒータ23とステー25との間に設けることにより、ハロゲンヒータ23に対する反射部材26の位置が近くなるので、定着ベルト21を効率良く加熱することが可能となる。
また、光の反射による定着ベルト21の加熱効率をさらに向上させるには、反射部材26又はステー25の反射面の向きを検討する必要がある。例えば、反射部材26をハロゲンヒータ23を中心とする同心円状に配設した場合は、光がハロゲンヒータ23に向かって反射されるため、その分、加熱効率が低下してしまう。これに対し、反射部材26の一部又は全部を、ハロゲンヒータ23以外の方向で定着ベルト側へ光を反射する向きに配設した場合は、ハロゲンヒータ23の方向へ反射される光量が少なくなるため、反射光による加熱効率を向上させることができる。
また、本実施形態に係る定着装置6は、さらなる省エネ性及びファーストプリントタイムなどの向上のために、種々の構成上の工夫が施されている。具体的には、ハロゲンヒータ23によって定着ベルト21を定着ニップN以外の箇所において直接加熱できるようにしている(直接加熱方式)。本実施形態では、ハロゲンヒータ23と定着ベルト21の図2の左側の部分の間に何も介在させないようにし、その部分においてハロゲンヒータ23からの輻射熱を定着ベルト21に直接与えるようにしている。
また、定着ベルト21の低熱容量化を図るために、定着ベルト21を薄くかつ小径化している。具体的には、定着ベルト21を構成する基材、弾性層、離型層のそれぞれの厚さを、20~50μm、100~300μm、10~50μmの範囲に設定し、全体としての厚さを1mm以下に設定している。また、定着ベルト21の直径は、20~40mmに設定している。さらに低熱容量化を図るためには、望ましくは、定着ベルト21全体の厚さを0.2mm以下にするのがよく、さらに望ましくは、0.16mm以下の厚さとするのがよい。また、定着ベルト21の直径は、30mm以下とするのが望ましい。
なお、本実施形態では、加圧ローラ22の直径を20~40mmに設定しており、定着ベルト21の直径と加圧ローラ22の直径を同等となるように構成している。ただし、この構成に限定されるものではない。例えば、定着ベルト21の直径が加圧ローラ22の直径よりも小さくなるように形成してもよい。その場合、定着ニップNにおける定着ベルト21の曲率が加圧ローラ22の曲率よりも大きくなるため、定着ニップNから排出される記録媒体が定着ベルト21から分離されやすくなる。
以下、図2を参照しつつ、本実施形態に係る定着装置の基本動作について説明する。
プリンタ本体の電源スイッチが投入されると、ハロゲンヒータ23に電力が供給されると共に、加圧ローラ22が図2中の時計回り(矢印B1参照)に回転駆動を開始する。これにより、定着ベルト21は、加圧ローラ22との摩擦力によって、図2中の反時計回り(矢印B2参照)に従動回転する。
その後、上述の画像形成工程により未定着のトナー画像Tが担持された用紙Pが、ガイド板に案内されながら図2の矢印C1方向に搬送されて、圧接状態にある定着ベルト21及び加圧ローラ22の定着ニップNに送入される。そして、ハロゲンヒータ23によって加熱された定着ベルト21による熱と、定着ベルト21と加圧ローラ22との間の加圧力とによって、用紙Pの表面にトナー画像Tが定着される。
トナー画像Tが定着された用紙Pは、定着ニップNから図2中の矢印C2方向に搬出される。このとき、用紙Pの先端が分離部材28の先端に接触することにより、用紙Pが定着ベルト21から分離される。その後、分離された用紙Pは、上述のように、排紙ローラによって機外に排出され、排紙トレイにストックされる。
次に、ニップ形成部材24のより詳細な構成について説明する。
図3に示すように、ニップ形成部材24は、基材41と、高熱伝導部材としての均熱部材42とを備えている。基材41および均熱部材42は、ニップ形成部材24の長手方向(図3の紙面に直交する方向)に延在している。基材41と均熱部材42とは適宜の方法で組み付けられ、例えば爪による物理的な嵌合や別個の固定部材を用いて固定等されている。
基材41は、耐熱性を有した部材により構成され、例えばセラミック、ガラス、アルミニウムなどの無機物、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどのゴム類、PTFE(四フッ化エチレン)、PFA(四フッ化エチレン・ペルフルオロアルコキシビニルエーテル共重合体)、ETFE(エチレン・四フッ化エチレン共重合体)、FEP(四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体)などのフッ素樹脂、PI(ポリイミド)、PAI(ポリアミドイミド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、LCP(液晶プラスチック,液晶ポリマー)、フェノール樹脂、ナイロン、アラミドなどの樹脂、またはこれらを組み合わせたものを用いることができる。
本実施形態では、基材41を耐熱性と成形性に優れた液晶ポリマー(LCP)で形成しており、熱伝導率は例えば0.54W/m・Kに設定される。
均熱部材42は、定着ベルト21にその内周面側から当接する部材である(図2参照)。均熱部材42は基材41よりも熱伝導率の高い部材によって構成される。具体的には、本実施形態ではSUSが用いられ、その熱伝導率は16.7~20.9W/m・Kに設定される。また、銅系材質(例えば熱伝導率381W/m・K)やアルミニウム系材質(例えば熱伝導率236W/m・K)等の熱伝導率が高い材質を用いることもできる。
ニップ形成部材24の定着ベルト21側に、熱伝導性の良い均熱部材42を設け、均熱部材42を定着ベルト21に対してその幅方向にわたって当接させることで、定着ベルト21の熱をその幅方向に移動させて均一化し、定着ベルト21の幅方向の温度ムラを抑制することができる。
均熱部材42は、その短手方向両側に、長手方向にわたって設けられた曲げ部42aを有する。本実施形態では、均熱部材42の曲げ部42aは、金属板をその短手方向両側(図3の上側および下側)で、短手方向に略垂直な方向(図3の右方向で、定着ニップNと反対の方向)へ曲げ加工することにより成形される。
基材41は、ステー25の側へ突出する凸部41aを有する。凸部41aは、ステー25にニップ形成部材24を位置決めするための部分である。図4に示すように、凸部41aは基材41の長手方向に複数設けられ、長手方向端部側に凸部41a1と、長手方向中央側に凸部41a2とが設けられる。基材41は略左右対称の形状をしている。なお、長手方向中央側とは、ニップ形成部材24を長手方向で3分割した際の真ん中の領域であり、基材41の長手方向のちょうど中央の位置は凸部41a2の位置を通る。また長手方向端部側とはその両側の領域のことである。以下、このニップ形成部材24の長手方向を単に長手方向とも呼ぶ。
各凸部41aは、長手方向の両側が曲面状をなし、角部を設けない形状をしている。ただし以下の図では、簡略化のため、凸部41aを略直方体状に記載している。また、図4では長手方向端部側にそれぞれ2つ、中央側に1つの凸部41aが設けられる場合を示したが、その数はこれに限らない。
図5に示すように、ステー25と基材41との間には、ニップ形成部材をステー25に対して位置決めするための位置決め部材45が設けられる。位置決め部材45はその背面がステー25に当接した状態でステー25に取り付けられる(図2参照)。位置決め部材45をステー25に取り付ける方法としては、適宜の方法を採用することができ、本実施形態では、位置決め部材45がネジによってステー25に固定されている。
図5に示すように、位置決め部材45は長手の板状部材に曲げ部分が設けられた形状をしている。具体的には、位置決め部材45の長手方向中央側に基材41の側へ突出した折り曲げ部分である突出部45bが設けられる。本実施形態では、位置決め部材45は金属材によって形成されている。
位置決め部材45は、その長手方向端部側に挿入孔45a1を有し、長手方向中央側で突出部45bの部分に挿入孔45a2を有する。挿入孔45a1、45a2は長手方向に延在し、位置決め部材45の厚み方向に貫通した孔部である。
基材41の2つの凸部41a1が挿入孔45a1に、凸部41a2が挿入孔45a2にそれぞれ挿入される。これにより、基材41を含むニップ形成部材が、位置決め部材45を介してステー25に位置決めされる。なお、図5では長手方向の一方側の挿入孔45a1のみを図示しているが、長手方向の他方側(図の右上側)にも他の挿入孔45a1が設けられており、基材41の長手方向他方側に並設された2つの凸部41a1(図4参照)が挿入される。また、実際には基材41と均熱部材42(図2参照)とが組み立てられた状態で、基材41の各凸部41a1、41a2が挿入孔45a1、45a2に挿入されるが、図5では均熱部材42の記載を省略している。
凸部41a1、41a2が挿入孔45a1、45a2に挿入されることで、基材41の位置決め部材45に対する短手方向両側(図5の左右方向で図2の上下方向)への移動が規制される。これにより、図2に示すように、定着ベルト21が矢印B2方向あるいはその逆方向へ回転し、ニップ形成部材24に図の上下のいずれの方向への力が加わった場合でも、凸部41a1、41a2が挿入孔45a1、45a2を形成する壁面部に当接してニップ形成部材24の移動が規制され、ニップ形成部材24の位置決め部材45およびステー25に対する位置精度を確保することができる。
また本実施形態では、凸部41a1、41a2が挿入孔45a1、45a2に挿入されることで、基材41の位置決め部材45に対する長手方向両側への移動も規制される。さらに、凸部41a2の高さをステー25の表面に当接する高さとすることで(図7参照)、ニップ形成部材の厚み方向の位置決めも行うことができる。
このように、基材41の凸部41a1、41a2を挿入するための挿入孔を有する部材として、ステー25とは別部材の位置決め部材45を設けることで、ステー25に挿入孔を設けずに上記のような位置決めをすることができる。
ところで、図2に示すように、ハロゲンヒータ23からの輻射熱は反射部材26によって反射されるが、一部の熱は反射部材26に吸収される。この際、反射部材26からステー25へ熱の一部が伝達されることで、反射部材26が高温になることを防止できる。そして本実施形態では、上記のようにステー25に挿入孔を設けない構成とすることができるため、ステー25の体積を大きくしその熱容量を大きくすることができる。従って、反射部材26からステー25へ伝達できる熱量をより大きく設けることができ、反射部材26が高温になって破損することを防止できる。
また、基材41に設けた凸部を位置決め部材45に設けた挿入孔に挿入するという簡易な構成により、ニップ形成部材の長手方向および短手方向のそれぞれ両側の位置決めをすることができ、例えば各方向に位置決めのリブを設けたり、ニップ形成部材24や基材41の各面を把持して移動を規制するような構成と比較すると、位置決めのための構成を簡素化することができる。従って、位置決め部材45自体の形状が複雑化および大型化せず、その熱容量を小さく抑えることができる。従って、ニップ形成部材24から位置決め部材45への伝熱量を小さくすることができる。
また、ニップ形成部材24をステー25や位置決め部材45に接触させ、これらの部材に対して位置決めするための部分を基材41の凸部41a1、41a2に限定することで、ニップ形成部材24のステー25や位置決め部材45に対する接触面積を減らすことができ、ニップ形成部材24からステー25や位置決め部材45への熱の損失を減らすことができる。従って、定着ベルトの昇温性を確保することができる。
さらに、位置決め部材45の長手方向中央側に突出部45bを設けることで、この部分で位置決め部材45とステー25とを非接触にすることができる。位置決め部材45はニップ形成部材24に接触する部材であるため、定着ニップN側の熱が、ニップ形成部材24を介して位置決め部材45に伝達される。この際、突出部45bを設けて位置決め部材45とステー25との接触部分を減らすことで、長手方向中央側における位置決め部材45からステー25への伝熱量を減らすことができる。従って、定着ニップNにおいて、定着ベルトの幅方向中央側での熱損失を減らすことができ、定着ベルトの加熱の効率性を向上させることができる。ただし、必ずしも突出部45bを設ける必要はなく、挿入孔45a2が設けられる部分を平坦状とすることもできる。
また本実施形態では、長手方向端部側の挿入孔45a2を複数の凸部41a1が挿入できる長手状の孔部とし、その大きさを長手方向中央側の挿入孔45a1よりも大きくしている。これにより、位置決め部材45の熱容量を長手方向端部側で中央側よりも小さくし、長手方向端部側でニップ形成部材24から位置決め部材45へ流出する熱量を減らすことができる。これにより、長手方向端部側での熱の損失を小さくすることができる。特に本実施形態のように、加熱部材としてハロゲンヒータを用いる構成では、長手方向端部側で温度ダレが生じるが、上記構成により長手方向端部側の昇温性を確保し、定着ベルトの幅方向の通紙領域における温度ムラを解消することができる。
次に、位置決め部材の変形例について説明する。
図6に示すように、第二実施形態の位置決め部材45は、長手方向中央側の突出部45b2に加えて、長手方向端部側に突出部45b1を有する。挿入孔45a1は突出部45b1に、挿入孔45a2は突出部45b2にそれぞれ設けられる。
図7に示すように、それぞれの凸部41a1、41a2が挿入孔45a1、45a2に挿入された状態で、突出部45b1、45b2と基材41の下面41bとの間には間隙が設けられる。つまり、基材41は凸部41a1、41a2の部分以外の部分で位置決め部材45に対して非接触になっている。これにより、基材41と位置決め部材45との接触面積を減らし、基材41から位置決め部材45へ流出する熱量を減らすことができる。従って、定着装置における定着ベルトの加熱の効率性を向上させることができる。
また突出部45b1、45b2の位置にそれぞれ凸部41a1、41a2を挿入するための挿入孔45a1、45a2を設けることで、凸部41a1、41a2をより根元側まで挿入孔45a1、45a2に対して挿入することができる。凸部41a1、41a2は根元側の方がその寸法精度が高いため、上記構成により、基材41の位置決め部材45やステー25に対する位置決め精度を高めることができる。なお、図6で示した凸部41a2についても同様のことが言える。
なお凸部41a2がステー25に当接して基材41が図の上下方向に位置決めされる。凸部41a1は脱圧状態(加圧ローラが定着ベルト側へ加圧されていない状態)ではステー25に対して非接触になる。このように、位置決め部材45に突出部45b1を設けて位置決め部材45のその他の部分やステー25から一段浮かせた形状とし、突出部45b1に挿入孔45a1を設けることで、凸部41a1をステー25に対して非接触の状態で、凸部41a1を挿入孔45a1に対して安定して挿入することができる。従って、基材41の位置決め部材45やステー25に対する接触面積を減らすことができ、基材41からの熱の流出を抑制することができる。
また、位置決め部材を複数の部材に分割することもできる。例えば図8に示す第三実施形態のように、位置決め部材が、長手方向一方側に設けられ、挿入孔45a1を有する第1の位置決め部材451と、長手方向中央側から長手方向他方側にわたって設けられ、挿入孔45a2および他方側の挿入孔45a1(図示省略)を有する第2の位置決め部材452とに分かれる。言い換えると、本実施形態では、位置決め部材が基材41の長手方向端部側から中央側にわたって延在せず、位置決め部材451と位置決め部材452との間に長手方向の隙間が設けられる。なお、位置決め部材451、452は適宜の手段でステー25に取り付けられ、本実施形態ではネジによってそれぞれステー25に固定されている。
本実施形態のように、長手方向中央側と端部側とで位置決め部材451、452に分離してその間の部分を取り除くことで、位置決め部材の熱容量を減らすことができる。これにより、ニップ形成部材24から位置決め部材側へ伝達される熱量を減らすことができ、定着装置における定着ベルトの加熱の効率性を向上させることができる。
また、このように位置決め部材が複数に分離される場合、各位置決め部材451,452の挿入孔に挿入される、基材41の凸部は2つ以上であることが好ましい。つまり、2箇所で位置決めすることにより、基材41が位置決め部材451,452やステー25に対して短手方向へ相対的に傾くことを防止でき、ニップ形成部材を位置決め部材およびステーに対して精度良く位置決めすることができる。本実施形態では、それぞれの位置決め部材451、452に設けられた各挿入孔に基材41の凸部がそれぞれ複数挿入され、ニップ形成部材24が位置決め部材45およびステー25に対して精度良く位置決めされている。
また、図9に示すように、位置決め部材を複数に分割して位置決め部材451と位置決め部材452との間に長手方向の隙間を設けることで、それぞれの凸部41a1、41a2が挿入孔45a1、45a2に挿入された状態で、この隙間部分で位置決め部材がステー25と非接触になり、位置決め部材451,452とステー25との接触面積を減らすこともできる。従って、位置決め部材451,452からステー25への伝熱量を減らすことができ、定着装置における定着ベルトの加熱の効率性を向上させることができる。
ただし、位置決め部材451、452は平坦な板状部材であってもよい。例えば、図5に示す挿入孔45a1のように、平坦部分に挿入孔45a1、45a2が設けられ、突出部45b1、45b2が設けられていない構成であってもよい。
また図15に示すように、凸部41a1、41a2が挿入孔45a1、45a2に対して、それぞれ根元側まで挿入される構成とすることもできる。凸部41a1、41a2は根元側の方がその寸法精度が高いため、上記構成により、基材41の位置決め部材45やステー25に対する位置決め精度をより高めることができる。
また長手方向における熱伝達を考慮すると、位置決め部材451,452の熱容量が長手方向に対してその差ができるだけ小さいことが好ましい。従って、例えば位置決め部材451よりも長手に設けられた位置決め部材452の厚みを位置決め部材451よりも薄くする等して、その熱容量の差を小さくすることが好ましい。これにより、定着ベルトの長手方向の温度ムラを抑制することができる。
また、本発明の位置決め部材として、図5等のように位置決め部材45を単一の部材で設け、ステー25に固定する部分以外の部分をステー25に非接触とすることもできる。例えば図10に示す第四実施形態では、位置決め部材45は、ステー25の側へ突出した固定部45cを有する。固定部45cは、位置決め部材45の長手方向で、突出部45b1と突出部45b2との間に設けられる。固定部45cをステー25に対して適宜の方法で固定することができるが、本実施形態ではネジによって固定されている。ただし図10では突出部45b1、45b2の間に設けられた固定部45cのみを示しているが、長手方向に複数の固定部があってもよい。
位置決め部材45のステー25に対する固定部以外の部分で位置決め部材45をステー25に非接触とすることで、位置決め部材45からステー25への伝熱量を減らすことができ、定着装置における定着ベルトの加熱の効率性を向上させることができる。
そして、基材41の長手方向において、固定部45cに対応する位置に温度センサ27を設ける。この位置は、位置決め部材45からステー25へ熱が伝達され、定着ベルト21の温度が低くなりやすい部分である。従って、この位置に温度センサ27を設け、定着ベルト21の温度制御の基準位置とすることで、定着ベルト21をその長手方向にわたって目標の定着温度まで安定して昇温させることができる。従って、用紙への画像の定着不良を防止できる。ただし、温度センサ27とステー25との間には反射部材26等が設けられる(図2参照)が、図10ではその記載を省略している。
以上の実施形態では、基材41の短手方向に1つの凸部が設けられる場合を示したが、短手方向に凸部が複数配置され、位置決め部材45に挿入孔が複列で配置される構成であってもよい。この一例として、以下、図11および図12を用いて本発明の第五実施形態の構成を説明する。
図11に示すように、基材41の短手方向に設けられた2つの凸部41aが、長手方向に複数設けられた2列配置の構成をしている。
図12に示すように、位置決め部材45には、長手方向に複数の挿入孔が設けられる。具体的には、長手方向一端側、中央側、端部側のそれぞれに長孔である挿入孔45a3が設けられる。挿入孔45a3には、短手方向2列の長手方向の複数の凸部41aが挿入される。また位置決め部材45には、短手方向に2列の挿入孔45a4が長手方向に複数設けられる。各挿入孔45a4には単一の凸部41aが挿入される。さらに、位置決め部材45には部分的に突出部45bが設けられ、突出部45bに挿入孔45a5が設けられている。突出部45bおよび挿入孔45a5は、長手方向の2箇所に設けられる。
図16は、基材41と位置決め部材45を背面側から見た斜視図である。
図16に示すように、それぞれの挿入孔45a3~45a5に基材41の凸部41aが挿入される。より詳細には、長手状の挿入孔45a3には、長手方向および短手方向にそれぞれ2つ計4つの凸部41aが挿入され、各挿入孔45a4には1つの凸部41aが挿入される。また、挿入孔45a5には凸部41a3が挿入される。特に、凸部41a3が突出部45bに設けられた挿入孔45a5に挿入されることで、ニップ形成部材24の位置決め部材45やステー25に対する長手方向および短手方向(用紙搬送方向あるいはその反対の方向)の位置決めがされる。
また凸部41aをステー25に当接させることで、ニップ形成部材24のステー25に対する厚み方向の位置決めをすることができる。一例として、本実施形態では、凸部41a3をステー25に当接させることで、位置決めをしている。本実施形態においても、突出部45bに凸部41a3を設けることで、凸部41a3をその根元まで挿入孔45a5に対して挿入することができ、その位置決め精度を高めることができる。
以上のように本実施形態では、凸部41aを挿入孔45aに挿入することで(特に凸部41a3を挿入孔45a5に挿入することで)、ニップ形成部材24の定着装置内での位置決めをすることができる。
ところで、本実施形態では、図11および図12に示すように、ニップ形成部材24をステー25に対して位置決めするための部材として位置決め部材45を別部材で設け、この位置決め部材45の位置決め部分である挿入孔45a5とニップ形成部材24側の位置決め部分である凸部41a3を、長手方向の2箇所で、端部側よりも中央寄りに設けている。より詳細には、図12に示すように、挿入孔45a5同士は、自身の長さを含めて長手方向に距離Dの間隔で設けられ、長手方向の加圧ローラ22の範囲内に設けられている。また距離Dは、加圧ローラ22の軸方向の長さの半分以上の長さに設定される。挿入孔45a5同士(あるいは凸部41a3同士)の間隔が広すぎると、ニップ形成部材24の中央側が支持されず変形してしまう虞がある。一方、挿入孔45a5同士の間隔が狭すぎると、ニップ形成部材24の端部側がステー25によって支持されず、ニップ形成部材24の平行度が安定しなくなってしまう虞がある。これらの事情を考慮して、本実施形態では、より好ましい構成として、挿入孔45a5を上記配置にすることにより、ニップ形成部材24を長手方向にわたってステー25に安定して支持させ、上記のニップ形成部材24の変形や平行度の悪化を抑制することができる。
また本実施形態では、図17に示すように、用紙搬送方向において、凸部41a3および挿入孔45a5を、基材41およびステー25の上流側に設けることにより、定着ベルト21の矢印B2方向への回転(図2参照)によりニップ形成部材24がこの方向の力を受けても、この方向へ傾くことを抑制するとともに、基材41のステー25に対する接触部分を最小限に留め、ステー25への熱の流出を極力抑えることができる。
また、基材41の凸部41aを短手方向に複列で設けることで、定着ベルトと加圧ローラとの圧接時に各凸部41aに加わる圧力を分散させることができ、強度的に有利である。一方で、前述のように、ニップ形成部材24からステー25や位置決め部材45への伝熱量をできるだけ小さくするために、凸部41aの数は多くなりすぎないことが好ましい。これらを考慮して、基材41の短手方向に対して凸部41aを3列以下で設けることが好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
本発明のニップ形成部材は、以下の図13に示す複数の加熱部材を備えた定着装置6にも適用可能である。以下、前述した図2の定着装置と異なる部分を中心に説明し、共通する構成については適宜その記載を省略する。
図13に示すように、定着装置6は、前述の実施形態と同様、ベルト部材としての定着ベルト21、加圧ローラ22、ニップ形成部材24等を有する。また、本実施形態の定着装置6は2本のヒータ23A、23Bを有する。ヒータ23A、23Bは、一方が小サイズ紙に対応した長手方向中央部に発熱領域を有するものであり、他方が大サイズ紙に対応して長手方向両端部に発熱領域を有するものである。本実施形態ではヒータ23A、23Bとしてハロゲンヒータが用いられるが、誘導加熱装置であってもよいし、抵抗発熱体、カーボンヒータ等であってもよい。
定着装置6に設けられたステー25は断面T字状をなし、定着ニップN側と反対側が起立した起立部25aを有する。この起立部25aにより、ヒータ23A、23Bが隔てられている。
ヒータ23A、23Bは、プリンタ本体に設けられた電源部により出力制御されて発熱するように構成されており、その出力制御は、定着ベルト21の外周に設けられた温度センサによるベルト表面の温度検知結果に基づいて行われる。このようなヒータの出力制御によって、定着ベルト21の温度(定着温度)を所望の温度に設定できるようになっている。
また、ステー25とヒータ23A、23Bの間には反射部材26A、26Bが配され、ヒータ23A、23Bの定着ベルト21に対する加熱効率を上げると共に、ヒータ23A、23Bからの輻射熱によりステー25が加熱されることによる無駄なエネルギー消費を抑制している。
以上の定着装置6においても、前述した構成のニップ形成部材24および位置決め部材45を適用することができる。これにより、ニップ形成部材24をステー25に精度良く位置決めすると共に、前述した各実施形態の効果を得ることができる。
本発明に係る画像形成装置は、図1に示すカラー画像形成装置に限らず、モノクロ画像形成装置や、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。
記録媒体としては、用紙P(普通紙)の他、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、プラスチックフィルム、プリプレグ、銅箔等が含まれる。
1 画像形成装置
6 定着装置
21 定着ベルト(ベルト部材)
22 加圧ローラ(対向部材)
23 ハロゲンヒータ(加熱部材)
24 ニップ形成部材
25 ステー(支持部材)
27 温度センサ(温度検知部材)
41 基材
41a1、41a2 凸部
42 均熱部材(高熱伝導部材)
42a 曲げ部
45 位置決め部材
45a1、45a2 挿入孔
45b 突出部
45c 固定部
N 定着ニップ(ニップ部)
P 用紙(記録媒体)
特開2011-8062号公報

Claims (7)

  1. 無端状のベルト部材と、
    前記ベルト部材に対向する対向部材と、
    前記ベルト部材の内側に設けられ、当該ベルト部材を介して前記対向部材に当接して前記対向部材との間に定着ニップを形成するニップ形成部材と、
    前記ベルト部材あるいは前記対向部材を加熱する加熱部材と、
    前記ベルト部材の内側に設けられ、前記ニップ形成部材を支持する支持部材と、
    前記ニップ形成部材と前記支持部材との間に設けられ、前記ニップ形成部材を装置内の所定の位置に位置決めするための位置決め部材とを備えた定着装置であって、
    前記ニップ形成部材は、前記位置決め部材の側へ突出した凸部を自身の長手方向に複数有し、
    前記位置決め部材は、前記凸部が挿入され、前記ニップ形成部材の前記位置決め部材に対する記録媒体搬送方向およびその逆方向への移動を規制する挿入孔を、前記ニップ形成部材の長手方向に複数有し、
    前記挿入孔のうち、前記ニップ形成部材の長手方向端部側に対応する位置に設けられた挿入孔には、前記長手方向に並設された複数の凸部が挿入されることを特徴とする定着装置。
  2. 前記位置決め部材は長手の板状部材であり、当該位置決め部材は、前記ニップ形成部材の長手方向中央側に対応する位置に、部分的に折り曲げられ、前記ニップ形成部材の側へ突出すると共に、前記支持部材との間に間隙を設ける突出部を有し、
    当該突出部に前記挿入孔が設けられる請求項1記載の定着装置。
  3. 前記長手方向中央側の突出部は、前記ニップ形成部材の前記凸部を有する面との間に、当該凸部の突出方向の間隙を設ける請求項2記載の定着装置。
  4. 前記位置決め部材が長手方向で複数に分割された部材からなる請求項1から3いずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記凸部は、前記ニップ形成部材の長手方向と垂直な方向に複数設けられる請求項1から4いずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記位置決め部材は前記支持部材に固定して設けられ、
    前記加熱部材は前記ベルト部材を加熱し、
    前記ベルト部材の温度を検知する温度検知部材をさらに有し、
    前記温度検知部材は、前記長手方向において、前記位置決め部材が前記支持部材に固定される位置に対応して設けられる請求項1から5いずれか1項に記載の定着装置。
  7. 請求項1から6いずれか1項に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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