JP7252423B2 - 液体混合羽根及び混合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を混合する混合羽根及び混合装置に関する。
第1の螺旋状帯板21と第2の螺旋状帯板22とを備える攪拌エレメント2が知られている。第1の螺旋状帯板21の外縁部は、第2の螺旋状帯板22の内縁部と、互いに食い込まされた状態で固着される。第1の螺旋状帯板21は、流体をハウジング1の略全長において軸心回りの一方向へ螺旋状に旋回させ、第2の螺旋状帯板22は、該螺旋状帯板の外周側に巻回した状態に設けられ、上記流体をハウジングの略全長において軸心回りの他方向へ螺旋状に旋回させる(特許文献1)。
特開2004-16970号明細書
しかし、従来の構成では、複数の流体を十分に混合できない場合がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の液体を十分に混合可能な混合羽根及び混合装置を得ることを目的とする。
本願第1の発明による混合羽根は、第1の軸の回りに螺旋状を成す第1の羽根と、第1の軸と平行である第2の軸の回りに捻られる第2の羽根とを備え、第2の羽根は、第1の羽根において第1の軸方向において向かい合う対向羽根部分の間に設けられることを特徴とする。
第1の軸は円柱形状であって、第2の羽根は、第1の軸と、第1の羽根の外側端との間に設けられることが好ましい。
複数の第2の羽根が設けられ、第1の軸回りに対する第2の羽根どうしの間隔は、第2の羽根の直径の1倍以上かつ2倍未満の長さであることが好ましい。
第1の羽根は、第1の軸回りに少なくとも5/3回転以上巻回されることが好ましい。
第2の羽根は、第2の軸回りに半回転捻られることが好ましい。
第2の羽根が捻られる方向は全て同じであることが好ましい。
第2の羽根は複数であって、第2の羽根が捻られる方向は、第2の軸に対して時計回り又は反時計回りであることが好ましい。
本願第2の発明による混合装置は、前記混合羽根と、混合羽根を収納する収納管とを備えることを特徴とする。
収納管の内径から第1の軸の直径を除いた実効内径D’に対する、第1の軸方向において第2の羽根が設けられる部分の長さである第2の羽根長さLの比L/D’は、好ましくは2以上7以下、より好ましくは4以上7以下であることが好ましい。
本発明によれば、複数の液体を十分に混合可能な混合羽根及び混合装置を得る。
本発明の第1の実施形態による第1の混合装置の概略図である。 第2の実施形態による第2の混合装置の概略図である。 第3の実施形態による第3の混合装置の概略図である。 第4の実施形態による第4の混合装置の概略図である。 第5の実施形態による第5の混合装置の概略図である。 第1の混合装置に係る実施例1-1による混合状態を示す写真である。 第1の混合装置に係る実施例1-1による混合状態を示す写真である。 第1の混合装置に係る実施例1-2による混合状態を示す写真である。 第1の混合装置に係る実施例1-2による混合状態を示す写真である。 第2の混合装置に係る実施例2-1による混合状態を示す写真である。 第2の混合装置に係る実施例2-1による混合状態を示す写真である。 第2の混合装置に係る実施例2-2による混合状態を示す写真である。 第2の混合装置に係る実施例2-2による混合状態を示す写真である。 第3の混合装置に係る実施例3による混合状態を示す写真である。 第3の混合装置に係る実施例3による混合状態を示す写真である。 比較例3-1による混合状態を示す写真である。 比較例3-1による混合状態を示す写真である。 比較例3-2による混合状態を示す写真である。 比較例3-2による混合状態を示す写真である。 第4の混合装置に係る実施例4による混合状態を示す写真である。 第4の混合装置に係る実施例4による混合状態を示す写真である。 第5の混合装置に係る実施例5による混合状態を示す写真である。 第5の混合装置に係る実施例5による混合状態を示す写真である。 比較例5による混合状態を示す写真である。 比較例5による混合状態を示す写真である。 第6の実施形態による第6の混合装置の正面図である。 第6の実施形態による第6の混合装置の背面図である。 第6の実施形態による第6の混合装置の左側面図である。 第6の実施形態による第6の混合装置の右側面図である。 第6の実施形態による第6の混合装置の平面図である。 第6の実施形態による第6の混合装置の底面図である。 図28のA-A線における断面図である。 図26のB-B線における断面図である。 第6の実施形態による第6の混合装置の右上斜視図である。 第6の実施形態による第6の混合装置の左下斜視図である。
以下、図1を参照して、本発明の第1の実施形態による第1の混合装置100について説明する。
第1の混合装置100は、第1の混合羽根110と、収納管190とを主に備え、樹脂及び/又は金属から成る。また、第1の混合羽根110は、第1の軸120と、第1の羽根140と、第2の羽根160とを主に備える。
第1の軸120は、例えば約16.5mmの直径と約150mmの軸方向長さを有する円柱である。第1の羽根140は、第1の軸120回りに連続的に形成された螺旋である。より詳細には、例えば幅12mmである帯状の平板を、後述される流体の進行方向に対して時計回りに螺旋を描くように、第1の軸120の外周に5周回巻き付けて成る。すなわち平板は、その幅方向が第1の軸120の径方向に沿って第1の軸120から突出するように第1の軸120の外周に取り付けられる。第1の羽根140の巻き始めと巻き終わりは、第1の軸120の軸回りにおいて同じ位置にある。また、第1の軸120方向に対する第1の羽根140のピッチは、例えば約30mmである。第1の羽根140において、第1の軸120方向に対して向かい合う羽根の一部を対向羽根部分141a、141bという。
第2の羽根160は、第1の軸(X)120と平行である第2の軸180回りに捻られて成る。より詳細には、第2の羽根160は、例えば幅12mmである帯状の平板を、平板の幅方向中央を長手方向に走る軸回りに180度、つまり半回転、捻って成る形状を有する。後述される流体の進行方向に対して時計回りに捻られた第2の羽根160を第2の右回り羽根162といい、反時計回りに捻られた第2の羽根160を第2の左回り羽根164という。以下、羽根が捻られる方向を羽根捻り方向といい、第2の羽根160が全て同じ方向に捻られている場合を、第2の羽根160の捻り方向が同方向、時計回りに捻られたものと反時計回りに捻られたものとを含む場合を、第2の羽根160の捻り方向が左右方向という。第2の右回り羽根162及び第2の左回り羽根164は、第1の軸120の軸方向においては、対向羽根部分141a、141bの間に設けられ、第1の軸120の径方向においては、第1の軸120の外周と第1の羽根140の外側端との間に設けられる。第1の混合羽根110が収納管190に挿入された状態において、第2の右回り羽根162及び第2の左回り羽根164は、収納管190に接触しない。第2の右回り羽根162及び第2の左回り羽根164は、それらの端部の幅方向が第1の軸120の径方向に沿い、第1の軸120の周方向に対して交互となるように、対向羽根部分141a、141b上に取り付けられる。本実施形態においては、第2の右回り羽根162が18枚、第2の左回り羽根164が18枚、合計36枚の第2の羽根160が設けられる。第2の羽根160と対向羽根部分141a、141bとの取り付けは、接着剤、溶接、及び/又はハンダ等による。第1の軸120の周方向、つまり第1の軸120回りに対する、第2の右回り羽根162と第2の左回り羽根164との間隔は、第2の右回り羽根162と第2の左回り羽根164の直径の1倍以上かつ2倍未満の長さである。本実施形態におけるこの間隔は、例えば10mmである。第2の羽根160は、第1の羽根140の螺旋の全長に沿って、すなわち第1の軸120の全長に渡って設けられる。第1の軸120の長手方向(第1の軸方向)において、第2の羽根160が設けられる部分の長さを第2の羽根長さLとすると、本実施形態では、第2の羽根長さL=150mmである。
収納管190は、第1の混合羽根110の軸方向長さ以上の軸方向長さを有し、かつ第1の混合羽根110の外周と若干の摩擦を生じる程度の内径を有する円筒形状であって、その内周に第1の混合羽根110を収納する。収納管190の内径Dは、例えば40mm、長さは、例えば150mmである。収納管190の内周は、第1の羽根140の外周と収納管190の内周との間に流体が流入しない程度に、第1の混合羽根110の外周と密着する。収納管190の内径Dに対する第2の羽根長さLの比L/Dは、L/D=150/40=3.75である。また、第1の軸120を除いた実効内径D’はD’=40-16.5=23.5mmであるから、実効比L/D’=150/23.5=6.38である。
第1の混合装置100の使用について説明する。第1の混合装置100の一端である流入端から、2つ以上の流体が送られる。2つ以上の流体は、第1の羽根140と収納管190との間を流れながら、第2の右回り羽根162及び第2の左回り羽根164に交互に衝突し、せん断され、互いに混合されていく。そして、36枚の第2の羽根160の間を流れた後、第1の混合装置100の他端である流出端から十分に混合されて流出する。
流体は、例えば二液式ウレタン塗料、三液式ウレタン塗料、あるいは二液式又は三液式の防水材(以下、塗料等という)などが好適であるが、これらに限定されない。
本実施形態によれば、複数の流体を十分に混合可能な第1の混合装置100を得る。例えば塗料等を第1の混合装置100で混合した場合、十分な塗装品質を得られる程度に流体が混合される。
次に、図2を用いて第2の実施形態による第2の混合装置200について説明する。第1の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。なお、図2において、収納管190は省略される。
第2の混合装置200は、第2の混合羽根210と、収納管190とを主に備え、樹脂及び/又は金属から成る。また、第2の混合羽根210は、第1の軸120と、第1の羽根140と、第2の羽根260とを主に備える。収納管190、第1の軸120、及び第1の羽根140は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態による第2の羽根260は、第2の右回り羽根162のみを備える。第2の右回り羽根162は、第1の軸120の軸方向においては、対向羽根部分141a、141bの間に設けられ、第1の軸120の径方向においては、第1の軸120の外周と第1の羽根140の外側端との間に設けられる。第1の混合羽根110が収納管190に挿入された状態において、第2の羽根260は収納管190に接触しない。第2の右回り羽根162は、その端部の幅方向が第1の軸120の径方向に沿い、第1の軸120の周方向に対して交互となるように、対向羽根部分141a、141b上に取り付けられる。本実施形態においては、36枚の第2の右回り羽根162が設けられる。第1の軸120の周方向、つまり第1の軸120回りに対する、第2の右回り羽根162どうしの間隔は、第2の右回り羽根162の直径の1倍以上かつ2倍未満の長さである。本実施形態におけるこの間隔は、例えば10mmである。第2の羽根260は、第1の羽根140の螺旋の全長に沿って、すなわち第1の軸120の全長に渡って設けられる。第1の実施形態と同様、収納管190の内径Dに対する第2の羽根長さLの比L/Dは、L/D=3.75であり、実効比L/D’=6.38である。
第2の混合装置200の使用について説明する。第2の混合装置200の一端である流入端から、2つ以上の流体が送られる。2つ以上の流体は、第1の羽根140と収納管190との間を流れながら、第2の右回り羽根162に衝突し、せん断され、互いに混合されていく。そして、36枚の第2の右回り羽根162の間を流れた後、第2の混合装置200の他端である流出端から十分に混合されて流出する。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得る。
次に、図3を用いて第3の実施形態による第3の混合装置300について説明する。第1及び第2の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。なお、図3において、収納管190は省略される。
第3の混合装置300は、第3の混合羽根310と、収納管190とを主に備え、樹脂及び/又は金属から成る。また、第3の混合羽根310は、第1の軸120と、第1の羽根140と、第2の羽根360とを主に備える。収納管190、第1の軸120、及び第1の羽根140は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態による第2の羽根360は、第2の右回り羽根162のみを備える。第2の右回り羽根162は、第2の実施形態と同様にして設けられるが、本実施形態においては、24枚の第2の右回り羽根162が設けられる点が第2の実施形態と異なる。第1の軸120の周方向、つまり第1の軸120回りに対する、第2の右回り羽根162どうしの間隔は、第2の右回り羽根162の直径の1倍以上かつ2倍未満の長さである。本実施形態におけるこの間隔は、例えば10mmである。つまり、第2の右回り羽根162は、第1の羽根140の螺旋の全長、すなわち第1の軸120の全長に渡って設けられず、第2の羽根360が設けられない空間が流入端側にできることになる。第1の軸120の長手方向において第2の羽根360が設けられる部分の長さ(第2の羽根長さ)Lは、本実施形態では、第2の羽根長さL=100mmである。よって、収納管190の内径Dに対する第2の羽根長さLの比L/Dは、L/D=100/40=2.50である。また、実効比L/D’=100/23.5=4.26である。
第3の混合装置300の使用について説明する。第3の混合装置300の一端から、2つ以上の流体が送られる。2つ以上の流体は、第1の羽根140と収納管190との間を流れながら、第2の右回り羽根162に衝突し、せん断され、互いに混合されていく。そして、24枚の第2の右回り羽根162の間を流れた後、第3の混合装置300の他端から十分に混合されて流出する。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得る。
なお、本実施形態では、第1の羽根140の螺旋に沿う長さを第1の実施形態と同様として説明し、これにより第2の羽根360を設けない空間が流入端側にできたが、第1の羽根140の螺旋に沿って第2の羽根360が設けられる長さと第1の羽根140の螺旋長さとを等しくして、第2の羽根360が設けられない空間を流入端側に設けず、第3の混合装置300の軸方向長さを第1の実施形態よりも短くしても良い。
次に、図4を用いて第4の実施形態による第4の混合装置400について説明する。第1から第3の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
第4の混合装置400は、第4の混合羽根410と、収納管190とを主に備え、樹脂及び/又は金属から成る。また、第4の混合羽根410は、第1の軸120と、第1の羽根140と、第2の羽根460とを主に備える。収納管190、第1の軸120、及び第1の羽根140は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態による第2の羽根460は、第2の右回り羽根162と第2の左回り羽根164とを備える。第2の右回り羽根162及び第2の左回り羽根164は、第1の実施形態と同様にして設けられるが、本実施形態においては、12枚の第2の右回り羽根162と12枚の第2の左回り羽根164が設けられる点が第1の実施形態と異なる。第2の右回り羽根162と第2の左回り羽根164とは交互に設けられ、第1の軸120の周方向、つまり第1の軸120回りに対する、第2の右回り羽根162と第2の左回り羽根164どうしの間隔は、第2の右回り羽根162及び第2の左回り羽根164の直径の1倍以上かつ2倍未満の長さである。本実施形態におけるこの間隔は、例えば10mmである。つまり、第2の右回り羽根162及び第2の左回り羽根164は、第1の羽根140の螺旋の全長、すなわち第1の軸120の全長に渡って設けられず、第2の羽根360が設けられない空間が流入端側にできることになる。第1の軸120の長手方向において第2の羽根460が設けられる部分の長さ(第2の羽根長さ)Lは、本実施形態では、第2の羽根長さL=100mmである。よって、収納管190の内径Dに対する第2の羽根長さLの比L/Dは、L/D=100/40=2.50である。また、実効比L/D’=100/23.5=4.26である。
第4の混合装置400の使用について説明する。第4の混合装置400の一端から、2つ以上の流体が送られる。2つ以上の流体は、第1の羽根140と収納管190との間を流れながら、第2の右回り羽根162及び第2の左回り羽根164に衝突し、せん断され、互いに混合されていく。そして、24枚の第2の羽根460の間を流れた後、第4の混合装置400の他端から十分に混合されて流出する。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得る。
なお、本実施形態では、第1の羽根140の螺旋に沿う長さを第1の実施形態と同様として説明し、これにより第2の羽根460を設けない空間が流入端側にできたが、第1の羽根140の螺旋に沿って第2の羽根460が設けられる長さと第1の羽根140の螺旋長さとを等しくして、第2の羽根460が設けられない空間を流入端側に設けず、第4の混合装置400の軸方向長さを第1の実施形態よりも短くしても良い。このとき、第1の羽根140は、第1の軸120回りに少なくとも10/3回転以上巻回されれば、12枚の第2の羽根560を配置できる。
次に、図5を用いて第5の実施形態による第5の混合装置500について説明する。第1から第4の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。なお、図5において、収納管190は省略される。
第5の混合装置500は、第5の混合羽根510と、収納管190とを主に備え、樹脂及び/又は金属から成る。また、第5の混合羽根510は、第1の軸120と、第1の羽根140と、第2の羽根560とを主に備える。収納管190、第1の軸120、及び第1の羽根140は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態による第2の羽根560は、第2の右回り羽根162と第2の左回り羽根164とを備える。第2の右回り羽根162及び第2の左回り羽根164は、第1の実施形態と同様にして設けられるが、本実施形態においては、6枚の第2の右回り羽根162と6枚の第2の左回り羽根164が設けられる点が第1の実施形態と異なる。第2の右回り羽根162と第2の左回り羽根164とは交互に設けられ、第1の軸120の周方向、つまり第1の軸120回りに対する、第2の右回り羽根162と第2の左回り羽根164どうしの間隔は、第2の右回り羽根162及び第2の左回り羽根164の直径の1倍以上かつ2倍未満の長さである。本実施形態におけるこの間隔は、例えば10mmである。つまり、第2の右回り羽根162及び第2の左回り羽根164は、第1の羽根140の螺旋の全長、すなわち第1の軸120の全長に渡って設けられず、第2の羽根360が設けられない空間が流入端側にできることになる。第1の軸120の長手方向において第2の羽根560が設けられる部分の長さ(第2の羽根長さ)Lは、本実施形態では、第2の羽根長さL=50mmである。よって、収納管190の内径Dに対する第2の羽根長さLの比L/Dは、L/D=50/40=1.25である。また、実効比L/D’=50/23.5=2.13である。
第5の混合装置500の使用について説明する。第5の混合装置500の一端から、2つ以上の流体が送られる。2つ以上の流体は、第1の羽根140と収納管190との間を流れながら、第2の右回り羽根162及び第2の左回り羽根164に衝突し、せん断され、互いに混合されていく。そして、12枚の第2の羽根560の間を流れた後、第5の混合装置500の他端から十分に混合されて流出する。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得る。
なお、本実施形態では、第1の羽根140の螺旋に沿う長さを第1の実施形態と同様として説明し、これにより第2の羽根560を設けない空間が流入端側にできたが、第1の羽根140の螺旋に沿って第2の羽根560が設けられる長さと第1の羽根140の螺旋長さとを等しくして、第2の羽根560が設けられない空間を流入端側に設けず、第5の混合装置500の軸方向長さを第1の実施形態よりも短くしても良い。このとき、第1の羽根140は、第1の軸120回りに少なくとも5/3回転以上巻回されれば、12枚の第2の羽根560を配置できる。
次に、本願発明による実施例と比較例とを用いて、本願発明の効果について説明する。なお、いずれの実施例及び比較例も、気温約21度、湿度約64%の環境で行われた。
[実施例1-1]
第1の混合装置100を用い、始めに、一端の開口を塞いだ収納管190内に、粘度50,000cpを有する2つの液体を、収納管190の軸を含む一平面で分けて充填した。そして、塞いだ開口を底部として収納管190を直立させ、他端である頂部開口から、第1の羽根140の螺旋方向が右旋回となるように第1の混合羽根110を挿入した。
[実施例1-2]
第1の混合装置100を用い、始めに、一端の開口を塞いだ収納管190内に、粘度35,000cpを有する2つの液体を、収納管190の軸を含む一平面で分けて充填した。そして、塞いだ開口を底部として収納管190を直立させ、他端である頂部開口から、第1の羽根140の螺旋方向が右旋回となるように第1の混合羽根110を挿入した。
[実施例2-1]
第2の混合装置200を用い、始めに、一端の開口を塞いだ収納管190内に、粘度50,000cpを有する2つの液体を、収納管190の軸を含む一平面で分けて充填した。そして、塞いだ開口を底部として収納管190を直立させ、他端である頂部開口から、第1の羽根140の螺旋方向が右旋回となるように第2の混合羽根210を挿入した。
[実施例2-2]
第2の混合装置200を用い、始めに、一端の開口を塞いだ収納管190内に、粘度35,000cpを有する2つの液体を、収納管190の軸を含む一平面で分けて充填した。そして、塞いだ開口を底部として収納管190を直立させ、他端である頂部開口から、第1の羽根140の螺旋方向が右旋回となるように第2の混合羽根210を挿入した。
[実施例3]
第3の混合装置300を用い、始めに、一端の開口を塞いだ収納管190内に、粘度35,000cpを有する2つの液体を、収納管190の軸を含む一平面で分けて充填した。そして、塞いだ開口を底部として収納管190を直立させ、他端である頂部開口から、第1の羽根140の螺旋方向が右旋回となるように第3の混合羽根310を挿入した。
[実施例4]
第4の混合装置400を用い、始めに、一端の開口を塞いだ収納管190内に、粘度8,000cpを有する2つの液体を、収納管190の軸を含む一平面で分けて充填した。そして、塞いだ開口を底部として収納管190を直立させ、他端である頂部開口から、第1の羽根140の螺旋方向が右旋回となるように第4の混合羽根410を挿入した。
[実施例5]
第5の混合装置500を用い、始めに、一端の開口を塞いだ収納管190内に、粘度8,000cpを有する2つの液体を、収納管190の軸を含む一平面で分けて充填した。そして、塞いだ開口を底部として収納管190を直立させ、他端である頂部開口から、第1の羽根140の螺旋方向が右旋回となるように第5の混合羽根510を挿入した。
[比較例3-1]
第3の混合装置300において、24枚の第2の右回り羽根162に代えて、12枚の第2の右回り羽根162と12枚の第2の左回り羽根164とを設けた。この混合装置において、一端の開口を塞いだ収納管190内に、粘度35,000cpを有する2つの液体を、収納管190の軸を含む一平面で分けて充填した。そして、塞いだ開口を底部として収納管190を直立させ、他端である頂部開口から、第1の羽根140の螺旋方向が右旋回となるように混合羽根を挿入した。
[比較例3-2]
第3の混合装置300において、24枚の第2の右回り羽根162に代えて、12枚の第2の右回り羽根162と12枚の第2の左回り羽根164とを交互に設け、第2の右回り羽根162と12枚の第2の左回り羽根164との間隔を20mmとした。この混合装置において、一端の開口を塞いだ収納管190内に、粘度35,000cpを有する2つの液体を、収納管190の軸を含む一平面で分けて充填した。そして、塞いだ開口を底部として収納管190を直立させ、他端である頂部開口から、第1の羽根140の螺旋方向が右旋回となるように混合羽根を挿入した。
[比較例5]
第5の混合装置500を用い、始めに、一端の開口を塞いだ収納管190内に、粘度35,000cpを有する2つの液体を、収納管190の軸を含む一平面で分けて充填した。そして、塞いだ開口を底部として収納管190を直立させ、他端である頂部開口から、第1の羽根140の螺旋方向が右旋回となるように第5の混合羽根510を挿入した。
<評価>
以上の実験による結果について説明する。表1は、実験結果を一覧にした表である。
Figure 0007252423000001
[実施例1-1]
実施例1-1の実験状況を図6及び7に示す。図6は、収納管190に、粘度50,000cpを有する2つの液体を充填した状態を示す。混合状態を視認できるようにするため、2流体には異なる色を付けた。図7は、収納管190に第1の混合羽根110を全て挿入した状態を示す。収納管190内部の2つの液体は、その頂部において完全に混合されていることがわかった。
[実施例1-2]
実施例1-2の実験状況を図8及び9に示す。図8は、収納管190に、粘度35,000cpを有する2つの液体を充填した状態を示す。混合状態を視認できるようにするため、2流体には異なる色を付けた。図9は、収納管190に第1の混合羽根110を全て挿入した状態を示す。収納管190内部の2つの液体は、その頂部において完全に混合されていることがわかった。
[実施例2-1]
実施例2-1の実験状況を図10及び11に示す。図10は、収納管190に、粘度50,000cpを有する2つの液体を充填した状態を示す。混合状態を視認できるようにするため、2流体には異なる色を付けた。図11は、収納管190に第2の混合羽根210を全て挿入した状態を示す。収納管190内部の2つの液体は、その頂部において完全に混合されていることがわかった。
[実施例2-2]
実施例2-2の実験状況を図12及び13に示す。図12は、収納管190に、粘度35,000cpを有する2つの液体を充填した状態を示す。混合状態を視認できるようにするため、2流体には異なる色を付けた。図13は、収納管190に第2の混合羽根210を全て挿入した状態を示す。収納管190内部の2つの液体は、その頂部において完全に混合されていることがわかった。
以上、実施例1-1、1-2、2-1、2-2から、第2の羽根160、260が合計36枚、羽根捻り方向が同方向、羽根間隔が1cmの場合、粘度50,000以下の2流体は十分に混合されることがわかった。
[実施例3]
実施例3の実験状況を図14及び15に示す。図14は、収納管190に、粘度35,000cpを有する2つの液体を充填した状態を示す。混合状態を視認できるようにするため、2流体には異なる色を付けた。図15は、収納管190に第3の混合羽根310を全て挿入した状態を示す。収納管190内部の2つの液体は、その頂部において完全に混合されていることがわかった。
[比較例3-1]
比較例3-1の実験状況を図16及び17に示す。図16は、収納管190に、粘度35,000cpを有する2つの液体を充填した状態を示す。混合状態を視認できるようにするため、2流体には異なる色を付けた。図17は、12枚の第2の右回り羽根162と12枚の第2の左回り羽根164とを1cm間隔で設けた混合羽根の全長を、収納管190に挿入した状態を示す。収納管190内部の2つの液体は、その頂部において若干混ざりきらない状態にあることがわかった。
[比較例3-2]
比較例3-2の実験状況を図18及び19に示す。図18は、収納管190に、粘度35,000cpを有する2つの液体を充填した状態を示す。混合状態を視認できるようにするため、2流体には異なる色を付けた。図19は、12枚の第2の右回り羽根162と12枚の第2の左回り羽根164とを2cm間隔で設けた混合羽根の全長を、収納管190に挿入した状態を示す。収納管190内部の2つの液体は、その頂部において若干混ざりきらない状態にあることがわかった。
[実施例4]
実施例4の実験状況を図20及び21に示す。図20は、収納管190に、粘度8,000cpを有する2つの液体を充填した状態を示す。混合状態を視認できるようにするため、2流体には異なる色を付けた。図21は、収納管190に第4の混合羽根410を全て挿入した状態を示す。収納管190内部の2つの液体は、その頂部において完全に混合されていることがわかった。
以上、実施例3、4及び比較例3-1、3-2から、第2の羽根360が合計24枚、羽根捻り方向が同方向、羽根間隔が1cmの場合、粘度35,000以下の2流体が十分に混合される一方、羽根捻り方向が左右方向である場合、粘度35,000の2流体は若干混ざりきらないが、粘度8,000である場合には完全に混合されることがわかった。また、羽根間隔が2cmである場合、粘度35,000の2流体は若干混ざりきらないことがわかった。
[実施例5]
実施例5の実験状況を図22及び23に示す。図22は、収納管190に、粘度8,000cpを有する2つの液体を充填した状態を示す。混合状態を視認できるようにするため、2流体には異なる色を付けた。図23は、収納管190に第5の混合羽根510を全て挿入した状態を示す。収納管190内部の2つの液体は、その頂部において完全に混合されていることがわかった。
[比較例5]
比較例5の実験状況を図24及び25に示す。図24は、収納管190に、粘度35,000cpを有する2つの液体を充填した状態を示す。混合状態を視認できるようにするため、2流体には異なる色を付けた。図25は、収納管190に第5の混合羽根510を全て挿入した状態を示す。収納管190内部の2つの液体は、その頂部において若干混ざりきらない状態にあることがわかった。
以上、実施例5及び比較例5から、第2の羽根560が合計12枚、羽根捻り方向が左右方向、羽根間隔が1cmの場合、粘度8,000以下の2流体は十分に混合される一方、粘度35,000の2流体は若干混ざりきらないことがわかった。
以上実験結果から、第2の羽根が合計36枚、羽根捻り方向が同方向及び左右方向、かつ羽根間隔が1cmの場合、粘度50,000以下の2流体は十分に混合されることがわかった。第2の羽根が合計24枚の場合、羽根捻り方向を同方向かつ羽根間隔を1cmとすれば、粘度35,000以下の2流体を十分に混合できることがわかった。第2の羽根が合計12枚の場合、羽根捻り方向を左右方向かつ羽根間隔を1cmとすれば、粘度8,000以下の2流体を十分に混合できることがわかった。また、比L/Dは、好ましくは1以上4以下、1.25以上3.75以下、2以上4以下、より好ましくは2.50以上3.75以下であり、実効比L/D’は、好ましくは2以上7以下、2.13以上6.38以下、4以上7以下、より好ましくは4.26以上6.38以下である。
次に、図26~35を用いて第6の実施形態による第6の混合装置600について説明する。第1~5の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。なお、図26~35において、収納管190は省略される。
第6の混合装置600は、第6の混合羽根610と、収納管190とを主に備え、樹脂及び/又は金属から成る。また、第6の混合羽根610は、第6の軸620と、第6の大羽根640と、第6の小羽根660とを主に備える。第6の混合装置600の大きさは、第1~5の実施形態による混合装置よりも小さい。また、第6の大羽根640は、第6の混合装置600の両端部のうち一方の端部に偏っておらず、第6の混合装置600の軸方向中央に設けられ、両端部に均等な間隔を空けている。
第6の混合装置600は、第6の混合羽根610と、収納管190とを主に備え、樹脂及び/又は金属から成る。第6の混合羽根610は、軸方向に対する長さは約80mmであり、直径は約20.8mmである。また、第6の混合羽根610は、1本の第6の軸620と、1枚の第6の大羽根640と、24枚の第6の小羽根660と、を主に備える。
第6の軸620は、例えば約8.5mmの直径と約80mmの軸方向長さを有する円筒である。第6の軸620の両端には、端面から外周面に貫通する軸断面J形状の貫通孔675、685が各々形成される(図32及び図33参照)。第6の軸620において、その側面に開口する貫通孔675、685の円孔は、軸方向から見て約120度ずれている。
第6の大羽根640は、第6の軸620の両端から軸方向に若干の間隔、例えば約5mmを空けて、第6の軸620回りに連続的に形成された螺旋である。より詳細には、例えば幅約4mm、厚さ約2mmである帯状の平板を、後述される流体の進行方向に向けて時計回りに螺旋を描くように、第6の軸620の外周に約4と1/3周巻き付けて成る。言い換えると、平板は、その幅方向が第6の軸620の径方向に沿って第6の軸620から突出するように第6の軸620の外周に取り付けられる。第6の大羽根640の巻き始めと巻き終わりは、第6の軸120の軸回りにおいて約120度ずれた位置にある。また、第6の軸620方向に対する第6の大羽根640のピッチは、例えば約16mmである。第6の大羽根640において、第6の軸620方向に対して向かい合う羽根の一部を対向羽根部分641a、641bという。対向羽根部分641a、641bの間隔は約14mmである。図26において上側に示される流出側端部において、第6の大羽根640と第6の軸620との間には、流出側壁670が形成され、図26において下側に示される流入側端部において、第6の大羽根640と第6の軸620との間には、流入側壁680が形成される。流出側壁670は、第6の混合羽根610の外周を成すように巻回される円筒状であって、第6の大羽根640に沿って略360度に渡って、対向羽根部分641aから流出側端部に延びる壁面を有する。流出側壁670と、第6の大羽根640と、第6の軸620との間には、空間が形成される。第6の軸620の内側面からこの空間に貫通孔675が貫通する。流入側壁680は、第6の混合羽根610の外周を成すように巻回される円筒状であって、第6の大羽根640に沿って略360度に渡って、対向羽根部分641aから流入側端部に延びる壁面を有する。流出側壁670と、第6の大羽根640と、第6の軸620との間には、空間が形成される。第6の軸620の内側面からこの空間に貫通孔685が貫通する。
第6の小羽根660は、第1の軸Xと平行である第2の軸Y回りに、後述される流体の進行方向に向けて時計回りに捻られて成る。より詳細には、第6の小羽根660は、例えば幅約5.5mm、厚さ約0.8mmである帯状の平板を、平板の幅方向中央を長手方向に走る軸回りに180度、つまり半回転、流体の進行方向に向けて時計回りに捻って成る形状を有する。全ての第6の小羽根660は、同方向に捻られている。第2の軸Y方向に3つ又は4つの第6の小羽根660が同軸で並べられる。第6の小羽根660は、第6の軸620の軸方向においては、対向羽根部分641a、641bの間に設けられ、第6の軸620の径方向においては、第6の軸620の外周と第6の大羽根640の外側端との間に設けられる。第6の混合羽根610が収納管190に挿入された状態において、第6の小羽根660の両端部は、収納管190に接触、あるいはわずかに接触するが、接触しなくてもよい。第6の小羽根660は、それらの端部の幅方向が第6の軸620の径方向に沿うように、対向羽根部分641a、641b上に取り付けられる。第6の小羽根660と対向羽根部分641a、641bとの取り付けは、接着剤、溶接、及び/又はハンダ等によってもよく、第6の混合羽根610が3Dプリンタなどで一体成形されてもよい。第6の軸620の周方向、つまり第6の軸620回りに対する、第6の小羽根660どうしの間隔は、第6の小羽根660の直径の0倍以上かつ2倍未満の長さである。すなわち、第6の小羽根660どうしは互いに接触してもよいし、間隔を空けてもよい。本実施形態におけるこの間隔は、例えば約1mmである。第6の小羽根660は、第6の大羽根640の螺旋の全長に沿って、すなわち第6の軸620の全長に渡って設けられる。第1の軸120の長手方向において第2の羽根360が設けられる部分の長さ(第2の羽根長さ)Lは、本実施形態では、第2の羽根長さL=約70mmである。
収納管190は、第6の混合羽根610の軸方向長さ以上の軸方向長さを有し、かつ第6の混合羽根610の外周と若干の摩擦を生じる程度の内径を有する円筒形状であって、その内周に第6の混合羽根610を収納する。収納管190の内径Dは、例えば約21mm、長さは、例えば約80mm以上である。収納管190の内周は、第6の大羽根640の外周と収納管190の内周との間に流体が流入しない程度に、第6の混合羽根610の外周と密着する。収納管190の内径Dに対する第2の羽根長さLの比L/Dは、L/D=70/21=3.33である。また、第6の軸620を除いた実効内径D’はD’=21-8.5=12.5mmであるから、実効比L/D’=70/12.5=5.6である。
第6の混合装置600の使用について説明する。第6の混合装置600の一端である流入側端部から、2つ以上の流体が送られる。2つ以上の流体は、貫通孔685の内部を通過してから流入側壁680と第6の軸620との間に流入し、あるいは、直接、流入側壁680と第6の軸620との間に流入して、第6の大羽根640に達する。そして、第6の大羽根640と収納管190との間を流れながら、第6の小羽根660に衝突し、隣接する第6の小羽根660によりせん断され、互いに混合されていく。そして、24枚の第6の小羽根660の間を流れた後、流出側壁670に達する。その後、流体は、流出側壁670と第6の軸620との間を通過、あるいは貫通孔675の内部を通過して、第6の混合装置600の他端である流出側端部から十分に混合されて流出する。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得る。また、本実施形態による第6の混合装置600は、第1~5の実施形態よりも小型かつ軽量であるため、作業員が、長時間手で把持しながら2つ以上の流体を混合できる。通常、2液式の防水ウレタンを建築物の屋上等に施工する場合、施工場所から離れた場所で、混合用の容器等を用いて液体を混合後、混合された流体をポンプで施工場所に圧送し、ホース等から施工面に流し、レーキ等を用いて施工面に均していた。このとき、混合する作業員、圧送するホースを保持、管理する作業員、施工面に流体を流す作業員、レーキで均す作業員等といった大勢の作業員を必要とした。しかしながら、本実施形態による混合装置を用いれば、施工面に流体を流す作業員が混合装置を用いて液体を混合することが可能となるため、施工場所から離れた位置で流体を混合する作業員が不要となる。
なお、いずれの実施形態においても、第1の混合羽根110が収納管190に挿入された状態において、第2の羽根が収納管190に接触しないとして説明したが、第2の羽根が収納管190に接触してもよい。
なお、本願のいずれの図においても、説明の容易のため、第2の羽根は省略されることがあり、本明細書において説明した実施形態に説明された数と必ずしも一致しないことがある。
なお、本明細書および図中に示した各部材の大きさ、形状、及び数量は例示であって、これらに限定されない。また、各部材の素材は例示であって、これらに限定されない。
ここに付随する図面を参照して本発明の実施形態が説明されたが、記載された発明の範囲と精神から逸脱することなく、変形が各部の構造と関係に施されることは、当業者にとって自明である。
100 第1の混合装置
110 第1の混合羽根
120 第1の軸
140 第1の羽根
141a 対向羽根部分
141b 対向羽根部分
160 第2の羽根
162 第2の右回り羽根
164 第2の左回り羽根
180 第2の軸
190 収納管
200 第2の混合装置
210 第2の混合羽根
300 第3の混合装置
310 第3の混合羽根
400 第4の混合装置
410 第4の混合羽根
500 第5の混合装置
510 第5の混合羽根
600 第6の混合装置
610 第6の混合羽根

Claims (9)

  1. 第1の軸の回りに螺旋状を成す第1の羽根と、
    前記第1の軸と平行である第2の軸の回りに捻られる第2の羽根とを備え、
    前記第2の羽根は、前記第1の羽根において前記第1の軸方向において向かい合う対向羽根部分の間に設けられ
    前記第2の軸は、前記第1の軸と前記第1の羽根の外側端との間に設けられ、
    前記第2の羽根は、全て同じ方向に捻られる複数の羽根、又は前記第2の軸に対して時計回りに捻られる羽根と反時計回りに捻られる羽根とを含む36枚以上の羽根である
    混合羽根。
  2. 前記第1の軸は円柱形状であって、前記第2の羽根は、前記第1の軸と、前記第1の羽根の外側端との間に設けられる請求項1に記載の混合羽根。
  3. 複数の前記第2の羽根が設けられ、前記第1の軸回りに対する前記第2の羽根どうしの間隔は、前記第2の羽根の直径の1倍以上かつ2倍未満の長さである
    請求項1又は2に記載の混合羽根。
  4. 前記第1の羽根は、前記第1の軸回りに少なくとも5/3回転以上巻回される請求項1から3のいずれかに記載の混合羽根。
  5. 前記第2の羽根は、前記第2の軸回りに半回転捻られる請求項1から4のいずれかに記載の混合羽根。
  6. 前記第2の羽根が捻られる方向は全て同じである請求項1から5のいずれかに記載の混合羽根。
  7. 前記第2の羽根は複数であって、前記第2の羽根が捻られる方向は、前記第2の軸に対して時計回り又は反時計回りである請求項1から5のいずれかに記載の混合羽根。
  8. 請求項1から5のいずれかに記載の前記混合羽根と、前記混合羽根を収納する収納管とを備える混合装置。
  9. 前記収納管の内径から前記第1の軸の直径を除いた実効内径D’に対する、前記第1の軸方向において前記第2の羽根が設けられる部分の長さである第2の羽根長さLの比L/D’は2以上7以下である請求項8に記載の混合装置。
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