JPS6363020B2 - - Google Patents

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JPS6363020B2
JPS6363020B2 JP57059796A JP5979682A JPS6363020B2 JP S6363020 B2 JPS6363020 B2 JP S6363020B2 JP 57059796 A JP57059796 A JP 57059796A JP 5979682 A JP5979682 A JP 5979682A JP S6363020 B2 JPS6363020 B2 JP S6363020B2
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passage pipe
fluid
mixing
mixing element
blades
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Publication of JPS6363020B2 publication Critical patent/JPS6363020B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F25/00Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/40Static mixers
    • B01F25/42Static mixers in which the mixing is affected by moving the components jointly in changing directions, e.g. in tubes provided with baffles or obstructions
    • B01F25/43Mixing tubes, e.g. wherein the material is moved in a radial or partly reversed direction
    • B01F25/431Straight mixing tubes with baffles or obstructions that do not cause substantial pressure drop; Baffles therefor
    • B01F25/4314Straight mixing tubes with baffles or obstructions that do not cause substantial pressure drop; Baffles therefor with helical baffles
    • B01F25/43141Straight mixing tubes with baffles or obstructions that do not cause substantial pressure drop; Baffles therefor with helical baffles composed of consecutive sections of helical formed elements

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は2種以上の流体を混合するミキシング
エレメント及びそれを使用した静止型流体混合器
に関する。
[従来の技術] 静止型混合器においては、機械的可動部分がな
く、螺旋状の羽根が配設された通路管内を流体が
通流することにより、流体が混合される。この静
止型の流体混合器は化学、食品、公害防止関連技
術及びその他の分野で使用されている。従来の流
体混合器(特公昭44−8290号)においては、第2
0図乃至第22図に示す如く、シートを180゜に左
方又は右方にねじつて螺旋状に形成した羽根1又
は2が通路管3内に複数個配設されている。この
羽根1,2は隣接する羽根の端縁どおしを直交さ
せて連結固定されている。この通路管3内におけ
る羽根1又は2により仕切られた領域を夫々流体
が通流すると、この羽根の連結点にて各流体は分
割され、また他方の流体と合わさせる。次いで、
各流体は螺旋状に進行して混合され、次順の羽根
連結点にて分割される。このような流体の分割、
合流及び位置移動が繰返されることにより、2種
の流体は混合される。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、従来は、第20図又は第21図に示
す形状の螺旋状の羽根1又は2を鋳造により製造
し、この羽根1又は2を中空円筒状の通路管3内
に挿入して、隣接する羽根を溶接又はロー付け等
により固定していた。この隣接する羽根を端縁ど
おしが直交するように連結し、この連結点を溶接
又はロー付け等により溶着して固定するため、流
体混合器の製造が容易ではないのに加え、連結点
における接着剤の盛り上りにより流体の異常滞留
が生ずるという不都合がある。また、加工精度
上、螺旋状羽根1,2と通路管3の間に多少の隙
間が生ずるが、この隙間により流体の混合効果が
低下するという難点がある。第22図のA−A線
で切断した斜視図を第23図に示す如く、羽根1
の表面と通路管3の内周面とが略々直交している
ため、通路管3内における羽根1により仕切られ
た流体通路の4隅部分に鋭角な死角領域4が存在
し、この死角領域4にて流体の流れの淀みが生ず
る。更に、羽根1の端縁1aが平坦であるから、
この端縁1aが流体の流動抵抗を高めているとい
う欠点がある。
この発明はかかる問題点に鑑みてなされたもの
であつて、流体の混合効果が高いと共に、流体の
異常滞留が生じ難く、流動抵抗が小さくて圧力損
失が小さいミキシングエレメント及びそれを使用
した流体混合器を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係るミキシングエレメントは、流体
が螺旋状に通流する複数個の流体通路が内部に形
成されたミキシングエレメントにおいて、その内
側を流体が通流する筒状の通路管と、この通路管
内に通路管と一体成形により設けられこの通路管
の内側部分を仕切つて複数個の流体通路を形成す
る螺旋状の羽根とを有し、この羽根は、その端縁
が丸みを有して形成されていると共に、羽根の表
面と通路管の内周面とが丸みを有して交差してい
ることを特徴とする。
また、この発明に係る流体混合器は、内側を流
体が通流する筒状の通路管と、この通路管内に通
路管と一体成形により設けられこの通路管の内側
部分を仕切つて複数個の流体通路を形成する螺旋
状の羽根とを夫々有する複数個のミキシングエレ
メントを前記通路管の長手方向に連結し、隣接す
るミキシングエレメントの羽根の隣接端縁が所定
の角度をなすようにミキシングエレメントを配置
すると共に、前記羽根は、その端縁を丸みを有し
て形成し、羽根の表面と通路管の内周面とを丸み
を有して交差させたことを特徴とする。
[作用] 本発明に係るミキシングエレメントにおいて
は、通路管と、この通路管の内側部分を仕切つて
複数個の流体通路を形成する螺旋状の羽根とが一
体的に形成されている。そして、このミキシング
エレメントを、隣接するミキシングエレメントの
羽根の隣接端縁が所定の角度をなすように前記通
路管の長手方向に連結して流体混合器が構成され
ている。
複数種類の流体はミキシングエレメントの各流
体通路を螺旋状に回転しながら通流する。そし
て、ミキシングエレメントの連結点にて分割さ
れ、他の流体通路を通流してきて分割された流体
と合流する。流体が螺旋状に回転して進行する
と、流体内に渦流運動が発生し、流体が混合され
る。このように流体が回転、分割及び合流を繰返
し、複数の流体が均一な単一流体に混合される。
そして、ミキシングエレメントの羽根の端縁は
丸みを有して形成され、羽根の表面と通路管の内
周面とは丸みを有して交差されているので、流体
がこの流体混合器を通流する際の流動抵抗は軽減
され、圧力損失が低下する。また、羽根と通路管
との境の隅部においても、流体の滞留が生じるこ
とがなく、高い混合効果が得られる。
[実施例] 以下、添付の図面を参照して、本発明の実施例
について具体的に説明する。
第1図及び第2図は、夫々本発明の第1の実施
例に係る90゜ねじり型のミキシングエレメント1
1,12を示す斜視図である。ミキシングエレメ
ント11は円筒状の通路管13と、通路管13内
に形成された螺旋状の羽根14とを有する。この
羽根14は通路管13の長手方向の一端部から他
端部に向けて時計方向(右方向)に90゜だけねじ
られている。ミキシングエレメント12は円筒状
の通路管17と、通路管17内に形成された螺旋
状の羽根18とを有する。この羽根18は通路管
17の長手方向の一端部から他端部に向けて反時
計方向(左方向)に90゜だけねじられている。
この時計方向又は反時計方向に螺旋状にねじら
れた羽根14又は18と、夫々通路管13又は1
7とは、一体成形されている。これらのミキシン
グエレメントはアルミニウム、磁性体若しくは非
磁性体であるステンレス若しくは鉄、ニツケル、
銅、チタン等の金属材料又はプラスチツク材料か
らなる。ミキシングエレメント11の通路管13
の内部には、羽根14により仕切られた流体通路
15,16が形成されており、流体通路15,1
6は螺旋状に時計方向に回転している。ミキシン
グエレメント12の通路管17の内部には、羽根
18により仕切られた流体通路19,20が形成
されており、流体通路19,20は螺旋状に反時
計方向に回転している。流体通路15,16,1
9,20はその通路管の長手方向に垂直の断面が
通流域の全域に亘つて半円弧状をなしている。
第3図は、ミキシングエレメント11の拡大斜
視図を示し、第4図は、その拡大底面図を示す。
ミキシングエレメント11の長手方向における羽
根14の端面21は、羽根14の厚み方向に湾曲
形成されていて丸みを有している。また、流体通
路15及び16の各1対の隅部22においては、
通路管13の内周面と羽根14の表面とが鋭角で
はなく、丸みを有して交差している。従つて、流
体通路15,16の4個の隅部22は丸みを有し
ている。
ミキシングエレメント11の長手方向における
通路管13の一端面は、その内側に環状の突起1
3aを有し、他端面は、その外側に環状の突起1
3bを有する。
一方、ミキシングエレメント12の羽根18の
端面も丸みを有しており、流体通路19,20の
4個の隅部も丸みを有している。また、通路管1
7の両端面も、通路管13と同様に外側及び内側
の環状の突起を有する。なお、第1図及び第2図
並びに後述する第5図及び第7図等においては、
簡略化のために、第3図及び第4図に示す環状突
起13a,13b及び羽根端面21等を図示して
いない。
ミキシングエレメント11及び12は通路管1
3及び17と夫々羽根14及び18とが一体成形
されるから、羽根と通路管の内周面との間に隙間
が生じることはない。また、ミキシングエレメン
ト11及び12は通路管13及び17を接着する
ことにより連結することができるから、羽根どお
しを接着固定する必要はない。従つて、ミキシン
グエレメントの連結点にて流体の異常滞留が生じ
ることがない。羽根どおしを接着する必要がない
から、羽根14又は18の端面を平坦に形成する
必要がない。従つて、第3図に示すように、羽根
14又は18の端面を丸みを有して形成すること
ができ、流体の流動抵抗を低下させることができ
る。流体通路15,16,19,20の隅部は丸
みを有しているから死角領域(dead space)が
なく流体が通流するときにこの隅部で流体の滞留
が生じることがない。
また、このようなミキシングエレメント11,
12が金属製のものであれば、例えば、公知のロ
ストワツクス法により容易に製造することがで
き、プラスチツク製のものであれば、射出成型法
によつて容易に製造することができる。
なお、羽根のねじれ角度は上記実施例に限定さ
れず、90゜以外の大きさにすることもできる。
次に、このようなミキシングエレメント11,
12を使用した流体混合器について説明する。第
5図に示すように、ミキシングエレメント11と
ミキシングエレメント12とをその羽根14の端
縁18と端縁とが直交するように配置する。そし
て、通路管13及び17の端面の外側の環状突起
13b等に内側に環状突起13a等を嵌め込んで
ミキシングエレメント11及び12を連結する。
このようにして、複数個のミキシングエレメント
11及び12を交互的に連結する。そして、ミキ
シングエレメント11及び12はその連結点にて
通路管13及び17の端縁どおしを溶着又はロー
付けにより固定する。又は、第6図に示すよう
に、複数個の連結されたミキシングエレメント1
1,12を円筒状のケーシング23内に嵌入する
ことにより支持してもよい。
このようにして構成された流体混合器29にお
いては、2種の流体FA,FBはミキシングエレメ
ント11を通流する際に螺旋状に90゜右回転する。
そして、ミキシングエレメント11及び12の連
結点にて流体FA及びFBは分割され、夫々他方の
流体通路を通流してきて分割された流体FB及び
FAと合流する。そして、分割・合流した流体は
ミキシングエレメント12を通流する間に、螺旋
状に90゜左回転する。更に次の連結点にて流体は
分割され、他方の流体通路を通流してきた流体と
合流する。流体が螺旋状に回転して進行すると、
流体内に渦流運動が発生し、流体が混合される。
従つて、流体が回転、分割、合流を繰返される間
に2種の流体FA及びFBが均一な単一流体に混合
される。
第8図に示す流体混合器30は、第7図に示す
ようにミキシングエレメント11及び12を連結
することにより構成される。つまり、2個のミキ
シングエレメント11をその羽根14の端縁どお
りが同一方向になるように連結してミキシングユ
ニツト24を構成する。また、2個のミキシング
エレメント12をその羽根18の端縁どおしが同
一方向になるように連結してミキシングユニツト
25を構成する。そして、ミキシングユニツト2
4及び25をその羽根14及び18の端縁が直交
するように交互にケーシング23内に嵌入するこ
とにより、流体混合器30が組み立てられる。こ
の流体混合器30においては、流体はミキシング
ユニツト24を通流する間に螺旋状に180゜右回転
する。流体は、ミキシングユニツト24及び25
の連結点にて分割、合流した後、ミキシングユニ
ツト25を通流して螺旋状に180゜左回転する。こ
の流体混合器30においても、流体は回転、分
割、合流を繰返して混合される。
第10図に示す流体混合器31は、ミキシング
エレメント11及び12から第9図に示すように
組み立てられる。2個のミキシングエレメント1
1をその羽根14の端縁どおしが直交するように
連結してミキシングエレメント26を構成する。
また、ミキシングユニツト27においては、2個
のミキシングエレメント12をその羽根18の端
縁どおしが直交するように連結してある。そし
て、ミキシングユニツト26及び27をその羽根
14及び18の端縁が直交するように交互にケー
シング23内に嵌入することにより、流体混合器
31が構成される。
この流体混合器31においては、流体はミキシ
ングユニツト26を通流する間に螺旋状に90゜右
回転した後、分割され合流し、更に螺旋状に90゜
右回転する。そして、ミキシングユニツト26及
び27の連結点にて、流体は分割され合流する。
次いで、流体はミキシングユニツト27を通流す
る間に螺旋状に90゜左回転した後、分割され合流
し、更に螺旋状に90゜左回転する。この流体混合
器31を通流する間に、流体は回転、分割、合流
を繰返して混合される。
第11図に示す流体混合器32においては、ケ
ーシング23内にミキシングエレメント11及び
12がその間に円筒状のスペーサ28を介装して
交互的に配置されている。ミキシングエレメント
11及び12は、スペーサ28を介して対峙する
羽根14及び18の端縁どおしを直交させて配設
されている。
この流体混合器32を通流する流体は、ミキシ
ングエレメント11を通流する間に螺旋状に90゜
右回転し、スペーサ28の配置位置にて合流す
る。一旦合流した流体はミキシングエレメント1
2にて分割され、螺旋状に90゜左回転する。この
ようにして、流体は回転、合流及び分割を繰返し
て混合される。
第12図には、羽根35の端縁が通路管34の
断面の円中心に向うにつれてくぼんだミキシング
エレメント33が示されている。このように羽根
35の端縁が通路管34の直径方向に凹形状をな
していることにより、各ミキシングエレメント3
3を通流する流体の通過時間が均一になる。ま
た、ミキシングエレメント33における混合効果
を高めることができる。
第13図は、3個の流体通路37,38,39
を有するミキシングエレメント36を示す。この
ミキシングエレメント36によれば、2個の流体
通路を有するミキシングエレメントと比較して、
2種以上の流体を、高効率で混合させることがで
きる。
なお、流体混合器の羽根の端縁どおしがなす角
度は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の角度に設定することができる。
第14図及び第15図は、本発明の第2の実施
例に係る180゜ねじり型のミキシングエレメント4
0,41を示す斜視図である。ミキシングエレメ
ント40は円筒状の通路管42と、通路管42内
に形成された螺旋状の羽根43とを有する。この
羽根43はミキシングエレメント40の長手方向
の一端部から他端部に向けて時計方向(右方向)
に180゜だけねじられている。ミキシングエレメン
ト41は円筒状の通路管46と、通路管46内に
形成された螺旋状の羽根47とを有する。羽根4
7はミキシングエレメント41の長手方向の一端
部から他端部に向けて反時計方向(左方向)に
180゜だけねじられている。この時計方向、又は反
時計方向に螺旋状にねじられた羽根43又は47
と、夫々通路管42又は46とは、一体的に形成
されている。ミキシングエレメント40の通路管
42の内部には、羽根43により仕切られた流体
通路44,45が形成されており、流体通路4
4,45は螺旋状に時計方向に回転している。ミ
キシングエレメント41の通路管46の内部に
は、羽根47により仕切られた流体通路48,4
9が形成されており、流体通路48,49は螺旋
状に反時計方向に回転している。このような流体
通路44,45及び48,49は夫々通路管42
及び46の長手方向に垂直の断面が通流域の全域
に亘つて半円弧状をなしている。
このミキシングエレメント40,41において
も、羽根43,47と通路管42,46との境界
に形成される4個の隅部は丸みを有しており、羽
根43,47の端面は丸みを有している。また、
羽根43,47の両端縁は通路管42,46の円
中心に向けてくぼんでいる。なお、これらの羽根
43,47の端面の丸み及び端縁のくぼみは、第
3図及び第12図と同様であるので、簡略化のた
めに、第14図及び第15図には図示していな
い。
次に、このようなミキシングエレメント40,
41を使用した流体混合器について説明する。第
16図に示すように、ミキシングエレメント40
とミキシングエレメント41とをその羽根43の
端縁と羽根47の端縁とが直交するように配置す
る。
第17図に示す流体混合器51においては、こ
のように配置されたミキシングエレメント40及
び41がケーシング23内に交互的に嵌入されて
いる。この場合に、通路管42及び46の両端面
の一方に夫々外側の環状突起を設け、他方に夫々
内側の環状突起を設けて、ミキシングエレメント
40及び41をその内側環状突起に外側環状突起
を嵌合させて連結してもよい。
このようにして構成された流体混合器51にお
いては、2種の流体FA,FBはミキシングエレメ
ント40を通流する際に、螺旋状に180゜右回転す
る。ミキシングエレメント40及び41の連結点
にて流体FA及びFBは分割され、夫々他方の流体
通路を通流してきて分割された流体FB及びFAと
合流する。この分割・合流した流体はミキシング
エレメント41を通流する間に、螺旋状に180°左
回転する。このように流体が180゜回転し、分割さ
れ、合流するという混合作用を受けることによ
り、2種の流体FA及びFBが均一な流体に混合さ
れる。
第18図に示す流体混合器52においては、ケ
ーシング23内にミキシングエレメント40及び
41が両者間にスペーサ28を介装した状態で交
互的に配置されている。この流体混合器52を通
流する流体は、ミキシングエレメント40を通流
する間に螺旋状に180゜右回転し、スペーサ28の
配置位置にて合流する。一旦合流された流体はミ
キシングエレメント41にて分割され、螺旋状に
180゜左回転する。このようにして、流体は回転、
合流及び分割を繰返して混合される。
このような180゜ねじり型のミキシングエレメン
トにおいても、第19図の平面図に示す如く、3
個の流体通路53,54,55を有するように構
成することができる。なお、必ずしも、ミキシン
グエレメント40,41の羽根43,47を、そ
の端縁が通路管42,46の中心部に向けてくぼ
むように形成する必要はないことは勿論である。
また、ミキシングエレメントの羽根のねじれ角度
及び羽根の端縁どおしがなす角度は上記各実施例
に限らず種々の値に設定することができる。
このミキシングエレメント40,41及び流体
混合器51,52もミキシングエレメント11,
12及び流体混合器29,30,31,32と同
様の効果を奏する。
なお、この発明に係る流体混合器により混合さ
れるべき流体としては、液体、気体又は粉粒体が
あり、本発明によれば、粘性等の物性が異なる流
体、組成が異なる流体、温度が異なる流体、色彩
が異なる流体、又は粒度が異なる流体等、特性又
は材質が異なる2種以上の流体が混合される。液
体と液体との混合及び気体と気体との混合に加え
て、液体と気体との混合も可能である。これらの
流体を流体混合器内で混合させつつ、化学的反応
を進行させることも可能である。
また、ミキシングエレメントの長さは自由に調
整することができる。ミキシングエレメントの内
径と長さとの比は通常0.4から2.0の範囲である
が、これは流体の混合目的及び物性等によつて適
宜変更することができる。例えば、ミキシングエ
レメントの長さを短くすれば、流体混合器におけ
る単位長当りの流体分割回数を容易に増大させる
ことができる。従つて、粘性の高い流体又は粉粒
体のような流体であつても、この発明に係る流体
混合器によれば容易に混合することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のミキシングエレ
メントによれば、通路管と羽根とが一体的に形成
されているので、ミキシングエレメントを連結す
る際に羽根どおしを溶着する必要がないから、羽
根の端縁を丸みをもたせて形成することができ
る。このため、流体がミキシングエレメントを通
流する際の流動抵抗が軽減され、圧力損失が低下
する。
また、通路管と羽根とを一体的に形成すること
により、羽根の表面と通路管の内面とを丸みをも
たせて交差させることができると共に、羽根間に
溶着の盛り上がり部がないので流体の流動抵抗を
低下させることができ、ミキシングエレメントを
通流する流体は流体通路の隅部において異常滞留
を生じることなく、またよどみなく通流する。従
つて、このミキシングエレメントを連結して流体
混合器を成形すれば、混合効果が高い流体混合器
が得られる。
更に、本発明に係る流体混合器によれば、羽根
どおしを溶着する必要がなく、ミキシングエレメ
ントをケーシング内に嵌入させて支持するか、又
は通路管どおしを溶着若しくはロー付けして固定
すればよいから、製造が容易である。
なお、一体成形で製造することにより、例え
ば、内径2乃至3mmの極めて小さいミキシングエ
レメントを得ることもでき、その用途が著しく拡
大する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例である90゜右回
転型ミキシングエレメントを示す斜視図、第2図
は同じく90゜左回転型ミキシングエレメントを示
す斜視図、第3図は第1図に示すミキシングエレ
メントの拡大斜視図、第4図は同じくその拡大底
面図、第5図乃至第11図は本発明の実施例に係
る種々の流体混合器を示し、第5図、第7図、第
9図はミキシングエレメントを連結して流体混合
器を組み立てる方法を説明する斜視図、第6図、
第8図、第10図、第11図は組み立てられた流
体混合器を示す側面図、第12図は本発明の一実
施例に係る90゜右回転型ミキシングエレメントの
縦断面図、第13図は本発明の一実施例に係る3
個の流体通路を有する90゜回転型ミキシングエレ
メントの斜視図、第14図は本発明の第2の実施
例である180゜右回転型ミキシングエレメントを示
す斜視図、第15図は同じく180゜左回転型ミキシ
ングエレメントを示す斜視図、第16図乃至第1
8図は本発明の実施例に係る種々の流体混合器を
示し、第16図はミキシングエレメントを連結し
て流体混合器を組み立てる方法を説明する斜視
図、第17図及び第18図は組み立てられた流体
混合器を示す側面図、第19図は本発明の一実施
例に係る3個の流体通路を有する180゜回転型ミキ
シングエレメントの平面図、第20図乃至第22
図は従来の流体混合器を示す模式図、第23図は
第22図のA−A線で切断した斜視図である。 11,12,33,36,40,41;ミキシ
ングエレメント、13,17,34,42,4
6;通路管、14,18,35,43,47;羽
根、15,16,19,20,37,38,3
9,44,45,48,49,53,54,5
5;流体通路、28;スペーサ、29,30,3
1,32,51,52;流体混合器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 流体が螺旋状に通流する複数個の流体通路が
    内部に形成されたミキシングエレメントにおい
    て、その内側を流体が通流する筒状の通路管と、
    この通路管内に通路管と一体成形により設けられ
    この通路管の内側部分を仕切つて複数個の流体通
    路を形成する螺旋状の羽根とを有し、この羽根
    は、その端縁が丸みを有して形成されていると共
    に、羽根の表面と通路管の内周面とが丸みを有し
    て交差していることを特徴とするミキシングエレ
    メント。 2 前記通路管は円筒状をなしていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載のミキシング
    エレメント。 3 前記羽根は、螺旋状に時計方向にねじられて
    おり、前記通路管の長手方向に垂直の流体通流断
    面を2分割することを特徴とする特許請求の範囲
    第2項に記載のミキシングエレメント。 4 前記羽根は、螺旋状に反時計方向にねじられ
    ており、前記通路管の長手方向に垂直の流体通流
    断面を2分割することを特徴とする特許請求の範
    囲第2項に記載のミキシングエレメント。 5 前記羽根は、螺旋状に時計方向にねじられて
    おり、前記通路管の長手方向に垂直の流体通流断
    面を3分割することを特徴とする特許請求の範囲
    第2項に記載のミキシングエレメント。 6 前記羽根は、螺旋状に反時計方向にねじられ
    ており、前記通路管の長手方向に垂直の流体通流
    断面を3分割することを特徴とする特許請求の範
    囲第2項に記載のミキシングエレメント。 7 前記羽根は、前記通路管の長手方向の一端か
    ら他端に向けて90゜だけねじられていることを特
    徴とする特許請求の範囲第3項乃至第6項のいず
    れか1項に記載のミキシングエレメント。 8 前記羽根は、前記通路管の長手方向の一端か
    ら他端に向けて180゜だけねじられていることを特
    徴とする特許請求の範囲第3項乃至第6項のいず
    れか1項に記載のミキシングエレメント。 9 内側を流体が通流する筒状の通路管と、この
    通路管内に通路管と一体成形により設けられこの
    通路管の内側部分を仕切つて複数個の流体通路を
    形成する螺旋状の羽根とを夫々有する複数個のミ
    キシングエレメントを前記通路管の長手方向に連
    結し、隣接するミキシングエレメントの羽根の隣
    接端縁が所定の角度をなすようにミキシングエレ
    メントを配置すると共に、前記羽根は、その端縁
    を丸みを有して形成し、羽根の表面と通路管の内
    周面とを丸みを有して交差させたことを特徴とす
    る流体混合器。 10 前記通路管は円筒状をなしていることを特
    徴とする特許請求の範囲第9項に記載の流体混合
    器。 11 前記羽根が通路管の長手方向の一端から他
    端に向けて時計方向に90゜だけ螺旋状にねじられ
    た90゜右回転型ミキシングエレメントと、反時計
    方向に90゜だけ螺旋状にねじられた90゜左回転型ミ
    キシングエレメントとを、その羽根の隣接端縁が
    直交するように交互に配置してあることを特徴と
    する特許請求の範囲第10項に記載の流体混合
    器。 12 前記羽根が通路管の長手方向の一端から他
    端に向けて時計方向に180゜だけ螺旋状にねじられ
    た180゜右回転型ミキシングエレメントと、反時計
    方向に180゜だけ螺旋状にねじられた180゜左回転型
    ミキシングエレメントとを、その羽根の隣接端縁
    が直交するように交互に配置してあることを特徴
    とする特許請求の範囲第10項に記載の流体混合
    器。 13 隣接するミキシングエレメントの間に、前
    記通路管の内周面直径と同一の内周面直径を有す
    る円筒状のスペーサを介装してあることを特徴と
    する特許請求の範囲第9項乃至第12項のいずれ
    か1項に記載の流体混合器。 14 隣接するミキシングエレメントの一方の通
    路管の隣接側端面は外側の環状突起を有し、他方
    の通路管の隣接側端面は内側の環状突起を有し、
    前記内側の環状突起に外側の環状突起を嵌合させ
    ることによりミキシングエレメントを連結するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第9項乃至第12
    項のいずれか1項に記載の流体混合器。
JP57059796A 1982-01-16 1982-04-12 ミキシングエレメント及びそれを使用した流体混合器 Granted JPS58177126A (ja)

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