JP7250991B1 - 貴重品管理システム - Google Patents
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Abstract
Description
また、保守事業者は、通常、複数の建物の設備について保守契約を締結する。この場合、保守事業者は、各々の建物について事前に許可を申請して鍵を借り受ける必要があり、保守契約を締結した建物の数が増加するにつれて、鍵の管理が煩雑になるという問題があった。
上記構成によれば、建物の管理人又は警備担当者が不在の場合であっても、保守事業者は、立入制限区画鍵を取り出して保守作業を行うことができるとともに、保守対象の立入制限区画鍵以外の貴重品を取り出すことはできない。これにより、建物の貴重品の利用を適切に制限することが可能となる。
上記構成によれば、第二貴重品収納装置鍵の貴重品識別情報記憶媒体に記憶された貴重品識別情報と、貴重品の貴重品識別情報記憶媒体に記憶された貴重品識別情報が比較されて、両者が一致する場合に貴重品の取り出しが可能となるため、貴重品の利用をより厳格に制限することが可能となる。
上記構成によれば、第二貴重品収納装置を解錠して貴重品を取り出すためには解錠操作を行う必要があり、解錠操作が行われると、撮影手段によって操作者が撮影される。そのため、撮影画像によって、貴重品の利用者を監視することが可能となる。また、撮影装置は解錠操作手段の上方に位置するため、解錠操作手段を操作する者の手指や前腕によって撮影装置の撮影領域が覆われることなく撮影することが可能となる。
上記構成によれば、公衆に利用可能な不動産登記簿の不動産番号を用いて建物を一意に識別することができる。そのため、保守事業者が複数の建物の保守契約を結んでいる場合であっても、それぞれの建物の貴重品の利用を適切に管理することができるとともに、別途識別番号を設けることなく、建物内の祈祷品の利用に関する履歴情報を、不動産関連情報として蓄積し、公衆による利用に供することが可能となる。
上記構成によれば、保守作業者は第一収納箱に付された二次元コードを読み取ることによって容易に建物識別情報を取得することが可能となり、貴重品管理システムのコスト抑制を図ることが可能となる。
また、立入制限区画とは、施錠管理が行われることによって立ち入りが制限された部屋、又は空間である。立入制限区画には、住居、管理人室、警備室、及び設備室が含まれ、設備室には、電気設備(受変電設備等)が設置された電気室、エレベータ機械が設置されたエレベータ機械室、貯水槽が設置された貯水槽室等が含まれる。
後述するように、保守対象の建物を、不動産IDを用いて特定することによって、複数の保守対象の建物を一意に特定することができる。また、公衆に利用可能な不動産番号によって不動産IDを構成することにより、建物内の設備の保守に関する履歴情報を蓄積し、不動産関連情報として公衆による利用に供することが可能となる。
図1は、鍵管理システム1の概要を示す図である。
鍵管理システム1は、鍵管理サーバ60と、入館鍵収納ボックス10と、設備鍵収納ボックス30と、入館鍵50と、から主に構成されている。
鍵管理サーバ60は、集合住宅Hの鍵の利用を管理する役割を担う情報処理サーバであって、集合住宅Hを管理する管理業者、又は管理業者から委託を受けた委託業者によって運用されている。より詳細には、鍵管理サーバ60は、集合住宅Hに入館するために必要な入館鍵50と、集合住宅Hの立入制限区画である設備室に入室するための設備鍵55の利用を管理している。設備室には、電気設備(受変電設備等)が設置された電気室、エレベータ機械が設置されたエレベータ機械室、貯水槽が設置された貯水槽室等が含まれる。鍵管理サーバ60は、貴重品管理装置に相当する。
入館鍵収納ボックス10は、施錠管理されており、鍵管理サーバ60が送信する解錠許可信号を受信して解錠操作されることによって解錠される。入館鍵収納ボックス10は、第一貴重品収納装置に相当する。
なお、入館鍵収納ボックス10には、集合住宅Hを一意に特定可能な不動産IDの表示媒体が付されている。
設備鍵収納ボックス30は、施錠管理されており、上述した入館鍵収納ボックス10に収納されている入館鍵50を用いて解錠操作されることによって解錠される。設備鍵収納ボックス30は、第二貴重品収納装置に相当する。
設備鍵55は、設備鍵収納ボックス30に収納されて、設備室を解錠及び施錠するために用いられる。入館鍵50は第二貴重品収納装置鍵に相当し、設備鍵55は貴重品及び立入制限区画鍵に相当する。入館鍵50及び設備鍵55の詳細については後述する。
[1]保守作業者は、保守作業に先立って、保守事業者名と、認証番号と、集合住宅Hを特定可能な不動産IDと、保守予定日時と、設備室識別情報と、を含む鍵利用予定情報を鍵管理サーバ60に送信して登録する。ここで設備室識別情報とは、保守対象の設備が設置された設備室を識別可能な情報である。なお、鍵利用予定情報の登録に先立って、保守事業者の登録が行われることとしてもよい。鍵利用予定情報は、貴重品利用予定情報に相当する。
[3]次に、保守事業者端末70は、保守作業者の操作によって、保守事業者名、不動産ID、現在時刻、認証番号を含む解錠要求信号を鍵管理サーバ60に送信する。ここで認証番号は、保守作業者を正当な作業者として認証するために用いられる情報であって、保守事業者端末70を操作する保守作業者によって入力される。解錠要求信号は、設備室識別情報を含んでいてもよい。
[5]照合に成功した場合、鍵管理サーバ60は、入館鍵収納ボックス10に解錠許可信号を送信する。これにより、保守作業者は、管理人が不在であっても入館鍵収納ボックス10を解錠することが可能となる。
[7]撮影と同時、又は撮影の終了後に、入館鍵収納ボックス10が解錠される。これにより、保守作業者は、集合住宅Hに入館するための入館鍵50を入手することが可能となる。また、保守作業者は、入館鍵50によって設備鍵収納ボックス30を解錠することが可能となる。
[9]鍵管理サーバ60は、入館鍵収納ボックス10から鍵利用実績情報を受信すると、不動産IDと対応付けて記憶する。これにより、撮影画像を閲覧する際に、不動産IDで撮影画像を絞り込んで閲覧することが可能となり、管理業者による監視業務の負担の軽減を図ることが可能となる。
[11]撮影と同時、又は撮影の終了後に、設備鍵収納ボックス30が解錠される。これにより、保守作業者は、設備室に入室するための設備鍵55を借り受けることが可能となる。
以上のように、保守作業者は、鍵の利用予定情報を事前に登録することにより、管理人や警備担当者が不在であっても、設備室に入室して保守業務を行うことが可能となる。
また、保守事業者は、集合住宅毎に発行される入館カードの携行や管理を行うことなく、円滑に複数の集合住宅Hの設備室に入室して保守作業を行うことが可能となる。
最初に、鍵管理システム1を構成する入館鍵収納ボックス10について説明する。入館鍵収納ボックス10は、集合住宅Hのエントランスに設置されて、入館鍵50を収納している。ここで、入館鍵50は、集合住宅Hの入口に設置された錠、及び後述する設備鍵収納ボックス30の錠を施錠又は解錠するために用いられる鍵である。
入館鍵収納ボックス10は、後述する鍵管理サーバ60と電気通信回線を介して接続されて、鍵管理サーバ60が出力する解錠許可信号を取得すると解錠することが可能となる。
鍵収納箱本体11は、前壁を形成する操作受付部11aと、上壁11bと、左右の側壁11cと、底壁及び背壁からなる略直方体形状を有している。鍵収納箱本体11は、第一収納箱に相当する。
操作受付部11aには、不動産ID表示部13、解錠ボタン14、カメラ15、LED照明16、状態表示LED17、非常用シリンダー錠19及びICカードリーダ20が配設されている。
なお、不動産ID表示部13は、QRコード13aの印刷表示に限定されない。例えば、操作受付部11aに液晶表示器を配設し、液晶表示器にQRコード13aを表示させることによって不動産IDが表示されてもよい。また、QRコード以外の二次元コードを用いて不動産IDが表示されることとしてもよい。不動産IDは、建物識別情報に相当する。
カメラ15は、解錠ボタン14の上方であって、解錠ボタン14と近接する位置に配設されている。カメラ15は、解錠ボタン14と対向する位置で解錠ボタン14を操作する操作者(保守作業者)を撮影することが可能な位置及び方向に配設されている。
ICカードリーダ20は、保守作業者が所持する非接触ICカード(不図示)に記憶された認証情報の読み取りが可能な無線インターフェース装置である。ここで認証情報とは、保守作業者の認証に用いられる認証番号であるが、これに限定されない。認証情報は、ワンタイムパスワードであってもよい。非接触ICカードを携行する保守作業者は、保守対象の集合住宅Hに到着すると、入館鍵収納ボックス10のICカードリーダ20に、非接触ICカードを読み取らせることができる。認証情報を用いた入館鍵収納ボックス10の解錠手順については、後述する。
開閉扉12は、入館鍵収納ボックス10の左側に位置する板状体であり、入館鍵収納空間S1を開放、又は閉鎖する。
入館鍵50は、集合住宅Hのドアロックと、設備鍵収納ボックス30を施錠し、又は解錠するために用いられる鍵である。入館鍵50は、鍵本体51と、保守対象の立入制限区画である設備室を特定可能な設備室識別情報を格納する設備室記憶部52と、を有している。鍵本体51は、集合住宅Hのドアロックを解錠するための鍵である。鍵本体51は、さらに管理人室を施錠及び解錠するための鍵を有していてもよい。設備室記憶部52は、集合住宅Hの設備室を識別可能な設備室識別情報を格納する不揮発性メモリであって、設備鍵収納ボックス30を解錠するための鍵である。設備室記憶部52は、貴重品識別情報記憶媒体に相当する。
図2Bにおいて、鍵本体51は、複雑な凹凸形状を有する機械式のシリンダー鍵として図示されているが、これに限定されない。鍵本体51は、所定の識別情報が格納された電気式、又は光学式の鍵であってもよい。
次に、設備鍵収納ボックス30について説明する。設備鍵収納ボックス30は、集合住宅Hの管理人室に設置されて、設備鍵55を収納している。ここで設備鍵55は、電気室、エレベータ機械室、又は貯水槽室等の立入制限区画の錠を施錠又は解錠するために用いられる鍵である。
設備鍵収納ボックス30は、入館鍵50によって解錠される。
鍵収納箱本体31は、略直方体形状を有する箱状体であって、前壁を構成する操作受付部31aを有している。操作受付部31aには、入館鍵挿入口33、解錠ボタン34、カメラ35、LED照明36、状態表示LED37、及び非常用シリンダー錠39が配設されている。鍵収納箱本体31は、第二収納箱に相当する。
カメラ35は、解錠ボタン34の上方であって、解錠ボタン34と近接する位置に配設されている。カメラ35は、解錠ボタン34と対向する位置で解錠ボタン34を操作する操作者(保守作業者)を撮影することが可能な位置及び方向に配設されている。カメラ35は、撮影装置に相当する。
状態表示LED37は、解錠許可状態の報知に限定されない。状態表示LED37は、設備鍵収納ボックス30の通電状態を表示することとしてもよい。
開閉扉32は、設備鍵収納ボックス30の前面を覆う板状体であり、設備鍵収納空間S2を開放、又は閉鎖する。
設備鍵55は、設備室を施錠し、又は解錠するために用いられる鍵である。設備鍵55は、鍵本体56と、保守対象の設備室を特定可能な設備室識別情報を格納する設備室記憶部57と、を有している。鍵本体51は、設備室のドアロックを解錠するための鍵である。設備室記憶部57は、設備室識別情報を格納する不揮発性メモリである。設備室記憶部57は、第二貴重品識別情報記憶媒体に相当する。
図3Bにおいて、鍵本体56は、複雑な凹凸形状を有する機械式のシリンダー鍵として図示されているが、これに限定されない。鍵本体56は、所定の識別情報が格納された電気式、又は光学式の鍵であってもよい。
次に、入館鍵収納ボックス10の構成について説明する。
図4は、入館鍵収納ボックス10の構成を示している。制御装置25は、解錠ボタン14、カメラ15、ICカードリーダ20、入館鍵インターフェース22、LED照明16、状態表示LED17、施錠装置18、入館鍵ロック装置23、通信装置24と接続されて、入館鍵収納ボックス10の制御を司る。制御装置25は、プロセッサと、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を有している。制御装置25のプロセッサが、不揮発性メモリに格納されたプログラムを読み込んで順次実行することによって、制御装置25は、後述する解錠許可信号取得部25a、撮影制御部25b、施錠制御部25c、及び状態制御部25dとして機能する。制御装置25は、第一施錠制御装置に相当する。
解錠許可信号取得部25aから解錠許可信号の通知を受けてから所定時間内に解錠ボタン14が操作されなかった場合、解錠ボタン14は無効化される。換言すると、撮影制御部25bは、解錠ボタン14が操作されても撮影を行わない。
また、施錠制御部25cは、施錠装置18を解錠した日時、及びカメラ15によって取得された保守作業者の撮影画像を含む鍵利用実績情報を、通信装置24を介して鍵管理サーバ60に送信する。
次に、設備鍵収納ボックス30の構成について説明する。
図5は、設備鍵収納ボックス30の機能構成を示している。制御装置45は、解錠ボタン34、カメラ35、入館鍵インターフェース41、設備鍵インターフェース42、LED照明36、状態表示LED37、施錠装置38、設備鍵ロック装置43、記憶部44と接続されて、設備鍵収納ボックス30の制御を司る。制御装置45は、プロセッサと、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を有している。制御装置45のプロセッサが、不揮発性メモリに格納されたプログラムを読み込んで順次実行することによって、制御装置45は、後述する設備室識別情報取得部45a、撮影制御部45b、施錠制御部45c、及び状態制御部45dとして機能する。制御装置45は、第二施錠制御装置に相当する。
設備室識別情報取得部45aから通知を受けてから所定時間内に解錠ボタン34が操作されなかった場合、解錠ボタン34は無効化される。換言すると、撮影制御部45bは、解錠ボタン34が操作されても撮影を行わない。
続いて施錠制御部45cは、施錠装置38を解錠した時刻、及び設備室識別情報を含む鍵利用実績情報を鍵利用履歴データベース44aに記憶するとともに、カメラ35によって撮影された保守作業者の撮影画像を撮像画像記憶部44bに記憶する。
次に、鍵管理サーバ60の構成について説明する。
図6は、鍵管理サーバ60の構成を示している。図6に示すように、鍵管理サーバ60は、入力装置61、通信装置62、記憶部63、及び制御装置64を、主な構成として有している。
入力装置61は、キーボードやマウスからなる入力デバイスであり、鍵管理サーバ60を管理する管理者等の入力を受け付けることができる。
保守事業者は、保守契約を結んだ保守事業者の名称が格納されるが、これに限定されない。保守作業を行う予定の保守作業者(担当者)、又は責任者を特定可能な情報が格納されてもよい。
認証番号は、保守作業者の正当性を認証するために、保守作業者又は建物の管理人によって秘密に管理される情報であって、後述する照合部64dが解錠要求信号と鍵利用予定情報とを照合する際に用いられる情報である。
保守予定日及び保守予定時刻は、予め定められた保守計画に基づいて定められる保守予定日時である。
設備室は、保守の対象とする設備が設置された設備室を識別可能な設備室識別情報である。設備室識別情報は、設備室を解錠するために必要な設備鍵55を識別することができる。換言すると、設備室識別情報は、貴重品識別情報に相当する。
保守事業者は、保守作業を実施した保守事業者の名称が格納されるが、これに限定されない。保守作業を実施した担当者、又は責任者を特定可能な情報が格納されてもよい。
保守実施日及び保守実施時刻は、鍵が貸与されて保守作業が開始された日時と、鍵が返却されて保守作業が終了した日時である。
設備室は、保守対象の設備が設置された設備室の設備室識別情報である。
撮影画像ファイルは、上述した入館鍵収納ボックス10に配設されたカメラ15によって撮影された撮影画像のファイル名である。後述するように、入館鍵収納ボックス10のカメラ15によって撮影された撮影画像は、撮像画像記憶部63dに記憶される。
次に、保守事業者端末70の構成について説明する。
図9は、保守事業者端末70の構成を示している。図9に示すように、保守事業者端末70は、入力装置71と、QRコードリーダ72と、GPS受信装置73と、通信装置74と、制御装置75と、を主な構成として有している。
QRコードリーダ72は、入館鍵収納ボックス10の鍵収納箱本体11に付されたQRコード13aを読み取り可能な光学式読取器である。
通信装置74は、インターネット等の電気通信回線に接続されて、鍵管理サーバ60と双方向でデータ通信を行う通信インターフェース装置である。具体的には、通信装置74は、鍵管理サーバ60に対して後述する保守事業者情報、及び鍵利用予定情報を送信する。また、通信装置74は、鍵管理サーバ60に対して後述する解錠要求信号を送信する。
次に、保守事業者に対する入館鍵50及び設備鍵55の貸し出しの流れについて説明する。
保守事業者に対する鍵の貸し出しは、第一段階として入館鍵50の貸し出しを行う入館鍵貸出処理と、第二段階として設備鍵55の貸し出しを行う設備鍵貸出処理と、が行われる。第一段階の入館鍵貸出処理は、電気通信回線を介して通信接続された保守事業者端末70と、入館鍵収納ボックス10と、鍵管理サーバ60と、によって実行される。そして、第二段階の設備鍵貸出処理は、電気通信回線を介した通信を行うことなく、設備鍵収納ボックス30によって実行される。これにより、良好な電波環境に設置された入館鍵収納ボックス10内の入館鍵50の貸し出しと、必ずしも良好ではない電波環境に設置された設備鍵収納ボックス30内の設備鍵55の貸し出しを、複雑な制御を行うことなく実現することが可能となる。
最初に、第一段階の入館鍵貸出処理のシーケンスについて説明する。上述したように、入館鍵貸出処理は、保守事業者端末70、入館鍵収納ボックス10及び鍵管理サーバ60によって実行される処理である。なお、入館鍵貸出処理の実行に先立って、鍵利用予定情報の登録が行われ、鍵管理サーバ60の鍵利用予定データベース63bには鍵利用予定情報が格納されていることとして説明する。
鍵の貸出及び返却のいずれかが選択されたと判定されなかった場合(ステップS12:No)、制御装置75は、選択されるまで待機する。
認証番号が入力されたと判定されなかった場合(ステップS14:No)、制御装置75は、認証番号が入力されるまで待機する。
次に、第二段階の設備鍵貸出処理のシーケンスについて説明する。上述したように、設備鍵貸出処理は、設備鍵収納ボックス30によって実行される処理である。設備鍵貸出処理に先立って、保守作業者は、入館鍵50を借り受けて、その入館鍵50を利用して集合住宅Hに入館するとともに、集合住宅Hの管理人室に入室していることとして説明する。
次に、制御装置45は、解錠ボタン34に対する操作を有効化する(ステップS44)。ここで、制御装置45は、ステップS42で取得した設備室識別情報と、設備鍵挿入口40に挿入されている設備鍵55の設備室記憶部57に記憶された設備室識別情報とを照合し、一致した場合に解錠ボタン34を有効化することとしてもよい。
解錠ボタン34が押下されたと判定された場合(ステップS46:Yes)、制御装置45は、カメラ35を制御して保守作業者を撮影する(ステップS48)。より詳細には、制御装置45は、解錠ボタン34と対向する位置にいる保守事業者をLED照明36によって照射するとともに、カメラ35を制御して保守作業者を撮影する。
以上、保守作業者が鍵の貸し出しを受ける場合について説明した。一方、鍵を返却する場合、複数の設備鍵挿入口40のうち、設備鍵55が挿入されていない状態の設備鍵挿入口40に対して設備鍵55が挿入されることを除いて、上述した貸し出しの流れと同様である。
上述した実施形態において、保守事業者端末70から鍵管理サーバ60に対して解錠要求信号が送信されることとして説明したが、これに限定されない。解錠要求信号は、入館鍵収納ボックス10を介して鍵管理サーバ60に送信されることとしてもよい。これにより、保守作業者は、保守対象の集合住宅Hに保守事業者端末70を携行する必要性がなくなり、保守作業者の負担を軽減することが可能となる。
10 入館鍵収納ボックス(第一貴重品収納装置)
11 鍵収納箱本体(第一収納箱)
11a 操作受付部
11b 上壁
11c 側壁
11d 庇部
11e 湾曲部
12 開閉扉
13 不動産ID表示部(建物識別情報記憶媒体、二次元コード表示媒体)
13a QRコード
14 解錠ボタン
15 カメラ
16 LED照明
17 状態表示LED
18 施錠装置(第一施錠装置)
18a 係合片
19 非常用シリンダー錠
20 ICカードリーダ
21 入館鍵挿入口
22 入館鍵インターフェース
23 入館鍵ロック装置
24 通信装置
25 制御装置(第一施錠制御装置)
25a 解錠許可信号取得部
25b 撮影制御部
25c 施錠制御部
25d 状態制御部
30 設備鍵収納ボックス(第二貴重品収納装置)
31 鍵収納箱本体(第二収納箱)
31a 操作受付部
32 開閉扉
33 入館鍵挿入口
34 解錠ボタン(解錠操作手段)
35 カメラ(撮影装置)
36 LED照明
37 状態表示LED
38 施錠装置(第二施錠装置)
38a 係合片
39 非常用シリンダー錠
40 設備鍵挿入口
41 入館鍵インターフェース
42 設備鍵インターフェース
43 設備鍵ロック装置(規制手段)
44 記憶部
44a 鍵利用履歴データベース
44b 撮像画像記憶部
45 制御装置(第二施錠制御装置)
45a 設備室識別情報取得部
45b 撮影制御部
45c 施錠制御部
45d 状態制御部
50 入館鍵(第二貴重品収納装置鍵)
51 鍵本体
52 設備室記憶部(貴重品識別情報記憶媒体)
52a 被ロック部
55 設備鍵(貴重品、立入制限区画鍵)
56 鍵本体
57 設備室記憶部(第二貴重品識別情報記憶媒体)
57a 被ロック部
60 鍵管理サーバ(貴重品管理装置)
61 入力装置
62 通信装置
63 記憶部
63a 保守事業者データベース
63b 鍵利用予定データベース(貴重品利用予定情報記憶部)
63c 鍵利用履歴データベース
63d 撮像画像記憶部
64 制御装置
64a 保守事業者登録部
64b 鍵利用予定登録部
64c 解錠要求信号取得部
64d 照合部
64e 解錠許可信号出力部
64f 鍵利用履歴更新部
64g 撮影画像抽出部
70 保守事業者端末
71 入力装置
72 QRコードリーダ
73 GPS受信装置
74 通信装置
75 制御装置
75a 保守事業者情報出力部
75b 鍵利用予定情報出力部
75c 解錠要求信号出力部
H 集合住宅
S1 入館鍵収納空間
S2 設備鍵収納空間
Claims (6)
- 建物に関する一以上の貴重品の利用を管理する貴重品管理装置と、前記貴重品管理装置と電気通信可能に接続された第一貴重品収納装置と、前記貴重品を収納する第二貴重品収納装置と、前記第一貴重品収納装置に収納されて、前記第二貴重品収納装置を施錠又は解錠するために用いられる第二貴重品収納装置鍵と、を備えた貴重品管理システムであって、
前記第一貴重品収納装置は、
前記第二貴重品収納装置鍵を収納する第一収納箱と、
該第一収納箱の開閉を制限する第一施錠装置と、
前記第一施錠装置の解錠を制御する第一施錠制御装置と、を有し、
前記第二貴重品収納装置は、
前記貴重品を収納する第二収納箱と、
前記第二収納箱の開閉を制限する第二施錠装置と、
前記第二収納箱から前記貴重品の取り出しを規制する規制手段と、
前記第二施錠装置の解錠及び前記規制手段による規制を制御する第二施錠制御装置と、を有し、
前記第二貴重品収納装置鍵は、前記貴重品を識別可能な貴重品識別情報を記憶する貴重品識別情報記憶媒体を有し、
前記貴重品管理装置は、前記第一施錠装置の解錠を要求する解錠要求信号を取得すると、所定の条件に基づいて前記第一施錠装置の解錠の可否を判定し、前記貴重品識別情報を含む解錠許可信号を出力する解錠許可信号出力部を有し、
前記第一施錠制御装置は、前記貴重品管理装置から前記解錠許可信号を取得すると、前記貴重品識別情報を前記貴重品識別情報記憶媒体に記憶するとともに、前記第一施錠装置を解錠するように制御し、
前記第二施錠制御装置は、前記第二貴重品収納装置鍵が利用された際に、前記第二施錠装置を解錠するとともに、前記第二貴重品収納装置鍵の前記貴重品識別情報記憶媒体に記憶された前記貴重品識別情報を取得し、該貴重品識別情報に対応する前記貴重品の取り出しが可能となるように前記規制手段による規制を解除するように制御することを特徴とする貴重品管理システム。 - 前記貴重品は、前記建物内の立入制限区画に進入するための立入制限区画鍵であり、
前記貴重品識別情報は、前記立入制限区画を識別可能であることを特徴とする請求項1に記載の貴重品管理システム。 - 前記貴重品は、前記貴重品識別情報を記憶する第二貴重品識別情報記憶媒体を有し、
前記第二施錠制御装置は、前記第二貴重品収納装置鍵の前記貴重品識別情報記憶媒体に記憶された前記貴重品識別情報と、前記貴重品の前記第二貴重品識別情報記憶媒体に記憶された前記貴重品識別情報とを比較し、比較結果に基づいて前記貴重品識別情報に対応する前記貴重品の取り出しが可能となるように前記規制手段による規制を解除するように制御することを特徴とする請求項1に記載の貴重品管理システム。 - 前記第二貴重品収納装置は、
前記第二施錠装置の解錠操作を受け付ける解錠操作手段と、
前記解錠操作手段の上方であって、前記解錠操作手段と近接する位置に配設され、前記解錠操作手段の操作者を撮影する撮影装置と、を備え、
前記第二施錠制御装置は、前記第二貴重品収納装置鍵が利用された際に、前記解錠操作手段に対する前記解錠操作を有効化し、前記解錠操作を受け付けると、前記撮影装置を制御して前記操作者を撮影し、前記第二施錠装置を解錠することを特徴とする請求項1に記載の貴重品管理システム。 - 前記第一貴重品収納装置は、前記建物を一意に識別可能であって、不動産登記された建物に付与される不動産番号を含む建物識別情報を記憶する建物識別情報記憶媒体を備え、
前記貴重品管理装置は、前記貴重品の利用予定と前記建物識別情報とが対応付けられた貴重品利用予定情報を記憶する貴重品利用予定情報記憶部を有し、
前記解錠要求信号は、前記建物識別情報を含み、
前記解錠許可信号出力部は、前記貴重品利用予定情報に含まれる前記建物識別情報と、前記解錠要求信号に含まれる前記建物識別情報と、の照合結果に基づいて前記第一施錠装置の解錠の可否を判定することを特徴とする請求項1に記載の貴重品管理システム。 - 前記建物識別情報記憶媒体は、前記建物識別情報を符号化して前記第一収納箱に付された二次元コード表示媒体であることを特徴とする請求項5に記載の貴重品管理システム。
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