JP5331227B1 - 保管庫管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】施錠可能に設けられた開閉部を備える保管庫の施錠又は開錠に関する利便性を向上させる。
【解決手段】保管庫管理システムは、開錠又は施錠に関する条件を設定する条件設定手段と、条件設定手段により設定された条件を送信する条件送信手段とを有する管理装置10と、施錠可能に設けられた開閉部32と、識別対象者の識別情報を取得する識別情報取得手段と、管理装置から送信された条件を受信する条件受信手段と、識別情報取得手段により取得された識別情報と、条件受信手段により受信した条件とに基づいて、開閉部を開錠又は施錠するよう制御する制御手段とを有する保管庫20とを備え、開錠又は施錠に関する条件は、予め定めた使用者ごとの使用可能な時間帯情報である。
【選択図】図1
【解決手段】保管庫管理システムは、開錠又は施錠に関する条件を設定する条件設定手段と、条件設定手段により設定された条件を送信する条件送信手段とを有する管理装置10と、施錠可能に設けられた開閉部32と、識別対象者の識別情報を取得する識別情報取得手段と、管理装置から送信された条件を受信する条件受信手段と、識別情報取得手段により取得された識別情報と、条件受信手段により受信した条件とに基づいて、開閉部を開錠又は施錠するよう制御する制御手段とを有する保管庫20とを備え、開錠又は施錠に関する条件は、予め定めた使用者ごとの使用可能な時間帯情報である。
【選択図】図1
Description
本発明は、保管庫管理システム及び保管庫に関する。
特許文献1は、集合ロッカーの各ロッカーに指静脈認証装置と電気錠を設け、各ロッカーに対応してこれらを制御する専用基板を設けて、ネットワークによりサーバーと接続し、ロッカーの使用に際して指静脈認証装置に指静脈パターンを入力し、利用者のデータとしてサーバーの専用固定メモリに登録し、ロッカーの開錠時はサーバーに登録済のデータを専用基板のメモリに呼び出し、指静脈認証装置に入力された指静脈パターンと照合して、電気錠を開錠することについて開示している。
特許文献2は、端末において、1又は複数の入金機と、各テナント別の入金情報の集計とその通信を実行する管理サーバとを具備し、各入金機は、テナントを識別するためのテナント情報を入力する手段と、入金された金銭の情報および当該金銭を入金したテナントのテナント情報とを管理サーバに通知する手段とを具備し、テナントは、任意の入金機に売上金を入金することができ、この入金情報を管理サーバでテナント別に集計し、通信回線を介して遠隔の管理センタに通知されることについて開示しており、さらに、管理センタは、金銭の集計管理を行う入金センタと、入金機内の金銭の回収管理を行う警備センタと、入金機の保守管理を行うための保守サービスセンタとを具備し、端末の管理サーバから必要な保守情報を保守サービスセンタに与えることについて開示している。
特許文献3は、利用者の身体の一部に装着され、利用者の生体情報を取得する認証用機器と、利用者の生体情報に基づいて利用者の認証用機器の使用が正当なものであるか否かの機器正当利用認証を行う認証サーバと、部屋又は建物ごとに設置され、認証用機器を装着した利用者が入室又は入館の許可を受けた本人であるか否かの本人認証を行い、認証が成功した場合に電気錠を解錠する認証装置とを備えた認証システムについて開示している。
特許文献4は、金庫室の開口部に設置される開閉可能な金庫扉を施錠する施錠機構と、施錠機構を開錠可能で、通常時の開錠手段として設定される生体認証機型開錠装置と、生体認証機型開錠装置とは独立して施錠機構を開錠可能で、非常時の開錠手段として設定されるダイアル式開錠装置と、ダイアル式開錠装置によって金庫扉が開錠されたときに開錠履歴情報を保存する履歴保存手段とを備えることについて開示している。
特許文献5は、開閉部を閉塞することで外部からの侵入を不可とする収納部を有するとともに、前記開閉部を解放不能に施錠する施錠手段と、解錠操作者或いは施錠操作者を特定可能な操作者特定情報並びに該解錠操作者或いは施錠操作者が本人であることを確認可能な本人確認情報とを受付け、該受付けた前記各情報を通信手段を介して外部の管理装置に送信し、該外部の管理装置から返信されてくる解錠許諾或いは施錠許諾に基づいて前記施錠手段の施解錠の制御を行う制御手段と、を備える金庫端末と、該金庫端末とデータ通信可能に接続され、前記金庫端末から送信されてくる操作者特定情報並びに本人確認情報とに基づき、操作者が予め施解錠が許諾された登録操作者本人であるかを判定し、該判定において登録操作者本人であると判定した場合において前記金庫端末に解錠許諾或いは施錠許諾を送信する管理装置と、から構成する金庫施解錠システムについて開示している。
特許文献6に開示された自動販売機では、認証部扉開閉鍵を用いて証認部扉の錠前を開錠し、証認部扉を開くと、内部に指紋認証装置が配置されており、作業員は、その指紋認証装置によって自己の指紋を読み取らせ、作業員が自動販売機の内部機構の保守のみを行う作業員であれば、本体扉開錠機構によって本体扉部は自動的に開錠され、作業員は取っ手により本体扉部を開いて内部の保守を行うことはできるが、売り上げ金等が収容されている金庫の蓋などは開くことはできない。一方、この作業員が、販売商品の補充と共に売上金の回収も行うことが任されている作業員であるときは、本体扉部が自動的に開錠されることはもちろんであるが、更に、金庫開錠スイッチを押すことによって金庫蓋が開錠され、中の売上金を回収することができる。
本発明の目的は、施錠可能に設けられた開閉部を備える保管庫の施錠又は開錠に関する利便性を向上させることにある。
本発明は、開錠又は施錠に関する条件を設定する条件設定手段と、前記条件設定手段により設定された条件を送信する条件送信手段とを有する管理装置と、施錠可能に設けられた開閉部と、識別対象者の識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記管理装置から送信された条件を受信する条件受信手段と、前記識別情報取得手段により取得された識別情報と、前記条件受信手段により受信した条件とに基づいて、前記開閉部を開錠又は施錠するよう制御する制御手段とを有する保管庫とを備え、前記開錠又は施錠に関する条件には、予め定めた使用者ごとの使用可能な時間帯情報を含む保管庫管理システムである。
好適には、前記識別情報取得手段は、第1の識別対象者及び第2の識別対象者からそれぞれ識別情報を取得し、前記制御手段は、前記識別情報取得手段により取得された第1の識別対象者の識別情報及び第2の識別対象者の識別情報と、前記条件受信手段により受信した条件とに基づいて、前記開閉部を開錠又は施錠するよう制御する。
好適には、前記管理装置は、識別対象者の識別情報を取得する識別情報取得手段と、該管理装置の前記識別情報取得手段により取得された識別情報を送信する識別情報送信手段とをさらに有し、前記保管庫は、前記管理装置から送信された識別情報を受信する識別情報受信手段をさらに有し、前記制御手段は、前記保管庫の前記識別情報取得手段により取得された識別情報と、前記識別情報受信手段により受信した識別情報と、前記条件受信手段により受信した条件とに基づいて、前記開閉部を開錠又は施錠するよう制御する。
好適には、前記管理装置は、前記保管庫の状態を監視し、前記保管庫の状態が変化した場合に、前記条件設定手段により設定された条件を変更する設定条件変更手段をさらに有し、前記条件送信手段は、さらに、前記設定条件変更手段により変更された条件を送信する。
好適には、前記保管庫は複数あり、前記設定条件変更手段は、前記保管庫のいずれかに異常が生じた場合に、全て又は一部の保管庫について開錠ができないよう変更する。
好適には、前記保管庫は複数あり、前記保管庫は、前記制御手段により前記開閉部が開錠された場合に、前記識別対象者の情報を前記管理装置へと送信する識別対象者情報送信手段をさらに有し、前記管理装置は、前記保管庫から送信された識別対象者の情報を受信する識別対象者情報受信手段をさらに有し、前記設定条件変更手段は、識別対象者情報受信手段が受信した識別対象者の情報の送信元の保管庫以外の保管庫に対し、該識別対象者の情報により特定される識別対象者によって開錠できないよう変更する。
好適には、前記保管庫は複数あり、前記条件設定手段は、さらに、複数の前記保管庫の開錠順序を設定する。
好適には、前記管理装置は、前記条件設定手段により設定された開錠順序を変更する開錠順序変更手段をさらに有する。
好適には、前記管理装置は、前記保管庫の開閉部を開錠又は施錠する開錠施錠手段をさらに有する。
好適には、前記条件設定手段は、前記開錠施錠手段により前記保管庫の開閉部が施錠する場合に、該開閉部の開錠を禁止する条件を設定する。
好適には、前記保管庫は、前記開閉部の開錠又は施錠の制御を行う機器と接続する接続手段をさらに有し、前記開閉部は、前記接続手段により接続された機器からの制御により開錠又は施錠する。
また、本発明は、施錠可能に設けられた開閉部と、識別対象者の識別情報を取得する識別情報取得手段と、管理装置から送信された、前記開閉部の開錠又は施錠に関する条件を受信する条件受信手段と、前記識別情報取得手段により取得された識別情報と、前記条件受信手段により受信した条件とに基づいて、前記開閉部を開錠又は施錠するよう制御する制御手段とを有し、前記開錠又は施錠に関する条件には、予め定めた使用者ごとの使用可能な時間帯情報を含む保管庫である。
好適には、前記開閉部の内側に、少なくとも1つ以上の施錠可能に設けられた副開閉部と、前記開閉部の内側で、識別対象者の識別情報を取得する副識別情報取得手段と、を有し、前記制御手段は、さらに、少なくとも前記副識別情報取得手段により取得された識別情報に基づいて、前記副開閉部を開錠又は施錠するよう制御する。
本発明によれば、施錠可能に設けられた開閉部を備える保管庫として、本構成を有しない場合に比べて、施錠又は開錠に関する利便性が向上した保管庫管理システム及び保管庫を提供することができる。
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の実現に用いられる保管庫管理システム1の構成を例示する図である。
図1は、本発明の第1の実施形態の実現に用いられる保管庫管理システム1の構成を例示する図である。
図1に示すように、保管庫管理システム1は、管理装置10と、保管庫20〜26とから構成されており、管理装置10と保管庫20〜26とは、インターネット等を含むネットワーク30により接続されている。
管理装置10は、例えば、事業所の本店に設けられており、保管庫20〜26は、事業所における支店に設けられている。ここで、支店Aには、保管庫20が設けられ、支店Bには、保管庫22が設けられ、支店Cには保管庫24及び保管庫26が設けられている。例えば、保管庫24及び保管庫26は、支店C内のLANによりネットワーク構成されている。このように、保管庫は1つの支店に複数設けられていてもよい。なお、図1では、ネットワーク30を介して4つの保管庫20〜26が管理装置10と接続される例を示しているが、保管庫の数は、4に限らず、1であっても、複数であってもいずれでもよい。
管理装置10は、ネットワーク30を介して接続される各保管庫20〜26の管理を行う装置である。
保管庫20〜26は、図1に示されるように、施錠可能に設けられた扉などの開閉部32を有しており、開錠された開閉部32を開くことにより、図示しない収納領域に保管対象物を保管できるようになっている。開閉部32は、例えば、電気錠により施錠可能に構成されている。
また、保管庫20〜26は、識別対象者の識別情報を読み取るための識別情報読取装置34を有しており、識別情報読取装置34により読み取った識別対象者の識別情報を用いて認証を行い、開閉部32の施錠又は開錠を行うよう構成されている。
なお、本実施形態の識別情報読取装置34は、例えば、内蔵した図示しないカメラにより、識別対象者の指又は掌の静脈パターンを取得する。指又は掌などの手の静脈パターンを取得することにより、他の生体情報を用いる場合に比べ、認証精度を高くすることができる。ただし、識別情報読取装置34は、指又は掌の静脈パターンに限らず、例えば、指紋、顔、虹彩等の他の生体情報を取得してもよい。また、識別情報読取装置34は、識別情報として、識別対象者のID番号などをICカード又は磁気カードなどの記憶媒体から取得してもよい。
図2は、図1に示した管理装置10のハードウェア構成を例示する図である。
図2に示すように、管理装置10は、メモリ36及びCPU38などを含む制御装置40、入力装置及び表示装置などを含むUI(ユーザインタフェース)装置42、保管庫20〜26等との間でデータ通信を行うための通信装置44、及び、HD,CD,DVD,FD,不揮発性メモリ,USBメモリなどの記憶媒体46に対してデータの書き込み及び読み出しを行う記録装置48などから構成される。また、図2に示すように、管理装置10は、さらに、識別対象者の指又は掌の静脈パターンを取得する識別情報読取装置50を有していてもよい。なお、識別情報読取装置50は、識別情報読取装置34と同様、指又は掌の静脈パターンに限らず、他の生体情報を取得してもよいし、識別対象者のID番号などを取得してもよい。
図3は、図1に示した保管庫20〜26のハードウェア構成を例示する図である。
図3に示すように、保管庫20〜26も、それぞれ、メモリ52及びCPU54などを含む制御装置56、入力装置及び表示装置などを含むUI装置58、管理装置10又は他の保管庫等との間でデータ通信を行うための通信装置60、及び、HD,CD,DVD,FD,不揮発性メモリ,USBメモリなどの記憶媒体62に対してデータの書き込み及び読み出しを行う記録装置64、上記の識別情報読取装置34などから構成される。
このように、管理装置10及び保管庫20〜26それぞれは、他と通信可能なコンピュータとしての構成部分を有している。
図4は、管理装置10で実行されるプログラム100の構成及び保管庫20〜26で実行されるプログラム200の構成を例示する図である。なお、プログラム100は、例えば、メモリ36に記憶されて、CPU38により実行される。また、プログラム200は、例えば、メモリ52に記憶されて、CPU54により実行される。
まず、管理装置10におけるプログラム100について説明する。
図4に示すように、プログラム100は、識別情報取得部102、認証制御部104、登録管理部106、開錠施錠条件設定部108、保管庫状態監視部110、履歴管理部112、送信制御部114、及び、受信制御部116から構成される。
識別情報取得部102は、上記識別情報読取装置50により読み取られた識別情報を取得する。本実施形態では、識別情報として、識別対象者の指又は掌の静脈パターンを取得し、取得した識別情報を、認証制御部104に出力する。
認証制御部104は、識別情報取得部102により取得された識別情報に基づいて、後述する登録管理部106、開錠施錠条件設定部108及び履歴管理部112における各処理の実行を許可するための認証を行う。認証制御部104は、例えば、記憶媒体46に予め記憶された使用者ごとの指又は掌の静脈パターンと、識別情報取得部102により取得された識別対象者の指又は掌の静脈パターンとを比較し、両者が一致した場合又は差異が予め定めた範囲内である場合に、認証成功と判定し、後述する登録管理部106、開錠施錠条件設定部108、履歴管理部112における各処理の実行に関する識別対象者の操作を許可する。
登録管理部106は、開閉部32の開錠又は施錠を行うことができる使用者(以下、開錠施錠ユーザ)についての保管庫20〜26における登録を管理する。登録管理部106は、保管庫20〜26のいずれかにおける後述する登録制御部202からの登録要求を、受信制御部116が受信した場合に、登録の可否について決定し、登録許可情報又は登録拒否情報を送信制御部114を介して登録制御部202へ返信する。
具体的には、例えば、UI装置42を介して、認証制御部104による認証が成功した使用者が、登録を許可する操作又は登録を拒否する操作を行い、その操作に応じて、登録許可情報又は登録拒否情報を登録制御部202へ返信する。
開錠施錠条件設定部108は、保管庫20〜26における開閉部32の開錠又は施錠に関する条件を設定する。なお、保管庫20〜26では、識別情報読取装置34により読み取られた識別情報と、開錠施錠条件設定部108により設定された条件とに基づいて、開閉部32の開錠又は施錠を行う。
また、開閉部32の内側の収納領域に、さらに施錠可能な開閉部を備えた収納領域がある場合には、開錠施錠条件設定部108は、開閉部32の内側の開閉部についての開錠又は施錠に関する条件を設定してもよい。
図5は、開閉部32の内側の収納領域に、さらに施錠可能な開閉部を備えた保管庫20の斜視図である。なお、保管庫22〜26についても、図5に示した構成と同様に構成されていてもよい。
図5に示した例では、保管庫20の開閉部32が開かれた状態を示しており、開閉部32の内側の収納領域には、少なくとも1つ以上の施錠可能に設けられた副開閉部33と、この副開閉部33の施錠又は開錠のための識別情報を読み取る副識別情報読取装置35が設けられている。なお、副識別情報読取装置35は、識別情報読取装置34と同様の構成であり、図5のように、副開閉部32それぞれごとに設けられていてもよいし、1つであってもよい。また、副開閉部33を開けると、図示しない収納領域に保管対象物を保管できるようになっている。
本実施形態の開錠施錠条件設定部108は、例えば、予め定めた使用者ごとの使用可能な時間帯情報を条件として設定する。具体的には、登録管理部106により開錠施錠ユーザとしての登録がなされた使用者ごとに、開錠又は施錠が可能な時間帯を設定する。
開錠施錠条件設定部108は、例えば、UI装置42を介して、開錠又は施錠が可能な時間帯の指定を受付けて、開閉部32の開錠又は施錠に関する条件を設定する。なお、開錠施錠条件設定部108は、認証制御部104による認証が成功した場合に、開錠又は施錠が可能な時間帯の指定を受け付ける。
保管庫状態監視部110は、保管庫20〜26の状態を監視する。保管庫状態監視部110は、受信制御部116が受信した後述する各部状態監視部208からの監視情報を取得し、保管庫20〜26の状態を監視する。なお、後述するように保管庫20〜26の各部状態監視部208は、監視情報として、開閉部32が開錠した時間又は施錠した時間などの履歴情報、構成機器の故障などの異常情報、設定が変更された場合の設定変更情報などを出力する。
また、保管庫状態監視部110は、保管庫20〜26への通信状態を確認し、保管庫20〜26のいずれかへの通信異常が発生していないか否かを監視する。保管庫状態監視部110は、各部状態監視部208から取得した監視情報及び保管庫20〜26の通信状態についての監視情報を履歴管理部112へ出力する。
履歴管理部112は、保管庫状態監視部110からの監視情報に基づいて、保管庫20〜26についての履歴の一覧を作成する。また、履歴管理部112は、作成された履歴の一覧を管理する。例えば、履歴管理部112は、認証制御部104による認証が成功した使用者の操作に応じ、UI装置42に履歴の一覧を出力する。
図6は、履歴管理部112によりUI装置42へと出力される履歴一覧を例示する表である。図6に示されるように、保管庫の開錠履歴、施錠履歴、設定変更の履歴などが表示される。また、履歴管理部112は、保管庫ごとにこれらの表示を行ってもよい。また、履歴管理部112は、後述する登録制御部202による登録履歴を表示してもよい。
送信制御部114は、管理装置10から、保管庫20〜26のいずれかへと、通信IF44を介して情報を送信するよう制御する。例えば、送信制御部114は、登録管理部106からの登録許可情報又は登録拒否情報を送信する。
受信制御部116は、保管庫20〜26のいずれかから送信された情報について、通信IF44を介して受信するよう制御する。例えば、保管庫20〜26の登録制御部202からの登録要求、各部状態監視部208からの監視情報を受信する。
次に、保管庫20〜26におけるプログラム200について説明する。
プログラム200は、登録制御部202、識別情報取得部204、開錠施錠制御部206、各部状態監視部208、送信制御部210、及び、受信制御部212から構成される。
登録制御部202は、開錠施錠ユーザの登録について制御する。登録制御部202は、UI装置58から入力される登録指示に応じ、管理装置10に対し、送信制御部210を介して登録要求を送信する。
登録制御部202は、受信制御部212を介して、登録許可情報を受信した場合、後述する識別情報取得部204により識別情報を取得して開錠施錠ユーザの登録を行うよう制御する。本実施形態では、登録制御部202は、開錠施錠ユーザとして登録される使用者の指又は掌の静脈パターンを、この使用者の情報とともに例えば記憶媒体62に記憶する。
一方、登録制御部202は、受信制御部212を介して、登録拒否情報を受信した場合、開錠施錠ユーザの登録を行わないよう制御する。
識別情報取得部204は、識別情報読取装置34により読み取られた識別情報を取得する。本実施形態では、識別情報として、識別対象者の指又は掌の静脈パターンを取得し、取得した識別情報を、登録制御部202又は開錠施錠制御部206に出力する。
なお、図5に示すように、副識別情報読取装置35を備える場合には、識別情報取得部204は、識別情報読取装置34により読み取られた識別情報及び副識別情報読取装置35により読み取られた識別情報を取得する。
開錠施錠制御部206は、識別情報取得部204が取得した識別情報と、管理装置10から送信された開閉部32の開錠又は施錠に関する条件とに基づいて、開閉部32を開錠又は施錠するよう制御する。
開錠施錠制御部206は、識別情報取得部204が取得した識別情報に基づく認証が成功し、かつ、管理装置10から送信された開閉部32の開錠又は施錠に関する条件を満たす場合に、開閉部32を開錠又は施錠するよう制御する。なお、開錠施錠制御部206は、記憶媒体62に予め記憶された開錠施錠ユーザごとの指又は掌の静脈パターンと、識別情報取得部204により取得された識別対象者の指又は掌の静脈パターンとを比較し、両者が一致した場合又は差異が予め定めた範囲内である場合に、認証成功と判定する。
本実施形態では、管理装置10の開錠施錠条件設定部108において、条件として、開錠施錠ユーザごとに使用可能な時間帯が設定されており、保管庫20〜26の開錠施錠制御部206は、認証が成功した開錠施錠ユーザに対して設定された使用可能な時間帯における開錠操作又は施錠操作である場合に、開閉部32の開錠又は施錠を行うよう制御する。
図7は、登録制御部202によって登録された開錠施錠ユーザの情報の一例を示す表である。なお、図7に示される情報は、上述のとおり例えば記憶媒体62に予め記憶されている。図7に示されるように、例えば、開錠施錠ユーザの名前、ID、識別情報取得部204により取得された識別情報、当該開錠施錠ユーザの権限を示す権限区分などが登録されている。
図8は、開錠施錠条件設定部108により設定された条件の一例を示す表である。図8に示した例では、権限区分ごとに利用可能時間帯が設定されている。図8に示されるように、利用可能時間帯を曜日によって変えるよう設定してもよい。また、図8に示した例では、権限区分ごとに利用可能時間帯を設定しているが、開錠施錠ユーザごとに設定してもよいし、利用可能時間帯として「x1時からy1時及びx2時からy2時」などといったように複数の時間帯を設定してもよい。
開錠施錠制御部206は、例えば、図7に示される情報により既に登録されている識別情報と、認証のために識別情報取得部204により取得された識別情報とを比較して、認証の成功又は失敗を判定する。そして、開錠施錠制御部206は、認証が成功した場合に、例えば、図8のように予め設定されている条件に照らして、開錠又は施錠操作可能であるとき、開閉部32の開錠又は施錠を行うよう制御する。
また、開錠施錠制御部206は、開閉部32の開錠又は施錠を行った場合に、開錠又は施錠を行った開錠施錠ユーザの情報と時刻情報とを履歴として後述する各部状態監視部208へ出力する。また、開錠施錠制御部206は、さらに、認証を行った場合に認証が成功したのか否かについて時刻情報とともに各部状態監視部208に履歴として出力してもよい。また、認証が成功した開錠施錠ユーザについて、開錠又は施錠に関する条件を満たしたか否かを、時刻情報とともに各部状態監視部208へ履歴として出力してもよい。
なお、図5に示すように、副開閉部33及び副識別情報読取装置35を備える場合には、開錠施錠制御部206は、さらに、識別情報取得部204が取得した識別情報と、管理装置10から送信された副開閉部33の開錠又は施錠に関する条件とに基づいて、開閉部33を開錠又は施錠するよう制御する。なお、副開閉部33の開錠又は施錠に関する条件は、開閉部33についての開錠又は施錠に関する条件と同じであってもよい。また、開錠施錠制御部206は、開錠又は施錠の制御に、開錠又は施錠に関する条件を用いなくてもよい。
各部状態監視部208は、保管庫の各構成部の状態を監視する。例えば、各部状態監視部208は、識別情報読取装置34が正常に動作しているか否かを監視する。また、例えば、開閉部32の開閉状態を監視する。また、各部状態監視部208は、開錠施錠制御部206からの履歴を取得する。
また、各部状態監視部208は、監視情報として各構成部の状態を送信制御部210を介して管理装置10へと送信する。例えば、識別情報読取装置34が故障した場合や施錠されている開閉部32が開錠施錠制御部206による開錠制御がなさることなく開けられた場合などに、管理装置10へ送信する。また、各部状態監視部208は、開錠施錠制御部206から取得した履歴を監視情報として、送信制御部210を介して管理装置10へと送信する。
送信制御部210は管理装置10へと、通信IF60を介して情報を送信するよう制御する。例えば、送信制御部210は、登録制御部202からの登録要求、各部状態監視部208からの監視情報を送信する。
受信制御部212は、管理装置10から送信された情報について、通信IF60を介して受信するよう制御する。例えば、管理装置10からの登録許可情報又は登録拒否情報を受信する。
次に、開錠施錠ユーザとして登録されるまでの動作について説明する。
図9は、開錠施錠ユーザとして登録されるまでの保管庫管理システム1の動作を示すフローチャートである。なお、以下の例では、保管庫20における開錠施錠ユーザの登録について説明するが、保管庫22〜26についても同様である。
図9は、開錠施錠ユーザとして登録されるまでの保管庫管理システム1の動作を示すフローチャートである。なお、以下の例では、保管庫20における開錠施錠ユーザの登録について説明するが、保管庫22〜26についても同様である。
ステップ100(S100)において、保管庫20における登録制御部202から管理装置10に対し、登録要求が送信される。
ステップ102(S102)では、管理装置10において、識別情報取得部102により識別情報が取得される。ここでは、例えば、開錠施錠ユーザの登録可否について入力を行う使用者についての識別情報が取得される。
ステップ104(S104)において、管理装置10の認証制御部104により、ステップ102で取得した識別情報に基づく認証処理が行われ、認証が成功した場合にはステップ106へ移行し、認証が失敗した場合にはステップ102へと戻る。なお、認証が成功した場合には、当該使用者における登録管理部106についての操作が許可される。
ステップ106(S106)において、使用者による入力により登録管理部106が登録の可否について決定し、登録を許可する場合には、登録許可情報が保管庫20へ送信されステップ108へ移行し、登録を許可しない場合には、登録拒否情報が保管庫20へ送信されて終了する。
ステップ108(S108)において、保管庫20の識別情報取得部204は、開錠施錠ユーザとしての登録対象である使用者についての識別情報を取得する。
ステップ110(S110)において、保管庫20の登録制御部202は、開錠施錠ユーザとして登録を行う。また、登録制御部202は、登録された旨の通知を管理装置10に送信する。なお、登録制御部202は、登録された使用者の情報(例えば図7に示される情報)を管理装置10に送ってもよい。
ステップ112(S112)において、管理装置10のUI装置42に、ステップ110において通知された情報が表示される。
次に、開錠又は施錠に関する条件が設定されるまでの動作について説明する。
図10は、開錠又は施錠に関する条件が設定されるまでの保管庫管理システム1の動作を示すフローチャートである。
図10は、開錠又は施錠に関する条件が設定されるまでの保管庫管理システム1の動作を示すフローチャートである。
ステップ200(S200)では、管理装置10において、識別情報取得部102により識別情報が取得される。ここでは、例えば、開錠又は施錠に関する条件について入力を行う使用者についての識別情報が取得される。
ステップ202(S202)において、管理装置10の認証制御部104より、ステップ200で取得した識別情報に基づく認証処理が行われ、認証が成功した場合にはステップ204へ移行し、認証が失敗した場合にはステップ200へと戻る。なお、認証が成功した場合には、当該使用者における開錠施錠条件設定部108についての操作が許可される。
ステップ204(S204)において、使用者による入力に基づいて開錠施錠条件設定部108は条件を設定する。
なお、開錠施錠ユーザの登録と開錠又は施錠に関する条件の設定とは、それぞれ別に行われる必要はない。例えば、開錠又は施錠に関する条件の設定が、図9に示すフローチャートにおけるステップ106において登録が許可される場合に、ステップ106とステップ108との間で行われるようにしてもよい。
次に、開錠又は施錠がなされる動作について説明する。
図11は、開錠又は施錠についての保管庫管理システム1の動作を示すフローチャートである。なお、以下の例では、保管庫20における開錠施錠ユーザの登録について説明するが、保管庫22〜26についても同様である。
図11は、開錠又は施錠についての保管庫管理システム1の動作を示すフローチャートである。なお、以下の例では、保管庫20における開錠施錠ユーザの登録について説明するが、保管庫22〜26についても同様である。
ステップ300(S300)において、保管庫20における識別情報取得部204は、開錠施錠ユーザの識別情報を取得する。
ステップ302(S302)において、ステップ300で取得した識別情報に基づいて認証成功か認証失敗かを判定する。保管庫20における開錠施錠制御部206は、例えば、図7に示される情報により既に登録されている識別情報と、認証のためにステップ300で識別情報取得部204により取得された識別情報とを比較して、認証の成功又は失敗を判定する。認証成功の場合、ステップ304へ移行し、認証失敗の場合、終了する。
ステップ304(S304)において、保管庫20における開錠施錠制御部206は、設定されている開錠又は施錠に関する条件を満たすか否かを判定する。例えば、図8のように予め設定されている条件に照らして、ステップ302で認証された施錠開錠ユーザの利用可能時間帯である場合には、ステップ306へ移行し、利用可能時間帯ではない場合には、終了する。
ステップ306(S306)において、保管庫20における開錠施錠制御部206は、開閉部32の開錠又は施錠を行うよう制御する。
なお、図11に示した例では、1人の開錠施錠ユーザについてステップ302における認証及びステップ304における条件との比較を行ったが、複数人について行ってもよい。
また、副開閉部33及び副識別情報読取装置35を備える場合には、副開閉部33の施錠又は開錠について、図11に示したフローチャートと同様の動作が行われる。
図12は、開錠又は施錠について複数の開錠施錠ユーザの認証を必要とする場合の保管庫管理システム1の動作を示すフローチャートである。
図12に示されるフローチャートでは、図11に示されるフローチャートにさらにステップ310〜314が追加されている。ステップ300〜304では、第1の識別対象者から識別情報を取得し認証及び利用可能時間帯であるかの判定を行い、ステップ310〜314では、第2の識別対象者から識別情報を取得し認証及び利用可能時間帯であるかの判定を行う。
次に第1の実施形態の変形例について説明する。第1の実施形態では、開錠又は施錠に用いる識別情報は、保管庫20〜26の識別情報読取装置34により読み取られた識別情報を用いる例を説明したが、第1の実施形態の変形例では、保管庫20〜26の識別情報読取装置34により読み取られた識別情報と管理装置10の識別情報読取装置50により読み取られた識別情報とを用いる点で異なる。
図13は、第1の実施形態の変形例において、管理装置10で実行されるプログラム118の構成及び保管庫20〜26で実行されるプログラム214の構成を例示するブロック図である。
図13において、プログラム118は、プログラム100の識別情報取得部102が識別情報取得部120に置き換わり、送信制御部114が送信制御部122に置き換わった点でプログラム100と異なる。また、プログラム214は、プログラム200の受信制御部212が受信制御部216に置き換わり、開錠施錠制御部206が開錠施錠制御部218に置き換わった点でプログラム200と異なる。
第1の実施形態における識別情報取得部102が、識別情報読取装置50により読み取られた識別情報を認証制御部104に出力するのに対し、変形例における識別情報取得部120は、識別情報読取装置50により読み取られた識別情報を送信制御部122にも出力する。
送信制御部122は、第1実施形態の送信制御部114の機能に加え、識別情報取得部120から出力された識別情報も送信する機能を有する。
一方、保管庫20〜26側において、受信制御部216は、第1実施形態の受信制御部212の機能に加え、上記送信制御部122から送信された識別情報も受信する機能を有する。
保管庫20〜26側において、開錠施錠制御部218は、識別情報読取装置34により読み取られ識別情報取得部204により取得された識別情報と、管理装置10から送信され受信制御部212が受信した識別情報とを用いて、開閉部32の開錠又は施錠の制御を行う。
なお、第1の実施形態の変形例における、開錠又は施錠について保管庫管理システム1の動作は、例えば、図12におけるステップ300又はステップ310が次のように置き換わる。第1の実施形態の変形例では、ステップ300又はステップ310に変わる動作として、識別情報取得部120が、管理装置10の識別情報読取装置50により読み取られた識別情報を取得し、送信制御部122が、取得された識別情報を保管庫20へと送信し、保管庫20側では受信制御部216が識別情報を受信し、開錠施錠制御部218に出力する動作となる。
次に第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、設定条件変更部126を有する点で、第1の実施形態と異なる。
図14は、第2の実施形態において、管理装置10で実行されるプログラム124の構成及び保管庫20〜26で実行されるプログラム220の構成を例示するブロック図である。
図14において、プログラム124は、設定条件変更部126が追加され、プログラム100の保管庫状態監視部110が、保管庫状態監視部128に置き換わり、送信制御部114が送信制御部130に置き換わった点でプログラム100と異なる。また、プログラム220は、プログラム200の受信制御部212が受信制御部222に置き換わり、開錠施錠制御部206が開錠施錠制御部224に置き換わった点でプログラム200と異なる。
保管庫状態監視部128は、第1の実施形態の保管庫状態監視部110の機能に加え、各部状態監視部208から取得した監視情報及び保管庫20〜26の通信状態についての監視情報を設定条件変更部126へ出力する機能を有する。
設定条件変更部126は、保管庫20〜26のいずれかの状態が変化した場合に、開錠施錠条件設定部108により設定された条件を変更する。具体的には、設定条件変更部126は、保管庫状態監視部128から出力された監視情報により保管庫20〜26のいずれかの状態の変化を確認し、状態の変化があった場合に、開錠施錠条件設定部108により設定された条件を変更する。なお、変更情報は、送信制御部130を介して、保管庫側に送られる。
例えば、設定条件変更部126は、保管庫20〜26の異常を示す監視情報を保管庫状態監視部128から得た場合、保管庫20〜26について、開錠できないよう条件を変更する。このとき、保管庫20〜26全ての保管庫について、開錠できないように条件を変更してもよいし、異常状態の保管庫のみ開錠できないよう条件を変更してもよい。また、例えば、スーパーバイザーなど限られた権限を有する開錠施錠ユーザのみが開錠できるよう条件を変更するようにしてもよい。
また、設定条件変更部126は、保管庫20〜26の異常を示す監視情報を保管庫状態監視部128から得た場合、開錠又は施錠に関する条件を緩くするよう変更してもよい。例えば、開錠施錠条件設定部108が、ある開錠施錠ユーザに対し、9時から17時までの利用可能時間帯を設定していた場合、設定条件変更部126は、利用可能時間帯を終日に変更してもよい。
なお、設定条件変更部126は、保管庫20〜26における状態の変化にかかわらず、UI装置42が受け付けた操作に従って、条件を変更するようにしてもよい。
送信制御部130は、第1実施形態の送信制御部114の機能に加え、設定条件変更部126による変更情報も送信する機能を有する。
一方、保管庫20〜26側において、受信制御部222は、第1実施形態の受信制御部212の機能に加え、上記送信制御部130から送信された変更情報も受信する機能を有する。
保管庫20〜26側において、開錠施錠制御部224は、識別情報取得部204により取得された識別情報と、受信制御部222が受信した設定条件変更部126により変更された条件とを用いて、開閉部32の開錠又は施錠の制御を行う。
以上、第2の実施形態の説明において、保管庫の状態に変化があった場合に、設定条件変更部126が開錠施錠条件設定部108により設定された条件を変更する例を示したが、保管庫の状態に変化があった場合に、設定条件変更部126が新たな条件を設定してもよい。例えば、保管庫の状態に変化があった場合に、設定条件変更部126が、全ての保管庫20〜26について開錠ができないように新たな条件を設定してもよい。
次に第2の実施形態の変形例について説明する。第2の実施形態の変形例では、開錠施錠ユーザが、保管庫20〜26のいずれかにおいて開錠操作を行っている際に、他の保管庫において当該開錠施錠ユーザが開錠を行えないように条件を変更する。
図15は、第2の実施形態の変形例において、管理装置10で実行されるプログラム132の構成及び保管庫20〜26で実行されるプログラム226の構成を例示するブロック図である。
図15において、プログラム132は、プログラム124の受信制御部116が、受信制御部134に置き換わり、保管庫状態監視部128が、保管庫状態監視部136に置き換わり、設定条件変更部126が設定条件変更部138に置き換わった点で、第2の実施形態のプログラム124と異なる。また、プログラム226は、プログラム220の開錠施錠制御部224が開錠施錠制御部228に置き換わり、各部状態監視部208が各部状態監視部230へ置き換わり、送信制御部210が送信制御部232に置き換わった点で第2の実施形態のプログラム220と異なる。
受信制御部134は、第1の実施形態の受信制御部116の機能に加え、保管庫20〜26から開錠施錠制御部228により開錠制御された開錠施錠ユーザの情報を受信する機能を有する。
保管庫状態監視部136は、第1の実施形態の保管庫状態監視部110の機能に加え、受信制御部134が受信した開錠施錠ユーザの情報を設定条件変更部138へ出力する機能を有する。
設定条件変更部138は、開錠施錠ユーザが、保管庫20〜26のいずれかにおいて開錠操作を行っている際に、他の保管庫において当該開錠施錠ユーザが開錠を行えないように条件を変更する。具体的には、設定条件変更部138は、保管庫状態監視部136から出力された監視情報により保管庫20〜26のいずれかにおける開錠制御を把握し、当該開錠制御に関わる開錠施錠ユーザの情報から特定される開錠施錠ユーザについて、他の保管庫について開錠を行うことができないよう制御する。
また、設定条件変更部138は、開錠施錠ユーザが、保管庫20〜26のいずれかにおいて施錠操作を行った場合には、当該開錠施錠ユーザが他の保管庫において開錠を行うことができるよう条件を戻す。
一方、保管庫20〜26側において、開錠施錠制御部228は、識別情報取得部204により取得された識別情報と、設定条件変更部138により変更された条件とを用いて、開閉部32の開錠又は施錠の制御を行う。また、開錠施錠制御部228は、開錠制御又は施錠制御する場合、当該開錠又は施錠を行った開錠施錠ユーザの情報を各部状態監視部230に出力する。
各部状態監視部230は、第1の実施形態の各部状態監視部208の機能に加え、開錠施錠制御部228が出力した開錠施錠ユーザの情報を、送信制御部232へ出力する機能を有する。
送信制御部232は、第1の実施形態の送信制御部210の機能に加え、開錠又は施錠を行った開錠施錠ユーザの情報を送信する機能を有する。
次に第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、保管庫20〜26の開錠順序を定める点で、上記各実施形態と異なる。
図16は、第3の実施形態において、管理装置10で実行されるプログラム140の構成及び保管庫20〜26で実行されるプログラム234の構成を例示するブロック図である。
図16において、プログラム140は、第2実施形態のプログラム124の開錠施錠条件設定部108が、開錠施錠条件設定部142に置き換わり、設定条件変更部126が設定条件変更部144に置き換わった点で、第2の実施形態のプログラム124と異なる。また、プログラム234は、プログラム220の開錠施錠制御部224が開錠施錠制御部236に置き換わった点で第2の実施形態のプログラム220と異なる。
開錠施錠条件設定部142は、開錠施錠条件設定部108の機能に加え、開錠に関する条件として、保管庫20〜26の開錠順序を設定する。
例えば、開錠施錠条件設定部142は、開錠順序として、1番目に保管庫20、2番目に保管庫22、3番目に保管庫24、4番目に保管庫26を開錠するものとして条件を設定する。
図17は、開錠施錠条件設定部142により設定される条件の一例を示す表である。図17(a)は、保管庫20における開錠がまだ行われていない段階における条件を示している。この場合、保管庫22〜26においては、保管庫20が未だ開錠されていないので、開錠されない。なお、保管庫20においては、認証された開錠施錠ユーザが他の条件(例えば利用可能時間帯の条件)を満たすようであれば、当該開錠施錠ユーザによって保管庫20の開閉部32は開錠される。
図17(b)は、保管庫20における開錠がなされた段階における条件を示している。この場合、保管庫24及び26においては、保管庫22が未だ開錠されていないので、開錠されない。
図17(c)は、保管庫22における開錠がなされた段階における条件を示している。この場合、保管庫26においては、保管庫24が未だ開錠されていないので、開錠されない。
図17(d)は、保管庫24における開錠がなされた段階における条件を示している。この場合、保管庫26においては、認証された開錠施錠ユーザが他の条件(例えば利用可能時間帯の条件)を満たすようであれば、当該開錠施錠ユーザによって保管庫26の開閉部32は開錠される。
設定条件変更部144は、第2の実施形態における設定条件変更部126の機能に加え、開錠施錠条件設定部142により設定された開錠順序を変更する機能を有する。例えば、設定条件変更部144は、UI装置42からの入力に基づき、開錠順序として、1番目に保管庫20、2番目に保管庫22、3番目に保管庫24、4番目に保管庫26と設定されていた条件を、例えば、1番目に保管庫26、2番目に保管庫24、3番目に保管庫22、4番目に保管庫20と変更する。
一方、保管庫20〜26側の開錠施錠制御部236は、第2の実施形態の開錠施錠制御部224の機能に加え、開錠又は施錠の条件として開錠施錠条件設定部142により設定された開錠順序を用いる。例えば、開錠施錠制御部236は、識別情報取得部204により取得された識別情報が認証に成功し、認証された開錠施錠ユーザの利用時間帯である場合、図17に示した条件に基づいて、開錠又は施錠の制御を行う。
次に第4の実施形態について説明する。第4の実施形態では、管理装置10側からネットワーク30を介した遠隔制御により保管庫20〜26の開閉部32の開錠又は施錠を行うことができる点で他の実施形態と異なる。
図18は、第4の実施形態において、管理装置10で実行されるプログラム146の構成及び保管庫20〜26で実行されるプログラム238の構成を例示するブロック図である。
図18において、プログラム146は、第1実施形態のプログラム100に遠隔開錠施錠指示部148が追加され、認証制御部104が、認証制御部150に置き換わり、送信制御部114が送信制御部152に置き換わり、保管庫状態監視部110が、保管庫状態監視部154に置き換わった点で、第1の実施形態のプログラム100と異なる。また、プログラム238は、第1実施形態のプログラム200に遠隔開錠施錠制御部242が追加され、受信制御部212が受信制御部240に置き換わった点で第1の実施形態のプログラム200と異なる。
遠隔開錠施錠指示部148は、保管庫20〜26のうち一部の保管庫又は全ての保管庫について、開閉部32の開錠又は施錠を行うよう開錠又は施錠対象の保管庫に対し指示する。具体的には、遠隔開錠施錠指示部148は、送信制御部152を介して、開錠又は施錠対象の保管庫に対して、開錠信号又は施錠信号を送信する。なお、開錠信号又は施錠信号は、開錠又は施錠対象の保管庫の受信制御部240により受信され、遠隔開錠施錠制御部242に通知され、通知を受けた遠隔開錠施錠制御部242は、開閉部32を開錠又は施錠する。
遠隔開錠施錠指示部148は、保管庫状態監視部154からの監視情報により状態の変化(例えば、異常状態)が通知された場合に、保管庫20〜26のうち一部の保管庫又は全ての保管庫について開閉部32の開錠又は施錠を行うよう制御してもよいし、また、UI装置42を介して受け付けた操作に従って、保管庫20〜26のうち一部の保管庫又は全ての保管庫について開閉部32の開錠又は施錠を行うよう制御してもよい。
認証制御部150は、第1の実施形態における認証制御部104の有する機能に加え、識別情報取得部102により取得された識別情報に基づいて、上記遠隔開錠施錠指示部148における各処理の実行を許可するための認証を行う。これにより、UI装置42を介して受け付けた操作に従って制御を行う場合において、認証制御部150による認証が成功した使用者が、UI装置42を介して操作したときに、遠隔開錠施錠指示部148は、開錠又は施錠を行うことが可能であり、認証に失敗した使用者は、遠隔開錠施錠指示部148による開錠又は施錠を行うことができない。
送信制御部152は、第1の実施形態における送信制御部114の有する機能に加え、遠隔開錠施錠指示部148からの開錠信号又は施錠信号を開錠又は施錠対象の保管庫20〜26へと送信するよう制御する。
保管庫状態監視部154は、第1の実施形態の保管庫状態監視部110の機能に加え、各部状態監視部208から取得した監視情報及び保管庫20〜26の通信状態についての監視情報を遠隔開錠施錠指示部148へ出力する機能を有する。
一方、保管庫20〜26側において、受信制御部240は、第1実施形態の受信制御部212の機能に加え、上記送信制御部152から送信された解除又は施錠信号も受信する機能を有する。また、受信制御部240は、受信した開錠信号又は施錠信号を、遠隔開錠施錠制御部242に出力する。
遠隔開錠施錠制御部242は、管理装置10からの開錠信号又は施錠信号に従い、開閉部32の開錠又は施錠を行うよう制御する。具体的には、遠隔開錠施錠制御部242は、受信制御部240が受信した開錠信号又は施錠信号に従い、開錠信号の場合には開閉部32を開錠するよう制御し、施錠信号の場合には開閉部32を施錠するよう制御する。
以上の説明では、各部状態監視部208から取得した監視情報を、ネットワーク30を介して取得し、管理装置10から保管庫20〜26の一部又は全ての開閉部32の開錠を行うことについて説明したが、例えば非常時に、次のように開錠するように構成してもよい。なお、ここでは、異常の発生を保管庫20〜26に設けられた図示しない非常通知ボタンにより通知するものとする。具体的には、開錠又は施錠についての制御基盤、識別情報読取装置34の故障等の障害で保管庫20〜26の開錠施錠制御部206による開錠ができなくなった場合、以下のように開錠を行う。
(1)例えば、サブ制御システムとしての遠隔開錠施錠制御部242がメイン制御システムとして開錠施錠制御部248又は識別情報読取装置34の故障を検知する。
(2)保管庫20〜26に設置された非常通知ボタンの取り扱いが可能となる。
(3)使用者によって非常通知ボタンが操作される。
(4)非常通知ボタンが押されることにより、送信制御部210は、管理装置10に対して異常の発生を通知する。
(5)管理装置10における受信制御部116が通知を受信し、例えばUI装置42に表示し、また、送信制御部160は、ネットワーク30を介して使用者に、例えば通知内容を電子メールで送信する。
(6)電子メールを受信した使用者について、認証制御部150が認証を行い、当該使用者の操作に従い、遠隔開錠施錠指示部148は、開錠信号を、非常ボタンが押された保管庫に送信する。
(7)遠隔開錠施錠制御部242は、開閉部32の電気錠を開錠する。
(2)保管庫20〜26に設置された非常通知ボタンの取り扱いが可能となる。
(3)使用者によって非常通知ボタンが操作される。
(4)非常通知ボタンが押されることにより、送信制御部210は、管理装置10に対して異常の発生を通知する。
(5)管理装置10における受信制御部116が通知を受信し、例えばUI装置42に表示し、また、送信制御部160は、ネットワーク30を介して使用者に、例えば通知内容を電子メールで送信する。
(6)電子メールを受信した使用者について、認証制御部150が認証を行い、当該使用者の操作に従い、遠隔開錠施錠指示部148は、開錠信号を、非常ボタンが押された保管庫に送信する。
(7)遠隔開錠施錠制御部242は、開閉部32の電気錠を開錠する。
また、例えば非常時に、次のように開錠するよう構成してもよい。ここで、保管庫20〜26には、開閉部32の開錠又は施錠の制御を行う機器(以下、開錠施錠制御機器という。)と接続する図示しない接続部が設けられており、この図示しない接続部に接続された開錠施錠制御機器からの制御により開錠又は施錠するよう構成する。開錠施錠制御機器は、開錠又は施錠するための制御プログラムを実行するコンピュータであり、例えば、携帯電話機、スマートフォンなどが該当する。
具体的には、開錠又は施錠についての制御基盤、識別情報読取装置34の故障等の障害で保管庫20〜26の開錠施錠制御部206による開錠ができなくなった場合、以下のように開錠を行う。
(1)事前に保管庫に登録された開錠施錠制御機器を図示しない接続部に接続し、開錠施錠制御機器による通信によって、管理装置10に異常の発生を通知する。
(2)管理装置10における受信制御部116が通知を受信し、例えばUI装置42に表示する。
(3)管理装置10の送信制御部152が、開錠するための制御プログラムを開錠施錠制御機器に送信する。なお、管理装置10側の使用者は、開錠施錠制御機器の使用者に対し、開錠するための制御プログラムを実行するための暗証番号などのキーを例えば電話回線を通じて口頭で伝えてもよい。
(4)開錠施錠制御機器では、受信した開錠するための制御プログラムを実行して、開閉部32の電気錠を開錠する。なお、実行に際して、キーが必要となる場合には、(3)で伝えられたキーを用いて、制御プログラムを実行する。
(2)管理装置10における受信制御部116が通知を受信し、例えばUI装置42に表示する。
(3)管理装置10の送信制御部152が、開錠するための制御プログラムを開錠施錠制御機器に送信する。なお、管理装置10側の使用者は、開錠施錠制御機器の使用者に対し、開錠するための制御プログラムを実行するための暗証番号などのキーを例えば電話回線を通じて口頭で伝えてもよい。
(4)開錠施錠制御機器では、受信した開錠するための制御プログラムを実行して、開閉部32の電気錠を開錠する。なお、実行に際して、キーが必要となる場合には、(3)で伝えられたキーを用いて、制御プログラムを実行する。
次に、第4の実施形態の変形例について説明する。
第4の実施形態では、ネットワーク30を介して、管理装置10から保管庫20〜26の一部又は全ての開閉部32の開錠又は施錠を行うことについて説明したが、第4の実施形態の変形例では、さらに、管理装置10から保管庫20〜26の一部又は全ての開閉部32の施錠を行う場合に、施錠された保管庫において開錠ができないように構成する。
第4の実施形態では、ネットワーク30を介して、管理装置10から保管庫20〜26の一部又は全ての開閉部32の開錠又は施錠を行うことについて説明したが、第4の実施形態の変形例では、さらに、管理装置10から保管庫20〜26の一部又は全ての開閉部32の施錠を行う場合に、施錠された保管庫において開錠ができないように構成する。
図19は、第4の実施形態の変形例において、管理装置10で実行されるプログラム156の構成及び保管庫20〜26で実行されるプログラム244の構成を例示するブロック図である。
図19において、プログラム156は、第4実施形態のプログラム146に設定条件変更部158が追加され、送信制御部152が送信制御部160に置き換わった点で、第4の実施形態のプログラム156と異なる。また、プログラム244は、第4実施形態のプログラム238の受信制御部240が受信制御部246に置き換わり、開錠施錠制御部206が、開錠施錠制御部248に置き換わった点で第4の実施形態のプログラム238と異なる。
設定条件変更部158は、保管庫20〜26のうち施錠対象となった保管庫の開錠施錠制御部248が開錠制御を行わないよう条件を変更する。本実施形態では、設定条件変更部158は、遠隔開錠施錠指示部148により保管庫20〜26の一部又は全てに対して施錠する指示が行われた場合に、保管庫20〜26のうち施錠対象となった保管庫の開錠施錠制御部248が開錠制御を行わないよう条件を変更する。なお、設定条件変更部158は、遠隔開錠施錠指示部148による指示が行われたか否かにかかわらず、保管庫20〜26の一部又は全部に対して、開錠施錠制御部248が開錠制御を行わないよう条件を変更してもよい。
設定条件変更部158は、例えば、全ての開錠施錠ユーザによる開錠を禁止するように条件を変更してもよいし、開錠施錠ユーザのうち、指定した権限区分に属する開錠施錠ユーザによる開錠を禁止するように条件を変更してもよい。また、例えば、設定条件変更部158は、全ての開錠施錠ユーザ又は一部の開錠施錠ユーザについて、時間帯を指定して、開錠を禁止するように条件を変更してもよい。なお、設定条件変更部158は、開錠施錠条件設定部108により設定された条件を変更してもよいし、新たな追加条件を設定するようにしてもよい。
送信制御部160は、第4の実施形態における送信制御部152の有する機能に加え、さらに、設定条件変更部158による変更条件についての情報を、変更対象の保管庫へと送信するよう制御する。
一方、保管庫20〜26側において、受信制御部246は、第4実施形態の受信制御部240の機能に加え、上記送信制御部160から送信された変更条件についての情報も受信する機能を有する。また、受信制御部240は、受信した変更条件についての情報を開錠施錠制御部248に出力する。
開錠施錠制御部248は、第1の実施形態における開錠施錠制御部206の機能に加え、設定条件変更部158により変更された条件に従い、開錠施錠ユーザによる開錠を禁止するよう制御する。
以上、各実施形態及び変形例について説明したが、上記各実施形態及び変形例については、一部又は全てを組み合わせて、保管庫管理システムを構成してもよい。また、各実施形態、変形例、又はこれらの組み合わせの形態において、保管庫の一部又は全てについて、上記副開閉部32及び副識別情報読取装置35を設けて構成してもよい。
また、保管庫20〜26は、管理装置10側で例えば開錠施錠条件設定部108により設定された条件を用いて、開閉部32の開錠又は施錠をする構成について説明したが、開錠又は施錠に関する条件は、保管庫20〜26側で設定を行ってもよい。
また、開錠又は施錠に関する条件として、開錠施錠ユーザの利用可能時間帯を必ずしも条件とする必要はなく、他の開錠又は施錠に関する条件を設定してもよい。
また、以上の説明では、識別情報と、開錠又は施錠に関する条件との両方に基づいて、開閉部32を開錠又は施錠するよう制御する構成について説明したが、開錠又は施錠に関する条件を設定せず、識別情報に基づいて開錠又は施錠するよう制御する構成としてもよい。
1:保管庫管理システム
10:管理装置
20,22,24,26:保管庫
30:ネットワーク
32:開閉部
33:副開閉部
34:識別情報読取装置
35:副識別情報読取装置
102,120:識別情報取得部
104,150:認証制御部
106:登録管理部
108,142:開錠施錠条件設定部
110,128,136,154:保管庫状態監視部
112:履歴管理部
114,122,130,152,160:送信制御部
116,134:受信制御部
126,138,144,158:設定条件変更部
148:遠隔開錠施錠指示部
202:登録制御部
204:識別情報取得部
206:開錠施錠制御部
208,230:部状態監視部
210,232:送信制御部
212,216,222,240,246:受信制御部
218,224,228,236,248:開錠施錠制御部
242:遠隔開錠施錠制御部
10:管理装置
20,22,24,26:保管庫
30:ネットワーク
32:開閉部
33:副開閉部
34:識別情報読取装置
35:副識別情報読取装置
102,120:識別情報取得部
104,150:認証制御部
106:登録管理部
108,142:開錠施錠条件設定部
110,128,136,154:保管庫状態監視部
112:履歴管理部
114,122,130,152,160:送信制御部
116,134:受信制御部
126,138,144,158:設定条件変更部
148:遠隔開錠施錠指示部
202:登録制御部
204:識別情報取得部
206:開錠施錠制御部
208,230:部状態監視部
210,232:送信制御部
212,216,222,240,246:受信制御部
218,224,228,236,248:開錠施錠制御部
242:遠隔開錠施錠制御部
Claims (10)
- 管理装置と、施錠可能に設けられた開閉部を有する複数の保管庫とを備え、
前記管理装置は、
前記開閉部の開錠に関する条件として、複数の前記保管庫の前記開閉部についての開錠順序を設定する条件設定手段と、
前記条件設定手段により設定された条件を前記保管庫へ送信する条件送信手段と、
識別対象者の識別情報を取得する第1の識別情報取得手段と、
前記第1の識別情報取得手段により取得された識別情報を送信する識別情報送信手段と
を有し、
前記保管庫は、
識別対象者の識別情報を取得する第2の識別情報取得手段と、
前記管理装置から送信された条件を受信する条件受信手段と、
前記管理装置から送信された識別情報を受信する識別情報受信手段と、
前記識別情報受信手段により受信した第1の識別対象者の識別情報と予め記憶された第1の識別情報とが一致するか又は差異が予め定められた範囲内であり、かつ、前記第1の識別対象者とは異なる第2の識別対象者の前記第2の識別情報取得手段により取得された識別情報と予め記憶された前記第1の識別情報とは異なる第2の識別情報とが一致するか又は差異が予め定められた範囲内であり、かつ、前記条件受信手段により受信した開錠順序に該当した場合に、前記開閉部を開錠するよう制御する制御手段と
を有する
保管庫管理システム。 - 管理装置と、施錠可能に設けられた開閉部を有する複数の保管庫とを備え、
前記管理装置は、
前記開閉部の開錠に関する条件として、複数の前記保管庫の前記開閉部についての開錠順序を設定する条件設定手段と、
前記条件設定手段により設定された条件を前記保管庫へ送信する条件送信手段と
を有し、
前記保管庫は、
第1の識別対象者及び該第1の識別対象者とは異なる第2の識別対象者からそれぞれ識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記管理装置から送信された条件を受信する条件受信手段と、
前記識別情報取得手段により取得された前記第1の識別対象者の識別情報と予め記憶された第1の識別情報とが一致するか又は差異が予め定められた範囲内であり、かつ、前記識別情報取得手段により取得された前記第2の識別対象者の識別情報と予め記憶された前記第1の識別情報とは異なる第2の識別情報とが一致するか又は差異が予め定められた範囲内であり、かつ、前記条件受信手段により受信した開錠順序に該当した場合に、前記開閉部を開錠するよう制御する制御手段と
を有する
保管庫管理システム。 - 前記管理装置は、
前記条件設定手段により設定された開錠順序を変更する開錠順序変更手段
をさらに有する
請求項1又は2記載の保管庫管理システム。 - 前記保管庫は、
前記制御手段により前記開閉部が開錠された場合に、前記識別対象者の情報を前記管理装置へと送信する識別対象者情報送信手段
をさらに有し、
前記管理装置は、
前記保管庫から送信された識別対象者の情報を受信する識別対象者情報受信手段
をさらに有し、
前記条件設定手段は、さらに、複数の前記保管庫のうち前記識別対象者情報受信手段が受信した識別対象者の情報の送信元の保管庫以外の保管庫に対し、該識別対象者の情報により特定される識別対象者による開錠ができないよう条件の設定を行う
請求項1乃至3いずれか記載の保管庫管理システム。 - 前記管理装置は、
前記保管庫の状態を監視し、前記保管庫の状態が変化した場合に、前記条件設定手段により設定された条件を変更する設定条件変更手段
をさらに有し、
前記条件送信手段は、さらに、前記設定条件変更手段により変更された条件を送信する
請求項1乃至4いずれか記載の保管庫管理システム。 - 前記条件設定手段は、さらに、前記保管庫のいずれかに異常が生じた場合に、全て又は一部の保管庫について前記開閉部の開錠ができないよう条件の設定を行う
請求項1乃至5いずれか記載の保管庫管理システム。 - 前記条件設定手段は、さらに、予め定められた使用者ごとに定められた使用可能な時間帯を条件として設定し、
前記制御手段は、使用者としての前記識別対象者に定められた前記使用可能な時間帯でない場合には、前記開閉部を開錠しないよう制御する
請求項1乃至6いずれか記載の保管庫管理システム。 - 前記管理装置は、
前記保管庫の開閉部を開錠又は施錠する開錠施錠手段
をさらに有する
請求項1乃至7いずれか記載の保管庫管理システム。 - 前記条件設定手段は、さらに、前記開錠施錠手段により前記保管庫の開閉部が施錠する場合に、該開閉部の開錠を禁止するよう条件の設定を行う
請求項8記載の保管庫管理システム。 - 前記保管庫は、
前記開閉部の開錠又は施錠の制御を行う機器と接続する接続手段
をさらに有し、
前記開閉部は、前記接続手段により接続された機器からの制御により開錠又は施錠される
請求項1乃至9いずれか記載の保管庫管理システム。
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