JP7249137B2 - チェーン状態検知装置を備えた機械式駐車設備 - Google Patents

チェーン状態検知装置を備えた機械式駐車設備 Download PDF

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特許法第30条第2項適用 引渡日 平成30年11月12日 施工した場所 大蓉ホールディングス株式会社 川口並木ビル(埼玉県川口市並木4-15-6) 施主 大蓉ホールディングス株式会社
本発明は、チェーンの状態を検知する検知装置を備えた機械式駐車設備に関する。
従来、機械部品などを移動させる機構などにエンドレスチェーンを用いた駆動機構が用いられている。このようなエンドレスチェーン駆動機構には、エンドレスチェーンのたるみを除くために、テンショナ等を用いて常時張力を与えるものがある。このテンショナとして、エンドレスチェーンのスプロケット間でフリーのスプロケットなどを押し付けて張力を保つものが知られている。
例えば、エンドレスチェーン駆動機構を用いる装置として、機械式駐車設備がある。以下、機械式駐車設備を例に説明する。機械式駐車設備には、エンドレスチェーン駆動機構を用いて機械部品(この明細書及び特許請求の範囲の書類中では「負荷」ともいう)であるパレットを昇降させるものがある。このような駆動機構では、エンドレスチェーン上に設けた連結部材とパレットを結合して昇降させるものや、エンドレスチェーン上に設けた係合部材を所定位置でパレットに係合させて昇降させるものなどがある。パレットをエンドレスチェーン駆動機構で昇降させる機械式駐車設備として、例えば、多段方式の機械式駐車設備がある。
多段方式の機械式駐車設備におけるエンドレスチェーン駆動機構では、エンドレスチェーンを駆動するスプロケットの軸間距離を調整することで初期張力を与えるものや、一方のスプロケットの軸をばねなどで他方のスプロケットの軸から離れる方向に付勢してチェーンに張力を与えるものがある。
この種の先行技術として、離間した旋回部の間でエンドレスチェーンを旋回駆動する構成において、従動側の旋回部にエンドレスチェーンの張力を保つ調整機構を備えさせたものがある(例えば、特許文献1参照)。この例は、エンドレスチェーン上に設けた係合部材を所定位置でパレットに係合させて昇降させるように構成されている。
特開2017-57978号公報
ところで、機械式駐車設備のように様々な場所に設置される機械では、強風などの影響を受ける場合がある。そして、強風でエンドレスチェーンが大きく揺れた場合に、係合部材をパレットに係合できない場合が生じるおそれがある。このような場所に設置される機械では、エンドレスチェーンの係合部材を機械部品に係合できなかったことを検知する必要がある。
そこで、本発明は、エンドレスチェーンの旋回軸線における寸法変化を検知できるチェーン状態検知装置を備えた機械式駐車設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る機械式駐車設備は、合部材を有するエンドレスチェーンを、離間した旋回部に配置した駆動側チェーン案内部と従動側チェーン案内部との間で旋回させ、前記エンドレスチェーンに設けた係合部材にパレットを係合させて昇降させるエンドレスチェーン駆動機構を備えた機械式駐車設備であって、前記エンドレスチェーン駆動機構は、前記駆動側チェーン案内部において前記エンドレスチェーンを駆動する駆動側チェーン案内部材と、前記従動側チェーン案内部において前記エンドレスチェーンを旋回させる従動側チェーン案内部材と、前記従動側チェーン案内部材と前記駆動側チェーン案内部材との間の張力を保つように付勢して前記エンドレスチェーンの張力を調整する張力調整機構と、前記張力調整機構の変化から前記エンドレスチェーンの旋回軸線における縮み方向の寸法変化を検知する検出装置を含むチェーン状態検知装置と、を有している。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「エンドレスチェーンの旋回軸線」は、エンドレスチェーンが旋回する正規位置の軸線をいう。また、「従動側チェーン案内部材」は、「スプロケット」、「ローラ」を含む。
この構成により、エンドレスチェーンが離間した旋回部に配置した駆動側チェーン案内部と従動側チェーン案内部との間で旋回するエンドレスチェーン駆動機構において、係合部材が傾くなどでエンドレスチェーンの旋回軸線における寸法に縮みを生じた場合には、その縮みを検出装置で適切に検知することができる。
また、前記検出装置は、前記張力調整機構の変化から前記エンドレスチェーンの旋回軸線における伸び方向の寸法変化を検知する機能をさらに有していてもよい。
このように構成すれば、エンドレスチェーンの縮み方向の寸法変化を検出する検出装置によって、エンドレスチェーンの旋回軸線における伸び方向の寸法変化も検出することができる。
また、前記検出装置は、1つのセンサで前記エンドレスチェーンの旋回軸線における縮み方向の寸法変化及び伸び方向の寸法変化を検知するように構成されていてもよい。
このように構成すれば、1つのセンサでエンドレスチェーンの旋回軸線における寸法の伸び及び縮みを検知できるので、センサの配置スペースを省スペース化できる。
また、前記検出装置は、前記エンドレスチェーンの旋回軸線における伸び方向に移動する伸び側ストライカと、縮み方向に移動する縮み側ストライカと、を備え、1つの前記センサは、前記伸び側ストライカの伸び方向の移動と、前記縮み側ストライカの縮み方向の移動と、を検知する検知部を有していてもよい。
このように構成すれば、張力調整機構に備えられた伸び側ストライカ又は縮み側ストライカの移動を1つのセンサによって検知できるので、簡単な構成でエンドレスチェーンの伸び及び縮みを検知することができる。
また、前記伸び側ストライカ及び縮み側ストライカの少なくとも一方は、前記エンドレスチェーンに張力を与える方向に位置調整可能に構成されていてもよい。
このように構成すれば、エンドレスチェーンが経年使用などによって伸びても、エンドレスチェーンの伸び又は縮みを適切に検知できるようにストライカの位置を調整することができる。
また、前記従動側チェーン案内部は、前記エンドレスチェーンの旋回方向の前後に離れて配置された少なくとも2つの前記従動側チェーン案内部材を有し、第1の前記従動側チェーン案内部材を支持する支持軸が固定側に支持され、第2の前記従動側チェーン案内部材を支持する移動軸が前記張力調整機構によって前記エンドレスチェーンに張力を与える方向に移動可能に支持されていてもよい。
このように構成すれば、従動側チェーン案内部における高さ方向の寸法を低くすることができ、エンドレスチェーンの下方への張り出し量を小さくできる。
また、前記従動側チェーン案内部材を支持する揺動部材を備え、前記揺動部材は、一端部において第1の前記従動側チェーン案内部材が前記支持軸で支持され、他端部において第2の前記従動側チェーン案内部材が該揺動部材に前記移動軸で支持され、前記支持軸を中心に前記移動軸側が揺動可能に構成されており、前記張力調整機構は、前記揺動部材を、前記支持軸を中心に前記移動軸側が前記駆動側チェーン案内部材から離れる方向に付勢する付勢部材を有していてもよい。
このように構成すれば、一端が支持軸に支持された揺動部材の揺動によって、移動軸で支持された従動側チェーン案内部を適切に揺動させることができる。
一方、本発明に係る機械式駐車設備は、前記いずれかのチェーン状態検知装置を備えた機械式駐車設備であって、フレーム部材の上部に前記駆動側チェーン案内部を備え、前記フレーム部材の下部に前記従動側チェーン案内部を備え、前記従動側チェーン案内部の近傍に前記張力調整機構及び前記検出装置を備えている。
この構成により、機械式駐車設備におけるエンドレスチェーンが旋回軸線の方向に寸法変化を生じたことを適切に検知することができる。しかも、チェーン状態検知装置を下部の従動側チェーン案内部に備えさせて、チェーン状態検知装置の保守が容易な構成とすることができる。
本発明によれば、エンドレスチェーンの旋回軸線における寸法変化を適切に検知することが可能となる。また、保守などを従動側チェーン案内部において容易に行うことが可能である。
図1は、本発明に係るチェーン状態検知装置を備えた機械式駐車設備の一例を示す正面図である。 図2は、図1に示す機械式駐車設備におけるエンドレスチェーン駆動機構の構成を示す斜視図である。 図3は、図2に示すエンドレスチェーン駆動機構の一方を示す側面図である。 図4は、図2に示すエンドレスチェーン駆動機構で昇降させるパレットの一例を示す斜視図である。 図5は、図3に示す第1実施形態に係るエンドレスチェーン駆動機構における従動側チェーン案内部を示す側面視の拡大図である。 図6は、図3に示すエンドレスチェーン駆動機構における従動側チェーン案内部を示す正面視の拡大図である。 図7は、図5に示すVII-VII断面図である。 図8は、エンドレスチェーンの係合フックをパレットの係止部材に係合させるときの図面であり、(A)は通常の係合した状態を示す側面図、(B)は係合できなかった状態を示す側面図である。 図9は、図8(B)に示す係合フックが係合できなかったことを検知する状態のセンサ部分を示す正面図である。 図10は、第2実施形態に係るエンドレスチェーン駆動機構における従動側チェーン案内部を示す側面視の拡大図である。 図11は、第3実施形態に係るエンドレスチェーン駆動機構を示す側面図である。 図12は、図11に示すエンドレスチェーン駆動機構における従動側チェーン案内部を示す側面視の拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、4段、5列の格納スペース40を有する機械式駐車設備1に備えさせたチェーン状態検知装置80を例に説明する。また、この実施形態では、パレット30の4隅を2列のエンドレスチェーン51で昇降させる例を説明する。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における前後左右方向の概念は、図2に示すようにエンドレスチェーン51の旋回方向を前後方向とする概念と一致するものとする。
(機械式駐車設備の構成例)
図1は、エンドレスチェーン駆動機構50(図2)を備えた機械式駐車設備1の一例を示す正面図である。図2は、エンドレスチェーン駆動機構50の構成を示す斜視図である。図3は、図2に示すエンドレスチェーン駆動機構50の一方を示す側面図である。図4は、エンドレスチェーン駆動機構50で昇降させるパレット30の一例を示す斜視図である。
図1に示すように、この実施形態の機械式駐車設備1は、地上Gに設けられた地上乗入型で、最下段の1段目10から、2段目11,3段目12、最上段の4段目13と、左端列の1列目20から2列目21,3列目22,4列目23、右端列の5列目24となった4段×5列の格納スペース40を備えている。自動車Vを格納するパレット30は、20箇所の格納スペース40に対して1つ少ない19個となっている。図示する例では、右端列である5列目24の最上段である4段目13の格納スペース40が、1箇所の空きスペース41となっている。
この機械式駐車設備1は、前後位置に鉛直方向に設けられた柱材2と、この柱材2を前後方向に連結する前後梁材3と、左右方向に連結する左右梁材(図示略)が設けられた枠状のフレーム部材4を備えている。この実施形態の機械式駐車設備1は、地上階の1段目10における右端列の5列目24が入出庫部42となっている。入出庫部42には、前面可動柵43が設けられている。
この実施形態の機械式駐車設備1は、最下段である1段目10と最上段である4段目13では、各パレット30が個別に矢印Wで示すように横行可能となっている。また、1列目20~5列目24の各列では、最下段である1段目10と最上段である4段目13との間で、その列の全てのパレット30を一緒(同時)に矢印Hで示すように昇降させることが可能となっている。そして、このパレット30を昇降させるエンドレスチェーン駆動機構50(図3)が、フレーム部材4の柱材2の位置に設けられている。機械式駐車設備1は、制御装置5によって駆動制御される。制御装置5は、プロセッサ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ及びI/Oインターフェース等を有する。制御装置5は、パレット30の昇降及び横行の制御を、不揮発性メモリに保存されたプログラムに基づいてプロセッサが揮発性メモリを用いて演算処理することで実行される。
図2に示すように、各列20~24(図1)のエンドレスチェーン駆動機構50には、前後左右位置にエンドレスチェーン51が設けられており、上下に離間して設けられた上部の旋回部である駆動側チェーン案内部53と下部の旋回部である従動側チェーン案内部56との間で旋回駆動されている。上部の駆動側チェーン案内部53には、駆動側チェーン案内部材たる駆動スプロケット54及びアイドルローラ55の2つが配置されている。駆動スプロケット54とアイドルローラ55とは、エンドレスチェーン51の旋回方向の前後に離れて配置され、駆動スプロケット54が上方に位置するように設けられている。また、下部の従動側チェーン案内部56には、従動側チェーン案内部材たる2つの従動ローラ57,58が配置されている。従動ローラ57,58は、エンドレスチェーン51の旋回方向の前後に離れて配置されている。エンドレスチェーン51は、駆動スプロケット54を回転駆動する駆動機6によって駆動される。エンドレスチェーン51には、係合部材たる係合フック52が所定間隔で設けられている。係合フック52は、後述する図8に示すように、エンドレスチェーン51を構成するインナーリンク51aとアウターリンク51bとの内、インナーリンク51aに対して(アウターリンク51bの代わりに)コネクティングピン51cで取り付けられている。係合フック52は、上記1段目10~4段目13の間隔に適した間隔で設けられている。
図3に示すように、上部の駆動側チェーン案内部53に配置された駆動スプロケット54及びアイドルローラ55と、下部の従動側チェーン案内部56に配置された従動ローラ57と従動ローラ58とに、エンドレスチェーン51が掛けられている。この例では、図示するエンドレスチェーン51の右側が作業側Fとなっており、エンドレスチェーン51に設けられた係合フック52の凹部52aが上向きになる。図示する左側の非作業側Rでは、係合フック52の凹部52aが下向きになる。
一方、図4に示すように、負荷となる機械部品であるパレット30には、下面の前後左右端部の4隅に係止部材31が設けられている。パレット30は、4隅に設けられた係止部材31にエンドレスチェーン51に設けられた係合フック52が掛けられて、その状態でエンドレスチェーン51を旋回させることで昇降させられる。
なお、パレット30の4隅に設けられた係止部材31に係合フック52を係合させるエンドレスチェーン51は、パレット30を水平状態で昇降させるように同期駆動される。エンドレスチェーン51の同期駆動は、図2に示すように駆動スプロケット54を駆動軸で機械的に連結して同期させても、駆動機6を電気的に同期させてもよい。
(第1実施形態に係るエンドレスチェーン駆動機構の構成)
図5は、図3に示す第1実施形態に係るエンドレスチェーン駆動機構50における従動側チェーン案内部56を示す側面視の拡大図である。図6は、図3に示すエンドレスチェーン駆動機構50における従動側チェーン案内部56を示す正面視の拡大図である。図7は、図5に示すVII-VII断面図である。
図5,6に示すように、上記従動側チェーン案内部56に設けられた従動ローラ57の移動軸59と従動ローラ58の支持軸60は、揺動部材63の両端部に設けられている。揺動部材63は、板材の両端部を下向きに折り曲げて、この折り曲げ部分に移動軸59と支持軸60とが支持されている。揺動部材63は、板材の端部を折り曲げることで強度の高い部材となっている。
揺動部材63の一端部に支持された支持軸60は、その両端部が揺動部材63の外方に位置するフレーム部材4に支持されており、揺動部材63の他端部に支持された移動軸59は、支持軸60を中心に揺動部材63と一体的に揺動可能となっている。移動軸59及び支持軸60は、回転自在となっている。このように、支持軸60はフレーム部材4の定位置で移動しないようになっており、移動軸59は支持軸60を中心に揺動部材63と一体的に揺動するようになっている。この実施形態では、揺動部材63が従動ローラ58の支持軸60を中心に揺動するように構成しているが、支持軸60と異なる位置に揺動中心を設けてもよい。さらに、揺動部材63の揺動に伴って移動軸59を揺動(移動)させることに代えて、移動軸59を上下方向に直線的に移動させるようにしてもよい。この場合、移動軸59の両端部をガイド板などの案内手段などに沿って直線的に移動するようにすればよい。
そして、従動側チェーン案内部56の近傍には、エンドレスチェーン51の上部の駆動側チェーン案内部53(図3)に対して、下部の従動側チェーン案内部56における従動ローラ57を下向きに付勢することで、エンドレスチェーン51に対して所定の張力をかける張力調整機構70が備えられている。この実施形態では、揺動部材63の移動軸59に近い位置を下方へ付勢するように、フレーム部材4に対して揺動部材63を下方に付勢する付勢部材たるばね部材71が設けられている。
具体的には、フレーム部材4には、上記従動側チェーン案内部56の位置から上方に支持部材85が設けられ、この支持部材85の所定位置に支持板88が設けられている。そして、この支持板88に設けられた貫通穴86と、フレーム部材4の水平板89に設けられた貫通穴87とに軸部材72が挿通されている。貫通穴87は、前後方向に延びる長穴となっている。軸部材72の下端に設けられた連結部材73は、貫通穴87から下方に延びて上記揺動部材63に設けられた貫通穴66(図7)に挿通され、連結ピン74で揺動部材63の所定位置に連結されている。軸部材72の上部には、上記ばね部材71(この実施形態は、圧縮ばね)が挿通されている。ばね部材71は、上端が上記支持部材85の支持板88に当接した状態で、下端は上記軸部材72に設けられたねじ部に螺合されたロックナット75によって位置が決めされた弁座78によって保持されている。ロックナット75の位置を上方へ調整すれば、ばね部材71の圧縮量が大きくなって軸部材72で揺動部材63に大きな付勢力を作用させることができる。ロックナット75の位置を下方へ調整すれば、ばね部材71の圧縮量が小さくなって軸部材72で揺動部材63に小さな付勢力を作用させることができる。この張力調整機構70は、ロックナット75の位置を調節することによって付勢力を調節する調節機構を備えている。張力調整機構70によるエンドレスチェーン51の張力調整は、この実施形態のように、従動ローラ57を駆動側チェーン案内部53(駆動スプロケット54)から離れる方向へ付勢する方法の他、従動ローラ57を外向きに付勢する方法などを含む。
図7に示すように、揺動部材63は、支持軸60によって一端側がフレーム部材4に支持されている。支持軸60に一端側が支持された揺動部材63は、フレーム部材4との間に設けられたカラー65によって定位置で支持されている。揺動部材63の他端側には移動軸59が支持されており、移動軸59は揺動部材63との間に設けられたカラー62により、揺動部材63の定位置に支持されている。ここで、定位置に支持とは、軸線方向の移動が不可能な状態や、例えば部品の寸法誤差を吸収する程度の移動が可能な隙間を有する状態の支持を含む。これら支持軸60に設けられた従動ローラ58と移動軸59に設けられた従動ローラ57には、エンドレスチェーン51が掛けられている。
また、図5,6に示すように、軸部材72に設けられたロックナット75の位置から所定量下方には、軸部材72が最も下方に移動する位置を決定する規制板76が設けられている。図示する規制板76は、フレーム部材4の水平板89に当接しており、この位置が揺動部材63の最も下方に揺動した位置となっている。
そして、この実施形態では、規制板76の位置に伸び側ストライカ82が設けられている。伸び側ストライカ82は、規制板76の位置に下端が固定ナット77で固定されている。伸び側ストライカ82は、規制板76の位置から上方に延びて上端部がセンサ(リミットスイッチ84)の方向に屈曲している。また、軸部材72の固定ナット77とロックナット75との間には、縮み側ストライカ83が設けられている。縮み側ストライカ83は、軸部材72の所定位置に固定ナット79で固定されている。縮み側ストライカ83は、固定ナット79を緩めて軸部材72の軸方向に位置調整可能となっている。縮み側ストライカ83の位置をエンドレスチェーン51の付勢方向(この例では、上下方向)に調整することで、エンドレスチェーン51が経年使用などによって伸びても、エンドレスチェーン51の縮みを適切に検知できるようにしている。この実施形態では、伸び側ストライカ82を軸部材72の所定位置に固定し、縮み側ストライカ83の位置を調整できるようにしているが、伸び側ストライカ82の位置を調整できるようにしてもよい。
上記伸び側ストライカ82及び縮み側ストライカ83が所定量移動したことを検知するセンサとして、この実施形態ではリミットスイッチ84が用いられている。リミットスイッチ84は、伸び側ストライカ82及び縮み側ストライカ83が当接する検知部84aを両側に突き出したものを用いている。これにより、伸び側と縮み側における検知を1つのセンサで兼用して、省スペース、コストダウンを図っている。すなわち、伸び側と縮み側で検知部84aの回転方向が同じになるので、1回路のセンサを用いて伸び側、縮み側で同じ出力を得ることができ、警告を発したり動作を停止させたりする制御を簡素化することができる。なお、検知部84aの回転方向により出力が異なる2回路式のセンサを用い、検知部84aの同じ側を作動させて、伸び側、縮み側を区別して動作制御するようにしてもよい。
なお、この実施形態では、揺動部材63を揺動させる軸部材72に伸び側ストライカ82及び縮み側ストライカ83を設けているが、少なくとも一方が独立して調整可能となっていれば、他の構成でもよい。
図5,6では、エンドレスチェーン51が最大摩耗伸びとなった状態を示している。この状態は、伸び側ストライカ82がリミットスイッチ84の検知部84aに当接し、検出装置81によってエンドレスチェーン51が最大の伸び量となったことが検出された状態である。なお、エンドレスチェーン51が破断した場合も、同様に検出される。
また、エンドレスチェーン51の旋回軸線Lにおける寸法が短くなると、後述する図9のように、縮み側ストライカ83の上端部が検出装置81のリミットスイッチ84に設けられた検知部84aに当接して検出される。このように、検出装置81は、エンドレスチェーン51の旋回軸線Lにおける伸び方向の寸法変化及び縮み方向の寸法変化を検知する機能を有している。
この張力調整機構70によれば、エンドレスチェーン51は、揺動側の従動ローラ57によって下方へ向けて付勢され、ばね部材71によって適切な張力がかけられた状態となる。つまり、ばね部材71で揺動部材63を付勢することにより、揺動部材63を介して従動ローラ57の移動軸59が固定側の支持軸60を中心に、エンドレスチェーン51の駆動側チェーン案内部53(上部)に対して従動側チェーン案内部56(下部)を下方に向けて付勢される。これにより、エンドレスチェーン51に対して駆動側チェーン案内部53と従動側チェーン案内部56とが離れる方向に適切な張力がかけられた状態となる。この実施形態では、エンドレスチェーン51に張力をかける動きを、支持軸60を中心とした揺動部材63の円運動としているため、簡単な構成でも固渋などが起こりにくくできるので、エンドレスチェーン51の動作に応じた張力を安定してかけることができる。
その上、エンドレスチェーン51の非作業側Rで、揺動部材63を揺動させて張力を保持するため、エンドレスチェーン51の作業側Fでは離間した従動側チェーン案内部56と駆動側チェーン案内部53との間に距離変化はなく、パレット30の昇降に影響することなくエンドレスチェーン51の張力を保つことができる。
また、この実施形態では、従動ローラ57,58の近傍に張力調整機構70が設けられているため、従動ローラ57,58の保守時(給油時)に揺動部材63などにも同時に給油できるので、保守に要する労力も低減できる。
(チェーン状態検知装置の作用)
図8は、エンドレスチェーン51の係合フック52をパレット30の係止部材31に係合させるときの図面であり、(A)は通常の係合した状態を示す側面図、(B)は係合できなかった状態を示す側面図である。図9は、図8(B)に示す係合フック52が係合できなかったことを検知する状態のセンサ部分を示す正面図である。
図8(A)に示すように、エンドレスチェーン駆動機構50によれば、作業側Fにおいて係合フック52をパレット30の下方から上昇させることで係止部材31に係合させられる。この時、係合フック52の凹部52aに係止部材31が嵌り込んで係合させられる。この状態でエンドレスチェーン51を昇降させることで、パレット30が昇降させられる。これが通常の状態であり、エンドレスチェーン51に係合フック52を取り付けているコネクティングピン51cの間隔P1は、旋回軸線L上で正規の間隔P1を保った状態で昇降させられる。
一方、図8(B)に示すように、係合フック52を係止部材31に係合させるときに大きな外力などでエンドレスチェーン51にずれを生じた場合などには、係合フック52を係止部材31に係合できないおそれがある。この場合、係合フック52は、先端部52bが係止部材31の外面に当接した状態となって大きく傾く場合がある。係合フック52が大きく傾くと、エンドレスチェーン51の係合フック52を取り付けている部分の近傍も折れ曲がったり変位する。この状態では、エンドレスチェーン51に係合フック52を取り付けているコネクティングピン51cの間隔P1は、旋回軸線L上では間隔P2となり、正規の間隔よりも小さくなる。また、エンドレスチェーン51は、係合フック52の上下位置でも傾いた状態となる。このため、エンドレスチェーン51は、旋回軸線L上における寸法が小さくなる。
図9に示すように、エンドレスチェーン51の旋回軸線L上における寸法が小さくなると(図8(B))、揺動部材63(図6)を下方に付勢しているばね部材71が圧縮させられ、従動ローラ57が上方(駆動側チェーン案内部53の方向)に揺動させられる(図5に示す二点鎖線の状態)。これにより、軸部材72に取り付けられている縮み側ストライカ83が上昇し、リミットスイッチ84の検知部84aを押し上げてエンドレスチェーン51の旋回軸線L上の寸法が縮む方向に変化したことが検知される。
このように、エンドレスチェーン51の旋回軸線Lの位置における寸法が縮む方向に変化した場合、その寸法変化を検出装置81で検出することができる。そして、エンドレスチェーン51の寸法変化を検知したことで、制御装置5からの信号で駆動機6を停止させてエンドレスチェーン51の旋回を停止させることができる。
しかも、上記チェーン状態検知装置80によれば、軸部材72の位置変化でエンドレスチェーン51の旋回軸線Lにおける寸法に伸び(例えば、磨耗伸びや弾性伸びの状態(ばね部材71が伸長))と縮み(例えば、係合フック52の係合不良や係合フック52が周辺部品などに引っ掛かった状態(ばね部材71が圧縮))の両方を検知できる。よって、エンドレスチェーン51の旋回軸線Lにおける寸法変化を検出する構成を省スペースで構成することができ、チェーン状態検知装置80の調整も容易に行える。
(第2実施形態に係るエンドレスチェーン駆動機構の構成)
図10は、第2実施形態に係るエンドレスチェーン駆動機構100における従動側チェーン案内部56を示す側面視の拡大図である。なお、上記図5に示すエンドレスチェーン駆動機構50と同一の構成には同一符号を付して、その説明は省略する。
第2実施形態に係るエンドレスチェーン駆動機構100では、下部の従動側チェーン案内部56に設けられた第2の従動側チェーン案内部材たる従動ローラ57が、移動軸59によって張力調整機構110の連結部材73に支持されている。この実施形態の連結部材73は、下部が従動ローラ57を跨ぐように形成されている。この実施形態の軸部材72は、水平板89の貫通穴87の部分においてガイドされており、従動ローラ57の移動軸59がエンドレスチェーン51に張力を与える方向に移動可能となっている。軸部材72は、回転すること無く昇降するようにガイドされている。なお、第1の従動側チェーン案内部材たる従動ローラ58は、支持軸60によってフレーム部材4に支持されている。
この実施形態では、このような構成の張力調整機構110により、ばね部材71で軸部材72を介して第2の従動側チェーン案内部材たる従動ローラ57に付勢力を作用させている。そして、軸部材72の所定位置に縮み側ストライカ83が固定ナット79で固定され、規制板76の位置に伸び側ストライカ82の下端が固定ナット77で固定されている。この張力調整機構110における他の構成、付勢力の調整などは図5の張力調整機構70と同様であるため、その説明は省略する。
この実施形態のエンドレスチェーン駆動機構100によっても、エンドレスチェーン51の旋回軸線Lにおける縮み方向の寸法変化を縮み側ストライカ83の移動からリミットスイッチ84によって検知することができる。また、エンドレスチェーン51の旋回軸線Lにおける伸び方向の寸法変化は伸び側ストライカ82の移動からリミットスイッチ84によって検知することができる。
よって、エンドレスチェーン51の旋回軸線Lにおける寸法変化が所定の範囲を越えると、リミットスイッチ84によって検知してエンドレスチェーン51の旋回を止めるなどの対応が可能となる。したがって、係合フック52の係合不良などが生じた場合でも、エンドレスチェーン51の旋回軸線Lにおける寸法変化から適切に検知して、エンドレスチェーン51の旋回動作を止めるなどの対策を迅速に行うことが可能となる。
(第3実施形態に係るエンドレスチェーン駆動機構の構成)
図11は、第3実施形態に係るエンドレスチェーン駆動機構120を示す側面図である。図12は、図11に示すエンドレスチェーン駆動機構120における従動側チェーン案内部56を示す側面視の拡大図である。なお、上記図10に示すエンドレスチェーン駆動機構100と同一の構成には同一符号を付して、その説明は省略する。
第3実施形態に係るエンドレスチェーン駆動機構120は、駆動側チェーン案内部53に1つの駆動側チェーン案内部材たる駆動スプロケット54が設けられ、従動側チェーン案内部56に1つの従動側チェ-ン案内部材たる従動ローラ57が設けられている。このエンドレスチェーン駆動機構120によれば、従動ローラ57をエンドレスチェーン51に張力を与える方向に移動可能に支持された1個のローラ(またはスプロケット等)とし、その従動ローラ57に直接張力を掛けるようにしている。その他の構成は、上記エンドレスチェーン駆動機構100と同一であるため、その説明は省略する。
このエンドレスチェーン駆動機構120によっても、エンドレスチェーン51の旋回軸線Lにおける縮み方向の寸法変化を縮み側ストライカ83の移動からリミットスイッチ84によって検知することができる。また、エンドレスチェーン51の旋回軸線Lにおける伸び方向の寸法変化は伸び側ストライカ82の移動からリミットスイッチ84によって検知することができる。
よって、エンドレスチェーン51の旋回軸線Lにおける寸法変化が所定の範囲を越えると、リミットスイッチ84によって検知してエンドレスチェーン51の旋回を止めるなどの対応が可能となる。したがって、係合フック52の係合不良などが生じた場合でも、エンドレスチェーン51の旋回軸線Lにおける寸法変化から適切に検知して、エンドレスチェーン51の旋回動作を止めるなどの対策を迅速に行うことが可能となる。
(総括)
上記チェーン状態検知装置80によれば、エンドレスチェーン51に適切な張力を与えた状態で安定して旋回させることができ、エンドレスチェーン51の旋回軸線Lの位置における寸法に所定の変化が生じた場合にはそれを検知することが可能となる。そして、エンドレスチェーン51の旋回を適切に停止させることが可能となる。
よって、上記した機械式駐車設備1のように、エンドレスチェーン51に適切な張力をかけた状態でパレット30(負荷)の係止部材31にエンドレスチェーン51の係合フック52を掛けて安定して昇降させ、エンドレスチェーン51の旋回軸線Lにおける寸法が変化した場合には適切に検知して停止させることが可能となる。すなわち、例えば、エンドレスチェーン51が所定量伸びて交換時期に近づいていることや、係合フック52とパレット30の係止部材31との係合不良などを検知し、この検知に基づいて機械式駐車設備1を停止させるなどの制御を行うことが可能となる。特に、上記実施形態のように係合フック52の凹部52aが旋回軸線Lに対して水平方向に所定量離れた位置で係止部材31と係合するように構成されている場合には、係合不良や引っ掛かりによる旋回軸線Lの寸法変化が大きくなることがあり、より有益である。
また、上記した実施形態では、チェーン状態検知装置80の保守が従動側チェーン案内部56において容易に可能であるとともに、同じ部位においてエンドレスチェーン51の伸びと縮みを監視するので、省スペースとコストダウンを図ることが可能となる。
(その他の変形例)
エンドレスチェーン駆動機構50のエンドレスチェーン51は、1列や3列以上であってもよく、上記した実施形態に限定されるものではない。従動側チェーン案内部材としては、従動ローラ57、58に代えて公知のスプロケットでもよい。
また、上下に離間して設けられた駆動側チェーン案内部材たる駆動スプロケット54と従動側チェーン案内部材たる従動ローラ57とは別の位置に、エンドレスチェーン51に張力を掛けるための可動のローラ(またはスプロケット等)を設けて張力を掛ける(例えば、旋回軸線Lに対して交差する方向にローラを付勢)構成とし、エンドレスチェーン51の旋回軸線Lにおける寸法の変化を検知することもできる。
また、機械式駐車設備1は、2段以上であれば適用でき、上記した実施形態における構成に限定されない。
また、上記した実施形態は一例を示しており、チェーン状態検知装置80は機械式駐車設備1以外に産業用ロボットや、倉庫などでも利用可能であり、機械式駐車設備1のチェーン状態検知装置80に限定されるものではない。
また、上記した実施形態では、上方に駆動スプロケット54を配置した例を説明したが、下方に駆動スプロケット54を配置した構成でもよく、本発明の要旨を損なわない範囲で種々の構成を変更することは可能であり、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
1 機械式駐車設備
4 フレーム部材
5 制御装置
30 パレット(負荷)
31 係止部材
50 エンドレスチェーン駆動機構
51 エンドレスチェーン
51c コネクティングピン
52 係合フック
52 係合フック(係合部材)
53 駆動側チェーン案内部(旋回部)
54 駆動スプロケット(駆動側チェーン案内部材)
55 アイドルローラ(駆動側チェーン案内部材)
56 従動側チェーン案内部(旋回部)
57 従動ローラ(従動側チェーン案内部材:移動側)
58 従動ローラ(従動側チェーン案内部材:固定側)
59 移動軸
60 支持軸
63 揺動部材
70 張力調整機構
71 ばね部材(付勢部材)
72 軸部材
80 チェーン状態検知装置
81 検出装置
82 伸び側ストライカ
83 縮み側ストライカ
84 リミットスイッチ(センサ)
84a 検知部
100 エンドレスチェーン駆動機構
110 張力調整機構
120 エンドレスチェーン駆動機構
P1 間隔
P2 間隔
L 旋回軸線

Claims (8)

  1. 合部材を有するエンドレスチェーンを、離間した旋回部に配置した駆動側チェーン案内部と従動側チェーン案内部との間で旋回させ、前記エンドレスチェーンに設けた係合部材にパレットを係合させて昇降させるエンドレスチェーン駆動機構を備えた機械式駐車設備であって、
    前記エンドレスチェーン駆動機構は、前記駆動側チェーン案内部において前記エンドレスチェーンを駆動する駆動側チェーン案内部材と、前記従動側チェーン案内部において前記エンドレスチェーンを旋回させる従動側チェーン案内部材と、前記従動側チェーン案内部材と前記駆動側チェーン案内部材との間の張力を保つように付勢して前記エンドレスチェーンの張力を調整する張力調整機構と、前記張力調整機構の変化から前記エンドレスチェーンの旋回軸線における縮み方向の寸法変化を検知する検出装置を含むチェーン状態検知装置と、を有している、
    ことを特徴とするチェーン状態検知装置を備えた機械式駐車設備
  2. 前記検出装置は、前記張力調整機構の変化から前記エンドレスチェーンの旋回軸線における伸び方向の寸法変化を検知する機能をさらに有している、
    請求項1に記載のチェーン状態検知装置を備えた機械式駐車設備
  3. 前記検出装置は、1つのセンサで前記エンドレスチェーンの旋回軸線における縮み方向の寸法変化及び伸び方向の寸法変化を検知するように構成されている、
    請求項2に記載のチェーン状態検知装置を備えた機械式駐車設備
  4. 前記検出装置は、前記エンドレスチェーンの旋回軸線における伸び方向に移動する伸び側ストライカと、縮み方向に移動する縮み側ストライカと、を備え、
    1つの前記センサは、前記伸び側ストライカの伸び方向の移動と、前記縮み側ストライカの縮み方向の移動と、を検知する検知部を有している、
    請求項3に記載のチェーン状態検知装置を備えた機械式駐車設備
  5. 前記伸び側ストライカ及び縮み側ストライカの少なくとも一方は、前記エンドレスチェーンに張力を与える方向に位置調整可能に構成されている、
    請求項4に記載のチェーン状態検知装置を備えた機械式駐車設備
  6. 前記従動側チェーン案内部は、前記エンドレスチェーンの旋回方向の前後に離れて配置された少なくとも2つの前記従動側チェーン案内部材を有し、
    第1の前記従動側チェーン案内部材を支持する支持軸が固定側に支持され、第2の前記従動側チェーン案内部材を支持する移動軸が前記張力調整機構によって前記エンドレスチェーンに張力を与える方向に移動可能に支持されている、
    請求項1~5のいずれか1項に記載のチェーン状態検知装置を備えた機械式駐車設備
  7. 前記従動側チェーン案内部材を支持する揺動部材を備え、
    前記揺動部材は、一端部において第1の前記従動側チェーン案内部材が前記支持軸で支持され、他端部において第2の前記従動側チェーン案内部材が該揺動部材に前記移動軸で支持され、前記支持軸を中心に前記移動軸側が揺動可能に構成されており、
    前記張力調整機構は、前記揺動部材を、前記支持軸を中心に前記移動軸側が前記駆動側チェーン案内部材から離れる方向に付勢する付勢部材を有している、
    請求項6に記載のチェーン状態検知装置を備えた機械式駐車設備
  8. レーム部材の上部に前記駆動側チェーン案内部を備え、前記フレーム部材の下部に前記従動側チェーン案内部を備え、
    前記従動側チェーン案内部の近傍に前記張力調整機構及び前記検出装置を備えている、
    請求項1~7のいずれか1項に記載のチェーン状態検知装置を備えた機械式駐車設備。
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