JP7247646B2 - 保護フィルム - Google Patents
保護フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7247646B2 JP7247646B2 JP2019031803A JP2019031803A JP7247646B2 JP 7247646 B2 JP7247646 B2 JP 7247646B2 JP 2019031803 A JP2019031803 A JP 2019031803A JP 2019031803 A JP2019031803 A JP 2019031803A JP 7247646 B2 JP7247646 B2 JP 7247646B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- protective film
- range
- self
- vehicle exterior
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
図1は、本発明の一実施形態に係るフィルムを概略的に示す断面図である。
このフィルム1は、単層構造を有している透明な自立膜である。ここで使用する用語「自立膜」とは、基板などの支持体によって支持されなくとも、それ自体を単独で取り扱うことができるフィルムを意味している。また、ここで使用する用語「フィルム」は、薄層形状及び可撓性を有している物品を意味し、厚さの概念は含まない。
樹脂組成物は、ポリオール化合物(A)と、イソシアネート化合物(B)と、表面調整剤(C)とを含んでいる。樹脂組成物は、2成分ウレタン系硬化性樹脂組成物である。以下に、各成分について説明する。
ポリオール化合物(A)としては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリエステルポリオール、アクリルポリオール等を使用することができ、これらを併用してもよい。なかでも、芳香族環式構造を有さない、脂肪族ポリエーテルポリオール、脂肪族ポリカーボネートポリオール、脂肪族ポリエステルポリオールを使用することが、耐変色性や透明性の観点から好ましい。
ポリオール化合物(A)に使用可能なポリエーテルポリオールとしては、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドの1種または2種以上を、2個以上の活性水素を有する化合物に付加重合せしめた生成物や、テトラヒドロフランを開環重合して得られるポリテトラメチレンエーテルグリコール、テトラヒドロフランとアルキル置換テトラヒドロフランとを共重合させた変性ポリテトラメチレンエーテルグリコールや、ネオペンチルグリコールとテトラヒドロフランとを共重合させた変性ポリテトラメチレンエーテルグリコールが挙げられる。
ポリオール化合物(A)の水酸基価は、ポリウレタン硬化物の破断強度及び破断伸びの観点から、好ましくは70~500mgKOH/g、更に好ましくは200~450mgKOH/gである。水酸基価が70mgKOH/g未満ではポリウレタン硬化物の破断強度が低下する傾向にあり、500mgKOH/gを超えるとポリウレタン樹脂の破断伸びが低下する傾向にある。水酸基価の分析方法はJIS K1557-1(2007年)に則り測定した。
イソシアネート化合物(B)としては、例えば、脂肪族、脂環族または芳香族の各種公知のポリイソシアネート化合物が挙げられる。例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4-トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4-トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、及びダイマー酸のカルボキシル基をイソシアネート基に転化したダイマージイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート;1,4-シクロヘキサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1-メチル-2,4-シクロヘキサンジイソシアネート、1-メチル-2,6-シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’-ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート及び1,3-ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンなどの脂環族ジイソシアネート;キシリレンジイソシアネート、4,4’-ジフェニルジイソシアネート、2,4-トリレンジイソシアネート、2,6-トリレンジイソシアネート、m-フェニレンジイソシアネート、p-フェニレンジイソシアネート、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’-ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、4,4’-ジベンジルジイソシアネート、ジアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、テトラアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、1,5-ナフチレンジイソシアネート、3,3’-ジメチル-4,4’-ビフェニレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、及びm-テトラメチルキシリレンジイソシアネートなどの芳香族ジイソシアネート等が挙げられる。これらは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
表面調整剤(C)としては、公知乃至慣用のレベリング剤を使用することができる。中でも、硬化性樹脂組成物の表面張力の低下性能により優れる観点から、シリコーン系レベリング剤及びフッ素系レベリング剤が好ましい。
樹脂組成物は、必要に応じて、他の成分(D)を更に含有することができる。
樹脂組成物は、その他の成分、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤(HALS等)、つや消し剤(シリカ、ガラス粉、金属酸化物等)、着色剤(染料、顔料等)、光拡散剤、低収縮剤、沈降防止剤、消泡剤、帯電防止剤、防曇剤、分散剤、増粘剤、タレ止め剤、乾燥剤、レベリング剤、カップリング剤、付着促進剤、防錆顔料、熱安定剤、皮膜物質改質剤、スリップ剤、スリキズ剤、可塑剤、防菌剤、防カビ剤、防汚剤、難燃剤、重合防止剤、光重合促進剤、増感剤、熱開始剤(熱カチオン重合開始剤、熱ラジカル重合開始剤)、及び離型剤等の添加剤の1以上を更に含有していてもよい。
ポリオール成分及びポリイソシアネート成分としては、いずれも常温(23℃)で液体のものを用いることができ、この場合、溶剤を用いずに熱硬化性ポリウレタンを得ることができる。
図1に示すフィルム1は、例えば、上記の樹脂組成物からなる塗膜を支持体上に形成し、塗膜を加熱し硬化させ、その後、硬化した膜を支持体から剥離することにより得る。フィルム1の製造には、例えば、図2に示す装置を利用することができる。
このフィルム製造装置100は、ロール・ツー・ロール式のダイコータである。このフィルム製造装置は、巻出ロール110と、キャリアフィルム120と、ガイドロール130a乃至130eと、バックアップロール140と、ダイヘッド150と、ヒータ160と、剥離ロール170と、巻取ロール180a及び180bとを含んでいる。
剥離ロール170は、キャリアフィルム120に支持されたフィルム1上を転動するように設置されている。剥離ロール170は、キャリアフィルム120の移動方向に対して、フィルム1の移動方向を急激且つ大きく異ならしめ、これにより、フィルム1をキャリアフィルム120から剥離する。
フィルム1は、例えば、以上のようにして製造する。
図3は、図1に示すフィルムの応用例を概略的に示す断面図である。
図3には、図1に示すフィルム1を含んだ多層フィルム10を描いている。多層フィルム10は、例えば、保護フィルムである。
図1に示すフィルム1を以下の手順で作製した。
先ず、ポリオール化合物(A)の水酸基とイソシアネート化合物(B)のイソシアネート基との当量比OH/NCOが1となるようにこれら化合物を混合し、これらの合計量100質量部に対して0.05質量部の表面調整剤(C)を加え、遊星攪拌脱泡機(マゼルスターKK5000、KURABO製)を用いて15分間攪拌して、塗液を調製した。ここで、ポリオール化合物(A)としては、XU-19923A(ペルノックス(株)製)を使用した。また、イソシアネート化合物(B)としては、XU-19923B(ペルノックス(株)製)を使用した。そして、表面調整剤(C)としては、BYK-SILCLEAN3700(ビックケミー・ジャパン(株)製)を使用した。
ポリオール化合物(A)の水酸基とイソシアネート化合物(B)のイソシアネート基との当量比OH/NCOを0.8に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法によりフィルムを作製した。
ポリオール化合物(A)の水酸基とイソシアネート化合物(B)のイソシアネート基との当量比OH/NCOを1.2に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法によりフィルムを作製した。
表面調整剤(C)の量を、ポリオール化合物(A)の水酸基とイソシアネート化合物(B)の合計量100質量部に対して3質量部に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法によりフィルムを作製した。
ポリオール化合物(A)の水酸基とイソシアネート化合物(B)のイソシアネート基との当量比OH/NCOを0.7に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法によりフィルムの作製を試みた。しかしながら、本例では、硬化不良を生じ、フィルムを得ることはできなかった。
ポリオール化合物(A)の水酸基とイソシアネート化合物(B)のイソシアネート基との当量比OH/NCOを1.3に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法によりフィルムの作製を試みた。しかしながら、本例では、硬化不良を生じ、フィルムを得ることはできなかった。
表面調整剤(C)の量を、ポリオール化合物(A)の水酸基とイソシアネート化合物(B)の合計量100質量部に対して0.01質量部に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法によりフィルムを作製した。
表面調整剤(C)の量を、ポリオール化合物(A)の水酸基とイソシアネート化合物(B)の合計量100質量部に対して5質量部に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法によりフィルムを作製した。
樹脂組成物として、MDI系熱可塑性ポリウレタンペレットYJ8085(JOOWON社製)を用いた。これを押出機にて180℃で溶融混練した後、Tダイ押出成形することにより、厚さ100μmのフィルムを作製した。
基材フィルムとして、ポリカプロラクタン系熱可塑性ポリウレタンフィルム(エスマーURS PX、日本マタイ(株)製、厚さ100μm)を準備した。このフィルムの表面側に、UV硬化性ウレタンアクリレート(AUP787、(株)トクシキ製、固形分50%)を乾燥後の厚さが10μmとなるように塗布し、塗膜を90℃、3分で乾燥させた。乾燥後、400mJ/cm2のUV照射条件で塗膜を硬化させて、一方の面に保護層(コート層)を有する厚さ110μmのポリウレタンフィルムを得た。
(全光線透過率、ヘイズ、黄色度)
全光線透過率はJIS K7361-1:1997、ヘイズはJIS K7136:2000、黄色度はJIS K7373:2006に準拠して測定し、それぞれ以下の基準で評価した。
全光線透過率:90%以上の場合○、90%未満の場合×
ヘイズ:2%未満の場合○、2%以上の場合×
黄色度:0.5未満の場合○、0.5以上の場合×
(フィルム外観)
フィルムをA4サイズに切り出し、メック(株)製フィッシュアイカウンターを用いて、面積が0.01mm2以上のフィッシュアイを選択した。その後、顕微鏡観察により、選択したフィッシュアイのうち熱劣化に起因するもの、即ち、異物由来でないもの、言い換えると輪郭のないものを計数した。検査面積は0.04m2とした。フィッシュアイがないものを「○」、1個以上のものを「×」とした。
フィルムを100mm×50mmのサイズに切り出して試験サンプルを作製した。23℃、45%RHの雰囲気下且つ大気圧下で、接触角計(協和界面科学(株)製の「DM500」)の試験台に、試験サンプルを粘着テープで固定した。上記の条件下で、サンプル上に純水を2μL滴下して、サンプル表面と純水の接触角を測定した。そして、接触角が95°以上のものを○、接触角が95°未満のものを×とした。
フィルムを100mm×50mmのサイズに切り出して試験サンプルを作製した。23℃、45%RHの雰囲気下且つ大気圧下で、接触角計(協和界面科学(株)製の「DM500」)の試験台に、試験サンプルを粘着テープでしたする。上記の条件下で、サンプル上にオレイン酸を2μL滴下して、サンプル表面とオレイン酸の接触角を測定した。そして、接触角が50°以上のものを○、接触角が50°未満のものを×とした。
キセノンウェザーメーター(アイスーパーUV テスターSUV-W161、岩崎電気(株))を用い、下記の条件で耐候性試験を行った。
照度:100W/m2
温度:63℃
相対湿度:60%RH
照射時間:1000時間
フィルムの黄色度を、以下の基準で判定した。即ち、初期の黄色度が1%以下であり、且つ、耐候性試験後における黄色度が1%未満の場合を「〇」と判定した。そして、初期の黄色度が1%以上であるか、又は、耐候性試験後における黄色度が1%以上の場合を「×」と判定した。黄色度はJIS K7373:2006に準拠して評価した。
引張伸度保持率(%)=(引張伸度(PCT後)/引張伸度(PCT前))×100
引張伸度は、島津製作所社製の卓上形精密万能試験機AGS-Xを用いて、フィルムの流れ方向(Machine Direction;MD)の引張特性試験を行うことにより得た。なお、試験片の寸法は、幅が15mmであり、長さが150mmであった。また、この試験は、チャック間距離を100mmとし、引張速度を300mm/minとして行った。
比較例6のポリウレタンフィルムに対し、以下の方法により耐低温環境性の評価を行った。まず、基材フィルムの保護層を設けた面の裏面側に、アクリル系粘着剤を40μmの厚さで塗工した。その後、アルミバット(アズワン、浅3号)の縁に、この粘着剤付きポリウレタンフィルムを200%に延伸して貼りあわせた。次いで、これを-20℃の冷凍機に2時間放置し、その後、基材フィルムと保護層との密着性を評価した。具体的には、粘着テープをポリウレタンフィルムの縁に圧着させ、これを剥がそうとしたときに、フィルムの破壊、具体的には基材フィルムと保護層との層間剥離を生じるか確認した。
以下に、当初の特許請求の範囲に記載していた発明を付記する。
[1]
熱硬化性ポリウレタンからなる単層構造を有している自立膜としてのフィルムであって、前記熱硬化性ポリウレタンは、ポリオール化合物(A)とイソシアネート化合物(B)と表面調整剤(C)とを含んだ2成分ウレタン系硬化性樹脂組成物の硬化物からなり、前記ポリオール化合物(A)の水酸基と前記イソシアネート化合物(B)のイソシアネート基との当量比(OH/NCO)が0.8乃至1.2の範囲内にあり、前記表面調整剤(C)の量は、前記ポリオール化合物(A)と前記イソシアネート化合物(B)との合計量100質量部に対して0.05乃至3質量部の範囲内にあるフィルム。
[2]
前記表面調整剤(C)はレベリング剤である項1に記載のフィルム。
[3]
前記表面調整剤(C)は、シリコーン系レベリング剤及びフッ素系レベリング剤の少なくとも一方である項1に記載のフィルム。
[4]
前記ポリオール化合物(A)は、水酸基価が70乃至500mgKOH/gの範囲内にある項1乃至3の何れか1項に記載のフィルム。
[5]
前記イソシアネート化合物(B)は、イソシアネート含有量が15乃至30%の範囲内にある項1乃至4の何れか1項に記載のフィルム。
[6]
100W/m 2 の照度、63℃のブラックパネル温度及び60%の相対湿度の条件下で、1000時間にわたってキセノンウェザーメーターを用いた試験を行い、その後、色相評価を行うことにより得られるYI値が、1%未満である項1乃至5の何れか1項に記載のフィルム。
[7]
60℃の温度及び95%の相対湿度の条件下で、1000時間にわたってプレッシャークッカー試験を行い、その後、ヘイズ測定を行うことにより得られるヘイズ値が、2%以下である項1乃至6の何れか1項に記載のフィルム。
[8]
60℃の温度及び95%の相対湿度の条件下で、1000時間にわたってプレッシャークッカー試験を行った直後のヤング率は、前記プレッシャークッカー試験を行う直前のヤング率に対して90%以上である項1乃至7の何れか1項に記載のフィルム。
[9]
60℃の温度及び95%の相対湿度の条件下で、1000時間にわたってプレッシャークッカー試験を行った直後のガラス転移温度Tgは、前記プレッシャークッカー試験を行う直前のガラス転移温度Tgに対して90%以上である項1乃至8の何れか1項に記載のフィルム。
[10]
膜厚が1乃至400μmの範囲内にある項1乃至9の何れか1項に記載のフィルム。
[11]
多層構造を構成している2以上の層を備え、それら層の少なくとも1つは、項1乃至10の何れか1項に記載のフィルムである多層フィルム。
[12]
項1乃至10の何れか1項に記載のフィルム又は項11に記載の多層フィルムを備えた車両外装塗膜の保護フィルム。
Claims (8)
- 熱硬化性ポリウレタンからなる単層構造を有している自立膜としてのフィルム、又は、
多層構造を構成している2以上の層を備えた多層フィルムであって、それら層の少なくとも1つは、単層構造を有している自立膜としての前記フィルムである多層フィルム
を備え、
前記熱硬化性ポリウレタンは、ポリオール化合物(A)とイソシアネート化合物(B)と表面調整剤(C)とを含んだ2成分ウレタン系硬化性樹脂組成物の硬化物からなり、前記ポリオール化合物(A)の水酸基と前記イソシアネート化合物(B)のイソシアネート基との当量比(OH/NCO)が0.8乃至1.2の範囲内にあり、前記表面調整剤(C)はシリコーン系レベリング剤であり、前記表面調整剤(C)の量は、前記ポリオール化合物(A)と前記イソシアネート化合物(B)との合計量100質量部に対して0.05乃至3質量部の範囲内にある車両外装塗膜の保護フィルム。 - 前記ポリオール化合物(A)は、水酸基価が70乃至500mgKOH/gの範囲内にある請求項1に記載の車両外装塗膜の保護フィルム。
- 前記イソシアネート化合物(B)は、イソシアネート含有量が15乃至30%の範囲内にある請求項1又は2に記載の車両外装塗膜の保護フィルム。
- 単層構造を有している自立膜としての前記フィルムは、100W/m2の照度、63℃のブラックパネル温度及び60%の相対湿度の条件下で、1000時間にわたってキセノンウェザーメーターを用いた試験を行い、その後、色相評価を行うことにより得られるYI値が、1%未満である請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両外装塗膜の保護フィルム。
- 単層構造を有している自立膜としての前記フィルムは、60℃の温度及び95%の相対湿度の条件下で、1000時間にわたってプレッシャークッカー試験を行い、その後、ヘイズ測定を行うことにより得られるヘイズ値が、2%以下である請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両外装塗膜の保護フィルム。
- 単層構造を有している自立膜としての前記フィルムは、60℃の温度及び95%の相対湿度の条件下で、1000時間にわたってプレッシャークッカー試験を行った直後のヤング率が、前記プレッシャークッカー試験を行う直前のヤング率に対して90%以上である請求項1乃至5の何れか1項に記載の車両外装塗膜の保護フィルム。
- 単層構造を有している自立膜としての前記フィルムは、60℃の温度及び95%の相対湿度の条件下で、1000時間にわたってプレッシャークッカー試験を行った直後のガラス転移温度Tgが、前記プレッシャークッカー試験を行う直前のガラス転移温度Tgに対して90%以上である請求項1乃至6の何れか1項に記載の車両外装塗膜の保護フィルム。
- 単層構造を有している自立膜としての前記フィルムは、膜厚が1乃至400μmの範囲内にある請求項1乃至7の何れか1項に記載の車両外装塗膜の保護フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019031803A JP7247646B2 (ja) | 2019-02-25 | 2019-02-25 | 保護フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019031803A JP7247646B2 (ja) | 2019-02-25 | 2019-02-25 | 保護フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020132815A JP2020132815A (ja) | 2020-08-31 |
JP7247646B2 true JP7247646B2 (ja) | 2023-03-29 |
Family
ID=72277833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019031803A Active JP7247646B2 (ja) | 2019-02-25 | 2019-02-25 | 保護フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7247646B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005133013A (ja) | 2003-10-31 | 2005-05-26 | Three M Innovative Properties Co | ポリウレタン組成物及びウレタン樹脂フィルム |
JP2005307182A (ja) | 2004-03-24 | 2005-11-04 | Dainippon Ink & Chem Inc | 耐熱性ポリウレタンフィルム |
JP2006274000A (ja) | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Dainippon Ink & Chem Inc | 耐ブロッキング性に優れるポリウレタンフィルム |
JP2015193825A (ja) | 2014-03-27 | 2015-11-05 | ペルノックス株式会社 | 難燃性ポリウレタン樹脂用熱硬化型組成物、難燃性ポリウレタン樹脂及び難燃性物品、並びに電池パック |
JP2019044003A (ja) | 2017-08-30 | 2019-03-22 | Dic株式会社 | 二液硬化型ウレタン樹脂組成物及びフィルム成形品 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH064711B2 (ja) * | 1986-04-25 | 1994-01-19 | 旭硝子株式会社 | 表面改質架橋型ポリウレタン系樹脂シート |
-
2019
- 2019-02-25 JP JP2019031803A patent/JP7247646B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005133013A (ja) | 2003-10-31 | 2005-05-26 | Three M Innovative Properties Co | ポリウレタン組成物及びウレタン樹脂フィルム |
JP2005307182A (ja) | 2004-03-24 | 2005-11-04 | Dainippon Ink & Chem Inc | 耐熱性ポリウレタンフィルム |
JP2006274000A (ja) | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Dainippon Ink & Chem Inc | 耐ブロッキング性に優れるポリウレタンフィルム |
JP2015193825A (ja) | 2014-03-27 | 2015-11-05 | ペルノックス株式会社 | 難燃性ポリウレタン樹脂用熱硬化型組成物、難燃性ポリウレタン樹脂及び難燃性物品、並びに電池パック |
JP2019044003A (ja) | 2017-08-30 | 2019-03-22 | Dic株式会社 | 二液硬化型ウレタン樹脂組成物及びフィルム成形品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020132815A (ja) | 2020-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11440302B2 (en) | Thin protective display film | |
US10090480B2 (en) | Protective display film | |
KR101084403B1 (ko) | 광학용 이접착성 폴리에스테르 필름 | |
CN105176432B (zh) | 一种抗静电聚酯保护膜的制备方法 | |
JP6077620B2 (ja) | 片保護偏光フィルム、粘着剤層付偏光フィルム、画像表示装置およびその連続製造方法 | |
JP4851734B2 (ja) | エスカレータ又は動く歩道の手すりベルト用マーキングフィルム | |
KR102539986B1 (ko) | 표면 보호 필름 | |
JP6513371B2 (ja) | 表面保護シート | |
JP5564760B2 (ja) | 接着性改質基材フィルムおよびハードコートフィルム | |
JP6853738B2 (ja) | ポリウレタン多層フィルム | |
KR20180100244A (ko) | 인쇄가능한 접착제 조성물에 의한 웨브 에지 처리를 갖는 웨브-권취 롤 | |
US20240051277A1 (en) | Polyvinylidene fluoride-acrylate and thermoplastic polyurethane multilayer protective film | |
JP7085551B2 (ja) | 装飾シート | |
JP5493811B2 (ja) | 易接着性ポリエステルフィルム | |
JP6597930B1 (ja) | 易接着性ポリエステルフィルム | |
JP7247646B2 (ja) | 保護フィルム | |
JP5821458B2 (ja) | 積層ポリエステルフィルム | |
JP2022122053A (ja) | フィルム、多層フィルム及び保護フィルム | |
CN115035787B (zh) | 用于柔性显示器的背板膜以及包括其的柔性显示器 | |
CN113165353B (zh) | 用于交通工具外部的装饰膜 | |
CA3171353A1 (en) | Multilayer film | |
JP2021123663A (ja) | 自己修復性フィルムおよびこれを含むデバイス | |
KR102496325B1 (ko) | 점착제층 구비 필름 | |
JP7318409B2 (ja) | 貼り合わせ用粘着シート、多層体および多層体の製造方法 | |
JP2001337602A (ja) | マーキングフィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221129 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20230104 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230227 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7247646 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |