JP7247043B2 - 刻印機 - Google Patents
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このマーキング装置を用いて金属やプラスチックからなるワークの表面に印字を行うには、ピストンおよびスタイラスを振動させてワーク表面の規定位置に点打刻を行い、このスタイラスを振動ペンごと移動させながらワークの必要な位置毎に打刻を繰り返す。
この操作により、ワーク表面の必要な位置に文字、数字、記号などをマーキングすることができる。また、スタイラスを一ヵ所で振動させるとその部分にドットが形成されるので、そのドットを所定のパターンになるように複数形成することにより、いわゆる二次元コードを形成することができる。
ペンケース先端側の筒状のスタイラスホルダー104に軸受け部材105が装着され、鉄心102の先端側にピン状のスタイラス106が取り付けられ、このスタイラス106の先端部が軸受け部材105の先方に突出されている。スタイラス106の先端部がワーク107の刻印面に対向され、スタイラス106の振動によってワーク107の刻印面に打刻できるようになっている。
ペンケース100の先端側のスタイラスホルダー104にはスタイラス106に戻り力を作用させるための圧縮ばね110が収容され、鉄心102に対し圧縮ばね110によってスタイラス106を従属動作させることでスタイラス106を往復駆動することができる。図8において符号112は空気抜き孔を示す。
図12は、図8に示す刻印機Dを分解した状態の一例を示すが、ペンケース100の上部にヘッド部115が着脱自在に取り付けられている。このヘッド部115をペンケース100の上部から取り外すことで、鉄心102とクッション部材116を取り外すことができる。
また、ペンケース100の先端側(下端側)にスタイラスホルダー104が螺合されており、スタイラスホルダー104をペンケース100の先端部から分離するとスタイラス106と圧縮ばね110を取り出すことができるので、スタイラス106を交換することができる。
また、筒型のスタイラスホルダー104の基端側にフランジ部104aが形成され、このフランジ部104aの外周にねじ部104bが形成されている。このため、ペンケース100側のねじ部117からねじ部104bを外すことでスタイラスホルダー104をペンケース100から取り外すことができる。
刻印機Dの内部は鉄心102の往復振動により100~110℃程度の温度に上昇する可能性があり、耐熱性に優れたフッ素ゴムからなるクッション部材116を設けることでクッション部材116の熱劣化を防止している。
具体的には、鉄心102が元の位置に落ち着く前に打刻動作した場合、鉄心102の上死点位置がばらつくことになり、刻印時の打刻力にばらつきを生じる問題がある。打刻力のばらつきを抑えるため、鉄心102が元の位置に落ち着く時間を考慮するように次の打刻点までの移動速度を制御すると、打刻時間が長くなるという問題が生じる。
しかし、従来の刻印機Dにあっては、鉄心の軸受103がペンケース100の内部に圧入または接着により固定されている。このため、軸受103を交換するために、ペンケース100と電磁コイル101と軸受103を纏めて交換する必要があり、軸受103の交換のためのコストが高く、交換に時間もかかる問題があった。
また、本発明は分解が容易であり、スタイラスを含めて鉄心軸受の交換を容易にできるようにした刻印機の提供を目的とする。
(1)本発明は、ペンケースと、該ペンケースの内部に収容された円筒状の電磁コイルと、この電磁コイルによって形成された磁界により電磁コイル内側の移動空間に沿って駆動される鉄心と、前記ペンケースの先端前方側に設けられたスタイラスホルダーと、該スタイラスホルダーによって支持された軸受部材と、前記鉄心の先端側に取り付けられて前記軸受部材を挿通したスタイラスを有する刻印機であって、前記ペンケースにおいて前記鉄心の後端側を収容する内奥部に、前記鉄心の上死点において前記鉄心の衝突を受けるダンパー部材が設置され、該ダンパー部材と前記ペンケースの最奥部との間にクッション部材が介挿されるとともに、前記ダンパー部材が、前記内奥部に挿入され、前記鉄心を受ける金属製のホルダー部材と、該ホルダー部材の周面と前記ペンケースの内奥部内周面との隙間に介挿される弾性体を備えたことを特徴とする。
この構成により、鉄心が上死点位置に移動した場合にダンパー部材に衝突し、クッション部材を変形させるが、ダンパー部材がペンケース内壁との摩擦によってクッション部材へ伝達される運動エネルギーの一部を減衰する。また、クッション部材が変形された状態から元の状態に戻る際にも同様の作用が生じるため、クッション部材の反発力を低減できる。
このため、鉄心位置の復元時間を考慮し、次の打刻点への移動速度を低く抑える必要がなくなり、高速動作を維持したまま、ペンケース内を鉄心が移動する時の上死点位置のばらつきを抑制でき、打刻力のばらつきの無い、正確な打刻ができる打刻機を提供できる。
また、鉄心からの衝撃を、ダンパー部材を介しクッション部材に伝達するのでクッション部材の耐久性向上効果を得ることができる。
このため、鉄心からの衝撃によりクッション部材に生成する変形量を削減することができ、クッション部材の変形が元に戻る反発力を大幅に低減できる効果を得ることができ、鉄心が移動する場合の上死点位置のばらつきを抑制でき、打刻力のばらつきの無い、正確な打刻ができる打刻機を提供できる。
このため、鉄心軸受を交換する必要が生じた場合、スタイラスホルダーと鉄心の取り外しを行うことでペンケースから鉄心軸受を容易に取り出すことができ、従来構造ではできなかった鉄心軸受けの交換を可能とする。
ホルダー部材の取り出しが簡単になることで、クッション部材、ホルダー部材、弾性体のいずれかの交換やメンテナンスのために作業を容易にできる。
結果として、鉄心の位置が元に戻る場合の復元時間を大幅に短縮でき、ペンケース内部の温度が高くなった場合であっても鉄心の位置が元に戻る場合の復元時間を大幅に短縮できる。
このため、ペンケース内を鉄心が移動する場合の上死点位置のばらつきを抑制でき、打刻力のばらつきの無い、正確な打刻ができる打刻機を提供できる。また、鉄心からの衝撃についてダンパー部材を介しクッション部材に伝達するのでクッション部材の耐久性も向上できる。
図1、図2は第1実施形態の刻印機を示すもので、この実施形態の刻印機Aは、図示略の3軸ステージ機構などの駆動機構により全体を水平方向のX軸方向とY軸方向に移動自在に、かつ、鉛直方向のZ軸方向に沿って移動自在に支持されている。
3軸ステージ機構はX軸とY軸とZ軸のそれぞれの軸に沿って移動自在にステージが設けられ、それらの各軸のステージを支持する支柱や支持体、アクチュエーターなどを備えて構成される公知の駆動機構である。
各軸をスクリュウ軸としてスクリュウ軸に沿ってステージが移動される機構、各軸に取り付けられたリニアアクチュエーターによってステージが移動される機構など公知の種々の機構があるが、本実施形態では刻印機AをX軸方向とY軸方向とZ軸方向に3軸移動できる構造であれば、公知の範囲でいずれの構造の3軸ステージ機構を用いても良い。
XYZ軸に沿う方向に刻印機Aを移動するステージ機構は、XYZ軸に沿う方向それぞれ設けられた案内レールに加工ヘッドを支持するステージ(架台)を備え、各ステージを案内レールに沿って移動自在に支持した一般的な3軸ステージ機構を広く採用することができる。
ペンケース2は、筒状の本体部2Aとその上端部に一体化されたヘッド部材2Bからなり、本体部2Aの上部がヘッド部材2Bで閉じられている。本体部2Aの下端部には筒状のスタイラスホルダー6が装着され、スタイラスホルダー6の先端側内部に厚肉筒型の軸受部材7が支持され、この軸受部材7の貫通孔7aを通過して下方に突出するようにスタイラス3が設けられている。
鉄心13はその上部をヘッド部材2Bの内部空間に到達させ、その下部を本体部2Aの内上部に位置させるようにペンケース2の内部に収容されている。このため、ヘッド部材2Bの内部空間はペンケース2の内奥部に位置している。なお、鉄心13にはその上面と下面に達する空気抜き孔13aが形成されている。
ダンパー部材12は、図3に拡大して示すように金属製の厚肉円筒状のホルダー部材14と、ホルダー部材14の上端部に形成されたフランジ部14bと、ホルダー部材14の下端部に形成されたフランジ部14cから構成されている。ホルダー部材14の外周部には、上下のフランジ部14b、14cに挟まれるように周溝型の収容部14dが形成され、この収容部14dにゴム等の弾性材料からなるOリング(弾性体)17が上下に3列巻回されている。
クッション部材15はシリコンゴム、例えば、制振型のシリコンゴム、あるいは、フッ素樹脂などの弾性を有する耐熱樹脂からなり、ヘッド部材2Bの内奥部の最も奥側に収容され、ホルダー部材14によりヘッド部材2Bの内奥部の最も深い位置に係止されている。図1の例においてクッション部材15は角形断面のリング状に形成されている。
圧縮ばね21は、圧縮コイルばねからなり、鉄心13が下降してスタイラス3を下方に所定長さ押し出した場合に軸受部材7に支持されて縮小し、鉄心13に反力を与える。電磁コイル8からの電磁力により鉄心13が下降し、次いで電磁コイル8からの電磁力が解消された場合、ばね部材21の反発力により鉄心13は上方に押し戻され元の位置に復帰する。
スタイラス3の先端部3aは円錐形状に加工されている。スタイラス3は鉄心13に対し取付部20を介し着脱自在に取り付けられ、スタイラス3の先端部が摩耗した場合にスタイラス3を単独で交換できるように構成されている。
本体部2Aの先端部(下端部)外周面に、その周回りに定間隔で2本の円柱状のフックピン18が突設され、これらのフックピン18に係止するように以下に説明する取付金具19が設けられている。
フックピン18を切欠部19eに挿入し、受部19gにフックピン18を収容させるようにフック爪19cでフックピン18を係止することで、スタイラスホルダー6をペンケース2の下端部に取付金具19によって固定することができる。
なお、リング部19Aに2つ設けられているアングルフック部19Bのフック爪19cは、図1に示すようにペンケース2の周回り方向に同じ向きに形成されている。
取付金具19のリング部19Aとスタイラスホルダー6のフランジ部6bとの間に、ゴムからなるOリング22が介挿されている。
鉄心13が下降することでスタイラス3も下降する。鉄心13が下降するとばね部材21を圧縮するので鉄心13に反力が作用する。ここで制御回路25から電磁コイル8への通電を停止すると、ばね部材21の反力により鉄心13は元の位置に戻り、スタイラス3も元の位置に戻る。制御回路25から、例えば矩形波を印加するとスタイラス3は上下に所定距離間欠的に移動するので、スタイラス3を上下方向に振動させることができる。
また、下死点から鉄心13が上昇して上死点に戻る場合、鉄心13の上方に位置するホルダー部材14の底部に鉄心13の上端部が衝突して停止する。
この衝突の際、ホルダー部材14は若干上方に移動し、クッション部材15を若干押圧して変形させる。クッション部材15はシリコンゴムまたはフッ素ゴムからなるので、良好な制振性を発揮するとともに、変形後元の形状に戻り、ホルダー部材14を若干下方に押し返す。クッション部材15が元の形状に戻ると駆動回路25の指令により電磁コイル8が発生させた磁界に応じて鉄心13が再び下方に移動する。
クッション部材15は耐熱性に優れたシリコンゴムあるいはフッ素ゴムから構成されているので、上述の温度上昇に耐えることができ、長時間の運転にも支障はない。
ただし、シリコンゴムやフッ素ゴムは、100℃程度の温度に加熱された場合、制振性が低下する傾向がある。ここで言及する制振性の低下とは、クッション部材15が変形後、元の形状に戻る場合の反発力が、常温の場合の反発力より強くなることを意味する。
ホルダー部材14が移動することでクッション部材15も変形されるが、その変形量は、ホルダー部材14が無く、鉄心13がクッション部材15に直接衝突する場合よりも軽減される。このため、鉄心13が元の位置に落ち着くまでの時間を大幅に短縮できる。
一例として、後述する実施例において示すように、従来構造に対し本実施形態の構造を採用することで、鉄心13が元の位置に落ち着くまでの時間を半分程度またはそれ以下に削減できる。
従って、刻印機Aの内部が100℃程度に加熱された場合であっても、鉄心13の移動に対するクッション部材15からの影響が無くなり、スタイラス3を常温と同等の条件で駆動しても刻印時の打刻力がばらつくという問題を生じなくなる。
本実施形態の刻印機Aは、取付金具19によってスタイラスホルダー6をペンケース2に固定している。
図2に示すようにフック爪19cがペンケース2のフックピン18に係止されているので、ペンケース2を固定したまま、取付金具19を図2に示す状態から左回りに所定角度回転させると、フックピン18からフック爪19cを外すことができる。
取付金具19をフックピン18から外すことで、スタイラスホルダー6の固定力を解除できるのでスタイラスホルダー6をペンケース2から簡単に取り外すことができる。
なお、図12に示す従来構造のようにペンケース100のねじ部117にスタイラスホルダー104のねじ部104bを螺合する構造では、打刻時の振動によりねじが緩まないようにねじ部104bのトルク管理を厳格に行う必要がある。この点、フック爪19cをフックピン18に係合する構造では上述のトルク管理は不要となり、フック爪19cをフックピン18に係合するのみの操作でスタイラスホルダー6の固定を完了できる。
従来の刻印機Dでは図12に示すようにスタイラスホルダー104を分離するためにスタイラスホルダー104を何周か回転させてねじ部104bの螺合を解除することが必要である。これに対し、本実施形態の刻印機Aでは取付金具19を数10゜回転させてフックピン18からフック爪19cを取り外すという操作のみでスタイラスホルダー6を取り外すことができ、従来よりも簡単にスタイラス3の交換ができる。
上述のようにスタイラスホルダー6を外すと、スタイラス3と鉄心13をペンケース2から簡単に抜き出すことができ、鉄心13を外した後は、軸受ホルダー4から鉄心軸受9を簡単に外すことができるので、ペンケース2から鉄心軸受9のみを引き出して鉄心軸受9のみを簡単に単独交換できる。
図4に本実施形態の刻印機Aを分解した状態を示す。図4に示すように分解することにより、スタイラス3の交換の他に、ホルダー部材14やOリング17の交換、鉄心軸受9の交換なども容易に行うことができる。
以上説明したように図1に示す刻印機Aであるならば、フックピン18からフック爪19cを取り外すことによりスタイラスホルダー6を外すことができ、これにより軸受ホルダー4と鉄心軸受9、ホルダー部材14、クッション部材15を順次取り外すことができる。
よって、本実施形態の刻印機Aは、分解が容易であり、軸受ホルダー4と鉄心軸受9、ホルダー部材14、クッション部材15の交換を容易にできる特徴を有する。
そして、この構造を採用した場合に20℃において鉄心102が振動し、クッション部材116に衝突することによって生じるバウンド特性について図5(B)に示し、105℃の場合に得られる同バウンド特性について図5(C)に示す。
この刻印機には、ペンケースの内壁部に274回巻きコイルを有する電磁コイルを適用した。駆動条件は、24.5A/4.3ms通電ON、130ms通電OFFの条件を採用した。
駆動部の電圧:80V(コンデンサ充放電回路)、ペン部=鉄心(スタイラス振幅):10mm、コイル巻き数:274、コイル線径:0.8mm、スタイラス軸径:5mmに設定している。
図5(B)に示すように20℃の場合は、フッ素ゴムのクッション部材116が良好な制振性を発揮するので、スタイラス3の変位のピーク値が8mmであり、打刻を示す最初のピーク幅は18mSとなり、その他のピークは生じていない。
図6(A)に示す構造を採用した場合に20℃において鉄心13が振動し、ホルダー部材に衝突することによって生じるバウンド特性について図6(B)に示し、105℃の場合に得られるバウンド特性について図6(C)に示す。
しかし、ホルダー部材を設けていない場合を示す図5(C)のバウンド特性の時間(114ms)よりも短い時間(57ms)でスタイラスの変位を安定化することができたので、ホルダー部材を設けた効果を得ることができた。
しかし、スタイラスが安定するまでに32msを要することは刻印機において許容範囲の時間であり、図6(C)に示すように105℃の場合にスタイラスが安定するまでに57msの戻り時間を要しているので、図6(A)の構造であってもダンパー部材を設置することの効果は確認できた。
この構造を採用した場合に20℃において鉄心13が振動し、ホルダー部材14に衝突することによって生じるバウンド特性について図7(B)に示し、105℃の場合に得られるバウンド特性について図7(C)に示す。
即ち、図7(A)に示す構造を採用すると、図5(B)に示す従来の刻印機Dの20℃の場合の戻り時間よりも短く、かつ、105℃の場合は図5(C)に示す従来の刻印機Dの105℃の場合の戻り時間に対し、半分以下の時間でスタイラスが安定した。
このことから、先に説明したダンパー部材12を設けた実施形態の構造であれば、クッション部材15の変形が戻ってスタイラス3が安定するまでの戻り時間を20℃の場合も105℃の場合も従来の刻印機Dよりも短縮できたことがわかる。特に、105℃の場合は、本発明者が最も好ましい目標値と考える50ms以下に短縮することができた。
6…スタイラスホルダー、7…軸受部材、8…電磁コイル、9…鉄心軸受、
12…ダンパー部材、13…鉄心、14…ホルダー部材、14b、14c…フランジ部、14d…収容部、14f…雌ねじ部、15…クッション部材、
17…弾性体(Oリング)、18…フックピン、19…取付金具、
19c…アングルフック部、21…圧縮ばね、25…駆動回路、W…ワーク。
Claims (7)
- ペンケースと、該ペンケースの内部に収容された円筒状の電磁コイルと、この電磁コイルによって形成された磁界により電磁コイル内側の移動空間に沿って駆動される鉄心と、前記ペンケースの先端前方側に設けられたスタイラスホルダーと、該スタイラスホルダーによって支持された軸受部材と、前記鉄心の先端側に取り付けられて前記軸受部材を挿通したスタイラスを有する刻印機であって、
前記ペンケースにおいて前記鉄心の後端側を収容する内奥部に、前記鉄心の上死点において前記鉄心の衝突を受けるダンパー部材が設置され、該ダンパー部材と前記ペンケースの最奥部との間にクッション部材が介挿されるとともに、
前記ダンパー部材が、前記内奥部に挿入され、前記鉄心を受ける金属製のホルダー部材と、該ホルダー部材の周面と前記ペンケースの内奥部内周面との隙間に介挿される弾性体を備えたことを特徴とする刻印機。 - 前記鉄心が円柱状であり、前記ペンケースの内奥部が丸穴状であり、前記ホルダー部材が円筒状であり、前記ホルダー部材の外周面と前記ペンケースの内奥部内周面との間に弾性体からなるOリングが介挿されたことを特徴とする請求項1に記載の刻印機。
- 前記ホルダー部材の先端側外周と後端側外周にフランジ部が形成され、前記先端側外周のフランジ部と前記後端側外周のフランジ部の間の前記ホルダー部材外周面に前記Oリングを収容可能な周溝型の収容部が形成されたことを特徴とする請求項2に記載の刻印機。
- 前記ペンケースの先端部にスタイラスホルダーが装着され、前記ペンケースの先端側外周部に設けられたフックピンに係止するアングルフック部を備えた取付金具により、前記スタイラスホルダーが支持されたことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の刻印機。
- 前記スタイラスホルダーが弾性部材を介し前記取付金具によって前記ペンケースの先端部に押圧固定されたことを特徴とする請求項4に記載の刻印機。
- 前記ペンケースの内部に電磁コイルが取り付けられ、該電磁コイルの内側に軸受ホルダーを介し鉄芯軸受が着脱自在に取り付けられたことを特徴とする請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の刻印機。
- 前記ホルダー部材が筒型であり、その内周部に雌ねじ部が形成されたことを特徴とする請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の刻印機。
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