JP7246962B2 - ウォーターサーバ - Google Patents

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Description

本発明は、ウォーターサーバに関する。
従来、飲料水ボトルからの飲料水を冷水タンクや温水タンクに供給して冷却や加熱を行うと共に、冷却又は加熱された飲料水を筐体前方の出水口から出水するウォーターサーバが知られている。このウォーターサーバは、冷水タンク及び温水タンクから出水口まで飲料水を誘導する流路が形成されると共に、流路上に弁機構が設けられており、弁機構の開閉によってユーザに飲料水を提供したり飲料水の提供を停止したりする(例えば特許文献1参照)。
特開2017-178360号公報
しかし、飲料水の供給を停止して弁機構が閉じた場合には弁機構から出水口までに飲料水が残存する。このように残存した飲料水は衝撃等の種々の理由によって突然流れ出してしまうことがある。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その発明の目的とするところは、弁機構が閉じた後に弁機構から出水口までに残存する飲料水が流れ出してしまう可能性を低減させることが可能なウォーターサーバを提供することにある。
本発明に係るウォーターサーバは、飲料水タンクと、飲料水流路と、飲料水流路上の弁機構と、飲料水流路のユーザ側端部に設けられた筒状の出水口部材と、を備え、弁機構の弁体が開動作したときに飲料水タンク内の飲料水を出水口部材から出水するものである。このウォーターサーバにおいて、出水口部材は、流路部と、流路部よりも先端側において内側に突出して流路部よりも縮径された第1縮径部と、第1縮径部よりも先端側において内側に突出して第1縮径部よりも縮径された第2縮径部と、第1縮径部の内壁を刳り貫いて形成された刳り貫き部と、を有する。
本発明によれば、第1縮径部と第2縮径部とを備えるため、2段の縮径部に飲料水を載せるように保持して飲料水の流れ出しを抑えることができる。従って、弁機構が閉じた後に弁機構から出水口までに残存する飲料水が流れ出してしまう可能性を低減させることができる。
本発明の実施形態に係るウォーターサーバを示す斜視図である。 図1に示したウォーターサーバの内部の概要を示す構成図である。 図2に示した電磁弁機構及びその周辺を示す正面図である。 本実施形態に係るウォーターサーバの出水口部材を示す構成図であって、(a)が上面図を示し、(b)が断面図を示している。 第2実施形態に係る出水口部材を示す構成図であって、(a)が上面図を示し、(b)が断面図を示している。 電磁弁機構の断面図である。
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用されていることはいうまでもない。
図1は、本発明の実施形態に係るウォーターサーバを示す斜視図である。図1に示すウォーターサーバ1は、外観視して略四角柱形状となる筐体10を基本構成とし、この筐体10の前面側に出水口部材20や操作パネル30が設けられて構成されている。このようなウォーターサーバ1は、筐体10の上部に飲料水ボトル(飲料水タンク)Bが載置されている。なお、飲料水ボトルBは、筐体10の上部に限らず、下部に内蔵されるようになっていてもよい。
出水口部材20は、ユーザの操作パネル30への操作に応じて飲料水を出水する出水口として機能する筒状部材である。この出水口部材20は、筐体10の前面から後方に向けて奥まるように形成された凹部11に少なくとも一部が収納されて形成されている。操作パネル30は、ユーザからの操作を受け付ける操作部であって、例えば冷水(第1所定温度(例えば20℃)未満の温度の水)の出水操作、温水(第2所定温度(例えば40℃)以上の温度の水)の出水操作、温水の加熱操作など、種々の操作が可能となっている。
図2は、図1に示したウォーターサーバ1の内部の概要を示す構成図である。図2に示すように、ウォーターサーバ1は、筐体10(図1参照)の内部に冷水タンク(飲料水タンク)T1と、温水タンク(飲料水タンク)T2と、フロート弁Fとを備えている。さらに、ウォーターサーバ1は、各流路(飲料水流路)R1~R3と、電磁弁機構40とを備えている。
冷水タンクT1は、飲料水ボトルBから飲料水を導入して貯留するタンクである。この冷水タンクT1内にはフロート弁Fが設けられている。フロート弁Fは、冷水タンクT1内の飲料水量が所定量未満となると導水路Cを開放して飲料水ボトルBからの飲料水を冷水タンクT1内に導入する。一方、フロート弁Fは、冷水タンクT1内の飲料水量が所定量に達すると導水路Cを閉塞して飲料水ボトルBからの飲料水の導入を禁止する。この結果、冷水タンクT1内は、飲料水が所定の水面高さで維持されることとなる。また、冷水タンクT1には、熱交換部(不図示)が設けられており、冷水タンクT1内に導入された常温水(第1所定温度以上第2所定温度未満の水)が熱交換部によって冷却されて冷水化される。
温水タンクT2は、配管を通じて冷水タンクT1の下方に接続されており、冷水タンクT1からの飲料水を導入して貯留するものである。この温水タンクT2の周囲にはヒータH等の加熱機構が設けられており、温水タンクT2内の飲料水はヒータHによって加熱されて温水化される。なお、冷水タンクT1は、内部の飲料水について熱交換部によって冷却され難い上層と、熱交換部によって冷却される下層とに分ける板部材(不図示)を有し、温水タンクT2は、冷水タンクT1の上層からの飲料水を導入することが好ましい。
各流路R1~R3は飲料水を電磁弁機構40まで導くための流路である。このうち第1流路R1は、冷水タンクT1内の冷水を電磁弁機構40まで導くための流路である。第1流路R1は、例えば一端が冷水タンクT1に接続され、他端が電磁弁機構40に接続されている。なお、冷水は不図示のポンプによって又は水圧を利用して電磁弁機構40まで圧送される。
第2流路R2は、温水タンクT2内の温水を電磁弁機構40まで導くための流路である。第2流路R2は、例えば一端が温水タンクT2に接続され、他端が電磁弁機構40に接続されている。なお、温水についても不図示のポンプによって又は水圧を利用して電磁弁機構40まで圧送される。
第3流路R3は、常温水を電磁弁機構40まで導くための流路である。第3流路R3は、例えば一端が飲料水ボトルBからの飲料水を冷水タンクT1に導入するための導水路Cに接続され、他端が電磁弁機構40に接続されている。なお、常温水は自重を利用して電磁弁機構40まで導かれる。
図3は、図2に示した電磁弁機構40及びその周辺を示す正面図である。図3に示すように、電磁弁機構40は、3つの電磁弁V1~V3と、出水流路R4とを備えている。3つの電磁弁(弁機構)V1~V3は、飲料水流路の一部を構成すると共に、それぞれ弁体(後述する図6の符号V11~V13参照)を備え、弁体の動作に応じて飲料水の出水を制御するものである。
第1電磁弁V1は、横並びとなる3つの電磁弁V1~V3のうち一方側に設けられるものであり、第1流路R1に接続されている。第2電磁弁V2は、横並びとなる3つの電磁弁V1~V3のうち他方側に設けられるものであり、第2流路R2に接続されている。第3電磁弁V3は、横並びとなる3つの電磁弁V1~V3のうち中央に設けられるものであり、第3流路R3に接続されている。
出水流路R4は、図3に示す正面視状態で略T字形状となる流路であって、第1傾斜流路(飲料水流路、接続流路)R41、第2傾斜流路(飲料水流路、接続流路)R42、及び垂直流路(飲料水流路)R43を有して構成されている。第1傾斜流路R41は、一方端よりも他方端がやや下方となるように水平よりも僅かに傾斜した流路であって、第1電磁弁V1が設けられている。第2傾斜流路R42は、他方端よりも一方端がやや下方となるように水平よりも僅かに傾斜した流路であって、第2電磁弁V2が設けられている。第1傾斜流路R41の他方端と第2傾斜流路R42の一方端は接続されており、この接続部に第3電磁弁V3が設けられている。垂直流路R43は、垂直方向に延びる流路である。垂直流路R43の上端は第1傾斜流路R41と第2傾斜流路R42との接続部に接続されている。垂直流路R43の下方端には出水口部材20が設けられている。
このような構成であるため、冷水は、第1電磁弁V1が開放されたとき第1流路R1を通じて出水流路R4の第1傾斜流路R41に至り、第1傾斜流路R41及び垂直流路R43を通じて出水口部材20から出水される。温水は、第2電磁弁V2が開放されたとき第2流路R2を通じて出水流路R4の第2傾斜流路R42に至り、第2傾斜流路R42及び垂直流路R43を通じて出水口部材20から出水される。常温水は、第3電磁弁V3が開放されたとき第3流路R3を通じて出水流路R4の垂直流路R43に至り、垂直流路R43を通じて出水口部材20から出水される。
ここで、第1~第3電磁弁V1~V3が開放状態から閉塞状態へ移行した場合、出水流路R4には飲料水が残留した状態となる。しかし、残留した飲料水は衝撃が加わった場合や自重等の種々の理由によって出水口部材20から流れ出してしまうことがある。そこで、本実施形態に係るウォーターサーバ1は、出水口部材20が図4に示す構成となっている。
図4は、本実施形態に係るウォーターサーバ1の出水口部材20を示す構成図であって、(a)が上面図を示し、(b)が断面図を示している。図4(a)及び図4(b)に示すように、出水口部材20は、取付部21と、導水部22と、傘部23とを備えている。
取付部21は、出水口部材20を出水流路R4の下端部に取り付けるための部位である。この取付部21は、上端面21aが略半周螺旋状に上方に延びて形成された部材であって、その側壁21bに切り欠き部21cが形成されている。出水流路R4の下端側には突起部P(図3参照)が形成されており、出水口部材20は、切り欠き部21cに出水流路R4の突起部Pが嵌るように回転取付される。
導水部22は、出水流路R4から飲料水の通り道となる部位である。この導水部22は、例えば流路部22aと、流路部22aよりも縮径された第1縮径部22bと、第1縮径部22bよりも更に縮径された第2縮径部22cとを備えている。
流路部22aは、第1縮径部22b及び第2縮径部22cよりも内径が大きくされた部位であって、例えばφ10.5程度とされている。この流路部22aの上端面Saには出水流路R4の下端が接触するようになっている。なお、流路部22aの内径は出水流路R4の垂直流路R43の内径よりも若干大きくされている。
第1縮径部22bは、流路部22aよりも先端側(下方)において内側に階段状に突出した部位であって、φ8.6程度とされている。この第1縮径部22bは、その上端面Sbが略水平面(例えば水平に対して±5°)となっている。なお、第1縮径部22bは例えば上下方向の長さが約4mmとなっている。
第2縮径部22cは、流路部22aよりも先端側(下方)において内側に階段状に突出した部位である。この第2縮径部22cは、その上端面Scが略水平面(例えば水平に対して±5°)となっている。なお、第2縮径部22cは例えば出水口部材20の先端から長さが約2mmとなる部分に形成されており、上下方向の長さが第1縮径部22bよりも短くなっている。また、第2縮径部22cは、内側に突出する複数(4つ)のリブRが形成されている。リブRは、第2縮径部22cの上下端まで延びて形成されている。
なお、本実施形態に係る出水口部材20は先端(下方端)に第2縮径部22cが形成されているが、これに限らず、第2縮径部22cは出水口部材20の先端から多少奥まった位置に形成されていてもよい。
傘部23は、導水部22の周囲に形成される部材である。この傘部23は、導水部22に対して空隙Voを有して導水部22の周囲に配置される筒部材である。なお、導水部22と傘部23との間の空隙Voは、作業者の指が入る保持部としても機能する。このため、作業者は、空隙Voに指を入れて摘まんだ状態で出水口部材20の切り欠き部21cに、出水流路R4の突起部を嵌め込むことができる。
次に、本実施形態に係るウォーターサーバ1における飲料水の様子を説明する。
まず、ユーザが操作パネル30を操作して冷水、温水及び常温水のいずれかの出水を指示したとする。この場合、該当する電磁弁V1~V3が開放され、飲料水が出水流路R4及び出水口部材20を介して出水される。
その後、ユーザが出水動作を終了したとする。この場合、該当する電磁弁V1~V3が閉塞され、出水が停止することとなる。ここで、電磁弁V1~V3が閉じた場合には、電磁弁V1~V3から出水口部材20までの流路内において飲料水が残る。残った飲料水は何らかの理由で出水口部材20から流れ出してしまうことがある。
ところが、本実施形態において出水口部材20は、略水平となる上端面Sb,Scを有した第1縮径部22bと第2縮径部22cとが形成されている。このため、飲料水はそれぞれの上端面Sb,Scに載置されるように保持されることとなり、この保持によって導水部22を覆う水膜を形成して全体的な温水の流れ出しを抑えることとなる。
このようにして、本実施形態に係るウォーターサーバ1によれば、第1縮径部22bと第2縮径部22cとを備えるため、2段の縮径部22b,22cに温水を載せるように保持して水の流れ出しを抑えることができる。従って、第2電磁弁V2が閉じた後に第2電磁弁V2から出水口部材20までに残存する飲料水が流れ出してしまう可能性を低減させることができる。
特に、本実施形態に係るウォーターサーバ1においては、常温水の流量を確保する関係上、出水流路R4の中央に常温水の出水を制御する第3電磁弁V3が設けられている。すなわち、第1電磁弁V1や第2電磁弁V2については開放状態となった場合、飲料水が第1又は第2傾斜流路R41,R42を経て、垂直流路R43に至る関係上、2回屈曲させられる。このため、圧力損失が大きくなる。一方、常温水については、屈曲がなく直接垂直流路R43に至ることから、圧力損失が小さくされている。このような圧力損失を考慮した電磁弁V1~V3の配置に基づいて、本実施形態に係るウォーターサーバ1は常温水の流量が一定以上となるようにしている。
ここで、本実施形態に係るウォーターサーバ1において、第2電磁弁V2が閉じた後に出水流路R4に残留した飲料水の流れ出しを防止するためには、垂直流路R43の径を小さくすることも考えられる。垂直流路R43の径を小さくすれば温水であっても水膜を形成し易くなるためである。
しかし、垂直流路R43の径を小さくした場合には、常温水の流量が低くなってしまう。特に、冷水や温水についてポンプを利用して出水させる場合にはポンプ容量を大きくするなどして流量を確保できるが、常温水については自重によって出水させることからポンプを利用することができず、垂直流路R43の径を小さくした場合には、そのまま流量の低下につながってしまい、常温水を欲するユーザの利便性を損ねる結果となってしまう。
ところが、本実施形態に係るウォーターサーバ1は、出水口部材20に第1縮径部22bと第2縮径部22cとを備え、これらによって飲料水の流れ出しの可能性を低減させるため、垂直流路R43の径を小さくする必要が無く、常温水を欲するユーザの利便性を損ね難い構造とすることもできる。
次に、本発明に係る第2実施形態について説明する。第2実施形態に係るウォーターサーバ1は第1実施形態のものと同様であるが、一部構成が異なっている。以下、第1実施形態との相違点を説明する。なお、第2実施形態において第1実施形態と同様の要素には同一の符号を付して説明するものとする。
図5は、第2実施形態に係る出水口部材20を示す構成図であって、(a)が上面図を示し、(b)が断面図を示している。第2実施形態に係る出水口部材20は、第1縮径部22bの内壁を刳り貫いて形成された刳り貫き部Hoを有している。
刳り貫き部Hoは円弧形状に第1縮径部22bの内壁を刳り貫いており、この刳り貫き部Hoは周状に複数個形成されることで、図5(a)に示す上面視状態で略花型形状となっている。さらに、第2実施形態において第1縮径部22bは、その上端面Sbは略水平面となっておらず、導水部22の内側に向かって傾斜する傾斜面となっている。
このような第2実施形態において第2電磁弁V2から出水口部材20までの流路内において温水が残ったとする。この場合、第1実施形態と同様に、飲料水はそれぞれの上端面Sb,Scに載置されるように保持されることとなる。
加えて、第1縮径部22bの上端面Sbは内側に傾斜する傾斜面となっていることから、飲料水を第1縮径部22bの上端面Sbに載せつつも導水部22の内側に集めることも可能となり、集めた位置において水膜を形成し易くすることができる。これにより、一層温水の流れ出しを抑えることとなる。
さらに、第1縮径部22bの内壁に刳り貫き部Hoが形成されていることから、第1縮径部22bの内壁の表面積を増加させることとなる。これにより、飲料水と出水口部材20との接触面積の増大を図って、残存する飲料水をより一層その場に留めることとなる。
このようにして、第2実施形態に係るウォーターサーバ1によれば、第1実施形態と同様に、電磁弁V1~V3が閉じた後に電磁弁V1~V3から出水口部材20までに残存する飲料水が流れ出してしまう可能性を低減させることができる。
さらに、第2実施形態によれば、第1縮径部22bの内壁を刳り貫いて形成された刳り貫き部Hoを有するため、第2縮径部22cに載せられた温水と出水口部材20との接触面積の増大を図り、より温水を保持し易くして、第2電磁弁V2から出水口部材20までに残存する飲料水が流れ出してしまう可能性を一層低減させることができる。
次に、本発明に係る第3実施形態について説明する。第3実施形態に係るウォーターサーバ1は第1実施形態のものと同様であるが、一部構成が異なっている。以下、第1実施形態との相違点を説明する。なお、第3実施形態において第1実施形態と同様の要素には同一の符号を付して説明するものとする。
図6は、電磁弁機構40の断面図である。図6に示すように、各電磁弁V1~V3は、弁体V11~V31と、弁座V12~V32と、弁流路(温水流路、飲料水流路、接続流路)V13~V33とを備えている。
弁体V11~V31は、弁座V12~V32に接触した状態で飲料水の出水を禁止し、弁座V12~V32から離間した状態で飲料水の出水を許可する。弁体V11~V31が弁体V12~V32から離間すると、弁体V11~V31の上流側の飲料水が弁流路V13~V33に流れ込み、弁流路V13~V33を介して出水流路R4に至る。
また、弁流路V13~V33は、第1及び第2傾流路R41,R42と共に、接続流路V13~V33,R41,R42を構成する。接続流路V13~V33,R41,R42は、弁体V11~V31の下流側(特に弁座V12~V32に接触した状態での下流側)であって垂直流路R43の上流側となる部位の流路部である。
ここで、第3実施形態においては常温水を欲するユーザの利便性を損ねることとなるが、垂直流路R43の流路径を接続流路V13~V33,R41,R42(後述の縮径段部V34を除く)の流路径よりも小さくしている。具体的に接続流路V13~V33,R41,R42の流路径はφ9.6であるのに対し、垂直流路R43の流路径はφ8とされている。なお、流路径はこれらに限られるものではない。また、垂直流路R43の流路径は、先端に向かって次第に小さくなったり、いずれかの箇所に縮径部や突起が設けられたりなどして、一部が接続流路V13~V33,R41,R42の流路径よりも小さくなっていてもよい。
加えて、第3実施形態に係る弁流路V33は、内側に突出して非突出部よりも縮径された縮径段部V34を有する。具体的に弁流路V33の流路径(縮径段部V34を除く)はφ9.6であるのに対し、縮径段部V34の流路径はφ8とされている。
なお、縮径段部V34は、第3電磁弁V3の弁流路V33に設けられる場合に限らず、他の箇所(接続流路V13~V33,R41,R42及び垂直流路R43)に1又は複数設けられていてもよい。これによっても飲料水に対してくい止め効果を発揮することができるからである。
このような第3実施形態において各電磁弁V1~V3が開放状態から閉塞状態へ移行した場合、出水流路R4には飲料水が残留した状態となる。このとき、垂直流路R43は接続流路V13~V33,R41,R42よりも流路径が小さくされた部分を有することから、空気が入り難くなり、空気の侵入による飲料水の流れ出しの可能性を低減させることとなる。
さらに、垂直流路R43は接続流路V13~V33,R41,R42よりも流路径が小さくされた部分を有することから、小さくされた部分を有しない場合と比較すると垂直流路R43に溜まる飲料水の水面位置を高くすることとなる。ここで、例えば第1及び第2傾斜流路R41,R42から垂直流路R43の水面に滴下する飲料水があったとする。この場合、水面が低い位置にあると水面滴下時における衝撃が大きくなる傾向がある。しかし、水面が高い位置にある場合には水面滴下時における衝撃を小さくして、衝撃による飲料水の流れ出しの可能性についても低減させることなる。特に、垂直流路R43に流路径が小さくされた部分を有する場合には、垂直流路R43の全体を飲料水で満たし易くすることもでき、この場合には第1及び第2傾斜流路R41,R42からの飲料水の滴下という事態の発生すらなくすこととなる。
加えて、弁流路V33が縮径段部V34を有することで飲料水に対してくい止め効果を発揮して、一層飲料水の流れ出しの可能性を低減させることとなる。特に、第3電磁弁V3は垂直流路R43の直上に設けられることから、弁流路V33から出水口部材20まで連続的に溜まった飲料水は、その重量から流れ出す可能性が高まった状態となっている。このため、垂直流路R43の直上の箇所(弁流路V33)に縮径段部V34を設けることで、一層効果的に飲料水の流れ出しの可能性を低減させることとなる。
このようにして、第3実施形態に係るウォーターサーバ1によれば、第1実施形態と同様に、電磁弁V1~V3が閉じた後に電磁弁V1~V3から出水口部材20までに残存する飲料水が流れ出してしまう可能性を低減させることができる。
さらに、第3実施形態によれば、垂直流路R43は接続流路V13~V33,R41,R42よりも流路径が小さくされた部分を有するため、流路径が小さくされた部分によって空気の侵入を防ぎ易くして空気の侵入による飲料水の流れ出しの可能性を低減させることができる。加えて、垂直流路R43は接続流路V13~V33,R41,R42よりも流路径が小さくされた部分を有することから、垂直流路に溜まる飲料水の水面位置を高くすることができ、水面に滴下する他の箇所の飲料水があったとしても、水面滴下時における衝撃を少なくして、衝撃による飲料水の流れ出しの可能性についても低減させることができる。
また、接続流路V13~V33,R41,R42及び垂直流路R43の少なくとも一方は縮径段部V34を有するため、縮径段部V34において飲料水に対してくい止め効果を発揮して、一層飲料水の流れ出しの可能性を低減させることができる。特に、垂直流路R43の直上の箇所(弁流路V33)に縮径段部V34を設ける場合には、一層効果的に飲料水の流れ出しの可能性を低減させることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能な範囲で適宜他の技術を組み合わせてもよい。
例えば、本実施形態において出水口部材20は、流路部22aと、第1縮径部22bと、第2縮径部22cとを備えているが、これに限らず、第2縮径部22cよりも更に縮径された部位を有していてもよい。
また、第2実施形態において第1縮径部22bの上端面Sbは内側に傾斜しているが、これに限らず、略水平面となっていてもよい。
さらに、上記実施形態においては電磁弁V1~V3の制御によって飲料水を出水させているが、これに限らず、手動によって動作する弁機構であってもよい。
加えて、第3実施形態において縮径段部V34の径は垂直流路R43の径と同じとされているが、これに限らず、一方が他方よりも大きくされていてもよい。
さらに、上記実施形態において接続流路V13~V33,R41,R42は流路径が統一されているが、これに限らず、いずれかの流路径が異なっていてもよい。この場合において、第3実施形態に係る垂直流路R43は、接続流路V13~V33,R41,R42のうち最も流路径が大きいものよりも小さくなる部分を有していればよい。
1 :ウォーターサーバ
10 :筐体
11 :凹部
20 :出水口部材
21 :取付部
21a :上端面
21b :側壁
21c :切り欠き部
22 :導水部
22a :流路部
22b :第1縮径部
22c :第2縮径部
23 :傘部
30 :操作パネル
40 :電磁弁機構
B :飲料水ボトル(飲料水タンク)
C :導水路
F :フロート弁
H :ヒータ(加熱機構)
Ho :刳り貫き部
P :突起部
R :リブ
R1~R3:流路(飲料水流路)
R4 :出水流路
R41,R42 :傾斜流路(飲料水流路、接続流路)
R43 :垂直流路(飲料水流路)
Sa~Sc :上端面
T1 :冷水タンク(飲料水タンク)
T2 :温水タンク(飲料水タンク)
V1~V3 :電磁弁(弁機構)
V11~V31:弁体
V12~V32:弁座
V13~V33:弁流路(飲料水流路、接続流路)
V34 :縮径段部
Vo :空隙
V13~V33,R41,R42:接続流路

Claims (3)

  1. 飲料水を貯留する飲料水タンクと、前記飲料水タンク内の飲料水をユーザに供給するための飲料水流路と、前記飲料水流路の一部を構成すると共に弁体を有する弁機構と、前記飲料水流路のユーザ側端部に設けられた筒状の出水口部材と、を備え、前記弁体が開動作したときに前記飲料水タンク内の飲料水を前記出水口部材から出水するウォーターサーバであって、
    前記出水口部材は、流路部と、前記流路部よりも先端側において内側に突出して前記流路部よりも縮径された第1縮径部と、前記第1縮径部よりも先端側において内側に突出して前記第1縮径部よりも縮径された第2縮径部と、前記第1縮径部の内壁を刳り貫いて形成された刳り貫き部と、を有する
    ことを特徴とするウォーターサーバ。
  2. 前記飲料水流路は、鉛直方向に延びて前記出水口部材が取り付けられる垂直流路と、前記弁体の下流側であって前記垂直流路の上流側となる接続流路と、を有し、
    前記垂直流路は、前記接続流路よりも流路径が小さくされた部分を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のウォーターサーバ。
  3. 前記接続流路及び前記垂直流路の少なくとも一方は、内側に突出して非突出部よりも縮径された縮径段部を有する
    ことを特徴とする請求項に記載のウォーターサーバ。
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