JP2016014433A - 流体吐出制御部材及び流体吐出制御機構 - Google Patents

流体吐出制御部材及び流体吐出制御機構 Download PDF

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Yutaka Michiwaki
裕 道脇
紀雄 佐藤
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Abstract

【課題】流出部と吐出部とを連通させると共に吐出部からの流体の吐出制御が可能で且つ、容易に組み付け可能とする。
【解決手段】流出口13を有する流出部18に取り付けるための取付部19bと、取付部19bによって取り付けられた流出部18から供給された流体を外部に吐出する吐出部20と、弾性変形可能に形成され、流出口13を開閉し得、吐出部20からの流体の吐出を制御可能とする吐出弁部21とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、流体を外部に吐出すると共に流体の吐出を制御する流体吐出制御部材及び流体吐出制御機構に関する。
給液装置の一種であるウォータサーバは、サーバ本体の最上部に流体容器を配置し、この流体容器からサーバ本体内の貯留容器に流体を供給して、吐出レバーが操作されると、貯留容器に接続された吐出部から水を吐出する(例えば、特許文献1参照)。
このような従来のウォータサーバでは、例えば、弾性特性を有する筒部材が、貯留容器と連結された流出部と外部に水を吐出する吐出部との間に取り付けられている。そして、従来のウォータサーバでは、通常時、ばね等の付勢部材によって付勢された吐出レバーが筒部材を半径方向に押圧して弾性変形させて閉塞させて、流出部から吐出部への水の供給を停止している。次いで、従来のウォータサーバでは、吐出レバーがユーザ等によって付勢部材の付勢力に抗して押圧されると、吐出レバーが筒部材から離間して、吐出レバーによる筒部材への押圧が解除されて、筒部材が復元し、流出部から吐出された水が吐出部に供給されて、吐出部から水が吐出される。その一方で、従来のウォータサーバでは、ユーザ等による押圧が解除されると、付勢部材によって吐出レバーが回動されて、筒部材を半径方向に押圧して弾性変形させて閉塞させて、流出部から吐出部への水の供給を停止する。
しかしながら、このような従来のウォータサーバは、例えば、筒部材の一端を流出部の下端に取り付け、筒部材の他端を吐出部の上端に取り付ける必要があり、作業に手間が掛かり、効率が悪く、さらに、流出部や吐出部を含む吐出機構等が小型化されているので、組み付けが煩わしく、ノウハウや高度な作業性が必要となり、コストアップの要因となる。
特開2011−046446号公報
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、流出部と吐出部とを連通させると共に吐出部からの流体の吐出制御が可能で且つ、容易に組み付け可能な流体吐出制御部材及び流体吐出制御機構を提供することを目的とする。
本発明に係る流体吐出制御部材は、流出口を有する流出部に取り付けるための取付部と、前記取付部によって取り付けられた前記流出部の前記流出口から供給された流体を外部に吐出する吐出部と、弾性変形可能に形成され、前記流出口を開閉し得、前記吐出部からの前記流体の吐出を制御可能とする吐出弁部とを備える。
更に、前記取付部、前記吐出部及び前記吐出弁部は、一連に設けられているようにしても良い。
更に、有底器状の本体部を備え、前記取付部は、前記本体部の内壁面に形成され、前記吐出部及び前記吐出弁部は、前記本体部の底面に形成されているようにしても良い。
更に、前記吐出弁部は、該吐出弁部の下部に、外部からの操作によって変位可能に設けられる操作片を有し、前記操作片の変位に伴って該吐出弁部が弾性変形して前記流出口を開放し得るように構成しても良い。
更に、前記操作片は、前記吐出弁部の下面に垂設され、吐出操作手段と連結され、該吐出操作手段が外部からの操作によって変位されると、該操作片の移動に伴って前記吐出弁部が弾性変形して前記流出口を開放し、前記吐出部から流体を外部に吐出させ、該吐出操作手段に対する該操作が解除されると、前記吐出弁部が復元力によって復元して、これに伴って該吐出操作手段を定位置に復帰させると共に、前記流出口を閉塞して、該吐出部からの上記流体の吐出を停止させるように構成することが出来る。
本発明に係る流体吐出制御機構は、流出口を有する流出部に取り付けるための取付部と、前記取付部によって取り付けられた前記流出部の前記流出口から供給された流体を外部に吐出する吐出部と、弾性変形可能に形成され、前記流出口を開閉し得、前記吐出部からの前記流体の吐出を制御可能とする吐出弁部とを有する流体吐出制御部材と、上記流出部に別体に設けられ、上記取付部と嵌合するフランジ部とを備える。
本発明によれば、流出口を有する流出部に取り付けるための取付部と、この取付部によって取り付けられた流出部の流出口から供給された流体を外部に吐出する吐出部と、弾性変形可能に形成され、流出口を開閉して吐出部からの流体の吐出を制御する吐出弁部とを備え、吐出部と吐出弁部とを一連に設けて、取付部によって流出部に取り付けることにより、流出部と吐出部とを連通させることが出来ると共に吐出部からの流体の吐出を制御することが出来、容易に組み付けることが出来る。
吐出切換装置を示した斜視図である。 吐出切換装置を示した分解上方斜視図である。 吐出切換装置を示した分解下方斜視図である。 吐出切換装置を示した分解側面断面図である。 第二の弁部が第二の弁座と密接され、流体吐出制御部材の吐出弁部によって流出口が閉塞されている状態の吐出切換装置を示した側面断面図である。 第二の弁部が第二の弁座と密接され、流体吐出制御部材の吐出弁部が弾性変形して流出口が開放されている状態の吐出切換装置を示した側面断面図である。 第一の弁部が第一の弁座と密接させるために、切換レバーの押圧部が、弁体を付勢部材の付勢力に抗して軸方向の先端側に向けて移動させている状態の吐出切換装置を示した側面断面図である。 第一の弁部が第一の弁座と密接され、流体吐出制御部材の吐出弁部が弾性変形して流出口が開放されている状態の吐出切換装置を示した側面断面図である。 流体吐出制御部材を示した断面斜視図である。 取付フランジ部を流出部と別体に形成した吐出切換装置を示した側面断面図である。 流体吐出制御部材を流出部に直接的に取り付けた吐出切換装置を示した要部側面断面図である。
以下、本発明を適用した流体吐出制御部材について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
<1.吐出切換装置の構成の説明>
本発明を適用した流体吐出制御部材が設置される吐出切換装置1は、例えば、給液装置の一種であるウォータサーバのサーバ本体の前面に配置されると共に、冷水(低温)用の貯留容器と接続されると共に、サーバ本体内の温水(高温)用の貯留容器と接続され、冷水用の貯留容器の冷却素子等で冷却された冷水と温水用の貯留容器の加熱素子で加熱された温水とを切り換えて、共通の吐出部から吐出させることが出来る。
具体的に、図1〜図8に示すように、吐出切換装置1は、冷水用の貯留容器(不図示)及び温水用の貯留容器(不図示)と接続されて冷水及び/又は温水が供給されると共に、共通の流出口13が形成された流体切換部材2と、流体切換部材2内に軸方向に移動可能に設けられ、流出口13から吐出される流体を切り換える弁体3と、弁体3を流体切換部材2の軸方向に移動させて流出口13から吐出される流体を切り換えさせる切換レバー4と、流出口13から吐出される流体の流量や混合比等を制御する吐出レバー5とを備える。
図4及び図5に示すように、流体切換部材2は、合成樹脂等の材料で設けられた円筒部材で構成されており、内部に、第一の流体である冷水が流入される第一の空間部10と、第二の流体である温水が流入される第二の空間部11と、第一の空間部10及び第二の空間部11と連通すると共に流出口13が形成された連通部12とを有する。
これら第一の空間部10、第二の空間部11及び連通部12は、流体切換部材2内の軸方向の基端側から先端側に向けて、第一の空間部10、連通部12、第二の空間部11の順に軸線を一致させて直線的に配置されている。更に、第一の空間部10と第二の空間部11とは、略同径で形成されている。連通部12は、第一の空間部10及び第二の空間部11よりも縮径となるように形成されている。
また、第一の空間部10と連通部12との間には、第一の弁座14が形成され、第二の空間部11と連通部12との間には、第二の弁座15が形成されている。第一の弁座14及び第二の弁座15は、例えば、連通部12に向うに従って次第に縮径となる傾斜部で構成されている。
なお、第一の空間部10と第二の空間部11とは、連通部12よりも拡径となるように形成されていれば、異なる径で形成されていても良い。
また、流体切換部材2には、図2及び図4に示すように、流体切換部材2の軸方向と略直交する幅方向の一端側の第一の空間部10に対応する位置に、冷水用の貯留容器と連結されたチューブやパイプ等から成る第一の吐出路(不図示)と接続されると共に、第一の吐出路と第一の空間部10とを連通する第一の連通孔16aを有する筒状の第一の接続部16が設けられている。すなわち、第一の空間部10には、第一の接続部16の第一の連通孔16aを介して、冷水用の貯留容器から冷水が供給される。なお、第一の接続部16は、幅方向の他端側に設けるようにしても良い。
更に、流体切換部材2には、幅方向の一端側の第二の空間部11に対応する位置に、温水用の貯留容器と連結されたチューブやパイプ等から成る第二の吐出路(不図示)と接続されると共に、第二の吐出路と第二の空間部11とを連通する第二の連通孔17aを有する筒状の第二の接続部17が設けられている。すなわち、第二の空間部11には、第二の接続部17の第二の連通孔17aを介して、温水用の貯留容器から温水が供給される。なお、第二の接続部17は、幅方向の他端側に設けるようにしても良い。
また、流体切換部材2には、図2〜図5に示すように、軸方向及び幅方向と略直交する上下方向の下方の連通部12に対応する位置に、連通部12と連通する流出口13を有する筒状の流出部18が設けられている。更に、流出部18は、先端部に楕円板状の取付フランジ部18aが偏心して一体に取り付けられており、この取付フランジ部18aに吐出部20を備えた流体吐出制御部材19が嵌合されて取り付けられている。
流体吐出制御部材19は、シリコンゴム等のゴム材料や合成樹脂材料等、弾性、可撓性、伸縮性等の特性を有する材料で形成されており、図5及び図9に示すように、有底器状の本体部19aと、本体部19aの内壁面に形成され、流出部18に取り付けるための取付部19bと、本体部19aの底面に形成され、取付部19bによって取り付けられた流出部18から供給された流体を外部に吐出する吐出部20と、本体部19aの底面に弾性変形(可撓)可能に形成され、流出部18の流出口13を開閉して吐出部20からの温水又は冷水等の水の吐出を制御する吐出弁部21とを備えている。
取付部19bは、本体部19aの上面近傍の内壁面に全周に亘って凹環状に形成され、流出部18の板状の取付フランジ部18aと嵌合される。本体部19aは、取付部19bが取付フランジ部18aに嵌合されることで、流体吐出制御部材19を流出部18に取り付けると共に、流出部18と吐出部20とを連通させる。
吐出部20は、本体部19aの底面の流体切換部材2の軸方向の基端側に、上下方向の下方に突出して形成され、筒状を成し、流出部18から供給される冷水又は温水等の水を外部に吐出する。更に、吐出部20の内壁面には、吐出部20から外部に吐出される冷水又は温水等の水を整流する整流部20aが形成されている。この整流部20aは、例えば、吐出部20の内壁面に、凸条状に形成され、吐出部20の軸方向に向けつつ、半径方向に所定の間隔をあけて複数個形成されている。
吐出弁部21は、流体吐出制御部材19の底面の流体切換部材2の軸方向の先端側に形成され、流出口13を閉塞又は開放して吐出部20からの冷水又は温水等の水の吐出を制御する。更に、吐出弁部21は、例えば、流体吐出制御部材19の底面に上下方向の上向きに凸設された半円球状に形成されると共に、上下方向に変形及び復元可能に設けられている。更に、吐出弁部21は、この吐出弁部21の下面(下部)に上下方向の下向きに垂下して取付片21aが設けられている。そして、吐出弁部21は、この取付片21aが下方に引張されて移動されると、取付片21aの移動に伴って下方に弾性変形されて流出口13を開放し、流出口13から供給される冷水又は温水等の水を吐出部20から吐出させる。その一方で、吐出弁部21は、取付片21aの押圧が解除されると、復元して、流出口13を閉塞し、吐出部20からの冷水又は温水等の水の吐出を規制する。すなわち、取付片21aは、外部から吐出弁部21による流出口13の開閉を操作する操作片として機能する。
また、流体切換部材2内には、図4及び図5に示すように、弁体3が基端側を突出させた状態で流体切換部材2の軸方向に移動可能に設けられていると共に、第二の空間部11を形成する蓋部材22と弁体3との間に設けられたバネ等の付勢部材23によって流体切換部材2の軸方向の基端側に付勢されている。
この弁体3は、合成樹脂等の材料で設けられており、連通部12に挿通される中間部30と、中間部30の基端側に中間部30よりも拡径となるように形成されて第一の空間部10内に配設される第一の拡径部31と、中間部30の先端側に中間部30よりも拡径となるように形成されて第二の空間部11内に配設される第二の拡径部32とを有する。
更に、中間部30と第一の拡径部31との間には、流体切換部材2の軸方向の先端側に移動された際に第一の弁座14と密接される第一の弁部33が設けられ、中間部30と第二の拡径部32との間には、流体切換部材2の軸方向の基端側に移動された際に第二の弁座15と密接される第二の弁部34が設けられている。第一の弁部33及び第二の弁部34は、第一の弁座14及び第二の弁座15に対応するように、例えば、中間部30に向うに従って次第に縮径となる傾斜状に形成され、この傾斜面に、シリコンゴムやエラストマ−等のゴム材料や合成樹脂材料等、弾性特性を有する弾性材料を一体成形して弾性体が設けられている。
また、弁体3は、図4及び図5に示すように、第一の分割体3aと第二の分割体3bとの二部材で構成されている。第一の分割体3aは、中間部30と第一の拡径部31と第一の弁部33とから成り、第二の分割体3bは、第二の拡径部32と第二の弁部34とから成る。更に、第一の分割体3aは、中間部30の先端面にネジ部35を有し、第二の分割体3bは、第一の分割体3aと対向する基端側の対向面にネジ部35と螺合可能なネジ孔36を有している。ここで、第一の分割体3aと第二の分割体3bとはねじ締結によって締結固定するように構成されているが、勿論、ねじ締結に限定されるものではない。
これにより、弁体3は、第一の空間部10の開口部10aから中間部30を連通部12に挿通させつつ、第一の拡径部31を第一の空間部10内に配設させ、次いで、第二の空間部11の開口部11aから第二の拡径部32を第二の空間部11内に配設させつつ、中間部30のネジ部35をネジ孔36に螺合させることで、容易に流体切換部材2内に配設することが出来る。更に、その後、第二の空間部11の開口部11aから付勢部材23を第二の空間部11内に配設させて、蓋部材22で第二の空間部11の開口部11aを閉塞して第二の空間部11を密閉させると共に、可撓性キャップ部材24で第一の空間部10の開口部10aから突出した弁体3の基端側(第一の拡径部31)を覆って可撓性キャップ部材24を蓋部材26で第二の分割体3bに固定して第一の空間部10を密閉させることで、弁体3は、流体切換部材2内に収容される。
なお、第一の分割体3aと第二の分割体3bとの接続は、後に容易に分離可能であるので、一方にネジ部35を設けて他方にネジ孔36を設けて螺合させることが好ましいが、圧入や接着等のその他従来公知の接続方法で接続しても良い。
そして、弁体3は、図8に示すように、流体切換部材2の軸方向の先端側に移動されて第一の弁部33が第一の弁座14と密接されると、第一の空間部10及び連通部12間を閉塞し、第二の空間部11と連通部12とを連通させる。その一方で、弁体3は、図5に示すように、流体切換部材2の軸方向の基端側に移動されて第二の弁部34が第二の弁座15と密接されると、第二の空間部11及び連通部12間を閉塞して、第一の空間部10と連通部12とを連通させる。
第一の空間部10の開口部10aから突出した弁体3の基端側を覆って第一の空間部10を密閉させる可撓性キャップ部材24は、図4及び図5に示すように、例えば、シリコンゴム等のゴム材料や合成樹脂材料等、弾性、可撓性、伸縮性等の特性を有する材料で形成された筒状部材であって、半径方向及び軸方向に変形及び復元可能に設けられている。また、可撓性キャップ部材24は、例えば、流体切換部材2の軸方向の先端側の内壁面に形成された凹環状又は凸環状の嵌合部24aと流体切換部材2の基端側の端部の外壁面に形成された凸環状又は凹環状の嵌合部10bとが嵌合されることで、流体切換部材2の軸方向の先端部が流体切換部材2に取り付けられている。更に、可撓性キャップ部材24は、蓋部材26を第二の分割体3bに固定する際に可撓性キャップ部材24の基端部を蓋部材26と第二の分割体3bの基端面とで挟持することで、基端部が第二の分割体3bに取り付けられている。これにより、可撓性キャップ部材24は、内部に弁体3の突出部を収容しつつ、第一の空間部10を密閉させる。
なお、可撓性キャップ部材24は、蛇腹状に設けて、半径方向及び軸方向に変形及び復元可能に設けるようにしても良い。更に、可撓性キャップ部材24は、流体切換部材2に嵌合させて取り付けることに限定されるものではなく、第一の空間部10を密閉させることが出来れば、接着等、その他従来公知の如何なる取付方法で取り付けるようにしても良い。
また、流体切換部材2には、図2〜図5に示すように、流体切換部材2の下面から流体切換部材2の軸方向の基端側に向けて突設された支持部25に、弁体3を流体切換部材2の軸方向に移動させて流出部18の流出口13から吐出される流体を切り換えさせる切換レバー4が回転自在に設けられている。
この切換レバー4は、合成樹脂等の材料で設けられ全体としては略クランク状を成すように形成されており、弁体3を押圧する押圧部40と、ユーザ等によって押圧される被押圧部41と、押圧部40及び被押圧部41とを連結させる連結部42とを有する。押圧部40は、連結部42の一端に連結部42に対して一方の側に湾曲して凸設され、被押圧部41は、連結部42の他端に連結部42に対して押圧部40と反対側の他方の側に湾曲して設けられている。
更に、押圧部40及び連結部42の境界部には、支持部25の第一の支持凹部25aに回動支持される回動軸43が設けられている。更に、押圧部40及び連結部42には、回動軸43を支持部25の第一の支持凹部25aに支持させる際や切換レバー4が回動される際に切換レバー4と支持部25との干渉を避けるための開口部44が形成されている。
そして、被押圧部41は、図1に示すように、吐出レバー5の開口部50内に配置される。更に、図6に示すように、被押圧部41の他端部には、吐出レバー5が流体切換部材2の軸方向の基端側に回動された際に、切換レバー4と吐出レバー5との間にユーザ等のコップや指等が挟まれないように保護するために、保護部45が設けられている。この保護部45は、例えば、吐出レバー5が軸方向の基端側に最大限に回動された際にできる隙間を覆うことが可能なように、被押圧部41の他端に軸方向の基端側に湾曲して設けられている。
この切換レバー4は、図7に示すように、ユーザ等によって被押圧部41が流体切換部材2の軸方向の基端側に向けて押圧されると、回動軸43を中心に、押圧部40が流体切換部材2の軸方向の先端側に向けて回動される。すると、弁体3は、押圧部40によって、付勢部材23の付勢力に抗して流体切換部材2の軸方向の先端側に向けて移動される。これにより、切換レバー4は、図5に示すように、付勢部材23によって第二の弁部34が第二の弁座15と密接されて第一の空間部10と連通部12とが連通されている状態から、図8に示すように、第一の弁部33が第一の弁座14と密接されて第二の空間部11と連通部12とが連通させる状態へと切り換えることが出来る。
その一方で、切換レバー4は、ユーザ等による被押圧部41の押圧が解除されると、付勢部材23によって弁体3が流体切換部材2の軸方向の基端側に向けて移動されるのに伴って、押圧部40が流体切換部材2の軸方向の基端側に向けて回動されて、被押圧部41が流体切換部材2の軸方向の先端側に向けて回動されて、押圧前の状態に戻る。
また、流体切換部材2には、図2及び図5に示すように、流体切換部材2の支持部25に、流出部18の流出口13から流体吐出制御部材19の吐出部20に供給される流体の流量や混合比等を制御する吐出レバー5が回転自在に設けられている。
この吐出レバー5は、ポリエステル、アクリル、ポリスチレン、AS,エポキシ、ポリカーボネート等の光透過性を有する合成樹脂等で設けられた板部材で構成されている。更に、吐出レバー5の一端部には、切換レバー4の被押圧部41を露出させるための開口部50が形成されている。更に、この開口部50の一端部には、第一の支持凹部25aよりも流体切換部材2の軸方向の先端側に形成された支持部25の第二の支持凹部25bに回動可能に支持される回動軸51が設けられている。すなわち、吐出レバー5は、切換レバー4とは回転中心位置が異なるように設けられている。
更に、吐出レバー5には、図5に示すように、流体切換部材2の軸方向の先端側の一面の上端部側に、流体吐出制御部材19の吐出弁部21を上下方向に押圧して弾性変形させて吐出部20からの冷水又は温水等の水の吐出を規制する規制部52が設けられている。この規制部52は、図2及び図3に示すように、流体切換部材2の軸方向の先端側の一面から先端部側に突設されている。具体的に、規制部52は、幅方向に向けて配置されたU字状の連結部52bと、この連結部52bの先端側の面の略中央部に配置され、吐出弁部21の取付片21aに形成された嵌合孔21bに嵌合される押圧部52aとで構成されている。この押圧部52aは、例えば、ボス状、ピン状、柱状等に形成され、先端部近傍に凹環状の嵌合凹部が形成されており、この押圧部52aの先端部を取付片21aの嵌合孔21bに挿入させてこの嵌合凹部と取付片21aとを嵌合させることで、取付片21aが取り付けられる。
従って、吐出レバー5は、通常時、図5に示すように、押圧部52aを介して連結された吐出弁部21によって流体切換部材2の軸方向の先端側に付勢されている。この際、流体吐出制御部材19は、吐出弁部21によって流出口13を閉塞している。そして、吐出レバー5は、図6に示すように、ユーザ等によって流体切換部材2の軸方向の基端側に向けて吐出弁部21の付勢力に抗して押圧されると、回動軸51を中心に流体切換部材2の軸方向の基端側に向けて回動される。この際、吐出レバー5の開口部50の最下端の回動軌道L2が被押圧部41と干渉しないので、吐出レバー5だけを流体切換部材2の軸方向の基端側に回動させることが出来る。すると、押圧部52aは、流体吐出制御部材19から離間されて、取付片21aを下方に移動させる。すると、吐出弁部21は、取付片21aの移動に伴って下方に弾性変形されて流出口13を開放し、流出口13から吐出される冷水又は温水等の水を吐出部20に供給して、吐出部20から冷水又は温水等の水を吐出させる。
その一方で、吐出レバー5は、ユーザ等による押圧が解除されると、吐出弁部21が復元されて、図5に示すように、吐出弁部21の復元力によって流体切換部材2の軸方向の先端側に向けて回動されて定位置に復帰する。そして、吐出弁部21は、流出口13を閉塞して、流出口13から吐出部20への冷水又は温水等の水の供給を停止させる。
なお、吐出レバー5の回動軸51には、吐出レバー5を流体切換部材2の軸方向の先端側に付勢させる付勢部材が設けられるようにしても良い。この付勢部材は、例えば、トーションばねであって、コイル部が回動軸51に挿通され、一方のアーム部が規制部52に係合され、他方のアーム部が支持部25又は支持部25に形成された凸状のアーム係合部等に係合されるようにする。
また、図2に示すように、吐出レバー5の上端面には、吐出レバー5内に光を照射して吐出レバー5を発光させる光源60が設けられている。具体的に、光源60は、例えば、赤色の光を照射する赤色LEDと青色の光を照射する青色LEDとで構成され、吐出レバー5の開口部50に対して幅方向の一端側の上端面と他端側の上端面とにそれぞれ設けられている。更に、光源60は、吐出レバー5内に光を照射するために、発光面を吐出レバー5側に向けて取り付けられている。
そして、図2に示すように、光源60は、例えば、流体切換部材2の支持部25や可撓性キャップ部材24や弁体3の基端部等に設置され、マイコン等の制御部材と電気的に接続された切換スイッチ61等によって切換レバー4の押圧部40が流体切換部材2の軸方向の先端側に回動されたことが検出されると、制御部材によって青色LEDの駆動が停止されて、赤色LEDが駆動されて、吐出レバー5を赤く発光させる。その一方で、光源60は、切換スイッチ61等によって切換レバー4の押圧部40が流体切換部材2の軸方向基端側に回動されたことが検出されると、制御部材によって赤色LEDの駆動が停止されて、青色LEDが駆動されて、吐出レバー5を青く発光させる。
また、図2に示すように、吐出レバー5の下端側には、光源60から照射された光を拡散させる半円状又は半楕円状の第一の光拡散部62が設けられている。この第一の光拡散部62は、エラストマ−、ポリプロピレン、ポリエチレン、シリコン等の光拡散性を有する合成樹脂等で構成されており、例えば二色成形等によって吐出レバー5と一体に設けられている。更に、吐出レバー5の側面部及び下端面には、第一の光拡散部62と同様に、光源60から照射された光を拡散させる層状の第二の光拡散部63が設けられている。この第二の光拡散部63は、第一の光拡散部62と同様に、エラストマ−、ポリプロピレン、ポリエチレン、シリコン等の光拡散性を有する合成樹脂等で構成されており、例えば二色成形等によって吐出レバー5と一体に設けられている。なお、第二の光拡散部63の代わりに、エラストマ−、ポリプロピレン、ポリエチレン、シリコン等の光拡散性を有する合成樹脂等で形成された光拡散シートを吐出レバー5の側面部及び下端面に貼り付けるようにしても良い。
これにより、吐出レバー5は、流体吐出制御部材19の吐出部20から冷水が吐出可能な場合、青色LEDから吐出レバー5内に青色の光が照射されて、光拡散部62によってその光が均一に拡散されることで、青色に発光され、吐出部20から温水が吐出可能な場合、赤色LEDから吐出レバー5内に赤色の光が照射されて、光拡散部62によってその光が均一に拡散されることで、赤色に発光される。従って、吐出レバー5は、何色に発光しているかを確認することで、吐出部20から吐出可能な流体を容易に認識することが出来る。
なお、光源60は、赤色LEDと青色LEDとで構成されることに限定されるものではなく、その他の色を照射するLEDを組み合わせて構成しても良い。更に、光源60は、赤色LEDと青色LEDと緑色LED等で構成される等、二つ以上のLEDで構成されるようにしても良い。更に、光源60は、幅方向の一端側の上端面に赤色LEDを設け、幅方向の他端側の上端面に青色LEDを設ける等、幅方向の一端側の上端面に第一の色を照射するLEDを設け、幅方向の他端側の上端面に第二の色を照射するLEDを設けるようにしても良い。更に、光源60は、幅方向の一端側の上端面及び/又は他端側の上端面に、赤色LEDだけを設ける等、幅方向の一端側の上端面及び/又は他端側の上端面に、第一の色を照射するLEDだけを設けて、吐出部20から冷水が吐出可能な場合、吐出レバー5を発光させず、吐出部20から温水が吐出可能な場合、吐出レバー5を赤色に発光させる等、LEDの駆動のオンオフで吐出部20から吐出可能な流体を認識させるようにしても良い。更に、例えば、吐出部20から温水が吐出可能な場合には、吐出レバー5を点滅させるようにしても良い。また、光源から発せられる光は、吐出レバー5内を透過させるのではなく、吐出レバー5を外部から照射して照らしても良い。
また、切換スイッチ61は、流体切換部材2の支持部25や可撓性キャップ部材24や弁体3の基端部等に設置されることに限定されるものではなく、切換レバー4の回動を検出することが出来れば、その他の如何なる箇所に設置するようにしても良い。
<2.吐出切換装置による吐出流体の切換方法の説明>
<2−1.冷水>
次に、吐出切換装置1によって冷水を流体吐出制御部材19の吐出部20から吐出させる際の一連の動作について説明する。
先ず、吐出切換装置1は、光源60の青色LEDから吐出レバー5内に青色の光が照射されて光拡散部62によってその光が均一に拡散されることで、吐出レバー5の光拡散部62の部分が青色に発光されている。従って、吐出切換装置1は、図5に示すように、第二の弁部34が第二の弁座15と密接されて第一の空間部10と連通部12とが連通されている状態に設定されており、吐出部20から冷水が吐出可能であることを容易にユーザ等に告知することが出来る。
次いで、吐出切換装置1は、図6に示すように、吐出レバー5がユーザ等によって流体切換部材2の軸方向の基端側に向けて流体吐出制御部材19の吐出弁部21の付勢力に抗して押圧されると、吐出レバー5が回動軸51を中心に流体切換部材2の軸方向の基端側に向けて回動される。すると、吐出切換装置1は、吐出レバー5の規制部52の押圧部52aが流体吐出制御部材19から離間されて、吐出弁部21の取付片21aが下方に移動される。すると、吐出切換装置1は、取付片21aの移動に伴って吐出弁部21が下方に弾性変形されることで流出部18の流出口13が開放されて、冷水用の貯留容器から第一の連通孔16aを介して第一の空間部10に通水されて流出口13から吐出された冷水が流体吐出制御部材19の本体部19aを介して吐出部20に供給され、吐出部20から冷水が吐水される。以上のようにして、吐出切換装置1は、冷水を吐出部20から吐出させることが出来る。
なお、吐出切換装置1は、図5に示すように、ユーザ等による吐出レバー5への押圧が解除されると、吐出弁部21が復元され、その吐出弁部21の復元力によって吐出レバー5が流体切換部材2の軸方向の先端側に向けて回動されて定位置に復帰する。すると、吐出切換装置1は、復元された吐出弁部21によって流出口13が閉塞されて、流出口13から吐出部20への冷水の供給が停止される。
<2−2.温水>
次に、吐出切換装置1によって温水を流体吐出制御部材19の吐出部20から吐出する際の一連の動作について説明する。
先ず、吐出切換装置1は、図7に示すように、ユーザ等によって吐出レバー5の開口部50から露出した切換レバー4の被押圧部41が流体切換部材2の軸方向の基端側に向けて押圧されると、回動軸43を中心に、押圧部40が流体切換部材2の軸方向の先端側に向けて回動される。
ここで、図5に示すように、切換レバー4の回動軸43と吐出レバー5の回動軸51とは、配置位置が異なるので、被押圧部41の最下端の回動軌道L1と吐出レバー5の開口部50の最下端の回動軌道L2とが異なる。更に、被押圧部41が吐出レバー5よりも流体切換部材2の軸方向の基端側に配置されて軌道交点70よりも流体切換部材2の基端側に配置されると、被押圧部41の最下端が吐出レバー5の開口部50の最下端よりも下方に位置することになる。すなわち、被押圧部41と吐出レバー5とは、被押圧部41が吐出レバー5よりも流体切換部材2の軸方向の基端側に配置されて軌道交点70よりも流体切換部材2の軸方向の基端側に配置されると、係合可能となる。
従って、図8に示すように、被押圧部41が吐出レバー5よりも流体切換部材2の軸方向の基端側で軌道交点70よりも流体切換部材2の軸方向の基端側に配置された後に、ユーザ等によって吐出レバー5が流体切換部材2の軸方向の基端側に向けて押圧されると、切換レバー4は、吐出レバー5と連動して、被押圧部41が流体切換部材2の軸方向の基端側に回動され、押圧部40が流体切換部材2の軸方向の先端側に向けて回動される。すると、弁体3は、押圧部40によって、付勢部材23の付勢力に抗して流体切換部材2の軸方向の先端側に向けて移動され、図5に示すような付勢部材23によって第二の弁部34が第二の弁座15と密接されて第一の空間部10と連通部12とが連通されている状態から、図8に示すように、第一の弁部33が第一の弁座14と密接されて第二の空間部11と連通部12とが連通させる状態へと切り換わる。
すると、吐出切換装置1は、制御部材によって青色LEDの光の照射が停止されて、赤色LEDから吐出レバー5内に赤色の光が照射されて吐出レバー5が赤色に発光されて、第一の弁部33が第一の弁座14と密接されて第二の空間部11と連通部12とが連通するように切り換わり、吐出部20から温水が吐出可能であることをユーザ等に告知する。
加えて、吐出切換装置1は、吐出レバー5の規制部52の押圧部52aが流体吐出制御部材19から離間されて、流体吐出制御部材19の吐出弁部21の取付片21aが下方に移動される。すると、吐出切換装置1は、取付片21aの移動に伴って吐出弁部21が下方に弾性変形されることで流出部18の流出口13が開放されて、温水用の貯留容器から第二の連通孔17aを介して第二の空間部11に通水されて流出口13から吐出された温水が流体吐出制御部材19の本体部19aを介して吐出部20に供給され、吐出部20から温水が吐出される。以上のようにして、吐出切換装置1は、温水を吐出部20から吐出させることが出来る。
なお、吐出切換装置1は、ユーザ等による吐出レバー5への押圧が解除されると、吐出弁部21が復元され、その吐出弁部21の復元力によって吐出レバー5が流体切換部材2の軸方向の先端側に向けて回動されて定位置に復帰する。すると、吐出切換装置1は、図5に示すように、復元された吐出弁部21によって流出口13が閉塞されて、流出口13から吐出部20への温水の供給が停止される。更に、切換レバー4は、付勢部材23によって弁体3が流体切換部材2の軸方向の基端側に向けて移動されるのに伴って、押圧部40が流体切換部材2の軸方向の基端側に向けて回動されて、被押圧部41が流体切換部材2の軸方向の先端側に向けて回動されて、押圧前の状態に戻る。この際、被押圧部41は、軌道交点70までは吐出レバー5と連動して流体切換部材2の軸方向の先端側に向けて回動される。
<3.流体吐出制御部材の作用効果の説明>
以上のように、本発明を適用した流体吐出制御部材19は、有底器状の本体部19aと、本体部19aの内壁面に形成され、流出部18に取り付けるための取付部19bと、本体部19aの底面に形成され、取付部19bによって取り付けられた流出部18から供給された流体を外部に吐出する吐出部20と、本体部19aの底面に弾性変形可能に形成され、流出部18の流出口13を開閉して吐出部20からの流体の吐出を制御する吐出弁部21とを備え、吐出部20と吐出弁部21とを一連に設けて、取付部19bによって流出部18に取り付けられている。従って、流体吐出制御部材19は、本体部19aによって流出部18と吐出部20とを連通させることが出来、吐出弁部21によって吐出部20からの流体の吐出を制御することが出来、吐出部20と吐出弁部21とを一連に設けると共に取付部19bによって流出部18に容易に組み付けることが出来る。更に、流体吐出制御部材19は、吐出部20と吐出弁部21とが一連に設けられているので、部品点数を削減することが出来る。
また、流体吐出制御部材19は、吐出弁部21の下面に吐出レバー5と連結される取付片21aを有し、吐出レバー5が一方に押圧されて回動されると、取付片21aの移動に伴って吐出弁部21が弾性変形して流出口13が開放されて、流出口13から吐出される冷水又は温水等の水が吐出部20に供給され、吐出部20から冷水又は温水等の水が外部に吐出される。その一方で、流体吐出制御部材19は、ユーザ等による吐出レバー5への押圧が解除されると、吐出弁部21が復元され、その吐出弁部21の復元力によって吐出レバー5が他方に回動されて定位置に復帰し、復元された吐出弁部21によって流出口13が閉塞されて、流出口13から吐出部20への冷水又は温水等の水の吐出が停止される。従って、流体吐出制御部材19は、吐出弁部21によって吐出部20からの冷水又は温水等の水の吐出を制御することが出来る。更に、流体吐出制御部材19は、吐出レバー5の押圧が解除された際に吐出弁部21によって吐出レバー5を元の位置に戻すことが出来る。従って、流体吐出制御部材19は、吐出レバー5の押圧が解除された際に吐出レバー5を元の定位置に戻す付勢部材としても機能するので、別途、吐出レバー5を元の定位置に戻す付勢部材を設置する必要が無く、部品点数を削減することが出来る。
<4.吐出切換装置の変形例の説明>
なお、吐出切換装置1は、取付フランジ部18aを流出部18に一体に形成することに限定されるものではなく、図10に示すように、取付フランジ部18aを流出部18と別体に形成して、追って溶接等の従来公知の取付方法によって取付フランジ部18aを流出部18に取り付けるようにしても良い。これにより、流出部18は、取付フランジ部18aを一体に形成する場合よりも、部品形状が単純化され、容易に製造することが出来る。
更に、取付フランジ部18aを流出部18と別体にして、流体吐出制御部材19と取付フランジ部18aとで流体吐出制御機構を構成することにより、流体吐出制御部材19を、既存のウォータサーバにも取り付けることが出来る。例えば、流体吐出制御部材19は、既存のウォータサーバにおいて貯留容器(不図示)と接続された流出口13を有する流出部18に溶接等の従来公知の取付方法によって取付フランジ部18aを取り付けて、その取付フランジ部18aに取付部19bを嵌合させることで、既存のウォータサーバにも取り付けることが出来る。
また、吐出切換装置1は、図11に示すように、取付フランジ部18aを省略しても良い。すなわち、流体吐出制御部材19は、流出部18に直接的に取り付けるようにしても良い。
また、吐出切換装置1は、第一の空間部10に冷水が流入され、第二の空間部11に温水が流入されることに限定されるものではなく、第一の空間部10に温水が流入され、第二の空間部11に冷水が流入されるようにしても良い。また、第一の弁部33と第二の弁部34の外端間距離に対して、第一の連通孔16aと第二の連通孔17aの内端間距離を比較的短く設定することで、両孔を完全に閉塞しておらず、不完全な塞ぎ状態若しくは開孔状態とすることが可能となり、このような設定の場合、第一の流体と第二の流体を混合状態で得ることが出来るように成る。勿論、第一の弁部33と第二の弁部34の外端間距離と、第一の連通孔16aと第二の連通孔17aの内端間距離とを同等に設定すれば、一方の連通孔が完全に閉弁された状態のみが他方の連通孔が開弁し始める位置関係となり、混合流体を吐出させない仕様にすることが可能となる。
更に、吐出切換装置1は、第一の空間部10及び第二の空間部11に、水やミネラルウォータ等が流入されることに限定されるものではなく、清涼飲料、飲料水、酒類、醤油、みりん、ドレッシング、味噌などの流体調味料、みそ汁やコーンスープなどの流体料理等を含む飲食料や工業品等の流体、粘性流体、ゲル状体、スラリー状体が流入されるようにしても良い。更に、第一の空間部10に水やミネラルウォータが流入され、第二の空間部11に清涼飲料が流入される等、第一の空間部10と第二の空間部11とに、異なる流体を流入するようにしても良い。
更に、吐出切換装置1は、第一の空間部10及び第二の空間部11に貯留容器から流体が流入されることに限定されるものではなく、第一の空間部10及び第二の空間部11が第一の流体が流れる第一の管及び第二の流体が流れる第二の管と接続されて、常時、流体が流入されるようにしても良い。
更に、吐出切換装置1は、吐出レバー5が、光透過性を有する合成樹脂等で形成されることに限定されるものではなく、光透過性を有していないその他の合成樹脂で形成されるようにしても良い。
更に、吐出切換装置1は、流体切換部材2、弁体3、切換レバー4、吐出レバー5が、合成樹脂で形成されることに限定されるものではなく、金属等のその他の材料で形成されるようにしても良い。
更に、吐出切換装置1は、切換レバー4の被押圧部41の側面及び/又は下端面、吐出レバー5の開口部50の側面及び/又は下端面の何れかに、所定の押圧力以上で押圧されると係合状態が解除される凸状の係合部を設けて、切換レバー4及び/又は吐出レバー5が回動される際により抵抗を大きくして、より確実に、子供の使用を制限することや、不用意若しくは意図しない温水の吐出を防止するようにしても良い。特に、付勢部材23の強度を高めに設定したり、テコ比を小さくすれば、切換レバー4の回動操作に必要な力を大きくすることが出来るので、より確実に子供の使用を制限するチャイルドロック機構として用いることが出来る。
更に、吐出切換装置1は、光源60を吐出レバー5に上端面に設けることに限定されるものではなく、側面や下端面等に取り付けるようにしても良い。更に、吐出切換装置1は、光源60を、例えば吐出レバー5の上方の吐出切換装置1が取り付けられる装置の筺体に取り付けて、吐出レバー5に光を照射して発光させるようにしても良い。
1 吐出切換装置、2 流体切換部材、3 弁体、3a 第一の分割体、3b 第二の分割体、4 切換レバー、5 吐出レバー、10 第一の空間部、10a開口部、10b 嵌合部、11 第二の空間部、11a 開口部、12 連通部、13 流出口、14 第一の弁座、15 第二の弁座、16 第一の接続部、16a 第一の連通孔、17 第二の接続部、17a 第二の連通孔、18 流出部、18a 取付フランジ部、19 流体吐出制御部材、19a 本体部、19b 取付部、20 吐出部、20a 整流部、21 吐出弁部、21a 取付片、21b 嵌合孔、22 蓋部材、23 付勢部材、24 可撓性キャップ部材、24a 嵌合部、25 支持部、25a 第一の支持凹部、25b 第二の支持凹部、26 蓋部材、30 中間部、31 第一の拡径部、32 第二の拡径部、33 第一の弁部、34 第二の弁部、35 ネジ部、36 ネジ孔、40 押圧部、41 被押圧部、42 連結部、43 回動軸、44 開口部、45 保護部、50 開口部、51 回動軸、52 規制部、52a 押圧部、52b 連結部、60 光源、61 切換スイッチ、62 第一の光拡散部、63 第二の光拡散部

Claims (6)

  1. 流出口を有する流出部に取り付けるための取付部と、
    上記取付部によって取り付けられた上記流出部の上記流出口から供給された流体を外部に吐出する吐出部と、
    弾性変形可能に形成され、上記流出口を開閉し得、上記吐出部からの上記流体の吐出を制御可能とする吐出弁部とを備えることを特徴とする流体吐出制御部材。
  2. 前記取付部、前記吐出部及び前記吐出弁部は、一連に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の流体吐出制御部材。
  3. 有底器状の本体部を備え、
    前記取付部は、上記本体部の内壁面に形成され、
    前記吐出部及び前記吐出弁部は、上記本体部の底面に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の流体吐出制御部材。
  4. 前記吐出弁部は、該吐出弁部の下部に、外部からの操作によって変位可能に設けられる操作片を有し、
    上記操作片の変位に伴って該吐出弁部が弾性変形して前記流出口を開放し得るように構成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の流体吐出制御部材。
  5. 前記操作片は、前記吐出弁部の下面に垂設され、吐出操作手段と連結され、該吐出操作手段が外部からの操作によって変位されると、該操作片の移動に伴って前記吐出弁部が弾性変形して前記流出口を開放し、前記吐出部から流体を外部に吐出させ、該吐出操作手段に対する該操作が解除されると、前記吐出弁部が復元力によって復元して、これに伴って該吐出操作手段を定位置に復帰させると共に、前記流出口を閉塞して、該吐出部からの上記流体の吐出を停止させることを特徴とする請求項4に記載の流体吐出制御部材。
  6. 流出口を有する流出部に取り付けるための取付部と、前記取付部によって取り付けられた前記流出部の前記流出口から供給された流体を外部に吐出する吐出部と、弾性変形可能に形成され、前記流出口を開閉し得、前記吐出部からの前記流体の吐出を制御可能とする吐出弁部とを有する流体吐出制御部材と、
    上記流出部に別体に設けられ、上記取付部と嵌合するフランジ部とを備えることを特徴とする流体吐出制御機構。
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