JP7246097B2 - ヒューズ、及びヒューズの製造方法 - Google Patents

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Description

本願発明は、主に自動車用電気回路等に用いられるヒューズ、およびヒューズの製造方法に関する。
従来から、ヒューズは、自動車等に搭載されている電気回路や、電気回路に接続されている各種電装品を保護するために用いられてきた。詳しくは、電気回路中に意図しない過電流が流れた場合に、ヒューズに内蔵されたヒューズエレメントの溶断部が過電流による発熱により溶断して、各種電装品に過度な電流が流れないように保護している。
そして、このヒューズは用途に応じて様々な種類があり、例えば、複数の溶断部を備えた特許文献1に記載のヒューズが知られている。
この特許文献1に記載のヒューズは、ケーシング内部にヒューズエレメントを収容するタイプのものであり、一対の端子部と、当該端子部の間に設けられた2つ以上の中間部と、各中間部に形成された溶断部を有するヒューズエレメントを備える。そして、このヒューズエレメントは、一枚の金属板を打ち抜いて、端子部と、2つ以上の中間部と、各中間部に形成された溶断部とを形成し、その後、中間部が相対する配置となるように、端子部の屈曲箇所において端子部を折り曲げている。ただ、中間部は溶断部を設けるために長尺状に形成されているため、端子部と比較すると、曲がりやすく強度が弱いものとなっている。そのため、上述したように、ヒューズエレメントを屈曲成形する際に、溶断部を備えた中間部が変形する虞があり、ヒューズエレメントの屈曲成形が難しくなっていた。
特願2019-224287
そこで、本願発明は、ヒューズエレメントの屈曲成形が容易な構造を備えるヒューズ、および、そのヒューズの製造方法を提供する。
上記課題を解決するために、本願発明のヒューズは、一対の端子部と、当該端子部の間に設けられた中間部と、当該中間部に設けられた溶断部とを有するヒューズエレメントを備えたヒューズであって、前記端子部には、少なくとも2つ以上の中間部が設けられており、少なくとも一つの前記中間部は、長尺方向に沿って、両側の長辺側よりも中央側が突出するように曲げられており、前記端子部の屈曲箇所において、当該端子部が折り曲げられることで、前記中間部が相対するように配置されていることを特徴とする。
上記特徴によれば、中間部が長尺方向に沿って、両側の長辺側よりも中央側が突出するように曲げられた構造を備えることで、中間部の長尺方向に対する強度が増して、中間部が曲がって変形することを防ぐことができるため、ヒューズエレメントの屈曲成形が容易となる。
さらに、本願発明のヒューズは、前記相対する中間部は、互いに外側へ向けて離れるように曲げられていることを特徴とする。
上記特徴によれば、相対する中間部の溶断部同士を離間させることができるので、溶断部は互いに熱的影響を受けにくく、所望の溶断特性をより発揮しやすくなる。
さらに、本願発明のヒューズは、前記相対する中間部が互いに外側へ向けて離間するように、前記中間部と前記端子部の接続部分は、前記中間部の長尺方向と直交する方向へ折り曲げられていることを特徴とする。
上記特徴によれば、相対する中間部の溶断部同士を離間させることができるので、溶断部は互いに熱的影響を受けにくく、所望の溶断特性をより発揮しやすくなる。
さらに、本願発明のヒューズの製造方法によれば、一対の端子部と、当該端子部の間に設けられた中間部と、当該中間部に設けられた溶断部とを有するヒューズエレメントを備えたヒューズの製造方法であって、一枚の金属板を打ち抜いて、前記一対の端子部と、当該端子部の間に少なくとも2つ以上の中間部を形成し、前記中間部を、長尺方向に沿って、両側の長辺側よりも中央側が突出するように曲げ、前記端子部の屈曲箇所において、当該端子部を折り曲げて、前記中間部を相対するように配置することを特徴とする。
上記特徴によれば、中間部が長尺方向に沿って、両側の長辺側よりも中央側が突出するように曲げられることで、中間部の長尺方向に対する強度が増して、中間部が曲がって変形することを防ぐことができるため、ヒューズエレメントの屈曲成形が容易となる。
さらに、本願発明のヒューズの製造方法によれば、前記相対する中間部は、互いに外側へ向けて離れるように曲げられることを特徴とする。
上記特徴によれば、相対する中間部の溶断部同士を離間させることができるので、溶断部は互いに熱的影響を受けにくく、所望の溶断特性をより発揮しやすくなる。
さらに、本願発明のヒューズの製造方法によれば、前記相対する中間部が互いに外側へ向けて離間するように、前記中間部と前記端子部の接続部分は、前記中間部の長尺方向と直交する方向へ折り曲げられることを特徴とする。
上記特徴によれば、相対する中間部の溶断部同士を離間させることができるので、溶断部は互いに熱的影響を受けにくく、所望の溶断特性をより発揮しやすくなる。
上記のように、本願発明のヒューズ、および、そのヒューズの製造方法によれば、ヒューズエレメントの屈曲成形が容易となる。
(a)は、本願発明のヒューズのヒューズエレメントを展開した状態の平面図、(b)は、ヒューズエレメントの中間部に曲げ加工を施した状態の平面図である。 (a)は、ヒューズエレメントの中間部に曲げ加工を施した状態の側面図、(b)は、ヒューズエレメントの中間部に曲げ加工を施した状態の正面図であって、中間部付近を拡大した正面図、(c)は、図1(b)に示すA―A断面図である。 (a)は、完成したヒューズエレメントの平面図、(b)は、完成したヒューズエレメントの全体斜視図、(c)は、完成したヒューズエレメントの側面図、(d)は、B―B断面図である。 (a)は、本願発明のヒューズを構成する各部材を分解して示した全体斜視図、(b)は、完成したヒューズの全体斜視図である。
100 ヒューズエレメント
110 端子部
120 溶断部
130 中間部
132 長辺
133 中央
400 ヒューズ
K2 屈曲箇所

以下に、本願発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下で説明する実施形態におけるヒューズの各部材の形状や材質等は、一例を示すものであって、これらに限定されるものではない。
図1から図3では、本願発明に係るヒューズのヒューズエレメント100の製造工程について説明する。なお、図1(a)は、ヒューズエレメント100を展開した状態の平面図、図1(b)は、ヒューズエレメント100の中間部130に曲げ加工を施した状態の平面図、図2(a)は、ヒューズエレメント100の中間部130に曲げ加工を施した状態の側面図、図2(b)は、ヒューズエレメント100の中間部130に曲げ加工を施した状態の正面図であって、中間部130付近を拡大した正面図、図2(c)は、図1(b)に示すA―A断面図、図3(a)は、完成したヒューズエレメント100の平面図、図3(b)は、完成したヒューズエレメント100の全体斜視図、図3(c)は、完成したヒューズエレメント100の側面図、図3(d)は、B―B断面図である。
まず、銅やその合金等の導電性金属からなる、平坦な板材を、図1(a)に示すような形状にプレス機等で打ち抜く。この図1(a)に示すような所定の形状にかたどられた一枚の金属板には、両端の端子部110と、端子部110の間の平坦な中間部130と、中間部130に溶断部120が複数形成されている。具体的に説明すると、溶断部120は、中間部130に小穴を設けて局所的に幅が狭くなった線状の複数の溶断箇所121から構成されており、各溶断箇所121が、電気回路等に意図しない過電流が流れた際に、発熱して溶断して過電流を遮断するのである。なお、溶断部120は、幅が狭くなった線状の溶断箇所121から構成されることに限定されず、電気回路等に意図しない過電流が流れた際に、発熱して溶断して過電流を遮断できるのであれば、中間部130に溶断しやすい金属材料を局所的に配置するなどの任意の構成を採用することができる。
次に、図1(b)及び図2に示すように、中間部130と端子部110との接続部分131を、中間部130の長尺方向のX方向と直交する縦方向のZ方向へ向けて、屈曲線L1において上方へ折り曲げる。すると、中間部130は、端子部110より上方へ少し盛り上がるように連結された状態となる。この屈曲線L1は、X方向及びZ方向に直交する、中間部130の短尺方向のY方向へ向けて延出している。なお、この接続部分131の折り曲げ工程は、人により手動で、又は屈曲成形機により自動で行われる。
また、図1(b)及び図2に示すように、中間部130は、中間部130の長尺方向のX方向に沿って、両側の長辺132側よりも中央133側がZ方向に突出するように曲げられている。なお、中間部130は、中央133側が両側の長辺132側よりもZ方向に滑らかに膨らむように湾曲した形状であるが、これに限定されず、中央133側が両側の長辺132側よりもZ方向に曲げられていれば、中央133側が略三角形のように尖る形状であってもよい。また、中間部130の中央133側の曲げ工程は、人により手動で、又は屈曲成形機により自動で行われる。なお、屈曲成形機によって、接続部分131の折り曲げ工程と、中間部130の中央133側の曲げ工程を同時に行ってもよいし、接続部分131の折り曲げ工程を先に行い、その後、中間部130の中央133側の曲げ工程を行ってもよいし、中間部130の中央133側の曲げ工程を先に行い、その後、接続部分131の折り曲げ工程を行ってもよい。
次に、端子部110の略中央あたりの屈曲箇所K2の屈曲線K1において、横並びになった端子部110が上下に重なるように折り曲げられると、ヒューズエレメント100は、図3に示すような立体的な形状に形成される。そして、この屈曲線K1は、中間部130の長尺方向のX方向と略平行になっており、また、ヒューズエレメント100は、屈曲線K1において線対称な形状となっている。そのため、図3に示すように、上下の端子部110が屈曲箇所K2において折り曲げられると、各中間部130が上下に相対するように配置されることになる。なお、この端子部110の折り曲げ工程は、人により手動で、又は屈曲成形機により自動で行われており、一方の端子部110を、他方の隣接する端子部110へ向けて折り重ねるように、屈曲箇所K2において屈曲させている。
ここで、中間部130は長尺状なので、長尺方向に対する強度が弱くなっている。また、中間部130は溶断部120を備えているため、長尺方向に対する強度が弱くなっている。そこで、本願発明では、中間部130が、長尺方向のX方向に沿って、両側の長辺132側よりも中央133側が突出するように曲げられているので、中間部130の長尺方向に対する強度が増している。そのため、端子部110を折り曲げて、ヒューズエレメント100を屈曲成形する際に、中間部130が曲がって変形することを防ぐことができるのである。つまり、本願発明のヒューズのヒューズエレメント100は、中間部130が長尺方向のX方向に沿って、両側の長辺132側よりも中央133側が突出するように曲げられた構造を備えることで、ヒューズエレメント100の屈曲成形が容易となるのである。また、本願発明のヒューズの製造方法によれば、中間部130を長尺方向のX方向に沿って、両側の長辺132側よりも中央133側が突出するように曲げる工程を備えることで、ヒューズエレメント100の屈曲成形が容易となるのである。さらに、ヒューズエレメント100を屈曲成形する際に、中間部130が変形することを防ぐことができるので、ヒューズエレメント100の加工速度を上げて、ヒューズの製造効率を向上させることができる。
なお、図1から図3に示すヒューズエレメント100は、合計4つの中間部130を備えているが、これに限定されず、中間部130を2つ以上備えていれば、任意の数の中間部130を備えてもよい。また、図1から図3に示すヒューズエレメント100では、すべての中間部130が、両側の長辺132側よりも中央133側が突出するように曲げられているが、これに限定されず、少なくとも1つ以上の中間部130において、両側の長辺132側よりも中央133側が突出するように曲げられていれば、その曲げられた中間部130の強度が向上するだけでなく、その強度が向上した中間部130と端子部110との連結箇所付近を含めた全体の強度が向上するため、ヒューズエレメント100を屈曲成形する際に、中間部130やその周辺が曲がって変形することを防ぐことができ、ヒューズエレメント100の屈曲成形が容易となるのである。
さらに、本願発明のヒューズの製造方法によれば、図1及び図2に示すように、ヒューズエレメント100が端子部110の屈曲箇所K2にて折り曲げられる前の展開した状態において、各中間部130が、中間部130の長尺方向のX方向に沿って、両側の長辺132側よりも中央133側がZ方向に突出するように曲げられている。つまり、相対するように配置されることになる各中間部130は、同じ方向に向けて突出するように曲げられている。そのため、図3(d)に示すように、端子部110の屈曲箇所K2において端子部110が重なるように折り曲げると、上下に相対する各中間部130は、互いに外側へ向けて離れるように曲げられた状態となる。すると、相対する中間部130の溶断部120同士を離間させることができるので、溶断部120は互いに熱的影響を受けにくく、所望の溶断特性をより発揮しやすくなる。
次に、本願発明のヒューズの製造方法によれば、図1及び図2に示すように、ヒューズエレメント100が端子部110の屈曲箇所K2にて折り曲げられる前の展開した状態において、中間部130と端子部110との各接続部分131を、中間部130の長尺方向のX方向と直交する縦方向のZ方向へ向けて、屈曲線L1において上方へ折り曲げている。つまり、相対するように配置されることになる中間部130の接続部分131は、同じZ方向へ向けて折り曲げられている。そのため、図3(c)に示すように、端子部110の屈曲箇所K2において端子部110が重なるように折り曲げると、上下に相対する各中間部130は、互いに外側へ向けて離間した状態となる。すると、相対する中間部130の溶断部120同士を離間させることができるので、溶断部120は互いに熱的影響を受けにくく、所望の溶断特性をより発揮しやすくなる。
また、図2(b)に示す中間部130は、両側の長辺132側よりも中央133側が、接続部分131の外側に突出するように曲げられているが、これに限定されず、中間部130は、両側の長辺132側よりも中央133側が、接続部分131の内側に突出するように曲げられていてもよい。ただ、図2(b)に示すように、中間部130は、両側の長辺132側よりも中央133側が、接続部分131の外側に突出するように曲げられることで、中央133と長辺132と接続部分131の曲げ方向が滑らかに同一方向へ連続するので、その曲げられた部分に局所的に肉薄となる部分が生じず、局所的に強度が弱くなることがないのである。その結果、中間部130と端子部110との接続部分131を含めた全体の強度が向上するため、ヒューズエレメント100を屈曲成形する際に、中間部130やその周辺が曲がって変形することを防ぐことができ、ヒューズエレメント100の屈曲成形が容易となるのである。
なお、ヒューズエレメント100は、銅やその合金等の導電性金属からなる、平坦な板材を、図1(a)に示すような形状にプレス機等で打ち抜いて形成しているが、この板材は、溶断部120を備えた中間部130の板厚のみが薄く、端子部110の板厚が厚い一枚の板材、すなわち、厚さが均一ではなく、溶断部120を構成する部分の板厚のみが、他の部分(端子部110など)の板厚よりも薄い一枚の板材(異形材)となっている。そのため、板厚が薄い板材から構成された溶断部120と、板厚が厚い板材から構成された端子部110とを別々に用意して、互いに溶接する必要がなく、ヒューズエレメント100の製造が容易である。
さらに、板厚が薄い板材から構成された中間部130は、ヒューズエレメント100を屈曲成形する際に曲がって変形しやすくなるが、本願発明によれば、中間部130の強度を向上させることができるため、中間部130やその周辺が曲がって変形することを効果的に防ぐことができ、ヒューズエレメント100の屈曲成形が容易となるのである。なお、ヒューズエレメント100を構成する材料は、溶断部120を含む中間部130を構成する部分の板厚のみが、他の部分(端子部110など)の板厚よりも薄い材料(異形材)となっているが、これに限定されず、溶断部120を含む中間部130を構成する部分の板厚と、他の部分(端子部110など)の板厚が同一、つまり、厚さが均一の板材を利用してもよい。
では次に、図4を参照して、本願発明のヒューズ400の組み立て方法について説明する。なお、図4(a)は、ヒューズ400を構成する各部材を分解して示した全体斜視図、図4(b)は、完成したヒューズ400の全体斜視図である。
図4(a)に示すように、まず、開口部250を上方へ向けた状態で、合成樹脂製のケーシング分割片200を配置する。そして、このケーシング分割片200の両側の側壁220の載置面224に、ヒューズエレメント100の端子部110をそれぞれ載置させる。ヒューズエレメント100の中間部130は、ケーシング分割片200の開口部250内に収まった状態となる。次に、下側のケーシング分割片200の上方から、当該下側のケーシング分割片200と同一形状のケーシング分割片200を、開口部250を下方へ向けた状態で嵌め合わせる。具体的には、上側のケーシング分割片200の側壁220の載置面224を、端子部110へ向けて宛がい、上側のケーシング分割片200の載置面224と下側のケーシング分割片200の載置面224によって、ヒューズエレメント100の端子部110を上下方向から挟み込む。
次に、上下のケーシング分割片200から構成されるケーシング290が外れないように強固に固定するために、両側から端子部110の周囲を囲むように、枠状固定部材300をケーシング290へ取り付ける。具体的には、枠状固定部材300を端子部110に挿通させた後、ケーシング290の外面222に圧入していく。上下のケーシング分割片200の外面222は、上下のケーシング分割片200が組付けられた際に、ケーシング分割片200の周囲を連続して一周するように構成されている。そのため、枠状固定部材300を上下の外面222に沿わせつつ圧入していくことで、上下のケーシング分割片200は互いに強固に固定されるのである。なお、枠状固定部材300は、金属製の環状体であり、ケーシング290の外面222と対応するように同一形状となっている。また、枠状固定部材300を外面222に圧入できるように、枠状固定部材300は外面222よりも僅かに小さくなっている。
このようにして、図4(b)に示すように、ヒューズエレメント100の溶断部120を内部に収容した状態で、ヒューズエレメント100とケーシング290とが組み付けられて、ヒューズ400が完成するのである。そして、ヒューズエレメント100の端子部110は外部の電気回路と電気的に接続出来るように、ケーシング290の側壁220から外側へ突出しており、外部の電気回路に過電流が流れた際は、ケーシング290内に収容された溶断部120が溶断して過電流を遮断し、電気回路を保護しているのである。
なお、ケーシング290は、上下の2つの略立方体形状のケーシング分割片200から構成されているが、これに限定されず、溶断部120を内部に収容した状態で、ヒューズエレメント100を組付けられるのであれば、ケーシング290はどのような構成であってもよい。
なお、本願発明のヒューズ、及びヒューズの製造方法は、上記の実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲、実施形態の範囲で、種々の変形例、組み合わせが可能であり、これらの変形例、組み合わせもその権利範囲に含むものである。

Claims (6)

  1. 一対の端子部と、当該端子部の間に設けられた中間部と、当該中間部に設けられた溶断部とを有するヒューズエレメントを備えたヒューズであって、
    前記端子部には、少なくとも2つ以上の中間部が、前記端子部と一体に設けられており、
    少なくとも一つの前記中間部は、長尺方向に沿って、両側の長辺側よりも中央側が、前記中間部と前記端子部の接続部分の外側に突出するように曲げられ、
    前記接続部分では、長尺方向側部に対して中央側が、外側に向けて湾曲しており、
    前記中間部の湾曲方向と、前記接続部分の湾曲方向が、同一方向で連続しており、
    前記端子部の屈曲箇所において、当該端子部が折り曲げられることで、前記中間部が相対するように配置されていることを特徴とするヒューズ。
  2. 前記相対する中間部は、互いに外側へ向けて離れるように曲げられていることを特徴とする請求項1に記載のヒューズ。
  3. 前記相対する中間部が互いに外側へ向けて離間するように、前記中間部と前記端子部の接続部分は、前記中間部の長尺方向と直交する方向へ折り曲げられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のヒューズ。
  4. 一対の端子部と、当該端子部の間に設けられた中間部と、当該中間部に設けられた溶断部とを有するヒューズエレメントを備えたヒューズの製造方法であって、
    一枚の金属板を打ち抜いて、前記一対の端子部と、当該端子部の間に少なくとも2つ以上の中間部を形成し、
    前記中間部を、長尺方向に沿って、両側の長辺側よりも中央側が、前記中間部と前記端子部の接続部分の外側に突出するように曲げ、
    前記接続部分では、長尺方向側部に対して中央側を、外側に向けて湾曲させ、
    前記中間部の湾曲方向と、前記接続部分の湾曲方向が、同一方向で連続するようにし、
    前記端子部の屈曲箇所において、当該端子部を折り曲げて、前記中間部を相対するように配置することを特徴とするヒューズの製造方法。
  5. 前記相対する中間部は、互いに外側へ向けて離れるように曲げられることを特徴とする請求項4に記載のヒューズの製造方法。
  6. 前記相対する中間部が互いに外側へ向けて離間するように、前記中間部と前記端子部の接続部分は、前記中間部の長尺方向と直交する方向へ折り曲げられることを特徴とする請求項4又は5に記載のヒューズの製造方法。
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