JP7244248B2 - アクチュエータの固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、アクチュエータの固定構造、およびアクチュエータに関するものである。
アクチュエータを各種機器に用いるには、機器の被搭載部にアクチュエータを固定する必要がある。従って、アクチュエータの一部に径方向外側に突出したフランジ部を設け、フランジ部を被搭載部の受け部に当接させて、フランジ部をネジで固定する構造が多用されている。例えば、特許文献1には、リニアアクチュエータにおいて、コネクタ構造体の環状面を保持する環状部を備えたケーシングから互いに離間する方向に2つのフランジ部を突出させ、2つのフランジ部に形成された穴を利用して、フランジ部を固定する構造が提案されている。
特表2013-526250号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、アクチュエータを固定した際のアクチュエータの軸線周りの角度位置は、2つのフランジ部の突出方向によって一義的に決定される。このため、アクチュエータを搭載する機器によってコネクタ構造体等の軸線周りの角度位置を変更する必要が発生した場合、アクチュエータにおける2つのフランジ部の突出方向自体を変更せざるを得ない等、アクチュエータを固定する際の角度位置に対する自由度が低いという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、アクチュエータを被搭載部に固定する際のアクチュエータや締結位置の角度位置に対する自由度を高めることのできるアクチュエータの固定構造、およびアクチュエータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るアクチュエータの固定構造の一態様は、径方向外側に張り出したフランジ部がケーシングの外周壁に設けられたアクチュエータと、前記アクチュエータが搭載される被搭載部において一方側を向く受け部に前記ケーシングの一部が前記一方側から当接した状態で、前記フランジ部に前記一方側から重なる固定具と、前記固定具を前記被搭載部に固定する締結部材と、を有し、前記外周壁は、前記フランジ部に対して前記一方側で周方向に配置された複数の平面部を備え、前記固定具は、前記複数の平面部のうちのいずれか1つの平面部である第1平面部に径方向外側から当接する回り止め用の第1支持部と、前記複数の平面部のうち、前記第1平面部とは別の1つの平面部である第2平面部に径方向外側から当接する回り止め用の第2支持部とを備えていることを特徴とする。
本発明に係るアクチュエータの固定構造では、アクチュエータが搭載される被搭載部の受け部にケーシングの一部が一方側から当接した状態で、フランジ部に固定具を一方側から重ねてケーシングを被搭載部に固定する。また、アクチュエータの外周壁にはフランジ部と隣り合う位置に、周方向に配置された複数の平面部が設けられており、固定具は、複数の平面部のうち、第1平面部に第1支持部が当接し、第2平面部に第2支持部が当接する。従って、アクチュエータの角度位置がずれることを防止することができる。また、被
搭載部の構造等の事情によって、アクチュエータを固定する際のアクチュエータの角度位置や固定具の締結部分の角度位置を変更する必要が発生した場合には、それに応じた固定具を用いる等の対応を行えばよく、ケーシングに設けたフランジ部をネジによって固定する場合と違って、アクチュエータにおけるフランジ部の角度位置を変更する必要がない。それ故、アクチュエータを被搭載部に固定する際のアクチュエータや締結位置の角度位置に対する自由度を高めることができる。
本発明に係るアクチュエータの固定構造において、前記第1平面部と前記第2平面部とは平行である態様を採用することができる。かかる態様によれば、固定具によってフランジ部を固定した際、固定具の第1支持部および第2支持部によって、アクチュエータの角度位置がずれること確実に防止することができる。
本発明に係るアクチュエータの固定構造において、前記複数の平面部には、互いに平行な2つの平面部からなる対が複数、含まれており、前記複数の対のうち、いずれかの対を成す2つの平面部の一方が前記第1平面部であり、他方が前記第2平面部であることを特徴とする態様を採用することができる。かかる態様によれば、アクチュエータを被搭載部に固定する際の角度位置を変更した場合でも、別の平面部を第1平面部および第2平面部としてアクチュエータを固定することができる。
本発明に係るアクチュエータの固定構造において、前記外周壁は、前記複数の平面部の間の位置する部分が周方向に沿って円弧状に湾曲している態様を採用することができる。
本発明に係るアクチュエータの固定構造において、前記ケーシングには、径方向外側に向けて開口するコネクタハウジング部を備えている態様を採用することができる。かかる態様の場合、コネクタハウジング部の向きを変更する必要がある場合でも、容易に対応することができる。
本発明に係るアクチュエータの固定構造において、前記アクチュエータは、前記ケーシングの内側に配置されたモータと、前記モータを駆動源にして駆動される出力部材と、を有する態様を採用することができる。
本発明では、アクチュエータが搭載される被搭載部の受け部にケーシングの一部が一方側から当接した状態で、フランジ部に固定具を一方側から重ねてケーシングを被搭載部に固定する。また、アクチュエータの外周壁にはフランジ部と隣り合う位置に、周方向に配置された複数の平面部が設けられており、固定具は、複数の平面部のうち、第1平面部に第1支持部が当接し、第2平面部に第2支持部が当接する。従って、アクチュエータの角度位置がずれることを防止することができる。また、被搭載部の構造等の事情によって、アクチュエータを固定する際のアクチュエータの角度位置や固定具の締結部分の角度位置を変更する必要が発生した場合には、それに応じた固定具を用いる等の対応を行えばよく、ケーシングに設けたフランジ部をネジによって固定する場合と違って、アクチュエータにおけるフランジ部の角度位置を変更する必要がない。それ故、アクチュエータを被搭載部に固定する際のアクチュエータや締結位置の角度位置に対する自由度を高めることができる。
本発明の実施形態1に係るアクチュエータの一態様を示す斜視図。 図1に示すアクチュエータの断面図。 図1に示す固定具による回り止め構造を示す説明図。 本発明の実施形態1の変形例1に係るアクチュエータの説明図。 本発明の実施形態1の変形例2に係るアクチュエータの説明図。 本発明の実施形態2に係るアクチュエータにおける固定具による回り止め構造を示す説明図。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、アクチュエータ1の軸線にLを付し、軸線L方向において、回転軸61がモータケース21から突出する側を出力側Laとし、出力側Laとは反対側を反出力側Lbとして説明する。なお、本発明では、アクチュエータ1を固定する際の「一方側」が反出力側Lbである場合を中心に説明する。
[実施形態1]
(アクチュエータ1の全体構成)
図1は、本発明の実施形態1に係るアクチュエータ1の一態様を示す斜視図である。図2は、図1に示すアクチュエータ1の断面図である。
図1および図2に示すアクチュエータ1は、モータケース21と、モータケース21の反出力側Lbに配置された封止部材22とによってケーシング2が構成されている。
図2に示すように、アクチュエータ1は、ケーシング2の内側に配置されたモータ10と、モータ10を駆動源にして回転駆動あるいは直線駆動等の駆動が行われる出力部材71とを有している。本実施形態において、アクチュエータ1は、モータ10を駆動源にして出力部材71が直線駆動されるリニアアクチュエータである。モータ10は、ケーシング2のうち、モータケース21の内側に円筒状のステータ5を有しており、ステータ5の内側にロータ6を有している。
ステータ5は、ステータコア52を備える。本形態では、コイル51が巻回されるコイルボビン53を成形する際、モータケース21の反出力側Lbの開口を塞ぐ蓋部54を一体に形成する。ロータ6は、回転軸61と、回転軸61の外周面に固定された永久磁石62とを有しており、回転軸61は、モータケース21から出力側Laに向けて一部が突出している。
回転軸61は、反出力側Lbの端部が鋼球66およびラジアル軸受67によって支持され、鋼球66およびラジアル軸受67は、蓋部54に支持されている。回転軸61は、モータケース21の出力側Laの端部に保持されたラジアル軸受68によっても回転可能に支持されている。
回転軸61において、モータケース21から出力側Laに向けて突出している部分には雄ねじ610が形成されており、雄ねじ610には、出力部材71の雌ねじ710が噛み合っている。出力部材71は後述するバルブ装置に用いられるため、出力側Laの端部に円錐面が形成されている。出力部材71には、反出力側Lbに開口する溝状の凹部711が形成されており、凹部711の内側には、モータケース21の出力側Laの端部に固定されたストッパ72が配置されている。ストッパ72は、回転軸61が軸線L周りに回転した際、出力部材71が供回りすることを防止する。従って、回転軸61が軸線L周りに回転した際、出力部材71は、軸線Lに沿って直動する。凹部711の内側には、コイルバネ73が配置されている。コイルバネ73は、出力部材71を出力側Laに付勢することにより、雄ねじ610と雌ねじ710とのバックラッシュを抑制する。
(ケーシング2の構成)
ケーシング2のうち、封止部材22は、樹脂製であり、モータケース21の外周面のうち、反出力側Lbに位置する部分を覆い、モータケース21と蓋部54との隙間を封止する。蓋部54には、軸線Lに対して直交する方向に延在する複数の端子ピン55が支持されている。端子ピン55の一方端551はカバー29で覆われ、カバー29は封止部材22によって覆われている。封止部材22には、軸線Lに対して直交する径方向外側に開口する筒状のコネクタハウジング部23が形成されており、コネクタハウジング部23の内側に端子ピン55の他方端552が位置する。
図1および図2に示すように、ケーシング2のうち、封止部材22は、全体として円筒状の外周壁220を有しており、外周壁220の軸線L方向の中央付近には、径方向外側に向けて突出した円環状のフランジ部225が設けられている。従って、外周壁220は
、フランジ部225に対して出力側Laで隣り合う第1外周部分221と、フランジ部225に対して反出力側Lbで隣り合う第2外周部分222とを有している。
第1外周部分221には、周方向に複数の半円形状の凸部223が形成されており、凸部223の間は、周方向に沿って円弧状に湾曲している。
第2外周部分222には、周方向に複数の平面部224が形成されており、平面部224の間は、周方向に沿って円弧状に湾曲している。
(固定構造)
図2に示すように、アクチュエータ1は、モータ10を駆動源として出力部材71を軸線L方向に沿って駆動することから、出力部材71を弁体として利用するバルブ装置100等に用いられる。従って、バルブ装置100には、アクチュエータ1を搭載する被搭載部110が構成されている。また、バルブ装置100には、隔壁150を介して区画された第1流路160と第2流路170とが設けられており、隔壁150には、第1流路160と第2流路170とを連通させる連通穴155が形成されている。
アクチュエータ1を被搭載部110に固定すると、出力部材71は第2流路170において、連通穴155と重なる位置に配置される。従って、図2に示すように、出力部材71を反出力側Lbに駆動して連通穴155から離間させると、連通穴155が開状態となるので、第1流路160から第2流路170に流体Gが流れ込む。これに対して、出力部材71を出力側Laに駆動して連通穴155を閉状態にすると、第1流路160から第2流路170への流体Gの流入が停止する。なお、図2とは反対に、第2流路170から連通穴155を介して第1流路160に流体Gを流入させることもある。
本形態では、アクチュエータ1をバルブ装置100に搭載する際、壁状の被搭載部110に形成されている穴111に、アクチュエータ1のうち、モータケース21より出力側Laの部分を差し込む。穴111の内面には段部が形成されており、反出力側Lb(一方側)に向いた受け部112が円環状の面として形成されている。従って、穴111にモータケース21を差し込むと、ケーシング2の一部が受け部112に反出力側Lbから当接する。本実施形態では、穴111にモータケース21を差し込むと、封止部材22のフランジ部225において、出力側Laに向く一方面228が、ケーシング2の一部として、受け部112に反出力側Lbから当接する。
この状態で、フランジ部225において、反出力側Lbに向く他方面229に板状の固定具9を反出力側Lbから重ね、固定具9をねじ等の締結部材99によって被搭載部110に固定する。より具体的には、固定具9には、締結部材99を通す穴91が形成されている一方、被搭載部110には、締結部材99を止めるねじ穴119が形成されている。従って、締結部材99をねじ穴119に止めて締結部材99を被搭載部110に固定すると、フランジ部225は、固定具9と受け部112との間に固定される。従って、アクチュエータ1は、被搭載部110に固定される。
(固定具9による回り止め構造)
図3は、図1に示す固定具9による回り止め構造を示す説明図であり、図3には、ケーシング2に形成した平面部224の配置構造(a)を示すとともに、固定具9による周り止め構造(b)~(e)を示してある。
図3の配置構造(a)に示すように、本形態では、ケーシング2(封止部材22)の外周壁220の第2外周部分222には、複数の平面部224が形成されている。本形態では、複数の平面部224には、互いに平行な2つの平面部224からなる対が複数、含ま
れている。本形態においては、平面部224が周方向に沿って等角度間隔に4つ形成されている。このため、複数の平面部224には、互いに平行な平面部224の対が2つ、含まれている。
また、図3の周り止め構造(b)を示すように、固定具9は、ねじ等の締結部材99を通す穴91が形成された基部92と、フランジ部225に重なる腕状の第1支持部96と、第1支持部96と離間する位置でフランジ部225に重なる第2支持部97とが形成されている。
ここで、第1支持部96は、外周壁220に形成された複数の平面部224のうちのいずれか1つの平面部224である第1平面部224aに径方向から当接し、第2支持部97は、外周壁220に形成された複数の平面部224のうち、第1平面部224aと異なる1つの平面部224である第2平面部224bに径方向外側から当接する。従って、アクチュエータ1を固定した際の角度位置がずれることを防止することができる。
本形態では、第1支持部96と第2支持部97とは平行である。従って、複数の平面部224において、互いに平行な平面部224の2つの対のうち、いずれかの対を成す2つの平面部224の一方が第1平面部224aであり、2つの平面部224の他方は第2平面部224bである。
このように、本形態では、図2および図3を参照して説明したように、アクチュエータ1が搭載される被搭載部110の受け部112にフランジ部225の一方面228が当接した状態で、フランジ部225の他方面229側から固定具9を重ねてフランジ部225を受け部112に固定する。
また、アクチュエータ1の外周壁220にはフランジ部225と隣り合う位置に、周方向に配置された複数の平面部224が設けられており、固定具9は、複数の平面部224のうち、第1平面部224aに第1支持部96が当接し、第2平面部224bに第2支持部97が当接する。従って、アクチュエータ1の角度位置がずれることを防止することができる。
また、被搭載部110の構造等の事情によって、アクチュエータ1を固定する際のアクチュエータ1の角度位置や固定具9の締結部分(穴91)の角度位置を変更する必要が発生した場合には、それに応じた固定具9を用いる等の対応を行えばよく、ケーシング2に設けたフランジ部225をネジによって固定する場合と違って、アクチュエータ1におけるフランジ部225の角度位置等を変更する必要がない。
例えば、図3の周り止め構造(b)に示す状態から、固定具9の角度位置を変えずに、アクチュエータ1の角度位置を90°変更した場合でも、別の2つの平面部224を第1平面部224aおよび第2平面部224bとして、第1支持部96および第2支持部97が当接し、アクチュエータ1の角度位置がずれることを防止する。従って、アクチュエータ1を被搭載部110に固定する際のアクチュエータ1の角度位置に対する自由度を高めることができる。
また、図3の周り止め構造(b)に示す状態から図3の周り止め構造(c)に示すように、穴91の位置を90°変更する必要が発生した場合でも、固定具9の角度位置を90°変更すれば、周り止め構造(b)に示す平面部224と異なる2つの平面部を各々、第1平面部224aおよび第2平面部224bとして、第1支持部96および第2支持部97が当接し、アクチュエータ1の角度位置がずれることを防止する。それ故、アクチュエータ1を被搭載部110に固定する際の締結位置(穴91)の角度位置に対する自由度を
高めることができる。また、図3の周り止め構造(c)においても、アクチュエータ1の角度位置を90°変更することが可能である。
また、図3の周り止め構造(d)に示すように、2つの穴91を必要とするため、第1支持部96および第2支持部97の各々に穴91を設けた固定具9を用いた場合も、4つの平面部224のうち、互いに平行な2つの平面部224を第1平面部224aおよび第2平面部224bとして、第1支持部96および第2支持部97が当接し、アクチュエータ1の角度位置がずれることを防止する。また、図3の周り止め構造(d)においても、アクチュエータ1の角度位置を90°変更することが可能である。
さらに、図3の周り止め構造(d)から図3の周り止め構造(e)に示すように変更した結果、4つの平面部224のうち、互いに平行ではない2つの平面部224を第1平面部224aおよび第2平面部224bとして、第1支持部96および第2支持部97が当接する構造になっても、アクチュエータ1の角度位置がずれることを防止する。また、図3の周り止め構造(e)においても、アクチュエータ1の角度位置を90°変更することが可能である。
[実施形態1の変形例1]
図4は、本発明の実施形態1の変形例1に係るアクチュエータ1の説明図である。なお、本例の基本的な構成は実施形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施形態1では、ケーシング2の外周壁220に平面部224が等角度間隔に4つ形成されていたため、複数の平面部224には、互いに平行な平面部224の対が2つ、含まれている。これに対して、図4に示す態様では、ケーシング2の外周壁220に平面部224が等角度間隔に8つ形成されていたため、複数の平面部224には、互いに平行な平面部224の対が4つ、含まれている。かかる態様でも、実施形態1と同様な効果を奏する。
なお、平面部224の数が多くなりすぎると、第1支持部96および第2支持部97が当接する部分が狭くなる。従って、平面部224を等角度間隔に形成する場合、平面部224の数は8つ以下であることが好ましい。
[実施形態1の変形例2]
図5は、本発明の実施形態1の変形例2に係るアクチュエータ1の説明図である。なお、本例の基本的な構成は実施形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施形態1では、ケーシング2の外周壁220に平面部224が等角度間隔に4つ形成されていたため、複数の平面部224には、互いに平行な平面部224の対が2つ、含まれている。これに対して、図5に示す態様では、ケーシング2の外周壁220に平面部224が6つ形成されており、複数の平面部224には、互いに平行な平面部224の対が3つ、含まれている。なお、6つの平面部224は各々、45°間隔に形成されているため、ケーシング2の外周壁220には、平面部224に挟まれた2箇所に円弧状の部分が存在している。かかる態様でも、実施形態1と同様な効果を奏する。
[実施形態2]
図6は、本発明の実施形態2に係るアクチュエータ1における固定具9による回り止め構造を示す説明図であり、図6には、ケーシング2に形成した平面部224の配置構造(a)を示すとともに、固定具9による周り止め構造(b)、(c)を示してある。なお、
本形態の基本的な構成は実施形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施形態1では、ケーシング2の外周壁220に平面部224が等角度間隔に4つ形成されていたため、複数の平面部224には、互いに平行な平面部224の対が2つ、含まれている。これに対して、本形態では、図6に示すように、ケーシング2の外周壁220に平面部224が等角度間隔に2つ形成されているだけであるため、複数の平面部224には、互いに平行な平面部224の対が1つ含まれている。
このような態様では、図6の周り止め構造(b)に示すように、2つの平面部224の一方は、第1支持部96が当接する第1平面部224aであり、2つの平面部224の他方は、第2支持部97が当接する第2平面部224bである。従って、アクチュエータ1の角度位置がずれることを防止することができる。
また、図6の周り止め構造(b)に示す状態から図6の周り止め構造(c)に示すように、穴91の位置を90°変更する必要が発生した場合でも、固定具9の角度位置を90°変更することができる。
[他の実施形態]
上記実施形態では、アクチュエータ1を被搭載部110に固定する際、封止部材22のフランジ部225が、ケーシング2の一部として、受け部112に反出力側Lbから当接する構造を採用した、但し、穴111の内部等に形成された他の受け部にケーシング2の一部が反出力側Lbから当接する構造であれば、フランジ部225以外の部分が受け部に反出力側Lbから当接する構造を採用してもよい。
上記実施形態では、アクチュエータ1としてリニアアクチュエータを例示したが、他のアクチュエータを固定する場合に本発明を適用してもよい。
1…アクチュエータ、2…ケーシング、5…ステータ、6…ロータ、9…固定具、10…モータ、21…モータケース、22…封止部材、23…コネクタハウジング部、55…端子ピン、61…回転軸、62…永久磁石、71…出力部材、96…第1支持部、97…第2支持部、99…締結部材、100…バルブ装置、110…被搭載部、112…受け部、150…隔壁、155…連通穴、160…第1流路、170…第2流路、220…外周壁、221…第1外周部分、222…第2外周部分、224…平面部、224a…第1平面部、224b…第2平面部、225…フランジ部、228…一方面、229…他方面、G…流体、L…軸線

Claims (6)

  1. 径方向外側に張り出したフランジ部がケーシングの外周壁に設けられたアクチュエータと、
    前記アクチュエータが搭載される被搭載部において一方側を向く受け部に前記ケーシングの一部が前記一方側から当接した状態で、前記フランジ部に前記一方側から重なる固定具と、
    前記固定具を前記被搭載部に固定する締結部材と、
    を有し、
    前記外周壁は、前記フランジ部に対して前記一方側で周方向に配置された複数の平面部を備え、
    前記固定具は、前記複数の平面部のうちのいずれか1つの平面部である第1平面部に径方向外側から当接する回り止め用の第1支持部と、前記複数の平面部のうち、前記第1平面部とは別の1つの平面部である第2平面部に径方向外側から当接する回り止め用の第2支持部とを備えていることを特徴とするアクチュエータの固定構造。
  2. 請求項1に記載のアクチュエータの固定構造において、
    前記第1平面部と前記第2平面部とは平行であることを特徴とするアクチュエータの固定構造。
  3. 請求項2に記載のアクチュエータの固定構造において、
    前記複数の平面部には、互いに平行な2つの平面部からなる対が複数、含まれており、
    前記複数の対のうち、いずれかの対を成す2つの平面部の一方が前記第1平面部であり、他方が前記第2平面部であることを特徴とするアクチュエータの固定構造。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載のアクチュエータの固定構造において、
    前記外周壁は、前記複数の平面部の間の位置する部分が周方向に沿って円弧状に湾曲していることを特徴とするアクチュエータの固定構造。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載のアクチュエータの固定構造において、
    前記ケーシングには、径方向外側に向けて開口するコネクタハウジング部を備えていることを特徴とするアクチュエータの固定構造。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載のアクチュエータの固定構造において、
    前記アクチュエータは、前記ケーシングの内側に配置されたモータと、前記モータを駆動源にして駆動される出力部材と、を有することを特徴とするアクチュエータの固定構造。
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