JP7244248B2 - アクチュエータの固定構造 - Google Patents
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Description
搭載部の構造等の事情によって、アクチュエータを固定する際のアクチュエータの角度位置や固定具の締結部分の角度位置を変更する必要が発生した場合には、それに応じた固定具を用いる等の対応を行えばよく、ケーシングに設けたフランジ部をネジによって固定する場合と違って、アクチュエータにおけるフランジ部の角度位置を変更する必要がない。それ故、アクチュエータを被搭載部に固定する際のアクチュエータや締結位置の角度位置に対する自由度を高めることができる。
(アクチュエータ1の全体構成)
図1は、本発明の実施形態1に係るアクチュエータ1の一態様を示す斜視図である。図2は、図1に示すアクチュエータ1の断面図である。
ケーシング2のうち、封止部材22は、樹脂製であり、モータケース21の外周面のうち、反出力側Lbに位置する部分を覆い、モータケース21と蓋部54との隙間を封止する。蓋部54には、軸線Lに対して直交する方向に延在する複数の端子ピン55が支持されている。端子ピン55の一方端551はカバー29で覆われ、カバー29は封止部材22によって覆われている。封止部材22には、軸線Lに対して直交する径方向外側に開口する筒状のコネクタハウジング部23が形成されており、コネクタハウジング部23の内側に端子ピン55の他方端552が位置する。
、フランジ部225に対して出力側Laで隣り合う第1外周部分221と、フランジ部225に対して反出力側Lbで隣り合う第2外周部分222とを有している。
図2に示すように、アクチュエータ1は、モータ10を駆動源として出力部材71を軸線L方向に沿って駆動することから、出力部材71を弁体として利用するバルブ装置100等に用いられる。従って、バルブ装置100には、アクチュエータ1を搭載する被搭載部110が構成されている。また、バルブ装置100には、隔壁150を介して区画された第1流路160と第2流路170とが設けられており、隔壁150には、第1流路160と第2流路170とを連通させる連通穴155が形成されている。
図3は、図1に示す固定具9による回り止め構造を示す説明図であり、図3には、ケーシング2に形成した平面部224の配置構造(a)を示すとともに、固定具9による周り止め構造(b)~(e)を示してある。
れている。本形態においては、平面部224が周方向に沿って等角度間隔に4つ形成されている。このため、複数の平面部224には、互いに平行な平面部224の対が2つ、含まれている。
高めることができる。また、図3の周り止め構造(c)においても、アクチュエータ1の角度位置を90°変更することが可能である。
図4は、本発明の実施形態1の変形例1に係るアクチュエータ1の説明図である。なお、本例の基本的な構成は実施形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図5は、本発明の実施形態1の変形例2に係るアクチュエータ1の説明図である。なお、本例の基本的な構成は実施形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図6は、本発明の実施形態2に係るアクチュエータ1における固定具9による回り止め構造を示す説明図であり、図6には、ケーシング2に形成した平面部224の配置構造(a)を示すとともに、固定具9による周り止め構造(b)、(c)を示してある。なお、
本形態の基本的な構成は実施形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
上記実施形態では、アクチュエータ1を被搭載部110に固定する際、封止部材22のフランジ部225が、ケーシング2の一部として、受け部112に反出力側Lbから当接する構造を採用した、但し、穴111の内部等に形成された他の受け部にケーシング2の一部が反出力側Lbから当接する構造であれば、フランジ部225以外の部分が受け部に反出力側Lbから当接する構造を採用してもよい。
Claims (6)
- 径方向外側に張り出したフランジ部がケーシングの外周壁に設けられたアクチュエータと、
前記アクチュエータが搭載される被搭載部において一方側を向く受け部に前記ケーシングの一部が前記一方側から当接した状態で、前記フランジ部に前記一方側から重なる固定具と、
前記固定具を前記被搭載部に固定する締結部材と、
を有し、
前記外周壁は、前記フランジ部に対して前記一方側で周方向に配置された複数の平面部を備え、
前記固定具は、前記複数の平面部のうちのいずれか1つの平面部である第1平面部に径方向外側から当接する回り止め用の第1支持部と、前記複数の平面部のうち、前記第1平面部とは別の1つの平面部である第2平面部に径方向外側から当接する回り止め用の第2支持部とを備えていることを特徴とするアクチュエータの固定構造。 - 請求項1に記載のアクチュエータの固定構造において、
前記第1平面部と前記第2平面部とは平行であることを特徴とするアクチュエータの固定構造。 - 請求項2に記載のアクチュエータの固定構造において、
前記複数の平面部には、互いに平行な2つの平面部からなる対が複数、含まれており、
前記複数の対のうち、いずれかの対を成す2つの平面部の一方が前記第1平面部であり、他方が前記第2平面部であることを特徴とするアクチュエータの固定構造。 - 請求項1から3までの何れか一項に記載のアクチュエータの固定構造において、
前記外周壁は、前記複数の平面部の間の位置する部分が周方向に沿って円弧状に湾曲していることを特徴とするアクチュエータの固定構造。 - 請求項1から4までの何れか一項に記載のアクチュエータの固定構造において、
前記ケーシングには、径方向外側に向けて開口するコネクタハウジング部を備えていることを特徴とするアクチュエータの固定構造。 - 請求項1から5までの何れか一項に記載のアクチュエータの固定構造において、
前記アクチュエータは、前記ケーシングの内側に配置されたモータと、前記モータを駆動源にして駆動される出力部材と、を有することを特徴とするアクチュエータの固定構造。
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