JP7243693B2 - 換気システム - Google Patents

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Description

本願は換気システムに関する。
建物のインフラストラクチャーを整備し、安全性や利便性を向上させる技術が開示されている。例えば、特許文献1は家屋の外部に燃料電池装置を備えた自家発電システムを開示している。特許文献2は各住戸と地下スペースとの間を連通する連絡路が形成され、該連絡路を通して住戸と地下スペースとの間で物品の搬出入を行う物流システムが開示されている。特許文献3は人等に悪影響を及ぼす大気環境下にある建物と大気環境が良好な地域とを連絡通路等を介して接続し、建物の換気を行う換気システムを開示している。
一方で、近年、建物の地下にインフラストラクチャーを整備し、地上では住民が安全かつ快適に移動可能な都市構想が提案されている。例えば、地下空間において燃料電池による発電を行い、発電された電力を各住戸に供給することが提案されている。また、地下空間内に荷物を配送する車両を走行させ、連絡路を介して地下空間と住戸との間で物品の搬出入を行うことが提案されている。
特開2007-115459号公報 特開平7-48005号公報 特開2008-151482号公報
地下空間を荷物配送車両の移動等に利用をしつつ、地下空間において燃料電池ユニットによる発電を実施する場合、燃料電池ユニットの排気ガスに含まれる水素を適切に地下空間から排出する必要がある。この際、水素が連絡路を通して地下空間から建物内部に侵入しないように配慮する必要がある。
特許文献1に記載の技術では、燃料電池は地上、かつ、屋外に配置されているため、排気ガス中の水素は大気により希釈され、建物内部に侵入する虞は少ないものの、地下には水素タンクが備えられるのみで、地下空間を有効利用できていない。特許文献2に記載の技術は、地下空間に燃料電池を配置することを想定していない。特許文献3に記載の技術では、地下空間に燃料電池を配置すると、排気中の水素が連絡路を経由して建物内部に侵入する虞がある。
そこで、本願の目的は、上記実情を鑑み、地下空間に配置された燃料電池ユニットから排出される水素が連絡路に侵入することを抑制し、地下空間から地上に水素を適切に排気することができる換気システムを提供することである。
本願は上記課題を解決するための1つの手段として、内部に空間を備える建物と、建物の地下に配置され、内部に地下空間を備える地下設備と、空間及び地下空間を連通する連絡路と、建物の外側の地上及び地下空間を連通する換気孔と、を備え、地下空間には排気口を備える燃料電池ユニットが配置されており、連絡路の地下空間側の開口部である第1開口部は燃料電池ユニットの排気口から水平方向に離間して配置されており、連絡路は該連絡路の周囲の少なくとも一部を覆い、地下空間の天井から下側に突出する側壁を備え、側壁は、燃料電池の排気口から換気孔の地下空間側の開口部である第2開口部までを結ぶ直線上に連絡路が配置されている場合は排気口側に配置され、連絡路が直線から離れた位置に配置される場合は直線側に配置される、換気システムを開示する。
上記換気システムにおいて、側壁は地下空間の天井から第1開口部まで連絡路の周囲を全周に亘って囲むように形成されていてもよい。また、第1開口部は第2開口部よりも下側に配置されていてもよい。
上記換気システムは、複数の建物と、複数の建物の地下に配置される地下設備と、複数の建物の空間及び地下設備の地下空間をそれぞれ連通する複数の連絡路と、を備え、それぞれの連絡路の側壁は水平方向に離間して配置されていてもよい。
上記換気システムにおいて、換気孔は地上側の開口部の上側を覆う屋根を備えていてもよい。また、連絡路は内部にエレベータを備えていてもよい。さらに、側壁は該側壁から連絡路の外側に向かって突出する庇を有していてもよい。また、庇は第1開口部の上側に配置され、かつ、直線上に連絡路が配置されている場合は排気口側の側壁に配置されていてもよく、連絡路が直線から離れた位置に配置される場合は、直線側の側壁に配置されていてもよい。
本開示の換気システムによれば、燃料電池ユニットから排気された水素が連絡路に侵入することを抑制し、地下空間から地上に水素を適切に排気することができる。
第1実施形態である換気システム100の模式図である。 第2実施形態である換気システム200の模式図である。 第3実施形態である換気システム300の模式図である。
本開示の換気システムは、内部に空間を備える建物と、建物の地下に配置され、内部に地下空間を備える地下設備と、空間及び地下空間を連通する連絡路と、建物の外側の地上及び地下空間を連通する換気孔と、を備え、地下空間には排気口を備える燃料電池ユニットが配置されており、連絡路の地下空間側の開口部である第1開口部は燃料電池ユニットの排気口から水平方向に離間して配置されており、連絡路は該連絡路の周囲の少なくとも一部を覆い、地下空間の天井から下側に突出する側壁を備え、側壁は、燃料電池の排気口から換気孔の地下空間側の開口部である第2開口部までを結ぶ直線上に連絡路が配置されている場合は排気口側に配置され、連絡路が直線から離れた位置に配置される場合は直線側に配置されることを特徴としている。
燃料電池ユニットは、燃料ガスである水素と空気中の酸素とを電気化学反応させることにより発電して水を排出するものであるが、水以外にも反応に使用されなかった水素や空気が排気される。水素は空気よりも軽いため、排気された水素は地下空間の天井付近に滞留する虞がある。このような天井付近の水素の滞留を抑制するために、地下空間と地上とを連通する換気孔を配置して、滞留した水素を地上に排気することが考えられる。しかしながら、燃料電池ユニットと換気孔との間に建物内部につながる連絡路が配置されている場合、当該連絡路を介して水素が建物内部に侵入する虞がある。また、燃料電池ユニットと換気孔との間に建物内部につながる連絡路が配置されていない場合であっても、燃料電池ユニットの排気口と換気孔とを結ぶ直線に近い位置に連絡路が配置されている場合には、当該連絡路を介して水素が建物内部に侵入する虞がある。
本開示の換気システムは連絡路に所定の側壁を備えている。これにより、拡散した水素が天井に沿って換気孔まで移動する際に、側壁の周囲を迂回して換気孔に導かれるため、連絡路の地下空間側の開口部である第1開口部から排気された水素が侵入することを抑制することができる。また、第1開口部は燃料電池ユニットの排気口から水平方向に離間して配置されている。これにより、燃料電池ユニットの排気口が第1開口部よりも下側に配置されている場合であっても、当該排気口から排気される水素が直接連絡路に侵入することを抑制することができる。よって、本開示の換気システムによれば、燃料電池ユニットから排気された水素が連絡路に侵入することを抑制し、地下空間から地上に水素を適切に排気することができる。
また、このように連絡路内への水素の侵入を抑制できることにより、設定すべき換気孔の数を削減することもできる。さらに、本開示の換気システムによれば、地下空間を有効に活用することができる。例えば、地下空間において燃料電池による建物への電力の供給、配送用車両の走行及び連絡路を介して地下空間から建物内部の空間に荷物の配送を行うことができる。このように、本開示の換気システムによれば、安全性及び利便性を向上した都市構想の実現の一助となり得る。
以下、各実施形態を用いて本開示の換気システムについてさらに説明する。ただし、本開示の換気システムはこれらの実施形態に限定されるものではない。
[第1実施形態]
第1実施形態である換気システム100について説明する。図1は換気システム100の模式図である。
図1の通り、換気システム100は、内部に空間111を備える建物110と、該建物110の地下に配置され、内部に地下空間121を備える地下設備120と、空間111及び地下空間121を連通する連絡路130と、建物110の外側の地上及び地下空間121を連通する換気孔140と、を備えている。
建物110の用途は特に限定されず、住宅であっても事務所であってもよい。建物110は内部に空間111を備えている。空間111は人が居住することが可能な居住空間であることが好ましい。なお、建物110が地下室を有する場合は、地下設備120は当該地下室よりもさらに地下に備えられていても良い。
地下設備120は内部に地下空間121を備える。地下空間121の用途は特に限定されないが、図1のように荷物搬送用の車両150が走行可能なように形成されていることが好ましい。また、地下設備120は、地下空間121内に排気口122aを備える燃料電池ユニット122を備えている。
燃料電池ユニット122は水素と空気中の酸素とを電気化学的に反応させて電力を得るものであれば特に限定されず、公知の燃料電池ユニットを用いることができる。また、燃料電池ユニット122は排気口122aを備え、電気化学反応によって生成される水や未反応の水素、空気を排気口122aから排出する。
連絡路130は建物110の空間111と地下空間121とを連通する通路であり、空間111と地下空間121との間で物品の搬出入や、人の移動を行うものである。連絡路130は該連絡路130の周囲の少なくとも一部を覆い、地下空間121の天井121aから下側(地下空間121側)に突出する側壁131を備えている。また、連絡路130は地下空間121側に、連絡路130の内部と連通する第1開口部132を備えている。
側壁131は、燃料電池ユニット122の排気口122aから換気孔140の地下空間側の開口部である第2開口部141までを結ぶ直線上に連絡路130が配置されている場合は排気口122a側に配置され、連絡路130が上記直線から離れた位置に配置される場合は直線側に配置されていればよい。「直線上」には、連絡路130が直線の上部に配置される場合も含まれる。これにより、天井121a付近の水素が換気孔140を通って地上に換気される際に、連絡路130の側壁131の周囲を迂回して換気孔140に導かれるため、水素が第1開口部132に侵入することを抑制することができる。側壁131は、図1のように、地下空間121の天井121aから第1開口部132まで連絡路130の周囲を全周に亘って囲むように形成されていてもよい。これにより、連絡路130への水素の侵入をより抑制することができる。連絡路130への水素の侵入をさらに抑制する観点から、側壁131の連絡路130の全周を囲む範囲(天井121aから第1開口部132までの長さ)は10cm以上とすることが好ましい。連絡路130の全周を囲む範囲の上限は特に限定されず、目的に合わせて適宜設定すればよい。
連絡路130の地下空間121側の第1開口部132の位置は特に限定されず、連絡路130の内部と連通するように形成されていればよい。図1では、側壁131によって、下側に開口を有する第1開口部132が形成されている。
ここで、換気システム100が複数の建物110と、複数の建物110の地下に配置される地下設備120と、複数の建物110の空間111及び地下設備120の地下空間121をそれぞれ連通する複数の連絡路130と、を備える場合を考える。例えば、図1にいて、紙面奥行き方向に複数の建物110が設置され、各建物110にそれぞれ連絡路130が設けられている場合である。このような場合、それぞれの連絡路130の側壁131は、互いに連続せず、水平方向に離間して配置されていることが好ましい。これにより、離間している側壁131間の空間を通って、排気された水素が流れることができ、水素の滞留及び連絡路130への侵入を抑制することができる。
なお、連絡路130は物品の搬出入や人の移動のために設けられるものであるため、連絡路130内部には、物品又は人の移動のためのエレベータや階段等が設置されていてもよい。図1では側壁131よりも下側の連絡路130について図示されていないが、このような移動手段が設置されていている。また、建物110の空間111側の連絡路130の形態は特に限定されず、目的に合わせて適宜設定することができる。例えば、連絡路130の空間111側に開口部(第3開口部)を備え、該第3開口部を介して物品等の搬出入を行ってもよい。さらに、連絡路130は建物110の空間111と地下空間121とを連通する通路であるが、1つの連絡路130で建物110内の複数の空間111と地下空間121とが接続されることを妨げない。例えば、建物110が複数の階層を有するものである場合、連絡路130は垂直方向に連通して、複数の空間111と地下空間121とを連結することができる。
換気孔140は、建物110の空間111の外側の地上と地下空間121とを連通するものであり、燃料電池ユニット122から排気された水素を地下空間121から地上に排出することができる。そのため、換気孔140を設けることにより、天井121a付近に滞留する水素を適切に地上に排気することができる。なお、地下空間121から排出する水素を建物110の空間111内に侵入させない観点から、建物110の外側の地上に連通されている。
換気孔140は、図1のように、雨水の侵入を抑制する観点から、地上側の開口部(第4開口部)142の上側を覆う屋根143を備えていてもよい。また、換気孔140は、換気を促進するために、内部にファンを設けてもよい。さらに、換気孔140の地上側の第4開口部142及び地下空間121側の第2開口部141は、異物の侵入を抑制するためにスリット状に形成されていてもよい。
ここで、各構成の位置関係についてさらに説明する。連絡路130の第1開口部132は燃料電池ユニット122の排気口122aから水平方向に離間して配置されている。水素は空気よりも軽いため、排気口122aから排気された後、天井121aに向かって移動する。そのため、連絡路130に水素が直接侵入しないように、排気口122aの上方に連絡路130の第1開口部132を配置せず、水平方向に離間して配置する必要がある。また、排気口122aから排気された水素は地下空間121内の空気の流れにより、水平方向に移動しながら上方に昇ることも考えられる。そのため、排気口122aと第1開口部132の水平方向距離は1m以上離間していることが好ましい。これにより、排気口122aから排気された水素が直接連絡路130に侵入することをさらに抑制することができる。
連絡路130の第1開口部132は換気孔140の第2開口部141よりも下側に配置されていてもよい。これにより、天井121a付近を流れる水素が連絡路130へ侵入することを抑制しつつ、換気孔140を介して水素を地下空間121aから地上へと適切に排気することができる。換気を促進する観点から、図1のように、換気孔140の第2開口部141は天井121aに設けられていてもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態である換気システム200について説明する。図2に換気システム200の模式図を示した。換気システム100と換気システム200との違いは、連絡路230の内部に物品搬入出用のエレベータが備えられている点にあり、それ以外の構成は同じである。したがって、以下では連絡路230のみに着目して説明する。
連絡路230は側壁231が天井121aから地下空間121の地面121bまで伸びており、連絡路230の内部には物品を搬出入するためのかごを上下に移動させることが可能なエレベータが備えられている。
また、連絡路230は地面121b側の側壁231の一部が切り欠かれており、側壁231及び地面121bによって形成された垂直方向の一面に開口を有する第1開口部232(図2の破線部分)を備えている。当該第1開口部232は開閉可能な扉(不図示)を備えている。また、側壁231の第1開口部232よりも上側の部分(天井121aから第1開口部232までの範囲)は、連絡路230の周囲を全周に亘って囲むように形成されている。第1開口部232と燃料電池ユニット122の排気口122a及び換気孔140の第2開口部141との位置関係は、換気システム100と同様である。よって、換気システム100と同様に、換気システム200は連絡路への水素の侵入を抑制することができる。
このような換気システム200によれば、例えば、地下空間121を移動する車両150によって運ばれた物品を、連絡路230の地下空間121側の第1開口部232からエレベータのかごに入れることで、建物110内の空間111に当該物品を搬入することができる。また、逆に、建物110の空間111からエレベータのかごに物品を入れることで、地下空間121に物品を搬出することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態である換気システム300について説明する。図3に換気システム300の模式図を示した。換気システム200と換気システム300との違いは、連絡路330に庇333を設けている点にあり、それ以外の構成は同じである。したがって、以下では連絡路330のみに着目して説明する。
連絡路330の側壁331は該側壁331から連絡路330の外側に向かって突出する庇333を有している。また、庇333は、連絡路330の地下空間121側の第1開口部332の上側に配置され、かつ、燃料電池ユニット122の排気口122aから換気孔140の第2開口部141までを結ぶ直線上に連絡路330が配置されている場合は排気口122a側の側壁331に配置され、連絡路330が直線から離れた位置に配置される場合は直線側の側壁331に配置される。
排気された水素の量が多い場合、天井121aから拡散する水素の一部は、側壁331を伝って回り込むようにして連絡路330に侵入する虞がある。そこで、水素が連絡路330に侵入しないように、第1開口部332の垂直方向の上側であって、所定の位置に庇333を設けることにより、連絡路330への水素の侵入をより抑制することができる。
ここで、庇333は、図3のように側壁331の周囲の全周に亘って配置されていてもよい。これにより、さらに連絡路330への水素の侵入をより抑制することができる。
庇333の外側に突出する方向の長さは特に限定されないが、例えば2cm以上であることが好ましい。これにより、連絡路330への水素の侵入をより抑制することができる。上限は特に限定されないが10cm以下であることが好ましい。また、垂直方向における庇333と第1開口部332との距離は特に限定されないが、地下空間121の天井121aからの距離が長く、第1開口部332のすぐ上の位置にあることが好ましい。第1開口部332から庇333までの垂直方向の距離は、例えば5cm以下である。これにより、庇よりも上の領域を広く確保できるため、さらに連絡路330への水素の侵入を抑制することができる。
以上、本開示の換気システムについて説明した。本開示の換気システムは地下設備に燃料電池を備える都市構想において起こり得る課題を解決するものであり、極めて有用な技術であるといえる。
100、200、300 換気システム
110 建物
111 空間
120 地下設備
121 地下空間
121a 天井
121b 地面
122 燃料電池ユニット
122a 排気口
130、230、330 連絡路
131、231、331 側壁
132、232、332 第1開口部
333 庇
140 換気孔
141 第2開口部
142 第4開口部
143 屋根
150 車両

Claims (7)

  1. 内部に空間を備える建物と、
    前記建物の地下に配置され、内部に地下空間を備える地下設備と、
    前記空間及び前記地下空間を連通する連絡路と、
    前記建物の外側の地上及び前記地下空間を連通する換気孔と、を備え、
    前記地下空間には排気口を備える燃料電池ユニットが配置されており、
    前記連絡路の地下空間側の開口部である第1開口部は前記燃料電池ユニットの前記排気口から水平方向に離間して配置されており、
    前記連絡路は該連絡路の周囲の少なくとも一部を覆い、かつ前記地下空間の天井から下側に突出する側壁を備え、
    前記側壁は、前記燃料電池ユニットの前記排気口から前記換気孔の地下空間側の開口部である第2開口部までを結ぶ直線上に前記連絡路が配置されている場合は前記排気口側に配置され、前記連絡路が前記直線から離れた位置に配置される場合は前記直線側に配置される、
    換気システム。
  2. 前記側壁は前記地下空間の前記天井から前記第1開口部まで前記連絡路の周囲を全周に亘って囲むように形成されている、請求項1に記載の換気システム。
  3. 前記第1開口部は前記第2開口部よりも下側に配置されている、請求項1又は2に記載の換気システム。
  4. 複数の前記建物と、複数の前記建物の地下に配置される前記地下設備と、複数の前記建物の前記空間及び前記地下設備の前記地下空間をそれぞれ連通する複数の前記連絡路と、を備え、
    それぞれの前記連絡路の前記側壁は水平方向に離間して配置される、請求項1~3のいずれか1項に記載の換気システム。
  5. 前記換気孔は地上側の開口部の上側を覆う屋根を備えている、請求項1~4のいずれか1項に記載の換気システム。
  6. 前記連絡路は内部にエレベータを備えている、請求項1~5のいずれか1項に記載の換気システム。
  7. 前記側壁は該側壁から前記連絡路の外側に向かって突出する庇を有しており、
    前記庇は前記第1開口部の上側に配置され、かつ、
    前記直線上に前記連絡路が配置されている場合は前記排気口側の前記側壁に配置され、
    前記連絡路が前記直線から離れた位置に配置される場合は前記直線側の前記側壁に配置される、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の換気システム。
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