JP7243692B2 - 液晶装置、及び電子機器 - Google Patents

液晶装置、及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP7243692B2
JP7243692B2 JP2020127212A JP2020127212A JP7243692B2 JP 7243692 B2 JP7243692 B2 JP 7243692B2 JP 2020127212 A JP2020127212 A JP 2020127212A JP 2020127212 A JP2020127212 A JP 2020127212A JP 7243692 B2 JP7243692 B2 JP 7243692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microlens
light
layer
liquid crystal
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020127212A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020190744A5 (ja
JP2020190744A (ja
Inventor
智 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2020127212A priority Critical patent/JP7243692B2/ja
Publication of JP2020190744A publication Critical patent/JP2020190744A/ja
Publication of JP2020190744A5 publication Critical patent/JP2020190744A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7243692B2 publication Critical patent/JP7243692B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、液晶装置、及び電子機器に関する。
液晶装置として、プロジェクターのライトバルブに適用される透過型の液晶装置が知られている。このような液晶装置では、光源から発する光を有効に利用して明るい表示を可能とするために、例えば、素子基板に1つのマイクロレンズを備え、対向基板に1つのマイクロレンズを備える構成が提案されている。
しかし、素子基板と対向基板とを貼り合せる際に、素子基板のマイクロレンズの中心と、対向基板のマイクロレンズの中心と、がずれてしまい、明るさが低下するという問題がある。そこで、特許文献1には、素子基板に2つのマイクロレンズを備え、素子基板側から光を入射する構成の液晶装置が提案されている。
特開2015-228040号公報
しかしながら、今後の高精細化に伴い、素子基板側から光を入射する液晶装置において、更なる光の利用効率の向上、及びコントラスト比の向上が求められているという課題がある。
本願の液晶装置は、光の入射側に配置されると共に、画素電極及びスイッチング素子を有する第1基板と、前記第1基板に対向して配置されると共に、前記光の出射側に配置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に配置された液晶層と、を備え、前記第1基板は、前記画素電極に対応して配置され、前記画素電極よりも前記光の入射側に配置された第1マイクロレンズと、前記画素電極に対応して配置され、前記画素電極と前記第1マイクロレンズとの間に配置された第2マイクロレンズと、を備え、前記第1マイクロレンズのレンズパワーと前記第2マイクロレンズのレンズパワーの関係は、前記第1マイクロレンズのレンズパワー≧前記第2マイクロレンズのレンズパワー、であることを特徴とする。
上記の液晶装置において、前記第1マイクロレンズ及び前記第2マイクロレンズは、前記光の入射側に突出する凸レンズであることが望ましい。
上記の液晶装置において、前記第1マイクロレンズ及び前記第2マイクロレンズは、前記スイッチング素子に対して前記液晶層とは反対側に配置されていることが望ましい。
本願の液晶装置は、画素電極及びスイッチング素子を有する第1基板と、前記第1基板に対向して配置される第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に配置された液晶層と、を備え、前記第1基板は、前記画素電極に対応して、第1マイクロレンズと、第2マイクロレンズと、第3マイクロレンズと、を備えることを特徴とする。
上記の液晶装置において、前記第1基板は、光の入射側に配置され、前記第2基板は、前記光の出射側に配置され、前記第1マイクロレンズ、前記第2マイクロレンズ、及び前記第3マイクロレンズは、前記光の入射側に突出する凸レンズであることが望ましい。
本願の液晶装置は、光の入射側に配置されると共に、画素電極及びスイッチング素子を有する第1基板と、前記第1基板に対向して配置されると共に、前記光の出射側に配置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に配置された液晶層と、を備え、前記第1基板は、前記画素電極に対応して配置され、前記画素電極よりも前記光の入射側に配置された第1マイクロレンズと、前記画素電極に対応して配置され、前記画素電極と前記第1マイクロレンズとの間に配置された第2マイクロレンズと、前記画素電極に対応して配置され、前記液晶層と前記画素電極との間に配置された第3マイクロレンズと、を備え、前記第1マイクロレンズのレンズパワー、前記第2マイクロレンズのレンズパワー、及び前記第3マイクロレンズのレンズパワーの関係は、前記第1マイクロレンズのレンズパワー≧前記第2マイクロレンズのレンズパワー≧前記第3マイクロレンズのレンズパワー、であることを特徴とする。
上記の液晶装置において、前記第1マイクロレンズ及び前記第2マイクロレンズは、前記光の入射側に突出する凸レンズであることが望ましい。
本願の電子機器は、上記に記載の液晶装置を備えることを特徴とする。
液晶装置の構成を示す模式平面図。 液晶装置の電気的な構成を示す等価回路図。 図1に示す液晶装置のA-A’線に沿った模式断面図。 プロジェクターの構成を示す模式図。 図1に示す液晶装置のA-A’線に沿った模式断面図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。使用する図面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大、縮小、あるいは誇張して表示している。また、説明に必要な構成要素以外は図示を省略する場合がある。
なお、以下の形態において、例えば「基板上に」と記載された場合、基板の上に接するように配置される場合、または基板の上に他の構成物を介して配置される場合、または基板の上に一部が接するように配置され、一部が他の構成物を介して配置される場合を表すものとする。
本実施形態では、薄膜トランジスター(Thin Film Transistor:TFT)を画素のスイッチング素子として備えたアクティブマトリックス型の液晶装置を例に挙げて説明する。この液晶装置は、例えば、後述するプロジェクターの液晶ライトバルブとして好適に用いることができるものである。
(第1実施形態)
次に、本実施形態の液晶装置について、図1~図3を参照しながら説明する。図1は、液晶装置の構成を示す模式平面図である。図2は、液晶装置の電気的な構成を示す等価回路図である。図3は、図1に示す液晶装置のA-A’線に沿った模式断面図である。
まず、図1に示すように、本実施形態に係る液晶装置1は、第1基板としての素子基板10と、素子基板10に対向配置された第2基板としての対向基板30と、シール材42と、液晶層40と、を備えている。素子基板10は対向基板30よりも大きく、両基板は、対向基板30の縁部に沿って枠状に配置されたシール材42を介して接合されている。
液晶層40は、素子基板10と対向基板30とシール材42とによって囲まれた空間に封入された、正または負の誘電異方性を有する液晶で構成されている。シール材42は、例えば熱硬化性または紫外線硬化性のエポキシ樹脂などの接着剤からなる。シール材42には、素子基板10と対向基板30との間隔を一定に保持するための図示しないスペーサーが混入されている。
枠状に配置されたシール材42の内側には、素子基板10に設けられた遮光層と、対向基板30に設けられた遮光層とが配置されている。遮光層は、枠状の周縁部を有し、例えば遮光性の金属あるいは金属酸化物などで形成されている。枠状の遮光層の内側は、複数の画素Pが配列された表示領域Eとなっている。画素Pは、略多角形の平面形状を有している。画素Pは、例えば、略矩形状を有し、マトリックス状に配列されている。
表示領域Eは、液晶装置1において、実質的に表示に寄与する領域である。素子基板10に設けられた遮光層は、表示領域Eにおいて、複数の画素Pの開口領域を平面的に区画するように、例えば格子状に設けられている。なお、液晶装置1は、表示領域Eの周囲を囲むように設けられた、実質的に表示に寄与しないダミー領域を備えていてもよい。
素子基板10には、図1において下側に位置する第1辺に沿って、データ線駆動回路51および複数の外部接続端子54が設けられている。また、その第1辺に対向する第2辺に沿ったシール材42の表示領域E側には、検査回路53が設けられている。さらに、これらの2辺と直交し互いに対向する他の2辺に沿ったシール材42の内側には、走査線駆動回路52が設けられている。
検査回路53が設けられた第2辺のシール材42の表示領域E側には、2つの走査線駆動回路52を繋ぐ複数の配線55が設けられている。これらデータ線駆動回路51、走査線駆動回路52に繋がる配線は、複数の外部接続端子54に接続されている。また、対向基板30の角部には、素子基板10と対向基板30との間で電気的導通をとるための上下導通部56が設けられている。なお、検査回路53の配置はこれに限定されず、データ線駆動回路51と表示領域Eとの間のシール材42の内側に沿った位置に設けてもよい。
以下の説明では、データ線駆動回路51が設けられた第1辺に沿った軸をX軸とし、この第1辺と直交し互いに対向する他の2辺に沿った軸をY軸とする。X軸は、図1のA-A’線に沿った軸である。遮光層17,21は、X軸とY軸とに沿った格子状に設けられている。画素Pの開口領域は、遮光層17,21によって格子状に区画され、X軸とY軸とに沿ったマトリックス状に配列されている。
また、X軸およびY軸と直交し図1における手前に向かう軸をZ軸とする。なお、本明細書では、液晶装置1の対向基板30側表面の法線方向から見ることを「平面視」という。
図2に示すように、素子基板10の表示領域Eには、走査線2とデータ線3とが互いに交差するように形成され、走査線2とデータ線3との交差に対応して画素Pが設けられている。画素Pのそれぞれには、画素電極23と、スイッチング素子としてのTFT19とが設けられている。
TFT19のソース電極は、データ線駆動回路51から延在するデータ線3に電気的に接続されている。データ線3には、データ線駆動回路51から画像信号、言い換えればデータ信号S1,S2,…,Snが線順次で供給される。TFT19のゲート電極は、走査線駆動回路52から延在する走査線2の一部である。走査線2には、走査線駆動回路52から走査信号G1,G2,…,Gmが線順次で供給される。TFT19のドレイン電極は、画素電極23に電気的に接続されている。
画像信号S1,S2,…,Snは、TFT19を一定期間だけオン状態とすることにより、データ線3を介して画素電極23に所定のタイミングで書き込まれる。このようにして画素電極23を介して液晶層40に書き込まれた所定レベルの画像信号は、対向基板30に設けられた図3に示す共通電極33との間に形成される液晶容量で一定期間保持される。
なお、保持された画像信号S1,S2,…,Snがリークするのを防止するため、走査線2に沿って形成された容量線4と画素電極23との間に蓄積容量5が形成され、液晶容量と並列に配置されている。このように、各画素Pの液晶に電圧信号が印加されると、印加された電圧レベルにより液晶の配向状態が変化する。これにより、図3に示す液晶層40に入射した光が変調されて階調表示が可能となる。
液晶層40を構成する液晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、光を変調し、階調表示を可能とする。例えば、ノーマリーホワイトモードの場合、各画素Pの単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少する。ノーマリーブラックモードの場合、各画素Pの単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が増加し、全体として液晶装置1からは画像信号に応じたコントラストをもつ光が出射される。
図3に示すように、液晶装置1は、素子基板10と、対向基板30と、素子基板10と対向基板30との間に挟持された液晶層40と、を有している。本実施形態では、光Lは、素子基板10側から入射し、液晶層40を透過して、対向基板30側から射出される。
素子基板10は、第1基材11と、第1レンズ層12と、透光層13と、中間層14と、第2レンズ層15と、透光層16と、遮光層17と、絶縁層18と、TFT19と、絶縁層20と、遮光層21と、絶縁層22と、画素電極23と、配向膜24とを備えている。第1レンズ層12は、複数の第1マイクロレンズML1を有している。第2レンズ層15は、複数の第2マイクロレンズML2を有している。本実施形態の液晶装置1は、第1マイクロレンズML1と第2マイクロレンズML2との2段のマイクロレンズを備えている。
第1基材11は、例えば、ガラスや石英などの光透過性を有する材料からなる。第1基材11には、複数の凹部12aが設けられている。各凹部12aは、画素P毎に設けられている。凹部12aの断面形状は、例えば、半円や半楕円などの曲面となっている。凹部12aは、第1マイクロレンズML1のレンズ面を構成する。
第1レンズ層12は、凹部12aを埋めるように形成されている。第1レンズ層12は、光透過性を有し、第1基材11とは異なる屈折率を有する無機材料からなる。本実施形態では、第1レンズ層12の屈折率は、第1基材11の屈折率よりも大きく、かつ、第2レンズ層15の屈折率よりも大きい。このような無機材料としては、例えばSiONなどが挙げられる。
第1レンズ層12を形成する材料で凹部12aを埋め込むことにより、第1マイクロレンズML1が構成される。すなわち、第1レンズ層12のうち凹部12aを埋めて、光Lが入射する側に突出する凸状の部分が第1マイクロレンズML1である。各第1マイクロレンズML1は、画素P毎に配置されている。
透光層13は、第1レンズ層12を覆うように形成されている。透光層13は、光透過性を有し、例えば、第1レンズ層12とほぼ同じ屈折率を有する、例えばSiO2などの無機材料からなる。透光層13は、第1レンズ層12を保護するとともに、第1マイクロレンズML1から第2マイクロレンズML2までの距離を所望の値に合わせる機能を有する。透光層13の層厚は、光の波長に応じた第1マイクロレンズML1の焦点距離などの光学条件に基づいて適宜設定される。
中間層14は、透光層13を覆うように形成されている。中間層14は、光透過性を有し、透光層13とほぼ同じ屈折率を有する、例えば、SiO2などの無機材料からなる。
中間層14には、複数の凹部15aが設けられている。各凹部15aは、画素P毎に設けられている。凹部15aの断面形状は、例えば、半円や半楕円などの曲面となっている。凹部15aは、第2マイクロレンズML2のレンズ面を構成する。
第2レンズ層15は、凹部15aを埋めるように形成されている。第2レンズ層15は、光透過性を有し、第1レンズ層12よりも屈折率が小さい。このような無機材料としては、例えばSiONなどが挙げられる。
第2レンズ層15を形成する材料で凹部15aを埋め込むことにより、第2マイクロレンズML2が構成される。すなわち、第2レンズ層15のうち凹部15aを埋めて、光Lが入射する側に突出する凸状の部分が第2マイクロレンズML2である。各第2マイクロレンズML2は、画素P毎に配置されている。
マイクロレンズの光を曲げる力の強さ(焦点距離の逆数)をレンズパワーとすると、第1マイクロレンズML1のレンズパワーと第2マイクロレンズML2とのレンズパワーの関係は、光Lの入射側に配置されている第1マイクロレンズML1のレンズパワーと同じ、又は、第1マイクロレンズML1のレンズパワーの方が大きいことが好ましい。なお、レンズパワーとは、光を曲げる力の大小を表し、屈折率やレンズの角度に依存する。
また、本実施形態では、光Lの入射側に突出する、凸状の、即ち凸レンズの第1マイクロレンズML1と、凸状の、即ち凸レンズの第2マイクロレンズML2と、が配置されていることになる。
透光層16は、第2レンズ層15を覆うように形成されている。透光層16は、光透過性を有し、例えば、第2レンズ層15とほぼ同じ屈折率を有する、例えばSiO2などの無機材料からなる。透光層16は、第2レンズ層15を保護するとともに、第2マイクロレンズML2から液晶層40までの距離を所望の値に合わせる機能を有する。透光層16の層厚は、光の波長に応じた第2マイクロレンズML2の焦点距離などの光学条件に基づいて適宜設定される。
遮光層17は、透光層16上に設けられている。遮光層17は、上層の遮光層21に平面視で重なるように格子状に形成されている。遮光層17および遮光層21は、例えば、金属や金属化合物などで形成される。遮光層17および遮光層21は、素子基板10の厚さ方向(Z軸)において、TFT19を間に挟むように配置されている。遮光層17は、TFT19の少なくともチャネル領域と平面視で重なっている。
絶縁層18は、透光層16と遮光層17とを覆うように設けられている。絶縁層18は、例えば、SiO2などの無機材料からなる。
TFT19は、絶縁層18上に設けられており、遮光層17および遮光層21と平面視で重なる領域に配置されている。TFT19は、画素電極23を駆動するスイッチング素子である。TFT19は、図示しない半導体層、ゲート電極、ソース電極、およびドレイン電極で構成されている。半導体層には、ソース領域、チャネル領域、およびドレイン領域が形成されている。チャネル領域とソース領域、又は、チャネル領域とドレイン領域との界面にはLDD(Lightly Doped Drain)領域が形成されていてもよい。
ゲート電極は、素子基板10において平面視で半導体層のチャネル領域と重なる領域に絶縁層20の一部、即ち、ゲート絶縁膜を介して形成されている。図示を省略するが、ゲート電極は、下層側に配置された走査線にコンタクトホールを介して電気的に接続されており、走査信号が印加されることによってTFT19をオン/オフ制御している。
絶縁層20は、絶縁層18とTFT19とを覆うように設けられている。絶縁層20は、例えば、SiO2などの無機材料からなる。絶縁層20は、TFT19の半導体層とゲート電極との間を絶縁するゲート絶縁膜を含む。絶縁層20により、TFT19によって生じる表面の凹凸が緩和される。
絶縁層20上には、上述した遮光層21が設けられている。そして、絶縁層20と遮光層21とを覆うように、SiO2などの無機材料からなる絶縁層22が設けられている。
遮光層17により第1基材11側からのTFT19への光の入射が抑制され、遮光層21により液晶層40側からのTFT19への光の入射が抑制されるので、TFT19における光リーク電流の増大や光による誤動作を抑えることができる。遮光層17に囲まれた開口部内の領域、および、遮光層21に囲まれた開口部内の領域は、平面視で互いに重なっており、画素Pの領域のうち光が透過する開口領域となる。
画素電極23は、絶縁層22上に、画素P毎に設けられている。画素電極23は、画素Pにおける開口部に平面視で重なる領域に配置されている。画素電極23は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明導電膜からなる。
配向膜24は、画素電極23を覆うように設けられている。液晶層40は、素子基板10側の配向膜24と対向基板30側の配向膜34との間に封入されている。なお、画素電極23とTFT19とは、図示しないタングステンプラグによって接続されている。画素電極23とTFT19との接続は、1層乃至複数層の中継電極によって接続する構成であってもよい。
対向基板30は、第2基材31と、絶縁層32と、共通電極33と、配向膜34とを備えている。第2基材31は、例えば、ガラスや石英などの光透過性を有する無機材料からなる。
絶縁層32は、第2基材31の全面に形成されている。絶縁層32は、例えば、SiO2などの無機材料からなる。共通電極33は、絶縁層32を覆うように設けられており、複数の画素Pに跨って形成されている。共通電極33は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明導電膜からなる。配向膜34は、共通電極33を覆うように設けられている。
なお、図示を省略するが、平面視で遮光層17および遮光層21に重なる領域には、TFT19に電気信号を供給するための電極、配線、中継電極や、図2に示す蓄積容量5を構成する容量電極などが設けられている。
本実施形態に係る液晶装置1では、光源などから発せられた光Lは、第1マイクロレンズML1及び第2マイクロレンズML2を備える素子基板10側から入射し、対向基板30側から出射される。
このように、素子基板10に第1マイクロレンズML1及び第2マイクロレンズML2を配置し、光Lの入射側に配置された第1マイクロレンズML1のレンズパワーを、第2マイクロレンズML2よりも高くすることにより、光の利用効率を向上させることができる。更に、素子基板10に2つのマイクロレンズを配置するので、素子基板10と対向基板30とを貼り合せた際の位置ズレの発生を抑えることができ、その結果、回折光の発生を抑え、コントラストを向上させることができる。
また、第1マイクロレンズML1及び第2マイクロレンズML2は、光Lの入射側に突出する凸状のマイクロレンズであるため、同じ形成方法を用いることが可能となり、各マイクロレンズの位置がずれることを抑えることができる。
また、TFT19の下方、即ち、液晶層40とは反対側に2つのマイクロレンズを配置するので、TFT19や配線などで遮光されないように光Lを対向基板30に出射させることが可能となり、光の利用効率を向上させることができる。
<電子機器>
次に、本実施形態に係る電子機器としてのプロジェクターの構成を説明する。図4は、プロジェクターの構成を示す模式図である。以下、プロジェクターの構成を、図4を参照しながら説明する。
図4に示すように、プロジェクター100は、偏光照明装置110と、2つのダイクロイックミラー104,105と、3つの反射ミラー106,107,108と、5つのリレーレンズ111,112,113,114,115と、3つの液晶ライトバルブ121,122,123と、クロスダイクロイックプリズム116と、投写レンズ117とを備えている。
偏光照明装置110は、例えば超高圧水銀灯やハロゲンランプなどの白色光源からなる光源としてのランプユニット101と、インテグレーターレンズ102と、偏光変換素子103とを備えている。ランプユニット101と、インテグレーターレンズ102と、偏光変換素子103とは、システム光軸Lxに沿って配置されている。
ダイクロイックミラー104は、偏光照明装置110から出射された偏光光束のうち、赤色光(R)を反射させ、緑色光(G)と青色光(B)とを透過させる。もう1つのダイクロイックミラー105は、ダイクロイックミラー104を透過した緑色光(G)を反射させ、青色光(B)を透過させる。
ダイクロイックミラー104で反射した赤色光(R)は、反射ミラー106で反射した後にリレーレンズ115を経由して液晶ライトバルブ121に入射する。ダイクロイックミラー105で反射した緑色光(G)は、リレーレンズ114を経由して液晶ライトバルブ122に入射する。ダイクロイックミラー105を透過した青色光(B)は、3つのリレーレンズ111,112,113と2つの反射ミラー107,108とで構成される導光系を経由して液晶ライトバルブ123に入射する。
光変調素子としての透過型の液晶ライトバルブ121,122,123は、クロスダイクロイックプリズム116の色光ごとの入射面に対してそれぞれ対向配置されている。液晶ライトバルブ121,122,123に入射した色光は、映像情報(映像信号)に基づいて変調され、クロスダイクロイックプリズム116に向けて出射される。
クロスダイクロイックプリズム116は、4つの直角プリズムが貼り合わされて構成されており、その内面には赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状に形成されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成されて、カラー画像を表す光が合成される。合成された光は、投写光学系である投写レンズ117によってスクリーン130上に投写され、画像が拡大されて表示される。
液晶ライトバルブ121は、色光の入射側と出射側とにおいてクロスニコルに配置された一対の偏光素子の間に隙間を置いて配置されている。他の液晶ライトバルブ122,123も同様である。液晶ライトバルブ121,122,123は、第1の実施形態に係る液晶装置1が適用されたものである。
以上説明したように、第1実施形態の液晶装置1、及びプロジェクター100によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)第1実施形態の液晶装置1によれば、素子基板10に第1マイクロレンズML1及び第2マイクロレンズML2を配置し、光Lの入射側に配置された第1マイクロレンズML1のレンズパワーを、第2マイクロレンズML2のレンズパワー以上にすることにより、光の利用効率を向上させることができる。更に、素子基板10に2つのマイクロレンズを配置するので、素子基板10と対向基板30とを貼り合せた際の位置ズレの発生を抑えることができ、その結果、回折光の発生を抑え、コントラストを向上させることができる。
(2)第1実施形態のプロジェクター100によれば、コントラストなど表示品質を向上させることが可能なプロジェクター100を提供することができる。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態の液晶装置の構成を示す模式断面図である。以下、第2実施形態の液晶装置の構成を、図5を参照しながら説明する。
第1実施形態の液晶装置1は、素子基板10に第1マイクロレンズML1及び第2マイクロレンズML2の2つを配置していたが、第2実施形態の液晶装置201は、素子基板60に第1マイクロレンズML1、第2マイクロレンズML2、及び第3マイクロレンズML3の3つのマイクロレンズを配置している部分が異なっている。その他の部分については概ね第1実施形態と同様であるため、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、その他の重複する部分については適宜説明を省略する。
図5に示すように、第2実施形態の液晶装置201は、TFT19の上層に配置された無機材料からなる絶縁層22に、凹部61aが形成されている。上記したように、絶縁層22には、複数の凹部61aが設けられている。各凹部61aは、画素P毎に設けられている。凹部61aの断面形状は、例えば、半円や半楕円などの曲面となっている。凹部61aは、第3マイクロレンズML3のレンズ面を構成する。
第3レンズ層61は、凹部61aを埋めるように形成されている。第3レンズ層61は、光透過性を有し、第2レンズ層15よりも屈折率が小さい。このような無機材料としては、例えばSiONなどが挙げられる。
第3レンズ層61を形成する材料で凹部61aを埋め込むことにより、第3マイクロレンズML3が構成される。すなわち、第3レンズ層61のうち凹部61aを埋めて、光Lが入射する側に突出する凸状の部分が第3マイクロレンズML3である。各第3マイクロレンズML3は、画素P毎に配置されている。言い換えれば、画素電極23とTFT19との間に凹部61aを含む第3マイクロレンズML3が設けられている。なお、画素電極23とTFT19とは、図示しないタングステンプラグによって接続されている。画素電極23とTFT19との接続は、1層乃至複数層の中継電極によって接続する構成であってもよい。
本実施形態では、光Lは、第1マイクロレンズML1、第2マイクロレンズML2、及び第3マイクロレンズML3を備える素子基板60側から入射し、対向基板30側から出射される。
このように、本実施形態の第3マイクロレンズML3は、光Lの入射側から見て凸状、即ち凸レンズになっている。即ち、第1マイクロレンズML1、第2マイクロレンズML2、及び第3マイクロレンズML3は、共に光Lの入射側に突出する凸状のマイクロレンズである。
なお、各マイクロレンズのレンズパワーの関係は、「第1マイクロレンズML1≧第2マイクロレンズML2≧第3マイクロレンズML3」の関係を満たしていること、即ち第1マイクロレンズML1のレンズパワーは、第2マイクロレンズML2のレンズパワー以上であり、かつ、第2マイクロレンズML2のレンズパワーは、第3マイクロレンズML3のレンズパワー以上であることが好ましい。絶縁層22上には、例えば、透光層62が形成されている。
透光層62は、第3レンズ層61を覆うように形成されている。透光層62は、光透過性を有し、例えば、第3レンズ層61とほぼ同じ屈折率を有する、例えばSiO2などの無機材料からなる。透光層62は、第3レンズ層61を保護するとともに、第3マイクロレンズML3から液晶層40までの距離を所望の値に合わせる機能を有する。透光層62の層厚は、光の波長に応じた第3マイクロレンズML3の焦点距離などの光学条件に基づいて適宜設定される。
このように、素子基板60に3つのマイクロレンズML1,ML2,ML3を配置することにより、以下のような効果を得ることができる。第1マイクロレンズML1及び第2マイクロレンズML2により、表示領域Eの開口領域に効率よく光を集光させることができ、TFT19と画素電極23との間に配置された第3マイクロレンズML3によって光線を平行光にすることが可能となり、光の利用効率を向上させることができる。
加えて、素子基板60に3つのマイクロレンズML1,ML2,ML3を備えることにより、画素電極23や遮光層17,21などとの位置ずれを抑えることができる。更に、対向基板30にマイクロレンズを配置しない構成にすることにより、素子基板60と対向基板30とを貼り合せる際の組ズレを無くすことができる。その結果、光の利用効率を向上させることができ、即ち、明るくすることができると共に、コントラスト比を向上させることができる。
また、第1マイクロレンズML1、第2マイクロレンズML2、第3マイクロレンズML3の全てのレンズが、光Lの入射側に突出する凸状のマイクロレンズで統一されているので、各マイクロレンズML1,ML2,ML3の形成方法を同じにすることが可能となり、形成方法の効率化を向上させることができると共に、各マイクロレンズの位置がずれることを抑えることができる。
また、第1マイクロレンズML1及び第2マイクロレンズML2と比較して、第3マイクロレンズML3のレンズパワーを小さくすることにより、投写レンズによるケラレやコントラスト比が低下することを抑えることができる。
以上説明したように、第2実施形態の液晶装置201によれば、以下の効果を得ることができる。
(3)第2実施形態によれば、素子基板60に第1マイクロレンズML1、第2マイクロレンズML2、及び第3マイクロレンズML3の3つのマイクロレンズを備えるので、3段階に効率よく光を集光することが可能となり、明るさを向上させることができる。また、画素電極23やTFT19を有する素子基板60に3つのマイクロレンズML1,ML2,ML3を形成するので、素子基板60と対向基板30とを貼り合せた際の組ずれが発生することを抑えることが可能となり、回折光の発生を抑え、コントラスト比を向上させることができる。
(変形例)
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
上記した第1実施形態では、第1マイクロレンズML1及び第2マイクロレンズML2は、光Lの入射側に突出する凸状のマイクロレンズで構成しているが、これに限定されず、光Lの出射側に突出する凹状のマイクロレンズとの組み合わせでもよいし、凹状のマイクロレンズのみで構成するようにしてもよい。また、第2実施形態も同様に、凹状のマイクロレンズとの組み合わせでもよいし、凹状のマイクロレンズのみで構成するようにしてもよい。なお、レンズパワーの関係性は、上記実施形態と同様にすることが好ましい。
上記した実施形態では、TFT19の下側(液晶層40とは反対側)に2つのマイクロレンズML1,ML2を配置したが、これに限定されず、2つ以上のマイクロレンズを配置するようにしてもよい。
上記した実施形態では、マイクロレンズの中心と画素の中心と、を同じにしているが、これに限定されず、マイクロレンズの中心と画素の中心とを異ならすように配置してもよいし、表示領域Eの中央から表示領域Eの外側に向かって徐々に第2マイクロレンズML2の中心位置がずれるように配置してもよい。また、RGBごとにずれ量を変えるようにしてもよい。
以下に、実施形態から導き出される内容を記載する。
液晶装置は、光の入射側に配置されると共に、画素電極及びスイッチング素子を有する第1基板と、前記第1基板に対向して配置されると共に、前記光の出射側に配置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に配置された液晶層と、を備え、前記第1基板は、前記画素電極に対応して配置され、前記画素電極よりも前記光の入射側に配置された第1マイクロレンズと、前記画素電極に対応して配置され、前記画素電極と前記第1マイクロレンズとの間に配置された第2マイクロレンズと、を備え、前記第1マイクロレンズのレンズパワーと前記第2マイクロレンズのレンズパワーの関係は、前記第1マイクロレンズのレンズパワー≧前記第2マイクロレンズのレンズパワー、であることを特徴とする。
この構成によれば、第1基板に第1マイクロレンズ及び第2マイクロレンズを配置し、光の入射側に配置された第1マイクロレンズのレンズパワーを、第2マイクロレンズのレンズパワー以上にすることにより、光の利用効率を向上させることができる。更に、第1基板に2つのマイクロレンズを配置するので、第1基板と第2基板とを貼り合せた際の位置ズレの発生を抑えることができ、その結果、回折光の発生を抑え、コントラストを向上させることができる。
上記の液晶装置において、前記第1マイクロレンズ及び前記第2マイクロレンズは、前記光の入射側に突出する凸レンズであることが望ましい。
この構成によれば、2つのマイクロレンズの向きが同じ方向に突出する凸レンズを備えるので、凸レンズを同じ製造方法で作ることが可能となり、効率よく形成することができる。
上記の液晶装置において、前記第1マイクロレンズ及び前記第2マイクロレンズは、前記スイッチング素子に対して前記液晶層とは反対側に配置されていることが望ましい。
この構成によれば、スイッチング素子に対して液晶層40とは反対側に2つのマイクロレンズを形成するので、スイッチング素子で遮光されないように光を第2基板に出射させることが可能となり、光の利用効率を向上させることができる。
液晶装置は、画素電極及びスイッチング素子を有する第1基板と、前記第1基板に対向して配置される第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に配置された液晶層と、を備え、前記第1基板は、前記画素電極に対応して、第1マイクロレンズと、第2マイクロレンズと、第3マイクロレンズと、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、スイッチング素子を備える第1基板に3つのマイクロレンズを備えるので、明るさを向上させることができる。更に、スイッチング素子を有する同じ第1基板に3つのマイクロレンズをつくるので、第1基板と第2基板とを組み合わせた際に生じる組ずれが発生することを抑えることが可能となり、コントラストを向上させることができる。
上記の液晶装置において、前記第1基板は、光の入射側に配置され、前記第2基板は、前記光の出射側に配置され、前記第1マイクロレンズ、前記第2マイクロレンズ、及び前記第3マイクロレンズは、前記光の入射側に突出する凸レンズであることが望ましい。
この構成によれば、光の入射側である第1基板に凸レンズである3つのマイクロレンズを備えるので、スイッチング素子などによって遮光されないように光を集光させることが可能となり、光の利用効率を向上させることができる。
液晶装置は、光の入射側に配置されると共に、画素電極及びスイッチング素子を有する第1基板と、前記第1基板に対向して配置されると共に、前記光の出射側に配置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に配置された液晶層と、を備え、前記第1基板は、前記画素電極に対応して配置され、前記画素電極よりも前記光の入射側に配置された第1マイクロレンズと、前記画素電極に対応して配置され、前記画素電極と前記第1マイクロレンズとの間に配置された第2マイクロレンズと、前記画素電極に対応して配置され、前記液晶層と前記画素電極との間に配置された第3マイクロレンズと、を備え、前記第1マイクロレンズのレンズパワー、前記第2マイクロレンズのレンズパワー、及び前記第3マイクロレンズのレンズパワーの関係は、前記第1マイクロレンズのレンズパワー≧前記第2マイクロレンズのレンズパワー≧前記第3マイクロレンズのレンズパワー、であることを特徴とする。
この構成によれば、第1基板に第1マイクロレンズ、第2マイクロレンズ、及び第3マイクロレンズを配置し、レンズパワーの関係を上記のような関係にすることにより、光の利用効率を向上させることができる。更に、第1基板に3つのマイクロレンズを配置するので、第1基板と第2基板とを貼り合せた際の位置ズレの発生を抑えることができ、その結果、回折光の発生を抑え、コントラストを向上させることができる。
上記の液晶装置において、前記第1マイクロレンズ及び前記第2マイクロレンズは、前記光の入射側に突出する凸レンズであることが望ましい。
この構成によれば、3つのマイクロレンズの向きが全て同じ方向に突出する凸レンズを備えるので、凸レンズを同じ製造方法で作ることが可能となり、位置ズレが発生することを抑えることができる。
電子機器は、上記に記載の液晶装置を備えることを特徴とする。
この構成によれば、コントラストなど表示品質を向上させることが可能な電子機器を提供することができる。
1,201…液晶装置、2…走査線、3…データ線、5…蓄積容量、10,60…第1基板としての素子基板、11…第1基材、12…第1レンズ層、12a…凹部、13…透光層、14…中間層、15…第2レンズ層、16…透光層、17,21…遮光層、18…絶縁層、19…スイッチング素子としてのTFT、20…絶縁層、22…絶縁層、23…画素電極、24…配向膜、30…第2基板としての対向基板、31…第2基材、32…絶縁層、33…共通電極、34…配向膜、40…液晶層、61…第3レンズ層、61a…凹部、62…透光層、100…電子機器としてのプロジェクター、101…ランプユニット、102…インテグレーターレンズ、103…偏光変換素子、104,105…ダイクロイックミラー、106,107,108…反射ミラー、110…偏光照明装置、111,112,113,114,115…リレーレンズ、116…クロスダイクロイックプリズム、117…投写レンズ、121,122,123…液晶ライトバルブ、130…スクリーン。

Claims (3)

  1. 基材と、
    前記基材の凹部内の第1レンズ層と、
    前記第1レンズ層の光出射側の透光層と、
    前記透光層の光出射側の中間層と、
    前記中間層の凹部内の第2レンズ層と、
    前記第2レンズ層の光出射側のスイッチング素子と、を備え、
    前記第1レンズ層及び前記第2レンズ層はSiONを含み、前記透光層及び前記中間層はSiO を含み、
    前記第1レンズ層の屈折率は、前記第2レンズ層の屈折率よりも大きく、
    前記第1レンズ層を含む第1マイクロレンズのレンズパワーと前記第2レンズ層を含む第2マイクロレンズのレンズパワーとの関係は、
    前記第1マイクロレンズのレンズパワー≧前記第2マイクロレンズのレンズパワー、であることを特徴とする液晶装置。
  2. 請求項1記載の液晶装置であって、
    前記第1レンズ層を含む前記第1マイクロレンズ及び前記第2レンズ層を含む前記第2マイクロレンズは、光入射側に突出する凸レンズであることを特徴とする液晶装置。
  3. 請求項1または2に記載の液晶装置を備えることを特徴とする電子機器。
JP2020127212A 2020-07-28 2020-07-28 液晶装置、及び電子機器 Active JP7243692B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020127212A JP7243692B2 (ja) 2020-07-28 2020-07-28 液晶装置、及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020127212A JP7243692B2 (ja) 2020-07-28 2020-07-28 液晶装置、及び電子機器

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018203690A Division JP6743865B2 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 液晶装置、及び電子機器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020190744A JP2020190744A (ja) 2020-11-26
JP2020190744A5 JP2020190744A5 (ja) 2021-12-09
JP7243692B2 true JP7243692B2 (ja) 2023-03-22

Family

ID=73453927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020127212A Active JP7243692B2 (ja) 2020-07-28 2020-07-28 液晶装置、及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7243692B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000098102A (ja) 1998-09-17 2000-04-07 Omron Corp レンズアレイ基板、その製造方法及び画像表示装置
JP2000305472A (ja) 1999-04-20 2000-11-02 Seiko Epson Corp 電気光学装置及び投射型表示装置
JP2014153385A (ja) 2013-02-05 2014-08-25 Seiko Epson Corp 電気光学装置および電子機器
JP2015022100A (ja) 2013-07-18 2015-02-02 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、および電子機器
JP2015230427A (ja) 2014-06-06 2015-12-21 セイコーエプソン株式会社 マイクロレンズアレイ基板、マイクロレンズアレイ基板の製造方法、電気光学装置、および電子機器
JP2016075796A (ja) 2014-10-07 2016-05-12 セイコーエプソン株式会社 マイクロレンズアレイ基板、マイクロレンズアレイ基板を備えた電気光学装置、及び投写型表示装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5990992A (en) * 1997-03-18 1999-11-23 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Image display device with plural planar microlens arrays

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000098102A (ja) 1998-09-17 2000-04-07 Omron Corp レンズアレイ基板、その製造方法及び画像表示装置
JP2000305472A (ja) 1999-04-20 2000-11-02 Seiko Epson Corp 電気光学装置及び投射型表示装置
JP2014153385A (ja) 2013-02-05 2014-08-25 Seiko Epson Corp 電気光学装置および電子機器
JP2015022100A (ja) 2013-07-18 2015-02-02 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、および電子機器
JP2015230427A (ja) 2014-06-06 2015-12-21 セイコーエプソン株式会社 マイクロレンズアレイ基板、マイクロレンズアレイ基板の製造方法、電気光学装置、および電子機器
JP2016075796A (ja) 2014-10-07 2016-05-12 セイコーエプソン株式会社 マイクロレンズアレイ基板、マイクロレンズアレイ基板を備えた電気光学装置、及び投写型表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020190744A (ja) 2020-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6337604B2 (ja) 電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器
JP6111601B2 (ja) マイクロレンズアレイ基板、マイクロレンズアレイ基板の製造方法、電気光学装置、および電子機器
US10241363B2 (en) Lens array substrate, method of manufacturing lens array substrate, electro-optical device, and electronic apparatus
JP3197989U (ja) 電気光学装置、及び電子機器
JP2016151735A (ja) レンズアレイ基板、電気光学装置、および電子機器、並びにレンズアレイ基板の製造方法
JP6398361B2 (ja) マイクロレンズアレイ基板、電気光学装置、および電子機器
JP7243692B2 (ja) 液晶装置、及び電子機器
JP7081616B2 (ja) 光学基板、電気光学装置、及び電子機器
JP6743865B2 (ja) 液晶装置、及び電子機器
JP7200979B2 (ja) 液晶装置、及び電子機器
JP6414256B2 (ja) マイクロレンズアレイ基板、マイクロレンズアレイ基板の製造方法、電気光学装置、および電子機器
JP6743864B2 (ja) 液晶装置、及び電子機器
JP6299493B2 (ja) マイクロレンズアレイ基板、電気光学装置、および電子機器
JP6364912B2 (ja) マイクロレンズアレイ基板、電気光学装置、及び電子機器
JP7484222B2 (ja) 光学基板、電気光学装置、電子機器、及び光学基板の製造方法
JP7409236B2 (ja) 電気光学装置、及び電子機器
US11372292B2 (en) Electro-optical device and electronic device
JP2018072756A (ja) マイクロレンズアレイ基板およびその製造方法、電気光学装置およびその製造方法、ならびに電子機器
JP2022015457A (ja) 電気光学装置、電子機器、及び電気光学装置の製造方法
JP2022007339A (ja) 電気光学装置、及び電子機器
JP2021139928A (ja) 光学基板、電気光学装置、電子機器、及び光学基板の製造方法
JP2021131508A (ja) 電気光学装置、及び電子機器
JP2014092691A (ja) 液晶装置、及び電子機器
JP2018050069A (ja) 半導体装置、電気光学装置、及び電子機器
JP2015049412A (ja) 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、および電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211026

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220802

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221205

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20221205

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20221215

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20221227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7243692

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150